JP6756731B2 - 着色された有機ペルオキシド組成物 - Google Patents

着色された有機ペルオキシド組成物 Download PDF

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Description

本発明は、着色された有機ペルオキシド組成物およびそれらの組成物を使用するための方法に関する。
有機ペルオキシドは、広く各種の商業用途を有している。有機ペルオキシド組成物には、以前からも着色成分が含まれており、たとえば、米国特許第3,181,991号明細書は、顔料添加したペルオキシド組成物を目的としており、そして米国特許出願公開第2003/0027903号明細書は、着色されたペルオキシドおよびポリエステルの配合物を目的としている。有機ペルオキシド組成物の中に着色染料を加えることによって、その組成物を、より容易に区別する(たとえば、その組成物を、他の市販の組成物から見分ける)ことが可能となる。着色されていることによってさらに、作業者が視覚的に、その組成物が十分に流動して、他の成分と均質に混合されていることを確認するのにも役立つ。着色安定性が維持できる、着色された有機ペルオキシド組成物を開発することはこれまで困難であったが、その理由は、染料が、多くの場合、短期間の間に、顕著に退色したり、溶液から沈殿分離したりするからである。
したがって、長期間にわたって着色安定性のある着色された有機ペルオキシド組成物が依然として必要とされている。
本発明は、少なくとも1種の染料、たとえばFD&C染料(たとえば、FD&C Blue #1および/またはFD&C Red #40および/またはFD&C Red #3および/またはFD&C Yellow #6)を含む、安定な有機ペルオキシド組成物を提供する。本発明の一つの態様においては、少なくとも1種のアルコールを添加することによって、着色された有機ペルオキシド組成物が安定化される。
本発明の実施態様は、以下のものを含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなる有機ペルオキシド組成物に関する:
少なくとも1種の有機ペルオキシド(たとえば、tert−ブチル ヒドロペルオキシド)、
少なくとも1種の染料(たとえば、FD&C染料)、および
少なくとも1種のアルコール(たとえば、プロピレングリコール)。
特定の実施態様においては、その有機ペルオキシド組成物が、アルコールをまったく含まない有機ペルオキシド組成物よりも、着色安定性が高い。
本発明の実施態様はさらに、有機ペルオキシド組成物を作成するための方法にも関し、前記方法には、少なくとも1種の有機ペルオキシド(たとえば、tert−ブチル ヒドロペルオキシド)、少なくとも1種の染料(たとえば、FD&C染料)、および少なくとも1種のアルコール(たとえば、プロピレングリコール)を組み合わせることを含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなる。
本発明実施例であり、実施例1に関連する。 本発明実施例であり、実施例1に関連する。 比較例である。 比較例である。 本発明実施例であり、実施例3に関連する。 本発明実施例であり、実施例3に関連する。 本発明実施例であり、実施例3に関連する。 本発明実施例であり、実施例3に関連する。
本明細書で使用するとき、「粘度」という用語は、その通常の意味合いを有しており、流体の内部抵抗の目安(または、流体摩擦の目安)である。より高い粘度を有する流体は、より低い粘度を有する流体よりも、「濃度が高い(thicker)」。水性処理流体を破断(fracture)および回収(recover)する際の、その水性処理流体の適切な粘度は、当業者ならば、容易に見定めることができる。
本明細書で使用するとき、「室温」という用語は、約20℃〜約30℃(約68゜F〜約86゜F)、より好ましくは約25℃(約77゜F)を指している。
本明細書で使用するとき、「完全に着色安定性である(completely color stable)」という用語は、有機ペルオキシド組成物の色が、特定の期間(たとえば、1ヶ月または3ヶ月)を経過しても、裸眼で、視覚的に色の変化が認められないということを意味している。「実質的に着色安定性である(substantially color stable)」という用語は、有機ペルオキシド組成物の色が、特定の期間(たとえば、1ヶ月または3ヶ月)を経過したときに、裸眼でみてわずかに変化している、すなわち、色がわずかに変化するかまたはわずかに退色しているということを意味している。色は、一つまたは複数の波長の光で、溶液の光学スペクトルを測定してから透過強度(たとえば、透過パーセント)を計算することによるか、または当業者周知の色および明るさのパラメーター(たとえば、CIELAB 1976の色空間パラメーターL*、a*、b*、および/またはE*)を計算することによって、より定量的に求めることができる。
本明細書で使用するとき、特に断らない限り、組成物の構成成分または成分の値は、その組成物中のそれぞれの成分の重量パーセントまたは重量によるパーセントで表されている。
特定の実施態様においては、本出願人らは、有機ペルオキシド組成物に着色染料を加えて、それらを、より容易に区別する(たとえば、その組成物を、他の市販のペルオキシド組成物から見分ける)ことを可能とした。少なくとも1種の着色染料を添加することによって、それを他の成分と組み合わせたときに、使用者が、そのペルオキシド組成物の存在を目で確かめることが可能となる。驚くべきことには、本出願人らはさらに、着色された有機ペルオキシド組成物に少なくとも1種のアルコールを添加することによって、その組成物の着色安定性が向上することも見出した。
特定の実施態様においては、本発明の着色された有機ペルオキシド組成物は、好ましくは、以下の特性の一つまたは複数を示す:
(1)特定の実施態様においては、本発明の着色された有機ペルオキシド組成物が、(裸眼で見て)目で見えるような固形物の沈殿を示さない。たとえば、その着色された有機ペルオキシド組成物が、その組成物を調製してから、少なくとも1ヶ月、少なくとも3ヶ月、少なくとも6ヶ月、少なくとも9ヶ月、または少なくとも12ヶ月後に、目で見えるような固形物の沈殿を示さない。
(2)特定の実施態様においては、本発明の組成物の中に含まれる有機ペルオキシドが、安定に留まり、期間が経過しても実質的に分解を示さない。たとえば、そのペルオキシドが、ある期間の後で、同一ではあるが、1種または複数の染料を含んでいない有機ペルオキシド組成物に比較して、より低い分解しか示さない。
(3)特定の実施態様においては、本発明の有機ペルオキシド組成物が、高レベルの着色安定性を示し、そのため、長期間でも、色が同一、または実質的に同一に維持される。たとえば、その有機ペルオキシド組成物が、少なくとも1ヶ月、少なくとも3ヶ月、少なくとも6ヶ月、少なくとも9ヶ月、または少なくとも12ヶ月の期間を経過した後でも、色において、5%未満、10%未満、15%未満、20%未満、25%未満、30%未満、35%未満、35%未満、または40%未満の変化しか示さないことができる。この色の変化は、好ましくは、下記の分光光度計的方法に従って、測定される。時間および温度に対する色保留性(color retension)の定量的測定は、Perkin Elmer製の、UV/VIS Lambda 950分光計を使用して実施することができる。液状の着色物質のサンプルを、ガラスセルの中に入れる。参照チャンバーの中に空のブランクセルも入れて、%透過率測定におけるガラスの影響を打ち消す。ここで、300nm〜800nmの波長を使用して、着色溶液の%光透過率を測定する。透過スペクトルから、ASTM法E 308−01を使用して、色座標を計算する。これらの計算で使用するスペクトルの三刺激値(tristimulus values)は、CIE 1964(10度)の観測値である。使用する光源は、D65光源であり、色値は、実質的に自然照明で表される波長スペクトルに対する、標準D65光源の光%透過率についての、L***カラースケールとして計算される。CIE Standard Illuminant D65は、International Commission on Illuminationによって定義された、一般的に使用される標準の光源である。D65は、西欧/北欧の真昼の陽光にほぼ相当し、そのため、自然照明光源とも呼ばれている。そのようにして得られた、波長(単位:ナノメートル(nm))に対する%透過率の値の生データを用いて、次いで、CIELAB 1976の色空間パラメーター、L*、a*およびb*、ならびに/またはΔEを計算する。%透過率を波長に対して、単にプロットすることもまた可能である。液体クロマトグラフィーまたは滴定法を用いて、時間経過に対する、溶液中のペルオキシドまたは活性酸素レベルをモニターすることもまた可能である。
本発明の一つの態様は、少なくとも1種の有機ペルオキシド、少なくとも1種の染料、および少なくとも1種のアルコールを含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなる、有機ペルオキシド組成物に関する。特定の実施態様においては、その有機ペルオキシド組成物が、1種または複数の温度(たとえば、35℃、43℃など)で、少なくとも1週間、少なくとも1ヶ月、少なくとも2ヶ月、少なくとも3ヶ月、少なくとも4ヶ月、少なくとも5ヶ月、または少なくとも6ヶ月経過後も、完全に着色安定性であるか、または実質的に着色安定性である。好ましい実施態様においては、その有機ペルオキシド組成物が、1種または複数の温度(たとえば、35℃、43℃など)で、少なくとも1週間、少なくとも1ヶ月、少なくとも2ヶ月、少なくとも3ヶ月、少なくとも4ヶ月、少なくとも5ヶ月、または少なくとも6ヶ月経過後も、完全に着色安定性である。
その組成物に含むことができるペルオキシドには、特別な制限はない。そのペルオキシドは、過酸化水素、無機ペルオキシドおよび/または有機ペルオキシドであってよい。本発明の一つの態様においては、そのペルオキシドが、室温で安定な有機ペルオキシド(すなわち、不活性溶媒以外の物質を存在させずに、25℃で貯蔵したときに、顕著な崩壊(degradation)または分解(decomposition)を示さない有機ペルオキシド)である。また別の態様においては、そのペルオキシドが水溶性である。そのペルオキシドが、室内温度および圧力で、1g/100g−水より大きい水溶性を有しているのがよい。たとえば、そのペルオキシドが、室内温度および圧力で、3g/100g−水〜18g/100g−水の間、または5g/100g−水〜18g/100g−水の間、または5g/100g−水〜10g/100g−水の間、または3g/100g−水〜10g/100g−水の間、または3g/100g−水〜5g/100g−水の間の水溶性を有しているのがよい。溶解性は、たとえば、Arthur Vogelによって、Vogel’s Textbook of Quantitative Chemical Analysis,5th ed.,§10.110,384〜87,Longman Scientific & Technical,1989に記載されているような、ヨウ素滴定法によって測定することができる。そのペルオキシドが、水溶性であり、かつ室温で安定であるのがよい。
特定の実施態様においては、その有機ペルオキシド組成物が、水中に、0.1〜20%の間、好ましくは0.1〜15%の間、より好ましく1%〜10%の有機ペルオキシドを含む。たとえば、その有機ペルオキシド組成物が、水中に、2%〜10%の間の有機ペルオキシド、または2%〜8%の間の有機ペルオキシド、または3%〜8%の間の有機ペルオキシド、または4%〜8%の間の有機ペルオキシド、または4%〜7%の間の有機ペルオキシド、または約5%の有機ペルオキシドを含んでいるのがよい。
好適なペルオキシドとしては、たとえば、以下のものが挙げられる:ジアシル ペルオキシド、ペルオキシエステル、モノペルオキシカーボネート、ペルオキシケタール、ヒドロペルオキシド(アルキル ヒドロペルオキシドおよびアリール ヒドロペルオキシドを含む)、ペルオキシジカーボネート、ケトン ペルオキシド、エンドペルオキシド、およびジアルキル ペルオキシド。異なったペルオキシドの組合せ(異なった有機ペルオキシドの組合せも含む)を使用してもよい。
好適なペルオキシエステルとしては、以下のものが挙げられるが、これらに限定される訳ではない:ジ−tert−ブチル ジペルオキシフタレート;ジ−tert−アミル ジペルオキシフタレート;tert−ブチル ペルオキシベンゾエート;tert−アミル ペルオキシベンゾエート;tert−ブチル ペルオキシアセテート;tert−アミル ペルオキシアセテート;2,5−ジ(ベンゾイルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン;tert−ブチル ペルオキシマレエート;tert−アミル ペルオキシマレエート;tert−ブチル ペルオキシ−2−エチルヘキサノエート;tert−ブチル ペルオキシイソブチレート;tert−アミル ペルオキシイソブチレート;ジ(tert−ブチルペルオキシ) フマレート;tert−ブチル ペルオキシ(2−エチルブチレート);tert−ブチル ペルオキシ−2−エチルヘキサノエート;tert−アミル ペルオキシ−2−エチルヘキサノエート;2,5−ジ(2−エチルヘキサノイルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン;t−ブチル ペルオキシ3,5,5−トリメチルヘキサノエート;t−アミル ペルオキシ3,5,5−トリメチルヘキサノエート;1,1−ジメチル−3−ヒドロキシ−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート;tert−ブチルペルオキシ−3−カルボキシプロピオネート;tert−アミルペルオキシ−3−カルボキシプロピオネート;3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル 2−エチル−ペルオキシヘキサノエート;ならびにそれらの組合せ。
好適なモノペルオキシカーボネートとしては、たとえば以下のものが挙げられる:OO−tert−ブチル−O−(イソプロピル) モノペルオキシカーボネート;OO−tert−アミル−O−(イソプロピル) モノペルオキシカーボネート;OO−tert−ブチル−O−(2−エチルヘキシル) モノペルオキシカーボネート;OO−tert−アミル−O−(2−エチルヘキシル) モノペルオキシカーボネート;ポリエーテル ポリ(OO−tert−ブチル モノペルオキシカーボネート);OO−t−ブチル−O−ポリカプロラクトン モノペルオキシ カーボネート;2,5−ジメチル−2,5−ビス(イソプロポキシカルボニル−ペルオキシ)ヘキサン;2,5−ジメチル−2,5−ビス(イソプロポキシカルボニル−ペルオキシ)ヘキシン−3;ならびにそれらの組合せ。
好適なペルオキシケタールとしては、たとえば以下のものが挙げられる:1,1−ジ(tert−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン;1−tert−アミルペルオキシ−1−メトキシ シクロヘキサン;1−tert−ブチルペルオキシ−1−メトキシ シクロヘキサン;1,1−ジ(tert−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン;1,1−ジ(tert−アミルペルオキシ)シクロヘキサン;n−ブチル−4,4−ジ(tert−ブチルペルオキシ)バレレート;4,4−ビス(tert−ブチルペルオキシ)吉草酸;エチル−3,3−ジ(tert−アミルペルオキシ)ブタノエート;エチル−3,3−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ブタノエート;エチル−3,3−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ブチレート;2,2−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ブタン;2,2−ジ(tert−アミルペルオキシ)ブタン;2,2−ジ(tert−ブチルペルオキシ)プロパン;2,2−ジ(tert−アミルペルオキシ)プロパン;2,2−ジ(tert−ブチルペルオキシ)4−メチルペンタン;2,2−ビス(4,4−ジ[tert−アミルペルオキシ]シクロヘキシル)プロパン;ならびにそれらの組合せ。
好適なジアシル ペルオキシドとしては、たとえば以下のものが挙げられる:ジデカノイル ペルオキシド;ジラウロイル ペルオキシド;ジベンゾイル ペルオキシド;ジ(メチル ベンゾイル)ペルオキシド;2,4−ジクロロベンゾイル ペルオキシド;ならびにそれらの組合せ。
好適なケトン ペルオキシドとしては、たとえば以下のものが挙げられる:2,4−ペンタンジオン ペルオキシド;メチルエチルケトン ペルオキシド;メチルイソブチルケトン ペルオキシド;およびそれらの混合物。
好適なヒドロペルオキシドとしては、たとえば以下のものが挙げられる:2,5−ジヒドロペルオキシ−2,5−ジメチルヘキサン;クメン ヒドロペルオキシド;t−ブチル ヒドロペルオキシド;t−アミル ヒドロペルオキシド;t−オクチル ヒドロペルオキシド;過酸化水素(H22);1,1,3,3−テトラメチルブチル ヒドロペルオキシド;パラ−メタン ヒドロペルオキシド;ジイソプロピルベンゼン モノヒドロペルオキシド;ジイソプロピルベンゼン ジヒドロペルオキシド;ならびにそれらの組合せ。
好適なペルオキシジカーボネートとしては、たとえば以下のものが挙げられる:ジ(4−tert−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカーボネート;ジ(シクロヘキシル)ペルオキシジカーボネート;ジ(2−フェノキシエチル)ペルオキシジカーボネート;ジミリスチル ペルオキシジカーボネート;ジセチル ペルオキシジカーボネート;ならびにそれらの組合せ。
好適なジアルキル ペルオキシドとしては、たとえば以下のものが挙げられる:ジクミル ペルオキシド;イソプロペニルクミル クミル ペルオキシド;イソプロピルクミル クミル ペルオキシド;m/p−ジ−tert−ブチルペルオキシジイソプロピルベンゼン(a,a’−ビス(tert−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン);tert−ブチルペルオキシイソプロピルベンゼン(tert−ブチル クミル ペルオキシド);m−イソプロピロールクミル t−ブチル ペルオキシド(tert−ブチル 3−イソプロピロールクミルペルオキシド);tert−ブチル−3−イソプロペニルクミル ペルオキシド(m−イソプロペニルクミル tert−ブチル ペルオキシド);tert−ブチル−4−イソプロペニルクミル ペルオキシド;tert−ブチル−3−イソプロピルクミル ペルオキシド;m/p−アセチルクミル t−ブチル ペルオキシド;2,4−ジアリルオキシ−6−tert−ブチルペルオキシド−1,3,5−トリアジン;3,3,5,7,7−ペンタメチル−1,2,4−トリオキセパン(たとえば、TRIGONOX(登録商標)311);3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナン(たとえば、TRIGONOX(登録商標)301);ジ−tert−ブチル ペルオキシド;2−メトキシ−2−tert−ブチルペルオキシ プロパン;ジ−tert−アミル ペルオキシド;2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン;2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−アミルペルオキシ)ヘキサン;2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3;1,3−ジメチル−3(t−ブチルペルオキシ)ブチル N[1−{3−(1−メチルエテニル)フェニル}1−メチルエチル]カルバメート;4−(tert−アミルペルオキシ)−4−メチル−2−ペンタノール;4−(tert−ブチルペルオキシ)−4−メチル−2−ペンタノール;3−(t−ブチルペルオキシ)−3−メチル−2−ペンタノン;4−メチル−4−(tert−ブチルペルオキシ)−2−ペンタノン(たとえば、LUPEROX(登録商標)120);1−メトキシ−1−tert−ブチルペルオキシ シクロヘキサン;2,4,6−トリ(tert−ブチルペルオキシ)トリアジン;tert−ブチル−1,1,3,3−テトラメチルブチル ペルオキシド;3−メチル−3−(tert−ブチルペルオキシ)−2−ブタノール(たとえば、LUPEROX(登録商標)240);3−メチル−3(tert−アミルペルオキシ)−2−ブタノール(たとえば、LUPEROX(登録商標)540);ならびにそれらの組合せ。
特定の実施態様においては、本発明の有機ペルオキシド組成物の中のペルオキシドには、tert−ブチル ヒドロペルオキシドを含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなる。これらの実施態様においては、その有機ペルオキシド組成物には、水およびtert−ブチル ヒドロペルオキシドを含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなる。
いくつかの好ましい実施態様においては、その少なくとも1種の有機ペルオキシドが、以下のものから考えられる群より選択される:2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン;クメン ヒドロペルオキシド;1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン;ジイソプロピルベンゼンヒドロペルオキシド;ジ−t−ブチル ペルオキシド;ジ−t−アミル ペルオキシド;2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3;t−ブチル クミル ペルオキシド;t−ブチル ペルベンゾエート;およびOO−(t−ブチル)−O−(2−エチルヘキシル)モノペルオキシカーボネート、およびそれらの混合物。
本発明の有機ペルオキシド組成物の中に含まれる染料は、好ましくは、広い温度範囲で、長期間、安定である(すなわち、それらが、組成物を視覚的に観察しても、実質的な色の変化を示さない)。たとえば、染料は、好ましくは−30゜F〜90゜Fの間、または−10゜F〜90゜Fの間の温度では、その組成物の中で安定である。染料はさらに、組成物の中で、好ましくは少なくとも3ヶ月、より好ましくは少なくとも4ヶ月もしくは5ヶ月、最も好ましくは少なくとも6ヶ月の間安定である。さらに、その染料が、有機ペルオキシド組成物の成分と相溶性があり、それによって、それらがその組成物の効率を落とさないこともまた好ましい。
本発明の有機ペルオキシド組成物の中に含まれる染料は、好ましくは有機であり、金属を含んでいない(たとえば、鉄を含まない)のが好ましい。たとえば、それらの染料が、米国特許第3,181,991号明細書に列記されている染料(たとえば、赤色酸化鉄、黒色酸化鉄、黄色酸化鉄、クロムオレンジ、フタロシアニン、およびフェロシアン化第二鉄)のいずれをも含んでいないのが好ましい。さらに、染料に、アントラキノン誘導体またはピラザロン誘導体が含まれていないのが好ましい。
特定の実施態様においては、その染料が、D&C染料(U.S. Food and Drug Administrationにより、医薬品および化粧品での使用が承認されている染料)、より好ましくはFD&C染料(U.S. Food and Drug Administrationにより、食品、医薬品および化粧品での使用が承認されている染料)である。
本発明の有機ペルオキシド組成物において使用することが可能な好適な染料の非限定的な例としては、FD&C Blue #1、FD&C Red #3、FD&C Red #40、FD&C Yellow #6、Purple Shade、Grape Shade、Blue Liquid、およびPurple Liquidが挙げられる。それらの染料は、たとえばROHAまたはAbbey Colorから市販されている。
本明細書で使用するとき、FD&C Blue #1は、次式に示す、エチル−[4−[[4−[エチル−[(3−スルホフェニル)メチル]アミノ]フェニル]−(2−スルホフェニル)メチリデン]−1−シクロヘキサ−2,5−ジエニリデン]−[(3−スルホフェニル)メチル]アザニウムである。
Figure 0006756731
FD&C Blue #1は、当業界では「Brilliant Blue FCF」としても知られていて、好ましくは、粉体の形態である。
本明細書で使用するとき、FD&C Red #3は、次式に示す、2−(6−ヒドロキシ−2,4,5,7−テトラヨード−3−オキソ−キサンテン−9−イル)安息香酸である。
Figure 0006756731
FD&C Red #3は、当業界では「エリスロシン(erythrosine)」としても知られていて、好ましくは、粉体の形態である。
本明細書で使用するとき、FD&C Red #40は、次式に示す、6−ヒドロキシ−5−((2−メトキシ−5−メチル−4−スルホフェニル)アゾ)−2−ナフタレンスルホン酸二ナトリウムである。
Figure 0006756731
FD&C Red #40は、当業界では「Allura Red」としても知られていて、好ましくは、粉体の形態である。
本明細書で使用するとき、FD&C Yellow #6は、次式に示す、6−ヒドロキシ−5−[(4−スルホフェニル)アゾ]−2−ナフタレンスルホン酸二ナトリウムである。
Figure 0006756731
FD&C Yellow #6は、当業界では「Sunset Yellow」としても知られていて、好ましくは、粉体の形態である。
特定の実施態様においては、本発明の有機ペルオキシド組成物の中に含まれる染料が、FD&C Blue #1、FD&C Red #3、FD&C Red #40、FD&C Yellow #6、およびそれらの混合物からなる群より選択される。特定の実施態様においては、本発明の有機ペルオキシド組成物の中に含まれる染料には、場合によっては、1種または複数の保存剤(たとえば、安息香酸ナトリウムおよび/またはクエン酸)が含まれる。
本明細書で使用するとき、「Purple Shade」は、FD&C Blue #1とFD&C Red #3の両方を含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなる。「Purple Shade」は、粉体の形態であるのが好ましい。
「Grape Shade」は、FD&C Blue #1とFD&C Red #40との両方(たとえば、約75重量%のRed #40と約25重量%のBlue #1)を含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなる。「Grape Shade」は、粉体の形態であるのが好ましい。
「Blue Liquid」は、水中にFD&C Blue #1および少なくとも1種の保存剤(たとえば、安息香酸ナトリウムおよび/またはクエン酸)を含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなる。特定の実施態様においては、「Blue Liquid」は、水中にFD&C Blue #1、安息香酸ナトリウム、およびクエン酸を含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなる。
「Purple Liquid」は、水中にFD&C Blue #1、FD&C Red #40、および少なくとも1種の保存剤(たとえば、安息香酸ナトリウムおよび/またはクエン酸)を含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなる。特定の実施態様においては、「Purple Liquid」は、水中にFD&C Blue #1、FD&C Red #40、安息香酸ナトリウム、およびクエン酸を含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなる。
特定の実施態様においては、有機ペルオキシド組成物の中の染料が、FD&C Blue #1、FD&C Red #40、およびそれらの組合せからなる群より選択される染料を含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなる。
特定の実施態様においては、その染料には、1種または複数のスルホネート官能基が含まれるが、ここでスルホネート官能基は、芳香族環に結合されていてよい。
また別な実施態様においては、その染料が、水溶性のアニオン性染料である。
特定の実施態様においては、その有機ペルオキシド組成物には、約0.001重量%〜約2重量%の間、または約0.005重量%〜約2重量%の間、または約0.01重量%〜約2重量%の間、または約0.1重量%〜約2重量%の間、または約0.5重量%〜約2重量%の間、または約0.005重量%〜約1重量%の間、または約0.01重量%〜約1重量%の間、または約0.1重量%〜約1重量%の間、または約0.5重量%〜約1重量%の間、または約0.001重量%〜約0.1重量%の間、または約0.01重量%〜約0.1重量%の間、または約0.01重量%〜約0.05重量%の間、または約0.02重量%〜約0.05重量%の間、または約0.02重量%〜約0.04重量%の間、または約0.03重量%〜約0.05重量%の間、または約0.03重量%〜約0.04重量%の間の量の少なくとも1種の染料が含まれる。
本発明の有機ペルオキシド組成物において使用するのに好適なアルコールとしては、たとえば、グリコールおよび/またはブチルアルコール、および/またはトリオール(たとえば、グリセロール)、および/または単糖類および/または二糖類が挙げられる。本発明の一つの態様においては、そのアルコールが水溶性である。そのアルコールが、モノ−アルコール(1分子あたり1個のヒドロキシル基を含む)、および/またはトリオール(たとえば、グリセロール)、および/またはたとえばグリコールとしてのポリアルコール(1分子あたり2個以上のヒドロキシル基を含む)であってよい。特定の実施態様においては、その有機ペルオキシド組成物には、エチレングリコールは含まれない。
特定の実施態様においては、その有機ペルオキシド組成物が、水中に、0.01%〜5%の間のアルコールの間、または0.1%〜5%の間のアルコール、または0.1%〜3%のアルコールの間、または0.5%〜5%の間のアルコール、または0.5%〜3%の間のアルコール、または0.5%〜2%の間のアルコール、または0.5%〜1.5%の間のアルコール、または0.5%〜1%の間のアルコール、または約1%のアルコール、または約0.75%のアルコール、または約0.95%のアルコールを含む。さらなる実施態様においては、その有機ペルオキシド組成物には、ペルオキシドに対して5%〜30%の間の、またはペルオキシドに対して、10%〜30%の間、もしくは10%〜25%の間、もしくは15%〜25%の間、もしくは15%〜20%の間、もしくは20%〜30%の間、もしくは20%〜25%の間のアルコールが含まれる。
特定の実施態様においては、有機ペルオキシド組成物の中に含まれるアルコールが、ポリオール、グリコール、ブチルアルコール、トリオール、単糖類、二糖類、およびそれらの組合せ、からなる群より選択される。別な方法として、そのアルコールが、プロピレングリコール、ブチルアルコール(たとえば、t−ブチルアルコール)、およびグリセリンからなる群より選択される少なくとも1種のアルコールを含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなる。これらの実施態様においては、その有機ペルオキシド組成物が、水;少なくとも1種のペルオキシド(たとえば、tert−ブチル ヒドロペルオキシド);ならびにプロピレングリコール、ブチルアルコール(たとえば、tert−ブチルアルコール)、グリセリン、およびそれらの組合せからなる群より選択される少なくとも1種のアルコール、を含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなっていてよい。
本発明の有機ペルオキシド組成物の実施態様には、1種または複数の任意成分の添加剤が含まれていてもよい。その1種または複数の任意成分の添加剤の非限定的な例が、以下のものからなる群より選択される:1種または複数のpH調節剤、保存剤、界面活性剤、安定剤(たとえば、ジブチル マレエート)、抑制剤および/または抗酸化剤(たとえば、ブチル化ヒドロキシトルエンまたはブチル化ヒドロキシアニソールまたはビタミンE)、安息香酸もしくはその塩、クエン酸もしくはその塩、1種または複数のニトロキシド含有化合物、1種または複数のキノン含有化合物、1種または複数の架橋助剤、および/または1種または複数の不活性充填剤。
特定の実施態様においては、その有機ペルオキシド組成物が、以下のものを含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなる:
水(たとえば、約85%〜約98%、約88%〜約95%、または約92%〜約96%の量で)、
少なくとも1種の有機ペルオキシド(たとえば、約1%〜約10%の量で)、
少なくとも1種のアルコール(たとえば、約0.01〜約5%の量で)、
少なくとも1種の染料(たとえば、約0.001重量%〜約2重量%の量で)、および
1種または複数の任意成分の添加剤。
特定の実施態様においては、その有機ペルオキシド組成物が、以下のものを含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなる:
水、
約5重量%のtert−ブチル ヒドロペルオキシド、
約0.04重量%の、FD&C Blue #1およびFD&C Red #40からなる群より選択される染料、
約0.75重量%のプロピレングリコール、および
1種または複数の任意成分の添加剤。
特定の実施態様においては、その有機ペルオキシド組成物が、水中油型または油中水型エマルションの形態にない、すなわち、その有機ペルオキシド組成物が、非エマルションの形態にある。たとえば、ある種の実施態様においては、その有機ペルオキシド組成物が、マイクロエマルションでもナノエマルションでもない。
特定の実施態様においては、本発明の有機ペルオキシド組成物を作成する方法には、有機ペルオキシド、少なくとも1種の染料、および少なくとも1種のアルコールを、いかなる順序でもよいが、組み合わせることを含むか、実質的にそれらからなるか、またはそれらからなる。混合は、周囲温度で、あるいは周囲温度よりも高いかまたは低い温度で実施してよいが、好ましい温度は、そのペルオキシドの温度安定性に依存するであろう。
本発明の有機ペルオキシド組成物の末端用途については、特に制限はない。たとえば、それらの有機ペルオキシド組成物は、以下のものを製造するのに使用することができる:たとえば、エマルション法、または逆エマルション法、または溶液法、またはバルク法重合による、ポリマー(たとえば、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリレート)、水溶性ポリマー(たとえば、ポリアクリルアミド、このものは、たとえば、凝集剤または潤滑剤として使用することができる)、架橋された飽和エラストマー(非限定的に挙げれば、たとえば不飽和を有さないケイ素ゴム(Q)、メチル−ポリシロキサン(MQ)、フェニル−メチル−ポリシロキサン(PMQ)、ポリ(エチレン−酢酸ビニル)(EVA)、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、塩素化ポリ(エチレン)(CPE)、ポリ(エチレン プロピレン)(EPM)、フルオロエラストマー(FKM、FFKM)(たとえば、Viton(登録商標)およびDyneon(登録商標))、ならびにそれらの組合せ)、架橋された不飽和エラストマー(非限定的に挙げれば、たとえばエチレン−プロピレン−ジエンターポリマー(EPDM)、ビニルシリコーンゴム(VMQ)、フルオロシリコーン(FVMQ)、ニトリルゴム(NBR)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー(SBS)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー(SIS)、部分水素化アクリロニトリルブタジエン(HNBR)、天然ゴム(NR)、合成ポリイソプレンゴム(IR)、ネオプレンゴム(CR)、ポリクロロプロペン、ブロモブチルゴム(BIIR)、クロロブチルゴム、およびそれらの組合せ)、レオロジー変性ポリプロピレン、熱可塑性加硫物、反応押出し法を使用してその中で官能基がグラフトされているポリマー、アクリル系耐衝撃性改良剤、ならびに架橋されたポリエステル樹脂。
いくつかの好ましい実施態様においては、本明細書に開示された着色されたペルオキシドを使用することによって、複合材料(たとえばバスタブ、艇体、構造接着剤など)も含めた最終製品に着色を与える。他の実施態様においては、着色されたペルオキシドを使用することによって、適切なペルオキシドが適切な濃度で使用されたかどうかを、目視で確認することができる。
本発明のまた別な実施態様は、本発明の着色された有機ペルオキシド組成物を含む製造物品(article of manufacture)に関する。たとえば、本明細書に開示された着色されたペルオキシド組成物は、以下のものの製造に使用することができる:包装(食品包装およびコンピューターのハードウェアのための包装を含む)、小分けボトルおよびチューブ、フレキシブルコンテナーおよびヘルスケアのためのチュービング、蓋およびキャップおよびクロージャー、本および結束およびパレットのための収縮フィルム、プラスチックライナーおよびバッグ、トレーおよび汎用容器、表面保護フィルムおよび積層フィルム、防食性作業表面、床材、運動場の滑り台、車庫のドア、ヘルメット、カヌー、ガソリン用の缶およびタンク、艇体、シャワー室、バスタブ、ゴルフボール、靴底、電線およびケーブル、ホースおよびガスケットおよびベルト、パイプおよびサイジング、プラスチック製の刃物および食器、CDの「ジュエル」ケース、煙検知器のハウジング、実験室用成形器具たとえばペトリ皿およびその他の実験室用容器たとえば試験管およびマイクロプレート、建築用断熱材(成形シートおよび断熱コンクリート型枠および断熱構造パネル建築材を含む)、荷重のかからない建築構造物たとえば装飾柱、包装材料(たとえば、「ピーナッツ(peanuts)」)、硬質ポリスチレンパネル(たとえば、「ビードボード(bead−board)」)、プラスチック製の玩具およびケーシング、構造接着剤、食品(たとえば、チーズおよびホエータンパク質および食用油および飲料たとえばビールおよびその他のアルコール性飲料)、ならびに、医薬製品および化粧品。
本明細書に記載されている実施態様は、本発明を説明することを目的としており、本発明を限定するものではない。当業者のよく知るところであるが、本発明の開示の範囲から逸脱することなく、本発明の開示の実施態様および実施例の変更を実施することができる。
本発明の実施態様はここまで、「comprising」(含む)およびそれを変形した用語を使用して記述されている。しかしながら、本願発明者らの意図するところでは、「comprising(〜を含む)」という用語は、本明細書に記載されたいずれの実施態様においても、本発明の範囲から逸脱することなく、「consisting of」(〜からなる)および「consisting essentially of」(実質的に〜からなる)という用語と置きかえることが可能である。特に断らない限り、本明細書に記載されているすべての数値には、与えられた開始点および終点を含めた範囲が与えられる。
以下の実施例により本発明の実施態様をさらに説明するが、それらは説明のためであって、本発明を限定するものではない。
実施例1
FD&C Blue #1、FD&C Red #40、およびプロピレングリコールの量を変化させて、有機ペルオキシド組成物の試験をした。それぞれのサンプルに含まれる有機ペルオキシドは、水中5%のtert−ブチル ヒドロペルオキシド(TBH)であった。次いで、その有機ペルオキシド水溶液にアルコールを添加し、そのようにして得られた溶液を周囲温度で混合し、次いでその混合物に染料を添加し、その溶液を周囲温度で混合した。その着色されたペルオキシド溶液のサンプルを、温度調節されたオーブンにいれ、一定間隔でオーブンから抜き出し、肉眼で観察するか、および/またはUV−Vis分光光度法により分析した。液体クロマトグラフィーまたは滴定法を用いて、時間経過に対する、溶液中のペルオキシドまたは活性酸素レベルをモニターすることもまた可能である。
サンプル#1には、水中、5%のTBH、0.04%のFD&C Blue #1、および1.0%のプロピレングリコールが含まれていた。50℃で5ヶ月後でも、サンプル#1は、目に見えるような色の変化は示さなかった(すなわち、完全に着色安定性であった)。
サンプル#2には、水中、5%のTBH、0.04%のFD&C Blue #1、および0.5%のプロピレングリコールが含まれていた。50℃で5ヶ月後では、サンプル#2は、ブルーからパープルへとほんのわずかな色の変化を示した(すなわち、実質的に着色安定性であった)。
サンプル#3には、水中、5%のTBH、0.02%のFD&C Blue #1、および0.5%のプロピレングリコールが含まれていた。サンプル#4には、水中、5%のTBH、0.02%のFD&C Red #40、および0.5%のプロピレングリコールが含まれていた。サンプル#3および#4のいずれもが、35℃で1ヶ月後には色におけるわずかな減退を示し(すなわち、実質的に着色安定性であった)、そして43℃で1ヶ月後には、色の大部分が退色した。
サンプル#5には、水中、5%のTBH、0.04%のFD&C Blue #1、および0.75%のプロピレングリコールが含まれていた。サンプル#6には、水中、5%のTBH、0.04%のFD&C Red #40、および0.75%のプロピレングリコールが含まれていた。サンプル#5および#6のいずれもが、35℃および43.3℃の両方で、3ヶ月後には強い着色安定性を示した(色の変化がまったく観察されなかった、すなわち完全に着色安定性であった)。これらの結果に基づけば、時間経過後に最も優れた着色安定性を示した有機ペルオキシド組成物は、0.04%の染料担持および0.75%のプロピレングリコールを含むものであった。
実施例2
本発明の新規な着色有機ペルオキシドについて、経過時間および温度の検討にかけて、定量的な分光計測定を実施した。時間および温度に対する色保留性の測定を、Perkin Elmer製の、UV/VIS Lambda 950分光計を使用して実施した。液状の着色物質のサンプルを、ガラスセルの中に入れた。参照チャンバーの中に空の、ブランクセルも入れて、%透過率測定におけるガラスの影響を打ち消した。着色されたペルオキシド溶液のパーセント光透過率を、300nm〜800nmの波長を使用して測定した。透過スペクトルから、ASTM法E 308−01を使用して、色座標を計算する。%透過率値対波長(単位、ナノメートル(nm))の生データを使用して、CIELAB 1976の色空間パラメーターのL*、a*、およびb*を計算した。b*値は、黄色および青色における変化を追跡する。a*値は、赤色および緑色における各種変化を追跡する。これらの色空間パラメーターの値のグラフによって、時間および温度に対して、色の変化が有ったか、または無かったかを検討することが可能となる。
水、t−ブチル ヒドロペルオキシド、グリセリン、およびFD&C Blue #1を使用して、青色に着色されたペルオキシド溶液を形成させた。その最終組成物は、5重量%のt−ブチル ヒドロペルオキシド、0.75重量%のグリセリン、および0.04重量%のFD&C Blue #1からなっており、残りは水であった。サンプルは、シールしたガラス容器の中に保存し、35および43.3に設定したサーモスタット調節した水浴の中に浸漬させて、周囲条件で安定なペルオキシドを将来使用する者が経験するであろう倉庫での貯蔵条件を模した。経過時間(単位、月)に対して、Perkin Elmer、UV/VIS Lambda 950を用いて、サンプルの測定を行った。
図1および2は、本発明の新規なグリセリン安定剤を使用すると、5.5ヶ月間、35、43.3のいずれで貯蔵しても、思いがけないことには、b*における変化が、実質的になかったことを示している。したがって、青色は、ペルオキシド溶液の中では安定であって、退色しなかった。分光的なb*値がマイナスの値になっているのは、青色の変化を追跡している。マイナス値が大きいほど、青色が濃い。
ペルオキシド溶液は一般的に、色があせやすく、各種の着色物質で退色することが知られている。分光器のデータは、色の変化の検出では、ヒトの目よりもはるかに感度が高い。図1および2で得られた定量的なデータから、グラフ上の初期の0ヶ月のデータ点に比較して、b*値については、青色では実質的に変化がないことが分かるが、ここでマイナスのb*値は、青色の変化を追跡している。
着色されたペルオキシド溶液に対する新規なグリセリン安定剤の有用な特徴は、それがGRAS(Generally Regarded As Safe=一般的に安全とみなされる)であると考えられることである。したがって、FDAの間接食品接触用途(indirect food contact applications)に適合し、FD&C Blue #1染料をさらに含む有機ペルオキシドのための着色安定ペルオキシド配合物を、配合することができる。
図3および4では、グリセリン、プロピレングリコール、または本明細書に記載されたその他のヒドロキシル官能性安定剤の1種を使用しない、5重量%のt−ブチル ヒドロペルオキシドおよび0.04重量%のFD&C Blue #1を含む青色に着色されたペルオキシド溶液が、着色安定性がなかったことが示されている。図3における35でのデータから、b*のスペクトルデータは、青色強度の直鎖的な低下を示していて、これは、第1日から始まっていた。青色の着色溶液は退色し続けて、2ヶ月経過したところではb*がゼロとなってしまい、このことは、すべての青色が完全に消失したことを示している。
実施例3
図5〜8を参照すると、本発明に従った2種の着色されたペルオキシド溶液(1種は赤色、1種は青色に着色)を処理した。
水、t−ブチル ヒドロペルオキシド、プロピレングリコール、およびFD&C Blue #1を使用して、青色に着色されたペルオキシド溶液を配合した。その最終組成物は、5重量%のt−ブチル ヒドロペルオキシド、0.75重量%のプロピレングリコール、および0.04重量%のFD&C Blue #1からなっており、残りは水であった。
水、t−ブチル ヒドロペルオキシド、プロピレングリコール、およびFD&C Red #40を使用して、赤色に着色されたペルオキシド溶液を配合した。その最終組成物は、5重量%のt−ブチル ヒドロペルオキシド、0.75重量%のプロピレングリコール、および0.04重量%のFD&C Red #40からなっており、残りは水であった。
すべてのサンプルは、シールしたガラス容器の中に保存し、35および43.3に設定したサーモスタット調節した水浴の中に浸漬させて、周囲条件で安定なペルオキシドを将来使用する者が経験し得る倉庫での貯蔵条件を模した。経過時間(単位、月)に対して、Perkin Elmer、UV/VIS Lambda 950を用いて、サンプルの測定を行った。
本発明に従って調製した新規な青色のペルオキシド組成物の色分析のための、図5および6に示されたb*のプロットを参照する。5ヶ月間にわたってb*値が一定であることから、プロピレングリコールを含む青色のペルオキシド組成物の着色安定性が、予想以上に高いことが確認される。
本発明の赤色のペルオキシド組成物の色分析のための、図7および8に示されたa*のプロットを参照する。5ヶ月間にわたってa*値が一定であることから、この赤色のペルオキシド組成物の着色安定性が、予想以上に高いことが確認される。a*のプラスのスペクトル値は、赤色の強度を追跡している。a*のスペクトルデータが一定であることから、35および43.3で4ヶ月では、優れた色保留性を有していることが分かる。

Claims (14)

  1. 少なくとも1種の有機ペルオキシド、
    少なくとも1種の染料、および
    少なくとも1種のアルコール、
    を含む、着色された有機ペルオキシド組成物であって、
    前記少なくとも1種の染料が、FD&C Blue #1、FD&C Red #3、FD&C Red #40、FD&C Yellow #6、Purple Shade、Grape Shade、Blue Liquid、Purple Liquid、およびそれらの混合物、からなる群より選択され、
    前記少なくとも1種のアルコールが、プロピレングリコール、tert−ブタノール、グリセリン、およびそれらの混合物、からなる群より選択され、
    それらによって前記有機ペルオキシド組成物が着色された、前記着色された有機ペルオキシド組成物
  2. 前記少なくとも1種の有機ペルオキシドが、tert−ブチル ヒドロペルオキシドを含む、請求項1に記載の着色された有機ペルオキシド組成物。
  3. 前記少なくとも1種の染料が、FD&C Blue #1およびFD&C Red #40からなる群より選択される、請求項1又は2に記載の着色された有機ペルオキシド組成物。
  4. 前記少なくとも1種のアルコールが、プロピレングリコールを含む、請求項1〜3のいずれかに記載の着色された有機ペルオキシド組成物。
  5. 前記少なくとも1種のアルコールが、tert−ブタノールを含む、請求項1〜3のいずれかに記載の着色された有機ペルオキシド組成物。
  6. 前記少なくとも1種のアルコールが、グリセリンを含む、請求項1〜3のいずれかに記載の有機ペルオキシド組成物。
  7. 前記少なくとも1種の有機ペルオキシドを、0.1重量%〜10重量%の間の量で含む、請求項1〜のいずれかに記載の着色された有機ペルオキシド組成物。
  8. 前記少なくとも1種の染料を、0.001重量%〜2重量%の間の量で含む、請求項1〜のいずれかに記載の着色された有機ペルオキシド組成物。
  9. 前記少なくとも1種のアルコールを、0.1重量%〜5重量%の間の量で含む、請求項1〜のいずれかに記載の着色された有機ペルオキシド組成物。
  10. 前記有機ペルオキシド組成物が、少なくとも1ヶ月にわたって着色安定性である、請求項1〜のいずれかに記載の着色された有機ペルオキシド組成物。
  11. 前記有機ペルオキシド組成物が、少なくとも3ヶ月にわたって着色安定性である、請求項1〜10のいずれかに記載の着色された有機ペルオキシド組成物。
  12. (i)5重量%のtert−ブチル ヒドロペルオキシド、
    (ii)0.04重量%の、FD&C Blue #1およびFD&C Red #40からなる群より選択される染料、および
    (iii)0.75重量%のプロピレングリコール、
    を含む、請求項1〜11のいずれかに記載の着色された有機ペルオキシド組成物。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の着色された有機ペルオキシド組成物を含む製造物品であって、前記製造物品が、包装材料、小分けボトル、チューブ、フレキシブルコンテナー、チュービング、蓋、キャップ、クロージャー、収縮フィルム、プラスチックライナー、バッグ、トレー、容器、表面保護フィルム、積層フィルム、防食性作業表面、床材、運動場の滑り台、車庫のドア、ヘルメット、カヌー、ガソリン用の缶およびタンク、艇体、シャワー室、バスタブ、ゴルフボール、靴底、電線およびケーブル、ホース、ガスケット、ベルト、パイプ、サイディング、プラスチック製の刃物、コンパクトディスクのケース、煙検知器のハウジング、実験室用成形器具、建築用断熱材、柱、包装材料、ポリスチレンパネル、プラスチック玩具、食品、および化粧品、からなる群より選択される、製造物品。
  14. 請求項1〜12のいずれかに記載の着色された有機ペルオキシド組成物を製造するための方法であって、前記少なくとも1種の有機ペルオキシド、前記少なくとも1種の染料、および前記少なくとも1種のアルコールを組み合わせる工程を含む、方法。
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