JP6750305B2 - カラーフィルタ基板、及びそれを用いた表示装置 - Google Patents
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Description
(1)カーボンブラックを25.7質量%、C.I.PigmentYellow139を4.7質量%含む。
(2)カーボンブラックを25.7質量%、C.I.SolventYellow83を4.7質量%含む。
(3)窒化チタンを20.8質量%、C.I.PigmentRed177を4.8質量%含む。
(4)窒化チタンを20.8質量%、C.I.SolventRed124を4.8質量%含む。
(5)アニリンブラックを18.9質量%、C.I.PigmentYellow139を4.8質量%、C.I.PigmentRed177を4.6質量%含む。
図1は本発明の第1の実施形態であるカラーフィルタ基板の模式断面図である。カラーフィルタ基板100は、透明基板1の第1の面にブラックマトリックス(BM)と着色画素(R:赤色層、G:緑色層、B:青色層)からなるカラーフィルタ2を備え、さらに保護層、絶縁層として透明樹脂層8を備えている。第2の面にはタッチパネル電極3を備え、タッチパネル電極3は、透明基板1に近い側から順に、接着層4、金属層5が積層され、金属層5の上面及び金属層5と接着層4の側面には黒色反射抑止層6が形成され、これらの層は平面視、平行に並ぶ複数の線状のパターンにパターニングされている。タッチパネル電極3の並びは紙面に対して垂直なY方向にストライプパターン形状で配列される。さらに、タッチパネル電極3を覆うように電極保護層7が形成されている(図2も参照)。
図3は本発明の第2の実施形態であるカラーフィルタ基板の模式断面図である。第1の実施形態のカラーフィルタ基板と異なるのは、透明樹脂層8上に透明電極9を形成した構造であることである。透明樹脂層8上に、タッチパネル電極3の並びに直交して、透明電極9のストライプパターンが形成される。
以下、タッチパネル電極3を構成する要素について説明する。尚、タッチパネル電極3は、後述の本発明の表示装置の説明で示す第2のタッチパネル電極との対比では、第1のタッチパネル電極と呼ぶべきであるが、便宜上、単にタッチパネル電極と呼称する。
黒色反射抑止層となる黒色樹脂組成物に含有する黒色顔料又は黒色染料としては、カーボンブラック、黒鉛、アニリンブラックおよびシアニンブラックなどの有機顔料、酸化チタン、窒化チタン、酸化鉄などの無機顔料が挙げられるが、遮光性に優れたカーボンブラックが特に好ましい。
反射率調整剤としては、反射率低減のためにシリカ微粒子、フッ化マグネシウム微粒子、氷晶石(ヘキサフルオロアルミン酸ナトリウム)微粒子等の低屈折率化合物を適宜使用することが出来るが、汎用性の観点からシリカ微粒子を用いることが好ましい。
反射色調整剤については、前記黒色樹脂組成物に着色顔料又は着色染料を添加することにより、黒色反射抑止層の反射色を調整することが可能である。着色顔料又は着色染料としては、黄色顔料、黄色染料、赤色顔料、赤色染料等の従来公知の化合物を適宜使用することが出来るが、特にC.I.PigmentYellow139、C.I.SolventYellow83、C.I.PigmentRed177、C.I.SolventRed124を用いることが好ましい。C.I.PigmentYellow139、C.I.SolventYellow83を添加することで、CIE Lab色空間表示系におけるa*値を保ったまま、b*値をマイナス化することが出来る。一方、C.I.PigmentRed177、C.I.SolventRed124を添加する
ことで、b*値を保ったまま、a*値をマイナス化することが出来る。よって、両者を併用することにより黒色反射抑止層の反射色度をニュートラルな色度に調整することが可能である。また、C.I.PigmentYellow139、C.I.SolventYellow83、C.I.PigmentRed177、C.I.SolventRed124は着色力が強いため、少量添加で黒色反射抑止層のa*、b*値を大きくシフトさせることが可能である。よって、黒色反射抑止層であるカーボンブラック等の添加濃度を抑えることが出来、クリア成分の調整によるパターニング性の調整幅を増やすことが出来る。C.I.PigmentYellow139、C.I.SolventYellow83、C.I.PigmentRed177、C.I.SolventRed124を含む着色顔料又は着色染料の含有量は黒色樹脂組成物の固形分中1〜30質量%が好ましく、より好ましくは2〜25質量%である。含有量が1質量%以下である場合、反射色度のシフト量が不足する。一方、含有量が30質量%以上である場合、黒色感光性樹脂組成物の固形分中でカーボンブラックが占める割合が低下し遮光性が不足する。
光重合性モノマーとしては、例えば、エチレングリコール(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、グリセリンテトラ(メタ)アクリレート、テトラトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらの成分は単独又は混合物として使用される。また、各種変性(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート等を用いることも可能である。この中でも、ポストベーク工程における線幅シフト量を抑えることができる5官能/6官能モノマー、具体的にはジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートが好適に用いられる。
バインダー樹脂としては、アクリル酸、メタクリル酸、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレートなどのアルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレート、環状のシクロヘキシルアクリレートまたはメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレートまたはメタクリレート、スチレンなどの内から3〜5種類程度のモノマーを用いて合成した、分子量2000〜10000程度の樹脂を好ましく用いることができる。
熱重合開始剤又は光重合開始剤としては、熱重合開始剤はアゾニトリル、アゾエステル、アゾアミド等の従来公知の化合物を適宜使用することが出来るが、生産上の観点から危険物第5類である自己反応性物質を避けるためアゾアミジン、アゾイミダゾリウム化合物を用いることが好ましい。
本発明の本発明のカラーフィルタ基板の黒色反射抑止層6を形成する黒色樹脂組成物には、さらに塗布性を向上させるための界面活性剤、基板との密着性を向上させるためにシランカップリング剤、チオール化合物、重合禁止剤等を併用することができる。
黒色反射抑止層の形成は以下のようにして行う。
まず、基板にスプレーコートやスピンコート、スリットコート、ロールコート等の塗布方法により、前記黒色樹脂組成物の塗膜を形成する。
タッチパネル電極3を形成する金属は、銅あるいは銅合金である。銅の薄膜や銅合金の 薄膜の場合、タッチパネル電極3の膜厚を100nm以上、あるいは150nm以上とすると、タッチパネル電極3は、可視光をほとんど透過しなくなる。したがって、本実施形態に関わる金属配線は、タッチパネル電極3の膜厚が例えば100〜300nm程度であれば十分な遮光性を得ることができる。
インジウムを含む接着層4の役割は、おもにカラーフィルタ基板との密着性の向上である。銅、銅合金、あるいはこれらの酸化物、窒化物は、ガラスなど透明基板や黒色色材の分散体である黒色層との密着性が一般的に悪く、その界面で剥がれを生じる問題がある。加えて、鋼、銅合金、あるいはこれらの酸化物、室化物は、通常電気的な接続が不安定で信頼性に欠ける。たとえば、銅表面に経時的に形成される酸化銅や硫化銅は絶縁体に近く、電気的な実装に問題を生じる。
本発明に用いられる電極保護層7は、少なくとも(G)光重合開始剤、(H)重合性多官能モノマー、(I)シランカップリング剤を含有する透明樹脂組成物からなり、必要に応じて樹脂、溶剤、添加剤を含むことができる。
図4は、本発明の第1の実施形態のカラーフィルタ基板を用いた、本発明の第3の実施形態である表示装置の模式断面図である。本実施形態は、いわゆる横電界方式の液晶表示装置の場合の実施形態である。
図5は、本発明の第2の実施形態のカラーフィルタ基板を用いた、本発明の第4の実施形態である表示装置の模式断面図である。本実施形態は、いわゆる縦電界方式の液晶表示装置の場合の実施形態である。
図4、図5の第3、第4実施形態である表示装置では、電極保護層7の上面、及び透明基板14、24の裏面に、偏光板や位相差板となる光学フィルム18、19、28、29を設けることができる。また、場合によってはこれらの層間に別途接着層を設けることができる。
本発明のカラーフィルタ基板、及びそれを用いた表示装置に用いられる透明基板は可視光に対してある程度の透過率を有するものが好ましく、より好ましくは80%以上の透過率を有するものを用いることができる。一般に液晶表示装置に用いられているものでよく、PETなどのプラスチック基板やガラスが挙げられるが、通常はガラス基板を用いるとよい。ブラックマトリックスを用いる場合はあらかじめ該透明基板上にクロム等の金属薄膜や遮光性樹脂によるパターンを公知の方法で付けたものを用いればよいが、特に横電界方式の液晶表示装置の場合には遮光性樹脂によるパターンが好ましく用いられる。
以下、本発明のカラーフィルタ基板を構成する着色画素について説明する。
透明基板上への着色画素の作製方法は、公知のインクジェット法、印刷法、フォトリソ法、エッチング法など何れの方法で作製しても構わない。しかし、高精細、分光特性の制御性及び再現性等を考慮すれば、透明な樹脂中に顔料を、光開始剤、重合性モノマーと共に適当な溶剤に分散させた着色組成物を透明基板上に塗布製膜して着色層を形成し、着色層をパターン露光、現像することで一色の画素を形成する工程を各色毎に繰り返し行って着色画素を作製するフォトリソ法が好ましい。
本発明のカラーフィルタ基板の着色画素を形成する着色組成物に用いることのできる有機顔料の具体例を、カラーインデックス番号で示す。
透明基板1としてのガラス基板(コーニング社製「EAGLE XG」)上にスパッタリング装置で、インジウムを含む接着層4と金属層5を連続して成膜した。インジウムを含む接着層4には、ITOからなる透明導電膜を用い、20nmの膜厚で形成した。金属層5は、銅を300nmの膜厚で形成した。その後、公知のフォトリソ法でレジストパターンを形成し、さらにITOからなる接着層4と金属層5を燐酸と塩化第二鉄の混酸を用いたウェットエッチングによりパターニングした。エッチング後、レジストパターンはアルカリ水溶液で剥膜した。
下記組成混合物をよく攪拌し、黒色樹脂組成物No.1〜No.10を得た。
ビスフェノールフルオレン型エポキシ樹脂(固形分50.0%)12.2gに対し、ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート混合物(日本化薬社製「KAYARADDPHA」)1.5g、カーボンブラック分散液(固形分22.7%)14.8g、光ラジカル重合開始剤(ADEKA社製「NCI‐831」)0.4g、熱ラジカル重合開始剤(和光純薬工業社製「VA−061」)0.4g、C.I.PigmentYellow139分散液(固形分22.7%)2.7g、シリカ微粒子分散液(固形分22.7%)2.7g、表面調整剤(ビックケミー社製「BYK‐323」)の1%プロピレングリコールモノメチルアセテート溶液0.7g、シランカップリング剤(信越化学「KBE−9007」)の10%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液0.7g及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート65.3gを加えてよく攪拌し、黒色樹脂組成物No.1を得た。
ビスフェノールフルオレン型エポキシ樹脂(固形分50.0%)12.2gに対し、ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート混合物(日本化薬社製「KAYARADDPHA」)1.5g、カーボンブラック分散液(固形分22.7%)14.8g、光ラジカル重合開始剤(ADEKA社製「NCI‐831」)0.4g、熱ラジカル重合開始剤(和光純薬工業社製「VA−061」)0.4g、C.I.SolventYellow83溶液(固形分22.7%)2.7g、シリカ微粒子分散液(固形分22.7%)2.7g、表面調整剤(ビックケミー社製「BYK‐323」)の1%プロピレングリコールモノメチルアセテート溶液0.7g、シランカップリング剤(信越化学「KBE−9007」)の10%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液0.7g及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート65.3gを加えてよく攪拌し、黒色樹脂組成物No.2を得た。
ビスフェノールフルオレン型エポキシ樹脂(固形分50.0%)13.4gに対し、ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート混合物(日本化薬社製「KAYARADDPHA」)1.7g、窒化チタン分散液(固形分22.7%)12.2g、光ラジカル重合開始剤(ADEKA社製「NCI‐831」)0.4g、熱ラジカル重合開始剤(和光純薬工業社製「VA−061」)0.4g、C.I.PigmentRed177分散液(固形分22.7%)2.8g、シリカ微粒子分散液(固形分22.7%)2.7g、表面調整剤(ビックケミー社製「BYK‐323」)の1%プロピレングリコールモノメチルアセテート溶液0.7g、シランカップリング剤(信越化学「KBE−9007」)の10%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液0.7g及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート66.4gを加えてよく攪拌し、黒色樹脂組成物No.3を得た。
ビスフェノールフルオレン型エポキシ樹脂(固形分50.0%)13.4gに対し、ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート混合物(日本化薬社製「KAYARADDPHA」)1.7g、窒化チタン分散液(固形分22.7%)12.2g、光ラジカル重合開始剤(ADEKA社製「NCI‐831」)0.4g、熱ラジカル重合開始剤(和光純薬工業社製「VA−061」)0.4g、C.I.SolventRed124溶液(固形分22.7%)2.8g、シリカ微粒子分散液(固形分22.7%)2.7g、表面調整剤(ビックケミー社製「BYK‐323」)の1%プロピレングリコールモノメチルアセテート溶液0.7g、シランカップリング剤(信越化学「KBE−9007」)の10%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液0.7g及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート66.4gを加えてよく攪拌し、黒色樹脂組成物No.4を得た。
ビスフェノールフルオレン型エポキシ樹脂(固形分50.0%)12.7gに対し、ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート混合物(日本化薬社製「KAYARADDPHA」)1.6g、C.I.SolventBlack7溶液(固形分22.7%)11.0g、光ラジカル重合開始剤(ADEKA社製「NCI‐831」)0.4g、熱ラジカル重合開始剤(和光純薬工業社製「VA−061」)0.4g、C.I.PigmentYellow139分散液(固形分22.7%)2.8g、C.I.PigmentRed177分散液(固形分22.7%)2.7g、シリカ微粒子分散液(固形分22.7%)2.7g、表面調整剤(ビックケミー社製「BYK‐323」)の1%プロピレングリコールモノメチルアセテート溶液0.7g、シランカップリング剤(信越化学「KBE−9007」)の10%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液0.7g及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート65.7gを加えてよく攪拌し、黒色樹脂組成物No.5を得た。
ビスフェノールフルオレン型エポキシ樹脂(固形分50.0%)12.2gに対し、ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート混合物(日本化薬社製「KAYARADDPHA」)1.5g、カーボンブラック分散液(固形分22.7%)14.8g、光ラジカル重合開始剤(ADEKA社製「NCI‐831」)0.4g、熱ラジカル重合開始剤(和光純薬工業社製「VA−061」)0.4g、C.I.PigmentYellow139分散液(固形分22.7%)2.7g、フッ化マグネシウム微粒子分散液(固形分22.7%)2.7g、表面調整剤(ビックケミー社製「BYK‐323」)の1%プロピレングリコールモノメチルアセテート溶液0.7g、シランカップリング剤(信越化学「KBE−9007」)の10%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液0.7g及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート65.3gを加えてよく攪拌し、黒色樹脂組成物No.6を得た。
ビスフェノールフルオレン型エポキシ樹脂(固形分50.0%)12.2gに対し、ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート混合物(日本化薬社製「KAYARADDPHA」)1.5g、カーボンブラック分散液(固形分22.7%)14.8g、光ラジカル重合開始剤(ADEKA社製「NCI‐831」)0.4g、熱ラジカル重合開始剤(和光純薬工業社製「VA−061」)0.4g、C.I.PigmentYellow139分散液(固形分22.7%)2.7g、氷晶石(ヘキサフルオロアルミン酸ナトリウム)微粒子分散液(固形分22.7%)2.7g、表面調整剤(ビックケミー社製「BYK‐323」)の1%プロピレングリコールモノメチルアセテート溶液0.7g、シランカップリング剤(信越化学「KBE−9007」)の10%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液0.7g及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート65.3gを加えてよく攪拌し、黒色樹脂組成物No.7を得た。
ビスフェノールフルオレン型エポキシ樹脂(固形分50.0%)15.6gに対し、ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート混合物(日本化薬社製「KAYARADDPHA」)2.0g、カーボンブラック分散液(固形分22.7%)13.1g、光ラジカル重合開始剤(ADEKA社製「NCI‐831」)0.4g、熱ラジカル重合開始剤(和光純薬工業社製「VA−061」)0.4g、表面調整剤(ビックケミー社製「BYK‐323」)の1%プロピレングリコールモノメチルアセテート溶液0.7g、シランカップリング剤(信越化学「KBE−9007」)の10%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液0.7g及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート68.5gを加えてよく攪拌し、黒色樹脂組成物No.8を得た。
ビスフェノールフルオレン型エポキシ樹脂(固形分50.0%)14.6gに対し、ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート混合物(日本化薬社製「KAYARADDPHA」)1.8g、カーボンブラック分散液(固形分22.7%)15.2g、光ラジカル重合開始剤(ADEKA社製「NCI‐831」)0.4g、熱ラジカル重合開始剤(和光純薬工業社製「VA−061」)0.4g、表面調整剤(ビックケミー社製「BYK‐323」)の1%プロピレングリコールモノメチルアセテート溶液0.7g、シランカップリング剤(信越化学「KBE−9007」)の10%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液0.7g及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート67.6gを加えてよく攪拌し、黒色樹脂組成物No.9を得た。
ビスフェノールフルオレン型エポキシ樹脂(固形分50.0%)15.9gに対し、ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート混合物(日本化薬社製「KAYARADDPHA」)2.0g、窒化チタン分散液(固形分22.7%)12.6g、光ラジカル重合開始剤(ADEKA社製「NCI‐831」)0.4g、熱ラジカル重合開始剤(和光純薬工業社製「VA−061」)0.4g、表面調整剤(ビックケミー社製「BYK‐323」)の1%プロピレングリコールモノメチルアセテート溶液0.7g、シランカップリング剤(信越化学「KBE−9007」)の10%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液0.7g及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート68.7gを加えてよく攪拌し、黒色樹脂組成物No.10を得た。
以上のように、黒色樹脂組成物No.1〜7は反射率調整剤及び反射色調整剤を含有しているため、それぞれ実施例1〜7の試料用とし、黒色樹脂組成物No.8〜10は反射率調整剤及び反射色調整剤を含有していないため、それぞれ比較例1〜4の試料用とした
。
上記ガラス基板上の接着層4と金属層5のパターン上にスピンコート法により、上記黒色樹脂組成物No.1〜10の塗膜をそれぞれ形成した。乾燥後、115℃のホットプレートで1分間プリベークした。次に、開口幅が6μmのフォトマスクを介し、超高圧水銀ランプ(照度26mW/cm2)を用いて黒色樹脂組成物の塗膜に紫外光を照射した。露光後、2.5質量%炭酸ナトリウム水溶液で現像し、接着層4と金属層5のパターンを覆うように膜厚1.5μmの黒色反射抑止層6を形成し、タッチパネル電極3を形成した。
下記組成の混合物をディゾルバーにて40℃3時間攪拌後、フィルターで濾過することにより透明樹脂組成物を得た。
Irgacure 184(BASF社製光重合開始剤) 10%
U−6HA(新中村化学社製重合性多官能モノマー) 50%
アロニックスM−305(東亞合成社製重合性多官能モノマー) 15%
アロニックスM−402(東亞合成社製重合性多官能モノマー) 5%
US−TD−12P(大阪有機化学社製重合性多官能モノマー) 5%
KBM−503(信越化学社製シランカップリング剤) 10%
BYK−350(ビックケミー・ジャパン社製表面調整剤) 3%
BYK−410(ビックケミー・ジャパン社製 変性ウレア増粘剤) 2%
上記黒色反射抑止層を形成したタッチパネル電極3上に、スクリーン印刷版(メッシュ500、乳剤厚10μm、紗厚20μm)を用いて前記透明樹脂組成物を塗布した。次に、オーブンにて90℃2分間プリベークを行って溶剤分を除去し、高圧水銀灯(アイグラフィックス社製コンベアUV照射装置)にて0.5J/cm2の露光を行った。オーブンにて120℃30分間焼成を行い、タッチパネル電極3上とガラス基板上に膜厚4μmの電極保護層7を実施例1〜7、比較例1〜3の試料に形成した。また、比較例4には電極保護層7を形成しなかった。
[黒色反射抑止層のOD値]
ガラス基板上に黒色反射抑止層を膜厚1μmとなるように形成し、顕微分光測定装置(大塚電子社製「LCF‐1100」)を用いて、波長範囲400〜700nmにわたる透過率を測定し、得られた分光透過率曲線からJISR3106に従って視感透過率(T)を求め、下記式によってOD値を求めた。
OD=−Log10T
顕微分光測定装置(大塚電子社製「LCF‐1100)を用いて、図2に示す形態の実施例1〜7、比較例1〜4の反射率を波長範囲400〜700nmにわたって測定した。条件はアルミニウムをリファレンスとして、D65光源で行った。得られた分光反射率曲線からJISR3106に従って視感反射率を求めた。
CIELab色空間表示系は、XYZ表色系に基礎をおき、CIE(国際照明委員会)が1976年に推奨した表示系で、L*は明度を表わし、0から100までで数値が大きいほど明るくなる。色度はa*、b*で表わし、a*、b*ともに0の場合には無彩色となる。従って、タッチパネル電極が視認されないためには、L*、a*、b*ともに0に近いほど良い。実施例1〜7、比較例1〜4について、前記反射率測定で得られた分光反射率曲線からJIS8781−4に従ってa*、b*を測定した。
「JIS K 5600 塗料一般試験方法」に準じて、引っかき硬度(鉛筆法)を実施し、配線パターンや各膜を形成したガラス基板上の鉛筆硬度を測定した。
2・・・・・カラーフィルタ
3・・・・・(第1の)タッチパネル電極
4・・・・・接着層
5・・・・・金属層
6・・・・・黒色反射抑止層
7・・・・・電極保護層
8・・・・・透明樹脂層
9・・・・・透明電極
10、20・・・・アレイ基板
11、12、13、21、22、23・・・絶縁層
15、25・・・・画素電極
16・・・・共通電極
17・・・・第2のタッチパネル電極
18、19、28、29・・・光学フィルム(偏光板、位相差板)
30、40・・・・液晶層
50・・・・・視認側
100、200・・・・カラーフィルタ基板
500、600・・・・液晶表示装置
Claims (3)
- 透明基板の第1の面にカラーフィルタを備え、
第2の面にタッチパネル電極を備え、
前記タッチパネル電極は前記透明基板上に、
接着層と金属層と黒色反射抑止層と電極保護層とをこの順で備えたカラーフィルタ基板であって、
前記黒色反射抑止層となる黒色樹脂組成物を構成する黒色顔料と反射色調整剤、又は黒色染料と反射色調整剤に含まれる固形成分の質量比が、
以下のいずれかであることを特徴とするカラーフィルタ基板。
(1)カーボンブラックを25.7質量%、C.I.PigmentYellow139を4.7質量%含む。
(2)カーボンブラックを25.7質量%、C.I.SolventYellow83を4.7質量%含む。
(3)窒化チタンを20.8質量%、C.I.PigmentRed177を4.8質量%含む。
(4)窒化チタンを20.8質量%、C.I.SolventRed124を4.8質量%含む。
(5)アニリンブラックを18.9質量%、C.I.PigmentYellow139を4.8質量%、C.I.PigmentRed177を4.6質量%含む。 - 前記接着層がインジウムを含有し、前記金属層が銅層又は銅合金層あるいはその両方であることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ基板。
- 請求項1、2のいずれか一項に記載のカラーフィルタ基板を備えることを特徴とする表示装置。
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