JP2009119447A - 積層多孔構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】触媒担体、フィルター、熱交換器等に使用される多孔構造体において、流体の通過する空隙の条件を設計しやすく、簡易な方法で製作可能な、また外部からの圧力や変形に対しても前記空隙を確保しやすい多孔構造体を得ることを課題とする。
【解決手段】貫通孔(101)を規則的に複数形成した金属製またはセラミック製のプレートを2層以上積層してなり、前記貫通孔(101)が、隣接するプレートに形成された隣合う2つ以上の貫通孔に重なるように配置することにより連続した空隙を形成し、両プレート間を蛇行する流体の流路(104)として機能させる事で多孔構造体(100)を構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、触媒担体、フィルター、熱交換器用部材等として使用される多孔構造体に関する。
触媒担体、フィルター、熱交換器等には構造体内部に、気体、液体等の流体が通過できる空隙を設けている。この種の用途には内部に連続気泡を有する金属を使用した構造や、連続流路を切削等により形成した平板を積層した構造が提案されている。(例えば、特許文献1および特許文献2を参照)
特開2005−305373号公報 特開平3−500861号公報
しかしながら、以上の技術によれば、発泡金属を使用する場合、多孔構造体として要求される諸性能の設定自由度が低く、流体の流路に寄与しない空隙を含む場合もある。また連続流路を切削等により形成した平板を積層する方法は、荷重を受ける条件での使用や曲げ加工等の二次加工を施した場合に前記連続流路に変形が生じやすく、所定の流路を得られない場合があった。
そこで、本発明は、流体の通過する空隙の条件を設計しやすく、かつ該空隙が荷重や二次加工によって変形しにくい、高品質で均一な空間部を有する多孔構造体を提供することを課題とする。
本発明の請求項1に係わる多孔構造体は、貫通孔を規則的に複数形成した金属製またはセラミック製のプレートを2層以上積層してなり、当該プレートに形成される前記貫通孔が、隣接するプレートに形成された隣合う2つ以上の貫通孔に重なるように配置することにより連続した空隙を形成していることを特徴とする。
本発明の請求項2に係わる多孔構造体は、金属製またはセラミック製のプレートの少なくとも一方の面に、前記の貫通孔と同様の配置の非貫通孔を形成し、隣接するプレートに形成された隣合う2つ以上の貫通孔または非貫通孔に重なるように配置することにより連続した空隙を形成していることを特徴とする。
本発明の請求項3に係わる多孔構造体は、前記請求項1または請求項2において前記プレートが樹脂で形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、孔加工したプレートを積層することにより、構造体内に連続した空隙を形成している。この空隙はプレートの板厚と枚数、孔の形状、配置、大きさを調整することにより、使用目的に応じて高い自由度で設定することができる。また孔加工されていない部分の重なり部分が構造体内にわたり均一に配置されることにより、外部からの圧力や曲げ加工等の二次加工に対しても前記空隙を確保しやすい構造となっている。
以下、本発明の第一の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施例においては、積層多孔構造体の主要部分のみを図示および説明するものとし、それ以外の部分については図示および説明を省略する。図1は本実施形態に係わる多孔構造体(100)の概略構成図であり、貫通孔(101)を規則的に複数形成した金属製またはセラミック製のプレート(102)と、それに隣接して配置するプレート(103)を分解した状態を示す概略構成図、図2はプレートを積層した状態を示す概略構成図である。図3はプレート(102)および(103)に形成する貫通孔(101)の配置の例である。また、図4は多孔構造体(100)の断面図であり、プレート(102)および(103)に形成された貫通孔(101)が連続した空隙となり、両プレート間を蛇行する流体の流路(104)が形成される。
次に本発明の別の実施形態を図面を参照しながら説明する。図5はプレート(102)およびプレート(103)に加え、さらにプレート(103)と同様のプレートを積層した場合の切断面(105)における断面を示すものである。流体の流路(104)はより交差攪拌する複雑なものとなると同時に、その表面積を高めることができる。
さらに、本発明の別の実施形態を図面を参照しながら説明する。図6は本実施形態の概略構成図であり、プレート(102)とプレート(103)で構成される多孔構造体(100)を2枚の平板状のプレート(201)の間に配した構成を分解した状態を示す。なお第一の実施形態と同一若しくは類似の箇所には同一の符号を付している。図7は各プレートを積層した状態の断面を示すものである。
本発明の多孔構造体を熱交換器等の用途で使用する場合、該多孔構造体を平板状の隔壁プレート(201)等を用いて流路を制限する必要がある。この場合、各プレートを積層した状態でロー付けまたは拡散接合により前記の用途に供する事ができる。
しかしながら、部品点数の削減や接合面の削減を必要とする場合は、隔壁プレート(201)を所定の板厚に設定し、予めプレート(103)と同様の非貫通孔(202)を設けたプレートに代替しても同様の効果が得られる。
図8は請求項2に記載の発明を示すものであり、図7におけるプレート(102)およびそれに隣接する側の隔壁プレート(201)を前記非貫通孔(202)を設けた隔壁プレート(203)に置き換えた状態の断面を示すものである。
図9は本発明の多孔構造体を構成するプレートに施す孔形状および配置の他の実施形態を示したものである。本実施の形態においては、プレート(301)に形成された孔を、隣接するプレート(302)に形成された隣合う3つの孔と重なるよう配置した一例である。
図10は本発明の多孔構造体を構成するプレートに施す孔形状および配置のさらに他の実施形態を示したものである。本実施の形態においては、プレート(401)に形成された孔を、隣接するプレート(402)に形成された隣合う4つの孔と重なるよう配置した一例である。
本発明の一実施形態のプレートを分解した状態を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態のプレートを積層した状態を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態のプレートに形成する貫通孔の配置の例である。 本発明の一実施形態の断面図である。 孔加工したプレート枚数を増やした状態の断面図である。 本発明の別の実施形態のプレートを分解した状態を示す概略構成図である。 本発明の別の実施形態の断面図である。 本発明の請求項2に記載の発明を示す断面図である。 本発明の別の実施形態のプレートに形成する貫通孔の配置の例である。 本発明の別の実施形態のプレートに形成する貫通孔の配置の例である。
符号の説明
100 多孔構造体
101 貫通孔
102 プレート
103 プレート
104 流体の流路
105 切断面
201 隔壁プレート
202 非貫通孔
203 非貫通孔を設けた隔壁プレート
301 プレート
302 プレート
401 プレート
402 プレート

Claims (3)

  1. 貫通孔を規則的に複数形成した金属製またはセラミック製のプレートを2層以上積層してなる構造体であって、前記プレートに形成される前記貫通孔が、隣接するプレートに形成された隣合う2つ以上の貫通孔に重なるように配置することにより連続した空隙を形成していることを特徴とする積層多孔構造体。
  2. 金属製またはセラミック製のプレートの少なくとも一方の面に、前記の貫通孔と同様の配置の非貫通孔を形成し、隣接するプレートに形成された隣合う2つ以上の貫通孔または非貫通孔に重なるように配置することにより連続した空隙を形成していることを特徴とする積層多孔構造体。
  3. 前記のプレートが樹脂で形成されていることを特徴とする積層多孔構造体。
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