JP6751528B2 - レンズ装置および画像投写装置 - Google Patents
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Description
図1は本実施形態に係るプロジェクタ1を示す斜視図であり、図2は本プロジェクタ1の側面図である。
図1及び図2に示すように、プロジェクタ1の上面には、ユーザーがプロジェクタ1を操作するための操作ボタン等の操作部11が設けられている。また、投写面であるスクリーン200に映し出されている投写画像を拡大したり縮小したりするズームレバー46が設けられている。プロジェクタ1の正面には、装置電源のオン/オフを行う電源スイッチ13、パソコンやビデオカメラ等の外部機器と接続するための外部入力端子14、投写画像の光を出射する投写レンズ49、装置環境の照度を検出する照度センサ16などが設けられている。プロジェクタ1における外装カバーの側面には、冷却用の空気を取り入れる吸気口17が設けられている。
図3(b)は、図3(a)の太線筒で囲まれた部分の斜視図である。
図4は、光源部、画像生成部及び投写光学部の断面図である。
図3及び図4に示すように、プロジェクタ1は、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプなどの光源である放電ランプ21を備える光源部20と、放電ランプ21からの光を用いて画像を生成する画像生成部30と、投写画像を出射する複数の投写レンズ49を保持する投写光学部40とを備えている。
レンズ装置たる投写光学部40は、投写画像のピントを調整するフォーカス調整機構50と、投写画像の倍率を調整するズーム調整機構70とを備えており、内部に第一投写レンズ群49a、第二投写レンズ49b、第三投写レンズ群49c、および第四投写レンズ49dを光軸方向に移動可能に保持している。
また、固定筒41には、鍔状の固定部48が設けられており、この固定部48が、画像生成部30に固定される。
防塵手段たる防塵カバー60は、円筒形状をしており、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの厚みの薄い樹脂からなっている。防塵カバー60の一端側には、円周方向に120°の間隔を開けて、2箇所に切り欠き状の逃げ部61が形成されている。防塵カバー60は、例えば、円筒状のフィルムをカットして形成してもよいし、シート状のフィルムを円筒状に巻いて端部を接着することで形成してもよい。
図10、図11に示すように、防塵手段たる防塵カバー60は、各逃げ部61を伝達軸部42dに位置させ、固定筒41を覆うように投写光学部40に取り付けられられる。これにより、固定筒41の貫通孔41cおよび保持孔41dが防塵カバー60に覆われる。その結果、第三カム孔42cの一部が、貫通孔41cや保持孔41dに位置しても、図11に示すように、防塵カバー60により投写光学部の内部と外部との連通が遮断される。これにより、図11の2点鎖線の矢印Gに示すように、外部から投写光学内部へ塵や埃が進入するのを防塵カバー60により防ぐことができ、投写レンズの表面に塵や埃が付着するのを抑制することができる。よって、経時にわたり良好な投写画像を投写することができる。
ユーザーがズームレバー46の取っ手部46aを掴んで図12の矢印A方向に回転させると、伝達軸部42dを介して回転操作がカム筒42に伝達され、カム筒42が回動する。すると、伝達軸部42dが、防塵カバー60の逃げ部61の回転方向側端部に突き当たる。防塵カバー60は、固定筒41などに固定されておらず、回転自在に投写光学部40に保持されているため、伝達軸部42dが逃げ部61に突き当たると、防塵カバー60は、図中矢印Bに示すように、ズームレバー46と一体となって回転する。これにより、ズームレバー46の操作によりカム筒42が回動しても、防塵カバー60により貫通孔41cおよび保持孔41dを覆うことができ、投写光学部内への埃や塵の進入を抑制することができる。
図14に示すように、この変形例の防塵カバー60aは、組み立て前は、長方形状の可撓性のシート状部材であり、長手方向の両端に防塵カバー60a組み立て時に作業者が掴むための把持部63,64を有している。また、シート状部材の一端(図14の左側端部)には、通し穴66が設けられており、この通し穴66の端部側には、係止部67が設けられている。
作業者は、一方の手で一端側の把持部64を掴み、他方の手で他端側の把持部63を掴んでシート状部材を弾性変形させながら一端側と他端側とを近づけていく。そして、他端側の把持部63と引っ掛け部65とを通し穴66に挿入し、引っ掛け部65の凹形状部65aまで通し穴66に挿入したら、他端側の把持部63を引き上げて、凹形状部65aを通し穴66の係止部67が形成された箇所に移動させる。すると、引っ掛け部65の凸形状部65bが係止部67に引っ掛かる。これにより、防塵カバー60aが円筒状に組み立てられる。
変形例の防塵カバー60aを、投写光学部40に組み付けるときは、上述した要領で、固定筒41の外周にシート状の防塵カバーを巻き付けていき、引っ掛け部65を通し穴66に通すことで、固定筒41の外周に防塵カバー60aを取り付けることができる。
(態様1)
光軸方向に延びる第一係合孔41a,第二係合孔41bなどの係合孔を有する固定筒41と、固定筒41の内部に配置され、係合孔に嵌る軸部材43a,44a,45aなどの係合突起を有し、投写レンズいなどのレンズを保持する稼動筒43,44,45などのレンズ保持部材と、固定筒41とレンズ保持部材との間で回転可能に配置され、係合突起が貫通する光軸方向に対して傾斜したカム孔42a,42b,42cを有するカム筒42と、前記カム筒42に接続され、前記カム筒42を操作するズームレバー46などの操作部材とを備え、前記固定筒41は、前記操作部材をカム筒42に接続するための円周方向に延びる貫通孔41cを有する投写光学部40などのレンズ装置において、前記貫通孔からの装置内部への埃の進入を抑制する防塵カバー60などの防塵手段を設けた。
これによれば、防塵カバー60などの防塵手段により貫通孔41cからの埃の進入を抑制することで、貫通孔41cとカム孔42cの一部とが重なってできた連通孔を通って装置内部に埃が進入し、投写レンズなどのレンズに付着するのを抑制することができる。
態様1において、防塵カバー60などの防塵手段は、貫通孔41cを覆い、ズームレバー46などの操作部材と連れ動く。
これによれば、防塵カバー60などの防塵手段により貫通孔41cを覆うことにより、貫通孔41cへの埃や塵の進入を抑制することができ、装置内部への塵や埃の進入を抑制することができる。また、防塵手段は、操作部材と連れ動くため、防塵手段が、操作部材の貫通孔に対する相対的な移動を防塵手段が妨げることがない。
態様2において、防塵カバー60などの防塵手段は、カム筒42とズームレバー46などの操作部材とを接続する伝達軸部42dなどの接続部と円周方向から当接する当接部(本実施形態では、逃げ部61の回転方向と直交する端部)を有する。
これによれば、操作部材の回転操作時に、伝達軸部42dなどの接続部が当接部に当接し、操作部材の回転操作を伝達する。これにより、防塵カバー60などの防塵手段がズームレバー46などの操作部材と連れ動くことができる。
態様3において、防塵カバー60などの防塵手段には、伝達軸部42dなどの接続部を逃がす切り欠きまたは孔形状の逃げ部61を有する。
これによれば、ズームレバー46などの操作部材の回転操作時に、伝達軸部42dなどの接続部が切り欠きまたは孔形状の逃げ部61の回転方向端部に当接し、防塵手段に操作部材の回転操作を伝達することができる。
態様2乃至4いずれかにおいて、防塵カバー60などの防塵手段は、円筒状である。
これによれば、固定筒41の全体を覆うことができ、貫通孔41cへ埃や塵が進入するのをより一層抑制することができる。
態様5において、防塵カバー60など防塵手段は、可撓性の平面部材であり、一端に、他端に設けられた引っ掛け部65が留められる係止部67を有する。
これによれば、変形例で説明したように、可撓性の平面部材を固定筒41に巻き付け、他端に設けられた引っ掛け部65を一端の係止部67に引っ掛けることで防塵カバー60などの防塵手段を円筒状にして、投写光学部40などのレンズ装置に組み付けることができる。これにより、始めら円筒状のカバー部材を、レンズ装置に組み付ける場合に比べて、容易にカバー部材を組み付けることができる。
態様1乃至6いずれかにおいて、固定筒41は、円周方向に延び、カム筒42の保持突起が入り込む貫通した保持孔41dを有し、防塵カバー60などの防塵手段は、保持孔41dからの装置内部への埃の進入も抑制する。
これによれば、実施形態で説明したように、防塵カバー60などの防塵手段により保持孔41dからの埃の進入も抑制することで、保持孔41dとカム孔42cの一部とが重なってできた連通孔を通って装置内部に埃が進入し、投写レンズなどのレンズに付着するのを抑制することができる。
投写画像を生成する画像生成部30などの画像生成手段と、前記画像生成手段が生成した投写画像が入射する投写レンズなどのレンズを有する投写光学部40などのレンズ装置とを備えたプロジェクタ1などの画像投写装置において、前記レンズ装置として、態様乃至7いずれか一項に記載のレンズ装置を用いた。
これによれば、投写画像の劣化を抑制することができる。
30:画像生成部
40:投写光学部
41:固定筒
41a:第一係合孔
41b:第二係合孔
41c:貫通孔
41d :保持孔
41f:雄ネジ部
41g:規制軸部材
42:カム筒
42a:第一カム孔
42b:第二カム孔
42c:第三カム孔
42d:伝達軸部
42e:保持軸部
43:第一稼動筒
44:第二稼動筒
45:第三稼動筒
43a,44a,45a:軸部材
46:ズームレバー
46a:取っ手部
48:固定部
49a:第一投写レンズ群
49b:第二投写レンズ
49c:第三投写レンズ群
49d:第四投写レンズ
50:フォーカス調整機構
51:レンズ保持部材
52:連結部材
53:調整筒
53a:雌ネジ部
53b:取り付け孔
60,60a:防塵カバー
61:逃げ部
63,64:把持部
65:引っ掛け部
65a:凹形状部
65b:凸形状部
66:通し穴
67:係止部
70:ズーム調整機構
200:スクリーン
Claims (7)
- 光軸方向に延びる係合孔を有する固定筒と、前記固定筒の内部に配置され、前記係合孔に嵌る係合突起を有し、レンズを保持するレンズ保持部材と、前記固定筒と前記レンズ保持部材との間で回転可能に配置され、前記係合突起が貫通する前記光軸方向に対して傾斜したカム孔を有するカム筒と、前記カム筒に接続され、前記カム筒を操作する操作部材とを備え、前記固定筒は、前記操作部材を前記カム筒に接続するための円周方向に延びる貫通孔を有するレンズ装置において、
前記貫通孔を覆い、前記操作部材と連れ動く防塵手段を設け、
前記防塵手段は、前記カム筒と前記操作部材とを接続する接続部と円周方向から当接する当接部を有することを特徴とするレンズ装置。 - 請求項1に記載のレンズ装置において、
前記防塵手段には、前記接続部を逃がす切り欠きまたは孔形状の逃げ部を有することを特徴とするレンズ装置。 - 請求項1または2に記載のレンズ装置において、
前記防塵手段は、円筒状であることを特徴とするレンズ装置。 - 請求項3に記載のレンズ装置において、
前記防塵手段は、可撓性の平面部材であり、一端に、他端に設けられた引っ掛け部が留められる係止部を有するものであることを特徴とするレンズ装置。 - 光軸方向に延びる係合孔を有する固定筒と、前記固定筒の内部に配置され、前記係合孔に嵌る係合突起を有し、レンズを保持するレンズ保持部材と、前記固定筒と前記レンズ保持部材との間で回転可能に配置され、前記係合突起が貫通する前記光軸方向に対して傾斜したカム孔を有するカム筒と、前記カム筒に接続され、前記カム筒を操作する操作部材とを備え、前記固定筒は、前記操作部材を前記カム筒に接続するための円周方向に延びる貫通孔を有するレンズ装置において、
前記貫通孔を覆い、前記操作部材と連れ動く円筒状の防塵手段を設け、
前記防塵手段は、可撓性の平面部材であり、一端に、他端に設けられた引っ掛け部が留められる係止部を有するものであることを特徴とするレンズ装置。 - 請求項1乃至5いずれかに記載のレンズ装置において、
前記固定筒は、前記円周方向に延び、前記カム筒の保持突起が入り込む貫通した保持孔を有し、
前記防塵手段は、前記保持孔からの装置内部への埃の進入も抑制することを特徴とするレンズ装置。 - 投写画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段が生成した前記投写画像が入射するレンズを有するレンズ装置とを備えた画像投写装置において、
前記レンズ装置として、請求項1乃至6いずれか一項に記載のレンズ装置を用いたことを特徴とする画像投写装置。
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