JP6758438B2 - 車両制御装置および車両制御方法 - Google Patents

車両制御装置および車両制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両の周囲の情報に基づいて車両を制御する車両制御装置に関する。
車載センサから受信した車両の周囲の情報に基づいて車両を制御する車載システムが種々提案されている。例えば、下記の特許文献1には、センサから受信した車両の周囲の情報の優先度(危険度)を判定し、優先度に応じて、検知対象物の詳細な情報(位置、速度、種別、サイズなど)を検知する処理と、検知対象物の簡易な情報(検知対象範囲に存在するか否かなど)を検知する処理とを切り替えることで、情報処理にかかる負荷を低減させることが可能な車載システムが開示されている。
特開2018−36796号公報
特許文献1の車載システムでは、検知対象物の検知処理を簡易化しているが、センサから送信される全データの受信処理が行われている。例えばAUTOSAR(AUTomotive Open System ARchitecture)などのソフトウェアプラットフォームでは、センサから送信される大量のデータを扱うため、データの受信処理だけでも高い負荷となり、物標(障害物)の検知処理や車両制御のための演算を限られた時間内に行うことが困難になる恐れがある。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、センサから送信されるデータの処理にかかる負荷を低減できる車両制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両制御装置は、自車両の周囲情報センサから送信される前記自車両の周囲の情報である周囲情報を受信する周囲情報受信部と、前記自車両の車両情報センサから送信される前記自車両の走行状態の情報である車両情報を受信する車両情報受信部と、前記周囲情報受信部が受信した前記周囲情報および前記車両情報受信部が受信した前記車両情報に基づいて、前記自車両の周囲の状況を判断する周囲状況判断部と、前記周囲状況判断部が判断した前記自車両の周囲の状況に基づいて、前記自車両のアクチュエータを制御する車両制御部と、を備え、前記周囲情報センサからは、前記周囲情報を構成する複数のデータが周期的に送信され、前記周囲情報受信部は、前記周囲情報センサから送信されたデータの受信処理を行うデータ受信部と、前記受信処理されたデータを前記周囲状況判断部が利用可能な形式に変換する変換処理を行うデータ変換部と、前記受信処理されたデータに基づいて、前記周囲情報を構成する複数のデータのうち、前記受信処理の対象から除外するデータまたは前記変換処理の対象から除外するデータを決定する除外データ決定部と、を備え、前記周囲状況判断部は、前記周囲情報を構成する複数のデータのうち、前記受信処理および前記変換処理が施されたデータを取得する
本発明に係る車両制御装置によれば、周囲情報を構成する複数のデータのうち、不要と判断されるデータが、受信処理または変換処理の対象から除外されるため、周囲情報のデータの処理にかかる負荷が低減される。それにより、自車両の周囲状況の判断処理や自車両の制御のための演算がより確実に行われるようになり、自車両の安全性の向上に寄与できる。
本発明の実施の形態1に係る車両制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る車両制御装置の動作を示すフローチャートである。 車両制御装置のハードウェア構成例を示す図である。 車両制御装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る車両制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る車両制御装置の動作を示すフローチャートである。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両制御装置10の構成を示すブロック図である。車両制御装置10は、車両に搭載されており、当該車両が備える周囲情報センサ1、車両情報センサ2およびアクチュエータ3に接続されている。以下、車両制御装置10が搭載された車両を「自車両」という。
周囲情報センサ1は、自車両の周囲の情報である周囲情報を検知するセンサである。周囲情報センサ1としては、例えばミリ波レーダー、カメラ、ソナー、LIDAR(Light Detection and Ranging)などが考えられるが、周囲情報を検知できれば任意のセンサでよい。また、周囲情報センサ1は、複数の異なる種類のセンサを組み合わせて構成されてもよいし、自車両の複数箇所(例えば前後左右の4箇所)に設けられた同一種類のセンサを組み合わせて構成されてもよい。
本実施の形態において、周囲情報センサ1が検知する周囲情報には、自車両の周囲に存在する物標の情報、および、車線境界線(以下「白線」という)の情報が含まれているものとする。物標情報には、例えば、物標の有無、自車両に対する物標の相対位置および相対速度、物標の種類(例えば、車両、自転車、歩行者など)、物標情報の信頼度の情報などが含まれる。また、白線情報には、白線の有無、自車両に対する白線の相対位置、白線の種類(例えば、線の色、実線、破線など)、白線情報の信頼度の情報などが含まれる。物標情報および白線情報の信頼度の評価方法は任意の方法でよいが、本実施の形態では、周囲情報センサ1を構成する各センサに予め信頼度が定められており、情報を検知したセンサの信頼度を、当該情報の信頼度とみなす。
車両情報センサ2は、自車両の走行状態(速度やヨーレートなど)の情報である車両情報を検知するセンサである。車両情報センサ2としては、速度センサ、ヨーレートセンサ、舵角センサなどが考えられるが、車両情報を検知できれば任意のセンサでよく、例えば、シフトの位置、エンジンの回転数、電動パワステ(パワーステアリング)の操舵角などを検知するセンサが用いられてもよい。
アクチュエータ3は、自車両の駆動、制動、操舵などを行う装置であり、例えば、エンジン、ブレーキ、電動パワーステアリング、およびそれらを制御するECU(Electronic Control Unit)などが含まれる。
車両制御装置10は、周囲情報センサ1が検知した周囲情報および車両情報センサ2が検知した車両情報を取得し、取得した周囲情報および車両情報に基づいて自車両の周囲の状況の判断し、その判断結果に応じてアクチュエータ3を制御することで自車両の走行を制御する。
周囲情報センサ1および車両情報センサ2と車両制御装置10との間の通信方式は、例えば、CAN(Controller Area Network)通信、CAN−FD(CAN with Flexible Data rate)通信、Ethernet(登録商標)、LIN(Local Interconnect Network)通信など、任意の方式でよい。本実施の形態では、CAN通信が用いられるものとする。
周囲情報センサ1からは、周囲情報を構成する複数のデータが周期的に送信され、車両情報センサ2からは、車両情報を構成する複数のデータが周期的に送信され、車両制御装置10はそれらのデータを受信する。CAN通信では、送信データのそれぞれにIDが付されるが、1つのIDあたりのデータ量が少ない場合には(CAN通信では8byte)、周囲情報センサ1は、1つの物標または白線の情報を、異なるIDを持つ複数のデータに分割して送信してもよい。あるいは、CAN TP(Transport Protocol)のように、分割して得られた複数のデータに対して1つのIDを付して送信してもよい。なお、周囲情報センサ1および車両情報センサ2が送信するデータのIDや送信周期は、事前設計にて定義される。
図1に示すように、車両制御装置10は、周囲情報受信部11、車両情報受信部12、周囲状況判断部13および車両制御部14を備えている。
周囲情報受信部11は、周囲情報センサ1から送信される自車両の周囲情報を受信するものであり、データ受信部111、データ変換部112および除外データ決定部113を備えている。
データ受信部111は、周囲情報センサ1から送信された周囲情報のデータを受信する受信処理を行う。一般的な車載ネットワークは、1つのバスにセンサやECUなどの複数の機器が接続した構成であるため、データ受信部111は、バス上に流れるデータのうちから、周囲情報センサ1から送信されたデータを選択して受信する必要がある。本実施の形態では、車載ネットワークに接続した機器ごとに送信データのIDが予め定められており、データ受信部111は、周囲情報センサ1の送信データとして定義されたIDを持つデータのみを選択して受信処理を行う。例えば、周囲情報センサ1の送信データのIDが、0x100〜0x199番と定義されている場合、データ受信部111は0x100〜0x199番のIDを持つデータに対する受信処理を行い、0x000〜0x0FF番のIDを持つデータや、0x19A番以降のIDを持つデータに対しては受信処理を行わない。このようなIDの選択処理は、従来のCANでも実施されている。
データ変換部112は、データ受信部111にて受信処理されたデータを、周囲状況判断部13にて利用可能な形式に変換する変換処理を行う。例えば、0x100番のIDを持つ8byteのデータが物標の情報を表すデータ(物標データ)であり、当該データが物標の位置(座標)および有無を表すデータとして定義されているとすると、データ変換部112は、物標データの1〜2byte目のデータにfactor演算およびoffset演算を行うことで当該データを物標のX座標を表す物理値へ変換し、物標データの3〜4byte目のデータにfactor演算およびoffset演算を行うことで当該データを物標のY座標を表す物理値へ変換し、物標データの5〜6byte目のデータにfactor演算およびoffset演算を行うことで当該データを物標のZ座標を表す物理値へ変換し、物標データの7byte目の1bit目のデータを物標の有無を示すフラグ情報に変換する。このようなデータの変換処理も、従来のCANで実施されている。
除外データ決定部113は、データ受信部111で受信処理が行われたデータに基づいて、周囲情報センサ1から送信された周囲情報を構成する複数のデータのうち、データ受信部111の受信処理の対象から除外するデータ、または、データ変換部112の変換処理の対象から除外するデータを決定する。
例えば、0x100〜0x109番のIDを持つデータが物標データであり、そのうちの0x100番が物標の位置および有無を示すデータ、0x101番が物標の相対速度を示すデータ、0x102番が物標の種類を示すデータ、0x103番が当該物標データの信頼度を示すデータ、というように、1つ目の物標の情報が複数のIDのデータに分割して定義されているとする。この場合、除外データ決定部113は、0x100番のデータの7byte目の1bit目を確認することで、物標の有無を判断できる。物標が存在しない場合、0x100〜0x109番までのデータは、受信処理や変換処理を行っても周囲状況判断部13や車両制御部14で使用されることのない不要なデータである。よって、除外データ決定部113は、0x100番のデータの7byte目の1bit目を確認して、物標が存在しないことが分かれば、それ以降の0x101〜0x109番のデータを受信処理の対象から除外する、あるいは、受信処理された0x100〜0x109番のデータを変換処理の対象から除外する。
CANを用いた車載ネットワークなどでは、その性質上、物標の有無にかかわらず、周囲情報センサ1から物標データが一定周期で送信される。AUTOSARのようなCAN受信処理を行うプラットフォームソフトウェアでは、データの受信処理や変換処理だけでもかなりの処理負荷となる。そのため、周囲情報センサ1から送信される全てのデータに対してデータ受信部111での受信処理やデータ変換部112での変換処理を行うと、周囲状況判断部13や車両制御部14の処理を適切な周期で行えなくなる恐れがある。本実施の形態では、除外データ決定部113が、存在しない物標のデータを不要なデータと判断し、受信処理または変換処理の対象から除外することで、周囲情報受信部11の処理負荷を下げることができる。
本実施の形態では、除外データ決定部113が、存在しない物標の物標データを、受信処理または変換処理の対象から除外するデータ(以下「除外データ」ということもある)としているが、除外データの決定方法はこれに限られない。例えば、除外データ決定部113は、物標データの信頼度(上記の例における0x103番のIDを持つデータ)に基づいて、除外データを決定してもよい。例えば、物標データの信頼度が「高」、「中」、「低」の3段階規定されている場合、信頼度が高または中の物標データのみを受信処理および変換処理の対象とし、信頼度が低のデータを除外データとしてもよい。
また、0x100〜0x109番のIDを持つデータが1個目の物標の情報を示すデータ、0x110〜0x119番のIDを持つデータが2個目の物標の情報を示すデータ、・・・、0x190〜0x199番のIDを持つデータが10個目の物標の情報を示すデータ、と定義されている場合に、物標が5個だけ存在する(1個目から5個目までの物標が存在する)場合、6個目以降の物標のデータは、受信処理や変換処理を行っても周囲状況判断部13や車両制御部14で使用されることのない不要なデータである。よってその場合、除外データ決定部113は、6個目の物標のデータである0x150番のデータの7byte目の1bit目を確認し、6個目の物標が存在しないとことが分かれば、それ以降の同一周期の物標データである0x151〜0x199番のデータを除外データとしてもよい。このように、除外データ決定部113は、除外データが生じたときに、その除外データと同一のセンサから同一の周期に送信された他のデータも除外データと判断してもよい。
なお、各データが、同一の周期に送信されたものかどうかの判断方法は任意の方法でよい。例えば、先頭のID(例えば0x100)のデータが受信されてから、予め定められた閾値時間が経過するまでに受信されたデータを、同一の周期に送信されたデータとみなす方法でもよい。また、データを送信するセンサが各データにカウンタやタイムスタンプを付与し、カウンタやチェックサムの情報に基づいて同一の周期に送信されたデータか否かを判断する方法でもよい。
車両情報受信部12は、車両情報センサ2から送信される自車両の車両情報を受信する。図示は省略するが、車両情報受信部12は、車両情報センサ2が送信するデータを選択的して受信処理を行うデータ受信部と、受信処理されたデータを周囲状況判断部13にて利用可能な形式に変換する変換処理を行うデータ変換部とを備えている。これらは従来のCAN受信処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
周囲状況判断部13は、周囲情報受信部11において受信処理および変換処理が施された周囲情報のデータと、車両情報受信部12において受信処理および変換処理が施された車両情報のデータとを取得し、それらのデータを統合的に考慮して、自車両の周囲の状況を判断する。周囲状況判断部13が判断する自車両の周囲の状況は、例えば、自車両の周囲のどの位置にどのような物標や白線が存在するかなどである。
例えば周囲情報センサ1が複数のセンサから構成されている場合、自車両の周囲に物標が1つしか存在しないときでも、各センサの測距タイミングやデータの送信タイミングのずれや測距誤差などに起因して、周囲情報受信部11に受信された周囲情報に含まれる物標情報のデータにバラツキが生じ、物標の位置(座標)が複数検知される場合がある。周囲状況判断部13は、車両情報から分かる自車両の運動や、各センサの測距タイミング、送信タイミング、測距誤差などを考慮して物標情報を整理し、整理された物標情報を車両制御部14へ入力する。
例えば、互いに近い位置に物標の座標が複数検知された場合、周囲状況判断部13は、それらを1つの物標の座標と判断し、最も信頼度の高いセンサの情報から得られた座標を当該物標の位置として採用する。あるいは、複数の座標を平均した座標を当該物標の位置とみなしてもよいし、複数の座標をその信頼度に応じて加重平均した座標を当該物標の位置とみなしてもよい。また、周囲状況判断部13は、自車両および物標の運動と、測距タイミングから現在までの時間差とに基づいて現在の物標の座標を推定し、推定された現在の物標の座標を含む物標情報を車両制御部14へ入力してもよい。
なお、周囲情報センサ1が複数のセンサから構成されている場合、白線の情報(白線の位置、曲率、本数など)にもバラツキが生じるため、周囲状況判断部13は、物標情報の整理と同様の手法で、白線情報も整理し、整理された白線情報を車両制御部14へ入力する。
車両制御部14は、周囲状況判断部13が判断した自車両の周囲の状況に基づいて、アクチュエータ3への制御指示を演算し、その演算結果をアクチュエータ3へ出力することで自車両の走行を制御する。具体的には、車両制御部14は、例えば自動ブレーキやレーンキープなど、自車両の予防安全制御を行う。例えば、自車両が物標にぶつかりそうな場合、車両制御部14は、アクチュエータ3のブレーキECUへ制動指示を出力したり、エンジンECUへ減速指示を出力したり、電動パワステへの物標を回避するための操舵指示を出力したりする。その際、車両制御部14は、自車両のインストルメントパネルに警告サインを表示させたり、自車両のスピーカから警告音を出力させたりしてもよい。
また、車両制御部14は、自車両が白線を越えて車線から逸脱しそうになれば、アクチュエータ3の電動パワステへレーンキープのための操舵指示を出力する。その他、車両制御部14は、アクセルとブレーキの踏み間違い防止の制御指示など、予防安全に関わるものであればどのような制御指示を行ってもよい。また、車両制御部14は、物標情報や白線情報に基づいて、自車両が安全に走行できる経路を探索し、検出された経路に沿って自車両を走行させる自動運転の制御指示を演算し、それをアクチュエータ3へ出力してもよい。
ここでは、車両制御部14が、周囲状況判断部13による周囲状況の判断結果のみに基づいて自車両の走行を制御する制御指示の演算を行う構成としたが、例えば、車両情報受信部12から出力される速度やヨーレート、舵角等の車両情報を、車両制御部14に入力し、車両制御部14が車両情報を加味して制御指示を演算してもよい。車両制御部14が、車両情報を考慮して制御指示を演算することで、車両情報がフィードバックされた精度の高い車両制御を行うことができる。
先に述べたように、本実施の形態では、除外データ決定部113が、不要な物標のデータを受信処理または変換処理の対象から除外することで、周囲情報受信部11の処理負荷を下げることができる。その結果、周囲状況判断部13に入力されるデータも減るため、周囲状況判断部13の処理負荷も合わせて低減できる。それにより、周囲状況判断部13や車両制御部14の処理をより確実に行うことができ、自車両の安全性の向上に寄与できる。
図2は、実施の形態1に係る車両制御装置10の動作を示すフローチャートである。以下、図2のフローチャートに基づいて、実施の形態1に係る車両制御装置10の動作を説明する。
車両制御装置10が起動すると、まず、周囲情報受信部11の除外データ決定部113が、周囲情報センサ1から送信された周囲情報のデータが受信処理の対象か否かを判断する(ステップS101)。除外データ決定部113は、初期状態では周囲情報センサ1から送信されるデータの全てを受信処理の対象とするが、データの受信処理が開始された後は、受信処理が行われたデータに基づいて、その後のデータのうち受信処理の対象から除外するデータを決定する。また、除外データ決定部113は、周囲情報センサ1の新たな送信周期に入るごとに、初期状態にリセットされる。
周囲情報センサ1から送信されたデータが受信処理の対象であった場合(ステップS101でYES)、データ受信部111はそのデータの受信処理を行う(ステップS102)。その後、データ受信部111は、受信処理されたデータを除外データ決定部113へフィードバックする(ステップS103)。
続いて、周囲情報受信部11のデータ変換部112が、データ受信部111により受信処理されたデータが変換処理の対象か否かを判断する(ステップS104)。除外データ決定部113は、初期状態では受信処理されたデータの全てを変換処理の対象とするが、データの受信処理が開始された後は、受信処理が行われたデータに基づいて、その後のデータのうち変換処理の対象から除外するデータを決定する。また、データ変換部112も、周囲情報センサ1の新たな送信周期に入るごとに、初期状態にリセットされる。
受信処理されたデータが変換処理の対象であった場合(ステップS104でYES)、データ変換部112はそのデータの変換処理を行う(ステップS105)。
なお、周囲情報センサ1から送信されたデータが受信処理の対象でなかった場合(ステップS101でNO)、ステップS102〜S105の処理は行われない。また、受信処理されたデータが変換処理の対象でなかった場合(ステップS104でNO)、ステップS105の処理は行われない。これにより、周囲情報受信部11の処理負荷が抑制される。
次に、車両情報受信部12が、車両情報センサ2から送信された車両情報のデータの受信処理および変換処理を行う(ステップS106)。
その後、周囲状況判断部13が、周囲情報受信部11で受信処理および変換処理された周囲情報のデータと、車両情報受信部12で受信処理および変換処理された車両情報のデータとに基づいて、自車両の周囲の状況を判断する(ステップS107)。そして、車両制御部14が、周囲状況判断部13が判断した自車両の周囲の状況に基づいて、アクチュエータ3への制御指示を演算し、その演算結果をアクチュエータ3へ出力することで自車両の走行を制御する(ステップS108)。車両制御装置10は、以上のフローを繰り返し実行する。
図2のフローでは、周囲情報のデータの一部を受信処理の対象から除外する処理(ステップS101)と、受信処理されたデータの一部を変換処理の対象から除外する処理(ステップS104)との両方が行われているが、いずれか片方のみが行われてもよい。両者の少なくとも片方が行われれば、周囲情報受信部11の処理負荷低減の効果が得られる。また、周囲情報受信部11での受信処理および変換処理(ステップS101〜S105)と、車両情報受信部12での受信処理および変換処理(ステップS106)とは、どちらが先に行われてもよい。
図3および図4は、それぞれ車両制御装置10のハードウェア構成の例を示す図である。図1に示した車両制御装置10の構成要素の各機能は、例えば図3に示す処理回路50により実現される。すなわち、車両制御装置10は、自車両の周囲情報センサ1から送信される自車両の周囲の情報である周囲情報を受信し、自車両の車両情報センサ2から送信される自車両の走行状態の情報である車両情報を受信し、周囲情報および車両情報に基づいて、自車両の周囲の状況を判断し、自車両の周囲の状況に基づいて、自車両のアクチュエータ3を制御するための処理回路50を備える。ここで、周囲情報センサ1からは、周囲情報を構成する複数のデータが周期的に送信され、周囲情報を受信する処理が、周囲情報センサ1から送信されたデータの受信処理と、受信処理されたデータを周囲状況の判断処理に利用可能な形式に変換する変換処理と、受信処理されたデータに基づいて、周囲情報を構成する複数のデータのうち、受信処理の対象から除外するデータまたは変換処理の対象から除外するデータを決定する除外データ決定処理とを含んでいる。
処理回路50は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリに格納されたプログラムを実行するプロセッサ(中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)とも呼ばれる)を用いて構成されていてもよい。
処理回路50が専用のハードウェアである場合、処理回路50は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものなどが該当する。車両制御装置10の構成要素の各々の機能が個別の処理回路で実現されてもよいし、それらの機能がまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
図4は、処理回路50がプログラムを実行するプロセッサ51を用いて構成されている場合における車両制御装置10のハードウェア構成の例を示している。この場合、車両制御装置10の構成要素の機能は、ソフトウェア等(ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせ)により実現される。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリ52に格納される。プロセッサ51は、メモリ52に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、車両制御装置10は、プロセッサ51により実行されるときに、自車両の周囲情報センサ1から送信される自車両の周囲の情報である周囲情報を受信する処理と、自車両の車両情報センサ2から送信される自車両の走行状態の情報である車両情報を受信する処理と、周囲情報および車両情報に基づいて、自車両の周囲の状況を判断する処理と、自車両の周囲の状況に基づいて、自車両のアクチュエータ3を制御する処理と、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ52を備える。換言すれば、このプログラムは、車両制御装置10の構成要素の動作の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、周囲情報センサ1からは、周囲情報を構成する複数のデータが周期的に送信され、周囲情報を受信する処理が、周囲情報センサ1から送信されたデータの受信処理と、受信処理されたデータを周囲状況の判断処理に利用可能な形式に変換する変換処理と、受信処理されたデータに基づいて、周囲情報を構成する複数のデータのうち、受信処理の対象から除外するデータまたは変換処理の対象から除外するデータを決定する除外データ決定処理とを含んでいる。
ここで、メモリ52は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)およびそのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
以上、車両制御装置10の構成要素の機能が、ハードウェアおよびソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、車両制御装置10の一部の構成要素を専用のハードウェアで実現し、別の一部の構成要素をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、一部の構成要素については専用のハードウェアとしての処理回路50でその機能を実現し、他の一部の構成要素についてはプロセッサ51としての処理回路50がメモリ52に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、車両制御装置10は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
<実施の形態2>
図5は、実施の形態2に係る車両制御装置10の構成を示すブロック図である。図5の車両制御装置10の構成は、図1の構成に対し、除外データ決定部113に、データ受信部111の出力だけでなく、車両情報受信部12、周囲状況判断部13および車両制御部14の各出力も入力されるようにしたものである。
実施の形態2の除外データ決定部113は、データ受信部111で受信処理された周囲情報のデータだけでなく、車両情報受信部12が受信した車両情報、周囲状況判断部13の判断に関する情報、および、車両制御部14が演算したアクチュエータ3への制御指示を加味して、データ受信部111の受信処理の対象から除外するデータまたはデータ変換部112の変換処理の対象から除外するデータ(除外データ)を決定する。
例えば、除外データ決定部113は、車両情報受信部12が受信した自車両の車輪速の情報から、自車両が前進しているか後退しているか判断し、進行方向から考えて自車両がぶつかる危険性が少ない方向(自車両が前進しているときは後方、自車両が後退しているときは前方)の物標を検知するセンサの出力データを除外データにしてもよい。その際、周囲状況判断部13は、自車両のシフトの位置、エンジンの回転数、車輪速などから求めた自車両の速度を加味してもよい。また、複数の車両情報に基づいて除外データを決定する場合、それぞれの車両情報に優先度を定め、優先度の高い情報に基づいて除外データを決定してもよい。また、複数の車両情報の組み合わせを1つの判定材料として扱ってもよい。
また例えば、除外データ決定部113は、車両情報受信部12が受信した自車両の舵角やヨーレートから、自車両の進行方向(直進、右折、左折など)を判断し、進行方向から考えて自車両がぶつかる危険性が少ない方向(自車両が右折しているときは左方、自車両が左折しているときは右方)の物標を検知するセンサの出力データを除外データにしてもよい。
また例えば、除外データ決定部113は、周囲状況判断部13の判断に関する情報に基づいて除外データを決定してもよい。具体的には、除外データ決定部113は、周囲状況判断部13が物標の位置のデータとして採用しなかった物標データを出力したセンサの出力データを除外データにするなどしてもよい。
また例えば、除外データ決定部113は、車両制御部14が演算したアクチュエータ3への制御指示の情報に基づいて除外データを決定してもよい。具体的には、除外データ決定部113は、車両制御部14がアクチュエータ3を制御して、自車両の前方の障害物との衝突を避けるための緊急自動ブレーキを作動させている(あるいは、作動させる予兆がある)ときに、自車両の後方の物標を検知するセンサの出力データを除外データにしてもよい。
また例えば、除外データ決定部113は、発進時のアクセルとブレーキの踏み間違い防止の制御指示に基づいて除外データを決定してもよい。発進時は速度が低く、また、衝突可能性のある物標までの距離が近いことから、踏み間違い防止の制御が行われている間は、遠方の物標を検知するセンサの出力データを除外データにしてもよい。
また例えば、除外データ決定部113は、レーンキープの制御指示に基づいて除外データを決定してもよい。具体的には、自車両が左右どちら側へ車線を逸脱しそうなのかを判断し、逸脱する側とは反対側の物標を検知するセンサの出力データを除外データにしてもよい。
また、除外データ決定部113は、データ受信部111、車両情報受信部12、周囲状況判断部13、車両制御部14のうちの各情報に優先度を定め、優先度の高い情報に基づいて除外データを決定してもよい。また、除外データ決定部113は、データ受信部111、車両情報受信部12、周囲状況判断部13、車両制御部14が出力する各情報の組み合わせをマップ化し、当該マップから判断される自車両の状況に応じて除外データを決定してもよい。
ここでは、除外データ決定部113が、データ受信部111が受信処理したデータに加え、車両情報受信部12、周囲状況判断部13、車両制御部14から得られる情報の全てを加味したが、除外データ決定部113は、それらのいずれか1つ以上の情報を加味すればよい。
図6は、実施の形態2に係る車両制御装置10の動作を示すフローチャートである。以下、図6のフローチャートに基づいて、実施の形態2に係る車両制御装置10の動作を説明する。
車両制御装置10が起動すると、まず、周囲情報受信部11の除外データ決定部113が、周囲情報センサ1から送信された周囲情報のデータが受信処理の対象か否かを判断する(ステップS201)。除外データ決定部113は、初期状態では周囲情報センサ1から送信されるデータの全てを受信処理の対象とするが、データ受信部111でデータの受信処理が開始された後は、受信処理が行われたデータ、車両情報受信部12が受信した車両情報、周囲状況判断部13の判断に関する情報、および、車両制御部14が演算したアクチュエータ3への制御指示に基づいて、その後のデータのうち受信処理の対象から除外するデータを決定する。また、除外データ決定部113は、周囲情報センサ1の新たな送信周期に入るごとに、初期状態にリセットされる。
周囲情報センサ1から送信されたデータが受信処理の対象であった場合(ステップS201でYES)、データ受信部111はそのデータの受信処理を行う(ステップS202)。その後、データ受信部111は、受信処理されたデータを除外データ決定部113へフィードバックする(ステップS203)。
続いて、周囲情報受信部11のデータ変換部112が、データ受信部111により受信処理されたデータが変換処理の対象か否かを判断する(ステップS204)。除外データ決定部113は、初期状態では受信処理されたデータの全てを変換処理の対象とするが、データ受信部111でデータの受信処理が開始された後は、受信処理が行われたデータ、車両情報受信部12が受信した車両情報、周囲状況判断部13の判断に関する情報、および、車両制御部14が演算したアクチュエータ3への制御指示に基づいて、その後のデータのうち変換処理の対象から除外するデータを決定する。また、データ変換部112も、周囲情報センサ1の新たな送信周期に入るごとに、初期状態にリセットされる。
受信処理されたデータが変換処理の対象であった場合(ステップS204でYES)、データ変換部112はそのデータの変換処理を行う(ステップS205)。
なお、周囲情報センサ1から送信されたデータが受信処理の対象でなかった場合(ステップS201でNO)、ステップS202〜S205の処理は行われない。また、受信処理されたデータが変換処理の対象でなかった場合(ステップS204でNO)、ステップS205の処理は行われない。これにより、周囲情報受信部11の処理負荷は抑制される。
次に、車両情報受信部12が、車両情報センサ2から送信された車両情報のデータの受信処理および変換処理を行う(ステップS206)。そして、車両情報受信部12は、受信した車両情報を除外データ決定部113へフィードバックする(ステップS207)。
その後、周囲状況判断部13が、周囲情報受信部11で受信処理および変換処理された周囲情報のデータと、車両情報受信部12で受信処理および変換処理された車両情報のデータとに基づいて、自車両の周囲の状況を判断する(ステップS208)。そして、周囲状況判断部13は、その判断に関する情報を除外データ決定部113へフィードバックする(ステップS209)。
次に、車両制御部14が、周囲状況判断部13が判断した自車両の周囲の状況に基づいて、アクチュエータ3への制御指示を演算し、その演算結果をアクチュエータ3へ出力することで自車両の走行を制御する(ステップS210)。そして、車両制御部14は、その演算結果を除外データ決定部113へフィードバックする(ステップS211)。車両制御装置10は、以上のフローを繰り返し実行する。
図6のフローでは、周囲情報のデータの一部を受信処理の対象から除外する処理(ステップS201)と、受信処理されたデータの一部を変換処理の対象から除外する処理(ステップS204)との両方が行われているが、いずれか片方のみが行われてもよい。両者の少なくとも片方が行われれば、周囲情報受信部11の処理負荷低減の効果が得られる。また、周囲情報受信部11での受信処理および変換処理(ステップS201〜S205)と、車両情報受信部12での受信処理および変換処理(ステップS206)とは、どちらが先に行われてもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 周囲情報センサ、2 車両情報センサ、3 アクチュエータ、10 車両制御装置、11 周囲情報受信部、12 車両情報受信部、13 周囲状況判断部、14 車両制御部、111 データ受信部、112 データ変換部、113 除外データ決定部、50 処理回路、51 プロセッサ、52 メモリ。

Claims (13)

  1. 自車両の周囲情報センサから送信される前記自車両の周囲の情報である周囲情報を受信する周囲情報受信部と、
    前記自車両の車両情報センサから送信される前記自車両の走行状態の情報である車両情報を受信する車両情報受信部と、
    前記周囲情報受信部が受信した前記周囲情報および前記車両情報受信部が受信した前記車両情報に基づいて、前記自車両の周囲の状況を判断する周囲状況判断部と、
    前記周囲状況判断部が判断した前記自車両の周囲の状況に基づいて、前記自車両のアクチュエータを制御する車両制御部と、
    を備え、
    前記周囲情報センサからは、前記周囲情報を構成する複数のデータが周期的に送信され、
    前記周囲情報受信部は、
    前記周囲情報センサから送信されたデータの受信処理を行うデータ受信部と、
    前記受信処理されたデータを前記周囲状況判断部が利用可能な形式に変換する変換処理を行うデータ変換部と、
    前記受信処理されたデータに基づいて、前記周囲情報を構成する複数のデータのうち、前記受信処理の対象から除外するデータまたは前記変換処理の対象から除外するデータを決定する除外データ決定部と、
    を備え、
    前記周囲状況判断部は、前記周囲情報を構成する複数のデータのうち、前記受信処理および前記変換処理が施されたデータを取得する、
    車両制御装置。
  2. 前記周囲情報を構成する複数のデータには、前記自車両の周囲の物標の情報を表すデータとして定義された物標データが含まれ、
    前記物標データには、前記物標データの信頼度のデータが含まれ、
    前記除外データ決定部は、信頼度が予め定められた閾値以下の物標データを前記受信処理または前記変換処理の対象から除外する、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記周囲情報を構成する複数のデータには、前記自車両の周囲の物標の情報を表すデータとして定義された物標データが含まれ、
    前記物標データには、物標の有無を表すデータが含まれ、
    前記除外データ決定部は、前記物標データの物標の有無を表すデータに基づいて、前記物標データが物標有りを表す物標データであるか物標無しを表す物標データであるかを判断し、物標無しを表す物標データを前記受信処理または前記変換処理の対象から除外する
    請求項1または請求項2に記載の車両制御装置。
  4. 前記除外データ決定部は、前記受信処理または前記変換処理の対象から除外するデータが生じると、そのデータと同一のセンサから同一の周期に送信された他のデータも前記受信処理または前記変換処理の対象から除外する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両制御装置。
  5. 前記除外データ決定部は、前記車両情報を加味して、前記受信処理の対象から除外するデータまたは前記変換処理の対象から除外するデータを決定する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車両制御装置。
  6. 前記除外データ決定部は、前記周囲状況判断部が物標の位置のデータとして採用しなかった物標データを出力したセンサの出力データを、前記受信処理の対象から除外するデータまたは前記変換処理の対象から除外するデータとして決定する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車両制御装置。
  7. 前記除外データ決定部は、前記車両制御部が演算した前記アクチュエータへの制御指示を加味して、前記受信処理の対象から除外するデータまたは前記変換処理の対象から除外するデータを決定する
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車両制御装置。
  8. 前記除外データ決定部は、前記車両情報に基づき前記自車両が前進しているか後退しているか判断し、前記自車両が前進しているときは前記自車両の後方の物標を検知するセンサの出力データを、前記自車両が後退しているときは前記自車両の前方の物標を検知するセンサの出力データを、前記受信処理の対象から除外するデータまたは前記変換処理の対象から除外するデータとして決定する
    請求項5に記載の車両制御装置。
  9. 前記除外データ決定部は、前記車両情報に基づき前記自車両の進行方向を判断し、前記自車両が右折しているときは前記自車両の左方の物標を検知するセンサの出力データを、前記自車両が左折しているときは前記自車両の右方の物標を検知するセンサの出力データを、前記受信処理の対象から除外するデータまたは前記変換処理の対象から除外するデータとして決定する
    請求項5に記載の車両制御装置。
  10. 前記除外データ決定部は、前記車両制御部が前記アクチュエータを制御して、前記自車両の前方の障害物との衝突を避けるための緊急自動ブレーキを作動させている、あるいは作動させる予兆があるときに、前記自車両の後方の物標を検知するセンサの出力データを、前記受信処理の対象から除外するデータまたは前記変換処理の対象から除外するデータとして決定する
    請求項7に記載の車両制御装置。
  11. 前記除外データ決定部は、前記車両制御部が前記アクチュエータに対し、発進時のアクセルとブレーキの踏み間違い防止の制御を行っている間、遠方の物標を検知するセンサの出力データを、前記受信処理の対象から除外するデータまたは前記変換処理の対象から除外するデータとして決定する
    請求項7に記載の車両制御装置。
  12. 前記除外データ決定部は、前記車両制御部が演算した前記アクチュエータへのレーンキープの制御指示に基づいて、前記自車両が左右どちら側へ車線を逸脱しそうなのかを判断し、逸脱しそうな側とは反対側の物標を検知するセンサの出力データを、前記受信処理の対象から除外するデータまたは前記変換処理の対象から除外するデータとして決定する
    請求項7に記載の車両制御装置。
  13. 車両制御装置の周囲情報受信部が、自車両の周囲情報センサから送信される前記自車両の周囲の情報である周囲情報を受信する工程と、
    前記車両制御装置の車両情報受信部が、前記自車両の車両情報センサから送信される前記自車両の走行状態の情報である車両情報を受信する工程と、
    前記車両制御装置の周囲状況判断部が、前記周囲情報受信部が受信した前記周囲情報および前記車両情報受信部が受信した前記車両情報に基づいて、前記自車両の周囲の状況を判断する工程と、
    前記車両制御装置の車両制御部が、前記周囲状況判断部が判断した前記自車両の周囲の状況に基づいて、前記自車両のアクチュエータを制御する工程と、
    を含み、
    前記周囲情報センサからは、前記周囲情報を構成する複数のデータが周期的に送信され、
    前記周囲情報受信部が前記周囲情報を受信する工程が、
    前記周囲情報センサから送信されたデータの受信処理と、
    前記受信処理されたデータを前記周囲状況判断部が利用可能な形式に変換する変換処理と、
    前記受信処理されたデータに基づいて、前記周囲情報を構成する複数のデータのうち、前記受信処理の対象から除外するデータまたは前記変換処理の対象から除外するデータを決定する除外データ決定処理と、
    を含み、
    前記周囲状況判断部は、前記周囲情報を構成する複数のデータのうち、前記受信処理および前記変換処理が施されたデータを取得する、
    車両制御方法。
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