JP6750325B2 - 発泡同軸ケーブル及びその製造方法並びに多芯ケーブル - Google Patents
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Description
[2]前記第1の領域の気泡の容積が、前記発泡絶縁層全体の気泡の容積の50%以上であることを特徴とする前記[1]に記載の発泡同軸ケーブル。
[3]前記第1の領域の気泡の容積が、前記発泡絶縁層全体の気泡の容積の60〜80%であることを特徴とする前記[1]に記載の発泡同軸ケーブル。
[4]前記発泡絶縁層は、前記中心導体の直上に設けられた押出被覆層であることを特徴とする前記[1]〜[3]のいずれか1つに記載の発泡同軸ケーブル。
[5]前記発泡絶縁層の直上に設けられた、非発泡絶縁体からなるスキン層を備えることを特徴とする前記[1]〜[4]のいずれか1つに記載の発泡同軸ケーブル。
[6]ダイスを通過させて複数本の導体を撚り合せた中心導体の外周に発泡絶縁層を押出被覆する工程を有し、前記押出被覆する工程は、前記ダイス内に形成された空間で前記発泡絶縁層を発泡させる工程と、前記中心導体が排出される前記ダイスの排出孔で前記発泡絶縁層を発泡させる工程とを含むことを特徴とする発泡同軸ケーブルの製造方法。
[7]前記ダイスは、当該ダイスの中心部側に設けられた第1の樹脂流路と、前記第1の樹脂流路よりも外側に設けられた第2の樹脂流路とを備え、前記空間は、前記第1の樹脂流路を流れる樹脂と前記ダイスを通過する前記中心導体とが接触する部分に設けられており、前記第1の樹脂流路の流路幅よりも流路幅が広い空間であることを特徴とする前記[6]に記載の発泡同軸ケーブルの製造方法。
[8]前記[1]〜[5]のいずれか1つに記載の発泡同軸ケーブルを1本以上備えたケーブルコアと、前記ケーブルコアの外周に設けられたシースとを有することを特徴とする多芯ケーブル。
[9]医療用ケーブルであることを特徴とする前記[8]に記載の多芯ケーブル。
図1は、本発明の実施の形態に係る発泡同軸ケーブルの構造を示す横断面図である。
中心導体1は、単線からなるものであってもよいが、発泡絶縁層2との間の空隙率を高める観点から複数本の導体を撚り合わせた撚線からなることが好ましい。撚り合わせる導体の本数は、特に限定されるものではないが、発泡絶縁層2との間の空隙率を高める観点から3本又は7本であることが好ましい。図1では、7本の導体を撚り合せている。
発泡絶縁層2は、中心導体1の直上に設けられた押出被覆層であることが好ましい。発泡絶縁層2は、例えば、フッ素樹脂からなる。フッ素樹脂としては、例えばテトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)が好適である。
発泡同軸ケーブル10は、発泡絶縁層2の直上に、非発泡絶縁体からなるスキン層3が設けられていることが好ましい。
外部導体4は、例えば、錫めっき銅線、錫めっき銅合金線、銀めっき銅線、銀めっき銅合金線である。これが多数本(例えば、30本〜60本)、所定ピッチでらせん状にスキン層3(スキン層3を設けない場合には発泡絶縁層2)の外周に巻き付けられる。
最外被覆層5は、PETテープを巻回したり、或いはETFE、FEP、PFAなどを押出被覆することによって設けることができる。
上記本発明の実施の形態に係る発泡同軸ケーブルは、医療用ケーブル等の多芯ケーブルに内蔵される同軸ケーブルとして好適であるが、その他のケーブルに適用することもできる。
図2は、本発明の実施の形態に係る発泡同軸ケーブルの製造工程において使用されるダイスの構造を示す横断面図である。
本発明の実施の形態に係る多芯ケーブルは、上記本発明の実施の形態に係る発泡同軸ケーブルを1本以上備えたケーブルコアと、前記ケーブルコアの外周に設けられたシースとを有する。多芯ケーブルは、例えば、医療用ケーブルである。
1:中心導体、2:発泡絶縁層、2a:気泡
3:スキン層、4:外部導体、5:最外被覆層
21:第1の領域、22:第2の領域
20:多芯ケーブル(プローブケーブル)、11:同軸ケーブルユニット
12:バインドテープ、13:シールド層、14:シース
100:ダイス、100a:排出孔、101:ダイスホルダ
101a:第1の樹脂流路、101b:第2の樹脂流路
102:ノズル、102a:ノズル孔、103:分流器、104:空間
111:第1の樹脂、112:第2の樹脂
Claims (9)
- 中心導体と、前記中心導体の外周に設けられた発泡絶縁層と、前記発泡絶縁層の外周に設けられた外部導体と、前記外部導体の外周に設けられた最外被覆層とを備え、
前記中心導体は、複数本の導体を撚り合わせた撚線からなり、
前記発泡絶縁層は、厚さが0.1mm以下に形成され、且つ前記中心導体側の厚み2分の1までの第1の領域の発泡度が前記第1の領域以外の残りの部分である第2の領域の発泡度よりも高く形成され、気泡の潰れ及び絶縁切れが抑制されていることを特徴とする発泡同軸ケーブル。 - 前記第1の領域の気泡の容積が、前記発泡絶縁層全体の気泡の容積の50%以上であることを特徴とする請求項1に記載の発泡同軸ケーブル。
- 前記第1の領域の気泡の容積が、前記発泡絶縁層全体の気泡の容積の60〜80%であることを特徴とする請求項1に記載の発泡同軸ケーブル。
- 前記発泡絶縁層は、前記中心導体の直上に設けられた押出被覆層であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の発泡同軸ケーブル。
- 前記発泡絶縁層の直上に設けられた、非発泡絶縁体からなるスキン層を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の発泡同軸ケーブル。
- ダイスを通過させて中心導体の外周に発泡絶縁層を押出被覆する工程を有し、
前記ダイスは、当該ダイスの中心部側に設けられた第1の樹脂流路と、前記第1の樹脂流路よりも外側に設けられた第2の樹脂流路とを備え、
前記押出被覆する工程は、前記第1の樹脂流路を流れる樹脂と前記ダイスを通過する前記中心導体とが接触する部分に形成され、前記第1の樹脂流路の流路幅よりも流路幅が広い空間で前記発泡絶縁層を発泡させる工程と、前記中心導体が排出される前記ダイスの排出孔で前記発泡絶縁層を発泡させる工程とを含み、
厚さが0.1mm以下であり、且つ前記中心導体側の厚み2分の1までの第1の領域の発泡度が前記第1の領域以外の残りの部分である第2の領域の発泡度よりも高い前記発泡絶縁層を形成することを特徴とする発泡同軸ケーブルの製造方法。 - 前記空間は、前記第2の樹脂流路を流れる樹脂と前記ダイスを通過する前記中心導体とが接触する部分よりも広い空間であることを特徴とする請求項6に記載の発泡同軸ケーブルの製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の発泡同軸ケーブルを1本以上備えたケーブルコアと、前記ケーブルコアの外周に設けられたシースとを有することを特徴とする多芯ケーブル。
- 医療用ケーブルであることを特徴とする請求項8に記載の多芯ケーブル。
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