JP6780533B2 - 形状測定システム及び形状測定方法 - Google Patents

形状測定システム及び形状測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6780533B2
JP6780533B2 JP2017027526A JP2017027526A JP6780533B2 JP 6780533 B2 JP6780533 B2 JP 6780533B2 JP 2017027526 A JP2017027526 A JP 2017027526A JP 2017027526 A JP2017027526 A JP 2017027526A JP 6780533 B2 JP6780533 B2 JP 6780533B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
measured
partial region
shape
shape measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017027526A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018132468A (ja
Inventor
厚裕 日比
厚裕 日比
今野 雄介
雄介 今野
赤木 俊夫
俊夫 赤木
洸平 大角
洸平 大角
佑史 大嶋
佑史 大嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2017027526A priority Critical patent/JP6780533B2/ja
Publication of JP2018132468A publication Critical patent/JP2018132468A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6780533B2 publication Critical patent/JP6780533B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

本発明は、被測定材の表面を撮像した撮像画像に基づいて被測定材の形状測定を行うのに好適な形状測定システム及び形状測定方法に関する。
被測定材の形状測定の方式として、非接触式の光学的検査が用いられている。その一つとして、被測定材の表面に帯状光を照射し、その帯状光を含む領域を撮像装置で撮像することで、対象物の形状測定を行う光切断法の技術が知られている。
例えば製鉄所において、スラブや厚板といった鋼材を製造するときに、製品品質を損なうおそれのある形状不良は製造段階で早期に発見する必要があることから、製造ラインで鋼材を搬送しながら、光切断法により鋼材の形状測定を行うことが実施されている。
ここで、被測定材によっては(例えば搬送中の鋼材)ばたつきや振動が生じ、被測定材の表面に照射された帯状光がずれ動くことがあるので、帯状光の視野外れを防ぐ対策が必要となる。
被写体を追尾する技術として、例えば特許文献1にあるように、被写体を含む撮影範囲をズームアウトするように制御する技術が知られている。しかしながら、ズームアウトする場合、空間分解能が変化するため、形状測定に適用するのには適していない。また、例えば特許文献2にあるように、撮影対象に応じて、カメラ自体を動かす技術が知られている。しかしながら、ハードによる追従となるため追従速度が遅く、また、装置の大型化やコストアップという問題がある。
特開2013−9435号公報 特許第3960758号公報 特開2013−24713号公報 特許第4081414号公報
そこで、想定される範囲内でばたつきや振動が生じたときにも、被測定材の表面に照射された帯状光が写り込むように撮像視野を広めに設定しておき、撮像画像から、測定対象として必要な部分(部分領域)の画像だけを観察用画像として切り出す方式がある。この方式であれば、帯状光がずれ動いたときには、観察用画像とする切り出し領域の位置を変更することにより、帯状光の視野外れを防ぐことができる。しかも、空間分解能が変化することなく、また、カメラ自体を動かすのではないので装置の大型化やコストアップを防ぐことができる。更に、撮像画像全体を用いて処理する場合に比べ、画像データ量を減らすことができるため、フレームレートを上げることができ、より高速な搬送が行われる製造ラインにおいても、形状測定が可能となる。
しかしながら、切り出し領域の位置を可変とする場合、以下に述べるような課題がある。例えば撮像画像から部分領域を切り出す撮像装置と、撮像装置から取得した部分領域の画像に基づいて被測定材の形状測定を行う形状測定装置とが通信を行う構成とした場合に、撮像装置において切り出し領域を変更したタイミングを形状測定装置側で正確に把握することが難しい。そのため、撮像装置における切り出し領域と、形状測定装置において認識している切り出し領域とにずれが生じるおそれがあり、その結果、正確な形状測定が行えなくなる。
特許文献3には、観察視野範囲内の部分画像観察領域を予め複数設定登録し、複数の部分画像観察領域のうちいずれか1つを選択して、この選択された部分画像観察領域で観察する構成が開示されている。
しかしながら、予め設定登録できる部分画像観察領域の数は限られており、必ずしも任意の領域に対応することはできない。また、操業条件に変更が生じたときには、都度、部分画像観察領域の再設定登録が必要となる。また、部分画像観察領域を変更したタイミングを形状測定装置側で正確に把握できないという問題は依然存在する。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、対象物の表面を撮像した撮像画像から部分領域を切り出し、その部分領域の画像に基づいて対象物の形状測定を行う場合に、正確な形状測定を行えるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明の要旨は、以下のとおりである。
[1] 搬送される被測定材の形状を測定する形状測定システムにおいて、
前記被測定材に、前記被測定材の搬送方向とは直交する方向に延びる帯状光を照射する照明装置と、
前記帯状光が前記被測定材に反射したことに基づく像を撮像し、撮像した撮像画像から、前記撮像画像の一部である部分領域を切り出す撮像装置と、
前記部分領域の画像内の前記像に基づいて前記被測定材の形状測定を行う形状測定装置と、
前記形状測定装置からの指示を前記撮像装置に伝える通信手段と、
前記部分領域についての切り出し領域に関する情報を、前記部分領域の画像に埋め込む埋め込み手段と、
を備え、
前記形状測定装置は、前記像が前記部分領域の画像から外れそうな場合に、前記撮像装置に対して、前記部分領域の前記撮像画像内の位置を変更させる指示を出し、
前記埋め込み手段は、前記切り出し領域に関する情報を、画素値で表わし、前記部分領域の画像内の一又は複数の画素に埋め込むことを特徴とする形状測定システム。
[2] 前記切り出し領域に関する情報は、
前記撮像画像中における、前記搬送方向に対応する方向の前記部分領域の始点の座標、及び、前記搬送方向に対応する方向の前記撮像画像の始点の座標から、前記搬送方向に対応する方向の前記部分領域の始点の座標までの距離、のうち少なくともいずれか一つに対応する情報を含むことを特徴とする[1]に記載の形状測定システム。
[3] 前記切り出し領域に関する情報は、前記搬送方向に対応する方向の前記部分領域の始点の座標から、前記搬送方向に対応する方向の前記部分領域の終点の座標までの距離を更に含むことを特徴とする[2]に記載の形状測定システム。
[4] 搬送される被測定材の形状を測定する形状測定方法において、
照明装置を用い、前記被測定材に、前記被測定材の搬送方向とは直交する方向に延びる帯状光を照射する照射ステップと、
撮像装置を用い、前記帯状光が前記被測定材に反射したことに基づく像を撮像し、撮像した撮像画像から、前記撮像画像の一部である部分領域を切り出す撮像ステップと、
形状測定装置を用い、前記部分領域の画像内の前記像に基づいて前記被測定材の形状測定を行う形状測定ステップと、
前記形状測定装置からの指示を前記撮像装置に伝える通信ステップと、
埋め込み手段を用いて、前記部分領域についての切り出し領域に関する情報を、前記部分領域の画像に埋め込む埋め込みステップと、
を有し、
前記形状測定ステップでは、前記像が前記部分領域の画像から外れそうな場合に、前記撮像装置に対して、前記部分領域の前記撮像画像内の位置を変更させる指示を出し、
前記埋め込みステップでは、前記切り出し領域に関する情報を、画素値で表わし、前記部分領域の画像内の一又は複数の画素に埋め込むことを特徴とする形状測定方法。
[5] 前記切り出し領域に関する情報は、
前記撮像画像中における、前記搬送方向に対応する方向の前記部分領域の始点の座標、及び、前記搬送方向に対応する方向の前記撮像画像の始点の座標から、前記搬送方向に対応する方向の前記部分領域の始点の座標までの距離、のうち少なくともいずれか一つに対応する情報を含むことを特徴とする[4]に記載の形状測定方法。
[6] 前記切り出し領域に関する情報は、前記搬送方向に対応する方向の前記部分領域の始点の座標から、前記搬送方向に対応する方向の前記部分領域の終点の座標までの距離を更に含むことを特徴とする[5]に記載の形状測定方法。
本発明によれば、被測定材の表面を撮像した撮像画像から部分領域を切り出し、その部分領域の画像に基づいて被測定材の形状測定を行う場合に、切り出し領域を正しく認識できるので、正確な形状測定を行うことができる。
実施形態に係る形状測定システムの構成例を示す図である。 撮像画像と部分領域との関係を説明するための図である。 実施形態に係る撮像装置及び形状測定装置の機能構成を示す図である。 ROIを変更するときの状況を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1に、実施形態に係る形状測定システムの構成を示す。本実施形態では、製造ラインで帯状体である被測定材(例えば、鉄鋼半製品であるスラブや厚板等の鋼材、アルミ等の非鉄金属材料、プラスチック材、木材、又は、布類等)1を搬送しながら、光切断法により被測定材1の形状測定を行う例を説明する。
形状測定システムは、照明装置2と、撮像装置3と、撮像装置3と相互に通信可能な形状測定装置4と、形状測定装置4の指示を撮像装置3に伝える通信手段5とを備える。
なお、以下では測定対象面が被測定材1の表面(図1における上側の面)である場合を説明するが、測定対象面は表面に限定されない。即ち、測定対象面は被測定材の裏面や任意の側面でもよく、本発明はいずれの場合でも同様に成立する。
照明装置2は、例えば被測定材1の搬送路の上方に配置され、長手方向に搬送される被測定材1の表面に帯状光(スリット光)を照射する。帯状光は、被測定材1の幅方向(搬送方向とは直交する方向)に延びるように、被測定材1の幅hの全域にわたって照射される。
なお、照明装置2は、例えば、レーザ光源、LED光源等、公知の種々の光源を用いることができ、また、照明光源自体からの発光自体が帯状となっている光源であってもよく、帯状でない光源に対しスリット等を設けることで帯状光とする構成であってもよい。
撮像装置3は、被測定材1の搬送路の上方に配置され、照明装置2の照射方向と異なる角度に設定された視野方向から、長手方向に搬送される被測定材1の表面を連続的に撮像する。撮像装置3は、被測定材1の表面に照射された帯状光が撮像視野(換言すれば撮像装置3で得られる撮像画像)Rに含まれるように撮像する。これにより、撮像画像Rには、帯状光が被測定物1に反射し、帯状光の輝線(以下、光切断線と呼ぶ)101が像として写り込む。
本実施形態では、撮像装置3は、撮像画像Rから部分領域を切り出して、その部分領域の画像を形状測定装置4に伝送する。以下、撮像画像から切り出した部分領域をROI(Region of Interest)と呼ぶ。
本実施形態では、図2に示すように、撮像画像Rは、被測定材1の搬送方向yがY方向となり、被測定材1の幅方向xがX方向となるような対応関係で変換される。
撮像画像Rは、被測定材1の長手方向(搬送方向)yに対応する縦方向Yの縦サイズYRと、被測定材1の幅方向に対応する横方向Xの横サイズXRとを有する。
本実施形態では、被測定材1の幅方向(x方向)に長軸を持つ帯状光を用いた光切断法によって被測定材1の形状測定を行うため、撮像画像Rの縦方向Yには、被測定材1のy方向の位置情報と、被測定材1の表面形状に基づく帯状光の変位の情報、即ち、被測定材1の高さ方向(z方向)の情報が含まれることになる。
ここで、搬送中の被測定材1にばたつきや振動が生じると、被測定材1の表面に照射された帯状光が被測定材1の高さ方向(z方向)にずれ動くことがあるので、縦サイズYRは、想定される範囲内でばたつきや振動が生じたときにも、帯状光が写り込むように設定されている。また、横サイズXRは、被測定材1のx方向に沿った測定対象範囲を収めるように設定されている。なお、例えば鋼材のように、被測定材1が蛇行する場合には、予め想定される蛇行量を考慮して、横サイズXRを広く設定することも可能である。
撮像装置3では、撮像画像Rから、縦サイズYRよりも小さい所定の縦サイズYROI及び横サイズXRの矩形領域をROIとして切り出して、そのROI画像を形状測定装置4に伝送する。その際、撮像画像RからROIを切り出す位置を縦サイズ方向で可変としている。
このように撮像画像RからROIを切り出す方式では、帯状光がずれ動いたときにはROIとする切り出し領域を変更することにより、帯状光の視野外れを防ぐとともに、撮像画像Rの全体ではなくROI画像を伝送すればよいので通信量を抑えることができる。そのため、フレームレートを上げることができ、より高速な搬送が行われる製造ラインにおいても、形状測定が可能となる。しかも、空間分解能が変化することなく、また、カメラ自体を動かすのではないので装置の大型化やコストアップを防ぐことができる。
形状測定装置4は、撮像装置3から取得したROI画像に基づいて光切断法により被測定材1の形状測定を行う。
通信手段5は、公知の電気通信回線や周辺機器によって構成され、形状測定装置4と撮像装置3とを接続するものであり、後述するROIの変更指示等の電気信号を、形状測定装置4から撮像装置3へと伝達する手段である。なお、形状測定装置4と撮像装置3とで相互に信号のやり取りができるようにしてあってもよい。
次に、図3で、実施形態に係る撮像装置3、形状測定装置4及び通信手段5の機能構成について説明する。
形状測定装置4において、401は指示部であり、搬送中の被測定材1のばたつきや振動により帯状光の輝線(光切断線101)がずれ動き、ROIから外れそうであると判断したときに、視野外れを防ぐために、通信手段5を介して、撮像装置3にROIの変更指示を出力する。ROIの変更指示には、ROIとする切り出し領域を、撮像画像Rの中のどの位置にするかについての指示を含む。
402は読み取り部であり、撮像装置3から取得したROI画像から、後述するようにROIとする切り出し領域に関する情報(以下、ROI情報と呼ぶ)を読み取る。
403は画像処理部であり、撮像装置3から取得したROI画像と、読み取り部402で読み取ったROI情報とに基づいて、光切断法の画像処理により被測定材1の形状測定を行う。なお、光切断法の画像処理は公知の技術を適用すればよく、ここではその詳細な説明は省略する。
このようにした形状測定装置4は、例えばCPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータ装置により構成され、CPUが所定のプログラムを実行することにより各部401〜403が実現される。
撮像装置3において、301は切り出し部であり、形状測定装置4からのROIの変更指示に従って、撮像画像RからROIを切り出す。
302は埋め込み部であり、ROI情報をROI画像に埋め込む。具体的には、ROI情報が画素値で表わされて、本来の撮像画像Rの画素値の代わりとして、ROI画像の所定の画素に新たな画素値として埋め込まれる。
ROI情報としては、図2に示すように、ROIの始点となるy座標yROI、又は撮像画像Rの始点となるY座標Y0からY座標Y1までの距離lが必要となる。本実施形態では、ROIの縦サイズYROIを一定としており、縦サイズYROIの情報を撮像装置3及び形状測定装置4で共有しておけば、ROIの縦サイズYROIをROI情報として含まなくてもよい。撮像画像が例えば8ビット画像である場合、画素値として取りうる値は0〜255であり、Y座標Y1や距離lを0〜255の数値で表わして所定の画素に埋め込むことができる。
ここで、ROI情報を埋め込む所定の画素は、一の画素であることに限られず、必要な情報量に応じて適宜複数の画素としてもよい。例えばY座標Y1や距離lを画素値0〜255の範囲を超えて表現する必要がある場合は、複数の画素を用いてY座標Y1や距離lの値を表現するようにしてもよい。
また、所定の画素は、形状測定に影響を与えないよう、図2に斜線で表わすように、被測定材1の幅方向xの測定範囲外領域の画素(例えば、想定される被測定材1の蛇行の範囲外の画素や、検査対象とすべき範囲が決まっている場合にはその外側の画素等)に設けるものとする。簡単な例でいえば、所定の画素は、ROI画像のいずれかの隅の画素とすればよい。所定の画素の位置についての情報は、通信手段5を介して、撮像装置3及び形状測定装置4で共有されており、撮像装置3において所定の画素にROI情報を埋め込み、形状測定装置4において所定の画素からROI情報を読み取ることができる。
また、所定の画素は、ROI情報を埋め込むための専用の画素として用意するのが好ましい。また、所定の画素を専用の画素とせずに、例えば通常時は撮像画像を表わす画素値のままにしておき、ROIを変更した時のみROI情報を埋め込むように切り替えることも考えられるが、その場合、例えばROIを変更したことを示す専用の画素を準備しておく等することで、形状測定装置4側で所定の画素の画素値がどちらを表わすのかを見分けられるようにする対策が必要となる。
このようにした撮像装置3は、例えばCPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータ装置を含んで構成され、CPUが所定のプログラムを実行することにより各部301、302が実現される。なお、本実施形態では撮像装置3が切り出し部301及び埋め込み部302を備える画像処理装置として機能する例としたが、撮像装置3に別体の画像処理装置を接続し、この画像処理装置が切り出し部301及び埋め込み部302を備える構成にしてもよい。
以下、図4を参照して、ROIを変更するときの従来の課題、及びそれを解決できることについてあらためて述べる。なお、以下の説明では、従来の課題を説明する上でも、理解しやすくするために実施形態に係る形状測定システムと同じ符号を付して説明する。
形状測定装置4がROIの変更指示を行ってから、撮像装置3でROIの変更が完了するまでにかかる時間は、通信状況や撮像装置3の動作状況等により変動するため、不確定要素といえる。形状測定装置4と撮像装置3との通信を行う通信手段5では、USBやシリアル通信、イーサネット(登録商標)等の汎用方式が用いられることから、撮像手段3でROIの変更が完了するタイミングを、形状測定装置4側で予め又は同時進行的に把握することは、原理的に不可能である。
図4に示すように、形状測定装置4は、撮像装置3から伝送されるROI画像を取得する(ステップS1)。
形状測定装置4は、光切断線101がROIから外れそうになったときに、視野外れを防ぐために、撮像装置3にROIの変更指示を出力する(ステップS2)。
撮像装置3は、形状測定装置4からのROIの変更指示に従って、ROIの変更を実施するが、タイミング等によっては、ROIの変更が完了する(ステップS4)までの間に、変更前のROI画像を形状測定装置4に伝送することがある(ステップS3)。
この場合に、従来は、形状測定装置4には(b)に示す変更前のROI画像が届いているにもかかわらず、(a)に示す変更後のROI画像が届いていると認識して画像処理を進めるおそれがあった。その結果、撮像装置3における切り出し領域と、形状測定装置4において認識している切り出し領域とにずれが生じる。光切断法では、ROI内の光切断線101のY座標に基づいて形状測定を行うため、画像の誤認識によって正確な形状測定を行えなくなる。図4の例であれば、光切断線101がまっすぐで、その位置も本来変わっておらず、平坦な形状と測定されるべきところを、光切断線101の位置が被測定材1の高さ方向(z方向)にずれていると誤認識して、凹形状として測定してしまうおそれがある。
それに対して、本発明を適用することにより、形状測定装置4は、撮像装置3から取得したROI画像の所定の画素を参照して、ROI情報を読み取ることができる。これにより、ROI情報が自身で指示した切り出し領域と整合していなければ、撮像装置3においてROIの変更が完了していないと判定することができ、また、ROI情報が自身で指示した切り出し領域と整合していれば、撮像装置3においてROIの変更が完了していると判定することができる。つまり、所定の画素に埋め込まれたROI情報を参照することで、撮像画像Rの始点Y座標Y0基準での光切断線101のY座標を各撮影時刻において正確に把握することが可能となる。したがって、形状測定装置4がROIの変更指示を行ってから(ステップS2)、撮像装置3でROIの変更を完了する(ステップS4)までの間に、変更前のROIが形状測定装置4に伝送された場合(ステップS3)でも、(b)に示す変更前のROI画像であると正しく認識して、正確な形状測定を行うことができる。
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本実施形態ではROIの縦サイズYROIを一定とする例を説明したが、縦サイズYROIも可変とし、所定の画素のうち一部の画素に縦サイズYROIの情報を埋め込むようにしてもよい。
また、本実施形態では撮像画像Rの横サイズXRをそのままROIの横サイズとする例を説明したが、ROIの縦サイズに加えて又は替えて、ROIの横サイズを可変とするようにしてもよい。ROIの縦サイズ及び横サイズの両方を可変とする場合、ROI情報としては、例えばROIの四隅のうち対角線上の2点の座標(始点座標及び終点座標)が分かればよい。そこで、4つの所定の画素を用意し、始点座標のx座標及びy座標、終点座標のx座標及びy座標をそれぞれ画素値で表わして、各画素に埋め込めばよい。
なお、本実施形態では、光切断法を説明したが、それに限られるものではなく、例えば特許文献4に開示されているような、いわゆる光てこ法を利用する場合にも本発明は適用可能である。光てこ法は、帯状体表面に帯状体を横切る帯状光を照射して帯状体面に光帯を形成し、光帯の反射像をスクリーンに投影し、スクリーン上の反射像を2次元撮像装置で撮像する方式であり、撮像装置で撮像される反射像をスクリーン上で取得し、取得したROI画像にROI情報を埋め込むことで、本発明を適用することができる。
また、本発明は、ソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。
1:被測定材
2:照明装置
3:撮像装置
4:形状測定装置
5:通信手段
301:切り出し部
302:埋め込み部
401:指示部
402:読み取り部
403:画像処理部

Claims (6)

  1. 搬送される被測定材の形状を測定する形状測定システムにおいて、
    前記被測定材に、前記被測定材の搬送方向とは直交する方向に延びる帯状光を照射する照明装置と、
    前記帯状光が前記被測定材に反射したことに基づく像を撮像し、撮像した撮像画像から、前記撮像画像の一部である部分領域を切り出す撮像装置と、
    前記部分領域の画像内の前記像に基づいて前記被測定材の形状測定を行う形状測定装置と、
    前記形状測定装置からの指示を前記撮像装置に伝える通信手段と、
    前記部分領域についての切り出し領域に関する情報を、前記部分領域の画像に埋め込む埋め込み手段と、
    を備え、
    前記形状測定装置は、前記像が前記部分領域の画像から外れそうな場合に、前記撮像装置に対して、前記部分領域の前記撮像画像内の位置を変更させる指示を出し、
    前記埋め込み手段は、前記切り出し領域に関する情報を、画素値で表わし、前記部分領域の画像内の一又は複数の画素に埋め込むことを特徴とする形状測定システム。
  2. 前記切り出し領域に関する情報は、
    前記撮像画像中における、前記搬送方向に対応する方向の前記部分領域の始点の座標、及び、前記搬送方向に対応する方向の前記撮像画像の始点の座標から、前記搬送方向に対応する方向の前記部分領域の始点の座標までの距離、のうち少なくともいずれか一つに対応する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の形状測定システム。
  3. 前記切り出し領域に関する情報は、前記搬送方向に対応する方向の前記部分領域の始点の座標から、前記搬送方向に対応する方向の前記部分領域の終点の座標までの距離を更に含むことを特徴とする請求項2に記載の形状測定システム。
  4. 搬送される被測定材の形状を測定する形状測定方法において、
    照明装置を用い、前記被測定材に、前記被測定材の搬送方向とは直交する方向に延びる帯状光を照射する照射ステップと、
    撮像装置を用い、前記帯状光が前記被測定材に反射したことに基づく像を撮像し、撮像した撮像画像から、前記撮像画像の一部である部分領域を切り出す撮像ステップと、
    形状測定装置を用い、前記部分領域の画像内の前記像に基づいて前記被測定材の形状測定を行う形状測定ステップと、
    前記形状測定装置からの指示を前記撮像装置に伝える通信ステップと、
    埋め込み手段を用いて、前記部分領域についての切り出し領域に関する情報を、前記部分領域の画像に埋め込む埋め込みステップと、
    を有し、
    前記形状測定ステップでは、前記像が前記部分領域の画像から外れそうな場合に、前記撮像装置に対して、前記部分領域の前記撮像画像内の位置を変更させる指示を出し、
    前記埋め込みステップでは、前記切り出し領域に関する情報を、画素値で表わし、前記部分領域の画像内の一又は複数の画素に埋め込むことを特徴とする形状測定方法。
  5. 前記切り出し領域に関する情報は、
    前記撮像画像中における、前記搬送方向に対応する方向の前記部分領域の始点の座標、及び、前記搬送方向に対応する方向の前記撮像画像の始点の座標から、前記搬送方向に対応する方向の前記部分領域の始点の座標までの距離、のうち少なくともいずれか一つに対応する情報を含むことを特徴とする請求項4に記載の形状測定方法。
  6. 前記切り出し領域に関する情報は、前記搬送方向に対応する方向の前記部分領域の始点の座標から、前記搬送方向に対応する方向の前記部分領域の終点の座標までの距離を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の形状測定方法。
JP2017027526A 2017-02-17 2017-02-17 形状測定システム及び形状測定方法 Active JP6780533B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017027526A JP6780533B2 (ja) 2017-02-17 2017-02-17 形状測定システム及び形状測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017027526A JP6780533B2 (ja) 2017-02-17 2017-02-17 形状測定システム及び形状測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018132468A JP2018132468A (ja) 2018-08-23
JP6780533B2 true JP6780533B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=63249605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017027526A Active JP6780533B2 (ja) 2017-02-17 2017-02-17 形状測定システム及び形状測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6780533B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111368833B (zh) * 2020-03-06 2021-06-04 北京科技大学 一种基于机器视觉的板坯号检测全自动装钢方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06148098A (ja) * 1992-09-18 1994-05-27 Kawasaki Steel Corp 表面欠陥検査装置
JPH11312230A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Asahi Chem Ind Co Ltd 画像データの加工方法および装置、画像データ加工プログラムを記憶した記憶媒体、画像加工データを記憶した記憶媒体、および画像切り出し装置
JPWO2007049449A1 (ja) * 2005-10-26 2009-04-30 パナソニック株式会社 映像再生装置および映像記録装置、映像再生方法および映像記録方法並びに半導体集積回路
JP4896828B2 (ja) * 2007-07-02 2012-03-14 株式会社神戸製鋼所 形状検出方法及び形状検出装置
EP2647949A1 (fr) * 2012-04-04 2013-10-09 Siemens VAI Metals Technologies GmbH Méthode et dispositif de mesure de planéité d'un produit métallique
JP6402737B2 (ja) * 2016-03-31 2018-10-10 Jfeスチール株式会社 鋼材非圧下部幅検出装置及びその方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018132468A (ja) 2018-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101461068B1 (ko) 삼차원 계측장치, 삼차원 계측방법 및 기억매체
JP6040930B2 (ja) 表面欠陥検出方法及び表面欠陥検出装置
JP5754752B2 (ja) 帯状体の端部位置検出装置及び帯状体の端部位置検出方法
TW201104508A (en) Stereoscopic form reader
TW201250201A (en) Tire surface shape measuring device and tire surface shape measuring method
JP2017083234A (ja) 三次元形状計測装置、三次元形状計測システム、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、および三次元形状計測方法
JP2010190886A (ja) パンタグラフ高さ測定装置及びそのキャリブレーション方法
JP2015083975A (ja) 走行面上の複数の製品の位置と三次元的な形状を非接触で検出する方法およびスキャナ
JP2008014882A (ja) 三次元計測装置
JP6780533B2 (ja) 形状測定システム及び形状測定方法
JP6459026B2 (ja) 欠陥検査装置および欠陥検査方法
JP2017198470A (ja) 計測装置、計測方法、システム及び物品の製造方法
JP3817640B1 (ja) 三次元形状計測システム
JP6149990B2 (ja) 表面欠陥検出方法及び表面欠陥検出装置
CA2962809C (en) System and method for color scanning a moving article
JP2016138761A (ja) 光切断法による三次元測定方法および三次元測定器
JP6371742B2 (ja) 計測装置および取得方法
JP2006337270A (ja) 断面形状の測定方法及びその装置
KR102112721B1 (ko) 이동 대상체의 영상 처리 시스템 및 방법
JP7266300B2 (ja) 物体検知システム及び物体検知システム用プログラム
JP2009250777A (ja) 表面検査装置および表面検査方法
JPH07260429A (ja) 物体の寸法の計測方法及び装置
JP2009174918A (ja) 欠陥検査装置、欠陥検査方法及び板状体の製造方法
JP2016080517A (ja) 表面検査装置
JP2008292434A (ja) 光切断3次元計測装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200915

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200928

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6780533

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151