JP2014229770A - フィルムコンデンサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】封口体の外表面の周辺にはダム形状の周回体を設け、このダム形状の周回体内を絶縁樹脂で層状に満たすとともに、外部端子間に、絶縁樹脂の空隙部分またはへこみ部分を設けるフィルムコンデンサ提供する。
【選択図】図1
Description
(1)誘電体にフィルムを使用したコンデンサ素子と、このコンデンサ素子を収容する一端面に開口部のある有底筒状のケースと、このケースの開口部を封止しこのケースに固定される封口体と、この封口体を貫通して設けた一対の外部端子と、前記ケース内を充填する絶縁樹脂と、を有するフィルムコンデンサにあって、前記封口体の外表面の周辺にダム形状の周回体を設け、このダム形状の周回体の内側を前記絶縁樹脂で満たすとともに、前記外部端子間に、前記絶縁樹脂の空隙部分またはへこみ部分を設けることを特徴とするフィルムコンデンサ。
(2)前記空隙部分が、前記外部端子ともう一方の前記外部端子とのあいだに設けたダム形状の周回体に囲まれた部分であることを特徴とする(1)のフィルムコンデンサ。
(3)前記空隙部分の前記封口体部分に、フィルムコンデンサ内部側にへこんだ陥没部を設けることを特徴とする(1)または(2)のフィルムコンデンサ。
メタリコン電極は、一般的にフィルムコンデンサに使用しているものが使用でき、銅、亜鉛、アルミニウム、錫、半田等の金属または合金からなり、溶射によって形成されたものである。場合によっては、電極の表面にメッキを施してもよい。
外部端子本体の材質としてはたとえば、銅、アルミニウム、鉄、ニッケル、ステンレス、燐青銅等の金属または合金からなるもの、表面に錫、半田等をメッキする場合もある。胴部は、直径が1mmから30mm程度の円錐形でその大きさは流れる電気量により決定する。鍔部の外周形は、多角形または非円形である。外部端子の軸方向に回転しないようにするためのもので、最終的には注入される充填樹脂により鍔部の外周が充填により回転が固定される。一般的には6角形または4角形で、楕円形、波状の円形でもよい。
この絶縁樹脂は、封口体に設けた貫通孔からケース内に注入させることができる。また、なおかつ貫通孔より外表面にはみ出して、外部端子に設けた止めリングが埋まるように設けてもよい。はみ出した絶縁樹脂は、封口体の外表面に設けた、ダム形状の周回体によりせき止める。このダム形状の周回体は、封口体と一体化したものが好ましいが別部品でもよい。たとえば、粘着テープをダム形状に周回しておくとか、熱収縮チューブをケース側面外周に設ける場合、外部端子側にはみ出させたりして、はみ出した絶縁樹脂をせき止めてもよい。
このように、一度にダム形状の周回体の内側を絶縁樹脂で層状に満たしてもよいが、別物性の絶縁樹脂を封口体の外表面側に設けてもよい。また、たとえば、ケース内途中まで相対的軟質の絶縁樹脂たとえばウレタン樹脂とし、封口体の外表面側と内表面側近傍を相対的硬質の絶縁樹脂たとえばエポキシ樹脂としてもよい。
図1は、本発明に係るフィルムコンデンサの例を示している。図1(a)は上面図、図1(b)は横断面図を示している。図1は、上端面が開放された開口部を有するケース1内にコンデンサ素子2を収納し、封口体3によりケース1の開口部を封止している。封口体3には、外表面と内表面とを貫通する一対のネジ付きの外部端子4を設け、外部端子4が封口体3から抜けないように止めリング5を設けたフィルムコンデンサの例を示している。
コンデンサ素子2は、2枚の金属化フィルム、すなわち片面にアルミニウム等を蒸着して金属電極を形成した薄い帯状の絶縁フィルムを2枚重ね合わせて所定の回数巻回し柱状体化ものが使用でき、その両端面に、金属または合金の溶射によって形成されるメタリコン電極6を設けている。
また、封口体3には、この封口体3の外表面と内表面とを貫通して設けた一対の外部端子4と、外表面と内表面とを貫通する貫通孔7とを設ける。
外部端子4は、封口体3の外表面から内表面間を貫通する円柱形の胴部4aと、封口体3の内表面と接する胴部4aに設けた鍔部4bと、封口体3の外表面と接する止めリング5とを設ける。また、胴部4aの鍔部4bと反対側にはネジが切ってあり、外部とボルト等により固定接続される。
また、貫通孔7よりケース1内部に絶縁樹脂8を注入し、なおかつ貫通孔7より外表面にはみ出した絶縁樹脂8をせき止めるダム形状の周回体9を外表面に外部端子4の外側を囲むように設ける。はみ出した絶縁樹脂8は、貫通孔7を埋めるだけではなく、止めリングを埋没させるまで層状に設ける。そのことにより、絶縁樹脂8が外部端子4と封口体3とのすき間を埋めるので、外部端子4と封口体3との間の気密性が向上する。
また、外部端子4ともう一方の外部端子4とのあいだにも、封口体3の外表面上にダム形状の周回体9を設け、絶縁樹脂8が入り込まないようにして絶縁樹脂8の空隙部分10を設ける。空隙部分10の形状は、図1では断面が短冊状となって、外部端子4と封口体3部分のすき間から吸湿性と、外部端子4の封口体3設置強度の点で、外部端子4間方向が短くなっている。また、この短冊の長さ方向が長いほど絶縁樹脂8を迂回する沿面距離が増加しその点で好ましい。だだし長すぎる封口体3の強度が減少し、左右に封口体3が変形しやすくなり、外部端子4間の間隔が変化しやすくなり好ましくない。
外部端子4間のダム形状の周回体9の高さは、外部端子4の外側を囲むように設けるダム形状の周回体9の高さよりもできるだけ高くするのが沿面距離を増加させる点で好ましい。
封口体3において、外部端子4間の絶縁樹脂8層の空隙部分10において、空隙部分10の底面の封口体3部分をフィルムコンデンサ内部側にへこませた陥没部11を設けることにより、外部端子4間の沿面距離を増加させることができることを示している。この陥没部11のへこみ深さは、コンデンサ素子2の端面まで可能で、沿面距離をより増加させるだけではなく、図3において下側のメタリコン電極6aからの配線がコンデンサ素子2の上側のメタリコン電極6bに容易には接触しないようにすることができる。また、コンデンサ素子2が上下方向に移動するのを抑制することができる。特に、金属のケース1とコンデンサ素子2のあいだに絶縁性のスペーサ12を設けることにより、金属のケース1と下側電極との絶縁をとることができる。
外部端子4間に絶縁樹脂8の空隙部分10を2ヶ所設けた場合を示している。図5では、外部端子4間の封口体3の外表面上にダム形状の周回体9を平行に2ヶ所設けている場合を示している。
外部端子4間に略H形の絶縁樹脂8の空隙部分10を設けた場合を示している。図1のように空隙部分10の上面図が短冊の長さを縮めて、封口体3の強度の減少を抑制し、短冊の長さを縮めることにより減少した絶縁樹脂面の沿面距離を得るために、空隙部分10の短冊の中央部分の幅は広げずに両端部を広げる場合を示している。空隙部分10の短冊の中央部分の幅を広げないことにより、外部端子4と封口体3部分のすき間から吸湿性と、外部端子4の封口体3設置強度の低下を抑制している。
まず、絶縁樹脂8を注入する前まで、フィルムコンデンサを組み立て、次に図7(a)に示すように、得ようとするへこみ15に合わせて加工したフッ素樹脂成形体16を、へこみ15部分を形成する部分に設置し、次に図7(b)に示すように、絶縁樹脂8を注入固化後、図7(c)に示すように、フッ素樹脂成形体16を上方に移動させ、フッ素樹脂成形体16を絶縁樹脂8から引き抜くことにより、絶縁樹脂8にへこみ15部分を設けることができる。
Claims (3)
- 誘電体にフィルムを使用したコンデンサ素子と、このコンデンサ素子を収容する一端面に開口部のある有底筒状のケースと、このケースの開口部を封止しこのケースに固定される封口体と、この封口体を貫通して設けた一対の外部端子と、前記ケース内を充填する絶縁樹脂と、を有するフィルムコンデンサにあって、前記封口体の外表面の周辺にダム形状の周回体を設け、このダム形状の周回体の内側を前記絶縁樹脂で満たすとともに、前記外部端子間に、前記絶縁樹脂の空隙部分またはへこみ部分を設けることを特徴とするフィルムコンデンサ。
- 前記空隙部分が、前記外部端子ともう一方の前記外部端子とのあいだに設けたダム形状の周回体に囲まれた部分であることを特徴とする請求項1のフィルムコンデンサ。
- 前記空隙部分の前記封口体部分に、フィルムコンデンサ内部側にへこんだ陥没部を設けることを特徴とする請求項1または2のフィルムコンデンサ。
Priority Applications (1)
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JP2013108844A JP2014229770A (ja) | 2013-05-23 | 2013-05-23 | フィルムコンデンサ |
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JP2013108844A JP2014229770A (ja) | 2013-05-23 | 2013-05-23 | フィルムコンデンサ |
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JP2014229770A true JP2014229770A (ja) | 2014-12-08 |
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Family Applications (1)
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JP2013108844A Pending JP2014229770A (ja) | 2013-05-23 | 2013-05-23 | フィルムコンデンサ |
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JP2020182345A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-05 | 三菱電機株式会社 | インバータアセンブリ及び制御装置一体型回転電機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007081250A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Tdk Corp | 面実装型電子部品 |
JP2011077282A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Hitachi Aic Inc | 金属化フィルムコンデンサ |
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- 2013-05-23 JP JP2013108844A patent/JP2014229770A/ja active Pending
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