JP6758452B1 - インバータアセンブリ及び制御装置一体型回転電機 - Google Patents

インバータアセンブリ及び制御装置一体型回転電機 Download PDF

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Abstract

【課題】インバータの小型化と共に、スイッチングサージの低減を図ることができるインバータアセンブリを提供する。【解決手段】モータ部1Aを備える制御装置一体型回転電機1において、ヒートシンク19の取付け面に円弧状に間隔を置いて配置された複数のパワーモジュール9を備えたインバータアセンブリ1Bは、制御基板17は、取付け面の側にパワーモジュール9のそれぞれと離間して保持されると共に、コンデンサユニット22が、パワーモジュール9に対応して制御基板17の反ヒートシンク側に円弧状に間隔を置いて配置され、電源配線及びグランド配線は、取付け面において複数のパワーモジュール9の内周側に配置され、それらの先端部が隣接するパワーモジュール9間に対応する位置から取付け面と垂直な方向に延伸してコンデンサユニット22のそれぞれに接続されている。【選択図】図1

Description

本願は、インバータアセンブリ及び制御装置一体型回転電機に関するものである。
特許文献1には、制御装置一体型回転電機として、インバータ及び界磁モジュールに対して並列に接続された平滑コンデンサを備え、インバータは、n相のブリッジ回路を形成するn個のパワーモジュールを、回転電機本体に設けられた共通のヒートシンクに円周状に配置して構成され、平滑コンデンサは、パワーモジュールと対応するn個の平滑コンデンサで構成されると共に、ヒートシンク上にパワーモジュールと同一平面上で、かつ、各パワーモジュールの間、及び一端側に位置するパワーモジュールと隣接する個所にそれぞれ分散して配置されている構成が示されている。
特許第6038230号公報
前記のような制御装置一体型回転電機においては、以下問題点が挙げられる。
パワーモジュール間に複数のコンデンサを搭載する場合、パワーモジュール間の隙間にコンデンサを収容する収容面積が必要であるが、コンデンサを収容する面積分をパワーモジュール間の隙間分拡大する必要があり、コンデンサの数量、サイズに依存しインバータ全体が径方向に拡大する為、小型化できなかった。
また、パワーモジュールから離れた箇所にコンデンサを集約して配置すると、スイッチングサージの低減効果が減少するため効率が悪かった。
本願は、前記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、インバータの小型化を図れ、スイッチングサージの低減も図ることができるインバータアセンブリ及びこれを搭載した制御装置一体型回転電機を得ることを目的としている。
本願に開示されるインバータアセンブリは、ヒートシンクの取付け面に円弧状に間隔を置いて配置された複数のパワーモジュールと、前記取付け面に設けられ、前記パワーモジュールのそれぞれに接続される電源配線及びグランド配線と、前記パワーモジュールの制御を行う制御回路を備えた制御基板と、前記パワーモジュールのそれぞれに接続され、スイッチングサージを吸収するコンデンサを収納する複数のコンデンサユニットと、を備えたインバータアセンブリにおいて、前記制御基板は、前記取付け面の側に前記パワーモジュールのそれぞれと離間して保持されると共に、前記コンデンサユニットが、前記パワーモジュールに対応して前記制御基板の反ヒートシンク側に円弧状に間隔を置いて配置され、前記電源配線及びグランド配線は、前記取付け面において前記複数のパワーモジュールの内周側に配置され、それらの先端部が隣接する前記パワーモジュール間に対応する位置から前記取付け面と垂直な方向に延伸して前記コンデンサユニットのそれぞれに接続され、前記ヒートシンクの外周に前記制御基板を取り囲むように形成されたケースの内側において前記パワーモジュール、前記制御基板、及び前記コンデンサユニットは充填材により一体的に固められ、前記コンデンサユニットのそれぞれは、前記ケースと嵌合部を介して保持された状態で、前記ケースに固定されている
本願に開示されるインバータアセンブリによれば、インバータアセンブリの小型化と共に、スイッチングサージの低減を図ることができる。
実施の形態1に係る制御装置一体型回転電機を示す断面図である。 実施の形態1に係る制御装置一体型回転電機の概略回路を示す回路図である。 実施の形態1に係るインバータアセンブリを示す要部正面図である。 実施の形態1に係るコンデンサユニットが搭載されたインバータアセンブリを示す正面図である。 実施の形態1に係るヒートシンクの冷却フィン側を示す正面図である。 実施の形態1に係るインバータアセンブリのBライン端子、GNDライン端子の配置関係示す要部斜視図である。 実施の形態1に係るインバータアセンブリのBライン端子、GNDライン端子とコンデンサユニットとの配置関係を示す要部断面図である。 実施の形態2に係るコンデンサユニットを示す表面側斜視図である。 実施の形態2に係るコンデンサユニットを示す裏面側斜視図である。 実施の形態2に係るケースに設けられた嵌合部を示す要部斜視図である。 実施の形態2に係るコンデンサユニットとケースとの嵌合状態を示す斜視図である。 図11においてコンデンサユニットに収納されているコンデンサと電源端子との接続状態を示す斜視図である。 実施の形態2に係るコンデンサユニットがケースに装着された状態におけるコンデンサユニットと電源端子との接続状態を示す概略断面図である。 実施の形態3に係るコンデンサユニットを示す表面側斜視図である。 実施の形態4に係るコンデンサユニットを示す表面側斜視図である。 実施の形態5に係るインバータアセンブリのBライン端子、GNDライン端子の配置関係を示す要部断面図である。
実施の形態1.
図1−7に基づき実施の形態1に係る制御装置一体型回転電機について説明する。
図1において、制御装置一体型回転電機1は、大きな構成部品としてモータ部1Aとインバータアセンブリ1Bで構成されている。
モータ部1Aは、界磁巻線2aが巻かれた回転子2、2組の三相固定子巻線3aが巻かれ、回転子2の周りに配置された固定子3、回転子2および固定子3を収容するフロントブラケット4とリヤブラケット5、回転子2の回転状態を検出する磁極位置検出センサー6で構成されている。
インバータアセンブリ1Bは、モータ部1Aのリヤブラケット5側に配置される円板状のヒートシンク19と、このヒートシンク19に配置され、電力を供給するパワーモジュール9及び界磁モジュール10、それらを制御する制御回路を備えた制御基板17、スイッチングサージを吸収するコンデンサ21を収納するコンデンサユニット22で構成されている。
まずモータ部1Aについて説明する。
回転子2は、フロントブラケット4とリヤブラケット5に保持された軸受7,8により両端部が回転自在に支持された回転軸11を備えている。
回転軸11の一端部は、フロントブラケット4より突出して、その先端部に図示しない内燃機関と双方向にトルクを授受するためのプーリ12が取り付けられており、ベルトを介して内燃機関と接続されている。
回転子2の界磁巻線2aに界磁電流を供給するためのスリップリング13が、リヤブラケット5よりリヤ側に突き出た回転軸11に設けられている。
スリップリング13と摺接するブラシ16がブラシホルダ16aに保持されて設けられている。
回転子2の界磁鉄心の両端面には冷却風を発生させるためのファン20a,20bが取り付けられている。
回転子2の回転状態を検出する磁極位置検出センサー6は、リヤブラケット5の外側でスリップリング13と軸受8の間に回転軸11と同軸的に配置されて、回転軸11すなわち回転子2の磁極位置を検出する。
磁極位置検出センサー6は、センサーステータ6aとセンサーロータ6bより構成され、センサーステータ6aの内側に鉄心のみのセンサーロータ6bが回転自在に設けられている。
リヤブラケット5のリヤ側にねじで固定されたコネクティングボード18には、ステータ口出し線3bとパワーモジュール9を接続するための端子18aがインサート成形されている。
ステータ口出し線3bはリヤブラケット5を貫通して、コネクティングボード18にインサート成形された端子18aと溶接で接合される。
次にインバータアセンブリ1Bについて説明する。
インバータアセンブリ1Bは、駆動時の電機子電流の供給及び発電時の電機子電流の整流を行うためのスイッチング素子を周辺回路とともにまとめた複数のパワーモジュール9と、界磁電流を制御するためのスイッチング素子を周辺回路とともにまとめた界磁モジュール10と、パワーモジュール9と界磁モジュール10が搭載された冷却用のヒートシンク19と、パワーモジュール9と界磁モジュール10を制御するための制御回路が構成された制御基板17と、ヒートシンク19の外周に制御基板17を取り囲むように形成され、各モジュールの電力系の端子と接続される端子を備えたケース14と、スイッチングサージを吸収するコンデンサ21を収納した複数のコンデンサユニット22で構成される。
ブラシホルダ16aはヒートシンク19の中央の回転軸が通る空間に装着され、ケース14にインサート成形された端子を介して界磁モジュール10と接続される。
磁極位置検出センサー6のセンサーステータ6aはヒートシンク19に装着され、その信号配線は制御基板17に接続される。
パワーモジュール9、界磁モジュール10は、スイッチング素子を配線用のリードフレームに搭載され、全体を樹脂成形した構造を有している。
ヒートシンク19は、モータ部1Aのリヤブラケット側にネジで取り付けられ、パワーモジュール9はヒートシンク19の反リヤブラケット側の取付け面19aに円弧状に配置されている(図3参照)。
ヒートシンク19は、リヤブラケット側の面に冷却フィン19bが放射状に配列されている(図5参照)。
コンデンサユニット22は、パワーモジュール9に対応する2組のコンデンサ21をセットにして一体に収納するよう構成されている(図4参照)。
この実施の形態では、6個のパワーモジュール9に対し、3個のコンデンサユニット22が配置される。
コンデンサ21は、コンデンサユニット22にインサート成形されたコンデンサB端子22aとコンデンサGND端子22bとに溶接或いは半田で接合される。
ヒートシンク19の取付け面19aにおいて、台形状の外形を有する複数のパワーモジュール9が円弧状に均等配置され、これらのパワーモジュール9の内周側に、電源供給を行うためのBライン配線(電源配線)28とGNDライン配線(グランド配線)29が、互いに絶縁して平行に配置され、その先端部がパワーモジュール9のB端子9aとGND端子9bに溶接でそれぞれ接合される(図6参照)。
パワーモジュール9のB端子9aとGND端子9bの溶接個所は、Bライン配線28とGNDライン配線29に制御基板17の下側でそれぞれ接合され、パワーモジュール9の信号端子9cは制御基板17に接続される(図1,3参照)。
また、Bライン配線28とGNDライン配線29は、パワーモジュール9間から並行配置させたまま垂直方向に延伸され、その先端部であるBライン端子28a、GNDライン端子29aがそれぞれ、コンデンサユニット22にインサート成形されたコンデンサB端子22aとコンデンサGND端子22bにねじで接続される(図1,4,7参照)。
ケース14内側に配置された制御基板17、パワーモジュール9、コンデンサユニット22は、充填材27にて一体化される。充填材27は主にエポキシ系樹脂またはゲル状の樹脂で構成される。
そして、インバータアセンブリ1Bがモータ部1Aのリヤブラケット5に組付けられ、コネクティングボード18の端子18aの逆端側の端子18bと、インバータアセンブリ1Bのケース14にインサート成形された端子14aがねじで固定され電気接続されると共に、保護カバー15が装着される。
上記のような制御装置一体型回転電機において、図4に示すように、各パワーモジュール9は、ヒートシンク19の反リヤブラケット側の取付け面19a上に円弧状に均等配置され、更に制御基板17の反ヒートシンク側において、コンデンサユニット22がパワーモジュール9の投影面とコンデンサユニット22の投影面が重なる干渉領域22cが形成されるように、パワーモジュール9に対応して円弧状に間隔を置いて配置される。
このような構成により、コンデンサ収容スペースに影響されないパワーモジュール配置が可能となり省スペース化を図れると共に、インバータアセンブリ1Bを径方向に広げることなくコンデンサユニット22を配置することができインバータアセンブリ1Bの径方向拡大を抑制することができる。
また、図6に示すように、Bライン配線28、及びGNDライン配線29は、隣接するパワーモジュール9の内周側に配置されたB端子9a、GND端子9bの間から並行配置された状態でパワーモジュール上面側に垂直方向に折り曲げられ、制御基板17に設けられた基板穴17aを貫通するように延伸され、制御基板17より上面に配置されたコンデンサユニット22に接続されている(図3,6参照)。
そして、垂直方向に伸ばしたBライン端子28a、GNDライン端子29aのうち、いずれか一方(図ではBライン端子28a)がZ形、他方(図ではGNDライン端子29a)はコの字形に折り曲げられ、コンデンサユニット22とねじ止めで接続される(図6参照)。
なお、図ではBライン端子28aがZ形、GNDライン端子29aがコの字形に折り曲げられているが、Bライン端子28aがコの字形、GNDライン端子29aがZ形に折り曲げられていてもよい。
このような構成により、パワーモジュール間からBライン端子28a、GNDライン端子29aを垂直方向に突出させ並行配置したままコンデンサユニット22に接続することができる為、パワーモジュール9とコンデンサユニット22間のループのインダクタンスを低減でき、例えばインダクタンスを1/2にできれば、サージ電圧は1/2に低減できる。
また、パワーモジュール9からの熱影響が大きい場合、パワーモジュール9から任意の距離をあけてコンデンサユニット22を搭載することができる為、熱影響を受けずにコンデンサ21を配置することができる。
更に、従来ヒートシンク下面に突出されていたコンデンサユニットがパワーモジュール上面側に配置されることでヒートシンク下面に空き空間ができ、パワーモジュールで発生する熱をヒートシンク下面に放熱性のフィンを設けることで放熱できる為、インバータアセンブリの放熱性を改善させることができる。
以上のように本実施の形態1によるインバータアセンブリは、ヒートシンクの取付け面に円弧状に間隔を置いて配置された複数のパワーモジュールと、前記取付け面に設けられ、前記パワーモジュールのそれぞれに接続される電源配線及びグランド配線と、前記パワーモジュールの制御を行う制御回路を備えた制御基板と、前記パワーモジュールのそれぞれに接続され、スイッチングサージを吸収するコンデンサを収納する複数のコンデンサユニットと、を備えたインバータアセンブリにおいて、前記制御基板は、前記取付け面の側に前記パワーモジュールのそれぞれと離間して保持されると共に、前記コンデンサユニットが、前記パワーモジュールに対応して前記制御基板の反ヒートシンク側に円弧状に間隔を置いて配置され、前記電源配線及びグランド配線は、前記取付け面において前記複数のパワーモジュールの内周側に配置され、それらの先端部が隣接する前記パワーモジュール間に対応する位置から前記取付け面と垂直な方向に延伸して前記コンデンサユニットのそれぞれに接続されている。
このような構成により、本実施の形態1によるインバータアセンブリは、コンデンサの数量、面積に依存せずに効率よくパワーモジュールを配置することができ、パワーモジュールとの距離を縮め効率よくコンデンサユニットを配置することができ、スイッチングサージの低減を図り、かつインバータアセンブリの小型化を図ることができる。
また、ヒートシンクの外周に制御基板を取り囲むように形成されたケースの内側に配置されたパワーモジュール、制御基板、コンデンサユニットを充填材でインバータアセンブリ全体を一体化することで絶縁性の担保、耐振動性の改善、異物混入防止を図ることができる。
実施の形態2.
図8,9は実施の形態2に係るコンデンサユニット22を示す斜視図、図10はケース14に設けられた嵌合部25を示す要部斜視図、図11はコンデンサユニットとケースとの嵌合状態を示す斜視図、図12は図11においてコンデンサユニットに収納されているコンデンサと電源端子との接続状態を示す斜視図、図13は、コンデンサユニットがケースに装着された状態におけるコンデンサユニットと電源端子との接続状態を示す概略断面図である。
コンデンサユニット22は、外周部及び制御基板17に対向する底面に形成されたリブ部23を有し、このリブ部23に1つ又は複数の貫通穴23aが形成される。
これらの貫通穴23aは充填材27の流動性を良くするため、φ0.8mm以上が好ましい。
図示では複数の貫通穴23aを直線状に配置しているが、直線上から0.1mm以上ずらした直線状以外の配置も有効である。
コンデンサユニット22とケース14はねじで接続されるが、コンデンサユニット22の下面側及びケース14のコンデンサユニット接続面14bに嵌合部が設けられている。
図示の例では、コンデンサユニット22側に凹状の嵌合部24、ケース14側に凸状の嵌合部25が設けられ、両嵌合部が嵌合され、ねじで接続される。
嵌合部24,25のそれぞれには、位置決め用の突起部24a、切欠き部25aが設けられ、互いに嵌合される(図9−11参照)。
なお、ケース14側の嵌合部25は、Bライン端子28a、GNDライン端子29aを囲むように筒状に形成されている(図10参照)。
また、図示はしていないが、嵌合部24,25は、円筒形状、角形状、テーパ形状の嵌合部であってもよい。
更に、コンデンサユニット22は、コンデンサB端子22aとコンデンサGND端子22bとの間に溝部23dが設けられ、溝部23dにパッキンゴムが挿入されるか、または、シリコンゴムが塗布され、ケース14に嵌合された状態においてコンデンサB端子22aとコンデンサGND端子22bの間に両者を隔離する隔離壁が形成される(図13参照)。
以上のように実施の形態2によれば、コンデンサユニット22をケース14に嵌合保持した状態で、ねじ止めされるので、充填材塗布時、コンデンサユニット22の下側からあがってくる液状の充填材27がコンデンサユニット22のリブ部端側と貫通穴23aを介して浸透することで、充填材27の流動を確保することができ、短時間で充填材27を注入することができる。
また、充填材硬化後は貫通穴23aを介してコンデンサユニット22のリブ部23の上面側、下面側に充填材27が介在してアンカー部27aを形成することになる為、コンデンサユニット22とケース14の接合が強固になり、機械的強度が増す(図13参照)。
これにより、コンデンサユニット22をケース14に搭載する際の回転・移動及びねじ締結時の回転・移動を抑制し、コンデンサユニット22を正確な位置でケース14に締結することができる
更に、コンデンサユニット22がケース14に接続された状態において、コンデンサユニット22のコンデンサB端子22aとコンデンサGND端子22bの間に両者を分離する封止構造が形成され、コンデンサB端子側からコンデンサGND端子側、またはコンデンサGND端子側からコンデンサB端子側への浸水を防ぐことができ電気絶縁性を確保できる。
実施の形態3.
図14は実施の形態3を示すコンデンサユニット22の斜視図である。
コンデンサユニット22の外周側及びリブ部23に波目形状部23bを設けている。波目形状は金型で構成する場合、小さすぎると金型強度が低下し破損に繋がる恐れがあるため、φ1mm以上の円で構成されている。
以上のように実施の形態3によれば、コンデンサユニット22の波目形状部23bに充填材27が入りこみ、コンデンサユニット22の回転方向の移動を抑制する。
ケース14と一体化しているコンデンサユニット22の回転移動を抑制ができるので、振動時の揺れの抑制を図ることができる。
実施の形態4.
図15は実施の形態4を示すコンデンサユニットの斜視図である。
コンデンサユニット22は、充填材27との接触面23cが他の面より大きい表面粗さを有するように形成されている。
これによりコンデンサユニット22と充填材27との接触面23cにおいて充填材27の食らい付きを良くする。
充填材27との接触面23cが、例えば算術平均粗さRa1.6以下のような仕上げ面であると摺動性がよくなり、ひっかかる役割については望ましくなく、接触面23cの表面粗さとしてはRa3.2以上が望ましい。
また図示していないが、接触面23cをローレット形状に構成しても同様の効果がある。
以上のように実施の形態4によれば、コンデンサユニット22の充填材27への食らいつきがよくなることで、振動時の揺れが発生した際に粗い面がひっかかりの役割を担い、コンデンサユニット22内のコンデンサ21の揺れを抑制することができる。
実施の形態5.
図16は実施の形態5を示すインバータアセンブリの要部断面図である。
この実施の形態5では、コンデンサユニット22のコンデンサB端子22aとコンデンサGND端子22bとの間に段差26が設けられると共に、Bライン端子28aとGNDライン端子29aにも段差が設けられている。
以上のように実施の形態5によれば、コンデンサユニット22の端子間に段差26を設けることで、端子間の沿面距離または空間距離を広げ、塩水が浸水した際における電気絶縁性を改善することができる。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1:制御装置一体型回転電機、1A:モータ部、1B:インバータアセンブリ、2:回転子、2a:界磁巻線、3:固定子、3a:三相固定子巻線、3b:ステータ口出し線、4:フロントブラケット、5:リヤブラケット、6:磁極位置検出センサー、6a:センサーステータ、6b:センサーロータ、7,8:軸受、9:パワーモジュール、9a:B端子、9b:GND端子、9c:信号端子、10:界磁モジュール、11:回転軸、12:プーリ、13:スリップリング、14:ケース、14a:端子、14b:コンデンサユニット接続面、15:保護カバー、16:ブラシ、16a:ブラシホルダ、17:制御基板、17a:基板穴、18:コネクティングボード、18a,18b:端子、19:ヒートシンク、19a:取付け面、19b:冷却フィン、20a,20b:ファン、21:コンデンサ、22:コンデンサユニット、22a:コンデンサB端子、22b:コンデンサGND端子、22c:干渉領域、23:リブ部、23a:貫通穴、23b:波目形状部、23c:接触面、23d:溝部、24:嵌合部、24a:突起部、25:嵌合部、25a:切欠き部、26:段差、27:充填材、27a:アンカー部、28:Bライン配線、28a:Bライン端子、29:GNDライン配線、29a:GNDライン端子

Claims (11)

  1. ヒートシンクの取付け面に円弧状に間隔を置いて配置された複数のパワーモジュールと、前記取付け面に設けられ、前記パワーモジュールのそれぞれに接続される電源配線及びグランド配線と、前記パワーモジュールの制御を行う制御回路を備えた制御基板と、前記パワーモジュールのそれぞれに接続され、スイッチングサージを吸収するコンデンサを収納する複数のコンデンサユニットと、を備えたインバータアセンブリにおいて、
    前記制御基板は、前記取付け面の側に前記パワーモジュールのそれぞれと離間して保持されると共に、
    前記コンデンサユニットが、前記パワーモジュールに対応して前記制御基板の反ヒートシンク側に円弧状に間隔を置いて配置され、
    前記電源配線及びグランド配線は、前記取付け面において前記複数のパワーモジュールの内周側に配置され、それらの先端部が隣接する前記パワーモジュール間に対応する位置から前記取付け面と垂直な方向に延伸して前記コンデンサユニットのそれぞれに接続され
    前記ヒートシンクの外周に前記制御基板を取り囲むように形成されたケースの内側において前記パワーモジュール、前記制御基板、及び前記コンデンサユニットは充填材により一体的に固められ、
    前記コンデンサユニットのそれぞれは、前記ケースと嵌合部を介して保持された状態で、前記ケースに固定されている
    ことを特徴とするインバータアセンブリ。
  2. 前記電源配線及びグランド配線の前記先端部は、前記制御基板を前記取付け面と垂直な方向に貫通して互いに並行に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインバータアセンブリ。
  3. 前記電源配線及びグランド配線の前記先端部は、一方がZ形、他方はコの字形に折り曲げられていることを特徴とする請求項1または2記載のインバータアセンブリ。
  4. 前記コンデンサユニットのそれぞれは、垂直方向の投影面が対応する前記パワーモジュールの垂直方向の投影面と重なる干渉領域を形成するように配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のインバータアセンブリ。
  5. 前記パワーモジュールは、それぞれ台形状の外形を有し、前記取付け面に対し円弧状に均等配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のインバータアセンブリ。
  6. 前記コンデンサユニットは、前記ケースに嵌合された状態において前記電源配線の接続部とグランド配線の接続部間を隔離する隔離壁を有していることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のインバータアセンブリ。
  7. 前記コンデンサユニットは、前記制御基板に対向して形成されたリブ部を有し、前記リブ部に前記ケースへの充填材塗布時に前記充填材が流通を確保する貫通穴を設けていることを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載のインバータアセンブリ。
  8. 前記コンデンサユニットの外周及び前記リブ部に波目形状部を設けていることを特徴とする請求項に記載のインバータアセンブリ。
  9. 前記コンデンサユニットは、前記充填材との接触面が他の面より大きい表面粗さを有することを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載のインバータアセンブリ。
  10. 前記コンデンサユニットは、前記電源配線の接続部とグランド配線の接続部間に沿面距離を広げる段差を有することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のインバータアセンブリ。
  11. 軸受に支持された回転軸により回転自在に保持された回転子と、前記回転子の回りに配置され、固定子巻線を有する固定子と、前記軸受を保持するフロントブラケット及びリヤブラケットと、前記リヤブラケットに一体的に装着され、前記回転軸の回転角度に基づき前記固定子巻線に流す電流を制御するインバータアセンブリを備えた回転電機において、前記インバータアセンブリは、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のインバータアセンブリであることを特徴とする制御装置一体型回転電機。
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