JP6748904B2 - 上下開閉機構付き多機能ダブルスキンシステムの運転方法 - Google Patents
上下開閉機構付き多機能ダブルスキンシステムの運転方法 Download PDFInfo
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Description
まず、夏期には、図2に示すように、上部換気口4と下部換気口3をともに開状態とし、ダブルスキン換気路2内(中空層)の換気を行って、日射遮蔽性能の向上を図る。さらに、室内空気をダブルスキン換気路2内に排気してダブルスキン換気路2内の温度上昇を抑え、日射遮蔽性能を高める。
中間期には、図3に示すように、上部換気口4を開状態、下部換気口3を閉状態とし、且つ室内にはダブルスキン換気路2に面する壁と屋外に面する壁にそれぞれ開口を設ける。ダブルスキン換気路2は日射取得により温度上昇し、上部換気口4から排気されることにより、屋外から室内、室内からダブルスキン換気路2、ダブルスキン換気路2から屋外という流れができ自然換気を行える。
また、室内には一方のダブルスキンシステムAと他方のダブルスキンシステムA’に面する壁にそれぞれ開口を設ける。
冬期の日射量が少ない場合には、図4(a)に示すように、上部換気口4と下部換気口3を閉状態として、ダブルスキン換気路2内の断熱効果を高める。なお、下部換気口3が開状態であっても断熱効果はあるが、閉状態にすることによって空気(外気)の流出入が防止でき、断熱効果が高まる。
冬期の日射量が多い場合には、図4(b)(及び図3、詳細を後述する図7参照)に示すように、ダブルスキンカーテンウォールA1の日射取得により、ダブルスキン換気路2内の温度が一定以上の温度になるときにダブルスキン換気路2の暖かい空気を空調機もしくは外調機に取り入れ、暖房エネルギー消費を低減する。
また、計算条件としては、外気温を4.8℃、鉛直面日射量を221W/m2、外風を無風、外気導入量を480CMH[96CMH/(幅1.6m×1floor)]とした。
2 ダブルスキン換気路(中空層)
3 下部換気口
4 上部換気口
5 上部ダンパー
6 下部ダンパー
A 建物のダブルスキンシステム(上下開閉機構付き多機能ダブルスキンシステム)
A’ 建物のダブルスキンシステム(上下開閉機構付き多機能ダブルスキンシステム)
A1 ダブルスキンカーテンウォール
Claims (3)
- 建物の全階層又は複数階層にわたって設けられるダブルスキンカーテンウォールと、
前記ダブルスキンカーテンウォールによって形成され、空気を導入するための下部換気口を下方に、前記下部換気口から取り入れ、上方に流通した空気を外部に排気するための上部換気口を上方に備えるとともに、前記建物の全階層又は複数階層にわたって上下方向に延設されたダブルスキン換気路と、
前記上部換気口と前記下部換気口をそれぞれ開閉する上部ダンパー及び下部ダンパーとを備え、
夏期には、前記上部換気口と前記下部換気口が開状態とされるとともに建物の室内の空気が前記ダブルスキン換気路に排気され、
夏期と冬期の間の中間期には、前記上部換気口が開状態、前記下部換気口が閉状態とされ、且つ前記上部換気口、及び室内と前記ダブルスキン換気路の間の壁に設けられた開口を通じて、建物の屋外又は日射を受けない別のダブルスキンカーテンウォールから室内、室内からダブルスキン換気路、ダブルスキン換気路から屋外に空気が流通され、
冬期には、日射量が少ないときに前記上部換気口と前記下部換気口が閉状態とされ、日射量が多いときに前記上部換気口が開かれ、前記下部換気口が閉じられ、前記ダブルスキン換気路内の暖かい空気が空調機あるいは外調機に取り入れられて暖房用エネルギーとして利用するように構成されていることを特徴とする上下開閉機構付き多機能ダブルスキンシステムの運転方法。 - 請求項1に記載の上下開閉機構付き多機能ダブルスキンシステムの運転方法において、
建物の一方に日射が当たるときに他方に日射が当たらないような建物の一方位側と該一方位側の反対の他方位側とにそれぞれ、前記ダブルスキン換気路を建物内と連通させるように前記ダブルスキンカーテンウォールが設けられ、
日射取得の多い一方のダブルスキンカーテンウォールと、日射取得の少ない他方のダブルスキンカーテンウォールと、を備え、
前記一方のダブルスキンカーテンウォールの上部換気口を開状態、下部換気口を閉状態とし、
前記他方のダブルスキンカーテンウォールの上部換気口を閉状態、下部換気口を開状態となるように構成され、
建物内の自然換気を促進するように構成されていることを特徴とする上下開閉機構付き多機能ダブルスキンシステムの運転方法。 - 建物の全階層又は複数階層にわたって設けられるダブルスキンカーテンウォールと、
前記ダブルスキンカーテンウォールによって形成され、空気を導入するための下部換気口を下方に、前記下部換気口から取り入れ、上方に流通した空気を外部に排気するための上部換気口を上方に備えるとともに、前記建物の全階層又は複数階層にわたって上下方向に延設されたダブルスキン換気路と、
前記上部換気口と前記下部換気口をそれぞれ開閉する上部ダンパー及び下部ダンパーとを備え、
夏期と冬期の間の中間期には、前記上部換気口が開状態、前記下部換気口が閉状態とされ、且つ前記上部換気口、及び室内と前記ダブルスキン換気路の間の壁に設けられた開口を通じて、建物の屋外又は日射を受けない別のダブルスキンカーテンウォールから室内、室内からダブルスキン換気路、ダブルスキン換気路から屋外に空気が流通されるように構成されていることを特徴とする上下開閉機構付き多機能ダブルスキンシステムの運転方法。
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JP2016065998A JP6748904B2 (ja) | 2016-03-29 | 2016-03-29 | 上下開閉機構付き多機能ダブルスキンシステムの運転方法 |
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