JP6756874B1 - 施工計画支援システム及び施工計画支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】揚重機の機種及び配置位置の選定が容易に行えるようになる施工計画支援システムを提供する。【解決手段】揚重機の機種及び配置位置の選定を支援する施工計画支援システム1である。そして、揚重機によって吊り上げる位置データを有する吊荷の吊荷重を入力する吊荷重入力部51と、使用候補となる揚重機の機種を選定する機種選定部52と、選定された揚重機の配置位置を特定する配置位置特定部53と、その配置位置で吊荷重が吊り上げ可能か否かの判定を行う自動判定部54と、その判定結果を表示させる表示処理部55と、吊り上げ可能の判定がされた揚重機の動作中の干渉の有無を3次元データで確認させる干渉演算部56とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、揚重機の機種及び配置位置の選定を支援する施工計画支援システム及び施工計画支援方法に関するものである。
特許文献1には、BIM(Building Information Modeling)のソフトウェアを利用した現場施設物の自動化モデリングシステムが開示されている。また、特許文献2には、BIM環境における問題点の解決及び協業の支援システムが開示されている。
BIMは、コンピュータ上に3次元の建物などのデジタルモデルを作成し、位置情報や空間情報だけでなく、施工計画や施工管理などに必要となる建設部材の仕様や数量などの情報を属性データとして追加したデータベースを構築して活用するシステムである。BIMを使用することで、建物の設計及び施工から維持管理までの様々な工程で情報活用を行うことができるようになる。
特許文献1には、建設現場で使用するクレーンや杭打機などの装備を選択すると、モデリングされた仮設足場や仮囲いや山留などの現場施設物が自動配置されるシステムが開示されている。
特表2018−522297号公報 特表2018−517952号公報
しかしながら、特許文献1の現場施設物自動化モデリングシステムでは、選択されたクレーンに基づいて現場施設物の自動配置を行わせることはできるが、その現場に適したクレーン(揚重機)を多数ある機種の中から選定するための支援は行ってくれない。揚重機は機種によってリース料が異なり、工期が長くなるほど工事費を増加させる要因になり、また、限られた施工スペースを有効に利用するために、施工計画において適切な選択を行いたいという要望がある。
そこで、本発明は、揚重機の機種及び配置位置の選定が容易に行えるようになる施工計画支援システム及び施工計画支援方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の施工計画支援システムは、揚重機の機種及び配置位置の選定を支援する施工計画支援システムであって、前記揚重機によって吊り上げる位置データを有する吊荷の吊荷重を入力する吊荷重入力部と、使用候補となる揚重機の機種を選定する機種選定部と、前記選定された揚重機の配置位置を特定する配置位置特定部と、前記選定された揚重機の配置位置で前記吊荷重が吊り上げ可能か否かの判定を行う自動判定部と、前記自動判定部による判定結果を表示させる表示部と、前記吊り上げ可能の判定がされた揚重機の動作中の干渉の有無を3次元データで確認させる干渉演算部とを備え、前記自動判定部の判定結果に基づいて、必要に応じて前記機種選定部による機種の選定が繰り返されることを特徴とする。
また、別の施工計画支援システムの発明は、揚重機の機種及び配置位置の選定を支援する施工計画支援システムであって、前記揚重機によって吊り上げる位置データを有する吊荷の吊荷重を入力する吊荷重入力部と、使用候補となる揚重機の機種を選定する機種選定部と、前記選定された揚重機により前記吊荷重が吊り上げ可能か否かの判定結果を、前記吊荷を中心に前記揚重機の配置位置に応じて行う自動判定部と、前記自動判定部による判定結果を表示させる表示部と、前記判定結果に基づいて前記揚重機の配置位置を特定する配置位置特定部と、前記配置位置が特定された揚重機の動作中の干渉の有無を3次元データで確認させる干渉演算部とを備え、前記自動判定部の判定結果に基づいて、必要に応じて前記機種選定部による機種の選定が繰り返されることを特徴とする。
ここで、前記自動判定部による判定結果には、機種又は条件の変更を可能とする判定結果と変更処理に移行しない判定結果とがある構成とすることができる。また、前記自動判定部による判定は、2次元データに基づいて行われる構成とすることが好ましい。
さらに、前記自動判定部は、吊り上げ不能の範囲が判定対象となった時点で、前記表示部に警告を表示させる構成とすることができる。また、前記機種選定部では、アウトリガの張出量の設定が段階的に行えることが好ましい。
さらに、施工計画支援方法の発明は、コンピュータを用いた揚重機の機種及び配置位置の選定を支援する施工計画支援方法であって、前記揚重機によって吊り上げる位置データを有する吊荷の吊荷重を入力するステップと、使用候補となる揚重機の機種を選定するステップと、前記選定された揚重機の配置位置又は前記吊荷の位置を特定するステップと、前記選定された揚重機の配置位置又は前記吊荷の位置を中心に、前記吊荷重が吊り上げ可能か否かの判定を行った判定結果を表示させるステップと、前記判定結果に基づいて必要に応じて前記機種の選定が繰り返されるとともに、前記吊り上げ可能の判定がされた揚重機の動作中の干渉の有無を3次元データで確認させるステップとを備えたことを特徴とする。
このように構成された本発明の施工計画支援システムでは、機種選定部で選定された揚重機に対して、配置位置特定部で配置位置を特定し、選定された揚重機の配置位置で入力された吊荷重の吊り上げが可能か否かを自動判定部で判定する。そして、自動判定部の判定結果に基づいて、必要に応じて機種選定部による機種の選定が繰り返される。
このため、多数ある揚重機の機種の中から、その現場に適した揚重機の機種及び配置位置の選定が容易に行えるようになる。また、選定された揚重機については、動作中の干渉の有無を3次元データで確認することができる。
ここで、揚重機の配置は、吊荷を中心にして行うこともできる。吊荷重が最大となる吊荷に基づいて揚重機の機種及び配置位置を選定することにより、より適切な選択ができる場合がある。
また、自動判定部による判定結果を、機種変更などが行える場合とそのまま干渉の確認に移行する場合との複数段階にすることで、安全面が保証された経済的な選択が短時間で行えるようになる。
さらに、自動判定部による判定を2次元データに基づいて行い、干渉の確認のみを3次元データで行うようにすれば、演算負荷を大幅に低減することができる。また、吊り上げ不能の範囲が判定対象となった時点で表示部に警告が表示される構成となっていれば、無駄な検討が省けるようになる。
さらに、機種選定部でアウトリガの張出量の設定が段階的に行えるようになっていれば、選定された機種の適用範囲を広げることができるようになる。すなわち、より多くの選択肢の中から、最適な機種が選定できるようになる。
そして、施工計画支援方法の発明では、入力された吊荷の吊荷重に対して揚重機を選定して、吊荷重の吊り上げが可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて、必要に応じて機種の選定を繰り返す。このため、多数ある揚重機の機種の中から、その現場に適した揚重機の機種及び配置位置の選定が容易に行えるようになる。
本発明の実施の形態の施工計画支援システムの構成を説明するブロック図である。 演算処理部の構成を説明するブロック図である。 実施例1の施工計画支援システムの処理の流れを説明するフローチャートである。 機種選定時のディスプレイの表示例を示した説明図である。 2次元の判定結果の表示例を示した説明図である。 判定結果の表示例を吊荷となる資材とともに示した説明図である。 作業画面の警告表示の表示例を示した説明図である。 3次元で干渉確認を行う際の作業画面の表示例を示した説明図である。 実施例2の施工計画支援システムの処理の流れを説明するフローチャートである。 タワークレーンを配置した作業画面の表示例を示した説明図である。 実施例3の施工計画支援システムの処理の流れを説明するフローチャートである。 吊荷となる鉄骨ピースを例示した説明図である。 実施例3の吊荷を中心とした判定結果の表示例を示した説明図である。 実施例4の施工計画支援システムの処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態の施工計画支援システム1は、BIM(Building Information Modeling)のソフトウェアを基盤にして構成される揚重機の機種及び配置位置の選定を支援するためのシステムである。揚重機には、ラフテレーンクレーンやオールテレーンクレーンなどの移動式クレーン、タワークレーンなどの定置式クレーンなどがある。
図1に、本実施の形態の施工計画支援システム1の構成を説明するブロック図を示した。本実施の形態の施工計画支援システム1は、キーボードやマウスなどの入力部2と、演算処理や制御指示を行うための演算処理部5と、各種モデルデータや仕様データや環境データなどが記憶されたデータベース部4と、表示部となるディスプレイ3とによって主に構成される。
入力部2は、演算処理部5に指示やデータなどを入力するための手段で、キーボード、マウス、入力ペン、入力データが記録された記憶媒体などが該当する。ディスプレイ3は、演算処理部5の制御によって、各種メニューや作業画面や各種デジタルモデルなどをリアルタイムに表示させるためのコンピュータに接続されるモニタである。
データベース部4は、複数のデータベースによって構成されている。本実施の形態では、揚重機データベース41、現場データベース42、部材データベース43について説明する。
揚重機データベース41には、各社メーカのラフテレーンクレーン、タワークレーン、オールテレーンクレーンなどの揚重機の機種の諸元などの情報が記録されている。異なるメーカのものであっても、同じ機種として登録できるものは、共通の名称(型式名)でまとめて登録することもできる。
揚重機の機種の情報には、型式名、吊上げ荷重(最大定格総荷重)、外形をモデリングするための3次元デジタルモデルデータなどがある。また、ラフテレーンクレーンであれば、ブームの長さ、ジブの長さ、アウトリガの張出量、走行時の最小回転半径、車両総重量、定格総荷重表に該当するデータなどが記録される。一方、タワークレーンであれば、ポストの高さや段数、ジブの長さ、最大揚程、解体最大重量、定格総荷重表に該当するデータなどが記録される。
現場データベース42には、施工が行われる現場領域の環境などに関するデータ、建物の設計図面データ、仮設足場や仮囲いや山留などの仮設(現場施設物)に関するデータなどが、3次元データで記録される。
部材データベース43には、建物の建設に使用される様々な資材や機材などの部材のデータが記録される。これらの部材の中で、揚重機によって吊り上げられるものが吊荷となる。資材や機材の情報には、部材名や製品名などの名称データ、材種、長さや幅などの外形データ、重量データなどがある。
図2に、演算処理部5の詳細な構成をブロック図で示した。演算処理部5は、コンピュータとそれにインストールされたソフトウェアとによって実現される。演算処理部5は、吊荷重入力部51と、機種選定部52と、配置位置特定部53と、自動判定部54と、表示部を構成する表示処理部55と、干渉演算部56とを備えている。
吊荷重入力部51は、揚重機によって吊り上げる吊荷の重量を吊荷重として入力するための機能である。吊荷のデータには、吊り上げの開始位置や吊り下ろし位置などの位置データが属性データとして付加される。
機種選定部52は、使用候補となる揚重機の機種を選定する際に機能する。揚重機の機種は、揚重機データベース41に記憶されている機種の中から、操作者が任意に選択することができる。
配置位置特定部53は、選定された揚重機の配置位置を特定する際に機能する。例えば、ディスプレイ3に表示された作業画面上に、選択した揚重機を操作者がマウスなどを操作して配置することができる。
自動判定部54は、選定された揚重機の配置位置で入力された吊荷重が吊り上げ可能か否かの判定を自動で行う機能である。または、自動判定部54は、選定された揚重機により吊荷重が吊り上げ可能か否かの判定を、揚重機の配置位置に応じて自動で行う機能である。
自動判定部54では、設定により様々な判定を行わせることができる。例えば、揚重機の最大作業半径の内側に入るか外側になるかの2段階の判定とすることができる。一方、安全率を考慮した3段階以上の判定を行わせることもできる。
例えば、定格総荷重に対する吊荷の割合が90%未満であれば、吊荷に対して余裕があるため、規格を下げる方向の機種の変更が可能となるような判定結果を出し、90%以上95%未満であれば、適切に機種が選定されたとして機種変更を伴わない迅速な処理が行える判定結果とし、95%以上100%未満であれば、安全面を考慮して使用条件や機種の変更を可能とする判定結果を出し、100%以上を配置不可と判定する4段階の判定を行わせることができる。
このような自動判定部54で行われた判定結果は、表示処理部55でディスプレイ3に表示させるための処理が行われ、操作者はディスプレイ3の作業画面上で視覚によって容易に確認することができる。すなわち、表示部は、表示処理部55とディスプレイ3とによって構成される。
干渉演算部56は、最初に特定した吊荷の吊り上げが可能との判定がされた揚重機について、吊り上げから吊り下ろしまでの動作中に、干渉するものが無いかを3次元データで確認させるために機能する。干渉する可能性がある現場内の地形、樹木、建設する建物本体、施設、設備、仮設などのデータは、現場データベース42から読み込まれる。
以下では、本実施の形態の施工計画支援システム1の具体的な処理について、各実施例によって説明する。なお、本実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を用いて説明する。また、本実施の形態又は各実施例で説明した構成及び作用効果について、略同様のものは重複する説明を省略する。
以下、前記実施の形態で説明した施工計画支援システム1による実施例1の処理について、図3−図8を参照しながら説明する。図3は、実施例1の処理の流れを説明するフローチャートである。
実施例1は、揚重機としてラフテレーンクレーンを使用し、機種選定の次のステップで揚重機の配置を行う場合の処理の説明である。図3において、「2D判定」として囲まれたステップの処理は、主に2次元データ(平面データ)を使って行われ、「3D判定」として囲まれたステップの処理は、主に3次元データを使って行われる。
実施例1は、主に鉄筋コンクリートによって建物を構築する場合を想定している。鉄筋コンクリートによって建物を構築する場合は、鉄骨で建物を構築する場合と比べて、吊荷の最大吊荷重を抑えることができる。
ステップS11では、検討対象とする吊荷の吊荷重を入力する。この吊荷の特定においては、例えば選定しようとするラフテレーンクレーンの使用を予定する期間において、最も吊荷重が大きくなる吊荷の吊荷重を入力する。入力部2を介して入力された吊荷重は、吊荷重入力部51の処理によって、コンピュータのメモリに一時的に記憶される。
ステップS12では、ラフテレーンクレーンの機種の選定を行う。図4は、機種選定時のディスプレイ3の表示例を示している。ディスプレイ3の上縁にはメニュー画面33やコマンド画面が表示され、中央には作業画面31が表示され、側縁には選択画面32が表示される。
ラフテレーンクレーンの機種は、機種選定部52によって選択画面32に表示された機種の中から選択される。この選択画面32には、揚重機データベース41に記録されたラフテレーンクレーンが表示される。選択画面32に表示された機種の中から、吊上げ荷重や型式名で機種を特定すると、その機種の中で選択できるブームの長さやアウトリガの張出量のリストが表示される。
そこで、ブームの長さとともに、アウトリガの張出量を「最大」、「中間」、「最小」の3段階の中から選択する(ステップS121)。すなわち現場によっては、充分にアウトリガを張り出せない場合もあり、「最大」だけでなく段階的に張出量が選定できれば、機種の適用範囲を広げることができるためである。
また、ステップS122では、ジブの有無を選択する。このようにして選択されたラフテレーンクレーン6は、作業画面31上に表示される。この作業画面31に例示したラフテレーンクレーン6は、ブーム61の先にジブ62を備え、アウトリガ63が張り出された状態で配置される(ステップS13)。
ラフテレーンクレーン6の配置位置は、配置位置特定部53の処理によってコンピュータのメモリに一時的に記憶される。そして、選択された機種のラフテレーンクレーン6による配置位置で、自動判定部54によって吊荷重性能の自動判定が行われる(ステップS14)。
図5は、表示処理部55によって作業画面31上に2次元で表示される判定結果Jを例示している。この判定結果Jの最外円となる最大作業半径J41は、ラフテレーンクレーン6の定格総荷重に対する吊荷の割合で100%となる位置に表示される。そして、この最大作業半径J41の外側が、範囲外J4の判定結果となる領域である。
一方、定格総荷重に対する吊荷の割合で95%以上100%未満の円環状の領域は、レッド判定J3という判定結果となる。要するに、最大作業半径J41に近い領域は、安全面から余裕のある運用が望まれるため、使用条件や機種の変更を促すような判定結果が与えられる。
これに対して、最小円となるグリーン判定J1の領域は、定格総荷重に対する吊荷の割合が90%未満となる。要するに、ステップS11で入力した吊荷重であれば、充分に余裕をもって吊り上げられるので、大型の機種から中・小型の機種に変更するなどの変更ができるような判定結果が与えられる。
そして、グリーン判定J1とレッド判定J3との間の円環状のイエロー判定J2の領域が、定格総荷重に対する吊荷の割合が90%以上95%未満となる。イエロー判定J2の判定結果であれば、吊荷に対してほぼ適切な機種が選定されているとして、次の処理に速やかに移行できようになる。なお、ここで示した定格総荷重に対する吊荷の割合の閾値は例示であり、任意の基準や値に設定することができる。
図6は、判定結果Jの表示例を吊荷となる資材B2とともに示した図である。施工が行われる現場領域Bには、建物の形状に従って建物領域B1が形成される。これらの表示は、現場データベース42に記録されたデータによって、作業画面31上に生成される。
この表示例をみると明らかなように、建物領域B1のラフテレーンクレーン6から最も遠い位置にある資材B2は、レッド判定J3が与えられる。一方、図7に示すように、明らかに範囲外J4にブーム61を伸ばした場合は、作業画面31上に大きな「×印」などの警告表示WAが表示される。要するに、明らかに吊り上げ不能の範囲が判定対象となった時点で、作業画面31に警告表示WAがされるようにすることで、無駄な検討が省けるようになる。
再び図3のフローチャートに戻って説明すると、ステップS14で自動判定が行われて作業画面31に表示されると、その判定結果によって、その後の処理の流れが異なることになる。
まず、グリーン判定J1がされた場合(ステップS141)は、最初(ステップS12)に選定された機種では余裕があると判断できるので、機種変更を行うか否かの検討を行う(ステップS15)。
そして、機種を変更しない場合(ステップS152)は、そのままブームの干渉を確認するステップS17に移行することになる。これに対して機種を変更する場合(ステップS151)は、ステップS12に戻って機種の選定からやり直す。
続いてイエロー判定J2がされた場合(ステップS142)は、そのままブームの干渉を確認するステップS17に移行する。他方、範囲外J4の判定がされた場合(ステップS144)は、そのままステップS12に戻って機種の選定からやり直す。
そして、レッド判定J3がされた場合(ステップS143)は、安全面での検討の余地があると判断できるので、条件変更を行うか否かの検討を行う(ステップS16)。ここで条件とは、例えばアウトリガの張出量やジブの選択の変更又は機種の変更を指す。
レッド判定J3は、必ずしも作業できない判定結果ではなく、現場の様々な制約を考慮して安全面に注意しながら実行することができる判定結果である。このため、条件を変更しない場合(ステップS161)は、ブームの干渉を確認するステップS17に移行することができる。
これに対して条件を変更する場合(ステップS162)は、ステップS164であればアウトリガの張出量を変更して、ステップS14に戻って吊荷重性能の自動判定からやり直す。
一方、アウトリガの張出量を変更しない場合(ステップS163)は、ステップS12に戻って機種の選定からやり直す。このように、2次元データ(2D判定)を使って、必要に応じて効率的に機種の変更を繰り返すことで、短時間でその現場に適したラフテレーンクレーン6の機種を選定することができる。
2D判定で選定された機種に対しては、干渉演算部56によって、3次元データを使ってブームの干渉が起きるか否かの確認が行われる(3D判定)。図8は、3次元で干渉確認を行う際の作業画面31の表示例を示している。この図を見ると、ラフテレーンクレーン6のブーム61と建物領域B1とが、干渉箇所IFで干渉することが一目でわかる。
このように干渉が起きる場合(ステップS171)は、ステップS12に戻って機種の選定からやり直す。他方、干渉が起きない場合(ステップS172)は、ラフテレーンクレーン6の機種及び配置位置の選定作業が終了する(ステップS18)。
このように構成された実施例1の施工計画支援システム1では、機種選定部52で選定されたラフテレーンクレーン6に対して、配置位置特定部53で配置位置を特定し、選定されたラフテレーンクレーン6の配置位置で入力された吊荷重の吊り上げが可能か否かを自動判定部54で判定する。そして、自動判定部54の判定結果に基づいて、必要に応じて機種選定部52による機種の選定が繰り返される。
このため、多数あるラフテレーンクレーンの機種の中から、その現場に適したラフテレーンクレーン6の機種及び配置位置の選定が容易に行えるようになる。また、選定されたラフテレーンクレーン6については、動作中の干渉の有無を3次元データで確認することができる。
また、自動判定部54による判定結果を、経済的な面から機種変更が行える場合(グリーン判定J1)と、そのまま干渉の確認に移行する場合(イエロー判定J2)と、安全面から条件変更が行える場合(レッド判定J3)という複数段階にすることで、安全面が保証された経済的な選択が短時間で行えるようになる。
さらに、自動判定部54による判定を2次元データに基づいて行い(2D判定)、干渉の確認のみを3次元データで行う(3D判定)ようにすることで、コンピュータの演算負荷を大幅に低減して、迅速に作業を進めることができるようになる。
また、吊り上げ不能の範囲が判定対象となった時点で、ディスプレイ3の作業画面31に警告表示WAがされるようにすれば、無駄な検討に費やす時間や労力を節約することができる。
さらに、機種選定部52において、アウトリガの張出量が「最大」だけでなく段階的に設定できるようになっていれば、選定された機種の適用範囲を広げることができるようになる。すなわち、アウトリガの張出量を「最小」から「中間」に変更することによって機種変更をしなくてもよくなるなど、より多くの選択肢の中から、安全で経済的な最適な機種を選定することができる。
以下、前記実施の形態で説明した施工計画支援システム1による実施例2の処理について、図9,図10を参照しながら説明する。図9は、実施例2の処理の流れを説明するフローチャートである。
実施例2は、揚重機としてタワークレーンを使用し、機種選定の次のステップで揚重機の配置を行う場合の処理の説明である。図10は、タワークレーン7を配置した作業画面31の表示例を示している。タワークレーン7は、任意の段数に組み上げられるポスト71と、ポスト71の上端から張り出されるジブ72とを備えている。
実施例2も、前記実施例1と同様に、主に鉄筋コンクリートによって建物を構築する場合を想定している。そこでまず、図9に示すように、ステップS21では、検討対象とする吊荷の吊荷重を入力する。
ステップS22では、タワークレーンの機種の選定を行う。タワークレーンの機種は、機種選定部52によって選択画面32に表示された機種の中から選択される。この選択画面32には、揚重機データベース41に記録されたタワークレーンが表示される。選択画面32に表示された機種の中から、吊上げ荷重や型式名で機種を特定すると、その機種の中で選択できるポストの段数やジブの長さのリストが表示される。
そこで、ステップS221でポストの段数を指定するとともに、ジブの長さを指定する(ステップS222)。このようにして選択されたタワークレーン7は、作業画面31上に表示される。
ステップS23で、タワークレーン7を所望する位置に配置すると、配置位置特定部53の処理によってコンピュータのメモリに一時的に配置位置が記憶される。そして、選択された機種のタワークレーン7による配置位置で、自動判定部54によって吊荷重性能の自動判定が行われる(ステップS24)。
ステップS24で自動判定が行われて作業画面31に表示されると、その判定結果によって、その後の処理の流れが異なることになる。グリーン判定J1がされた場合(ステップS241)は、ステップS25で機種変更を行うか否かの検討を行い、機種を変更しない場合(ステップS252)はブームの干渉を確認するステップS27に移行する。これに対して機種を変更する場合(ステップS251)は、ステップS22に戻って機種の選定からやり直す。
続いてイエロー判定J2がされた場合(ステップS242)は、ブームの干渉を確認するステップS27に移行する。他方、範囲外J4の判定がされた場合(ステップS244)は、ステップS22に戻って機種の選定からやり直す。
そして、レッド判定J3がされた場合(ステップS243)は、機種変更を行うか否かの検討を行う(ステップS26)。検討によって機種を変更しないと判断した場合(ステップS261)は、ブームの干渉を確認するステップS27に移行する。
これに対して機種を変更する場合(ステップS262)は、ステップS22に戻って機種の選定からやり直す。このように、2次元データ(2D判定)を使って、必要に応じて効率的に機種の変更を繰り返すことで、短時間でその現場に適したタワークレーン7の機種を選定することができる。
2D判定で選定された機種に対しては、干渉演算部56によって、3次元データを使ってブームの干渉が起きるか否かの確認が行われる(3D判定)。ステップS27で干渉の確認を行った結果、干渉が起きる場合(ステップS271)は、ポストの段数の変更を行うか否かを検討する。
ポストの段数を変更する場合(ステップS273)は、ステップS27に戻ってブームの干渉の確認をし直す。一方、ポストの段数を変更しない場合(ステップS274)は、ステップS22に戻って機種の選定からやり直す。
これに対して、ステップS27の干渉の確認で干渉が起きないと判断された場合(ステップS272)は、ステップS275でジブ72の長さに応じた揚程の確認を行う。ここで、揚程が最大揚程を超えている場合(ステップS276)は、ステップS22に戻って機種の選定からやり直す。一方、揚程が最大揚程の範囲内の場合(ステップS277)は、タワークレーン7の機種及び配置位置の選定作業を終了する(ステップS28)。
このように構成された実施例2の施工計画支援システム1であれば、多数あるタワークレーンの機種の中から、その現場に適したタワークレーンの機種及び配置位置の選定が容易に行えるようになる。また、選定されたタワークレーン7については、動作中の干渉の有無を3次元データで確認することができる。
以下、前記実施の形態で説明した施工計画支援システム1による実施例3の処理について、図11−図13を参照しながら説明する。図11は、実施例3の処理の流れを説明するフローチャートである。
実施例3は、前記実施例1と同様に揚重機としてラフテレーンクレーンを使用するが、吊荷を中心とした吊荷重性能の判定を行う場合の処理の説明となる。すなわち実施例3は、主に鉄骨によって建物を構築する場合を想定している。
鉄骨で建物を構築する場合は、図12に示したように、角型鋼管の柱に梁用の仕口部材が溶接された比較的重量が大きな鉄骨ピースB3が吊荷となる。このため、吊荷の最大吊荷重が大きくなる傾向にある。
そこで、図13に示すように、鉄骨ピースB3を中心にラフテレーンクレーン6の配置位置を決めるという順序で処理を行うこととする。そこでまず、図11に示すように、ステップS31では、検討対象とする吊荷(鉄骨ピースB3)の吊荷重を入力する。
ステップS32では、ラフテレーンクレーンの機種の選定を行う。ラフテレーンクレーンの機種の選定の際には、アウトリガの張出量(ステップS321)と、ジブの有無の選択(ステップS322)も行う。
実施例3では、選択された機種のラフテレーンクレーン6による吊荷重性能の自動判定が、自動判定部54によって吊荷を中心として行われる(ステップS33,S34)。要するに、前記実施例1,2では、判定結果Jの中心に揚重機が配置されたが、本実施例3では、判定結果Jの中心に鉄骨ピースB3が配置される(図13参照)。
一方、判定結果Jの判定の段階数(グリーン判定J1、イエロー判定J2、レッド判定J3、範囲外J4)や定格総荷重に対する吊荷の割合の閾値などの設定については、上述した実施例1と同様にすることができる。
そして、ステップS33,S34で自動判定が行われて作業画面31に判定結果Jが表示され、グリーン判定J1とされた場合(ステップS341)は、ステップS35で機種変更を行うか否かの検討を行い、機種を変更する場合(ステップS351)は、ステップS32に戻って機種の選定からやり直す。
これに対して機種を変更しない場合(ステップS352)は、グリーン判定J1された作業画面31上の位置を、ラフテレーンクレーン6の配置位置として特定させる処理を配置位置特定部53で行う(ステップS37)。
続いてイエロー判定J2がされた場合(ステップS342)も、作業画面31上にラフテレーンクレーン6の配置位置を特定させるステップS37に移行する。他方、範囲外J4の判定がされた場合(ステップS344)は、ステップS32に戻って機種の選定からやり直す。
そして、レッド判定J3がされた場合(ステップS343)は、条件変更を行うか否かの検討を行う(ステップS36)。検討によって条件を変更しないと判断した場合(ステップS361)は、ラフテレーンクレーン6の配置位置を特定するステップS37に移行する。
これに対して条件を変更する場合(ステップS362)は、ステップS364であればアウトリガの張出量を変更して、ステップS33に戻って吊荷重性能の自動判定からやり直す。
一方、アウトリガの張出量を変更しない場合(ステップS363)は、ステップS32に戻って機種の選定からやり直す。このように、2次元データ(2D判定)を使って、必要に応じて効率的に機種の変更を繰り返すことで、短時間でその現場に適したラフテレーンクレーン6の機種を選定することができる。
2D判定で選定された機種に対しては、干渉演算部56によって、3次元データを使ってブームの干渉が起きるか否かの確認が行われる(ステップS38)。この結果、干渉が起きる場合(ステップS381)は、ステップS32に戻って機種の選定からやり直す。他方、干渉が起きない場合(ステップS382)は、ラフテレーンクレーン6の機種及び配置位置の選定作業が終了する(ステップS39)。
このように構成された実施例3の施工計画支援システム1では、吊荷を中心にラフテレーンクレーン6の配置が行われる。建物が鉄骨造で吊荷重が大きくなる傾向にある場合は、最大吊荷重となる吊荷(鉄骨ピースB3)に基づいてラフテレーンクレーン6の機種及び配置位置を選定することにより、短時間でより適切な選択ができる場合がある。
以下、前記実施の形態で説明した施工計画支援システム1による実施例4の処理について、図14を参照しながら説明する。図14は、実施例4の処理の流れを説明するフローチャートである。
実施例4は、揚重機としてタワークレーンを使用し、実施例3と同様に、吊荷を中心とした吊荷重性能の判定を行う場合の処理の説明となる。すなわち実施例4も、主に鉄骨によって建物を構築する場合を想定している。
まず、ステップS41では、検討対象とする吊荷の吊荷重を入力する。続いてステップS42では、タワークレーンの機種の選定を行う。タワークレーンの機種を選定し、ステップS421でポストの段数を指定するとともに、ジブの長さを指定する(ステップS422)。
そして、選択された機種のタワークレーン7による吊荷重性能の自動判定が、自動判定部54によって吊荷を中心として行われる(ステップS43,S44)。自動判定が行われて作業画面31に表示された判定結果がグリーン判定J1であった場合(ステップS441)は、ステップS45で機種変更を行うか否かの検討を行い、機種を変更しない場合(ステップS452)は、作業画面31上にタワークレーン7の配置位置を特定させる配置位置特定部53による処理に移行する(ステップS47)。これに対して機種を変更する場合(ステップS451)は、ステップS42に戻って機種の選定からやり直す。
続いてイエロー判定J2がされた場合(ステップS442)は、タワークレーン7の配置位置を特定するステップS47に移行する。他方、範囲外J4の判定がされた場合(ステップS444)は、ステップS42に戻って機種の選定からやり直す。
そして、レッド判定J3がされた場合(ステップS443)は、機種変更を行うか否かの検討を行う(ステップS46)。検討によって機種を変更しないと判断した場合(ステップS461)は、タワークレーン7の配置位置を特定するステップS47に移行する。
これに対して機種を変更する場合(ステップS462)は、ステップS42に戻って機種の選定からやり直す。このように、2次元データ(2D判定)を使って、必要に応じて効率的に機種の変更を繰り返すことで、短時間でその現場に適したタワークレーン7の機種を選定することができる。
2D判定で選定された機種に対しては、干渉演算部56によって、3次元データを使ってブームの干渉が起きるか否かの確認が行われる(3D判定)。ステップS48で干渉の確認を行った結果、干渉が起きる場合(ステップS481)は、ポストの段数の変更を行うか否かを検討する。
ポストの段数を変更する場合(ステップS483)は、ステップS48に戻ってブームの干渉の確認をし直す。一方、ポストの段数を変更しない場合(ステップS484)は、ステップS42に戻って機種の選定からやり直す。
これに対して、ステップS48の干渉の確認で干渉が起きないと判断された場合(ステップS482)は、ステップS485でジブ72の長さに応じた揚程の確認を行う。ここで、揚程が最大揚程を超えている場合(ステップS486)は、ステップS42に戻って機種の選定からやり直す。一方、揚程が最大揚程の範囲内の場合(ステップS487)は、タワークレーン7の機種及び配置位置の選定作業を終了する(ステップS49)。
このように構成された実施例4の施工計画支援システム1であれば、多数あるタワークレーンの機種の中から、吊荷を中心に、その現場に適したタワークレーン7の機種及び配置位置の選定が容易に行えるようになる。また、選定されたタワークレーン7については、動作中の干渉の有無を3次元データで確認することができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
1 :施工計画支援システム
3 :ディスプレイ(表示部)
5 :演算処理部
51 :吊荷重入力部
52 :機種選定部
53 :配置位置特定部
54 :自動判定部
55 :表示処理部(表示部)
56 :干渉演算部
6 :ラフテレーンクレーン(揚重機)
63 :アウトリガ
7 :タワークレーン(揚重機)
B2 :資材(吊荷)
B3 :鉄骨ピース(吊荷)
J :判定結果
J1 :グリーン判定
J2 :イエロー判定
J3 :レッド判定
J4 :範囲外
IF :干渉箇所
WA :警告表示

Claims (7)

  1. 揚重機の機種及び配置位置の選定を支援する施工計画支援システムであって、
    前記揚重機によって吊り上げる位置データを有する吊荷の吊荷重を入力する吊荷重入力部と、
    使用候補となる揚重機の機種を選定する機種選定部と、
    前記選定された揚重機の配置位置を特定する配置位置特定部と、
    前記選定された揚重機の配置位置で前記吊荷重が吊り上げ可能か否かの判定を行う自動判定部と、
    前記自動判定部による判定結果を表示させる表示部と、
    前記吊り上げ可能の判定がされた揚重機の動作中の干渉の有無を3次元データで確認させる干渉演算部とを備え、
    前記自動判定部の判定結果に基づいて、必要に応じて前記機種選定部による機種の選定が繰り返されることを特徴とする施工計画支援システム。
  2. 揚重機の機種及び配置位置の選定を支援する施工計画支援システムであって、
    前記揚重機によって吊り上げる位置データを有する吊荷の吊荷重を入力する吊荷重入力部と、
    使用候補となる揚重機の機種を選定する機種選定部と、
    前記選定された揚重機により前記吊荷重が吊り上げ可能か否かの判定結果を、前記吊荷を中心に前記揚重機の配置位置に応じて行う自動判定部と、
    前記自動判定部による判定結果を表示させる表示部と、
    前記判定結果に基づいて前記揚重機の配置位置を特定する配置位置特定部と、
    前記配置位置が特定された揚重機の動作中の干渉の有無を3次元データで確認させる干渉演算部とを備え、
    前記自動判定部の判定結果に基づいて、必要に応じて前記機種選定部による機種の選定が繰り返されることを特徴とする施工計画支援システム。
  3. 前記自動判定部による判定結果には、機種又は条件の変更を可能とする判定結果と変更処理に移行しない判定結果とがあることを特徴とする請求項1又は2に記載の施工計画支援システム。
  4. 前記自動判定部による判定は、2次元データに基づいて行われることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の施工計画支援システム。
  5. 前記自動判定部は、吊り上げ不能の範囲が判定対象となった時点で、前記表示部に警告を表示させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の施工計画支援システム。
  6. 前記機種選定部では、アウトリガの張出量の設定が段階的に行えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の施工計画支援システム。
  7. コンピュータを用いた揚重機の機種及び配置位置の選定を支援する施工計画支援方法であって、
    前記揚重機によって吊り上げる位置データを有する吊荷の吊荷重を入力するステップと、
    使用候補となる揚重機の機種を選定するステップと、
    前記選定された揚重機の配置位置又は前記吊荷の位置を特定するステップと、
    前記選定された揚重機の配置位置又は前記吊荷の位置を中心に、前記吊荷重が吊り上げ可能か否かの判定を行った判定結果を表示させるステップと、
    前記判定結果に基づいて必要に応じて前記機種の選定が繰り返されるとともに、前記吊り上げ可能の判定がされた揚重機の動作中の干渉の有無を3次元データで確認させるステップとを備えたことを特徴とする施工計画支援方法。
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