JP2009079551A - 遮熱板 - Google Patents

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heat insulating
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Yohei Ichiyanagi
洋平 一柳
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Marelli Corp
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Abstract

【課題】 コスト及び厚さを増すこと無しに断熱効果を向上させることができる遮熱板の提供。
【解決手段】 2層の遮熱板1、2で挟まれた断熱材3に格子状間隔保持部31を残して複数の開口部32が形成されることにより、該開口部32の部分に断熱材3よりは熱伝導率の低い中空の断熱空気層が形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エキゾーストマニホールド等の熱害対策として装着される遮熱板に関する。
従来のこの種の遮熱板としては、2層構造の遮熱板相互間にバーモサルシート等の断熱材を挟み込んで3層構造としたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−139346号公報
しかしながら、従来例の3層構造の遮熱板であっても、断熱効果が不十分な場合があり、それを補うために遮熱板の裏側にさらに断熱材を貼ることで熱害を防ぐようにしているが、材料費及び作業工程が増え、コストが高く付くと共に、厚さが増えることでコンパクト化の要請に反するという問題点があった。
本発明の解決しようとする課題は、コスト及び厚さを増すこと無しに断熱効果を向上させることができる遮熱板を提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1記載の遮熱板は、2層構造の遮熱板相互間に断熱材を挟み込んで3層構造とした遮熱板であって、前記断熱材に略格子状間隔保持部を残して複数の開口部が形成されていることを特徴とする手段とした。
本発明の遮熱板では、上述のように、2層の遮熱板で挟まれた断熱材に略格子状間隔保持部を残して複数の開口部が形成されることにより、該開口部分に断熱材よりは熱伝導率の低い中空の断熱空気層が形成された状態になる。
従って、コスト及び厚さを増すこと無しに断熱効果を向上させることができるようになるという効果が得られる。
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例1の遮熱板は、請求項1に記載の発明に対応する。
まず、この実施例1の遮熱板を図面に基づいて説明する。
図1はこの実施例1の遮熱板を示す断面図、図2は図1のB−B線における断面図である。
この実施例1の遮熱板Aは、排気系から放出される熱による周辺への悪影響、触媒上流側における排気系の温度低下阻止等を目的として装着されるもので、第1遮熱板1と、第2遮熱板2と、断熱材3と、を備えている。
さらに詳述すると、この実施例1の遮熱板Aは、上記断熱材3を第1遮熱板1と第2遮熱板2との間に挟み込んで一体化することにより、3層構造に構成されている。
そして、上記断熱材3は、格子状間隔保持部31を残して複数の開口部32が形成された穴開き構造となっている。なお、断熱材3としては、例えばバーモサルシート等が用いられる。
次に、この実施例1の作用・効果を説明する。
この実施例1の遮熱板Aでは、上述のように、2層の遮熱板1、2で挟まれた断熱材3に格子状間隔保持部31を残して複数の開口部32が形成されることにより、該開口部32の部分に断熱材3よりは熱伝導率の低い中空の断熱空気層が形成された状態になる。
従って、断熱材3のみの場合に比べて断熱効果を向上させることができるようになると言う効果が得られる。
また、遮熱板2の裏側にさらに断熱材を貼ることなしに断熱効果を向上させることができるため、コスト及び厚さを増すこともない。
次に、他の実施例について説明する。この他の実施例の説明にあたっては、前記実施例1と同様の構成部分については図示を省略し、もしくは同一の符号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
この実施例2の遮熱板は、請求項2に記載の発明に対応する。
この実施例2は、実施例1における遮熱板の変形例を示すものであり、図3の加工工程図に示すように、まず図3(イ)に示すように、断熱材4に複数の切れ目41を入れ、次に図3(ロ)に示すよういん、該断熱材4を該切れ目41と直交(交差)する方向に引き延ばすことにより、複数の開口部42を形成させるようにした点が上記実施例1とは相違したものである。
従って、この実施例2では、実施例1と同様の効果が得られる他、開口部を切り抜く場合に比べて材料の無駄がなく、引き延ばされることで広い面積の穴開き構造の断熱材を形成することができるため、材料費を低減させることができるようになるという追加の効果が得られる。
以上本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、断熱材としてバーモサルシートを例にとったが、所定の断熱効果が得られるものであればよい。
また、遮熱板の材質も耐熱性が優れたものであれば任意である。
また、遮熱板として平板状の物を例示したが、その形状は任意であり、装着場所の形状に応じて曲面等を有した様々な形状にプレス加工された状態で装着するものである。
実施例1の遮熱板を示す断面図である。 図1のB−B線における断面図である。 実施例2の遮熱板で用いられる断熱材を示す加工工程図である。
符号の説明
A 遮熱板
1 第1遮熱板
2 第2遮熱板
3 断熱材
31 格子状部
32 開口部
4 断熱材
41 切れ目
42 開口部

Claims (2)

  1. 2層構造の遮熱板相互間に断熱材を挟み込んで3層構造とした遮熱板であって、
    前記断熱材に略格子状間隔保持部を残して複数の開口部が形成されていることを特徴とする遮熱板。
  2. 請求項1に記載の遮熱板において、前記複数の開口部が前記断熱材に複数の切れ目を入れて該断熱材を該切れ目と交差する方向に引き延ばすことにより形成されていることを特徴とする遮熱板。
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