JP6757517B2 - 目視確認支援装置及び目視確認支援方法 - Google Patents

目視確認支援装置及び目視確認支援方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷物等のワークの目視確認支援装置及び目視確認支援方法に関する。
オフセット印刷装置、グラビア印刷装置等の印刷装置を用いて印刷を行った際に、印刷物には、印刷の欠け、インキ不足によるかすれ、暗色部分への異物の付着等の明欠陥や、所望の箇所以外の箇所へのインキの付着、インキ過剰によるはみだし、明色部分への異物の付着等の暗欠陥、等の種々の欠陥が生じ得る。このような印刷物に生じた欠陥を発見して当該欠陥の原因を突き止め、印刷装置の調整等により当該欠陥の発生を防止するために、例えば1000部に1部、5分に1部等の所定の割合で印刷物の抜き取り検査が行われている。この検査は、現場においてオペレータが抜き取られた印刷物を目視で確認することにより行われる。しかしながら、人間の目視による検査では、印刷物に欠陥が生じているにもかかわらず欠陥がないと判断してしまう、いわゆる見逃がしが発生し得る。
このオペレータによる目視検査における見逃しを抑制するために、特許文献1には、プリント回路基板の検査画像をカメラで撮像し、良品画像と検査画像を、良品画像と検査画像の少なくとも一方に注意点画像を重ね合わせて、表示装置に交互に繰り返し表示し、この表示装置を検査員が目視で確認することにより欠陥の検査を行うものが開示されている。また、特許文献2には、ガラス板の欠陥を観察光学部により発見し、その欠陥の位置にレーザーポインタからスポット光を照射し、このスポット光の照射位置の座標位置を算出し、これにより欠陥の発生位置を算出するものが開示されている。
特開2015−200554号公報 特開2014−44063号公報
特許文献1に開示された技術では、実物のプリント回路基板と表示装置上に表示された注意点画像とを見比べながら実物のプリント回路基板における欠陥を視認しようとすると、実物と表示装置を交互に見る必要があり、表示装置を操作したり、表示装置上に表示された注意点画像に対応する実物上の箇所を探したりすることに長い作業時間を費やし、検査員に生じる負荷も大きくなるという問題があった。
また、特許文献2に開示された技術では、欠陥の位置にレーザーポインタからスポット光を照射しているものの、これはオペレータがその欠陥を確認するためのものではない。また、レーザーポインタからスポット光が照射されている箇所を目視すると、ガラス板の表面で反射したスポット光がオペレータの目に入る可能性があり、安全性の確保の観点から、スポット光が照射されている箇所を目視することは避けるべきである。また、特許文献2に開示された技術では、1人の作業者が1つの観察光学部を用いてガラス板上の欠陥の有無を検査することを想定しており、ガラス板上に複数の欠陥があったとしても、この複数の欠陥を同時に確認することはできない。さらに、発見された欠陥の情報について、その座標値を表示部に表示することについては開示されているものの、複数の欠陥があった場合の表示の詳細については開示していない。また、欠陥の座標値のみの表示では、ガラス板上における欠陥の位置を、作業者が視覚的に短時間で把握することは困難である。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであって、ワーク上の欠陥を短時間で精度良く確認できる目視確認支援装置及び目視確認支援方法を提供することを目的とする。
本発明による目視確認支援装置は、
ワークを撮像する撮像部と、
前記撮像部で撮像されたワーク画像に基づいて前記ワークの位置情報を取得する処理部と、
前記ワークの位置情報及び前記ワーク上の欠陥候補に関する情報に基づいて、前記ワーク上に指示画像を投影する投影部と、を有する。
本発明による目視確認支援装置において、
前記処理部は、前記ワーク画像に基づいて前記ワーク上の欠陥候補の有無を判定し、前記欠陥候補に関する情報を生成してもよい。
本発明による目視確認支援装置において、
前記処理部は、前記欠陥候補の重篤度を判定し、
前記投影部は、前記重篤度に応じて異なる指示画像を投影してもよい。
本発明による目視確認支援装置において、
前記投影部は、前記重篤度に応じて、少なくとも色、形状又は動きが異なる指示画像を投影してもよい。
本発明による目視確認支援装置において、
前記ワークは複数の区域に区画され、
前記投影部は、前記複数の区域のうち前記欠陥候補が存在する区域に対応する前記ワーク上の領域に前記指示画像を投影してもよい。
本発明による目視確認支援装置において、
前記処理部は、前記ワーク画像に基づいて前記ワークの識別情報を取得し、前記識別情報と前記欠陥候補に関する情報とを紐付けて記憶部に保存してもよい。
本発明による目視確認支援方法は、
ワークを撮像する撮像ステップと、
前記撮像部で撮像されたワーク画像に基づいて前記ワークの位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
前記ワークの位置情報及び前記ワーク上の欠陥候補に関する情報に基づいて、前記ワークに指示画像を投影する投影ステップと、を有する。
本発明による目視確認支援方法において、
前記ワーク画像に基づいて前記ワーク上の欠陥候補の有無を判定し、前記欠陥候補に関する情報を生成する欠陥候補情報生成ステップをさらに有してもよい。
本発明による目視確認支援方法において、
前記欠陥候補情報生成ステップにおいて、前記欠陥候補の重篤度を判定し、
前記投影ステップにおいて、前記重篤度に応じて異なる指示画像を投影してもよい。
本発明による目視確認支援方法において、
前記投影ステップにおいて、前記重篤度に応じて、少なくとも色、形状又は動きが異なる指示画像を投影してもよい。
本発明による目視確認支援方法において、
前記ワークは複数の区域に区画され、
前記投影ステップにおいて、前記複数の区域のうち前記欠陥候補が存在する区域に対応する前記ワーク上の領域に前記指示画像を投影してもよい。
本発明による目視確認支援方法において、
前記ワーク画像に基づいて前記ワークの識別情報を取得し、前記識別情報と前記欠陥候補に関する情報とを紐付けて記憶部に保存する識別情報保存ステップをさらに有してもよい。
本発明によれば、ワーク上の欠陥を短時間で精度よく確認できる目視確認支援装置及び目視確認支援方法を提供することができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、目視確認支援装置を概略的に示す図である。 図2は、目視確認支援装置の投影部から投影される指示画像の一例をワークとともに示す図である。 図3は、目視確認支援装置を用いた目視確認支援方法のフローチャートである。 図4は、撮像部の撮像領域内におけるワークの位置を求める方法を説明するための図である。 図5は、ワーク上における欠陥候補の位置を求める方法を説明するための図である。 図6は、撮像部の撮像領域内における欠陥候補の位置を求める方法を説明するための図である。 図7は、指示画像の変形例をワークとともに示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1〜図5は、本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は、目視確認支援装置を概略的に示す図であり、図2は、目視確認支援装置の投影部から投影される指示画像の一例をワークとともに示す図である。
本実施の形態では、ワーク20は印刷物であり、例えば、オフセット印刷装置、グラビア印刷装置等の印刷装置を用いて印刷を行った印刷物である。とりわけ、ワーク20は、印刷装置において連続的に印刷される多数の印刷物の中から、例えば1000部に1部、5分に1部等の所定の割合で抜き取られた印刷物であり、オペレータの目視により、このワーク20における印刷上の欠陥の有無が確認される。
印刷物における欠陥としては、例えば、文字の抜け、印刷の欠け、インキ不足によるかすれ、暗色部分への異物の付着等のいわゆる明欠陥、空白部分への文字や絵柄の誤印刷、インキが付着すべきでない箇所へのインキの付着、インキ過剰による所定領域外へのインキのはみだし、明色部分への異物の付着等のいわゆる暗欠陥等が生じ得る。オペレータの目視により、印刷物に印刷上の欠陥が発見されると、その欠陥の種類や程度等に応じて、印刷装置の各部分が調整される。これにより印刷装置における印刷上の欠陥が防止される。
ワーク20は印刷物に限られず、その表面上の欠陥の有無がオペレータの目視により確認される種々の対象物が含まれる。また、ワーク20上の欠陥も印刷上の欠陥に限られず、その表面上に存在し得る種々の欠陥について適用可能である。
本実施の形態の目視確認支援装置10は、オペレータがワーク20上の欠陥を目視で確認する際に、当該ワーク20上において欠陥である可能性がある欠陥候補25が存在する箇所を指示し、オペレータによる欠陥の目視確認を支援するための装置である。
図1に示された目視確認支援装置10は、ワーク20を撮像する撮像部12と、各種の情報処理を行う処理部14と、ワーク20上に指示画像を投影する投影部16と、ワーク20を載置するための作業台18と、を有している。
作業台18はワーク20を載置するための台であり、色見台と称されることもある。作業台18は平坦な上面を有し、この上面に印刷物等のワーク20が広げられて載置される。図1に示された例では、作業台18の上面は水平面と平行をなして配置されている。なお、これに限られず、作業台18の上面は水平面に対して傾斜して配置されてもよい。例えば、作業台18の上面はオペレータ側に向かって傾斜するようにして配置されてもよい。なお、作業台18の上面には、ワーク20を配置するべき位置の周囲に、当該上面から突出して形成された枠部材等が設けられていてもよい。また、作業台18の上面には、ワーク20を配置するべき位置に枠等が描かれていてもよい。作業台18がこのような枠部材又は描かれた枠等を有していると、当該枠部材又は描かれた枠等を目安として、オペレータがワーク20を作業台18上の所定の位置に容易に載置することができる。なお、図示された例では、作業台18の上面には基準マークPが設けられており、撮像部12の後述の撮像領域12Aの角部Pと、投影部16の後述の投影領域16Aの角部とを、それぞれこの基準マークPに合わせることができるようになっている。
撮像部12は、作業台18の上方に設けられており、作業台18上に載置されたワーク20を含む領域を撮像する。撮像部12は、作業台18に向けられたカメラ等の撮像装置を有している。図1に示された例では、撮像部12で撮像可能な領域すなわち撮像領域12Aの大きさは、作業台18の上面に載置されるワーク20の寸法よりも大きくされている。これにより、作業台18上におけるワーク20の位置が本来意図されている位置からずれていたとしても、撮像部12により確実にワーク20を撮像することができる。撮像部12で撮像されたワーク20の画像(ワーク画像)は、処理部14へ送られる。
処理部14は、各種の演算、判定、情報の送受信、情報の保存等の情報処理を行う機能を有する。図1に示された例では、処理部14は、目視確認支援装置10の各部の制御を行う制御部としての機能も有している。処理部14は、撮像部12から受け取ったワーク画像を処理し、撮像領域12A内におけるワーク20の位置座標を算出する。ワーク20の位置座標は、ワーク20が平面視で矩形形状を有している場合、例えば、撮像部12の撮像領域12Aの角部Pを原点として、ワーク20の1つの角部PのX方向のX座標と、X方向に直交するY方向のY座標と、撮像領域12Aの一辺と当該一辺に対応するワーク20の一辺とのなす角度θと、の組み合わせ(X,Y,θ)で表すことができる(図4参照)。この位置座標は、ワーク20の位置情報として図示しない記憶部に記憶させる。記憶部は、揮発性の記憶装置であってもよいし、不揮発性の記憶装置であってもよい。
また、処理部14は、ワーク画像に基づいて、欠陥である可能性がある欠陥候補25を検出する。欠陥候補25の検出は、例えば、ワーク画像と、欠陥のないワークの画像である良品画像との比較によって行うこともできるし、ワーク画像と、ワーク20の設計データとの比較によって行うこともできる。処理部14は、この検出結果に基づいてワーク20上の欠陥候補25の有無を判定する。ワーク20に欠陥候補25があると判定された場合には、ワーク20上の欠陥候補25に関する情報として、例えば、当該欠陥候補25のワーク20上における座標位置、欠陥の種類、欠陥の重篤度を含む欠陥候補情報を生成する。また、処理部14は、生成された欠陥候補情報を記憶部に記憶させる。欠陥候補25の座標位置は、例えば、ワーク20の1つの角部又は特徴的な絵柄箇所Pを原点として、x方向のx座標と、x方向に直交するy方向のy座標との組み合わせ(x,y)で表すことができる。図5には、原点Pを、平面視で矩形形状を有するワーク20の1つの角部とした例を示している。また、特徴的な絵柄箇所としては、一例として、多色刷り(例えば4色刷り)を行う際に用いられる見当合わせ用のトンボマークを挙げることができる。欠陥の種類は、例えば、明欠陥、暗欠陥の2種類に分類してもよいし、さらに明欠陥であれば、文字の抜け、印刷の欠け、印刷のかすれ、暗色部分への異物の付着等に細分化してもよく、暗欠陥であれば、空白部分への文字や絵柄の誤印刷、インキが付着すべきでない箇所へのインキの付着、インキ過剰による所定領域外へのインキのはみだし、明色部分への異物の付着等に細分化してもよい。欠陥の重篤度は、例えば、高(重篤である)、中、低(重篤でない)の3段階に分けることができる。一方、ワーク20に欠陥候補25がないと判定された場合には、その旨を記憶手段に記憶させる。
投影部16は、作業台18の上方に設けられており、ワーク20の位置情報及びワーク20上の欠陥候補25に関する情報に基づいて、ワーク20上の投影領域16Aに、指示画像30を含む画像を投影する。投影部16は、プロジェクター等の投影装置を有している。投影部16による投影可能領域すなわち投影部16の投影領域16Aは、少なくともワーク20の寸法と同等の大きさを有している。好ましくは、投影部16の投影領域16Aの大きさは、ワーク20の寸法よりも大きく設定される。これにより、作業台18上におけるワーク20の位置が本来意図されている位置からずれていたとしても、ワーク20内のいずれの箇所にも指示画像30を投影することができる。さらに好ましくは、投影部16の投影領域16Aの大きさは、撮像部12の撮像領域12A以上の大きさである。これにより、ワーク20が撮像領域12Aのどの位置に配置されていても、ワーク20内のいずれの箇所にも指示画像30を投影することができる。なお、処理部14においてワーク20に欠陥候補25がないと判定された場合は、投影部16は、その旨の文字等をワーク20内又はワーク20外に投影するようにしてもよい。例えば、「OK」、「欠陥なし」等の文字をワーク20内又はワーク20外に投影するようにしてもよい。また、ワーク20と投影部16による投影画像との位置関係を把握するため、撮影領域12Aの角部Pの位置と投影領域16Aの角部の位置とを、それぞれ作業台18の上面に設けられた基準マークPに合わせておく。
次に、図2を参照して、指示画像30について説明する。ここでは、処理部14により、ワーク20のワーク画像から3つの欠陥候補25(25a,25b)が検出された例を示す。図示された例では、3つの欠陥候補25のうち1つの欠陥候補25aは、その重篤度が「高」であると判定され、他の2つの欠陥候補25bは、その重篤度が「低」であると判定されている。
各指示画像30(30a,30b)は、各欠陥候補25の位置を中心とした環状の形状を有して投影されている。図示された例では、各指示画像30の大きさは互いに同一である。ここで、重篤度が「高」であると判定された欠陥候補25aに対応する指示画像30aは赤色で投影され、重篤度が「低」であると判定された欠陥候補25bに対応する指示画像30bは緑色で投影されている。
オペレータは、ワーク20上において、投影された指示画像30の近傍、例えば指示画像30の中心の近傍を注意深く観察することにより、その箇所に実際に欠陥が生じているか否か、欠陥が生じている場合にはどのような種類の欠陥が生じているかを確認することができる。これにより、オペレータは、ワーク20上の指示画像30の近傍を観察するだけで欠陥の有無や種類等を把握することができるので、ワーク20上の欠陥を短時間で精度よく確認することができる。さらに、ワーク20上の複数の欠陥候補25のそれぞれに対応する複数の指示画像30を、ワーク20上に同時に投影することができるので、このことによってもオペレータによる欠陥の目視確認に要する時間を短縮することができる。
また、図示された例では、各欠陥候補25a,25bの重篤度に応じて異なる色の指示画像30a,30bが投影されるので、オペレータが、各欠陥候補25a,25bの重篤度を把握しやすくなり、複数の欠陥候補25a,25bに欠陥確認の優先順位をつけることができる。これにより、重篤度の高い欠陥候補25aについて優先的に確認を行う等、オペレータによる欠陥確認手順に高い自由度を付与することができる。
なお、指示画像30は、欠陥候補25の重篤度に応じてその色が異なるものに限られず、欠陥候補25の重篤度に応じてその形状又は動きが異なるものであってもよい。
指示画像30の色としては、例えば、赤色、黄色、緑色、青色、白色等の種々の色が特に限られることなく用いられる。一例として、重篤度が高い欠陥候補25に対応する指示画像30は赤色で投影し、重篤度が中程度の欠陥候補25に対応する指示画像30は黄色で投影し、重篤度が低い欠陥候補25に対応する指示画像30は緑色で投影するようにしてもよい。
指示画像30の形状としては、例えば、円形、四角形、三角形、星形、矢印形等の種々の形状が特に限られることなく用いられる。また、指示画像30は、輪郭線のみが投影されたものであってもよいし、輪郭線の内部を塗りつぶすようにして投影されたものであってもよい。また、指示画像30の大きさや輪郭線の太さを変えることにより指示画像30の形状を異ならせるようにしてもよい。一例として、重篤度が高い欠陥候補25に対応する指示画像30は太い輪郭線を有した図形で投影し、欠陥候補25の重篤度が低くなるにつれて対応する指示画像30の輪郭線を細くしてもよい。
指示画像30の動きとしては、例えば、静止、点滅、色の変化、形状の変化等が挙げられる。一例として、重篤度が低い欠陥候補25に対応する指示画像30は静止させ、重篤度が高い欠陥候補25に対応する指示画像30は点滅させるようにしてもよい。
次に、図3〜図6を参照して、目視確認支援装置10を用いた目視確認支援方法について説明する。図3は目視確認支援方法について説明するためのフローチャートであり、図4は撮像部12の撮像領域12A内におけるワーク20の位置を求める方法を説明するための図であり、図5はワーク20上における欠陥候補25の位置を求める方法を説明するための図であり、図6は撮像部12の撮像領域12A内における欠陥候補25の位置を求める方法を説明するための図である。
(ワーク載置ステップ)
まず、ワーク20を目視確認支援装置10の作業台18上に載置する(ワーク載置ステップS1)。ワーク20は、広げられて作業台18の上面に載置される。このとき、ワーク20は、撮像部12による撮像領域12A内に配置されるようにする。
(撮像ステップ)
次に、撮像部12でワーク20を撮像する(撮像ステップS2)。撮像部12は作業台18に向けられたカメラ等の撮像装置を有しており、撮像部12は、この撮像装置を用いてワーク20を撮像し、ワーク20の画像(ワーク画像)を取得する。本実施の形態では、撮像部12の撮像領域12Aの大きさはワーク20の寸法よりも大きくされている。これにより、作業台18上においてワーク20が本来意図されている位置からずれて配置されても、撮像部12により確実にワーク20を撮像することができる。撮像部12は、撮像されたワーク画像を、処理部14へ送る。
(位置情報取得ステップ)
処理部14は、撮像部12から受け取ったワーク画像に基づいてワーク20の位置情報を取得する(位置情報取得ステップS3)。処理部14は、ワーク画像を処理し、撮像領域12A内におけるワーク20の位置座標を算出する。図4に示されているように、ワーク20の位置座標は、例えば、撮像部12の撮像領域12Aの角部Pを作業台18の上面に設けられた基準マークPに合わせ、この角部Pを原点として、ワーク20の1つの角部PのX方向のX座標(X)と、X方向に直交するY方向のY座標(Y)と、撮像領域12Aの一辺と当該一辺に対応するワーク20の一辺とのなす角度θと、の組み合わせ(X,Y,θ)で表すことができる。処理部14は、この位置座標をワーク20の位置情報として記憶部に記憶させる。
(欠陥候補情報生成ステップ)
次に、処理部14は、ワーク画像に基づいてワーク20上の欠陥候補25の有無を判定し、欠陥候補25に関する情報を生成する(欠陥候補情報生成ステップS4)。処理部14は、まず、ワーク画像に基づいて、欠陥である可能性がある欠陥候補25を検出する。欠陥候補25の検出は、例えば、ワーク画像からワーク20のみの画像を切り出し、この画像に対して傾き補正等の各種の補正を行った後、ワーク画像と良品画像とを比較することによって行うことができる。また、ワーク画像と良品画像との比較に代えて、ワーク画像とワーク20の設計データとの比較を行うこともできる。次に、処理部14は、この検出結果に基づいてワーク20上の欠陥候補25の有無を判定する。具体的には、ワーク画像から欠陥候補25が検出された場合には、欠陥候補25があると判定し、ワーク画像から欠陥候補25が検出されなかった場合には、欠陥候補25がないと判定する。処理部14は、ワーク20に欠陥候補25があると判定した場合、ワーク20上の欠陥候補25に関する情報として、例えば、当該欠陥候補25のワーク20上における座標位置、欠陥の種類、欠陥の重篤度を含む欠陥候補情報を生成する。図5に示されているように、欠陥候補25の座標位置は、例えば、ワーク20の1つの角部Pを原点として、x方向のx座標(x)と、x方向に直交するy方向のy座標(y)との組み合わせ(x,y)で表すことができる。欠陥の種類は、例えば、明欠陥、暗欠陥の2種類に分類してもよいし、さらに明欠陥であれば、文字の抜け、印刷の欠け、印刷のかすれ、暗色部分への異物の付着等に細分化してもよく、暗欠陥であれば、空白部分への文字や絵柄の誤印刷、インキが付着すべきでない箇所へのインキの付着、インキ過剰による所定領域外へのインキのはみだし、明色部分への異物の付着等に細分化してもよい。欠陥の重篤度は、例えば、高(重篤である)、中、低(重篤でない)の3段階に分けることができる。一方、ワーク20に欠陥候補25がないと判定した場合、処理部14は、その旨の情報を生成する。
(欠陥候補情報記憶ステップ)
処理部14は、生成された欠陥候補情報又は欠陥候補25がない旨の情報を記憶部に記憶させる(欠陥候補情報記憶ステップS5)。
(投影位置決定ステップ)
次に、指示画像30を投影すべき位置を決定する(投影位置決定ステップS6)。まず、位置情報取得ステップS3で算出された撮像領域12A内におけるワーク20の位置座標と、欠陥候補情報生成ステップS4で算出されたワーク20上における欠陥候補25の位置座標とから、撮像領域12A内における欠陥候補25の位置座標を求める。撮像領域12A内におけるワーク20の位置座標は、撮像領域12Aの角部Pを原点として、ワーク20の1つの角部PのX座標(X)と、Y座標(Y)と、撮像領域12Aの一辺と当該一辺に対応するワーク20の一辺とのなす角度θと、の組み合わせ(X,Y,θ)で表せる。また、ワーク20上における欠陥候補25の位置座標は、ワーク20の1つの角部Pを原点として、x座標(x)とy座標(y)との組み合わせ(x,y)で表せる。このとき、撮像領域12A内における欠陥候補25の位置座標は、
(X+xcosθ−ysinθ,Y+xsinθ+ycosθ)
として演算することができる。指示画像30は、一例として、この撮像領域12A内における欠陥候補25の位置座標を中心とした画像として投影されるように、その投影位置が決定される。なお、これに限られず、指示画像30は、欠陥候補25の位置の近傍に、欠陥候補25の位置を含まない画像として投影されてもよい。例えば、指示画像30が矢印形の画像である場合、当該矢印の向く先に欠陥候補25が位置するように、当該矢印の位置及び向きが決定されてもよい。
(指示画像属性決定ステップ)
本実施の形態では、処理部14は、欠陥候補25の重篤度に応じた指示画像30の属性を決定する。すなわち、処理部14は、欠陥候補25の重篤度に応じて、各欠陥候補25に対応する指示画像30に、それぞれ異なる属性を付与する。指示画像30の属性は、少なくとも指示画像30の色、形状又は動きである。
指示画像30の色としては、例えば、赤色、黄色、緑色、青色、白色等の種々の色が特に限られることなく用いられる。一例として、重篤度が高い欠陥候補25に対応する指示画像30には赤色の属性を付与し、重篤度が中程度の欠陥候補25に対応する指示画像30には黄色の属性を付与し、重篤度が低い欠陥候補25に対応する指示画像30には緑色の属性を付与することができる。
指示画像30の形状としては、例えば、円形、四角形、三角形、星形、矢印形等の種々の形状が特に限られることなく用いられる。また、指示画像30は、輪郭線のみが投影されたものであってもよいし、輪郭線の内部を塗りつぶすようにして投影されたものであってもよい。また、指示画像30の大きさや輪郭線の太さを変えることにより指示画像30の形状を異ならせるようにしてもよい。一例として、重篤度が高い欠陥候補25に対応する指示画像30には太い輪郭線を有した図形の属性を付与し、欠陥候補25の重篤度が低くなるにつれて対応する指示画像30の輪郭線が細くなるような属性を付与することができる。
指示画像30の動きとしては、例えば、静止、点滅、色の変化、形状の変化等が挙げられる。一例として、重篤度が低い欠陥候補25に対応する指示画像30には静止の属性を付与し、重篤度が高い欠陥候補25に対応する指示画像30は点滅させる属性を付与することができる。
(投影ステップ)
次に、投影位置決定ステップS6で決定された指示画像30の投影位置に基づいて、投影部16でワーク20上に指示画像30を投影する(投影ステップS7)。すなわち、目視確認支援装置10は、ワーク20の位置情報及びワーク20上の欠陥候補25に関する情報に基づいて、ワーク20上に指示画像30を投影する。とりわけ本実施の形態では、指示画像30は、投影位置決定ステップS6で決定された指示画像30の投影位置と、指示画像属性決定ステップで決定された属性と、に基づいて投影される。例えば図2に示された例では、重篤度が「高」であると判定された欠陥候補25aに対応する指示画像30aは赤色で投影され、重篤度が「低」であると判定された欠陥候補25bに対応する指示画像30bは緑色で投影されている。なお、本実施の形態では、処理部14において、ワーク20上に投影されるべき全ての指示画像30を含む1枚の投影画像を作成しておき、この投影画像を投影部16からワーク20上に投影することにより、ワーク20上に指示画像30を投影している。また、欠陥候補情報生成ステップS4においてワーク20に欠陥候補25がないと判定された場合は、その旨の文字等をワーク20内又はワーク20外に投影するようにしてもよい。例えば、「OK」、「欠陥なし」等の文字をワーク20内又はワーク20外に投影するようにしてもよい。なお、目視確認支援装置10は、作業台18の上面に設けられた基準マークPに投影画像の角部(投影領域16Aの角部)を合わせて、撮像領域12A内の各位置と投影部16の投影領域16A内の各投影位置との関係を事前に取得し、所望の位置に指示画像30が正確に投影されるよう調整(キャリブレーション)しておく。
本実施の形態の目視確認支援装置10は、ワーク20を撮像する撮像部12と、撮像部12で撮像されたワーク画像に基づいてワーク20の位置情報を取得する処理部14と、ワーク20の位置情報及びワーク20上の欠陥候補25に関する情報に基づいて、ワーク20上に指示画像30を投影する投影部16と、を有する。
また、本実施の形態の目視確認支援方法は、ワーク20を撮像する撮像ステップS2と、撮像部12で撮像されたワーク画像に基づいてワーク20の位置情報を取得する位置情報取得ステップS3と、ワーク20の位置情報及びワーク20上の欠陥候補25に関する情報に基づいて、ワーク20上に指示画像30を投影する投影ステップS7と、を有する。
このような目視確認支援装置10及び目視確認支援方法によれば、オペレータは、ワーク20上において、投影された指示画像30の近傍、例えば指示画像30の中心の近傍を注意深く観察することにより、その箇所に実際に欠陥が生じているか否か、欠陥が生じている場合にはどのような種類の欠陥が生じているかを確認することができる。これにより、オペレータは、ワーク20上の指示画像30の近傍を観察するだけで欠陥の有無や種類等を把握することができるので、ワーク20上の欠陥を短時間で精度よく確認することができる。
また、本実施の形態の目視確認支援装置10及び目視確認支援方法によれば、ワーク20上の複数の欠陥候補25のそれぞれに対応する複数の指示画像30を、ワーク20上に同時に投影することができるので、このことによってもオペレータによる欠陥の目視確認に要する時間を短縮することができる。
本実施の形態の目視確認支援装置10では、処理部14は、ワーク画像に基づいてワーク20上の欠陥候補25の有無を判定し、欠陥候補25に関する情報を生成する。
また、本実施の形態の目視確認支援方法では、ワーク画像に基づいてワーク20上の欠陥候補25の有無を判定し、欠陥候補25に関する情報を生成する欠陥候補情報生成ステップS4をさらに有する。
このような目視確認支援装置10及び目視確認支援方法によれば、撮像されたワーク20に対して、その場で欠陥候補25に対応する指示画像30を投影することが可能になり、目視確認支援装置10の作業台18に載置したワーク20を他の投影装置に移動させるための手間や時間を削減することができる。これにより、オペレータによる欠陥の目視確認を短時間且つ小さな負荷で行うことができる。
本実施の形態の目視確認支援装置10では、処理部14は、欠陥候補25の重篤度を判定し、投影部16は、重篤度に応じて異なる指示画像30を投影する。
また、本実施の形態の目視確認支援方法では、欠陥候補情報生成ステップS4において、欠陥候補25の重篤度を判定し、投影ステップS7において、重篤度に応じて異なる指示画像30を投影する。
さらに、本実施の形態の目視確認支援装置10では、投影部16は、重篤度に応じて、少なくとも色、形状又は動きが異なる指示画像30を投影する。
また、本実施の形態の目視確認支援方法では、投影ステップS7において、重篤度に応じて、少なくとも色、形状又は動きが異なる指示画像30を投影する。
このような目視確認支援装置10及び目視確認支援方法によれば、各欠陥候補25a,25bの重篤度に応じて異なる指示画像30a,30bが投影されるので、オペレータが、各欠陥候補25a,25bの重篤度を把握しやすくなり、複数の欠陥候補25a,25bに欠陥確認の優先順位をつけることができる。これにより、重篤度の高い欠陥候補25aについて優先的に確認を行う等、オペレータによる欠陥確認手順に高い自由度を付与することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を適宜参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
図7は、指示画像30の一変形例をワーク20とともに示す図である。
図7に示された例では、ワーク20が複数の区域22に区画され、この複数の区域22のうち欠陥候補25が存在する区域22に対応するワーク20上の領域に、指示画像30が投影される。図示された例では、ワーク20は、縦方向に4分割、横方向に5分割され、合計20の区域22に区画されている。図7には、処理部14により、複数の区域22のうち区域22a,22b内にそれぞれ欠陥候補25が検出された例を示している。
指示画像30は、図7において指示画像30cとして示すように、対応する区域22aの輪郭に沿って当該区域22aを囲む形状(中抜き形状)で投影されてもよいし、指示画像30dとして示すように、対応する区域22bの内部を塗りつぶすようにして投影されてもよい。
図7に示された例における目視確認支援装置10では、ワーク20は複数の区域22に区画され、投影部16は、複数の区域22のうち欠陥候補25が存在する区域22に対応するワーク20上の領域に指示画像30を投影する。
また、図7に示された例における目視確認支援方法では、ワーク20は複数の区域22に区画され、投影ステップS7において、複数の区域22のうち欠陥候補25が存在する区域22に対応するワーク20上の領域に指示画像30を投影する。
このような目視確認支援装置10及び目視確認支援方法によれば、投影部16に含まれるプロジェクター等の投影装置として、解像度の低い投影装置を用いることが可能になり、目視確認支援装置10の構成の簡略化及びコストダウンを図ることができる。
他の変形例として、ワーク20に、個別のワーク20を識別するための識別情報を付しておき、目視確認支援装置10の処理部14が、ワーク画像に基づいてワーク20の識別情報を取得し、この識別情報と欠陥候補25に関する情報とを紐付けて記憶部に保存するようにしてもよい。この場合、処理部14が、ワーク画像から識別情報を読み取り、ワーク20の欠陥候補情報とともに記憶部に記憶させる。識別情報は、例えば、数字、文字、バーコード、二次元コード等としてワーク20上に印刷されていてもよいし、数字、文字、バーコード、二次元コード等が印刷されたシールがワーク20に貼着されていてもよい。
本変形例では、記憶部に保存されている識別情報及び欠陥候補25に関する情報を用いて、後に、ワーク20への指示画像30の投影を行うことができる。例えば、後に、再度ワーク20上の欠陥の目視確認を行いたい場合、当該ワーク20を目視確認支援装置10の作業台18上に載置する。目視確認支援装置10は、ワーク20の位置情報を取得し、さらに、ワーク画像から識別情報を読み取り、この識別情報に対応して保存されている欠陥候補25に関する情報を記憶部から読み出す。そして、ワーク20の位置情報及び記憶部から読み出された欠陥候補25に関する情報に基づいて、ワーク20上に指示画像30を投影することができる。
また、本変形例では、記憶部に保存されている識別情報及び欠陥候補25に関する情報を用いて、遠隔地において、ワーク20への指示画像30の投影を行うことができる。例えば、ワーク20が遠隔地に送られ、当該遠隔地においてワーク20上の欠陥の目視確認を行いたい場合、当該遠隔地で当該ワーク20を目視確認支援装置10の作業台18上に載置する。目視確認支援装置10は、ワーク20の位置情報を取得し、さらに、ワーク画像から識別情報を読み取り、この識別情報に対応して保存されている欠陥候補25に関する情報を、通信回線を介して記憶部から読み出す。そして、ワーク20の位置情報及び記憶部から読み出された欠陥候補25に関する情報に基づいて、ワーク20上に指示画像30を投影することができる。
本変形例における目視確認支援装置10では、処理部14は、ワーク画像に基づいてワーク20の識別情報を取得し、識別情報と欠陥候補25に関する情報とを紐付けて記憶部に保存する。
また、本変形例における目視確認支援方法では、ワーク画像に基づいてワーク20の識別情報を取得し、識別情報と欠陥候補25に関する情報とを紐付けて記憶部に保存する識別情報保存ステップをさらに有する。
このような目視確認支援装置10及び目視確認支援方法によれば、ワーク20への指示画像30の投影を行う際に、欠陥候補情報生成ステップS4及び欠陥候補情報記憶ステップS5を省略することが可能となり、目視確認支援装置10における処理を高速化することができる。また、後に又は遠隔地においてワーク20への指示画像30の投影を行うことが可能となり、ワーク20の欠陥の目視確認の自由度を向上させることができる。
また、欠陥候補25の投影位置と撮像位置の関係を求めるために、メッシュデータを投影部16から作業台18に投影し、作業台18に投影されたメッシュを撮像部12で撮像したメッシュデータを取得することよって、投影に用いたメッシュデータと撮像したメッシュデータから投影データと撮像データの位置関係を算出してもよい。
なお、近年、印刷物を各顧客に合わせて印刷することが行われている。これはプリントオンデマンドとも呼ばれ、例えば、各印刷物には、互いに同一の絵柄と、各顧客に合わせた情報及び各顧客に対応したID情報とが印刷されている。この場合、上述の識別情報として、各印刷物に印刷されているID情報を用いるようにすることもできる。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 目視確認支援装置
12 撮像部
12A 撮像領域
14 処理部
16 投影部
18 作業台
20 ワーク
22 区域
25 欠陥候補
30 指示画像

Claims (12)

  1. ワークを撮像する撮像部と、
    前記撮像部で撮像されたワーク画像に基づいて前記ワークの位置情報を取得する処理部と、
    前記ワークの位置情報及び前記ワーク上の欠陥候補に関する情報に基づいて、前記ワーク上に指示画像を投影する投影部と、を有する、目視確認支援装置。
  2. 前記処理部は、前記ワーク画像に基づいて前記ワーク上の欠陥候補の有無を判定し、前記欠陥候補に関する情報を生成する、請求項1に記載の目視確認支援装置。
  3. 前記処理部は、前記欠陥候補の重篤度を判定し、
    前記投影部は、前記重篤度に応じて異なる指示画像を投影する、請求項2に記載の目視確認支援装置。
  4. 前記投影部は、前記重篤度に応じて、少なくとも色、形状又は動きが異なる指示画像を投影する、請求項3に記載の目視確認支援装置。
  5. 前記ワークは複数の区域に区画され、
    前記投影部は、前記複数の区域のうち前記欠陥候補が存在する区域に対応する前記ワーク上の領域に前記指示画像を投影する、請求項1〜4の何れかに記載の目視確認支援装置。
  6. 前記処理部は、前記ワーク画像に基づいて前記ワークの識別情報を取得し、前記識別情報と前記欠陥候補に関する情報とを紐付けて記憶部に保存する、請求項1〜5の何れかに記載の目視確認支援装置。
  7. ワークを撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップで撮像されたワーク画像に基づいて前記ワークの位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記ワークの位置情報及び前記ワーク上の欠陥候補に関する情報に基づいて、前記ワーク上に指示画像を投影する投影ステップと、を有する、目視確認支援方法。
  8. 前記ワーク画像に基づいて前記ワーク上の欠陥候補の有無を判定し、前記欠陥候補に関する情報を生成する欠陥候補情報生成ステップをさらに有する、請求項7に記載の目視確認支援方法。
  9. 前記欠陥候補情報生成ステップにおいて、前記欠陥候補の重篤度を判定し、
    前記投影ステップにおいて、前記重篤度に応じて異なる指示画像を投影する、請求項8に記載の目視確認支援方法。
  10. 前記投影ステップにおいて、前記重篤度に応じて、少なくとも色、形状又は動きが異なる指示画像を投影する、請求項9に記載の目視確認支援方法。
  11. 前記ワークは複数の区域に区画され、
    前記投影ステップにおいて、前記複数の区域のうち前記欠陥候補が存在する区域に対応する前記ワーク上の領域に前記指示画像を投影する、請求項7〜10の何れかに記載の目視確認支援方法。
  12. 前記ワーク画像に基づいて前記ワークの識別情報を取得し、前記識別情報と前記欠陥候補に関する情報とを紐付けて記憶部に保存する識別情報保存ステップをさらに有する、請求項7〜11の何れかに記載の目視確認支援方法。
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