JP6753043B2 - 梁の接合構造及び梁の接合方法 - Google Patents
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Description
図6(a)に示すように、このピン接合においては、梁51に溶接されたガセットプレート52を、梁51に直交するように配置された梁55のウェブに、ボルトによって固定する。そして、梁51と梁55との上面に床スラブ60が形成される。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、梁の耐荷重を維持しながら施工性を向上することのできる梁の接合構造及び梁の接合方法を提供することにある。
図1に示すように、大梁11(H鋼)の延在方向(図1の紙面に直交する方向)に対して、直交する方向(図1の左右方向)に延在する小梁15(H鋼)が配置されている。本実施形態では、大梁11を挟んで両側に対向するように2つの小梁15が配置されている。更に、本実施形態では、大梁11の上フランジと小梁15の上フランジとが面一となる高さで配置されている。
図3には、本実施形態の接合構造10の上方に配置された床スラブ20に荷重(積載荷重載荷)が加わった場合の力の関係を示している。小梁15の端部(大梁11との接合部)には、矢印に示す方向の曲げモーメントMeが作用する。これにより、小梁15の下フランジには圧縮力が作用し、小梁15の上フランジには引張力が作用する。本実施形態では、小梁15の下フランジに接合されたスプライスプレート16は、大梁11のウェブに溶接している。従って、このスプライスプレート16によって、小梁15の下フランジに作用する圧縮力に抵抗することができる。
図4(a)に示すように、スラブ打設時(大梁11に対して小梁15を取り付けた場合)においては、小梁15は、大梁11と、ガセットプレート12を介して高力ボルト13によって固定されており、ピン接合になっている。この場合、小梁15の曲げモーメントは、従来のピン接合の接合状態と同じく、中央が最大となる。
従って、図4(c)に示すように、床スラブ20が上面に配置された小梁15の曲げモーメントは、図4(a)に示す分布と図4(b)に示す分布との合計となる。このため、小梁15は、中央における曲げモーメントMc又は端部における曲げモーメントMeが極端に大きくなることがなく、小梁15に加わる荷重を効率よく分散させることができる。
(1)本実施形態では、大梁11と、この大梁11に対して直交するように配置された小梁15とを、ガセットプレート12及び高力ボルト13によってピン接合する。従って、床スラブ20を打設する前の状態においては、大梁11と小梁15とを強固に接合しなくてよいので、施工性を向上させることができる。
・上記実施形態では、大梁11と小梁15との上面に床スラブ20を設けた。小梁15と、これに接続する大梁11との上面に形成されるスラブは、床スラブに限定されるものではない。例えば、屋根スラブを上面に連続して形成した梁と被接合部材との接合構造に用いてもよい。
更に、上記実施形態では、大梁11に溶接したガセットプレート12の取付部12aを、小梁15のウェブの一面に高力ボルト13によって取り付けた。床スラブ20を打設する前の大梁11と小梁15とのピン接合は、小梁15のウェブを両面から接合する、いわゆるダブルシェアによって行なってもよい。この場合、フランジの幅に対応するガセットプレート12を大梁11に溶接し、このガセットプレート12及び小梁15のウェブに渡るように矩形のスプライスプレートを配置し、このスプライスプレートをガセットプレート12及び小梁15のウェブのそれぞれに高力ボルトによって取り付ける。これにより、簡単な施工で、より強固に大梁11と小梁15とを接合することができる。
Claims (3)
- 梁と被接合部材との接合構造であって、
前記梁と前記被接合部材との上面には、スラブが設けられており、
前記梁の上部は、前記被接合部材の上部と直接接合されておらず、かつ前記梁に固定された係止部材を埋設した前記スラブを介して、前記被接合部材と接合されており、
前記被接合部材のウェブに溶接されたガセットプレートは、前記梁のウェブにボルトにより接合され、
前記被接合部材のウェブに突合せ溶接されたスプライスプレートは、前記梁の下フランジにボルトにより接合され、
前記スプライスプレートは、前記ガセットプレートとは別体で構成され、前記突合せ溶接された部分を介して圧縮力を前記被接合部材のウェブに伝達する部材であることを特徴とする梁の接合構造。 - 前記係止部材は、頭付スタッドボルトであることを特徴とする請求項1に記載の梁の接合構造。
- 梁と被接合部材との接合方法であって、
前記梁と前記被接合部材とを、前記梁の上部においては直接接合せずに、前記梁に固定された係止部材を埋設してスラブを打設することにより、前記梁の上部を、前記スラブを介して前記被接合部材と接合させ、
前記被接合部材のウェブに溶接されたガセットプレートを、前記梁のウェブにボルトにより接合させ、
前記ガセットプレートと別体で構成され、前記被接合部材のウェブに突合せ溶接されたスプライスプレートを、前記梁の下フランジにボルトにより接合させ、
前記スプライスプレートは、前記突合せ溶接された部分を介して圧縮力を前記被接合部材のウェブに伝達することを特徴とする梁の接合方法。
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