JP2016142430A - フィルタ装置 - Google Patents

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Shigeyoshi Ishii
栄美 石井
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Abstract

【課題】フィルタを効率よく用いることができるフィルタ装置を提供する。
【解決手段】フィルタ装置は、室内の壁面に形成される給気口を覆うフィルタ装置であって、貫通部が形成されると共に、給気口との間でフィルタを支持するカバー部材を備え、カバー部材における給気口側の面である内面には、フィルタを支持した時に、当該フィルタと内面との間に隙間を形成する隙間形成部材が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、フィルタ装置に関する。
室内の壁面に形成される給気口を覆うフィルタ装置として様々な構造が提案されている。例えば、特許文献1に記載のフィルタ装置は、給気口との間でフィルタを支持するカバー部材を備えている。カバー部材の中央位置には貫通部が形成されている。従って、給気口から取り込まれた空気は、フィルタを介してカバー部材の貫通部を通過し、室内に入る。
特開平11−137939号公報
ここで、上述のフィルタ装置においては、給気口から取り込まれた空気が、カバー部材の貫通部へ向かって流れるため、フィルタのうち、貫通部に対応する領域に汚れが集中する。従って、フィルタを効率よく用いることができるフィルタ装置が要請されている。
本発明の一形態に係るフィルタ装置は、室内の壁面に形成される給気口を覆うフィルタ装置であって、貫通部が形成されると共に、給気口との間でフィルタを支持するカバー部材を備え、カバー部材における給気口側の面である内面には、フィルタを支持した時に、当該フィルタと内面との間に隙間を形成する隙間形成部材が形成されている。
このような形態によれば、カバー部材における給気口側の面である内面には、フィルタを支持した時に、当該フィルタと内面との間に隙間を形成する隙間形成部材が形成されている。給気口からの空気は、隙間形成部材によって形成された隙間を通過することができる。これにより、フィルタのうち、カバー部材の貫通部に対応する部分に汚れが集中することを抑制できる。従って、フィルタを効率よく用いることができる。
別の形態に係るフィルタ装置において、給気口の空気流出部は、壁面と直交する方向へ空気を流し、カバー部材には、空気流出部と対向する位置に貫通部が形成されてよい。
別の形態に係るフィルタ装置において、隙間形成部材は、カバー部材の外周縁側から貫通部側へ向かって延びる壁状の部材であってよい。
別の形態に係るフィルタ装置において、カバー部材は、貫通部の周りに、互いに周方向に隣り合うと共に離間して配置される第1の隙間形成部材、第2の隙間形成部材、及び第3の隙間形成部材を少なくとも有し、第1の隙間形成部材と第2の隙間形成部材との間の前方向における離間距離は、第2の隙間形成部材と第3の隙間形成部材との間の周方向における離間距離よりも小さくてよい。
別の形態に係るフィルタ装置において、給気口の空気流出部は、壁面に平行な方向へ空気を流し、カバー部材には、空気流出部と対向する位置に貫通部が形成されてよい。
本発明によれば、フィルタを効率よく用いることができる。
実施形態に係るフィルタ装置の分解斜視図である。 実施形態に係るフィルタ装置の分解側面図である。 実施形態に係るフィルタ装置のカバー部材を後側から見た図である。 (a)は、本実施形態に係るフィルタ装置のカバー部材の部分拡大断面図であり、(b)は、比較例に係るフィルタ装置のカバー部材の部分拡大断面図である。 (a)及び(b)は、変形例に係るフィルタ装置のカバー部材を後側から見た図である。 (a)は、図5に示すカバー部材の隙間形成部材の横断面図であり、(b)及び(c)は、他の変形例に係るカバー部材の隙間形成部材の横断面図である。 (a)は、変形例に係るフィルタ装置のカバー部材を後側から見た図であり、(b)及び(c)は、変形例に係るフィルタ装置のカバー部材の断面図である。 変形例に係るフィルタ装置の拡大断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、図1〜図3を参照して、本実施形態に係るフィルタ装置1の構成について説明する。図1〜図3に示すように、フィルタ装置1は、室内の壁面Wに形成される給気口50を覆う装置である(図2参照)。フィルタ装置1は、フィルタ100を保持した状態で給気口50を覆うように取り付けられることで、給気口50と室内との間にフィルタ100を配置することが可能である。また、本実施形態においては、給気口50として、円形状の給気口を例示している。給気口50の空気流出部50aは、壁面Wと直交する方向へ空気を流す。なお、図2に示す給気口50は概略的に示されており、壁面Wに形成された貫通孔として示されている。また、給気口50の空気流出部50aは、シンプルな開口部として示されているが、貫通孔を有するカバーなどによって構成されていてよい。
フィルタ装置1は、給気口50側に固定可能なベース部材2と、ベース部材2と連結されることによって、給気口50を覆うカバー部材3と、を備えている。また、ベース部材2とカバー部材3との間にはフィルタ100が配置される。フィルタ100は、ベース部材2とカバー部材3との間に配置されることで、給気口50を覆うようにカバー部材3の内面側に保持される。これによって、フィルタ100は、給気口50から室内に給気された空気中に含まれる排気ガスや花粉等の微小な粒子を除去することができる。なお、以下の説明においては、室内から壁面Wを見たときにおける手前側を「前」とし、壁面W側を「後」として前後の語を用いるものとする。また、特に説明のない限り、フィルタ装置1の各構成要素の説明においては、フィルタ装置1を給気口50に取り付けた状態における姿勢を基準とする。
図1及び図2に示すように、ベース部材2は、円形状の枠体として構成されており、前後方向に延びる円筒状の側壁部4と、側壁部4の前端部から前方へ先細りとなるようにテーパー状に延びるテーパー部6と、側壁部4の後端部から内周側へ広がるフランジ部7と、を備える。テーパー部6及びフランジ部7はいずれも環状をなしており、中央位置に貫通孔が形成されている。
側壁部4の前端部(すなわち側壁部4とテーパー部6との間の境界部分)には、外周側へ突出して周方向に沿って円弧上に延びる突出部9が形成されている。突出部9は、カバー部材3のフック12aが係合する被係合部として構成される。テーパー部6の前端部には、周方向における複数カ所(本実施形態では4カ所)にフック6aが形成されている。フランジ部7の後面には、ベース部材2を壁面Wに貼り付けるための両面テープ8が貼り付けられている。両面テープ8は、フランジ部7の貫通孔を取り囲むように円環状に形成されている。
フィルタ100は、円形状に形成されている。フィルタ100の外径は、少なくともテーパー部6の貫通孔の内径、及びカバー部材3の貫通部14(詳細は後述)の内径よりも大きい。本実施形態では、フィルタ100の外径は、カバー部材3の外径よりも小さいが、大きさは特に限定されず、カバー部材3の外径以上であってもよい。フィルタ100には、ベース部材2のフック6aを挿入するためのスリット100aが形成されている。
カバー部材3は、椀状の部材として構成されており、平板状に広がる円板部11と、円板部11の外周縁から外周側へ向かって後方へ湾曲する湾曲縁部12と、を備えている。円板部11は、フィルタ装置1を給気口50に取り付けた状態において、壁面Wと略平行をなす。円板部11には貫通部14が形成されている。貫通部14は、カバー部材3の一部の領域において、給気口50側の面である内面3aと室内側の面である外面3bとの間で貫通する部分を形成することで、給気口50から給気される空気を通過させるものである。貫通部14は、円形状の貫通孔によって構成されている。カバー部材3には、給気口50の空気流出部50aと対向する位置に貫通部14が形成される。本実施形態では、カバー部材3の中央位置に貫通部14が形成される。貫通部14の内径は、テーパー部6及びフランジ部7に形成される貫通孔よりも小さいが、大きさは特に限定されない。湾曲縁部12の外周側の縁部には、周方向における複数カ所(本実施形態では4カ所)にフック12aが形成されている。フック12aは、カバー部材3をベース部材2に取り付けた際に、突出部9と係合する。
カバー部材3における内面3aには、フィルタ100を支持した時に、当該フィルタ100と内面3aとの間に隙間を形成する隙間形成部材20が形成されている。隙間形成部材20は、カバー部材3の外周縁3c側から貫通部14側へ向かって延びるリブ(壁状の部材)である。隙間形成部材20は、貫通部14を取り囲むように径方向へ放射状に複数延びるように形成されている。
図3に示すように、本実施形態では、隙間形成部材20は、貫通部14周りに等間隔に四つ形成されている。隙間形成部材20は、カバー部材3の中心Pに対して径方向に真っ直ぐ延びるように形成されている。すなわち、隙間形成部材20に対して仮想的に設定される中心線CLは、カバー部材3の中心Pを通過する。ただし、隙間形成部材20は、カバー部材3の中心Pを通過して真っ直ぐに延びるような仮想線(図3に示すCL)に対して傾斜するように形成されていてもよく、湾曲するような形状をなしていてもよい。本実施形態では、隙間形成部材20は、円板部11に形成されている。隙間形成部材20の外周側の端部20aは、円板部11と湾曲縁部12との間の境界部分よりも内周側の位置に配置されている。ただし、端部20aの位置は特に限定されず、湾曲縁部12まで及んでいてもよく、図3に示す位置より内周側の位置に配置されていてもよい。隙間形成部材20の内周側の端部20bは、貫通部14から外周側へ離間した位置に配置されている。ただし、端部20bの位置は特に限定されず、貫通部14まで及んでいてもよく、図3に示す位置より外周側の位置に配置されていてもよい。
隙間形成部材20の先端面20cは、フィルタ100を支持する支持面として機能する。隙間形成部材20の突出量、すなわち先端面20cとカバー部材3の内面3aとの間の寸法(図4(a)においてHで示す寸法)は、特に限定されるものではないが、1〜10mmに設定してよく、2〜6mmに設定することが好ましく、3〜4mmに設定することがより好ましい。なお、先端面20cの幅は、特に限定されるものではないが、0.5〜2.0mmに設定してよく、0.7〜1.5mmに設定することが好ましく、1.0〜1.2mmに設定することがより好ましい。寸法Hは、カバー部材3とベース部材2でフィルタ100を支持したときにおける、カバー部材3の内面3aとフィルタ100との間に形成される隙間GPの寸法である。なお、本実施形態においては、隙間形成部材20の先端面20cとカバー部材3の(円板部11における)内面3aとは平行をなしている。従って、少なくとも円板部11において、寸法Hは径方向の位置によらず一定となる。ただし、例えば先端面20cが内面3aに対して傾斜することによって、寸法Hが径方向の位置によって変化してもよい。
上述のように構成されたフィルタ装置1の取付手順について図2を参照して説明する。まず、図2(a)及び図2(b)に示すように、両面テープ8を用いてベース部材2を壁面Wに貼り付ける。ベース部材2は、給気口50の貫通孔を取り囲むように貼り付けられる。次に、フィルタ100をベース部材2のフック6aに係合させる。これによって、ベース部材2でフィルタ100を支持する。次に、図2(c)に示すように、カバー部材3をフィルタ100を挟むようにしてベース部材2に取り付ける。これによって、フィルタ100は、カバー部材3とベース部材2との間で挟まれた状態となる。
次に、本実施形態に係るフィルタ装置1の作用・効果について説明する。
まず、図4(b)を参照して比較例に係るフィルタ装置200について説明する。フィルタ装置200は、カバー部材203が隙間形成部材を備えていない点で、本実施形態に係るフィルタ装置1と相違している。このような比較例に係るフィルタ装置200においては、給気口から空気を取り込んだときに、フィルタ100がカバー部材203の内面203aに張り付いた状態となる。このような状態においては、給気口から取り込まれた空気ARは、フィルタ100のうち、内面203aに張り付いた領域を通過することができない。従って、空気ARは、フィルタ100のうち、カバー部材3の貫通部14に対応する領域を集中的に通過する。そのため、フィルタ100のうち、貫通部14に対応する領域に汚れが集中し、フィルタ100を効率よく用いることができない。
一方、本実施形態に係るフィルタ装置1においては、図4(a)に示すように、カバー部材3の内面3aには、フィルタ100を支持した時に、当該フィルタ100と内面3aとの間に隙間GPを形成する隙間形成部材20が形成されている。給気口50からの空気ARは、隙間形成部材20によって形成された隙間GPを通過することができる。従って、空気ARは、空気ARは、フィルタ100のうち、貫通部14に対応する領域のみならず、内面3aに対応する領域も通過することができる。フィルタ100のうち、貫通部14に対応する領域に汚れが集中することを抑制し、内面3aに対応する領域においても汚れを除去することができる。以上より、フィルタ100を効率よく用いることができる。
また、本実施形態に係るフィルタ装置1において、給気口50は、壁面Wと直交する方向へ空気を流し、カバー部材3には、給気口50と対向する位置に貫通部14が形成される。このような構成に係るフィルタ装置1では、給気口50から流れてきた空気がそのまま貫通部14へ向かって流れるため、フィルタ100のうち貫通部14に対応する領域に汚れが一層集中し易くなる。このような構造に係るフィルタ装置1において隙間形成部材20を適用することによって、フィルタ100を効率よく用いる効果が一層顕著になる。
また、本実施形態に係るフィルタ装置1において、隙間形成部材20は、カバー部材3の外周縁3c側から貫通部14側へ向かって延びる壁状の部材である。このような構成によれば、フィルタ100を通過した空気は、壁状の隙間形成部材20に沿って貫通部14側へ案内されてスムーズに流れる。これによって、フィルタ100のうち、内面3aに対応する領域により空気が流れやすくなり、フィルタ100を一層効率よく用いることができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、隙間形成部材20は4個形成されていたが、個数は特に限定されず、4個より少なくともよく、多くともよい。図5(a)に示すように、8個の隙間形成部材20を形成してもよい。
また、上述の実施形態では、複数の隙間形成部材20は、周方向に等角度に配置されていたが、等角度に配置されていなくともよい。例えば、図5(b)に示すような構成を採用してもよい。図5(b)に示すカバー部材3では、隙間形成部材20A,20B,20C,20Dが一つのグループをなしており、当該グループを複数(ここでは4グループ)備えている。具体的には、カバー部材3は、グループG1,G2,G3,G4を備えている。すなわち、カバー部材3は、貫通部14の周りに、互いに周方向に隣り合うと共に離間して配置されるグループG1の隙間形成部材20A,20B,20C,20Dと、グループG2の隙間形成部材20A,20B,20C,20Dと、グループG3の隙間形成部材20A,20B,20C,20Dと、グループG4の隙間形成部材20A,20B,20C,20Dと、を有している。
同一グループのうち、隙間形成部材20Aと隙間形成部材20Bとの間の周方向における離間距離RD1は、隙間形成部材20Cと隙間形成部材20Dとの間の周方向における離間距離RD2と同じである。隙間形成部材20Aと隙間形成部材20Bとの間の周方向における離間距離RD1(離間距離RD2)は、隙間形成部材20Bと隙間形成部材20Cとの間の周方向における離間距離RD3より小さい。
また、一のグループの中の周方向における一方の端部に配置される隙間形成部材20Dと、周方向に隣り合う他のグループの中の周方向における他方の端部に配置される隙間形成部材20Aとは、周方向において互いに周方向に隣り合うと共に離間して配置されている。当該グループ間における隙間形成部材20Dと隙間形成部材20Aとの間の周方向における離間距離RD4は、同一グループ内における隙間形成部材同士の離間距離RD1,RD2,RD3よりも大きい。具体的には、グループG1における隙間形成部材20Cと隙間形成部材20Dとの間の周方向における離間距離RD2は、グループG1における隙間形成部材20DとグループG2における隙間形成部材20Aとの間の周方向における離間距離RD4よりも小さい。当該関係は、他のグループ間においても成り立つ。
例えば、図6(b)に示すように、一つの隙間形成部材20でフィルタ100を支持する場合、隙間形成部材20の先端面20cの幅が狭いことによって、フィルタ100に歪みが生じる場合がある。一方、フィルタ100に歪みが生じないように、図6(c)に示すように先端面220cの幅が広い隙間形成部材220を採用した場合、フィルタ100の塞がれる部分が広くなってしまう。これに対し、互いに隣り合う隙間形成部材20Aと隙間形成部材20Bとの間の離間距離を小さく設定すると、図6(a)に示すように、フィルタ100の塞がれる部分を小さくしながら、フィルタ100の歪みを抑制した状態で支持することができる。
また、上述の実施形態では、隙間形成部材として、壁状の部材が採用されていた。ただし、隙間形成部材は、内面3aとフィルタ100との間に隙間を形成できるものであればどのような形状のものを採用してもよい。例えば、図7(a)に示すように、内面3aから柱状の部材を突出させることによって隙間形成部材320を構成してもよい。なお、図7(a)には円柱状の部材が採用されているが、形状は特に限定されず、配列も特に限定されない。
また、上述の実施形態では、隙間形成部材は、内面3aから突出する部材によって構成されていたが、このような構成に限定されない。例えば、内面3aから離間した部材(ただし、一部は内面3aに接続されている)によって隙間形成部材を構成してもよい。例えば、図7(b)に示すように、内面3aから離間して対向する位置に配置されたメッシュ部材によって隙間形成部材420を構成してもよい。あるいは、一端が湾曲縁部12に固定されて、円板部11における内面3aと対向するように延びるスポークなどの部材によって隙間形成部材520を構成してもよい。なお、隙間形成部材520の中央側の端部をリング状の部材520aに連結してもよい。
また、カバー部材3の形状は特に限定されず、円板部11に対応する位置が湾曲していてもよい。また、カバー部材3は、円形をなしていたが、例えば四角形などの多角形状であってもよい。
また、上述の実施形態に係るフィルタ装置1では、給気口50の空気流出部50aは、壁面Wと直交する方向へ空気を流すものであった。従って、カバー部材3の貫通部14は、壁面Wと直交する方向に対向する円板部に形成されていた。これに代えて、図8に示すように、給気口650の空気流出部650aは、壁面Wに平行な方向へ空気を流すものであってよい。給気口650は、空気を壁面Wと直交する方向に流通させる貫通孔の出口部分に、空気の流れを壁面Wと平行な方向へ方向転換するための部材651を有している。部材651は、壁面Wと平行に広がっている。給気口650の空気流出部650aは、壁面Wと部材651との間の隙間によって構成される。これにより、空気流出部650aは、空気を壁面Wと平行な方向へ流す。このような空気流出部650aに対応し、フィルタ装置601のカバー部材603には、空気流出部650aと対向する位置に貫通部614が形成されてもよい。具体的には、カバー部材603は、四角形状の平板部611と、平板部611の四方の縁部から後方へ垂直に延びる側壁部612と、を備えている。貫通部614は、側壁部612に貫通孔を形成することによって構成されている。側壁部612の内面603aには、フィルタ600を支持する隙間形成部材620が形成されている。隙間形成部材620の形状は特に限定されないが、貫通部614の縁部が延びる方向に対して垂直に延びるように形成してよい。例えば、隙間形成部材620(図8のうち、紙面上側に形成されている隙間形成部材620)は、貫通部614の縁部から平板部611まで延びるように形成してよい。更に、隙間形成部材620は、側壁部612と平板部611の間のコーナー部で屈曲すると共に、平板部611に沿って延びる部分を有していてもよい。これによって空気が流れるための十分な隙間を確保することができる。特に、隙間形成部材620が平板部611に沿って延びる部分を有することで、フィルタ600と平板部611の内面との間にも隙間を形成することができる。従って、空気が流れるための隙間を更に十分に確保することができる。
このような構成に係るフィルタ装置601では、給気口650の空気流出部650aから流れてきた空気がそのまま貫通部614へ向かって流れるため、フィルタ100のうち貫通部614に対応する領域に汚れが一層集中し易くなる。このような構造に係るフィルタ装置601において隙間形成部材620を適用することによって、フィルタ600を効率よく用いる効果が一層顕著になる。
1,200,601…フィルタ装置、3,203,603…カバー部材、3a,603a…内面、14,614…貫通部、20,220,320,420,520,620…隙間形成部材、50,650…給気口、50a,650a…空気流出部、100,600…フィルタ。

Claims (5)

  1. 室内の壁面に形成される給気口を覆うフィルタ装置であって、
    貫通部が形成されると共に、前記給気口との間でフィルタを支持するカバー部材を備え、
    前記カバー部材における前記給気口側の面である内面には、前記フィルタを支持した時に、当該フィルタと前記内面との間に隙間を形成する隙間形成部材が形成されている、フィルタ装置。
  2. 前記給気口の空気流出部は、前記壁面と直交する方向へ空気を流し、
    前記カバー部材には、前記空気流出部と対向する位置に前記貫通部が形成される、請求項1に記載のフィルタ装置。
  3. 前記隙間形成部材は、前記カバー部材の外周縁側から前記貫通部側へ向かって延びる壁状の部材である、請求項2に記載のフィルタ装置。
  4. 前記カバー部材は、前記貫通部の周りに、互いに周方向に隣り合うと共に離間して配置される第1の隙間形成部材、第2の隙間形成部材、及び第3の隙間形成部材を少なくとも有し、
    前記第1の隙間形成部材と前記第2の隙間形成部材との間の前記周方向における離間距離は、前記第2の隙間形成部材と前記第3の隙間形成部材との間の前記周方向における離間距離よりも小さい、請求項3に記載のフィルタ装置。
  5. 前記給気口の空気流出部は、前記壁面に平行な方向へ空気を流し、
    前記カバー部材には、前記空気流出部と対向する位置に前記貫通部が形成される、請求項1に記載のフィルタ装置。
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