JP6754670B2 - 吐出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、吐出容器に関する。
従来、例えば下記特許文献1に示されるように、内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に上方付勢状態で下方移動可能に配設されたステムを有する吐出器と、を備える吐出容器が知られている。
特開2000−142766号公報
しかしながら、上記従来の吐出容器では、内容物の吐出態様が吐出器の仕様によって概ね決定されてしまうので、異なる吐出態様に切り換えることが困難である。
例えば、1回の吐出操作によって吐出器から吐出される吐出量よりも多量の内容物を吐出するように切り換えることや、吐出器から吐出される内容物の吐出形状(例えば霧状)とは異なる吐出形状(例えば線状)で内容物を吐出するように切り換えることが困難である。従って、状況に応じて吐出態様を切り換えるといった多様な使い方ができず、改善の余地がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、内容物の吐出態様を簡便に切り換えることができる吐出容器を提供することである。
(1)本発明に係る吐出容器は、内容物が収容されると共に減容変形可能な内容器、及び前記内容器が内装される弾性変形可能な外容器を備える容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、内容物を吐出する第1吐出口が形成された吐出キャップと、前記吐出キャップに離脱自在に装着された連結キャップと、前記連結キャップに装着された吐出器と、を備え、前記吐出器は、シリンダと、前記シリンダに上方付勢状態で下方移動可能に配設されたステムと、前記ステムの上端部に装着され、内容物を吐出する第2吐出口が形成された押下ヘッドと、を備え、前記吐出キャップは、前記容器本体の口部を塞ぐ第1天壁部と、前記第1天壁部に上方に向けて突出するように形成された吐出筒部と、を有し、前記吐出筒部の内側が、前記第1天壁部を貫通する前記第1吐出口とされ、前記連結キャップは、前記第1吐出口内と前記シリンダの下端開口部内とを連通する連通部材を備える。
本発明に係る吐出容器によれば、第1吐出口及び第2吐出口を備えているので、いずれかの吐出口を任意に選択して、内容物を吐出させることができる。
第1吐出口から内容物を吐出する場合には、吐出器が装着された連結キャップを吐出キャップから離脱させて第1吐出口を開放させることができ、第1吐出口を通じて容器本体内に収容された内容物を外部に吐出することができる。このとき、例えば容器本体の口部が下向きとなるように容器本体を傾倒或いは倒立(上下反転)させる、又は外容器を径方向内側にスクイズ変形(弾性変形)させて内容器の内圧を上昇させることで、内容物を吐出することができる。
第2吐出口から内容物を吐出する場合には、連結キャップが吐出キャップに装着されている状態で、押下ヘッドを押下操作してステムを下方移動させる。これにより、シリンダ内の内容物を第2吐出口から外部に吐出することができる。
なお、押下ヘッドの押下操作を解除すると、ステムが上方付勢によって上方に復元移動するのでシリンダ内が負圧になる。これにより、容器本体内に収容されている内容物を第1吐出口及び連通筒部を介してシリンダ内に吸い上げることができ、次回の吐出に備えることができる。
このように、第1吐出口或いは第2吐出口を任意に選択して内容物を吐出することができる。特に、第2吐出口は吐出器の押下ヘッドに形成されているので、例えば少量の内容物を霧状で吐出させることが可能である。これに対して第1吐出口は、容器本体の口部に装着される連結キャップに形成されているので、設計上の制約を受け難く、第2吐出口とは異なる吐出態様で内容物を吐出させることができる。例えば第1吐出口の開口面積を第2吐出口よりも大きくして、第2吐出口よりも多量の内容物を線状(或いは液滴状)に吐出させることが可能である。
従って、第1吐出口或いは第2吐出口を任意に選択するだけで、内容物の吐出態様を簡便に切り換えることができ、例えば用途に適した最適な吐出を行うといった多様な使い方を行うことができる。そのため、使い易く、利便性が向上した吐出容器とすることができる。
(2)前記連結キャップは、ヒンジ部を介して前記吐出キャップに連結されると共に、前記ヒンジ部回りの回転によって前記吐出キャップから離脱可能とされても良い。
この場合には、連結キャップをヒンジ部回りに回転させるだけの簡便な操作で、吐出キャップからの連結キャップの離脱操作と、吐出キャップに対する連結キャップの装着操作を行えるので、第1吐出口及び第2吐出口を利用した内容物の吐出態様の切り換えをスムーズに行える。
(3)前記連結キャップは、前記ヒンジ部を介して前記吐出キャップに連結された第1連結キャップと、前記吐出器が装着されると共に、前記第1連結キャップに対して分離可能に装着された第2連結キャップと、を備えても良い。
この場合には、吐出器が必要なときだけ第2連結キャップを第1連結キャップに取り付けて使用できるので、例えば第1吐出口からの吐出を主に選択して使用する場合には、第2連結キャップ及び吐出器を取り外しておくことができる。そのため、容器高さを抑えてコンパクトにすることができる。
また、吐出器及び第2連結キャップを付け替えユニットとして利用できると共に、吐出器及び第2連結キャップ以外の部品を交換ユニットとすることができる。従って、内容物を使い切った後、容器本体内に内容物が充填された新たな交換ユニットに対して付け替えユニットを装着することで、継続した使用を行える。
このように、付け替えユニットについては共通で使用し、交換ユニットだけの交換で継続的に使用し続けることができるので、維持コストを削減できると共に利便性をより向上できる。
(4)前記連結キャップは、前記吐出キャップに対して分離可能に装着されても良い。
この場合には、例えば第1吐出口からの吐出を主に選択して使用する場合には、連結キャップの全体及び吐出器を取り外しておくことができるので、容器高さをさらに抑えてコンパクト化を図ることができる。
また、この場合も連結キャップの全体及び吐出器を付け替えユニットとして利用できると共に、連結キャップ及び吐出器以外の部品を交換ユニットとすることができる。特に交換ユニットの部品点数を減らすことができるので、維持コストをさらに削減することができる。
本発明に係る吐出容器によれば、内容物の吐出態様を簡便に切り換えることができ、用途に適した最適な吐出を行うといった多様な使い方を行うことができる。
本発明に係る吐出容器の第1実施形態を示す縦断面図である。 図1に示す第1吐出口の周辺を拡大した吐出容器の縦断面図である。 図1に示す吐出器の周辺を拡大した吐出容器の縦断面図である。 図1に示す状態から、第2キャップをヒンジ部回りに開操作した後、第1吐出口から内容物を吐出している状態を示す図である。 図1に示す状態から、押下ヘッドを押下操作して、第2吐出口から内容物を吐出している状態を示す図である。 本発明に係る吐出容器の第2実施形態を示す縦断面図である。 図6に示す第1吐出口の周辺を拡大した吐出容器の縦断面図である。 図6に示す状態から、第2キャップをヒンジ部回りに開操作した状態を示す図である。 本発明に係る吐出容器の第3実施形態を示す縦断面図である。 図9に示す第1吐出口の周辺を拡大した吐出容器の縦断面図である。 図9に示す状態から分離キャップを取り外した後、ヒンジキャップに蓋キャップを装着した状態を示す図である。 本発明に係る吐出容器の変形例を示す図であって、第1キャップと第2キャップとを連結する係止片周辺の拡大断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る吐出容器の第1実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している場合がある。
図1に示すように、本実施形態の吐出容器1は、図示しない内容物が収容されると共にしぼみ変形(減容変形)可能な可撓性に富む内容器2、及び内容器2が内装される外容器3を有する有底筒状の容器本体4と、容器本体4の口部10に装着され、内容物を吐出する第1吐出口5が形成された第1キャップ(吐出キャップ)6と、第1キャップ6に離脱自在に装着された第2キャップ(連結キャップ)7と、第2キャップ7に装着された吐出器8と、を備えている。
なお、内容物としては特に限定されるものではないが、例えば化粧液、液状食品(調味料液、醤油、酢等)、洗浄液、薬液等が挙げられる。
本実施形態では、容器本体4の中心軸を容器軸O1といい、容器軸O1に沿った吐出器8側を上側、その反対側を下側という。また、容器軸O1方向から見た平面視において、容器軸O1に直交する方向を径方向といい、容器軸O1回りに周回する方向を周方向という。
容器本体4は、ブロー成形により形成され、例えば外容器3の内面に内容器2が剥離可能に積層された積層剥離型容器(デラミボトル)とされている。
ブロー成形としては、例えば押出成形等によって二重(内外)に組み合わされた積層パリソンを形成し、この積層パリソンを押出しブロー成形することで容器本体4を形成しても良い。また、射出成形等によって外容器用のプリフォーム、及び内容器用のプリフォームを形成し、これらを二重(内外)に組み合わせた後、二軸延伸ブロー成形することで容器本体4を形成しても構わない。
さらに、外容器用のプリフォームを先に二軸延伸ブロー成形して外容器3を形成した後、内容器用のプリフォームを内部に配置し、その後、内容器用のプリフォームを二軸延伸ブロー成形することで容器本体4を形成しても構わない。
内容器2及び外容器3の材質は樹脂材料とされ、剥離可能な組み合わせであれば互いに同材質でも構わないし異材質でも構わない。樹脂材料の一例としては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、ナイロン(ポリアミド)、EVOH(エチレン−ビニルアルコール共重合体)等が挙げられる。これらの樹脂材料の中から、外容器3と内容器2とは剥離可能となる組み合わせで形成される。
容器本体4は、口部10、肩部11、胴部12及び底部が上側から順に連設された有底筒状に形成されている。なお、底部は各図面において図示を省略している。
外容器3はスクイズ変形(弾性変形)可能とされ、外容器3のスクイズ変形に伴って内容器2はしぼみ変形する。よって、外容器3のうち少なくとも胴部12に位置する部分は、容器内側に向けて弾性変形可能とされている。
容器本体4の口部10は、内容器2と外容器3とが積層されることで構成されている。図示の例では、容器本体4の口部10は、肩部11の上端部から上方に向けて延びた下筒部13と、下筒部13の上端部から上方に向けて延びると共に、下筒部13よりも径が小さく形成された上筒部14と、を有する二段筒状に形成されている。上筒部14のうち外容器3を構成する部分の外周面には、第1ねじ部15が形成されている。
なお、本実施形態の吐出容器1は、内容器2と外容器3との間の隙間への空気(外気)の流入を許容し、且つ内容器2と外容器3との間の隙間からの空気の流出を規制する図示しない空気導入部を具備している。
図1及び図2に示すように、第1キャップ6は、容器本体4の口部10を径方向外側から囲む第1周壁部20と、第1周壁部20の上端開口部を閉塞する第1天壁部21と、を備えた有頂筒状に形成され、容器軸O1と同軸に配設されている。
第1周壁部20の内周面には、容器本体4の口部10に形成された第1ねじ部15に螺着される第2ねじ部22が形成されている。これにより、第1キャップ6の全体は容器本体4の口部10に装着されている。
ただし、第1キャップ6の装着方法は、螺着に限定されるものではなく、例えば打栓によるアンダーカット嵌合によって容器本体4の口部10に装着しても良い。
第1天壁部21は、容器本体4の口部10の上端開口縁上に配置され、容器本体4の口部10を塞いでいる。第1天壁部21には、下方に向けて突出すると共に容器本体4の口部10の内側に密に嵌合するシール筒部23が形成されている。
第1天壁部21には、上方に向けて突出すると共に、その内側が第1天壁部21を容器軸O1方向に貫通する上記第1吐出口5とされた吐出筒部24が形成されている。
図示の例では、吐出筒部24及び第1吐出口5は容器軸O1に対して径方向外側にずれた位置に形成されている。ただし、この場合に限定されるものではなく、吐出筒部24及び第1吐出口5を容器軸O1と同軸に形成しても構わない。なお、第1吐出口5の中心軸を吐出軸O2という。
図示の例では、吐出筒部24は上方に向かうにしたがい漸次拡径している。この際、吐出筒部24は全周に亘って均等に拡径するのではなく、吐出軸O2よりも後述するヒンジ部37側に位置する部分が径方向外側に向かって大きく広がるように拡径している。
吐出筒部24の内側には、吐出筒部24から下方に向けて延びる吸上げ筒部25が吐出軸O2と同軸に配設されている。
吸上げ筒部25は、上方から下方に向かうにしたがって外径が漸次縮径した円筒状に形成されている。吸上げ筒部25の上端部と吐出筒部24の内周面とは、吐出軸O2回りに間隔をあけて配置された複数の連結リブ26によって径方向に一体に連結されている。これにより吸上げ筒部25は、連結リブ26を介して吐出筒部24に対して一体に形成されている。
吸上げ筒部25の下端部側における内側には、内容物を吸上げるチューブ体27が下方から差し込まれて嵌合されている。チューブ体27は下方に向けて延びており、その下端部は容器本体4の底部付近に位置している。
このように吐出筒部24の内側に吸上げ筒部25が配設されているので、内容物は、周方向に隣り合う連結リブ26同士の間に形成された隙間を通じて第1吐出口5を通過することが可能とされていると共に、チューブ体27及び吸上げ筒部25の内側を通じて第1吐出口5を通過することが可能とされている。
図1〜図3に示すように、第2キャップ7は、第1周壁部20の上方に配置された第2周壁部30と、第2周壁部30の径方向内側に配置された支持筒部31と、第2周壁部30の上端部と支持筒部31の上端部とを径方向に一体に連結する環状のフランジ壁32と、を主に有する二重筒状に形成され、第1キャップ6の上方に容器軸O1と同軸に配設されている。
第2周壁部30は、吐出筒部24を径方向外側から囲むと共に第1周壁部20と略同径に形成された下側周壁部35と、下側周壁部35の上端部から上方に向けて延びた上側周壁部36と、を備えている。
図示の例では、上側周壁部36は下側周壁部35との接続部分から上方に向かうにしたがって漸次縮径するように形成されている。ただし、上側周壁部36の形状はこの場合に限定されるものではなく、容器軸O1方向の全長に亘って同径とされた円筒状に形成されても構わない。
下側周壁部35は、第1周壁部20に対してヒンジ部37を介して一体に連結され、第1周壁部20の上端部に離脱可能に外嵌されている。これにより、第2キャップ7の全体は、ヒンジ部37回りに回転可能とされ、この回転によって第1キャップ6から離脱可能とされている。
下側周壁部35の下端部には、容器軸O1を挟んでヒンジ部37とは反対側に位置する部分から径方向外側に突出するように操作突片38が形成されている。これにより、操作突片38を利用して、第2キャップ7の回転操作を容易に行うことが可能とされている。
支持筒部31は、フランジ壁32の内周縁部から下方に向けて延びた第1支持筒部40と、第1支持筒部40の下端部から下方に向けてさらに延びた第2支持筒部41と、を備え、吐出筒部24の上方に容器軸O1と同軸に配設されている。支持筒部31は、吐出器8の後述するシリンダ51の下端部を内部に収容した状態で、シリンダ51を支持する。
第2支持筒部41は、吐出筒部24の内径、及び環状のフランジ壁32の内径よりも径が小さい円筒状に形成され、その下端部は吐出筒部24内に上方から僅かに入り込んでいる。第1支持筒部40は、フランジ壁32の内周縁部から下方に向かうにしたがって漸次縮径する断面テーパ状に形成されている。
第2支持筒部41の下端部には、第2支持筒部41の下端開口部を塞ぐ閉塞板42が一体に形成されている。閉塞板42には、第1連通筒部43及び第2連通筒部44が下方に向けて延びるように形成されている。
第1連通筒部43は、吐出軸O2と同軸に配設され、吐出筒部24内に上方から挿入されていると共に、その下端部が吐出筒部24の内側に離脱自在に密に嵌合されている。
第2連通筒部44は、第1連通筒部43の内側に吐出軸O2と同軸に配設され、吸上げ筒部25内に上方から挿入されていると共に、その下端部が吸上げ筒部25の内側に離脱自在に密に嵌合されている。第2連通筒部44の内側は、閉塞板42を容器軸O1方向に貫通する連通孔45を通じて支持筒部31の内側に連通している。
これにより、第2連通筒部44を通じて、第1吐出口5内と支持筒部31の内側に収容されるシリンダ51の下端開口部51a内とを連通することができ、チューブ体27及び吸上げ筒部25の内側を通じて第1吐出口5を通過する内容物をシリンダ51の下端開口部51a内に導入させることが可能となる。
なお、第1連通筒部43及び第2連通筒部44は、第1キャップ6に対する第2キャップ7の離脱に伴って、吐出筒部24内及び吸上げ筒部25内からそれぞれ離脱する。これにより、第1吐出口5を開放させることができ、第1吐出口5を通じて内容物を外部に吐出することが可能となる。
従って、第1連通筒部43及び第2連通筒部44は、第1吐出口5内とシリンダ51の下端開口部51a内とを連通すると共に、第1吐出口5内に離脱可能に嵌合される連通部材46を構成する。
フランジ壁32の内周縁部には、上方に向けて突出した装着筒部47が形成されている。装着筒部47の外周面には、第3ねじ部48が形成されている。吐出器8は、装着筒部47を介して第2キャップ7に対して装着される。
フランジ壁32の外周縁部には、径方向外側に向けて突出した指掛け片49が形成されている。図示の例では、指掛け片49は周方向に沿って円弧状に延びるように形成されている。ただし、この場合に限定されるものではなく、指掛け片49はフランジ壁32の全周に亘って環状に形成されていても構わないし、周方向に間隔をあけて形成されても構わない。
図3に示すように、吐出器8は、第2キャップ7の装着筒部47に装着される装着キャップ50と、シリンダ51及びシリンダ51に上方付勢状態で下方移動可能に配設されたステム52を有するポンプ本体53と、ステム52の上端部に装着され、内容物を吐出する第2吐出口54が形成された押下ヘッド55と、を主に備えている。
装着キャップ50は、装着筒部47を径方向外側から囲む囲繞筒部60と、囲繞筒部60の上端部からさらに上方に向けて突出した外側筒部61と、囲繞筒部60の上端部から径方向内側に向けて延びた円環板状の外フランジ板62と、外フランジ板62の内周縁部から上方に向けて延びた保持筒部63と、保持筒部63の上端部から径方向内側に向けて突出する円環板状の内フランジ板64と、内フランジ板64の内周縁部から下方に延びた案内筒部65と、を備え、容器軸O1と同軸に配設されている。
囲繞筒部60の内周面には、第3ねじ部48に螺着される第4ねじ部66が形成されている。これにより、装着キャップ50は装着筒部47に装着されている。
ただし、装着キャップ50の装着方法は、螺着に限定されるものではなく、例えばアンダーカット嵌合により装着筒部47に装着しても良い。外フランジ板62は、円環状のパッキンを介して装着筒部47の上端開口縁上に配置されている。
囲繞筒部60には、金属製の外郭カバー67が例えば加締め等によって装着されている。外郭カバー67は、囲繞筒部60及び外側筒部61を径方向外側から囲むと共に、上端部が径方向内側に折り返されて、外側筒部61をさらに上方から覆っている。外郭カバー67のうち、外側筒部61を径方向外側から囲んでいる部分には、径方向内側に向けて凹んだ環状の係合溝部68が形成されている。
ステム52は、装着キャップ50の案内筒部65に貫設されると共に容器軸O1と同軸に配設され、案内筒部65によって容器軸O1方向にガイドされている。
シリンダ51は、上方から下方に向かうにしたがって段階的に縮径した多段筒状に形成され、容器軸O1と同軸に配設されている。シリンダ51の上端部は、装着キャップ50における保持筒部63と案内筒部65との間に下方から挿入され、保持筒部63の内側に嵌合されている。これにより、シリンダ51は装着キャップ50と一体に組み合わされている。
シリンダ51の下端部側は、第2キャップ7における支持筒部31内に上方から挿入されると共に、支持筒部31における第2支持筒部41の内側に嵌合されている。これによりシリンダ51は、安定に支持された状態で支持筒部31内に収容されている。従って、吐出器8の全体は第2キャップ7に対してがたつき少なく安定に組み合わされている。
なお、シリンダ51の下端部は、閉塞板42との間に隙間をあけた状態で閉塞板42の上方に配置されている。そのため、シリンダ51の下端開口部51aは、下方に向けて開口していると共に閉塞板42に形成された連通孔45を通じて第2連通筒部44内に連通している。
ポンプ本体53は、シリンダ51の内部に上下摺動可能に配設されたピストン56と、シリンダ51の内部に配設され、ステム52を上方に付勢するコイルばね等の付勢部材57と、シリンダ51の内部に配設され、シリンダ51の下端開口部51aを通じたシリンダ51内への内容物の流入を許容し、且つシリンダ51の下端開口部51aを通じたシリンダ51内からの内容物の流出を規制するボール弁58と、をさらに備えている。
なお、ポンプ本体53としては、公知のポンプ機構を採用することができ、さらなる詳細な説明は省略する。
押下ヘッド55は、頂壁部70と、頂壁部70の中央部分から下方に向けて延び、ステム52の上端部に嵌合された嵌合筒部71と、頂壁部70の外周縁部から下方に向けて延び、装着キャップ50の外側筒部61と保持筒部63との間に画成された環状空間内に上方から進入可能とされたヘッド筒部72と、を備えている。
嵌合筒部71の上端部には、径方向外側に向けて円柱状のノズル軸部73が突設されている。ノズル軸部73には、上記第2吐出口54が形成されたノズルチップ74が装着されている。第2吐出口54は、ノズルチップ74に形成されたスピン溝、及びノズル軸部73とノズルチップ74との間に形成された流通路等を介してステム52の内側に連通している。
本実施形態の吐出容器1は、吐出器8の外郭カバー67及び押下ヘッド55を覆う有頂筒状のキャップ体75をさらに備えている。
キャップ体75における周壁部の内周面には、径方向内側に向けて突出すると共に、外郭カバー67に形成された係合溝部68内に離脱自在に嵌合する環状の係合突起76が形成されている。これにより、キャップ体75は離脱自在に吐出器8に装着されている。
なお、キャップ体75における周壁部の下端部は、第2キャップ7におけるフランジ壁32に対して上方から接触している。これにより、キャップ体75は容器軸O1方向に位置決めされた状態で吐出器8に装着されている。
(吐出容器の作用)
次に、上述のように構成された吐出容器1を利用して内容物を吐出する場合について説明する。なお、シリンダ51内には、容器本体4の内容物が吸い上げられている状態とする。
内容物を吐出する場合には、第1吐出口5或いは第2吐出口54のいずれかの吐出口を任意に選択して、内容物を吐出させることができる。
第1吐出口5から内容物を吐出する場合について説明する。
この場合には、図1に示す状態から、吐出器8が装着された第2キャップ7をヒンジ部37回りに回転操作(開操作)して、図4に示すように第1キャップ6から第2キャップ7を離脱させる。これにより、第1連通筒部43を吐出筒部24内から離脱させることができると共に、第2連通筒部44を吸上げ筒部25内から離脱させることができるので、第1吐出口5を開放させることができる。
第1吐出口5を開放させた後、図4に示すように容器本体4の口部10が下向きとなるように容器本体4を傾倒させることで、第1吐出口5を通じて容器本体4内の内容物を外部に吐出することができる。具体的には、吐出軸O2の周方向に隣り合う連結リブ26同士の間に形成された隙間を通過した内容物を、図4に示す矢印Aのように第1吐出口5から外部に吐出させることができる。
また、図4に示す矢印Bのように、連結リブ26同士の間に形成された隙間のうち、内容物が通過していない残りの隙間を利用して、容器本体4内に空気を流入させることができるので、容器本体4の空気置換を適切に行いながら内容物を吐出させることができる。
また、第1吐出口5から内容物を吐出させる際、例えば外容器3を容器内側にスクイズ変形させ、内容器2を容器内側にしぼみ変形させても構わない。この場合には内容器2がしぼみ変形によって減容するので、内容物を容器本体4内から押し出すことができ、第1吐出口5から効率良く吐出させ易い。
次に、第2吐出口54から内容物を吐出する場合について説明する。
この場合には、図1に示す状態からキャップ体75を取り外した後、図5に示すように、付勢部材57の付勢力に抗して押下ヘッド55を押下操作して、ステム52を下方移動させる。これにより、シリンダ51内の内容物を、ステム52の内側を通じて押下ヘッド55内に導くことができると共に、ノズル軸部73とノズルチップ74との間に形成された流通路、及びノズルチップ74に形成されたスピン溝等を通じて第2吐出口54に導くことができる。その結果、シリンダ51内の内容物を第2吐出口54から外部に向けて吐出することができる。
なお、押下ヘッド55を押下操作する際、指掛け片49を利用することで押下操作を容易に行うことができる。例えば手の平の全体で吐出容器1を把持した状態で、指掛け片49に対して親指及び中指を下方から引っ掛けながら、人指し指で押下ヘッド55の押下操作を行うことができる。これにより、押下ヘッド55の押下操作を安定して行うことができ、第2吐出口54から吐出した内容物を狙い通りに吐出させることができる。
なお、押下ヘッド55の押下を解除すると、付勢部材57による上方付勢力(弾性復元力)によってピストン56、ステム52及び押下ヘッド55が上方に復元移動して元の状態に復帰する。この際、シリンダ51内が負圧になるので、容器本体4内の内容物をチューブ体27内及び第2連通筒部44内を通じてシリンダ51の下端開口部51aからシリンダ51内に吸い上げて、シリンダ51内に溜めることができる。これにより、次回の内容物の吐出に備えることができる。
また、容器本体4内からシリンダ51内に内容物を吸上げることに伴って、内容器2がしぼみ形する。これにより、外容器3と内容器2との間に負圧が生じるので、空気導入部を利用して内容器2と外容器3との間の隙間に空気を流入させることができる。そのため、外容器3の形状を維持したまま、内容器2だけをしぼみ変形させることができる。
上述のように、本実施形態の吐出容器1によれば、第1吐出口5或いは第2吐出口54を任意に選択して内容物を吐出することができる。
特に、押下ヘッド55に形成された第2吐出口54から内容物を吐出する場合には、図5に示すように少量の内容物を霧状に吐出することができる。これに対して、第1吐出口5は、容器本体4の口部10に装着される第2キャップ7に形成されているので、設計上の制約を受け難く、図4に示すように第2吐出口54よりも開口面積が大きい。そのため、第2吐出口54よりも多量の内容物を、第1吐出口5から線状(或いは液滴状)に吐出させることができる。
従って、第1吐出口5或いは第2吐出口54を任意に選択するだけで、内容物の吐出態様(例えば吐出量、吐出形状等)を簡便に切り換えることができ、用途に応じた最適な吐出を行うといった多様な使い方を行うことができる。そのため、使い易く、利便性が向上した吐出容器1とすることができる。
また、第2キャップ7をヒンジ部37回りに回転させるだけの簡便な操作(開閉操作)で、第1キャップ6からの第2キャップ7の離脱操作と、第1キャップ6に対する第2キャップ7の装着操作を行えるので、第1吐出口5及び第2吐出口54を利用した内容物の吐出態様の切り換えをスムーズに行える。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る吐出容器の第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図6及び図7に示すように、本実施形態の吐出容器80は、容器本体4の口部10に吸気孔81が形成されている。吸気孔81は、上筒部14のうち外容器3を構成する部分に形成され、外容器3と内容器2との間に、後述する空気導入孔85を経由して空気(外気)を導入させる。
さらに上筒部14のうち外容器3を構成する部分の外周面には、容器軸O1方向に延びる空気溝82が周方向に間隔をあけて形成されている。なお、空気溝82は主に吸気孔81の上側に位置するように形成されている。
本実施形態の第1キャップ6は、第1キャップ6内に配設され、容器本体4の口部10を閉塞する中栓90と、第1キャップ6と中栓90との間に配設された吐出弁110と、を備えている。
第1キャップ6における第1周壁部20は、容器本体4の口部10よりも上方に延びている。これにより、第1天壁部21と容器本体4の口部10との間には、容器軸O1方向に一定の空間が確保されている。そして、この空間を利用して、中栓90及び吐出弁110が配設されている。
第1周壁部20は、下端部が容器本体4の下筒部13に対して密に嵌合されている。これにより、第1周壁部20と下筒部13との間の隙間を通じて、吸気孔81が吐出容器80の外部に連通することが防止されている。
第1天壁部21は、第1周壁部20に接続される外周部分83よりも中央部分84の方が上方に位置するように、段差状に形成されている。
吐出筒部24は、第1天壁部21における中央部分84を容器軸O1方向に貫くように形成されている。第1天壁部21の外周部分83と中央部分84との間の段差部分のうち、容器軸O1を挟んで第1吐出口5とは径方向の反対側に位置する部分には、第1キャップ6の内外を連通する空気導入孔85が形成されている。図示の例では、空気導入孔85を1箇所に形成しているが、例えば周方向に間隔をあけて複数形成しても良い。
第1天壁部21の中央部分84には、空気導入孔85よりも径方向内側に位置する部分から下方に向けて突出するように垂下筒部86が形成されている。
中栓90は、外周縁部が容器本体4の口部10の上端開口縁上に配置された環状の底壁部91と、底壁部91から下方に向けて突設され、容器本体4の口部10の内側に密に嵌合されたシール筒部92と、底壁部91の外周縁部から上方に向けて立設された外筒部93と、底壁部91の内周縁部から上方に向けて立設された有頂筒状の内筒部94と、を備え、容器軸O1と同軸に配設されている。
外筒部93の下端部には、外筒部93を径方向に貫通し、且つ下方に向けて開口する空気流通孔95が形成されている。空気流通孔95は、上述した空気溝82を通じて吸気孔81に連通している。
底壁部91には、外筒部93と内筒部94との間に位置する部分から上方に向けて中筒部96が立設されている。内筒部94の頂壁部94aには、頂壁部94aを容器軸O1方向に貫通する連通孔97が形成されている。連通孔97は、第1吐出口5と容器本体4の内部とを連通している。
内筒部94の頂壁部94aにおいて、容器軸O1に対して連通孔97とは径方向の反対側に位置する部分には、下方に向けて延びる収容筒部100が形成されている。
収容筒部100は、その中心軸線が容器軸O1と平行に延びており、上下に開口している。収容筒部100の下端部には、下方に向かうに従い漸次縮径する着座筒部101が形成されている。
収容筒部100内には、収容筒部100の内周面上を容器軸O1方向に移動可能なボール弁102が収容されている。ボール弁102は、合成樹脂製とされ、収容筒部100のうち着座筒部101よりも上方に位置する部分の内径と同等の外径を有する球状に形成され、着座筒部101の内周面に離反可能に着座している。
なお、ボール弁102の外周面と、収容筒部100のうち着座筒部101よりも上方に位置する部分の内周面と、の間には、微小な隙間が形成されている。
ボール弁102は、後述する弁体112によって収容筒部100からの上方への抜けが規制されている。
ただし、この場合に限定されるものではなく、収容筒部100の上側部分における内周面に、ボール弁102の上方への抜けを規制する規制突起を径方向内側に向けて突出するように形成しても構わない。この場合であっても、ボール弁102の抜け止めを行うことができる。
ボール弁102は、内容物を吐出するにあたって容器本体4を例えば傾倒或いは上下反転させたときに上方に移動し、容器本体4を元の正立姿勢に戻したときに、自重或いは内容器2の復元力によって生じる負圧によって着座筒部101側に移動する。
これにより、第1吐出口5から内容物を吐出する場合において、第1吐出口5内に存在する残留内容物を収容筒部100側に引き込むことができ、いわゆるサックバック効果により液だれを回避することが可能とされている。
吐出弁110は、中栓90の底壁部91と第1キャップ6の第1天壁部21との間に配置された弁体筒111と、内筒部94の頂壁部94aに対して上方から着座することで連通孔97を閉塞する弁体112と、弁体112と弁体筒111とを連結すると共に、弁体112を弾性支持する弾性連結片113と、を有している。
弁体筒111は、上端部が垂下筒部86の内側に嵌合され、且つ下端部が内筒部94と中筒部96との間に嵌合されている。これにより、弁体筒111の内側は第1吐出口5と連通孔97との間を連通させる連通路114として機能する。
弁体112は、容器軸O1と同軸上に配置された平面視円板状に形成され、弁体筒111の内部に配置されて連通孔97を閉塞している。
弾性連結片113は、周方向に沿って延びると共に、内端部が弁体112の外周縁部に連結され、且つ外端部が弁体筒111の内周面に連結されている。
図示の例では、弾性連結片113は、周方向に間隔をあけて3つ形成されている。これにより、吐出弁110は、弁体112が3つの弾性連結片113で弾性支持された、いわゆる3点弁とされている。
弾性連結片113は、例えば内容器2の内圧変動や吐出される内容物の圧力等に応じて、容器軸O1方向に弾性変形して、弁体112を内筒部94の頂壁部94aから上方に向けて移動可能に弾性支持する。従って、中栓90に対して弁体112を容器軸O1方向に弾性変位させることができ、連通孔97を開放させることができる。これにより、例えば内容器2の内圧上昇時、連通孔97を開放させて、内容物を第1吐出口5に導くことが可能とされている。
なお、弁体112は収容筒部100の上端開口部を完全に閉塞していない。そのため、収容筒部100の内部は常時上方に向けて開放されている。また、弾性連結片113の数は3つに限定されるものではなく、例えば1つの弾性連結片113で弁体112を弾性支持しても良いし、2つまたは4つ以上の弾性連結片113で弁体112を弾性支持しても構わない。
上述のように構成された吐出弁110には、空気導入弁115が一体に形成されている。空気導入弁115は、弁体筒111の外周面から径方向外側に向けて環状に突設され、外端部が自由端とされた弾性変形な環状弁116を備えている。
環状弁116は、全周に亘って外端部が第1天壁部21における外周部分83の下面に下方から離反可能に当接している。これにより、空気導入弁115は第1キャップ6の内側から空気導入孔85を開放可能に閉塞している。
従って、空気導入弁115は空気導入孔85を通じた外部からの空気の流入を許容し、且つ空気導入孔85を通じた外部への空気の流出を規制する逆止弁として機能する。なお、空気導入孔85を通じて外部から流入した空気は、空気溝82及び吸気孔81を通じて内容器2と外容器3との間に流入する。
なお、弁体筒111の上端部が垂下筒部86の内側に嵌合され、且つ下端部が内筒部94と中筒部96との間に嵌合されているので、中栓90、吐出弁110及び第1キャップ6は一体に組み合わされている。これにより、第1キャップ6、中栓90及び吐出弁110を1つのユニットとして取り扱うことができる。
また、吐出弁110及び空気導入弁115を一体に形成したが、この場合に限定されるものではなく、別部材としても構わない。
上述したように本実施形態の第1キャップ6は、第1実施形態における吸上げ筒部25を具備していない。そのため、第2キャップ7は、第1連通筒部43だけを備え、第1実施形態における第2連通筒部44を具備していない。なお、第1連通筒部43の内側は、連通孔45を通じて支持筒部31内に連通する。
よって、本実施形態では第1連通筒部43が、第1吐出口5内とシリンダ51の下端開口部51a内とを連通すると共に、第1吐出口5内に離脱可能に嵌合する連通部材46を構成する。
(吐出容器の作用)
次に、上述のように構成された本実施形態の吐出容器80を利用して内容物を吐出する場合について説明する。なお、シリンダ51内には容器本体4の内容物が吸い上げられている状態とする。
第1吐出口5から内容物を吐出する場合には、第1実施形態と同様に、図6に示す状態から第2キャップ7をヒンジ部37回りに回転操作(開操作)して、図8に示すように、第1キャップ6から第2キャップ7を離脱させる。これにより、第1連通筒部43を吐出筒部24内から離脱させることができ、第1吐出口5を開放させることができる。
第1吐出口5を開放させた後、例えば容器本体4の口部10が下向きとなるように容器本体4を傾倒させながら外容器3を容器内側にスクイズ変形させる。これにより、内容器2が外容器3と共に容器内側にしぼみ変形して減容する。そのため、内容器2の内圧が上昇すると共に、例えば弁体112が内容物により押圧されることで、弾性連結片113が上方に弾性変位する。これにより、弁体112を中栓90から第1吐出口5側に離反させることができ、連通孔97を開放させることができる。
従って、容器本体4内に収容された内容物を、連通孔97を通じて連通路114内に流入させ、さらに第1吐出口5を通じて外部に吐出することができる。
なお、このときボール弁102は、ボール弁102の自重と、収容筒部100の着座筒部101内を通して及ぼされる内容器2内の圧力と、により弁体112側に移動する。
その後、吐出容器80を口部10が上向きの正立姿勢に戻すと共に、容器本体4のスクイズ変形を停止或いは解除することで内容器2の内圧上昇が停止或いは低下すると、内容物による弁体112への押圧力が弱まることと相まって、弾性連結片113が弾性復元力により下方に復元変位する。
これにより、弁体112を中栓90に着座させて連通孔97を閉塞することができる。従って、内容器2を密封することができ、内容物の吐出を停止することができる。
このときボール弁102は、ボール弁102の自重や内容器2内の圧力低下により、収容筒部100内を下方に移動し、収容筒部100内においてボール弁102よりも第1吐出口5側に位置する部分の容積を増大させながら着座筒部101に着座する。
これにより、連通路114内が負圧になり、吐出筒部24内に残留した内容物を、ボール弁102の移動に伴うサックバック効果によって、連通路114内或いは収容筒部100内に引き込むことができる。従って、残留内容物が第1吐出口5から外部に漏れ難く、液だれを防止することができる。
なお、ボール弁102は、ボール弁102の外周面と収容筒部100の内周面との間に上述したサックバック効果による引き込み作用が生じる程度の微小な隙間をあけた状態で、収容筒部100内を移動する。
容器本体4のスクイズ変形を解除することで、外容器3が復元変形し始めるので、外容器3と内容器2との間に負圧が生じる。これにより、外容器3と内容器2との間の隙間が負圧となるので、この負圧によって空気導入弁115の環状弁116が下方に引っ張られるように弾性変形する。
これにより、空気導入弁115を開弁させて空気導入孔85を開放させることができる。そのため、外容器3と内容器2との間の隙間は、空気溝82、空気流通孔95及び空気導入孔85を通じて、容器本体4の外側に連通する。
従って、空気導入弁115を通じて、外容器3と内容器2との間の隙間に空気を流入させることができる。そして、空気の流入によって、外容器3と内容器2との間の隙間の内圧が上昇すると、環状弁116が弾性復元変形して空気導入孔85を閉塞する。これにより、空気導入弁115は、外容器3と内容器2との間の隙間からの空気の流出を規制する。その結果、内容器2を減容させたまま、外容器3を復元変形させることができる。
なお、内容物を吐出し終えるまで、上述と同様の作用を繰り返すことができる。
次に、第2吐出口54から内容物を吐出する場合には、図6に示す状態から、付勢部材57の付勢力に抗して押下ヘッド55を押下操作して、ステム52を下方移動させる。これにより、第1実施形態と同様に、シリンダ51内の内容物を第2吐出口54から外部に向けて吐出することができる。
なお、押下ヘッド55の押下を解除すると、第1実施形態と同様に、ピストン56、ステム52及び押下ヘッド55が上方に復元移動して元の状態に復帰するので、シリンダ51内が負圧になる。そのため、容器本体4の内容物を上方に引き上げることができ、第1連通筒部43内を通じてシリンダ51の下端開口部51aからシリンダ51内に内容物を吸い上げて、シリンダ51内に溜めることができる。これにより、次回の内容物の吐出に備えることができる。
なお、内容物がシリンダ51内に吸い上げられる際、内容物は例えば弁体112を上方に押し上げながら連通孔97を通過して第1連通筒部43内に導入される。
また、ボール弁102の外周面と収容筒部100の内周面との間に内容物の通過を許容する程度の隙間を設けた場合には、ボール弁102を上方に押し上げながら収容筒部100内に内容物を導入でき、その後、弁体112と弾性連結片113との間の隙間を通じて収容筒部100内から第1連通筒部43内に内容物を導入することが可能となる。
また、容器本体4内からシリンダ51内に内容物を吸上げることに伴って、内容器2がしぼみ形する。これにより、上述した場合と同様に外容器3と内容器2との間に負圧が生じるので、空気導入弁115を利用して内容器2と外容器3との間の隙間に空気を流入させることができる。そのため、外容器3の形状を維持したまま、内容器2だけをしぼみ変形させることができる。
上述のように、本実施形態の吐出容器80であっても第1実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。
それに加え本実施形態の吐出容器80は、吐出弁110を具備しているので、第1吐出口5から内容物を吐出する際、第1実施形態に比べて容器本体4を自由に傾けることができ、吐出姿勢の自由度を向上し易い。そのため、内容物を吐出させ易く、さらに使い易くなる。さらに、吐出弁110を具備しているので、容器本体4を密封することができ、内容物の品質を維持し易い。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る吐出容器の第3実施形態について図面を参照して説明する。なお、この第3実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図9及び図10に示すように、本実施形態の吐出容器120は、第2キャップ7がヒンジ部37を介して第1キャップ6に連結されたヒンジキャップ(第1連結キャップ)121と、吐出器8が装着されると共に、ヒンジキャップ121に対して分離可能に装着された分離キャップ(第2連結キャップ)122と、を備えている。
ヒンジキャップ121は、吐出筒部24を径方向外側から囲むと共に、第1周壁部20に対してヒンジ部37を介して一体に連結されたキャップ周壁130と、キャップ周壁130の上端開口部を塞ぐキャップ天壁131と、を備えた有頂筒状に形成され、容器軸O1と同軸に配設されている。
キャップ周壁130の下端部は、第1周壁部20の上端部に離脱可能に外嵌されている。これにより、ヒンジキャップ121の全体は、ヒンジ部37回りに回転可能とされ、この回転によって第1キャップ6から離脱可能とされている。
キャップ周壁130の外周面には、第5ねじ部132が形成されている。また、キャップ周壁130の下端部には、容器軸O1を挟んでヒンジ部37とは反対側に位置する部分に操作突片38が形成されている。
キャップ天壁131には、下方に向けて延びるように連通筒部135が形成されていると共に、上方に向けて延びるように内側連結筒136が形成されている。
連通筒部135は、吐出軸O2と同軸に配設され、吐出筒部24内に上方から挿入されていると共に、その下端部が吐出筒部24の内側に離脱自在に密に嵌合されている。内側連結筒136は、容器軸O1と同軸に配設されている。内側連結筒136の内側には、シリンダ51の下端部が上方から挿入され、離脱可能に嵌合されている。
そして、連通筒部135内と内側連結筒136内とは、容器軸O1方向に互いに連通している。
これにより、連通筒部135及び内側連結筒136を通じて、第1吐出口5内とシリンダ51の下端開口部51a内とを連通することが可能とされている。
従って、連通筒部135及び内側連結筒136は、第1吐出口5内とシリンダ51の下端開口部51a内とを連通すると共に、第1吐出口5内に離脱可能に嵌合される連通部材46を構成する。
分離キャップ122は、キャップ周壁130を径方向外側から囲むと共に第1周壁部20と略同径に形成されたキャップ筒部140と、キャップ筒部140の上端部から上方に向かって延びた中間筒部141と、中間筒部141の上方に配置され、外周面に第3ねじ部48が形成された装着筒部47と、中間筒部141の上端部と装着筒部47の下端部とを径方向に一体に連結する環状のフランジ壁145と、を備え、容器軸O1と同軸に配設されている。
キャップ筒部140の内周面には、第5ねじ部132に螺着される第6ねじ部142が形成されている。これにより、分離キャップ122はヒンジキャップ121に対して分離可能に装着されている。
ただし、分離キャップ122の装着方法は、螺着に限定されるものではなく、例えば打栓によるアンダーカット嵌合によってヒンジキャップ121に装着しても良い。
中間筒部141は、下方から上方に向かうにしたがって漸次縮径している。中間筒部141の内側には、内側連結筒136に対して離脱自在に嵌合する外側連結筒143、及び
フランジ壁145の内周縁部から下方に向けて延び、外側連結筒143よりも上方に配設された垂下筒146が配設されている。
外側連結筒143の下端部はヒンジキャップ121のキャップ天壁131に対して上方から接触している。外側連結筒143の上端部と垂下筒146の下端部とは、容器軸O1回りに間隔をあけて配置された複数の連結リブ144によって径方向に一体に連結されている。
なお、フランジ壁145の外周縁部に指掛け片49が形成されている。
(吐出容器の作用)
次に、上述のように構成された本実施形態の吐出容器120を利用して内容物を吐出する場合について説明する。
本実施形態の吐出容器120によれば、第1吐出口5及び第2吐出口54のいずれの吐出口で内容物を吐出する場合であっても、上述した第2実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。
それに加えて本実施形態では、吐出器8が必要な時だけ、ヒンジキャップ121に分離キャップ122を取り付けて使用できるので、第1吐出口5からの吐出を主に選択して使用する場合には、分離キャップ122及び吐出器8を取り外しておくことができる。そのため、容器高さを抑えることができ、コンパクトにすることができる。
さらに、ヒンジキャップ121に対して分離キャップ122を分離させることができるので、吐出器8及び分離キャップ122を付け替えユニット150として利用することができると共に、吐出器8及び分離キャップ122以外の構成部品を交換ユニット151とすることができる。
従って、内容物を使い切った後、容器本体4に内容物が充填された新たな交換ユニット151に対して付け替えユニット150を装着することで、継続した使用を行える。
このように、付け替えユニット150については共通で使用し、交換ユニット151だけの交換で継続的に使用し続けることができるので、維持コストを削減することができると共に、利便性をより向上できる。
なお、図11に示すように、分離キャップ122が取り外されたヒンジキャップ121に対して、有頂筒状の蓋キャップ155を装着しても構わない。
蓋キャップ155の周壁には、第5ねじ部132に螺着される第6ねじ部142が形成されている。蓋キャップ155の天壁には、下方に向けて突出すると共に内側連結筒136の内側に離脱可能に密に嵌合するシール筒156が形成されている。
このように、蓋キャップ155をヒンジキャップ121に装着することで、内容物の品質を維持しつつ、内側連結筒136を塞ぐことができるので、例えば第1吐出口5からの内容物の吐出を選択して使用する場合には有効である。さらに、交換ユニット151を例えば流通、保管等する場合にも有効である。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、各実施形態では、容器本体4として内容器2が外容器3の内面に剥離可能に積層された積層剥離型容器としたが、これに限定されるものではなく、例えば内容器2と外容器3との間に隙間が確保された二重容器としても構わない。ただし、積層剥離型容器とした場合には、汎用性を高めることができるので好ましい。
また、第2実施形態及び第3実施形態では、吐出弁110を具備しているので、シリンダ51のボール弁58を省略することもできる。この場合であっても、吐出弁110よりも上方に位置する部分に内容物を溜めておくことができるので、シリンダ51内に内容物を吸上げたままの状態に維持でき、第2吐出口54からの内容物の吐出を行える。
ただし、吐出弁110及びボール弁58の両方を具備していても第2吐出口54から内容物を適切に吐出することができるので、ボール弁58をあえて省略する必要がない。そのため、従来から使用されている一般的な吐出器を利用することができ、特別な吐出器を設計する必要性がない。
また、上記各実施形態において、第1キャップ6に対して第2キャップ7の全体を分離可能に構成しても構わない。
例えば、第2実施形態を例に挙げて説明すると、第1キャップ6と第2キャップ7とをヒンジ部37を介して連結するのではなく、第1キャップ6に対して第2キャップ7をねじ結合することで、第1キャップ6に対して第2キャップ7を分離可能に構成しても構わない。
さらには、ヒンジ部を具備しつつ、第1キャップ6に対して第2キャップ7を分離可能に構成しても構わない。
この場合には、例えば図12に示すように、第1キャップ6における第1周壁部20の上端部側の外周面に、上方に開口した係止溝160を形成する。
これに対して、第2キャップ7における下側周壁部35には、主ヒンジ部161を介して係止片162が一体に連結されている。係止片162は、係止溝160内に上方から挿入され、係止溝160内に離脱可能に係止されている。これにより、第1キャップ6と第2キャップ7とは、主ヒンジ部161及び係止片162を介して一体に連結されている。
さらに、係止片162と第2キャップ7の下側周壁部35とは、主ヒンジ部161を間にして、周方向に間隔をあけて配設された副ヒンジ部163を介して一体に連結されている。
このように構成した場合には、係止片162を係止溝160から離脱させることで、第2キャップ7を第1キャップ6から分離させることができ、第2キャップ7の全体を吐出器8ごと取り外すことが可能となる。
そして、係止片162を係止溝160内に挿入して係止させることで、第1キャップ6に対して第2キャップ7を装着することができ、さらに主ヒンジ部161及び副ヒンジ部163の2つのヒンジ部回りに第2キャップ7を回転させることで、第1キャップ6から第2キャップ7を離脱させることが可能となる。
上述のように第2キャップ7の全体を分離可能に構成した場合には、第1吐出口5からの吐出を選択して使用する場合に、第3実施形態の場合よりもさらに容器全体の高さをおさえてコンパクトにすることができる。
1、80、120…吐出容器
2…内容器
3…外容器
4…容器本体
5…第1吐出口
6…第1キャップ(吐出キャップ)
7…第2キャップ(連結キャップ)
8…吐出器
10…容器本体の口部
37…ヒンジ部
46…連通部材
51…シリンダ
52…ステム
54…第2吐出口
55…押下ヘッド
121…ヒンジキャップ(第1連結キャップ)
122…分離キャップ(第2連結キャップ)

Claims (4)

  1. 内容物が収容されると共に減容変形可能な内容器、及び前記内容器が内装される弾性変形可能な外容器を備える容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着され、内容物を吐出する第1吐出口が形成された吐出キャップと、
    前記吐出キャップに離脱自在に装着された連結キャップと、
    前記連結キャップに装着された吐出器と、を備え、
    前記吐出器は、シリンダと、前記シリンダに上方付勢状態で下方移動可能に配設されたステムと、前記ステムの上端部に装着され、内容物を吐出する第2吐出口が形成された押下ヘッドと、を備え、
    前記吐出キャップは、前記容器本体の口部を塞ぐ第1天壁部と、前記第1天壁部に上方に向けて突出するように形成された吐出筒部と、を有し、
    前記吐出筒部の内側が、前記第1天壁部を貫通する前記第1吐出口とされ、
    前記連結キャップは、前記第1吐出口内と前記シリンダの下端開口部内とを連通する連通部材を備える、吐出容器。
  2. 請求項1に記載の吐出容器において、
    前記連結キャップは、ヒンジ部を介して前記吐出キャップに連結されると共に、前記ヒンジ部回りの回転によって前記吐出キャップから離脱可能とされている、吐出容器。
  3. 請求項2に記載の吐出容器において、
    前記連結キャップは、
    前記ヒンジ部を介して前記吐出キャップに連結された第1連結キャップと、
    前記吐出器が装着されると共に、前記第1連結キャップに対して分離可能に装着された第2連結キャップと、を備える、吐出容器。
  4. 請求項1に記載の吐出容器において、
    前記連結キャップは、前記吐出キャップに対して分離可能に装着されている、吐出容器。
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