JP6755229B2 - 歯間ブラシ - Google Patents
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Description
しかし、歯ブラシの形状は固定されており、歯の形に完全に対応させるのは難しく、しかも歯間内に進入させることができず、歯間に残る食物を徹底的に排除するのは容易ではない。
そのため、一般的には、ようじ或いはデンタルフロスを補助的に用いてケアを行っている。
ようじは、食物の残滓を取り除くことはできるが、硬いため、歯茎の出血或いは歯表面の欠損を招く。
一方、デンタルフロスは歯間に入ることはできるが、食物残滓の一部を取り除くことができるだけで、徹底的にケアすることはできない。
こうして、歯を徹底的にケアし、口腔内を衛生的に保つため、歯間ブラシが開発された。
しかし、歯間ブラシ1は歯間に進入し歯のケアと歯茎のマッサージを行うことはできるが、歯間中に進入する軟性ブラシ13と歯茎部位及び歯間表面が接触する表面積は極めて小さいため、歯間ブラシ1の歯茎に対するマッサージの効果が十分でない。
しかも、外力を加える過程において、軟性ブラシ13は十分な強度で歯垢或いは食物残滓を歯間外へと引き出すことができないため、クリーニング効果が低く、改善が必要である。
本発明が解決しようとする課題は、歯茎のマッサージ及び歯間に残っている食物或いは歯垢を確実に除去でき、クリーニング効果と利便性を効果的に高められる歯間ブラシを提供することにある。
或いは、前記各クリーニング部の周壁は延伸して隣接する別のクリーニング部の接面に連接し、これにより前記各クリーニング部は前記棒部上で直列状に接続されてもよい。
この場合、前記各クリーニング部の周壁は、長いものと短いものが交互に設置されることがある。
または、少なくとも2個の前記クリーニング部が相互につながってユニットを形成し、前記各ユニットは、相互に間隔を開けて前記棒部上に設置される。
前記接面は陥没して、前記接面のホルダー側に収容空間を形成してもよい。
従って、歯間のクリーニング効果を大きく向上させられ、同時にクリーニング部は、棒部を取り囲んで環状に設置されるため、クリーニングセットと歯茎、歯間の接触面積は大きく、食物残滓或いは歯垢を効果的に除去できるだけでなく、クリーニング過程において、歯茎マッサージの効果を達成でき、さらに便利に使用できる。
図2、図3に示す通り、第一実施例の歯間ブラシ3は、ホルダー31、ホルダー31から延伸して末端321を形成する棒部32、及び棒部32に設置されたクリーニングセット33を有する。
各クリーニング部330は、棒部32の外周に環状に設置される。即ち、各クリーニング部330は、棒部32の外周囲を取り囲んで形成される。
各クリーニング部330は、接面331、及び接面331に続いて延伸する周壁332を有する。
接面331は、棒部32の中心軸に直交する面であって、ホルダー31方向に面し、しかも接面331の直径は、棒部32の直径より大きい。
周壁332は、接面331の外周縁からホルダー31と反対方向へ徐々に径を縮小しながら延伸する。即ち、周壁332は、棒部32の末端321方向へ向かい徐々に収縮する。
尖角部333は、接面331の最も外側の周縁に形成され、これによりクリーニング部330全体は、錐状(円錐状など)を成し、棒部32上に環状に設置される。
従って、クリーニング部330は、径の小さい側から歯間に進入して異物を除去し、しかも、歯茎マッサージの効果を達成できる。
さらに、各クリーニング部330は、相互に間隔を開けて設置され、各クリーニング部330間には、棒部32が露出(図2参照)される。
なお、クリーニング部330は、可撓性或いは弾性を備える材料などの軟性材質を用いて製造され、歯及び歯茎への傷害を回避する。
周壁332は、棒部32の末端321方向へと徐々に収縮し、錐状を成すため、クリーニング部330は迅速かつ簡単に歯間に入る。
加えて、クリーニング部330は、全体が棒部32を取り囲んで環状に設置される設計であるため、十分な面積で歯茎に接触でき、歯茎マッサージの効果を達成できる。
即ち、尖角部333は、歯A表面の歯垢及び歯間に残留する食物残滓を効果的に削り取ることができ、しかも削り取った後の歯垢と残滓は接面331上に載り、引き出し動作に従い、接面331といっしょに外へと引き出され、こうして歯のクリーニング効果及び使用の利便性を効果的に高められる。
ホルダー31、棒部32、クリーニングセット33の細部の構成部材及び目的と効果は、第一実施例と同様であるため、ここでは詳述しない。
クリーニングセット33は、少なくとも2個のクリーニング部330が相互につながり、ユニットを形成する。
各ユニットは、相互に間隔を開けて棒部32上に設置される。
図に示す例では、各クリーニング部330は2個ずつつながって1個のユニットを形成するが、2個よりも多くのクリーニング部330がつながっていてもよい。
前述の第二実施例と同様、本実施形態のクリーニングセット33の複数のクリーニング部330も、直列接続方式を呈する。
両者の異なる点は、本実施形態中においては、各クリーニング部330の周壁332の延伸長さは、長いものと短いものが交互に設置される点である。
本実施形態中において、各クリーニング部330の接面331は、外周縁から棒部32に向かって次第にホルダー31から遠ざかるよう陥没し、収容空間334を形成する。
即ち、収容空間334は、接面331のホルダー側に、棒部32から尖角部333までの間の陥没区に形成されるため、クリーニング部330を歯間に挿入した後は、収容空間334に、歯垢及び食物残滓を収容できる。
これにより、歯垢及び食物残滓をさらに容易に歯間外へと持ち出せるようになり、歯間のクリーニング効果を高めることができる。
そのため使用時には、徐々に収縮する形状を呈する周壁は、簡単に歯間中に進入し、しかも歯間ブラシを外へと引き出す時には、周壁のサポート作用を利用し、尖角部と接面は十分なサポート力を備えるため、歯間に残留する食物或いは歯垢を削り取り、しかも除去できる。
加えて、クリーニング部の錐状で環状に設置されているので、歯間ブラシは十分な面積で歯茎に接触し、歯茎マッサージの効果を達成する。
こうして、歯のクリーニングと歯茎マッサージの二重の効果を達成し、使用の利便性を高めることができる。
11 ホルダー
12 棒部
13 ブラシ
3 歯間ブラシ
31 ホルダー
32 棒部
33 クリーニングセット
330 クリーニング部
331 接面
321 末端
332 周壁
333 尖角部
334 収容空間
Claims (5)
- 歯間ブラシであって、ホルダー、前記ホルダーから延伸して末端を形成する棒部、及び前記棒部に設置されるクリーニングセットを有し、
前記末端は、前記ホルダーと反対方向に形成され、
前記クリーニングセットは、前記棒部の外周面に環状に設置され、歯間に挿入される複数のクリーニング部を有し、
前記複数のクリーニング部は、それぞれ、前記ホルダー方向に面する接面、及び、前記接面の外周縁から前記末端方向へ徐々に径を縮小しながら延伸する周壁を有し、前記棒部の外周囲を取り囲んで形成される錐状をなし、前記接面と前記周壁のつながり位置には、歯垢及び食物残渣を削り取る尖角部が形成され、
前記複数のクリーニング部の前記各接面は、前記削り取られた歯垢及び食物残渣を載せる面として、前記棒部の外周壁を取り囲んで形成され、前記各接面の直径は、前記各接面が設置される箇所の前記棒部の直径より大きく、
少なくとも2個の前記クリーニング部が相互につながってユニットを形成し、前記棒部の外周面に複数の前記ユニットが環状に設置され、
前記各ユニットは、相互に間隔を開けて前記棒部上に設置され、同じユニットを形成する前記クリーニング部の周壁は延伸して隣接する別のクリーニング部の接面に連接し、これにより同じユニットを形成する前記各クリーニング部は前記棒部上で直列状に接続され、
前記複数のユニットは、前記ホルダー側のユニットに対して前記末端側のユニットのクリーニング部の接面の直径が小さく、各ユニットのクリーニング部の接面の直径が前記末端の方向に向かって徐々に縮小していることを特徴とする、歯間ブラシ。 - 前記各クリーニング部の周壁は、前記棒部の軸方向に対して、長いものと短いものが交互に設置されることを特徴とする、請求項1に記載の歯間ブラシ。
- 前記接面は前記ホルダーから遠ざかるように陥没して、前記接面のホルダー側に、歯垢及び食物残渣を収容する収容空間を形成したことを特徴とする、請求項1に記載の歯間ブラシ。
- 前記複数のクリーニング部は円錐状をなし、前記接面は、それぞれ、円形状をなしていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の歯間ブラシ。
- 前記棒部の径は、前記末端方向に向かって徐々に縮小することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の歯間ブラシ。
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