JP6756438B1 - コンテンツ制御装置、コンテンツ制御方法及びコンテンツ制御プログラム - Google Patents

コンテンツ制御装置、コンテンツ制御方法及びコンテンツ制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来の装置では、コンテンツを場所、時間、及び、ユーザー毎に利用可能にするか否かを制御ができない問題がある。【解決手段】本発明のコンテンツ制御装置は、コンテンツ有効範囲及び閲覧可能期間を示す閲覧条件を少なくとも含むコンテンツ情報を管理するコンテンツ管理部と、コンテンツの利用条件及び決済状態を少なくとも含む配信情報の管理と、コンテンツを有効とするか無効とするかの切り替え、とを行うコンテンツ配信部と、を有し、コンテンツ配信部は、ユーザーにより利用が要求されたコンテンツの閲覧条件を読み出し、ユーザーの位置情報、現在の日付を少なくとも含む現在条件が閲覧条件を満たし、かつ、配信情報中のコンテンツに対する決済が完了状態であることに応じて、コンテンツが利用可能条件を満たしたと判断し、ユーザーがダウンロードしたコンテンツを無効状態から有効状態に切り替える。【選択図】図9

Description

本発明はコンテンツ制御装置、コンテンツ制御方法及びコンテンツ制御プログラムに関し、特に、特定の場所及び特定の期間を指定してユーザーに提供されるコンテンツの利用を制御するコンテンツ制御装置、コンテンツ制御方法及びコンテンツ制御プログラムに関する。
ユーザーが特定の場所を訪れた際、ユーザーの位置を既知の位置情報受信機能により把握し、関連する情報を配信する、またはユーザー自身がコード等を読み取り、情報を受信するというサービスは普及してきている。しかし、これらサービスの多くは訪れた全ユーザーが配布対象であり、例えば、美術館の音声ガイドといった、特別なサービスを有料で購入したユーザーのみが受けられるサービスを提供する場合、専用端末の使用が前提となることが多い。このようなコンテンツ配信システムの一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載のサーバ装置は、電子コンテンツを管理するサーバ装置であって、期間を特定するための期間情報と領域を特定するための領域情報とを、前記電子コンテンツと関連付けて格納する格納手段と、前記電子コンテンツの配信要求であって、時刻を示す時刻情報と、それぞれの時刻における端末の位置を示す位置情報とを含む配信要求を、該端末より受信する受信手段と、前記格納手段に格納された電子コンテンツのうち、関連付けられた期間情報により特定される期間が、前記受信した配信要求に含まれる時刻情報が示す時刻を含み、かつ、関連付けられた領域情報により特定される領域が、前記受信した配信要求に含まれる位置情報が示す位置を含む電子コンテンツを抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された電子コンテンツを、前記端末に対して配信する配信手段と、を有することを特徴とする。
特開2017−021491号公報
しかしながら、特許文献1に記載のサーバ装置には、ユーザー端末に配信或いはダウンロードされたコンテンツを、場所、時間、及び、ユーザー毎に利用可能にするか利用不可とするかのコンテンツ制御ができない問題がある。
本発明にかかるコンテンツ制御装置の一態様は、コンテンツをダウンロードしたユーザーを特定するユーザー情報を管理するユーザー管理部と、ネットワーク回線を通じて前記ユーザーの位置情報を取得する位置情報管理部と、前記コンテンツを有効化する地理的な範囲を示すコンテンツ有効範囲及び閲覧可能期間を示す閲覧条件を少なくとも含むコンテンツ情報を管理するコンテンツ管理部と、前記ユーザーがダウンロードした前記コンテンツの利用条件及び決済状態を少なくとも含む配信情報の管理と、前記コンテンツを有効とするか無効とするかの切り替えと、を行うコンテンツ配信部と、を有し、前記コンテンツ配信部は、前記コンテンツの利用を要求した前記ユーザーの認証を前記ユーザー管理部に問い合わせ、前記ユーザーが前記ユーザー管理部により認証されたことに応じて、認証された前記ユーザーにより利用が要求された前記コンテンツの閲覧条件を前記コンテンツ管理部を介して読み出し、前記ユーザーの前記位置情報、現在の日付を少なくとも含む現在条件が前記閲覧条件を満たし、かつ、前記配信情報中の前記コンテンツに対する決済が完了状態であることに応じて、前記コンテンツが利用可能条件を満たしたと判断し、前記ユーザーがダウンロードした前記コンテンツを無効状態から有効状態に切り替える。
本発明にかかるコンテンツ制御方法は、コンテンツの利用状態を制御するコンテンツ制御装置におけるコンテンツ制御方法であって、コンテンツをダウンロードしたユーザーを特定するユーザー情報を管理するユーザー管理処理と、ネットワーク回線を通じて前記ユーザーの位置情報を取得する位置情報管理処理と、前記コンテンツを有効化する地理的な範囲を示すコンテンツ有効範囲及び閲覧可能期間を示す閲覧条件を少なくとも含むコンテンツ情報を管理するコンテンツ管理処理と、前記ユーザーがダウンロードした前記コンテンツの利用条件及び決済状態を少なくとも含む配信情報の管理と、前記コンテンツを有効とするか無効とするかの切り替え、とを行うコンテンツ配信処理と、行い、前記コンテンツ配信処理において、前記コンテンツの利用を要求した前記ユーザーの認証を前記ユーザー管理処理において行い、前記ユーザーが前記ユーザー管理処理により認証されたことに応じて、認証された前記ユーザーにより利用が要求された前記コンテンツの閲覧条件を前記コンテンツ管理処理を介して読み出し、前記ユーザーの前記位置情報、現在の日付を少なくとも含む現在条件が前記閲覧条件を満たし、かつ、前記配信情報中の前記コンテンツに対する決済が完了状態であることに応じて、前記コンテンツが利用可能条件を満たしたと判断し、前記ユーザーがダウンロードした前記コンテンツを無効状態から有効状態に切り替える。
本発明にかかるコンテンツ制御プログラムは、コンテンツの利用状態を制御するコンテンツ制御処理をコンピュータに実行させるコンテンツ制御プログラムであって、コンテンツをダウンロードしたユーザーを特定するユーザー情報を管理するユーザー管理処理と、ネットワーク回線を通じて前記ユーザーの位置情報を取得する位置情報管理処理と、前記コンテンツを有効化する地理的な範囲を示すコンテンツ有効範囲及び閲覧可能期間を示す閲覧条件を少なくとも含むコンテンツ情報を管理するコンテンツ管理処理と、前記ユーザーがダウンロードした前記コンテンツの利用条件及び決済状態を少なくとも含む配信情報の管理と、前記コンテンツを有効とするか無効とするかの切り替え、とを行うコンテンツ配信処理と、行い、前記コンテンツ配信処理において、前記コンテンツの利用を要求した前記ユーザーの認証を前記ユーザー管理処理において行い、前記ユーザーが前記ユーザー管理処理により認証されたことに応じて、認証された前記ユーザーにより利用が要求された前記コンテンツの閲覧条件を前記コンテンツ管理処理を介して読み出し、前記ユーザーの前記位置情報、現在の日付を少なくとも含む現在条件が前記閲覧条件を満たし、かつ、前記配信情報中の前記コンテンツに対する決済が完了状態であることに応じて、前記コンテンツが利用可能条件を満たしたと判断し、前記ユーザーがダウンロードした前記コンテンツを無効状態から有効状態に切り替える。
本発明にかかるコンテンツ制御装置、コンテンツ制御方法及びコンテンツ制御プログラムによれば、ユーザー毎に場所及び期間を指定したコンテンツの有効と無効との切替制御を行うことができる。
実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置のブロック図である。 実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置で用いられるデータベースの構成例を示す図である。 実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置にアクセスするユーザー端末のブロック図である。 実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置によるコンテンツ制御を受けるユーザー端末の動作の概要を説明する図である。 屋内位置情報取得部と実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置の関係を説明する図である。 実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置のコンテンツ配信方法を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置のコンテンツ有効化処理を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置のコンテンツ無効化処理を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置におけるコンテンツ制御方法を説明する状態遷移図である。 実施の形態2にかかるコンテンツ制御装置のブロック図である。 実施の形態2にかかるコンテンツ制御装置の混雑分析処理及びユーザー誘導通知処理を説明するフローチャートである。 実施の形態2にかかるコンテンツ制御装置を用いたユーザーの誘導態様の一例を説明する図である。
説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、様々な処理を行う機能ブロックとして図面に記載される各要素は、ハードウェア的には、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、その他の回路で構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1のブロック図を示す。図1に示すように、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1は、公衆ネットワーク17を介して外部情報170を取り込む。この外部情報170は、例えば、コンテンツを利用するユーザーが所持するユーザー端末から得られる情報である。この外部情報170には、時刻、位置情報、ユーザーID等が含まれる。
実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1は、例えば、コンピュータ上で実行されるプログラム等によっても実現できるものであるが、以下の説明では、プログラムにより実行される処理を処理ブロックとして示して、説明を行う。なお、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置は、各種情報をデータベースに格納したテーブルを用いて管理するが、以下の説明及び図面では、場合に応じて、データベースをDBと称す。
実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1は、ユーザー端末にコンテンツを自装置からダウンロードさせ、ダウンロードさせたコンテンツの有効と無効とを切り替える。また、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1は、ユーザー、或いは、ユーザー端末の位置、及び、コンテンツの利用要求をした時間に応じて、ダウンロードさせたコンテンツの有効と無効とを切り替える。以下、コンテンツ制御装置1の構成について詳細に説明する。
実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1は、コンテンツ配信部10、ユーザー管理部11、コンテンツ管理部12、位置情報管理部13、購入処理部14、決済処理部15、通信部16を有する。また、コンテンツ制御装置1は、配信データベース100、ユーザーデータベース110、コンテンツデータベース120を有する。配信データベース100、ユーザーデータベース110、コンテンツデータベース120は、コンピュータ上のメモリ、ハードディスク等の1つの記憶装置内に構築される異なるデータベース(例えば、テーブル)でもよく、個別の記憶装置内に分散して構築されるデータベースでもよい。
コンテンツ配信部10は、ユーザーがダウンロードしたコンテンツの利用条件及び決済状態を少なくとも含む配信情報の管理と、コンテンツを有効とするか無効とするかの切り替え、とを行う。より具体的には、コンテンツ配信部10は、ユーザー端末から得た情報、及び、配信データベース100に格納された配信情報、ユーザーデータベース110に格納されたユーザー情報、コンテンツデータベース120に格納されたコンテンツ情報に基づきユーザー端末にダウンロードしたコンテンツの有効と無効とを切り替える。
コンテンツ配信部10は、コンテンツの有効と無効と切り替える場合、詳細には、以下の処理を行う。コンテンツ配信部10は、まず、コンテンツの利用を要求したユーザーの認証をユーザー管理部11に問い合わせる。次いで、コンテンツ配信部10は、ユーザーがユーザー管理部11により認証されたことに応じて、認証されたユーザーにより利用が要求されたコンテンツの閲覧条件をコンテンツ管理部12を介して読み出す。次いで、コンテンツ配信部10は、ユーザーの位置情報、現在の日付を少なくとも含む現在条件が閲覧条件を満たし、かつ、配信情報中のコンテンツに対する決済が完了状態であることに応じて、コンテンツが利用可能条件を満たしたと判断し、ユーザーがダウンロードしたコンテンツを無効状態から有効状態に切り替える。
ここで、配信データベース100に含まれる配信情報について説明する。そこで、図2に配信情報(配信DBのテーブル構成)の一例を示す。図2に示すように、配信情報には、コンテンツをダウンロードしたユーザーIDと、ユーザー端末に配信したコンテンツと、の組み合わせ毎に、当該コンテンツの購入情報が記載される。この購入情報には、状態フラグ(図中の状態)、閲覧可能回数(図中の回数)、Open/Fixフラグ、決済状態(図中の決済)、日程情報(図中の日程1〜4)が含まれる。状態フラグは、コンテンツの有効と無効、コンテンツの利用条件を満了したことを示す終了と、を示すものである。閲覧可能回数は、コンテンツを有効化可能な回数の残回数が記載される。Open/Fixフラグは、コンテンツが閲覧可能な期間内の日時を指定しない閲覧条件で購入されたものであるときはOpenとされ、コンテンツが閲覧可能な期間内の特定の日時を指定した閲覧条件で購入されたものであるときはFixとされるフラグである。決済状態は、コンテンツに関する決済状態を示すものであり、決済済みであれば「済み」、決済が未完了である場合は「未払」となる。日程情報は、ユーザーにより与えられたコンテンツ利用日(Open/FixフラグがOpenである場合)、及び、利用予定日(Open/FixフラグがFixである場合)等の日付が記載される。図2に示す例のうちabc@xx.xx.comのコンテンツIDが00000100aに関する欄を参照すると、Open/FixフラグがOpenとなっている。そして、日程1に2018年11月11日に利用があったことが記され、閲覧可能回数が3となっている。この場合、abc@xx.xx.comは、コンテンツIDが00000100aとなるコンテンツを現在以降3回閲覧可能であり、日程2〜4に残り3回の利用日が記録される。
また、コンテンツ配信部10は、ユーザー端末からの要求に応じて、ユーザー管理部11、コンテンツ管理部12、位置情報管理部13、購入処理部14、決済処理部15を制御する。このコンテンツ配信部10の動作の詳細は後述する。
ユーザー管理部11は、コンテンツをダウンロードしたユーザーを特定するユーザー情報を管理する。このユーザー情報(ユーザーDBのテーブル構成)の一例を図2に示す。図2に示すように、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1では、ユーザー情報として、ユーザーのメールアドレスにより構成されるユーザーID、ユーザーIDに紐付けられた、ユーザー毎のパスワード、アプリ決済フラグ及びクレジットカード番号が記載される。アプリ決済フラグは、ユーザー端末上で動作するアプリケーションソフトウェア上での決済処理(アプリ決済)が可能かどうかを示すフラグ値である。アプリ決済フラグは、1であればアプリ決済が可能であることを示し、0であればアプリ決済が不可であることを示す。また、アプリ決済フラグが1であるユーザーIDには、クレジットカード番号欄にクレジットカード番号が記載される。
また、ユーザー管理部11は、新規のユーザーから登録要求を受信した場合に登録要求を発した新規ユーザーのユーザー情報をテーブルに加える。また、ユーザー管理部11は、ユーザーから認証要求があった場合には、ユーザーデータベース110に格納されたユーザー情報を参照してユーザーの認証を行う。
コンテンツ管理部12は、コンテンツを有効化する地理的な範囲を示すコンテンツ有効範囲及び閲覧可能期間を示す閲覧条件を少なくとも含むコンテンツ情報を管理する。このコンテンツ情報は、コンテンツデータベース120に格納される。コンテンツ情報(コンテンツDBのテーブル構成)の一例を図2に示す。図2に示すように、コンテンツ情報には、コンテンツ毎に、コンテンツID、コンテンツ名、コンテンツ提供場所の名称(図中の場所)、コンテンツ提供場所の緯度及び経度、有効化する地理的な範囲を示すコンテンツ有効範囲(図中の半径)、コンテンツ利用可能期間の開始日及び終了日(図中の開始日及び終了日)、コンテンツ提供場所の休館日情報(図中の休館日)、コンテンツの利用態様を示すOpenフラグ及びFixフラグが記載される。
コンテンツIDは、コンテンツを特定するためのID番号である。コンテンツ名は、コンテンツの名称を示すテキスト情報である。場所は、コンテンツを提供する場所の名称を示すテキスト情報である。緯度及び経度は、コンテンツを提供する場所をGPS(Global Positioning System)情報を元に特定するための緯度及び経度を示す値である。半径は、コンテンツ提供場所を示す緯度及び経度で示される点を中心としたコンテンツを有効化する範囲を示す円形エリアの半径を示す値である。開始日は、コンテンツ利用可能期間の開始日を示す日付である。終了日は、コンテンツ利用可能期間の終了日を示す日付である。休館日は、コンテンツ提供施設の休館日を示す値である。Openフラグは、コンテンツの利用形態が日付を指定しない形態であるときに1となる値である。Fixフラグは、コンテンツの利用形態が日付を特定する形態であるときに1となる値である。
コンテンツ管理部12はコンテンツ登録業者からの要求に従ってコンテンツデータベース120に格納するコンテンツ情報にユーザーに提供するコンテンツに関する情報を追記する。また、コンテンツ管理部12は、コンテンツ配信部10からの要求に従って指定されたコンテンツのコンテンツ情報をコンテンツ配信部10に渡す。
位置情報管理部13は、公衆ネットワーク17を介してユーザーの位置情報を取得する。より具体的には、位置情報管理部13は、公衆ネットワーク17を介してユーザーが有する端末において取得された位置情報(例えば、GPS情報)を取得して、GPS情報に基づき緯度及び経度の値をコンテンツ配信部10に出力する。
購入処理部14は、ユーザーに配信したコンテンツに関する購入処理を行う。決済処理部15は、購入処理部において処理された購入情報に基づき決済処理を行う。具体的には、購入処理部14はコンテンツ配信部10を介してユーザーに購入に必要なインタフェース画面を提示するとともに、インタフェース画面を介して入力された決済情報を決済処理部15に渡す。そして、決済処理部15により決済情報に基づく決済処理が承認されたことに応じて、決済処理部15が購入処理部14に決済の成功を通知する。そして、購入処理部14は、決済が成功したことに応じてコンテンツ配信部10に決済結果を通知する。そして、コンテンツ配信部10は、購入処理部14からの決済成功通知に基づき配信データベース100に格納されている配信情報の決済情報を未払から決済済みに書き換える。通信部16は、コンテンツ配信部10及び位置情報管理部13と公衆ネットワーク17とを接続する通信インタフェースである。
ここで、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1による制御対象となるコンテンツをダウンロードするユーザー端末について説明する。そこで、図3に実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1にアクセスするユーザー端末20のブロック図を示す。図3に示すように、ユーザー端末20は、通信部21、位置情報取得部22、コンテンツアプリケーション24、コンテンツデータ格納部25を有する。また、位置情報取得部22には、GPS情報等の位置情報を他の装置から得る受信部23を有する。
通信部21は、ユーザー端末20を公衆ネットワーク17に接続するための通信インタフェースである。位置情報取得部22は、受信部23により受信した位置情報をコンテンツアプリケーション24に渡す。コンテンツデータ格納部25は、コンテンツ配信部10からダウンロードしたコンテンツの格納領域である。コンテンツデータ格納部25に格納されたコンテンツは、ダウンロード当初は無効化された状態である。コンテンツアプリケーション24は、コンテンツデータ格納部25に格納されているコンテンツを読み出して実行する。また、コンテンツアプリケーション24は、コンテンツが無効化された状態であれば、コンテンツ配信部10に位置情報を含む利用要求を送信してコンテンツを有効化する。
ここで、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1を用いたコンテンツ制御を受けるユーザー端末20の動作の概要について説明する。そこで、図4に、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置によるコンテンツ制御を受けるユーザー端末20の動作の概要を説明する図を示す。図4に示す例は、例えば、GPS衛星、準天頂衛星QZSS(Quasi-Zenith Satellite System)等の通信衛星400により発せられる位置情報が美術館等のGPS電波等の衛星からの信号が届かない美術館等の室内においてコンテンツを有効化するものである。そのため、図4に示す例では、GPS電波が届かない館内において位置情報信号を発信する送受信機30〜32を用いる。送受信機30〜32は、例えば、無線LANアクセスポイント、屋内においてGPS、QZSS等の衛星情報を受信するためのIMES(Indoor Messaging System)、iPNT(indoor Position Navigation Timing)等の装置である。また、送受信機30〜32は、屋内位置情報取得部40と接続される。そして、ユーザーが所持するユーザー端末は、屋内位置情報取得部40を介して公衆ネットワーク17の先に接続されるコンテンツ制御装置1と、位置情報及びその他コンテンツの制御に必要な情報を送受信する。
なお、屋内位置情報取得部40の構成及び屋内位置情報取得部40とコンテンツ制御装置1との接続関係を図5に示す。図5に示すように、屋内位置情報取得部40は、ゲートウェイ41及び受信部42を有する。受信部42は、送受信機30〜32と通信を行う通信処理部である。ゲートウェイ41は、屋内位置情報取得部40を公衆ネットワーク17に接続するための処理ブロックである。そして、屋内位置情報取得部40は、公衆ネットワーク17を介してコンテンツ制御装置1と情報の送受信を行う。
図4に示すように、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1を用いたコンテンツ制御では、コンテンツ提供場所の入口付近にユーザーH1が来たことで、所持するユーザー端末20にダウンロードしたコンテンツを有効化する。また、コンテンツ提供場所の館内にいるユーザーH2、H3については、コンテンツが有効化された状態で館内の展示を閲覧する。そして、コンテンツ提供場所の出口付近にユーザーH4が来たことで、所持するユーザー端末20にダウンロードしたコンテンツを無効化する。
以下では、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1を用いたコンテンツ制御の詳細について説明する。まず、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1のコンテンツ配信方法について説明する。図6に実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1のコンテンツ配信方法を説明するフローチャートを示す。
図6に示すように、コンテンツを配信する場合、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1では、まず、ユーザーがユーザー端末20上でコンテンツ配信を受けるアプリケーションソフトを起動する(ステップS1)。これにより、ユーザー端末20は、コンテンツ制御装置1へのアクセスを行う。そして、ユーザー端末20からのアクセスを受けたコンテンツ制御装置1は、コンテンツ配信部10を用いて配信可能なコンテンツをユーザー端末20上に表示する(ステップS2)。このとき、コンテンツ配信部10は、コンテンツ管理部12を介してコンテンツデータベース120に格納されたコンテンツ情報を読み込む。
続いて、ユーザーがユーザー端末20に表示されたコンテンツから利用するコンテンツを選択する(ステップS3)。そして、ユーザーは、選択したコンテンツのカスタマイズをする(ステップS4)。このカスタマイズでは、コンテンツの利用日の指定、利用回数の指定、Open/Fixの利用形態の選択等を行う。そして、ユーザー端末20からコンテンツ制御装置1に、ユーザーID、選択したコンテンツを特定する情報と、そのコンテンツに対して行われたカスタマイズ情報を送信する。このカスタマイズ情報を受信したことにより、コンテンツ配信部10は、配信データベース100にカスタマイズ情報に基づき配信情報のレコードを生成し、当該レコードを配信データベース100に格納されている配信情報に追記する(ステップS5)。
続いて、コンテンツ配信部10は、ユーザー端末20を所持するユーザーに対して、ユーザー端末20を介して選択したコンテンツの代金を提示する(ステップS6)。そして、代金が提示されたユーザーがコンテンツの購入をやめる場合、変更/削除を選択した後に、ユーザー端末20のコンテンツアプリケーション24により再度コンテンツ選択処理を行う(ステップS7)。また、代金が提示されたユーザーがユーザー端末20上で実行されるアプリケーションソフト内で決済処理を行う場合(以下、アプリ決済と称す)、アプリケーションソフトを操作してコンテンツ制御装置1にユーザー認証を要求する(ステップS7)。また、代金が提示されたユーザーが決済処理をコンテンツ提供場所にて行うこととした場合、アプリケーションソフトを操作してコンテンツ制御装置1にコンテンツのダウンロード要求を発する(ステップS7)。
続いて、ステップS7でアプリ決済を選択した場合の処理について説明する。ユーザーがアプリ決済を選択した場合、コンテンツ制御装置1のコンテンツ配信部10は、ユーザー管理部11にユーザー認証を要求し、ユーザー管理部11がユーザーデータベース110のユーザー情報を参照してユーザー認証を行う(ステップS8)。そして、ユーザー認証が完了したことに応じて、コンテンツ配信部10は、購入処理部14及び決済処理部15を用いて決済処理を行う(ステップS9)。この決済処理の結果は、コンテンツ配信部10が配信データベース100の配信情報に書き込む。
続いて、ステップS7で支払いを現地払いとすることを選択した場合、及び、決済処理が完了したことに応じて行われるコンテンツ配信処理について説明する。コンテンツ配信処理では、例えば配信データベース100の配信情報を参照して、コンテンツデータベース120に格納されているコンテンツをコンテンツ配信部10からユーザー端末20に送信する(ステップS10)。これにより、ユーザー端末20のコンテンツデータ格納部25にステップS3で選択したコンテンツがダウンロードされる(ステップS11)。このとき、コンテンツ制御装置1は、コンテンツを無効化した状態でユーザー端末20に送信する(ステップS12)。
上記処理により、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1では、無効化したコンテンツをユーザー端末20に送信する。続いて、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置のコンテンツ有効化処理を説明する。そこで、図7に実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置のコンテンツ有効化処理を説明するフローチャートを示す。
図7に示すように、コンテンツを利用する場合、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1では、まず、ユーザーがユーザー端末20上でコンテンツ配信を受けるアプリケーションソフトを起動する(ステップS21)。そして、ユーザー端末20で立ち上げられたアプリケーションソフトからの要求に応じて、コンテンツ配信部10がユーザー管理部11にユーザー認証処理を求める(ステップS22)。そして、このユーザー認証処理において、認証要求を発したユーザー端末20を利用するユーザーの認証が完了したら、コンテンツ配信部10は、ユーザー端末20に位置情報を要求する。そして、ユーザー端末20は、コンテンツ配信部10からの要求に基づき、自装置の現在の位置を示す位置情報をコンテンツ制御装置1に送信する(ステップS23)。
続いて、ユーザー端末20から位置情報を受信したコンテンツ制御装置1は、位置情報管理部13において受信した位置情報から緯度経度情報を生成する(ステップS24)。次いで、コンテンツ配信部10が、配信データベース100から配信情報を読み出して、利用要求に対応するコンテンツに関する配信情報を抽出する(ステップS25)。次いで、コンテンツ配信部10がコンテンツ管理部12を介してコンテンツデータベース120に格納されたコンテンツ情報を読み出し、読み出したコンテンツ情報からユーザーから利用要求に対応するコンテンツ情報を抽出する(ステップS26)。次いで、コンテンツ配信部10は、日付等の外部情報を公衆ネットワーク17を介して外部情報170から受信する(ステップS27)。
続いて、コンテンツ配信部10がステップS24〜S27で得た情報に基づき利用要求されたコンテンツの有無を確認する(ステップS28)。このステップS28では、第1の閲覧条件は、ステップS24で受信した位置情報がステップS26で抽出した利用対象コンテンツのコンテンツ情報の緯度、経度及び半径により規定されるコンテンツ有効範囲の範囲内であることである。第2の閲覧条件は、ステップS25で取得した利用対象コンテンツの配信情報のOpen/FixフラグがOpenである場合は、配信情報ステップS27で取得した日付が利用対象コンテンツのコンテンツ情報の利用可能期間内であることである。また、第2の閲覧条件では、利用対象コンテンツの配信情報のOpen/FixフラグがFixである場合、配信情報ステップS27で取得した日付が利用対象コンテンツの配信情報の利用予約日と一致するかことである。実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1では、ステップS24で取得した位置情報及びステップS27で取得した現在日付により規定される現在条件が、第1の閲覧条件及び第2の閲覧条件により規定される閲覧条件を満たす場合、コンテンツ制御装置1は対象コンテンツありと判断する。また、現在条件が閲覧条件を1つでも満たさない場合、コンテンツ制御装置1は、対象コンテンツなしと判断する。
続いて、コンテンツ制御装置1のコンテンツ配信部10は、ステップS25で読み出した配信情報の決済状態を確認し、利用料金が支払い済みであればユーザー端末20にダウンロードされたコンテンツを有効化する(ステップS31)。また、コンテンツ配信部10は、配信情報中の決済状態が未払いであった場合、購入処理部14及び決済処理部15を用いて決済処理を行うとともに、配信情報は決済状態を未払から済みに書き換える(ステップS30)。その後、コンテンツ配信部10は、配信情報中の状態を有効に書き換えるとともに、ユーザー端末20にダウンロードされたコンテンツを有効化する状態更新を行う(ステップS31)。また、コンテンツ配信部10は、コンテンツを有効化するとともに、配信データベース100に格納されている配信情報に利用日付の記録を行う(ステップS32)。そして、ステップS31においてコンテンツが有効化されたことで、ユーザー端末20においてコンテンツの利用が可能になる(ステップS33)。
続いて、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置のコンテンツ無効化処理を説明する。そこで、図8に実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置のコンテンツ無効化処理を説明するフローチャートを示す。
図8に示すように、ユーザー端末20においてコンテンツが利用されている場合、ユーザー端末20は、周期的に位置情報をコンテンツ制御装置1に送信する(ステップS41、S42)。そして、コンテンツ配信部10は、位置情報を受信し(ステップS43)、受信した位置情報に基づき、ユーザーまたはユーザー端末20がコンテンツ提供範囲の出口付近にいるのか、出口より内側にいるのか、出口より外側にいるのかを判断する(ステップS44)。
このステップS44において、ユーザー端末20から得た位置情報が出口より内側であることを示す場合、コンテンツ配信部10は、引き続きユーザー端末20から位置情報を取得する。また、ステップS44において、ユーザー端末20から得た位置情報が出口付近である場合、コンテンツ配信部10は、ユーザー端末20に対して、出口付近でありコンテンツの利用が出来なくなること等を通知する注意メッセージを送信する(ステップS45)。注意メッセージを受信したユーザー端末20は、ユーザーに注意メッセージを提示して再度位置情報の送信処理を行う(ステップS46)。この注意メッセージは、文字メッセージに限らず、音声メッセージ、振動による通知、警告音等様々な形態でユーザーに注意を喚起するものである。また、ステップS44において、ユーザー端末20から得た位置情報が出口より外側であった場合、コンテンツ配信部10は、コンテンツを無効化する状態更新を行い、コンテンツの利用が完了したことを配信情報に書き込む(ステップS47)。また、このステップS47では、配信情報にユーザーが利用回数、利用日等のカスタマイズした情報がある場合、コンテンツ制御装置は、カスタマイズ状態を修正する。例えば、回数が2回と設定されていた場合は、1回使用したため、回数を1回に修正する。回数が1回と設定されていた場合は、1回使用したため、回数は0回とする。また、回数が0回となった場合、配信情報におけるユーザーの対象コンテンツ状態を「終了」に更新する。
ここで、コンテンツの状態変化について説明する。そこで、図9に実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置におけるコンテンツ制御方法を説明する状態遷移図を示す。図9に示すように、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1によるコンテンツ制御では、ユーザー端末20にコンテンツをダウンロードした時には、まず、コンテンツが無効化された状態となる。そして、現在状態が閲覧条件を満たしたことに応じてコンテンツは有効化される。また、有効化されたコンテンツは、現在位置がコンテンツ有効範囲を外れる等して現在状態が閲覧条件を満たさなくなったことに応じて無効化される。そして、コンテンツの利用可能期間、利用可能回数等のカスタマイズ条件を満了した場合、コンテンツは終了状態とされる。また、終了状態とされたコンテンツであっても、コンテンツ再購入がされた場合、無効状態に状態が遷移し、現在状態が閲覧条件をみたすことで再度有効化することが可能になる。
上記説明より、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1を用いることで、特定の場所及び時間に限定してコンテンツをユーザーに提供することができる。また、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1では、コンテンツの利用に要する料金を事前決済することも、現地で決済することもできる。また、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1では、コンテンツを提供するコンテンツ有効範囲及び日にちとは異なる場所及び日にちに予めユーザー端末20にダウンロードし、閲覧条件に従ってコンテンツを有効化する。これにより、イベント会場等混み合う場所のネットワークトラフィックを低減し、より快適なコンテンツ利用環境を提供することができる。
実施の形態2
実施の形態2では、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1の変形例となるコンテンツ制御装置2について説明する。そこで、図10に実施の形態2にかかるコンテンツ制御装置2のブロック図を示す。なお、実施の形態2の説明では、実施の形態1で説明した構成要素と同じ構成要素については実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、実施の形態2にかかるコンテンツ制御装置2は、実施の形態1にかかるコンテンツ制御装置1に行動予測部18を追加したものである。行動予測部18は、ユーザーの位置情報を蓄積し、複数のユーザーの所定の範囲内での混雑度を分析すると共に、複数のユーザーの動線を把握し、混雑度が予め設定した閾値を越えたことに応じて、ユーザーに他のエリアへの誘導通知を発する。そこで、行動予測部18の動作について以下で詳細に説明する。そこで、行動予測部18の動作を主に説明する図を図11に示す。図11は、実施の形態2にかかるコンテンツ制御装置の混雑分析処理及びユーザー誘導通知処理を説明するフローチャートである。
図11に示すように、行動予測部18は、ユーザー端末20から位置情報を受信すると、例えば、コンテンツ有効範囲内のユーザー数を集計する(ステップS51、S52、S53)。このとき、行動予測部18は、ユーザー毎に位置情報を蓄積する。続いて、行動予測部18は、コンテンツ有効範囲内の混雑度を把握する範囲内混雑度把握処理を行う(ステップS54)。また、行動予測部18は、ユーザー毎に蓄積した位置情報からユーザーの動線を把握するユーザー動線把握処理を行う(ステップS55)。そして、ステップS54の混雑度把握処理と、ステップS55のユーザー動線把握処理と、の結果に基づきコンテンツ有効範囲内の混雑度がこの後どうなるかを予測する範囲内混雑度予測処理を行う(ステップS56)。この範囲内混雑度予測処理において、ある一定の範囲内の混雑度が予め設定した閾値を越えたことに応じて、ユーザーに他のエリアへの誘導通知を発する(ステップS57、S58)。そして、行動予測部18から誘導通知を受けた行動予測部18は、誘導通知をユーザーに提示する(ステップS59)。この誘導通知は、文字情報、音声情報、画像情報のいずれでも良い。また、誘導情報としては、混雑度の低い場所の提示、混雑度の低い場所で用いることができるクーポン券の提示等、様々な情報を用いることができる。
ここで、図12に実施の形態2にかかるコンテンツ制御装置を用いたユーザーの誘導態様の一例を説明する図を示す。図12に示す例では、屋内位置情報送受信装置50、51が屋内位置情報取得部40と通信可能な構成となっている。そして、屋内位置情報送受信装置50、51を用いてコンテンツ有効範囲をカバーするシステムが構築されている。この屋内位置情報送受信装置50、51は、例えば、図4で説明した送受信機30に相当するものである。
そして、図12に示す例では、屋内位置情報送受信装置50により通信が可能な第1のエリアと、屋内位置情報送受信装置51により通信が可能な第2のエリアとが構築される。そして、第1のエリアの混雑度が、明らかに第2のエリアの混雑度よりも高くなっている。そこで、第1のエリアのユーザーに第2のエリアへの誘導通知を発することで、第1のエリア内のユーザーの一部を第2のエリアへ誘導する。これにより、第1のエリアの混雑度を緩和することができる。
上記説明より、実施の形態2にかかるコンテンツ制御装置2では、行動予測部18を用いることでコンテンツ有効範囲内の混雑度を平準化することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1、2 コンテンツ制御装置
10 コンテンツ配信部
11 ユーザー管理部
12 コンテンツ管理部
13 位置情報管理部
14 購入処理部
15 決済処理部
16 通信部
17 公衆ネットワーク
18 行動予測部
20 ユーザー端末
21 通信部
22 位置情報取得部
23 受信部
24 コンテンツアプリケーション
25 コンテンツデータ格納部
30 送受信機
31 送受信機
32 送受信機
40 屋内位置情報取得部
41 ゲートウェイ
42 受信部
50 屋内位置情報送受信装置
51 屋内位置情報送受信装置
100 配信データベース
110 ユーザーデータベース
120 コンテンツデータベース
170 外部情報

Claims (7)

  1. コンテンツをダウンロードしたユーザーを特定するユーザー情報を管理するユーザー管理部と、
    ネットワーク回線を通じて前記ユーザーの位置情報を取得する位置情報管理部と、
    前記コンテンツを有効化する地理的な範囲を示すコンテンツ有効範囲及び閲覧可能期間を示す閲覧条件を少なくとも含むコンテンツ情報を管理するコンテンツ管理部と、
    前記ユーザーがダウンロードした前記コンテンツについての閲覧条件及び決済状態を少なくとも含む配信情報の管理と、前記コンテンツを有効とするか無効とするかの切り替えと、を行うコンテンツ配信部と、を有し、
    前記コンテンツ配信部は、
    前記コンテンツの利用を要求した前記ユーザーの認証を前記ユーザー管理部に問い合わせ、
    前記ユーザーが前記ユーザー管理部により認証されたことに応じて、認証された前記ユーザーにより利用が要求された前記コンテンツの前記閲覧条件を前記コンテンツ管理部を介して読み出し、
    前記ユーザーの前記位置情報、現在の日付を少なくとも含む現在条件が前記閲覧条件を満たし、かつ、前記配信情報中の前記コンテンツに対する決済が完了状態であることに応じて、前記コンテンツが利用可能条件を満たしたと判断し、前記ユーザーがダウンロードした前記コンテンツを無効状態から有効状態に切り替えるコンテンツ制御装置。
  2. 前記コンテンツ配信部は、前記コンテンツを前記ユーザーにダウンロードさせる際に、前記コンテンツを無効化した状態でダウンロードさせ、ダウンロード済みコンテンツに関する利用要求されたときの現在状態が前記利用可能条件を満たしていることに応じてダウンロード済みコンテンツを有効化する請求項1に記載のコンテンツ制御装置。
  3. 前記コンテンツ配信部は、前記コンテンツを前記ユーザーにダウンロードさせる際に、ダウンロード対象の前記コンテンツの利用期間、利用回数を少なくとも含む前記閲覧条件を前記ユーザーから受信し、受信した前記閲覧条件を前記配信情報に記載する請求項1又は2に記載のコンテンツ制御装置。
  4. 前記ユーザーに配信したコンテンツに関する購入処理を行う購入処理部と、
    前記購入処理部において処理された購入情報に基づき決済処理を行う決済処理部と、を有し、
    前記コンテンツ配信部は、前記コンテンツが前記ユーザーにダウンロードされるタイミング、又は、前記ユーザーが前記コンテンツの閲覧を要求するタイミングにおいて、前記ユーザーに前記コンテンツに関する購入を要求し、前記購入処理部及び前記決済処理部において決済処理が完了したことに応じて、前記配信情報中の決済状態を決済済みに書き換える請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコンテンツ制御装置。
  5. 前記ユーザーの位置情報を蓄積し、複数のユーザーの所定の範囲内での混雑度を分析すると共に、前記複数のユーザーの動線を把握し、前記混雑度が予め設定した閾値を越えたことに応じて、前記ユーザーに他のエリアへの誘導通知を発する行動予測部を有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコンテンツ制御装置。
  6. コンテンツの利用状態を制御するコンテンツ制御装置におけるコンテンツ制御方法であって、
    コンテンツをダウンロードしたユーザーを特定するユーザー情報を管理するユーザー管理処理と、
    ネットワーク回線を通じて前記ユーザーの位置情報を取得する位置情報管理処理と、
    前記コンテンツを有効化する地理的な範囲を示すコンテンツ有効範囲及び閲覧可能期間を示す閲覧条件を少なくとも含むコンテンツ情報を管理するコンテンツ管理処理と、
    前記ユーザーがダウンロードした前記コンテンツについての閲覧条件及び決済状態を少なくとも含む配信情報の管理と、前記コンテンツを有効とするか無効とするかの切り替え、とを行うコンテンツ配信処理と、行い、
    前記コンテンツ配信処理において、
    前記コンテンツの利用を要求した前記ユーザーの認証を前記ユーザー管理処理において行い、
    前記ユーザーが前記ユーザー管理処理により認証されたことに応じて、認証された前記ユーザーにより利用が要求された前記コンテンツの前記閲覧条件を前記コンテンツ管理処理を介して読み出し、
    前記ユーザーの前記位置情報、現在の日付を少なくとも含む現在条件が前記閲覧条件を満たし、かつ、前記配信情報中の前記コンテンツに対する決済が完了状態であることに応じて、前記コンテンツが利用可能条件を満たしたと判断し、前記ユーザーがダウンロードした前記コンテンツを無効状態から有効状態に切り替えるコンテンツ制御方法。
  7. コンテンツの利用状態を制御するコンテンツ制御処理をコンピュータに実行させるコンテンツ制御プログラムであって、
    コンテンツをダウンロードしたユーザーを特定するユーザー情報を管理するユーザー管理処理と、
    ネットワーク回線を通じて前記ユーザーの位置情報を取得する位置情報管理処理と、
    前記コンテンツを有効化する地理的な範囲を示すコンテンツ有効範囲及び閲覧可能期間を示す閲覧条件を少なくとも含むコンテンツ情報を管理するコンテンツ管理処理と、
    前記ユーザーがダウンロードした前記コンテンツについての閲覧条件及び決済状態を少なくとも含む配信情報の管理と、前記コンテンツを有効とするか無効とするかの切り替え、とを行うコンテンツ配信処理と、行い、
    前記コンテンツ配信処理において、
    前記コンテンツの利用を要求した前記ユーザーの認証を前記ユーザー管理処理において行い、
    前記ユーザーが前記ユーザー管理処理により認証されたことに応じて、認証された前記ユーザーにより利用が要求された前記コンテンツの前記閲覧条件を前記コンテンツ管理処理を介して読み出し、
    前記ユーザーの前記位置情報、現在の日付を少なくとも含む現在条件が前記閲覧条件を満たし、かつ、前記配信情報中の前記コンテンツに対する決済が完了状態であることに応じて、前記コンテンツが利用可能条件を満たしたと判断し、前記ユーザーがダウンロードした前記コンテンツを無効状態から有効状態に切り替えるコンテンツ制御プログラム。
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