JP6756404B2 - 計測方法、計測システム及び計測プログラム - Google Patents
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Description
本発明は、計測方法、計測システム及び計測プログラムに関する。
採点者による採点に基づいて順位を競う競技においては、採点の公平性を高めるために、従来より、競技者の動きを計測して定量化する計測技術が採り入れられている。例えば、トランポリン競技においては、総跳躍時間に応じて得点(T(Time)得点:1秒1点)が加算されるため、競技中の競技者の動きを計測して総跳躍時間を算出する計測技術が採り入れられている。
具体的には、トランポリンのベッド部の下側に、レーザ光を投光する装置と受光する装置とを対向配置しておき、競技者がトランポリンのベッド部に着床してベッド部にへこみが生じた際の、レーザ光の遮断の有無を検知する。これにより、競技者の非跳躍時間が計測できるため、計測した非跳躍時間から逆算して、レーザ光が遮断されていない時間(つまり、総跳躍時間)の算出を行っている。
"FIG Apparatus Norms"、[online]、2017年、[平成29年6月2日検索]、インターネット(URL:http://www.fig-gymnastics.com/publicdir/rules/files/app-norms/Apparatus%20Norms%20I-III%20E-%20Version%202017-e_.pdf)
"TIME MEASUREMENT DEVICE(TMD-3) DATASHEET AND INSTRUCTIONS"、[online]、2017年、[平成29年6月2日検索]、インターネット(URL:http://acrosport.ru/files/TMD-3_datasheet_en.pdf)
ここで、トランポリン競技の場合、競技者が着床した際の着床位置(水平方向の移動量)についても、今後は、採点の対象となることが決定されている。このため、競技者の総跳躍時間に加えて、競技者の着床位置を算出する計測技術が求められている。
一つの側面では、トランポリン競技の競技者がベッド部に着床した際の着床位置を算出する計測技術を提供することを目的としている。
一態様によれば、計測方法は、
トランポリンのベッド部の下側に配され、該ベッド部と略平行な方向にレーザ光をスキャンするレーザスキャナ装置から、該ベッド部に生じたへこみ領域までの距離及びへこみ領域の方向を示すスキャンデータを取得し、
取得した前記スキャンデータに基づいて、前記へこみ領域の中心位置を特定し、特定した前記中心位置に基づいて、トランポリン競技の競技者の前記ベッド部における着床位置を算出する、処理をコンピュータが実行する。
トランポリンのベッド部の下側に配され、該ベッド部と略平行な方向にレーザ光をスキャンするレーザスキャナ装置から、該ベッド部に生じたへこみ領域までの距離及びへこみ領域の方向を示すスキャンデータを取得し、
取得した前記スキャンデータに基づいて、前記へこみ領域の中心位置を特定し、特定した前記中心位置に基づいて、トランポリン競技の競技者の前記ベッド部における着床位置を算出する、処理をコンピュータが実行する。
トランポリン競技の競技者がベッド部に着床した際の着床位置を算出する計測技術を提供することができる。
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<計測システムのシステム構成>
はじめに、トランポリン競技における競技者の動きを計測して定量化する計測システムのシステム構成について説明する。図1は、計測システムのシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように、計測システム100は、レーザスキャナ装置110と、データ処理装置120とを有する。レーザスキャナ装置110とデータ処理装置120とは、通信可能に接続される。
<計測システムのシステム構成>
はじめに、トランポリン競技における競技者の動きを計測して定量化する計測システムのシステム構成について説明する。図1は、計測システムのシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように、計測システム100は、レーザスキャナ装置110と、データ処理装置120とを有する。レーザスキャナ装置110とデータ処理装置120とは、通信可能に接続される。
レーザスキャナ装置110は、レーザ光を出射してから、反射光を受光するまでの時間を計測することで、反射物までの距離を計測する測距処理を、所定の平面内の任意の方向に対して実行するスキャン機能を備えた計測装置である。
第1の実施形態においてレーザスキャナ装置110は、トランポリン150のフレーム151にスプリングを介して保持されるベッド部152の下方に配され、ベッド部152と略平行な方向にレーザ光を出射する。これにより、レーザスキャナ装置110は、ベッド部152に生じたへこみ領域からの反射光を受光し、当該へこみ領域までの距離及び当該へこみ領域の方向を計測することができる。
レーザスキャナ装置110は、へこみ領域までの距離を示す距離情報及びへこみ領域の方向を示す角度情報を含むスキャンデータを、データ処理装置120に送信する。
データ処理装置120には、計測プログラムとしてレーザスキャナ制御プログラム及び得点算出プログラムがインストールされている。データ処理装置120は、CPU401が当該プログラムを実行することで、レーザスキャナ制御部130及び得点算出部140として機能する。
レーザスキャナ制御部130は、レーザスキャナ装置110の起動、停止を制御する。また、レーザスキャナ制御部130は、レーザスキャナ装置110の各種パラメータを設定する。
得点算出部140は、レーザスキャナ装置110からスキャンデータを取得し、ベッド部152に生じたへこみ領域の断面形状を算出することで、競技者のベッド部152における着床位置を算出する。また、得点算出部140は、算出テーブル格納部121を参照することで、算出した着床位置(水平方向の移動量)に応じた得点(H得点(Horizontal displacement))を特定し、得点算出結果を出力する。
<レーザ光のスキャン方向>
次に、レーザスキャナ装置110より出射されるレーザ光のスキャン方向について説明する。図2は、レーザスキャナ装置より出射されるレーザ光のスキャン方向を示す図である。このうち、図2の200aは、トランポリン150を上面から見た様子を示しており、図2の200bは、トランポリン150を側面から見た様子を示している。
次に、レーザスキャナ装置110より出射されるレーザ光のスキャン方向について説明する。図2は、レーザスキャナ装置より出射されるレーザ光のスキャン方向を示す図である。このうち、図2の200aは、トランポリン150を上面から見た様子を示しており、図2の200bは、トランポリン150を側面から見た様子を示している。
図2の200aに示すように、レーザスキャナ装置110を、矩形のフレーム151のいずれかの頂点位置に配した場合、レーザスキャナ装置110は、当該矩形のフレーム151の長辺方向から短辺方向までの範囲をスキャン範囲210として、レーザ光を出射する。なお、レーザ光201は、フレーム151の長辺方向に出射されたレーザ光を示し、レーザ光204は、フレーム151の短辺方向に出射されたレーザ光を示している。
また、レーザスキャナ装置110は、スキャン範囲210内をスキャンする間、レーザ光の出射と受光とを繰り返す。レーザ光202、203は、スキャン範囲210内をスキャンする間に出射されたレーザ光の一例を示している。
このように、ベッド部152の全面をスキャン範囲とすることで、レーザスキャナ装置110によれば、ベッド部152の任意の位置で生じたへこみ領域までの距離及びへこみ領域の方向を計測することができる。
また、図2の200bに示すように、レーザスキャナ装置110がスキャン範囲210をスキャンする間に出射するレーザ光(例えば、レーザ光201〜204)は、いずれも、ベッド部152に略平行な方向であり、ベッド部152からの距離が一定となっている。
このように、ベッド部152に略平行な方向をスキャンすることで、レーザスキャナ装置110によれば、ベッド部152に生じたへこみ領域までの距離及びへこみ領域の方向をベッド部152から一定の高さ位置において計測することができる。
<算出テーブル>
次に、算出テーブル格納部121に格納されるH得点の算出テーブルについて説明する。図3は、H得点の算出テーブルの一例を示す図である。図3に示すように、H得点の算出テーブル300は、ベッド部152内を複数の領域に分け、それぞれの領域にH得点を割り当てることで生成される。
次に、算出テーブル格納部121に格納されるH得点の算出テーブルについて説明する。図3は、H得点の算出テーブルの一例を示す図である。図3に示すように、H得点の算出テーブル300は、ベッド部152内を複数の領域に分け、それぞれの領域にH得点を割り当てることで生成される。
また、図3に示すように、トランポリン150は、縦2910mm、横5050mmのサイズを有しており、このうち、ベッド部152は、縦2140mm、横4280mmのサイズを有している。
トランポリン競技においては、当該サイズのベッド部152を5種類の領域(11区画)に分けてH得点を採点する。なお、H得点は、減点方式で採点される。
具体的には、ベッド部152のセンタを含む、縦1080mm、横1080mmの領域311を、H得点=0.0点の領域としている。競技者の着床位置が領域311に含まれていた場合、当該競技者は減点されない。
また、ベッド部152のセンタを含む、縦1080mm、横2150mmの領域のうち、領域311を除く領域312を、H得点=0.1点の領域としている。競技者の着床位置が領域312に含まれていた場合、当該競技者は、0.1点、減点される。
また、ベッド部152のセンタを含む、縦2140mm、横2150mmの領域のうち、領域311、312を除く領域313を、H得点=0.2点の領域としている。競技者の着床位置が領域313に含まれていた場合、当該競技者は、0.2点、減点される。
また、ベッド部152のセンタを含む、縦1080mm、横4280mmの領域のうち、領域311、312を除く領域314を、H得点=0.2点の領域としている。したがって、競技者の着床位置が領域314に含まれていた場合、当該競技者は、0.2点、減点される。
更に、ベッド部152において、上記領域311〜314以外の領域315を、H得点=0.3点の領域としている。競技者の着床位置が領域315に含まれていた場合、当該競技者は、0.3点、減点される。
<データ処理装置のハードウェア構成>
次に、データ処理装置120のハードウェア構成について説明する。図4は、データ処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
次に、データ処理装置120のハードウェア構成について説明する。図4は、データ処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4に示すように、データ処理装置120は、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403を有する。CPU401、ROM402、RAM403は、いわゆるコンピュータを形成する。また、データ処理装置120は、補助記憶部404、表示部405、操作部406、通信部407、ドライブ部408を有する。なお、データ処理装置120の各部は、バス409を介して相互に接続されている。
CPU401は、補助記憶部404にインストールされた各種プログラム(例えば、レーザスキャナ制御プログラム、得点算出プログラム等)を実行する。
ROM402は、不揮発性メモリである。ROM402は、補助記憶部404にインストールされた各種プログラムをCPU401が実行するために必要な各種プログラム、データ等を記憶する、主記憶デバイスとして機能する。具体的には、ROM402はBIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラム等を記憶する。
RAM403は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリである。RAM403は、補助記憶部404にインストールされた各種プログラムがCPU401によって実行される際に展開される作業領域を提供する、主記憶デバイスとして機能する。
補助記憶部404は、データ処理装置120にインストールされた各種プログラムや、各種プログラムを実行する際に用いるデータ等を記憶する補助記憶デバイスである。上述した算出テーブル格納部121は、補助記憶部404において実現される。
表示部405は、データ処理装置120による処理結果等(例えば、得点算出結果)を表示する表示デバイスである。操作部406は、計測システム100の管理者がデータ処理装置120に対して各種指示(例えば、後述する計測開始の指示、計測終了の指示)を入力する際に用いる操作デバイスである。通信部407は、データ処理装置120が、レーザスキャナ装置110と通信を行うための通信デバイスである。
ドライブ部408は記録媒体410をセットするためのデバイスである。ここでいう記録媒体410には、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する媒体が含まれる。あるいは、記録媒体410には、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等が含まれていてもよい。
なお、補助記憶部404に格納される各種プログラムは、例えば、配布された記録媒体410がドライブ部408にセットされ、該記録媒体410に記録された各種プログラムがドライブ部408により読み出されることでインストールされる。あるいは、補助記憶部404に格納される各種プログラムは、通信部407を介してネットワークからダウンロードされることでインストールされてもよい。
<データ処理装置の機能構成>
次に、データ処理装置120の機能構成について説明する。図5は、データ処理装置の機能構成の一例を示す第1の図である。上述したとおり、データ処理装置120は、レーザスキャナ制御部130及び得点算出部140として機能するが、ここでは、得点算出部140の機能構成について詳細に説明する。
次に、データ処理装置120の機能構成について説明する。図5は、データ処理装置の機能構成の一例を示す第1の図である。上述したとおり、データ処理装置120は、レーザスキャナ制御部130及び得点算出部140として機能するが、ここでは、得点算出部140の機能構成について詳細に説明する。
図5に示すように、得点算出部140は、スキャンデータ取得部521、指示取得部522、着床判定部523、フィッティング処理部524、着床位置算出部526、H得点部527、出力部528を有する。
スキャンデータ取得部521は取得部の一例であり、レーザスキャナ装置110より送信されるスキャンデータを取得し、着床判定部523に通知する。上述したとおり、スキャンデータには、レーザスキャナ装置110からベッド部152のへこみ領域までの距離を示す距離情報と、レーザスキャナ装置110から見た場合のベッド部152のへこみ領域の方向を示す角度情報とが含まれる。
なお、スキャンデータ取得部521が取得するスキャンデータのうち、ベッド部152にへこみ領域が生じていない状態でスキャンされたスキャンデータについては、距離情報に所定のデフォルト値が格納されているものとする。ベッド部152にへこみ領域が生じていない場合、レーザスキャナ装置110は、反射光を受光することができず、距離計測が不能となるため、レーザスキャナ装置110では、距離情報にデフォルト値を格納して送信するためである。
同様の理由により、スキャンデータ取得部521が取得するスキャンデータに含まれる距離情報のうち、ベッド部152に生じたへこみ領域以外の領域に向けて出射されたレーザ光に基づく距離情報には、デフォルト値が格納されているものとする。
指示取得部522は、計測システム100の管理者により入力された、計測開始の指示及び計測終了の指示を取得する。指示取得部522は、取得した計測開始の指示及び計測終了の指示を着床判定部523に通知する。
着床判定部523は、指示取得部522より計測開始の指示を受信すると、スキャンデータ取得部521より通知されたスキャンデータの処理を開始する。具体的には、着床判定部523は、スキャンデータを、ベッド部152のセンタを原点とする2次元座標に変換し、へこみ領域の2次元座標平面での位置を示す座標を算出する。また、着床判定部523は、算出した座標が、ベッド部152内に含まれるか否かに基づいて、トランポリン競技の競技者がベッド部152に着床したか否か(非跳躍状態に移行したか否か)を判定する。
更に、着床判定部523は、トランポリン競技の競技者が非跳躍状態に移行したと判定すると、以降、跳躍状態に移行したと判定するまでの間、へこみ領域の各位置を示す座標(ベッド部152内の位置を示す座標に限る)をフィッティング処理部524に通知する。
着床判定部523によるこれらの処理は、指示取得部522が指示取得部522より計測終了の指示を受信するまで継続する。
フィッティング処理部524は、着床判定部523により算出された、へこみ領域の各位置を示す座標を2次元座標平面にプロットし、プロットした位置に対して円形状をフィッティングさせる。フィッティング処理部524が行うフィッティングの方法には、最小二乗法を用いる方法や、Hough変換を用いる方法等、任意の方法が適用可能である。
なお、フィッティングにより得られる円形状は、へこみ領域をベッド部152に略平行な面で切断した場合の断面形状に等しい。ここで、競技者がベッド部152に着床した際に生じるへこみ領域が、着床位置を中心として均等な形状であったとすると、フィッティングにより得られる円形状の中心位置は、競技者の着床位置を表しているということができる。
そこで、フィッティング処理部524は、フィッティングにより得られる円形状の中心位置を算出し、算出した中心位置の座標を、競技者の中心位置情報として中心位置記憶部525に記憶する。
ここで、競技者が非跳躍状態にある間にレーザスキャナ装置110が、複数回スキャン(例えば、m回スキャン)を行ったとする。この場合、フィッティング処理部524は、m個分の中心位置情報を中心位置記憶部525に記憶する。なお、"非跳躍状態にある間"とは、競技者が非跳躍状態に移行したと判定してから、跳躍状態に移行したと判定するまでの時間を指す。
着床位置算出部526は算出部の一例であり、中心位置記憶部525に記憶されたm個分の中心位置情報を読み出し、平均位置座標を算出することで、着床位置を示す座標を算出する。着床位置算出部526は、算出した着床位置を示す座標を着床位置情報として、H得点部527に通知する。
H得点部527は、算出テーブル格納部121に格納された、H得点の算出テーブル300を読み出し、着床位置算出部526より通知された着床位置情報と対比することで、当該競技者のH得点を特定する。また、H得点部527は、特定したH得点を、着床位置情報とともに出力部528に通知する。
出力部528は、H得点部527より通知された着床位置情報及びH得点を、得点算出結果として、表示部405に表示する。
<スキャンデータの具体例>
次に、スキャンデータ取得部521により取得され、着床判定部523により2次元座標に変換された後、フィッティング処理部524によりプロットされるスキャンデータの具体例について、トランポリン競技中の競技者の各状態と対応付けて説明する。図6は、競技者が跳躍状態にある場合のスキャンデータの一例を示す図である。
次に、スキャンデータ取得部521により取得され、着床判定部523により2次元座標に変換された後、フィッティング処理部524によりプロットされるスキャンデータの具体例について、トランポリン競技中の競技者の各状態と対応付けて説明する。図6は、競技者が跳躍状態にある場合のスキャンデータの一例を示す図である。
図6の600aに示すように、競技者600が跳躍状態にある場合、ベッド部152にはへこみ領域が生じない。このため、レーザスキャナ装置110より出射されたレーザ光201〜204は、ベッド部152において反射せず(図6の600b)、スキャンデータに含まれる距離情報にはデフォルト値が格納される。この場合、図6の600cに示すように、2次元座標平面610には何もプロットされない。
一方、図7は、競技者が非跳躍状態にある場合のスキャンデータの一例を示す図である。図7の700aに示すように、競技者600が非跳躍状態にある場合、ベッド部152にはへこみ領域700が生じる。このため、レーザスキャナ装置110より出射されたレーザ光201〜204のうち、例えば、レーザ光202は、ベッド部152のへこみ領域において反射する。このため、へこみ領域までの距離を示す距離情報(r)と、へこみ領域の方向を示す角度情報(θ)とが含まれるスキャンデータが、データ処理装置120に送信される(図7の700bのスキャンデータ710)。
この場合、図7の700cに示すように、着床判定部523では、スキャンデータ(例えば、スキャンデータ710)を2次元座標に変換し、フィッティング処理部524では、変換した座標を2次元座標平面610上に点720としてプロットする。なお、図7の700cの例は、へこみ領域までの距離を示す距離情報及びへこみ領域の方向を示す角度情報が含まれたスキャンデータを、1回のスキャンで8データ分、取得された場合を示している。このため、2次元座標平面610上には、点720を含む8個の点がプロットされている。
<フィッティングされた円形状の具体例>
次に、フィッティング処理部524によりフィッティングされた円形状の具体例について説明する。図8は、フィッティングされた円形状の具体例を示す図である。このうち、図8の800aは、2次元座標平面610上にプロットされたスキャンデータを近似することで得られる近似曲線800を示している。
次に、フィッティング処理部524によりフィッティングされた円形状の具体例について説明する。図8は、フィッティングされた円形状の具体例を示す図である。このうち、図8の800aは、2次元座標平面610上にプロットされたスキャンデータを近似することで得られる近似曲線800を示している。
フィッティング処理部524は、ここでは、近似曲線800との残差の二乗和が最小となる円形状を算出する。図8の800bにおいて、円形状810は、近似曲線800との残差の二乗和が最小となる円形状を示しており、点820は、円形状810の中心位置を示している。2次元座標平面610における点820の座標は、中心位置情報として、中心位置記憶部525に記憶される。
<着床位置情報の具体例>
次に、着床位置算出部526により算出される着床位置情報の具体例について説明する。図9は、着床位置情報の具体例を示す図である。このうち、図9の900a_1、900b_1、900c_1は、それぞれ、非跳躍状態の競技者600の様子を示している。
次に、着床位置算出部526により算出される着床位置情報の具体例について説明する。図9は、着床位置情報の具体例を示す図である。このうち、図9の900a_1、900b_1、900c_1は、それぞれ、非跳躍状態の競技者600の様子を示している。
具体的には、図9の900a_1は、競技者600が非跳躍状態に移行した直後の様子を示しており、へこみ領域700_1のへこみ量が小さい。一方、図9の900b_1は、非跳躍状態に移行した直後と比較して、へこみ領域のへこみ量が大きくなった後の様子を示している(へこみ領域700_2の大きさ>へこみ領域700_1の大きさ)。更に、図9の900c_1は、へこみ領域が最大になった時の様子を示している(へこみ領域700_3の大きさ>へこみ領域700_2)。
図9の900a_2、900b_2、900c_2は、それぞれの非跳躍状態におけるスキャンにより、中心位置情報が算出された様子を示している。例えば、図9の900a_2において、近似曲線901は、図9の900a_1に示す非跳躍状態において取得されたスキャンデータを2次元座標に変換し、2次元座標平面610にプロットした点を近似することで得られる曲線である。また、円形状902は、近似曲線901との残差の二乗和が最小となる円形状である。更に、中心位置903は、円形状902の中心位置である。
同様に、図9の900b_2において、近似曲線911は、図9の900b_1に示す非跳躍状態において取得されたスキャンデータを2次元座標に変換し、2次元座標平面610にプロットした点を近似することで得られる曲線である。また、円形状912は、近似曲線911との残差の二乗和が最小となる円形状である。更に、中心位置913は、円形状912の中心位置である。
同様に、図9の900c_2において、近似曲線921は、図9の900c_1に示す非跳躍状態において取得されたスキャンデータを2次元座標に変換し、2次元座標平面610にプロットした点を近似することで得られる曲線である。また、円形状922は、近似曲線921との残差の二乗和が最小となる円形状である。更に、中心位置923は、円形状922の中心位置である。
着床位置算出部526は、それぞれの非跳躍状態におけるスキャンにより算出された中心位置903、913、923、・・・の平均位置930の座標(平均位置座標)を算出することで、着床位置を示す座標を算出する。
ここで、中心位置903の座標を(x11,y11)、中心位置913の座標を(x12,y12)、中心位置923の座標を(x13,y13)、・・・m回目のスキャンに基づき算出された中心位置の座標を(x1m,y1m)とおく。この場合、m回分のスキャンにより算出される、1回目の非跳躍状態移行時の着床位置を示す座標(x1,y1)は下式により算出することができる。
次に、得点算出部140における着床位置計測処理の流れについて説明する。図10は、着床位置計測処理の流れを示すフローチャートである。指示取得部522より計測開始の指示を受信すると、図10に示す着床位置計測処理が実行される。
ステップS1000において、着床判定部523は、非跳躍状態移行回数(n)に1を代入する。
ステップS1001において、着床判定部523は、スキャンデータ取得部521より通知されたスキャンデータを取得する。
ステップS1002において、着床判定部523は、取得した1スキャン分の各スキャンデータに含まれる距離情報(r)及び角度情報(θ)を、2次元座標に変換する(rθ→xy)。
ステップS1003において、着床判定部523は、2次元座標に変換された1スキャン分の各スキャンデータが、ベッド部152内に含まれるか否かを判定する。ステップS1003においてベッド部152内に含まれると判定した場合には(ステップS1003においてYesの場合には)、ステップS1004に進む。
ステップS1004において、フィッティング処理部524は、2次元座標に変換された1スキャン分のスキャンデータの近似曲線を算出し、円形状をフィッティングする。
ステップS1004において、フィッティング処理部524は、フィッティングした円形状の中心位置を算出し、中心位置情報として中心位置記憶部525に記憶する。
一方、ステップS1003において、ベッド部152内に含まれないと判定された場合には(ステップS1003においてNoの場合には)、ステップS1006に進む。
ステップS1006において、着床位置算出部526は、中心位置記憶部525に記憶された中心位置情報に基づいて、着床位置を示す座標を算出したか否かを判定する。ステップS1006において、着床位置を示す座標を算出していないと判定した場合には、ステップS1007に進む。
ステップS1007において、着床位置算出部526は、中心位置情報に基づき平均位置座標を算出することで、n回目の非跳躍状態移行時の着床位置を示す座標(xn,yn)を算出する。また、ステップS1008において、着床位置算出部526は、算出したn回目の非跳躍状態移行時の着床位置を示す座標(xn,yn)を、着床位置情報として得点算出結果に記録する。
ステップS1009において、着床位置算出部526は、非跳躍状態移行回数(n)をインクリメントする。
ステップS1010において、着床判定部523は、指示取得部522より終了指示を受信したか否かを判定する。ステップS1010において、指示取得部522より終了指示を受信していないと判定した場合には、ステップS1001に戻る。
一方、ステップS1010において、指示取得部522より終了指示を受信したと判定した場合には、ステップS1011に進む。ステップS1011において、H得点部527は、H得点の算出テーブル300を参照することで、各回の着床位置情報に応じたH得点を特定し、着床位置情報とH得点とを含む得点算出結果を出力する。
<得点算出結果の具体例>
次に、出力部528より出力される得点算出結果の具体例について説明する。図11は、得点算出結果の具体例を示す第1の図である。図11に示すように、得点算出結果1100は、情報の項目として、競技者を識別するための"ID"、"非跳躍状態移行"、"着床位置"、"H得点"を含む。
次に、出力部528より出力される得点算出結果の具体例について説明する。図11は、得点算出結果の具体例を示す第1の図である。図11に示すように、得点算出結果1100は、情報の項目として、競技者を識別するための"ID"、"非跳躍状態移行"、"着床位置"、"H得点"を含む。
"ID"には、各競技者を識別するための識別子が格納される。"非跳躍状態移行"には、トランポリン競技において、競技者600が非跳躍状態に移行した非跳躍状態移行回数(n)が格納される。"着床位置"には、競技者600が非跳躍状態にある間に、レーザスキャナ装置110のm回分のスキャンにより取得されたスキャンデータを用いて算出された着床位置情報が格納される。
"H得点"には、対応する"着床位置"に格納された着床位置情報を、H得点の算出テーブル300と対比することで特定される各回のH得点が格納される。
以上の説明から明らかなように、第1の実施形態における計測システムは、トランポリンのベッド部の下側に、ベッド部と略平行な方向にレーザ光をスキャンするレーザスキャナ装置を配する。そして、レーザスキャナ装置より、ベッド部に生じたへこみ領域の各位置までの距離及びへこみ領域の各位置の方向を示すスキャンデータを取得する。
また、第1の実施形態における計測システムは、取得したスキャンデータを2次元座標に変換することで、へこみ領域の断面の形状(フィッティングした円形状)を算出し、断面の中心位置に基づいて、競技者のベッド部における着床位置を算出する。
このように、第1の実施形態における計測システムによれば、トランポリン競技の競技者がベッド部に着床した際の着床位置を算出することができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態における計測システムでは、H得点の採点に用いられる、競技者の着床位置を算出する機能について説明した。しかしながら、計測システムが有する機能はこれに限定されず、例えば、T得点の採点に用いられる、総跳躍時間を算出する機能を更に有していてもよい。以下、第2の実施形態について、上記第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
上記第1の実施形態における計測システムでは、H得点の採点に用いられる、競技者の着床位置を算出する機能について説明した。しかしながら、計測システムが有する機能はこれに限定されず、例えば、T得点の採点に用いられる、総跳躍時間を算出する機能を更に有していてもよい。以下、第2の実施形態について、上記第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
<データ処理装置の機能構成>
はじめに、第2の実施形態におけるデータ処理装置120の機能構成について説明する。図12は、データ処理装置の機能構成の一例を示す第2の図である。図5に示した機能構成との相違点は、図12の場合、得点算出部1200が、競技時間算出部1201、非跳躍時間算出部1202、総跳躍時間算出部1205、T得点部1206、出力部1207を有している点である。
はじめに、第2の実施形態におけるデータ処理装置120の機能構成について説明する。図12は、データ処理装置の機能構成の一例を示す第2の図である。図5に示した機能構成との相違点は、図12の場合、得点算出部1200が、競技時間算出部1201、非跳躍時間算出部1202、総跳躍時間算出部1205、T得点部1206、出力部1207を有している点である。
競技時間算出部1201は、指示取得部522より、計測開始の指示を受信すると、競技時間の計測を開始する。また、競技時間算出部1201は、計測終了の指示を受信すると、競技時間の計測を終了する。これにより、競技時間算出部1201は、競技者の競技時間(St)を算出することができる。
非跳躍時間算出部1202は、競技者が非跳躍状態にある間に、レーザスキャナ装置110がスキャンしたスキャン回数(m)を、着床判定部523より取得する。
また、非跳躍時間算出部1202は、着床判定部523より取得したスキャン回数(m)に、1回のスキャンに要する時間(Pt)をかけあわせることで、n回目の非跳躍時間(Tn)を算出する(下式参照)。非跳躍時間算出部1202は、算出した非跳躍時間を非跳躍時間記憶部1203に記憶する。
総跳躍時間算出部1205は、それぞれの非跳躍時間(Tn)と、競技時間(St)と、オフセット値に応じた時間(Toff)とに基づいて、総跳躍時間(Ft)を算出する(下式参照)。
T得点部1206は、特定したT得点を、総跳躍時間(Ft)とともに出力部1207に通知する。
出力部1207は、H得点部527より通知された着床位置情報及びH得点を含む得点算出結果と、T得点部1206より通知された総跳躍時間及びT得点を含む得点算出結果とを、表示部405に表示する。
<総跳躍時間の具体例>
次に、得点算出部1200により算出される総跳躍時間の具体例について説明する。図13は、総跳躍時間の具体例を示す図である。このうち、図13の1300aは、横軸に計測開始指示を受信してからの経過時間をとり、縦軸に状態(跳躍状態または非跳躍状態)をとったグラフである。
次に、得点算出部1200により算出される総跳躍時間の具体例について説明する。図13は、総跳躍時間の具体例を示す図である。このうち、図13の1300aは、横軸に計測開始指示を受信してからの経過時間をとり、縦軸に状態(跳躍状態または非跳躍状態)をとったグラフである。
図13の1300aの例は、競技時間(St)の間に、非跳躍状態に4回移行し、跳躍状態に3回移行したことを示している。
また、図13の1300aの例は、1回目の非跳躍状態移行時に、レーザスキャナ装置110により5回のスキャンが行われ、非跳躍時間としてT1が算出されたことを示している。同様に、図13の1300aの例は、2回目の非跳躍状態移行時に、レーザスキャナ装置110により7回のスキャンが行われ、非跳躍時間としてT2が算出されたことを示している。同様に、図13の1300aの例は、3回目の非跳躍状態移行時に、レーザスキャナ装置110により4回のスキャンが行われ、非跳躍時間としてT3が算出されたことを示している。同様に、図13の1300aの例は、4回目の非跳躍状態移行時に、レーザスキャナ装置110により5回のスキャンが行われ、非跳躍時間としてT4が算出されたことを示している。
図13の1300bは、オフセット記憶部1204に記憶されているオフセット値に応じた時間(Toff)の詳細を示している。上述した通り、レーザ光201〜204は、ベッド部152に略平行に出射される。オフセット記憶部1204には、ベッド部152とレーザ光201〜204との間の距離であるオフセット値に応じた時間(ベッド部152にへこみ領域が発生したからオフセット値に到達するまでの時間:Toff)が予め記憶されている。
図13の1300a、1300bの例によれば、総跳躍時間算出部1205により算出される総跳躍時間(Ft)は、以下のようになる。
次に、得点算出部1200における着床位置及び総跳躍時間計測処理の流れについて説明する。図14は、着床位置及び総跳躍時間計測処理の流れを示すフローチャートである。図10に示した着床位置計測処理との相違点は、ステップS1401、S1402、S1403である。
ステップS1401において、非跳躍時間算出部1202は、着床判定部523より、競技者600が非跳躍状態にある間のスキャン回数(m)を取得し、1回のスキャンに要する時間(Pt)をかけあわせることで、非跳躍時間(Tn)を算出する。
ステップS1402において、着床位置算出部526は、算出した着床位置を示す座標(xn,yn)を、n回目の非跳躍状態移行時の着床位置情報として得点算出結果に記録する。また、非跳躍時間算出部1202は、n回目の非跳躍時間(Tn)を得点算出結果に記録する。
ステップS1403において、総跳躍時間算出部1205は、それぞれの非跳躍時間(Tn)と、競技時間(St)と、オフセット値に応じた時間(Toff)とを用いて、総跳躍時間(Ft)を算出し、得点算出結果に記録する。また、T得点部1206は、総跳躍時間(Ft)に基づいてT得点を特定し、得点算出結果に記録する。更に、出力部1207は、得点算出結果を表示部405に表示する。
<得点算出結果の具体例>
次に、出力部1207より表示される得点算出結果の具体例について説明する。図15は、得点算出結果の具体例を示す第2の図である。第2の実施形態において、出力部1207は、H得点を含む得点算出結果1100(図15の1500a)に加えて、T得点を含む得点算出結果1500(図15の1500b)を表示する。
次に、出力部1207より表示される得点算出結果の具体例について説明する。図15は、得点算出結果の具体例を示す第2の図である。第2の実施形態において、出力部1207は、H得点を含む得点算出結果1100(図15の1500a)に加えて、T得点を含む得点算出結果1500(図15の1500b)を表示する。
図15の1500bに示すように、得点算出結果1500は、情報の項目として、"ID"、"非跳躍状態移行"、"非跳躍時間"、"総跳躍時間"、"T得点"を含む。
"ID"には、各競技者を識別するための識別子が格納される。"非跳躍状態移行"には、トランポリン競技において、競技者が非跳躍状態に移行した非跳躍状態移行回数(n)が格納される。"非跳躍時間"には、各回の非跳躍時間が格納される。例えば、非跳躍時間(T1)は、1回目の非跳躍状態移行時の非跳躍時間を示し、非跳躍時間(T2)は、2回目の非跳躍状態移行時の非跳躍時間を示す。
"総跳躍時間"には、それぞれの非跳躍時間を用いて算出された総跳躍時間が格納される。"T得点"には、総跳躍時間に基づいて特定されたT得点が格納される。
以上の説明から明らかなように、第2の実施形態における計測システムは、競技者が非跳躍状態にある間のm回分のスキャンにより取得したスキャンデータに基づいて非跳躍時間を算出する。また、第2の実施形態における計測システムは、算出した非跳躍時間と、オフセット値に応じた時間と、競技時間とに基づき総跳躍時間を算出する。
このように、第2の実施形態における計測システムによれば、トランポリン競技の競技者がベッド部に着床した際の着床位置に加え、トランポリン競技の競技者の総跳躍時間を算出することができる。
[その他の実施形態]
上記第1及び第2の実施形態では、レーザスキャナ装置110を、トランポリン150の矩形のフレーム151の頂点位置に1台配する場合について説明したが、レーザスキャナ装置110の位置は、フレーム151の頂点位置に限定されない。また、レーザスキャナ装置110の台数は、1台に限定されず、2台以上であってもよい。2台以上配することで、フィッティング精度をより向上させることができる。
上記第1及び第2の実施形態では、レーザスキャナ装置110を、トランポリン150の矩形のフレーム151の頂点位置に1台配する場合について説明したが、レーザスキャナ装置110の位置は、フレーム151の頂点位置に限定されない。また、レーザスキャナ装置110の台数は、1台に限定されず、2台以上であってもよい。2台以上配することで、フィッティング精度をより向上させることができる。
また、上記第1の実施形態では、競技者が非跳躍状態にある間のm回分のスキャンにより取得されたスキャンデータを用いて、着床位置を示す座標を算出するものとして説明した。しかしながら、着床位置を示す座標の算出に用いるスキャンデータは、m回分のスキャンにより取得されたスキャンデータのうちの一部のスキャンデータであってもよい。例えば、非跳躍状態に移行することでへこみ領域が生じてから、当該へこみ領域が最大になるまでの間にスキャンされたスキャンデータを、着床位置を示す座標の算出に用いるようにしてもよい。
また、上記第1の実施形態において、着床判定部523は、ベッド部152内に含まれる全ての座標をフィッティング処理部524に通知するものとして説明した。しかしながら、着床判定部523が通知する座標は、ベッド部152内に含まれる座標の一部であってもよい。具体的には、ベッド部152の所定範囲内に含まれる座標を通知するようにしてもよい。
また、上記第1の実施形態において、フィッティング処理部524は、円形状によりフィッティングを行うものとして説明したが、円形状以外の形状(例えば、楕円形状)によりフィッティングを行うようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態では、競技者が非跳躍状態にある間のスキャン回数(m)に基づき非跳躍時間(Tn)を算出し、競技時間(St)から、非跳躍時間(Tn)及びオフセット値に応じた時間(Toff)を減算することで、総跳躍時間(Ft)を算出した。しかしながら、総跳躍時間(Ft)の算出方法はこれに限定されない。例えば、n回目の非跳躍状態移行時のタイミングと、n+1回目に非跳躍状態移行時のタイミングとに基づいて各跳躍時間を算出し、算出した各跳躍時間を加算することで総跳躍時間(Ft)を算出するようにしてもよい。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 :計測システム
110 :レーザスキャナ装置
120 :データ処理装置
130 :レーザスキャナ制御部
140 :得点算出部
150 :トランポリン
151 :フレーム
152 :ベッド部
521 :スキャンデータ取得部
522 :指示取得部
523 :着床判定部
524 :フィッティング処理部
526 :着床位置算出部
527 :H得点部
528 :出力部
610 :2次元座標平面
700 :へこみ領域
710 :スキャンデータ
810 :円形状
1100 :得点算出結果
1200 :得点算出部
1201 :競技時間算出部
1202 :非跳躍時間算出部
1205 :総跳躍時間算出部
1206 :T得点部
1207 :出力部
1500 :得点算出結果
110 :レーザスキャナ装置
120 :データ処理装置
130 :レーザスキャナ制御部
140 :得点算出部
150 :トランポリン
151 :フレーム
152 :ベッド部
521 :スキャンデータ取得部
522 :指示取得部
523 :着床判定部
524 :フィッティング処理部
526 :着床位置算出部
527 :H得点部
528 :出力部
610 :2次元座標平面
700 :へこみ領域
710 :スキャンデータ
810 :円形状
1100 :得点算出結果
1200 :得点算出部
1201 :競技時間算出部
1202 :非跳躍時間算出部
1205 :総跳躍時間算出部
1206 :T得点部
1207 :出力部
1500 :得点算出結果
Claims (11)
- トランポリンのベッド部の下側に配され、該ベッド部と略平行な方向にレーザ光をスキャンするレーザスキャナ装置から、該ベッド部に生じたへこみ領域までの距離及びへこみ領域の方向を示すスキャンデータを取得し、
取得した前記スキャンデータに基づいて、前記へこみ領域の中心位置を特定し、特定した前記中心位置に基づいて、トランポリン競技の競技者の前記ベッド部における着床位置を算出する、
処理をコンピュータが実行する計測方法。 - 取得した前記スキャンデータに基づいて、前記へこみ領域の断面の形状を算出することで、前記へこみ領域の中心位置を特定することを特徴とする請求項1に記載の計測方法。
- 前記ベッド部の4つの頂点のうちの少なくとも1つ以上の頂点に対応する位置に配された前記レーザスキャナ装置から、前記スキャンデータを取得することを特徴とする請求項2に記載の計測方法。
- 取得した前記スキャンデータの2次元座標平面における位置が、前記ベッド部に含まれるか否かを判定することで、トランポリン競技の競技者が非跳躍状態にあるか否かを判定する、
処理を前記コンピュータが実行する請求項2に記載の計測方法。 - 取得した1スキャン分の前記スキャンデータの2次元座標平面における各位置に、円形状をフィッティングさせることで、前記断面の形状を算出することを特徴とする請求項4に記載の計測方法。
- 前記競技者が非跳躍状態にある間に、前記レーザ光を複数回スキャンすることで算出された複数の断面それぞれの中心位置を平均し、前記着床位置を算出することを特徴とする請求項5に記載の計測方法。
- 前記競技者が非跳躍状態にある間に、前記レーザ光をスキャンしたスキャン回数を用いて前記競技者の非跳躍時間を算出する、
処理を前記コンピュータが実行することを特徴とする請求項4に記載の計測方法。 - 前記競技者の競技時間から、前記競技者が非跳躍状態に移行することで算出される、それぞれの非跳躍時間を減算することで、前記競技者の総跳躍時間を算出する、
処理を前記コンピュータが実行することを特徴とする請求項7に記載の計測方法。 - 前記競技者の競技時間から、更に、前記ベッド部と前記レーザ光がスキャンするスキャン面との間の距離に応じた時間を減算することで、前記総跳躍時間を算出することを特徴とする請求項8に記載の計測方法。
- トランポリンのベッド部の下側に配され、該ベッド部と略平行な方向にレーザ光をスキャンするレーザスキャナ装置から、該ベッド部に生じたへこみ領域までの距離及びへこみ領域の方向を示すスキャンデータを取得する取得部と、
取得した前記スキャンデータに基づいて、前記へこみ領域の中心位置を特定し、特定した前記中心位置に基づいて、トランポリン競技の競技者の前記ベッド部における着床位置を算出する算出部と
を有することを特徴とする計測システム。 - トランポリンのベッド部の下側に配され、該ベッド部と略平行な方向にレーザ光をスキャンするレーザスキャナ装置から、該ベッド部に生じたへこみ領域までの距離及びへこみ領域の方向を示すスキャンデータを取得し、
取得した前記スキャンデータに基づいて、前記へこみ領域の中心位置を特定し、特定した前記中心位置に基づいて、トランポリン競技の競技者の前記ベッド部における着床位置を算出する、
処理をコンピュータに実行させるための計測プログラム。
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