JP2007291751A - 木造建築物の常時開放通気と通気及び通気制御の専用ゾーン別通気構造から構成される断熱通気構造体と同構造体のハイブリッド通気及び通気制御の方法。 - Google Patents

木造建築物の常時開放通気と通気及び通気制御の専用ゾーン別通気構造から構成される断熱通気構造体と同構造体のハイブリッド通気及び通気制御の方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】木造建築物に関し、温度差により生じる構造体内部結露の発生防止、通気性、断熱性に優れ、通気制御が行える断熱通気構造体の提供。
【解決手段】外気Gが内壁通気構造体WZの通気路V33を上昇気流g3として小屋裏ゾーンZ2内に進入し、開口状態の自動開閉式の自然通気制御機器を通過し、通気専用経路Z12内に進入し、上昇気流g1と合流し、換気ガラリRV又は換気口Mにより通気・排出される。また、通気専用経路Z12内の自動制御の換気ファンK1のパイプダクトP1を分岐し、一方は通気専用経路Z12内の中央に、他方は小屋裏ゾーンZ2内へ貫通挿入し、両ゾーンの設定温度、設定湿度を感知し、換気ファンK1が自動運転し、設定値以下となると停止する。これにより、両ゾーンの通気を自然換気と強制換気を混用する専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4である。
【選択図】図19

Description

本発明は木造住宅建築物における、温暖地域又は寒冷地域を問わず、特に内と外の温度差の著しい夏、冬期間を主に、構造体の主要構造用途部分である屋根、小屋裏及び壁体内さらに床下の断熱施工に関し、温度差より生ずる構造体内結露の発生の防止、又は結露の解消をもとに、構造体内環境を満足すべく構造体として、又、快適な室内環境とさらに省エネルギーをもとに最も効果的な通気及び通気制御を容易とする構造形態、通気形態から構造される断熱通気構造体とする場合の、常時開放通気を要する通気構造の主要構造用途部分と、通気及び通気制御を要する通気構造の主要構造用途部分の連携から構成される断熱通気構造体とし、又、同主要構造用途部分の通気及び通気制御に用いる自然気流を主に対象とした自然開放通気機器及び自動開閉式の自然通気制御機器と、さらに、補助としてソーラーエネルギーを主とした自然制御の換気ファンを混用し、容易に効率よく確実な通気及び通気制御が行える様、さらに省エネルギーで、室内環境と構造体の長期耐久性を大幅に向上させることのできる断熱通気構造体、又、同構造体を主に応用する多様化の断熱通気構造体と同構造体の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御の方法に関するものである。
木造住宅の構造体の断熱施工において、より快適な室内環境とさらに省エネルギーを追求する傾向から、内と外との温度差の解消として、構造体の屋根面、壁体内を密閉する断熱施工の高気密高断熱施工とする保温性の高い住空間を求める反面、同構造体の木材の調湿作用、調湿能力を生かせず、又、窒息気密によって引き起こされる多湿蒸れより生ずる木材の腐れ等、構造体の劣化を招く構造体内環境に及ぼす弊害と、又、夏の屋根の表面温度は外気温度より高く、屋根面及び壁体内の断熱材が高温の蓄熱材となり易く、逆に不快感を与え、よりエネルギーを消費してしまう等、夏の温度差の解消は断熱材だけでは解決できず、室内環境に及ぼす弊害を招く原因にもなっていて、又、さらに通気性のない構造体の密閉構造からの原因とするシックハウス現象も引き起こさざるを得ないのである。
こうした問題を解決するために、従来、構造体内環境、室内環境に最も影響する壁体内と、又、天井断熱より有効で効果のある、夏の直射日光を受ける屋根部分を通気層のある断熱通気の構造とした上で、建物内部の通気の経路として、夏の進入する外気が、床下、壁体内及び小屋裏を通じ、屋根の棟へ抜け、又、同時に建物外部の軒天換気口よりの外気の進入又は外装材の通気構法による外壁下方からの外気の進入と軒天換気口よりの外気の進入が合流し、屋根の通気層を経過し、屋根の棟換気口より抜ける通気形態とする断熱通気の工法で、壁体内木材の調湿能力を生かし、床下より進入する外気が、夏の床下の冷気を伴う気流として上昇し、壁体内の通気層を経過し同時に壁体内と小屋裏に溜まった熱気、湿気を屋根の棟換気口より自然の力で排出するもので、従来、この断熱通気工法の構造体として、又、同時に冬期間を意識して構造体の通気制御を主とし、自然気流対象とした通気制御の自然通気制御機器で、一般に市販される上下一定の温度を定め、温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の自動開閉式換気口の床下換気口、軒天換気口及び棟換気口を全て通気制御装置として用い、建物の内部、外部の通気路の通気制御とする方式と、同通気制御装置を一部分のみ使用し、通気制御する方式があり、前者の方式は夏、冬を通し小屋裏と屋根通気層を常時連絡通気の一定の開口で開放状態のままとし、夏の通気効果を優先したもので、その開口部より夏の壁体内及び小屋裏に溜まった熱気、臭気を伴う気流を通し又、外気温が一定以上となり開放された軒天換気口からのみ取りいれる、外気進入、又は同軒天換気口及び外壁通気層より進入する合流気流が屋根通気層を経過し、開放状態で兼用の棟換気口より同時に排出されるものとし、又、冬は外気温が一定の温度以下となった状態で全ての換気口が閉鎖し、構造体を無通気とし、建物を保温状態とする断熱通気の構造とした工法の方式としている。
又一方、後者の床下換気口のみを上記の自動開閉式の自然通気制御機器の床下換気口を用い、軒天換気口及び棟換気口を常時通気の自然開放通気機器を用いて、建物の外部、内部の通気経路の通気及び通気制御として、建物の内部を小屋裏と屋根通気層の連絡通気にダンパー式通気制御装置あるいは手動、電動の開閉装置を用い通気制御するもので、夏の通気効果と冬の小屋裏の通気制御を目的とし、夏の壁体内や小屋裏に溜まった熱気、湿気を伴う気流が、開放された同装置を経過し、夏、冬期間共常時開口の軒天換気口及び棟換気口の通気形態の屋根通気層を経過する気流と合流して棟換気口より排出し、冬は軒天及び棟の換気口による屋根通気部分は常時開放通気の状態とし、内部の通気経路は、外気が一定の温度以下となった状態で、床下換気口及び小屋裏と屋根通気層を連絡するダンパー式通気制御装置又は、手動、電動の開閉装置が閉鎖され建物内部保温状態とする断熱通気の構造とした工法の方式とがあった。
前者、後者共、夏の直射日光を浴びた屋根の屋根通気層内の熱気の排出と、建物内部の壁体内及び小屋裏に溜まった熱気、湿気を小屋裏の棟部に導き、容易に効率よく排出することを目的に、又、夏、冬期間の小屋裏の通気及び通気制御を有利に行うことを目的に、棟換気口あるいは棟換気機器類のみの集中した排出とする、夏、冬期間を通し、通気及び通気制御を行い、快適で省エネルギーの画期的な断熱通気の構造と通気制御の工法であるとされていた。
ところが通気を要する構造体の全壁体内の通気層の占用容積及び屋根通気層の占用容積と小屋裏内部の占用面積に対して、通気及び通気制御を行う上での容易で施工効率が良いとされる棟換気口のみとする場合の、通気及び排出能力が、使用する棟換気口の性能上、同時に雨仕舞が考慮される為、排出部分が非常に細く、小さく、一箇所当たりの適応能力に限界があり、見合う通気又は、排出量が満足されているか、間に合わず停滞域として残る状態への懸念と、又さらに、建物の形状により設置可能とする数量も制限される場合もあり、1階部分から2階部分のすみずみまでの壁体内又は他の構造体内を確認できず、各構造体内環境として熱気対策又は湿気対策上、果たして解決されているか疑問もあり、指摘されていた。
又、夏時期において外気温が高く、無風の状態、あるいは外気温が比較的高く、外部湿度が多湿で、無風状態の梅雨時、又は密集地における立地条件下の場合等、前者、後者共、用いる通気制御の自然通気制御機器はいずれも外気温に対する熱感知式によるもので、構造体内湿度状況に対する効果を得るものではなく、又、外気の気流の進入及び排出と上昇気流の促進が、いずれも自然気流による自然の力の影響が大きく、又、自然気流の状態によるところが多く、屋根及び壁体内を含む構造体内の通気層の熱気、湿気を伴う蒸れた状態の空気が、常時上昇気流となるとも限らず、停滞状態の場合もあり、
又、夏、冬期間共、常時棟換気口を開口し、屋根の通気が行われているとする後者の場合で、冬期間に降雪が少ない温暖地、降雪量の少ない地方、又は、広い敷地を有し、屋根雪の排雪が常時容易に行われる場合を除き、降雪により常時屋根に積雪があり、棟換気口が閉ざされた状態となり易い多雪地域においては、屋根通気層内に溜まる空気が蒸れの状態を引き起こしやすく、さらに冬期間であっても天気が良く外気温が上昇し、外壁が温められ、軒天換気口よりの外気の進入による棟部停滞気流で密封状態の屋根通気層あるいは、外壁通気層よりの屋根通気層内への気流の一部進入等、屋根通気層内で温度差を生じて結露の発生の原因ともなりかねない。
更に又、前者の冬期間の一定温度以下の状況下において、自動開閉式の自然通気制御機器にて全換気口が閉鎖し建物無通気とし、夏、冬期間を通じて屋根通気層と小屋裏が常時連通する一定の開口部を設けた構造の場合の、屋根に積雪がある場合で、室内の熱機器の使用等、暖房の度合いが千差万別であり、室内の温度の程度により、温められる小屋裏と屋根の通気層内の温度差による屋根裏面及び棟部に溜まる空気の蒸れ等による結露の発生の原因を招きやすく、前者、後者共、共通して冬期間屋根に積雪がある場合は逆に、屋根部分を通気層を伴う通気構造とすることが大きな弊害を招く結果になる等、冬期間の小屋裏の保温状態を追求する結果の弊害であって、夏、冬期間を通じて未だに解決策がとれていない事も現状である。
本発明は、従来の木造住宅の断熱通気の構造体に上記の如き問題があったことに鑑みて為されたもので、常時木材の調湿作用を生かし、建物の形状、規模に係わることのない、構造体内環境を満足し、常時通気性、断熱性、保温性さらに湿度対策及び施工性にも優れ、又効果的な通気制御を容易とする通気形態、構造形態から成る断熱通気構造体とすべく、又、夏、冬期間を通していずれにも共通する断熱通気構造体として、構造体を構造用途区画別の、所謂る専用ゾーン別に常時通気を要する専用ゾーンと、通気制御を要する専用ゾーンに分別し、且つ、専用ゾーン別通気構造から構成される断熱通気構造体とした上で、自然気流を対象とした常時開口の自然開放通気機器又、通気制御の自動開閉式の自然通気制御機器を専用ゾーン別に基本常設機能として附設し、さらに、ソーラーエネルギーを主とした設定温度、設定湿度を感知して自動運転・停止する自動制御の換気ファンを補助促進機能として基本常設機能に附設し混用するハイブリッド通気及び通気制御の断熱通気構造体とし、自然気流の状態に左右されることなく、省エネルギーで室内環境と構造体の長期耐久性を大幅に向上させることのできる専用ゾーン別通気構造から構成され、且つ、専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御を行う断熱通気構造体の木造住宅、更には、同構造体系を主に応用する多様化の断熱通気構造体の木造住宅を提供することを技術的課題とするものである。
本発明は上記技術的課題を解決するために、構造体を構造用途別の常時開放通気の専用ゾーンと通気及び通気制御の専用ゾーンとして分別し、通気及び通気制御を行う上で、常時開放通気の専用ゾーンに常時開口の自然開放通気機器、通気及び通気制御の専用ゾーンに温度差利用の形状記憶合金使用とする市販の自動開閉式の自然通気制御機器を専用ゾーン別基本常設機能として附設し、常時開放通気の専用ゾーンと通気及び通気制御の専用ゾーンを気密断熱区画し、且つ専用ゾーン別通気構造から構成される断熱通気構造体1であって、
当該断熱通気構造体1が常時開放通気の独立した専用ゾーンの屋根断熱通気構造YDで一体形状の棟部常時通気専用経路Z11を形成する屋根裏ゾーンZ1と、通気及び通気制御の専用ゾーンとする小屋裏断熱通気構造KD又は小屋裏通気構造KD1の小屋裏ゾーンZ2及び床下断熱通気構造UDの床下ゾーンZ3の専用ゾーン別通気構造から構成され又、通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2と床下ゾーンZ3の連通による連携で通気及び通気制御を行うとし又、当該小屋裏ゾーンZ2と床下ゾーンZ3の連絡通気を形成する上で、さらに、内壁断熱通気構造WDの内壁通気構造体WZから構成されることを特徴とするものであり、
当該小屋裏ゾーンZ2及び床下ゾーンZ3が連結状態の外壁に面する内壁が全周一連の内壁断熱通気構造WDの内壁通気構造体WZを介し、常時連通され、連携して通気及び通気制御を行うものであって又、上記断熱通気構造体1の特徴とする常時開放通気の専用ゾーンの屋根裏ゾーンZ1の通気構造形状が屋根下葺材Nと小屋裏とを一定の厚さの板状の断熱フォームAを用い気密断熱区画し、屋根通気層V1を形成する屋根断熱通気構造YDと棟部常時通気専用経路Z11が一体形状で形成され、軒天に軒天換気口Ng、棟部常時通気専用経路Z11に棟部妻面換気ガラリRV及び棟換気口Mの常時開口の自然開放通気機器が基本常設機能として附設構成されることを特徴とする屋根裏ゾーンZ1であり、
又、屋根断熱通気構造YDと一体形状で形成される棟部常時通気専用経路Z11とする特徴が、屋根棟中心に位置し、棟を頂点とし、底面が平面状の一定の幅e1で左右h1の高さのコ型の形状とした三方を一定の厚さの板状の断熱フォームAを用い下地構成し、棟を含む内部空洞の通気層とする箱状で、さらに両端を小屋裏の両側の妻壁と一体形成とした一連の左右h1の高さで小屋裏ゾーンZ2と気密断熱区画され、屋根断熱通気構造YDと一体形状の左右連通で形成される場合と、又はその形状が棟を頂点とし、棟を含む内部空洞で平面状の底面の一面で屋根断熱通気構造YDと左右一体形状とし、左右連通で形成され、底面より棟までの高さを両側の棟部妻面換気ガラリRVが取付可能な高さとし、底面を一定の厚さの板状の断熱フォームAを用い下地構成し、内部空洞の通気層とし、両端を小屋裏の両側の妻壁と一体形成とした一連の形状で小屋裏ゾーンZ2と気密断熱区画し形成される場合の、いずれも屋根裏ゾーンZ1の常時通気専用経路Z11の特徴とするもので、同棟部常時通気専用経路Z11に附設構成された基本常設機能の両側の妻面壁の妻面換気ガラリRV及び、棟換気口Mの通気による常時直接外気Gの進入・通気・排出を促す棟部常時通気専用経路Z11であり、
さらに、当該棟部常時通気専用経路Z11と屋根断熱通気構造YDの一体形成である屋根裏ゾーンZ1の通気形態が、常時開口の軒天換気口Ng又は外壁通気層V2より進入する外気G又は気流g0が屋根断熱通気構造YDの屋根通気層V1の通気路V11を経過し、同棟部常時通気専用経路Z11内に進入し、同棟部妻面換気ガラリRVと棟換気口Mの連携により常時通気・排出される常時開放通気の独立した通気専用ゾーンであることを特徴とし、
又、小屋裏ゾーンZ2は、屋根断熱通気構造YDの、小屋裏面の一定の厚さの板状の断熱フォームAと一定の厚さの板状の断熱フォームCを密接した室内天井又は天井C0で区画され、小屋裏断熱通気構造KD又は小屋裏通気構造KD1で、同ゾーンZ2を通気層とし、又、当該小屋裏ゾーンZ2と連結状態の外壁に面する内壁に一定の厚さの板状の断熱フォームBを施した内壁通気構造体WZの内壁断熱通気構造WDの内壁通気層V3と常時連通の状態であり、同ゾーンZ2の小屋裏の両側妻壁に市販の通気及び通気制御の自動開閉式の自然通気制御機器で、上下一定の温度を定め開閉する温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の換気ガラリT1が通気及び通気制御の基本常設機能として構成されていることを特徴とする、小屋裏の通気及び通気制御をする小屋裏断熱通気構造KD又は小屋裏通気構造KD1の小屋裏ゾーンZ2であり又、
床下ゾーンZ3は、床下地断熱施工の一定の厚さの板状の床断熱フォームDと、一体土間的仕様で防湿施工のベタ基礎ベースF及び、一定の厚さの板状の断熱フォームD´で内側断熱施工された立上り断熱布基礎F1にて断熱区画され、同ゾーンZ3を通気層とする床下断熱通気構造UDであって、
又、小屋裏ゾーンZ2と連結し、一連の通気層として形成される、外壁に面する内壁通気構造体WZの内壁断熱通気構造WDの内壁通気層V3と常時連通の連結状態であり、同立上り断熱布基礎F1に市販の通気及び通気制御の自動開閉式の自然通気制御機器で、小屋裏ゾーンZ2と同型式の温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の床下換気口T1が、通気及び通気制御の基本常設機能として構成されていることを特徴とし、床下の通気及び通気制御をする床下断熱通気構造UDの床下ゾーンZ3で、
連通状態の小屋裏ゾーンZ2との通気形態は、外気温が一定温度以上の場合同時開口し、両ゾーン内の直接外気Gの進入と通気排出を促し、又床下ゾーンZ3に進入し、上昇する気流が連通する内壁通気層V3の通気路V33を経過し、小屋裏ゾーンZ2内に進入し、同ゾーンZ2内の気流と合流した気流が、両側妻壁に附設された自動開閉式の換気ガラリT1により通気排出され又、一定の温度以下で同時閉鎖され、外気の進入を自動通気制御し、連携して通気及び通気制御を行う小屋裏ゾーンZ2と床下ゾーンZ3であり、
常時開放通気の専用ゾーンとする断熱通気構造の屋根裏ゾーンZ1、通気及び通気制御の専用ゾーンとする断熱通気構造又は通気構造の小屋裏ゾーンZ2及び断熱通気構造の床下ゾーンZ3の専用ゾーン別通気構造から構成され、常時開放通気の専用ゾーンに棟部常時通気専用経路Z11を附設構成し、常時開口の自然開放通気機器を附設し又、通気及び通気制御の専用ゾーンに自動開閉式の自然通気制御機器を附設し専用ゾーン別基本常設機能として用い、専用ゾーン別通気及び通気制御を行うという技術的手段を採用した。
また本発明は上記技術的課題を解決するために、前記常時開放通気の専用ゾーンとする屋根断熱通気構造YDの屋根裏ゾーンZ1、通気及び通気制御の専用ゾーンとする小屋裏断熱通気構造KD又は通気構造KD1の小屋裏ゾーンZ2及び床下断熱通気構造UDの床下ゾーンZ3の専用ゾーン別通気構造から構成される断熱通気構造体1であって、通気及び通気制御の専用ゾーンの床下ゾーンZ3と小屋裏ゾーンZ2の連通による連携の通気及び通気制御を行い、さらに床下ゾーンZ3と小屋裏ゾーンZ2の連絡通気を形成する上で、連結され連通状態の断熱通気構造の内壁通気構造体WZから構成されていることを特徴とする断熱通気構造体1の、
床下ゾーンZ3の床下を防湿施工の土間コンクリート仕様で、周囲立上りを板状の断熱フォームD´で内側断熱された断熱布基礎F1とし床下地に断熱施工をせず、床下の通気・換気をなくし、床下熱源媒介の床暖房施工とする場合の床下密閉構造の床下密閉ゾーンZ4とした断熱通気構造体1´であり、
当該断熱通気構造体1´とする専用ゾーン別構成が、上記の屋根裏ゾーンZ1、小屋裏ゾーンZ2及び床下密閉ゾーンZ4の構成と、さらに、小屋裏ゾーンZ2と連結され、連通状態の内壁断熱通気構造WDの内壁通気構造体WZから構成されることを特徴とし又、外壁に面する外周一連の断熱通気構造WDで通気層V3を形成する内壁通気構造体WZと小屋裏ゾーンZ2の連通による連携の通気及び通気制御を行う通気形態として、
周囲外壁yの下部に数量を定め、同外壁yの通気層V2を貫通し、当該外壁に面して全周一連の連通状態の内壁通気構造体WZの内壁断熱通気構造WDの下部通気層V3への取り込みとする、市販の上下一定の温度を定め開閉する、小屋裏ゾーンZ2の自動開閉式の自然通気制御機器と同型式の温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の換気ガラリT1を附設し、取り込み通気と通気制御の基本常設機能とし、連結状態で連通する小屋裏ゾーンZ2と連携の通気及び通気制御を行うもので、
外気温が一定温度以上の場合に、小屋裏ゾーンZ2の両側の妻壁の基本常設機能の自動開閉式換気ガラリT1と同時に開口し、附設され取り込み通気とした同型式の換気ガラリT1に進入する外気Gが、上記通気層V3の通気路V33を同通気層内の熱気又は湿気を伴う上昇気流g2として経過し、小屋裏ゾーンZ2内に進入し、さらに同ゾーンZ2内の熱気あるいは淀んだ空気を伴い、又は同ゾーンZ2内に直接進入する外気Gとの合流の気流g3として同ゾーンZ2の両妻壁の同換気ガラリT1により通気・排出され、又、外気温が一定温度以下の場合は同時に閉鎖し、外気の進入を自動通気制御するものであり、
前記断熱通気構造体1の床下断熱通気構造UDの床下ゾーンZ3を床下密閉ゾーンZ4とし、通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2と連携して通気及び通気制御を行うべく、同ゾーンZ2と連結し連通する内壁通気構造体WZの下部に、自動開閉式の自然通気制御機器T1を取り込み通気として附設構成し、前記断熱通気構造体1と組み合わせ構成されるという技術的手段を採用した。
さらに、また本発明は上記技術的課題を解決するために、当該屋根の形状が四方傾斜状態の場合の屋根裏ゾーンZ1で、四方傾斜状態の屋根断熱通気構造YDと四方一体形状で構成される場合の前記断熱通気構造体1の屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z11に、通気専用棟WTが附設構成され、棟部常時通気専用経路Z12として組み合わせ構成されることを特徴とする屋根裏ゾーンZ1で、又、前記小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御の基本常設機能が棟部常時通気専用経路Z12に附設構成され、同小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御の媒介ゾーンとして構成されることを特徴とする屋根裏ゾーンZ1であって、
屋根の長辺方向又は短辺方向の傾斜面に、屋根棟及び妻壁が構成される通気専用棟WTを、棟を中心とし、両側に平行して構築し、屋根裏ゾーンZ1として屋根断熱通気構造YDと一体形状で構成される棟部常時通気専用経路であり、当該専用経路の底面が平面状の一定の幅e2で最高の高さh2の、四方を連通する屋根通気層V1を形成する屋根断熱通気構造YDと一体形状で形成され又、両端部が両側の通気専用棟WTの妻壁と一体形成とした一連の形状で、長さLとし、棟を含む内部空洞の通気層とし、周囲が一定の厚さの板状の断熱フォームAで小屋裏ゾーンZ2と気密断熱区画された一体箱状の棟部常時通気専用経路Z12として構成され、当該四方傾斜状態の屋根断熱通気構造YDと一体形状で構成されることを特徴とする屋根裏ゾーンZ1であって、
軒天及び同通気専用経路Z12に、市販の軒天換気口Ng、妻面換気ガラリRV及び棟換気口Mの常時開口の自然開放通気機器が基本常設機能として附設構成され、同軒天換気口Ng及び外壁通気層V2より進入する外気G又は上昇気流g0が屋根通気層V1の通気路V11を経過し、同通気専用経路Z12の換気ガラリRV及び棟換気口Mの連携により通気・排出されるものであり、
又、小屋裏ゾーンZ2の通気・排出及び通気制御が、同通気専用経路Z12を媒介しておこなわれるもので、同通気専用経路Z12の左右の最高の高さh2で周囲気密断熱区画された立上り壁部分に、小屋裏ゾーンZ2の通気媒介とする上下一定の温度を定め開閉する温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の自動開閉式の換気ガラリT1、あるいはソーラーエネルギーを主とした設定温度、設定湿度を感知し自動開閉する市販の開閉専用の電気式シャッターK4のいずれかの自動開閉式の自然通気制御機器を最低一台附設とし、小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御の媒介機能とし、屋根裏ゾーンZ1の基本常設機能として附設構成されることを特徴とするもので、
その通気形態は、床下ゾーンZ3に進入した気流が上昇気流として連通する内壁通気構造体WZの通気層V3の通気路V33を経過し、小屋裏ゾーンZ2内に進入し、上記のいずれかの附設される自動開閉式の自然通気制御機器が一定温度以上で開口し、連通状態となった同通気専用経路Z12内に進入し、常設の常時開口の自然開放通気機器の換気ガラリRV及び棟換気口Mにより通気・排出され又、外気温及び同ゾーンZ2さらに同通気専用経路Z12内の温度が一定以下の場合、床下換気口と同時閉鎖し気流の侵入を自動制御するもので、小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御が屋根裏ゾーンZ1を媒介し行われることを特徴とし、
さらに、小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御を媒介して行う上で、自動開閉式の換気ガラリT1あるいは開閉専用の電気式シャッターK4を媒介の機能として、通気専用棟WTと直角方向の同通気専用経路Z12の立上り区画壁面に附設する特徴が、底部開閉式ダンパー設置による底部のほこり溜りを因とした開閉の支障をなくすべく解決策とするものであり、又、小屋裏ゾーンZ2の占用面積あるいは同構造体規模に応じた通気効果を得る場合、同常時通気専用経路Z12の最高の高さh2として形成される立上り区画壁の両側を取り付け面とし、一定多数の自動開閉式の自然通気制御機器を附設することができることを特徴とし、前記屋根裏ゾーンZ1の屋根の形状が四方傾斜状態となる場合の屋根断熱通気構造YDの同屋根裏ゾーンZ1に通気専用棟WTを附設構成し、前記棟部常時通気専用経路Z11が四方傾斜状態の屋根断熱通気構造YDと四方連通の一体形状の棟部常時通気専用経路Z12として附設構成されるという技術的手段を採用した。
更にまた本発明は上記技術的課題を解決するために、前記断熱通気構造体1の専用ゾーン別通気構造で常時開放通気の専用ゾーンとする屋根裏ゾーンZ1を構成するにあたり、
当該屋根裏ゾーンZ1として構成される屋根断熱通気構造YDが、異なる屋根の通気形態と異なる屋根の通気構造形態の組み合わせ選択施工で構成されることを特徴とするもので、施工する外壁yの通気構法による施工別屋根通気形態と、屋根の断熱通気の施工別屋根通気構造形態の組み合わせにより構成される屋根断熱通気構造YDであり、
当該屋根断熱通気構造YDの常時開口の自然開放通気機器の軒天換気口Ngからの外気Gの進入による軒天通気、及び外壁yの通気構法別の外壁通気路V22を経過する進入した外気の通気形態の如何による屋根通気形態と、屋根下葺材Nと小屋裏を屋根断熱フォームAで気密断熱区画し、屋根通気層V1を形成すべく屋根断熱施工別の屋根通気構造形態で、
当該屋根の通気形態をA1とする場合の、外壁yの施工を軒天通過型の通気構法k1とし、軒天通気、外壁通気を共に伴う場合、又、屋根の通気形態をA2とする場合の、外壁yの施工を軒天不通過型の通気構法k2とし、外壁yの上方を開放通気の状態とし、外壁通気を伴わない軒天通気のみの場合等、屋根の通気形態がA1又はA2から成る屋根断熱通気構造YDと、
又、当該屋根の通気構造形態をB1とする場合の屋根の気密断熱施工で、一定の厚さの板状の屋根断熱フォームAを垂木下の母屋間気密断熱施工とし、垂木間を通気層として屋根下葺材Nと屋根通気層V1を形成する場合であり、又、屋根の通気構造形態をB2とする場合の屋根の気密断熱施工で、一定の厚さの板状の屋根断熱フォームAを垂木間または垂木間と垂木上にも密接施工する場合の、いずれかかの通気下地を伴う気密断熱施工とし、屋根下葺材Nと屋根通気層V1を形成する場合で、屋根の通気構造形態がB1又はB2から成る屋根断熱通気構造YDの屋根裏ゾーンZ1であって、
当該屋根裏ゾーンZ1が屋根の通気形態A1又はA2と、屋根の通気構造形態B1又はB2の組み合わせ選択施工として構成されるという技術的手段を採用した。
更にまた本発明は上記技術的課題を解決するために、常時開放通気の専用ゾーンの屋根裏ゾーンZ1と通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2及び床下ゾーンZ3の、又、両ゾーンの連通による連携の通気及び通気制御とする断熱通気構造体1の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御を行うにあたり、
当該通気及び通気制御に用いる屋根裏ゾーンZ1の常時開口の自然開放通気機器と小屋裏ゾーンZ2及び床下ゾーンZ3の自動開閉式の自然通気制御機器の専用ゾーン別基本常設機能に、補助として、市販のソーラーエネルギーを主とする設定温度、設定湿度を感知して自動運転・停止する自動制御の換気ファンを附設機能とし、又、同換気ファンを自動制御する太陽光発電を供給する装置の太陽電池パネルE0を設置し、ソーラーエネルギーを主として自動運転・停止を制御するコントローラCR、温度スイッチTS、湿度スイッチHS及び連動運転と夜・雨天時の家庭用電源の自動切換えのリレーユニットRUから構成される制御装置を専用ゾーン別とし、屋根裏ゾーンZ1に附設される換気ファンK1と制御装置YC、小屋裏ゾーンZ2及び間近に連結される内壁通気構造体WZの上部に附設される換気ファンK2と同一制御装置KC、さらに、床下ゾーンZ3に附設される床下専用換気ファンK3と制御装置UCとして附設し、専用ゾーン別ハイブリッド通気制御機能として構成し、混用して通気及び通気制御を行うことを特徴とする断熱通気構造体1の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御の方法であり、
当該屋根裏ゾーンZ1のハイブリッド通気機能KC−1とし、軒天換気口Ng、妻面換気ガラリRV及び棟換気口Mの基本常設機能に自動制御の換気ファンK1を附設構成し混用する通気促進機能であって、屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z11の両側の妻面壁に妻面換気ガラリRV及び棟に棟換気口Mが常設され、同通気専用経路Z11内の常時直接外気Gの進入、通気、排出を促し、又、軒天換気口Ng又は外壁通気層V2より進入する外気G又は気流g1が屋根通気層V1の屋根通気路V11を合流して経過し、屋根通気層V1内の熱気、湿気を含み同通気専用経路Z11内に進入した合流の上昇気流g1の排出を促すものであって、外部の自然気流の進入を主とする通気、排出であり、又、補助として市販の自動制御の換気ファンK1を同通気専用経路Z11の両側妻面壁のいずれか一方に附設し、同通気専用経路Z11内の設定温度、設定湿度を、温度センサーTC、湿度センサーHCが感知し、同通気専用経路Z11内の中央よりパイプダクトP1にて吸引し、自動運転で通気及び気流の排出を強制的に行い、設定以下で自動停止するもので、屋根裏ゾーンZ1内の常時通気の状態と、促進を計り、且つ外気流の状態にとらわれず、自然と強制の両用の機能を混用し、通気を促進することを特徴とする屋根裏ゾーンZ1のハイブリッド通気促進の方法であり、又、
当該小屋裏ゾーンZ2のハイブリッド通気及び通気制御機能KC−2とし、自動開閉式自然通気制御機器の上下一定の温度を定め開閉する、温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の換気ガラリT1の基本常設機能に、自動制御の換気ファンK2を附設構成し混用する通気及び通気制御機能であって、同小屋裏ゾーンZ2の両側の妻壁に基本常設機能の自動開閉式の自然通気制御機器の換気ガラリT1が常設され、連通する床下ゾーンZ3の同自動開閉式の自然通気制御機器の床下換気口T1と連携の通気及び通気制御を行うもので、自然気流の進入による通気を主とし、外気温が一定温度以上の場合開口し、同ゾーンZ2内に直接外気Gの進入と通気・排出を促し、連通状態の床下ゾーンZ3より上昇する気流g2が内壁通気構造体WZの通気層V3の通気路V33を経過し小屋裏ゾーンZ2内に進入経過し、開放状態の同換気ガラリT1が同ゾーンZ2内の気流と合流の気流g4の排出を促すもので、又、一定温度以下の場合閉鎖し、外気Gの進入を自動通気制御するものであり、又、補助として同ゾーンZ2内の設定温度、設定湿度を温度センサーTC、湿度センサーHCが感知し、同ゾーンZ2内の中央よりパイプダクトP2にて吸引する市販の自動制御の換気ファンK2が同ゾーンZ2の両側妻壁のいずれか一方に附設し、又、近接の連結される外壁周囲の内壁通気構造体WZの上部に附設する同型式の換気ファンK2が同通気構造体WZの通気層V3内の設定温度、設定湿度を温度センサーTC、湿度センサーHCにて感知し、自動運転し同通気層V3内の通気及び気流の排出を強制的に行い、設定以下で自動停止するもので、一定の温度、湿度の上昇を自動制御し、且つ、外気温が一定温度以下で閉じ、外気の進入を自動通気制御する、自然と強制の両用の機能を混用し、通気を促進し、又、通気制御を行うことを特徴とする小屋裏ゾーンZ2のハイブリッド通気及び通気制御の方法であって、
又、当該床下ゾーンZ3のハイブリッド通気及び通気制御機能KC−3とし、上記小屋裏ゾーンZ2同様、自動開閉式の自然通気制御機器の温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の床下換気口T1の基本常設機能に、自動制御の床下専用換気ファンK3を附設構成し混用する通気制御機能であって、立上り断熱布基礎F1の周囲に一定の数量を定め常設する基本常設機能の自動開閉式の自然通気制御機器の床下換気口T1が、連通する小屋裏ゾーンZ2の同自動開閉式の自然通気制御機器の換気ガラリT1と連携を行うもので、外気温が一定温度以上の場合開口し、同ゾーンZ3内に直接外気Gの進入と通気、排出を促し、又同ゾーンZ3内の進入経過する気流が上昇気流g2として、連通する内壁通気構造体WZの通気層V3の通気路V33を経過し、上部の小屋裏ゾーンZ2へ上昇気流g3として導かれる連携の通気形態であり、又、一定温度以下の場合閉鎖し、外気Gの進入を自動通気制御するものであり、さらに、補助として立上り断熱布基礎F1に数量を定め附設する市販の自動制御の床下専用換気ファンK3は、当該床下ゾーンZ3内の湿度状況対応とするもので、設定湿度を湿度センサーHCが感知し、同ゾーンZ3内の中央よりパイプダクトP3にて吸引し、自動運転で通気、排出を強制的に行い、設定以下で自動停止するもので、一定の湿度の上昇を自動制御し、又は上下一定の外気温度で開閉し、一定の温度以下で外気の進入を自動閉鎖する、自然と強制の両用の機能を混用し、通気を促進し、又通気制御を行うことを特徴とする床下ゾーンZ3のハイブリッド通気及び通気制御の方法であり、
専用ゾーン別通気構造から構成され、又、常時開放通気の専用ゾーンと通気及び通気制御の専用ゾーンから構成される断熱通気構造体1の通気及び通気制御を行うにあたり、常時開口の自然開放通気機器と自動開閉式の自然通気制御機器の専用ゾーン別基本常設機能に、補助としてソーラーエネルギーを主とし、自動制御装置を用いた自動制御の換気ファンを専用ゾーン別に附設し、専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能として構成し、混用して通気及び通気制御を行うという技術的手段を採用した。
更にまた本発明は上記技術的課題を解決するために、前記請求項3記載の屋根の形状が四方傾斜状態の場合の屋根裏ゾーンZ1の通気及び通気制御機能が、小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御を媒介する共用の通気及び通気制御の機能であって、屋根裏ゾーンZ1に位置し、専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4又は、ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−5として構成されることを特徴とする、屋根裏ゾーンZ1と小屋裏ゾーンZ2共用のハイブリッド通気及び通気制御の方法であって、常時開放通気の専用ゾーンとする屋根裏ゾーンZ1、通気及び通気制御の専用ゾーンとする小屋裏ゾーンZ2の専用ゾーン別通気及び通気制御とすべく、
当該屋根裏ゾーンZ1の基本常設機能の常時開口の自然開放通気機器以外に、小屋裏ゾーンZ2の屋根裏ゾーンZ1への取り込み通気媒介とする、通気及び通気制御の自動開閉式の自然通気制御機器又は開閉専用の電気式シャッターK4を附設した屋根裏ゾーンZ1の基本常設機能とし、補助として市販のソーラーエネルギーを主とする設定温度、設定湿度を温度センサーTC、湿度センサーHCが感知し、自動運転・停止する自動制御の換気ファンを附設機能とし、混用して通気及び通気制御を行う、ハイブリッド通気及び通気制御を特徴としたもので、
又、当該換気ファンを自動制御する制御装置が、太陽光発電を供給する装置の太陽電池パネルE0を設置し、ソーラーエネルギーを主として自動運転・停止を自動制御するコントローラCR、温度スイッチTS、湿度スイッチHS及び連動運転と夜・雨天時の家庭用電源の自動切換のリレユニットRUから構成され、屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z12に附設される換気ファンK1の制御装置YC、及び小屋裏ゾーンZ2専用の換気ファンK2の制御装置KCとして附設されるものであり、
当該屋根裏ゾーンZ1に位置し、屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2の専用ゾーン別通気及び通気制御を行うにあたり、ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4として構成される特徴が、
当該屋根裏ゾーンZ1の常時開口の自然開放通気機器と、小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御を行う屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z12に附設される同通気専用経路Z12と小屋裏ゾーンZ2の通気媒介の自動開閉式の自然通気制御機器を屋根裏ゾーンZ1の基本常設機能とし、さらに補助としてソーラーエネルギーを主とし、設定温度、設定湿度を感知し、自動運転・停止する自動制御の換気ファンK1を同通気専用経路Z12内のいずれか一方に附設し、且つ、同換気ファンK1のパイプダクトP1を分岐し、一方は同通気専用経路Z12内の中央に、一方は貫通挿入し小屋裏ゾーンZ2内へ装着し、同ゾーンZ2と屋根裏ゾーンZ1を同時に通気、換気するものであり、両ゾーンの通気及び通気制御を自然と強制の両機能を混用し行うゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4であって、両ゾーン共用の通気及び通気制御機能であり、
当該屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z12の両側の通気専用棟WTの妻壁に常設する常時開口の自然開放通気機器の換気ガラリRVと棟の換気口Mは、連携する通気排出機能で、同通気専用経路Z12内の常時直接外気Gの進入、通気、排出を促し、さらに軒天換気口Ng又は外壁通気層V2より進入する外気G及び上昇気流g0が屋根通気路V11を合流して経過し、同通気専用経路Z12内に進入した合流の上昇気流g1の通気、排出を促すものであって、
又、小屋裏ゾーンZ2と気密断熱区画された同通気専用経路Z12の最高の高さh2とした部分に、同小屋裏ゾーンZ2と同通気専用経路Z12との通気媒介とする自動開閉式で市販の温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の自然通気制御機器の換気ガラリT1もしくは、市販の自動開閉式の開閉専用電気式シャッターK4のいずれかを最低一台附設するものとし、同機能を屋根裏ゾーンZ1の基本常設機能に附設構成とするものであり、一定の温度以上の場合開口し、小屋裏ゾーンZ2と連通する床下ゾーンZ3に進入した外気Gが上昇気流g2として連通の内壁通気構造体WZの通気路V33を経過し、同ゾーンZ2に進入経過し、開口状態の自動開閉式の自然通気制御機器を媒介し、連通状態となった同通気専用経路Z12に進入し、常設機能の換気ガラリRV又は棟換気口Mの連携により通気・排出され、又一定温度以下で閉鎖し、同通気専用経路Z12の気流及び進入外気Gの同小屋裏ゾーンZ2内への進入を自動通気制御するものであり、又、さらに、補助としてソーラーエネルギーを主とし、附設する同通気専用経路Z12内への自動制御の換気ファンK1のパイプダクトP1を分岐し、一方は同通気専用経路Z12の中央に、一方は貫通挿入し、小屋裏ゾーンZ2内へ装着し両ゾーンの設定温度、設定湿度を温度センサーTC、湿度センサーHCが感知し、自動運転し、通気排出され、又、設定以下で停止するもので、両ゾーンの通気及び通気制御を自然と強制の両機能を混用し専用ゾーン別通気及び通気制御を行うゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4であり、
又、当該屋根裏ゾーンZ1に位置し、屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2の専用ゾーン別通気及び通気制御を行うハイブリッド通気及び通気制御機能KC−5とした場合の特徴として、上記ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4の機能をそのままに、さらに、屋根裏ゾーンZ1へ小屋裏ゾーンZ2専用の通気制御機能として附設する自動制御の換気ファンK1と同型式の小屋裏ゾーンZ2内の設定温度、設定湿度を感知し、自動運転・停止の自動制御の換気ファンK2を換気ファンK1の附設位置と反対側へ附設し、常時通気専用経路Z12の底面を貫通挿入し同ゾーンZ2専用のパイプダクトP2を装着し、同ゾーンZ2に分岐配管し吸引する換気ファンK1と換気ファンK2による自動制御の強制機能と自然機能の両機能を混用し共用して通気を促進し、又、通気制御を行うことを特徴とするハイブリッド通気及び通気制御機能KC−5であって、上記ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4同様、屋根裏ゾーンZ1と小屋裏ゾーンZ2共用の通気及び通気制御機能を特徴とするものであり、常時開放通気の専用ゾーンとする屋根裏ゾーンZ1、通気及び通気制御の専用ゾーンとする小屋裏ゾーンZ2として、屋根の形状が四方傾斜状態の場合の専用ゾーン別通気及び通気制御にあたり、屋根裏ゾーンZ1に位置する通気及び通気制御の両機能が小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御を媒介し、又、同機能が両ゾーンに共用する常時開口の自然開放通気機器と自動開閉式の自然通気制御機器を基本常設機能とした自然気流対象機能と、ソーラーエネルギーを主とし、自動制御装置を用いた自動制御の換気ファンの両機能を混用する屋根裏ゾーンZ1と小屋裏ゾーンZ2の共用するハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4又はハイブリッド通気及び通気制御機能KC−5であり、
屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御が、ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4又は同機能KC−5として屋根裏ゾーンZ1に附設構成され行われるという技術的手段を採用した。
本発明に係る専用ゾーン別通気構造から構成される断熱通気構造体及び同構造体の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御の方法にあっては、常時開放通気の専用ゾーンと通気及び通気制御の専用ゾーン別通気構造から構成される断熱通気構造体であり、夏の直射日光を浴びる過酷な条件と、冬の積雪による内、外の温度差の厳しい屋根部分を、常時開放通気専用ゾーンの屋根裏ゾーンとし、又、小屋裏部分、床下部分を冬の保温を考慮した通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーン及び床下ゾーンとし、連通した、連携の通気及び通気制御を行うとしたもので、又、特に特徴とする常時開放通気の専用ゾーンとした屋根裏ゾーンを通気及び通気制御の専用ゾーンと気密断熱区画し、双方の干渉をなくし、常時開放通気の屋根通気層とした上でさらに、屋根棟部に同通気層と一体形成の通気・排出専用の一連の経路の棟部常時通気専用経路を構成し、棟換気口のみならず、両妻壁にも自然開放通気機器を附設することで、軒天通気あるいは外壁通気を含みより通気性を高めることになり、冬の温度差による外壁の通気層内の壁体内結露の防止にもつながる。
夏、冬期間を通し、外周の屋根通気層、外壁通気層の一連の通気層を常時開放通気とし、内側を冬期間の室内保温を目的に、連通し、連携の通気制御を行い、一連の無通気層とし、室内を中央に、周囲を保温層とする構成から、最も容易に高い通気効果と通気制御効果が得られることから、夏、冬期間における冷房効果と暖房効果をもたらし、さらに省エネルギーを促進するものであり、従来のように、棟換気口のみによる通気・排出とさらに兼用で通気制御を行うとして、断熱通気の構造体全体の通気・排出不足を招くこともなく、たとえ冬期間に棟換気口が積雪で閉ざされたとしても常時通気専用経路の常時開口通気の両側妻面換気ガラリにて屋根の通気・排出が充分行われ、屋根の通気性が低下する弊害がなく、さらに、夏の屋根の直射日光による副射熱の排出を棟換気口のみとするより、同通気専用経路の棟換気口、両側妻面換気ガラリ、さらには小屋裏ゾーンの両妻壁換気ガラリの二重で通気・排出する通気効果は明らかであり、夏、冬期間を共通して無理なく効率よく、全体が通気促進または通気制御され、建物の通気性、保温性の向上とさらに省エネルギーで長期耐久性の向上に大きく貢献できるものである。
さらに、屋根裏ゾーンの常時開口の自然開放通気機器と連通し、連携で通気及び通気制御を行う小屋裏ゾーン及び床下ゾーンの自動開閉式の自然通気制御機器の専用ゾーン別基本常設機能に、補助として、ソーラーエネルギーを主とし、又夜・雨天時は家庭用電源に自動切換する自動制御装置を用いた自動制御の換気ファンを専用ゾーン別として、屋根裏ゾーンと小屋裏ゾーンに、又床下ゾーンに床下専用換気ファンを附設し、自動通気・通気制御機器と強制の両機能を混用する、専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能とし、
従来のように、自然気流の状態による自然の影響に左右されることなく、夏の梅雨時における高温多湿で、無風状態であっても、各専用ゾーン内の設定温度、設定湿度を、温度センサー・湿度センサーが感知し、自動運転し、設定以下で停止する、常時温度、湿度対策に効果的で、
又、冬期間は連通し、連携して通気制御する小屋裏ゾーンと床下ゾーンの基本常設機能の、上下一定の温度を定め開閉する自動開閉式の自然通気制御機器の換気ガラリと床下換気口が一定の温度以下で同時自動閉鎖され、冬期間を室内保温状態の無通気層とし、周囲を保温層として構成するハイブリッド通気及び通気制御を行う断熱通気構造体であり、常時安定した通気効果で、夏の冷房効果と冬の暖房効果を向上させることができる。
又、小屋裏ゾーンとして構成される室内天井に断熱フォームを附設し密接施工とし、断熱通気構造の小屋裏ゾーンとして構成され、ハイブリッド通気及び通気制御を行う断熱通気構造体とする場合の冷房効果で、夏の直射日光を受ける屋根部分の副射熱を屋根裏ゾーンと小屋裏ゾーンの二重の断熱通気構造として形成されるもので、又、二重にハイブリッド通気されることから、高い断熱効果と通気効果を発揮し、小屋裏ゾーン内の副射熱をさらに軽減し強制通気・排出され又、床下、壁体内及び小屋裏ゾーンの連通によるハイブリッド通気・排出にて同壁体内、小屋裏ゾーン内の通気・排出が促進され、室内の冷房効果をさらにもたらし、冬期間においても天井断熱、屋根断熱の二重の断熱と室内の温度の天井逃避をなくし、通気制御された床下ゾーン、小屋裏ゾーンと壁体の周囲保温層がさらに保温効果を向上させるもので、保温効果の向上から室内の暖房効果をさらにもたらす、断熱通気構造の屋根裏ゾーン、小屋裏ゾーン、床下ゾーンから構成され、専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御の断熱通気構造体の効果を特徴として、
夏、冬期間共通して、最も冷房効果と、暖房効果を促進し、又、ソーラーエネルギー主体の自動制御の換気ファンと自然開放通気機器及び自然通気制御機器の混用のハイブリッド通気及び通気制御にて最も省エネルギーで安定した通気・排出ができる。
さらに、従来のように、建物の形状によって設置する棟換気の数が限られたり又、規模による通気・排出不足からの構造体内の通気不良から起こる結露の発生による弊害又は、密集地の場合の立地条件で、外の気流不足からの構造体内の通気不良から起こる床下の多湿又は、密集地特有の梅雨時の屋根通気層内と壁体通気層内の気流通気不足による通気不良から起こる屋根・壁体内の結露の発生による弊害が専用ゾーン別通気構造の専用ゾーン別ハイブリッド通気とすることで、専用ゾーン別に設定温度、設定湿度を感知し、自動運転し、設定以下で自動停止とした、自然通気機器で補えない場合の自然と強制の両方を混用するハイブリッド通気及び通気制御機能であり、又、任意の温度、湿度設定であるため、以上のような弊害がなく又、任意の温度・湿度の設定であることから温暖地域、寒冷地域に応じた設定が可能で常時専用ゾーン別に温度・湿度の状態を自己診断し通気を促進し、温度対策、湿度対策に最も効果的で、建物の通気性と長期耐久性の向上に大きく貢献できるもので又、全地域に対応可能である。
更に又、床下を床下熱源媒介とする1階全室あるいは1階の全床を床暖房とする場合の床下土間的仕様で、床下密閉ゾーンとする一般木造住宅及び木造の大型施設等において、常時通気促進の屋根裏ゾーンをハイブリッド通気機能とし、通気及び通気制御を行う小屋裏ゾーンをハイブリッド通気及び通気制御機能とし、さらに小屋裏ゾーンと連通する外壁周囲の断熱通気構造の内壁通気構造体に取り込み通気とする、自動開閉式の自然通気制御機器の換気ガラリを附設し、床下換気口の代用としたもので、小屋裏ゾーンが外壁周囲の同内壁通気構造体の下方に附設された同換気ガラリによって、同内壁通気構造体の通気層と常時連通し連携で通気及び通気制御を行い、上下一定の温度を定め開閉する温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の自動開閉式換気ガラリで、冬期間の一定の温度以下で小屋裏ゾーンの同型式の換気ガラリと同時閉鎖し、通気制御され一連の無通気層として室内を中央に、床下暖房と周囲を保温層で構成し、又、外周の屋根通気層・外壁通気層が一連の通気層で夏、冬期間を通し常時通気の状態であり、
夏、冬期間共通して床下ゾーンがなくても安定した通気と通気制御ができ又、外壁周囲の壁体内通気層の通気不良とする通気不足もしくは同壁体内の通気層の内と外の温度差による結露の発生による弊害もなく、構造体の耐久性が損なわれることなく、このような現代の生活様式の変貌から断熱通気構造体の構造体系を主に応用する多様化の断熱通気構造体の木造住宅も充分対応できるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づき詳しく説明する。
図1の(a)は本発明に係る実施例1の断熱通気構造体1とする概略断面図及び(b)・(b´)の専用ゾーン別基本常設機能の附設構成図であり、なお、図2の(a)・(a´)は常時開放通気の屋根裏ゾーンZ1と通気及び通気制御の小屋裏ゾーンZ2並びに床下ゾーンZ3の通気専用ゾーンと通気及び通気制御の専用ゾーン別通気構造の概略断面分断図であり、(b)及び(b´)は同専用ゾーン別通気構造の通気層及び通気路の通気専用ゾーンZ1と通気及び通気制御の専用ゾーンZ2・Z3の概略分解図である。
また図3の(a)は図1(a)の小屋裏ゾーンZ2の小屋裏断熱通気構造KDが小屋裏通気構造KD1として構成される場合であり、(b)は棟部常時通気専用経路Z11の形成の特徴で、いずれも共通の棟部常時通気専用経路Z11とする、底面が一面で、左右の屋根断熱通気構造YDと一体形状で形成される場合の屋根裏ゾーンZ1を示す概略断面分断図である。
図4及び図5は同実施例1の屋根裏ゾーンZ1として構成される屋根断熱通気構造YDが、異なる屋根の通気形態と異なる屋根の通気構造形態の組み合わせ選択施工で構成されることを特徴とし、いずれも屋根断熱通気構造であり、常時開放通気の専用ゾーンとして共通の屋根裏ゾーンZ1とする図4の全体通気層断面(a)、(b)及び図5の概略通気構造断面の分断図(a)・(b)であり、同図4(a)は屋根の通気形態が外壁yの施工を通気構法k1とした軒天通過型の外壁の通気を伴う場合をA1とし、同(b)は外壁yの施工を通気構法k2とした軒天不通過型の外壁の通気を伴わない軒天通気のみの場合をA2とし、
夏をS、冬をWとし、夏、冬期間における専用ゾーン別通気構造の通気層内の通気による気流の進入及び排出の工程と通気制御の状態を示す比較対称の全体通気層断面図(a)・(b)であり、又、図5(a)は、屋根の通気構造形態が一定の厚さの板状の断熱フォームAによる母屋間気密断熱施工の場合の屋根断熱通気構造YDをB1とし、(b)は垂木間または垂木間と垂木上の気密断熱施工の場合の屋根断熱通気構造YDをB2とする概略通気構造断面の分断図である。
また図6の(a)は同実施例1の夏をS、冬をWとし、夏・冬期間を例に、専用ゾーン別通気構造の通気層内の通気による気流の進入及び排出の工程及び通気制御の状態を軒天通気・外壁通気を伴う屋根の通気形態A1として示す比較対称の全体通気層断面図であり、前記図4(c)の自動開閉式の自然通気制御機器T1の開閉状態をもとに、(c)の1のT1−Cは閉鎖状態を示し、2のT1−0は開口状態を示すものであり、(a−1)(a−2)は夏をSとし、夏期間の通気及び通気制御の専用ゾーンの床下ゾーンZ3と小屋裏ゾーンZ2の通気による気流の進入と排出が専用ゾーン別基本常設機能の図1の(b´)によって行われることを示す概略横断面図で、(a−3)は夏、冬期間を問わず、常時開放通気の専用ゾーンの屋根裏ゾーンZ1の通気による気流の進入と排出が、基本常設機能の図1の(b)によって行われることを示す概略横断面図である。
図7の(a)は同実施例1の屋根の通気形態A2とする軒天通気のみの外壁通気を伴わない屋根裏ゾーンZ1の場合の全体通気層断面図で、(a−1)(a−2)(a−3)は図6同様、専用ゾーン別基本常設機能の図1(b)・(b´)とした専用ゾーン別通気による気流の進入と排出を示す概略横断面図である。
図8は同実施例1の屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2の専用ゾーン別基本常設機能の(b)の附設構成を示す概略断面斜視図で又、図9は夏期間をSとし、例とする開放通気専用ゾーンの屋根裏ゾーンZ1の常時通気専用経路Z11内への直接外気Gの進入と屋根通気層V1内への通気による気流の進入および同専用経路Z11による排出の工程と、又、通気及び通気制御の専用ゾーンである小屋裏ゾーンZ2と床下ゾーンZ3に附設される自動開閉式の自然通気制御機器のT1の開口による両ゾーンの連通する通気層内の通気による気流の進入及び排出の工程を示す概略全体断面斜視図。
図10は同実施例1の、組み合わせ構成される断熱通気構造体1の屋根の形状が四方傾斜状態の場合の屋根裏ゾーンZ1の通気専用棟WTの附設構成図であり、図11の(a)は、屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z12及び小屋裏ゾーンZ2の概略斜視図と、両ゾーンに係る専用ゾーン別基本常設機能の(b)・(b´)の附設構成を示すもので、又、図12の(a)は両ゾーンの専用ゾーン別通気構造の通気層内の通気による気流の進入と排出の状態を示す概略通気層断面の分断図で、(b)は夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例に(c)の自動開閉式の自然通気制御機器T1の開閉の状態図をもとに、1のT1−Cは閉鎖状態、2のT1−Oは開口状態を示し、専用ゾーン別通気層内の通気による気流の進入及び排出の工程と通気制御の状態を比較対称とした全体通気層断面図。
図13の(a)は同実施例1の専用ゾーン別基本常設機能の(b)をもとに補助として(b´)のソーラーエネルギーを主とする自動制御の換気ファンを附設構成し、混用する専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御を行う断熱通気構造体1の概略断面図及び専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能の附設構成図であり、夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例に、(c)の自動開閉式の自然通気制御機器T1の開閉状態図に基づき比較対称したもので、なお、図14の(a)は同図13の(a)を説明する、常時通気の専用ゾーンの屋根裏ゾーンZ1のハイブリッド通気機能KC−1と制御装置YC、同(a´)は通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2のハイブリッド通気及び通気制御機能KC−2と制御装置KC、及び床下ゾーンZ3の同機能KC−3と制御装置UCとして専用ゾーン別通気構造に附設構成される概略断面分断図で又、(b)及び(b´)はその常時開放通気の専用ゾーンと通気及び通気制御の専用ゾーン別機能に基づくハイブリッド通気及び通気制御が行われる専用ゾーン別通気構造の通気層と通気路の概略分解図。
図15の(a)は同実施例1の屋根の通気形態を外壁yの通気を軒天通過型のA1とする専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御を行う断熱通気構造体1の全体通気層断面図で、夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例に図13の(c)の自動開閉式の自然通気制御機器T1の開閉状態図をもとに、専用ゾーン別通気構造の通気層内のハイブリッド通気及び通気制御機能による気流の進入及び排出の工程と通気制御の状態を示すもので、(a−1)、(a−2)は床下ゾーンZ3及び小屋裏ゾーンZ2のハイブリッド通気及び通気制御機能KC−3及びKC−2による夏期間をSとし、例とした自然通気と自動制御の強制通気とする気流の進入及び排出の工程を示し、(a−3)は外壁の通気を伴うA1施工の屋根裏ゾーンZ1の常時通気のハイブリッド通気制御機能KC−1による、自然通気と強制通気とする気流の進入及び排出を示す工程と、同機能が常時通気専用経路Z11に附設構成されていることを示す概略横断面図。
図16の(a)は同実施例1の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御を行う(b)の基本常設機能及び(b´)のソーラーエネルギーを主とする、自動制御の換気ファンを附設し混用する屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能の附設構成と、ソーラーエネルギーの太陽電池パネル及び自動制御の制御装置の附設構成を示す概略断面斜視図で又、図17は夏をSとし、夏期間を例に専用ゾーン別通気構造の通気層内の通気による気流の通気形態で、専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能の自然通気と自動制御の強制通気とする気流の進入及び排出の工程を示す概略全体断面斜視図。
図18の(a)はハイブリッド通気及び通気制御を行う、屋根の形状が四方傾斜状態の場合の、実施例1の屋根裏ゾーンZ1に(b)のハイブリッド通気及び通気制御機能を附設構成し、ハイブリッド通気及び通気制御を行う断熱通気構造体1の屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2の概略斜視図及びハイブリッド通気制御機能KC−4の附設構成を示すものであり、図19(a)はその両ゾーンの概略通気層断面の分断図、(b)は夏をS、冬をWとし、夏、冬期間の専用ゾーン別通気構造の通気層内の通気による気流の進入及び排出を(c)の自動開閉式の自然通気制御機器T1の開閉状態図にもとに、例として比較対称し示す全体通気層断面図及び専用ゾーン別自動制御装置の構成図で同(c)の1のT1−Cは閉鎖状態、2のT1−0は開口状態を示す。
図20の(a)は専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御を行う実施例1の図18の(a)に、屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z12に小屋裏ゾーンZ2専用の自動制御の換気ファンK2を附設構成し、(b)のハイブリッド通気及び通気制御機能KC−5として附設構成する断熱通気構造体1の屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2の概略斜視図であり、図21の(a)は、その両ゾーンの概略通気層断面図の分断図及び(b)は全体通気層断面図及び専用ゾーン別通気制御装置の構成図。
図22の(a)は本発明に係る実施例2とする、実施例1と組み合わせ構成される床下密閉ゾーンZ4とした場合の断熱通気構造体1´の概略断面図及び(b)・(c)の専用ゾーン別基本常設機能の附設構成を示すものであり、又、図23の(a)・(a´)は常時開放通気の専用ゾーンの屋根裏ゾーンZ1と、連携の通気及び通気制御を行う小屋裏ゾーンZ2と内壁通気構造体WZの専用ゾーン別通気構造の概略通気層分解図で、(b)は夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例に(c)の自動開閉式の自然通気制御機器T1の開閉の状態図をもとに比較対称としたもので、(c)の1のT1−Cは閉鎖状態、2のT1−0は開口状態をを示し、夏、冬期間における専用ゾーン別通気構造の通気層内の通気による通気形態を例に比較対称とした気流の進入及び排出の工程と通気制御の状態を示す全体通気層断面図。
図24の(a)は実施例2の断熱通気構造体1´の専用ゾーン別基本常設機能に補助として、ソーラーエネルギーを主とした自動制御の換気ファンを附設機能とした(b)及び(b´)の構成で、専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御を行う断熱通気構造体1´の概略断面図であり、附設機能の附設構成図であって、又、図25の(a)・(a´)は専用ゾーン別通気構造部分に附設構成されるハイブリッド通気及び通気制御機能のKC−1及びKC−2と専用ゾーン別通気層及び通気路を示す概略分解図で、(b)は夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例に、前記図23の(c)の自動開閉式の自然通気制御機器T1の開閉図の状態をもとに比較対称とした、専用ゾーン別通気構造のハイブリッド通気及び通気制御機能による専用ゾーン別通気層内の通気による気流の進入と排出の工程及び通気制御の状態を示す全体通気層断面図である。
実施例1の断熱通気構造体1は図1(a)及び図2(a)・(a´)に示すように、常時開放通気の専用ゾーンの屋根断熱通気構造YDで、1体形状の棟部常時通気専用経路Z11が形成されている屋根裏ゾーンZ1と、通気及び通気制御の専用ゾーンとする小屋裏断熱通気構造KD又は図3(a)の小屋裏通気構造KD1の小屋裏ゾーンZ2及び床下断熱通気構造UDの床下ゾーンZ3の専用ゾーン別通気構造から構成され、又、図2(b´)の通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2と床下ゾーンZ3の連通による連携で通気及び通気制御を行なうとし、両ゾーンの連絡通気を形成する上で、さらに内壁断熱通気構造WDの内壁通気構造体WZから構成されていて、常時開放通気の専用ゾーンの屋根裏ゾーンZ1に図1(b)に示す常時開口の自然開放通気機器の棟換気口M、妻面換気ガラリRV、及び軒天換気口Ngと、又、通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2及び床下ゾーンZ3に市販の上下一定の温度を定め開閉する、温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用とする図1(b´)の自動開閉式の自然通気制御機器の換気ガラリT1及び同型式の床下換気口T1が専用ゾーン別基本常設機能として附設構成されている。
以下、専用ゾーン別通気構造で常時開放通気の専用ゾーンZ1と通気及び通気制御の専用ゾーンZ2及びZ3から成る本実施例の断熱通気構造体1を構成する上で専用ゾーン別通気形態及び通気構造形態、さらに組み合わせ形成し構成される形態及び附設構成される専用ゾーン別基本常設機能による専用ゾーン別通気及び通気制御を行なう工程を図1〜図12を参照しながら詳しく説明する。
常時開放通気の専用ゾーンとする屋根裏ゾーンZ1は、図2(a)及び(b)に示すように、屋根下葺材Nと小屋裏とを一定の厚さの板状の屋根断熱フォームAを用い気密断熱区画し、屋根通気層V1を形成する屋根断熱通気構造YDと、屋根棟中心に位置し、棟を頂点とし、底面が平面状の一定の幅e1で、左右h1の高さのコ型の形状とした三方を一定の厚さの板状の断熱フォームAを用い下地構成し、棟を含む内部空洞の通気層とする箱状で、さらに両端を小屋裏の両側の妻壁と一体形成とした一連の左右h1の高さで小屋裏ゾーンZ2と気密断熱区画された棟部常時通気専用経路Z11が左右連通し、一体形状で形成され、軒天に軒天換気口Ng、同棟部常時通気専用経路Z11の両妻壁に妻面換気ガラリRV及び棟に棟換気口Mの常時開口の自然開放通気機器が附設構成されている(図1(b)、図8参照)。
又、屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z11は図3(b)のように形成される場合があり、いずれも共通する棟部常時通気専用経路Z11であることを示すもので、棟を頂点とし、棟を含む内部空洞で、平面状の底面の一面で屋根断熱通気構造YDと左右1体形状とし、左右連通で形成され、底面より棟までの高さを両側の妻面換気ガラリが取り付け可能な高さとし、底面を一定の厚さの板状の断熱フォームAを用い下地構成し、内部通気層とし、両端を小屋裏の両側の妻壁と1体形成とした一連の形状で小屋裏ゾーンZ2と気密断熱区画し形成され、両側の妻壁及び棟に、図1(b)に示す妻面換気ガラリRV及び棟換気口Mの常時開口の自然開放通気機器が基本常設機能として附設構成される。
さらに又、屋根裏ゾーンZ1を構成する屋根断熱通気構造YDは、図4(a)・(b)、図5(a)・(b)に示すように専用ゾーン別通気構造で、常時開放通気の専用ゾーンの屋根裏ゾーンZ1として構成される屋根断熱通気構造YDが、図4(a)・(b)の異なる屋根の通気形態と、図5(a)・(b)の異なる屋根の通気構造形態の組み合わせ選択施工で構成されることを示すもので、施工する外壁yの通気構法による施工別屋根通気形態と屋根の断熱通気の施工別通気構造形態の組み合わせより構成される屋根断熱通気構造YDであって、図4(a)及び(b)に示すように、屋根断熱通気構造YDの常時開口の自然開放通気機器の軒天換気口Ngからの通気による外気の進入と、外壁yの通気構法別の外壁通気路V22を経過する進入した外気の通気形態の如何による屋根通気形態と、図5(a)及び(b)に示すように、屋根下葺材Nと小屋裏を屋根断熱フォームAで気密断熱区画し、屋根通気層V1を形成すべく、屋根断熱施工別の屋根通気構造形態があり、組み合わせ構成される。
図4(a)に示すように、屋根裏ゾーンZ1の屋根断熱通気構造YDの屋根の通気形態が、外壁の施工を軒天通過型の通気構法k1とし、軒天通気・外壁通気を共に伴う場合の屋根の通気形態をA1とし、又、図4(b)に示すように、外壁yの施工を軒天不通過型の通気構法k2とし、外壁の上方を開放通気の状態とし、外壁の通気を伴わない、軒天通気のみの場合をA2とし、屋根の通気形態がA1又はA2から成る、いずれも屋根通気層V1の通気路V11を気流g1が通過する常時開放通気としての共通性をもつ屋根断熱通気構造YDである。
又、図5(a)に示すように、屋根断熱通気構造YDの屋根の通気構造形態で、屋根の気密断熱施工を、一定の厚さの板状の屋根断熱フォームAを垂木下の母屋間気密断熱施工とし、垂木間を通気層とし、屋根下葺材Nと屋根通気層V1を形成する屋根の通気構造形態をB1とし、又、図5(b)に示すように、一定の厚さの板状の屋根断熱フォームAを垂木間又は垂木間と垂木上にも密接施工する場合の、いずれかの通気下地を伴う気密断熱施工とし、屋根下葺材Nと屋根通気層V1を形成する場合をB2とし、屋根の通気構造形態がB1又はB2から成り、いずれも屋根通気層V1を形成し、断熱通気構造としての共通性をもつ屋根断熱通気構造YDであり、屋根裏ゾーンZ1を構成する屋根断熱通気構造YDが、屋根の通気形態A1又はA2と、屋根の通気構造形態B1又はB2の組み合わせ選択施工として構成される。
さらに屋根裏ゾーンZ1の図4(a)及び図6(a)の場合の、夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例として、外壁yの施工を軒天通過型の通気構法k1とした軒天通気及び外壁通気を伴う屋根の通気形態A1の場合の屋根断熱通気構造YDの屋根裏ゾーンZ1であり、同常時開放通気の屋根裏ゾーンZ1の図1の基本常設機能の通気及び外壁の通気による気流の進入及び排出の工程で、周囲外壁yと外壁の透湿シートT0の間で形成される外壁通気層V2の下方と屋根裏ゾーンZ1の常時開口の自然開放通気機器である図1(b)の軒天換気口Ngと棟部常時通気専用経路Z11の妻面ガラリRV及び棟換気口Mが常時連通で常時開放通気の状態であり、夏、冬期間を問わず常時同外壁yの下方より進入する外気Gが同通気層V2内の夏の太陽S1の副射熱を伴う熱気あるいは冬の湿気を含み、
上昇気流g0として同通気層V2の通気路V22を経過し、軒天換気口Ngより進入する外気Gと合流し、上昇気流g1として屋根通気層V1の通気路V11を経過し、棟部常時通気専用経路Z11内に進入し図8に示す同両側妻壁に附設された妻面換気ガラリRVと棟換気口Mにより通気・排出され又、同常時通気専用経路Z11内は両側妻壁の同妻面換気ガラリRV及び同棟換気口Mによる常時開放通気の状態であり、常時直接外気Gの進入及び排出が連携で行われている。(図6(a−3)、図9参照)
又、さらに図4(b)及び図7(a)の場合の夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例として、外壁yの施工を軒天不通過型の通気構法k2とした、外壁に上方を開放通気の状態の、外壁の通気を伴わない軒天通気のみの屋根の通気形態A2の場合の屋根断熱通気構造YDの屋根裏ゾーンZ1であり、常時開放通気の屋根裏ゾーンZ1の基本常設機能の通気による気流の進入及び排出の工程と外壁通気の工程で、
外壁の通気として、周囲外壁yと透湿シートT0の間で形成される外壁通気層V2の下部及び上部が開放状態の常時開放通気の状態であって、同通気層V2下部より進入する外気Gが、同通気層V2内の通気路V22を通過し、開放通気状態の外壁上部より直に排出される単純循環の気流の進入及び排出が行われているもので、同通気層V2内に熱気、湿気が滞ることがなく、又、屋根裏ゾーンZ1の常時開口の自然開放通気機器の基本常設機能の図1(b)の軒天換気口Ngと棟部常時通気専用経路Z11の妻面換気ガラリRV及び棟換気口Mが常時連通で常時開放通気の状態であり、夏、冬期を問わず、常時軒天換気口より進入する外気Gが、屋根断熱通気構造YDの屋根通気層V1へ進入し、同通気層内の太陽S1の副射熱を含んだ熱気あるいは冬期間の湿気を伴う上昇気流g1として同通気層V1の通気路V11を経過し、棟部常時通気専用経路Z11内に進入し、軒天換気口Ngと通気状態の同両側妻壁に附設された妻面換気ガラリRVと棟換気口Mにて、通気排出され、又、同常時通気専用経路Z11内は同両側妻壁の換気ガラリRV及び棟換気口Mが常時通気状態であり常時直接外気Gの進入・排出が行われている。(図7(a−3)参照)
このように本実施例1の屋根裏ゾーンZ1の形成において通気及び通気制御の専用ゾーンと気密断熱区画し、双方の干渉をなくし、常時開放通気の屋根通気層とした上でさらに、屋根棟部に同通気層と一体形成の通気・排出専用の一連の経路の棟部常時通気専用経路を構成し、棟換気口のみならず、両妻壁にも自然開放通気機器を附設することで、軒天通気あるいは外壁通気を含み、より通気性を高めることになり、夏の屋根又は外壁を含む副射熱の排出拡大と、冬の温度差による外壁の通気層内の壁体内結露の防止にもつながり、又、積雪による棟換気口がたとえ閉ざされたとしても通気性による弊害を招くこともない。
一方、通気及び通気制御の専用ゾーンとする小屋裏ゾーンZ2は図2(a´)及び(b´)に示すように、屋根断熱通気構造YDの小屋裏面の一定の厚さの板状の屋根断熱フォームAと一定の厚さの板状の断熱フォームCを密接した室内天井または図3(a)に示す天井C0で区画され、小屋裏断熱通気構造KD又は、小屋裏通気構造KD1で、同ゾーンZ2を通気層とし、又、同ゾーンZ2と連結状態の外壁に面する内壁に、一定の厚さの板状の断熱フォームBを施した内壁通気構造体WZの内壁断熱通気構造WDの内壁通気層V3と常時連通の状態であり、さらに、同ゾーンZ2の小屋裏の両側妻壁に、市販の上下一定の温度を定め開閉する、温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用とする自動開閉式の自然通気制御機器の換気ガラリT1が基本常設機能として附設構成されている。(図1(b´)、図8参照)
又、通気及び通気制御の専用ゾーンで小屋裏ゾーンZ2と連携で通気及び通気制御を行う床下ゾーンZ3は図2(a´)及び(b´)に示すように、床下地断熱施工の一定の厚さの板状の床断熱フォームDと、一体土間的仕様で防湿シートf0による防湿施工のベタ基礎ベースF及び一定の厚さの板状の基礎断熱フォームD´で内側断熱施工された立上り断熱布基礎F1にて断熱区画された床下断熱通気構造UDで、同ゾーンZ3を通気層とし、又、小屋裏ゾーンZ2と連結し、一連の通気層として形成される外壁に面する内壁通気構造体WZの内壁断熱通気構造WDの内壁通気層V3と常時連通の連結状態であり、さらに同ゾーンZ3の立上り断熱布基礎F1に、市販の自動開閉式の自然通気制御機器の、小屋裏ゾーンZ2と同型式の温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の床下換気口T1が基本常設機能として附設構成されている。(図1(b´)、図9参照)
一方、図4(a)及び図6(a)の通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2と床下ゾーンZ3の図1(b´)の基本常設機能による通気及び通気制御の工程で、小屋裏の通気及び通気制御する小屋裏ゾーンZ2及び床下の通気及び通気制御する床下ゾーンZ3は常時連通状態で、両ゾーンの基本常設機能の上下一定の温度を定め開閉する、温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の自動開閉式の換気ガラリ及び床下換気口のT1による通気及び通気制御は、図4(c)の2に示すように外気温が一定以上の場合同時開口し、通気状態となり、両ゾーン内への直接外気Gの進入と、通気・排出を促し、又、床下ゾーンZ3に進入し上昇する気流g2が連通する内壁通気層V3の通気路V33を経過し、気流g3として小屋根ゾーンZ2内に進入し、同ゾーンZ2内の気流と合流した気流g4として同ゾーンZ2の両側妻壁に附設された同自動開閉式の換気ガラリT1により通気・排出され、又、図4(c)の1に示すように一定温度以下で同時閉鎖され、外気の進入を自動通気制御し、連携して通気及び通気制御を行なう小屋裏ゾーンZ2と床下ゾーンZ3であり、又常時開放通気の専用ゾーンの屋根裏ゾーンZ1と同小屋裏ゾーンZ2とは気密断熱区画され、互いの干渉による弊害もなく、屋根裏ゾーンZ1は夏、冬期間を問わず外壁通気層を含み常時開放通気の状態で、一方、通気及び通気制御を行なう小屋裏ゾーンZ2及び床下ゾーンZ3は、一定温度以下となる冬期間は連携で通気制御され、又、連結状態の内壁通気構造体WZを含み一連の室内保温状態である。(図6(a−1),(a−2),図9参照)
さらに、小屋裏ゾーンZ2と床下ゾーンZ3の基本常設機能の図1(b´)による通気及び通気制御の工程で、図6(a)あるいは図7(a)に示す夏をS、冬をWとし、夏、冬期間の例として、夏期間Sの太陽S1の直射日光Eを受ける屋根及び外壁を含み外気温が一定温度以上と高い場合、小屋裏ゾーンZ2及び床下ゾーンZ3に附設される図1(b´)の温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の自動開閉式の換気ガラリ及び床下換気口のT1−0とする図4(c)の2の開口状態であり、両ゾーン内の通気による直接外気Gの進入と排出が図6(a−1),(a−2)あるいは図7(a−1),(a−2)に示すように行なわれ、又、床下ゾーンZ3の立上り断熱布基礎F1に附設される同床下換気口T1を介し進入する外気Gが直接又は同ゾーン内の床下の冷気を含み上昇気流のg2として内壁断熱通気構造WDの通気層V3内へ進入し、同通気層V3内の熱気あるいは温度差による湿気を伴ない上昇気流のg3として連通する小屋裏ゾーンZ2内に進入し、さらに同ゾーンZ2内の熱気を伴う気流のg4あるいは同ゾーンZ2内に直接進入する外気Gと合流の気流のg4として両側妻壁に附設され自動開口状態の換気ガラリT1及び床下換気口T1との連携の通気状態にて排出され、又、屋根裏ゾーンZ1の常時開放通気と連携の自然通気による気流の進入と通気・排出が行なわれる二重の通気・排出であり、構造体内の通気性を高め、さらにはその通気効果による夏の室内の冷房効果を得るものである(図9参照)。
次に図10に示すように、実施例1の屋根の形状が四方傾斜状態の場合の通気専用棟WTを附設構成し、屋根断熱通気構造YDと一体形成する屋根裏ゾーンZ1の通気形態及び通気構造形態、さらに通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御の形態の構成にあたり、図10、図12(a)・(b)に示すように、前記屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z11が、屋根断熱通気構造YDと四方一体形状で形成され、通気専用棟WTを附設構成し棟部常時通気専用経路Z12として組み合わせ構成される屋根裏ゾーンZ1であり、同通気専用棟WTは屋根の長辺方向又は短辺方向の傾斜面に屋根棟及び妻壁が構成され、棟を中心とし、両側に平行して構築し、底面が平面状の一定の幅e2で最高の高さh2の四方を屋根通気層V1を形成する屋根断熱通気構造YDと連通とした一体形状で形成され、さらに、両端部を両側の通気専用棟WTの妻壁と一体形成とした一連の形状で、長さLとし、棟を含む内部空洞の通気層とし、周囲を一定の厚さの板状の断熱フォームAで小屋裏ゾーンZ2と気密断熱区画された一体箱状の棟部常時通気専用経路Z12として構成される。
又、図11(a)、図12(a)に示すように軒天及び同棟部常時通気専用経路Z12に前記同様の基本常設機能とする軒天換気口Ng、妻面換気ガラリRV及び棟換気口Mの常時開口の自然開放通気機器が附設構成され、同軒天換気口Ng及び外壁通気層V2より進入する外気G又は上昇気流g0が屋根通気層V1の通気層V11を経過し、同棟部常時通気専用経路Z12の換気ガラリRV及び棟換気口Mの連携により通気・排出される。(図11(b)参照)
又、小屋裏ゾーンZ2の通気・排出と通気制御は図11(a)、図12(a)に示すように、棟部常時通気専用経路Z12を媒介し行われ、同棟部常時通気専用経路Z12の左右の最高の高さh2で周囲小屋裏ゾーンZ2と周囲気密断熱区画された立上り壁部分に、小屋裏ゾーンZ2の通気媒介とする自動開閉式の自然通気制御機器の換気ガラリT1あるいは自動開閉する開閉専用の電気式シャッターK4のいずれかが附設構成される。(図11(b´)参照)
次いで、図12(b)に示すように、夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例に、専用ゾーン別通気構造の通気層内の通気による気流の進入及び排出の工程及び通気制御の状態を屋根の通気形態A1として示す比較対称の全体通気層断面図をもとに詳しく説明する。なお、図12(c)は自動開閉式の自然通気制御機器T1の開閉状態を示すもので、1のT1−Cは外気温が一定温度以下で閉鎖の状態を示し、2のT1−0は一定温度以上で開口状態を示す。
常時開放通気の屋根裏ゾーンZ1の通気による通気層内の気流の進入及び排出の工程で、周囲外壁yの通気層V2の下方と、屋根裏ゾーンZ1の常時開口で開放通気の基本常設機能図11(b)の軒天換気口Ng、妻面換気ガラリRV及び棟換気口Mが夏、冬を問わず常時連通で常時開放通気の状態であり、同外壁yの通気層V2の下方より外気Gが進入し、同通気層V2内の夏の太陽S1の副射熱を伴う熱気、あるいは冬の湿気を含んだ上昇気流g0として同通気層V2の通気路V22を経過し、軒天換気口Ngより進入する外気Gと合流の上昇気流g1として屋根通気層V1の通気路V11を経過し、棟部常時通気専用経路Z12内に進入し、同通気専用経路Z12の両妻壁に附設された妻面換気ガラリRV及び同棟換気口Mより気流g1又は、夏の外気温が一定温度以上の場合の、同通気専用経路Z12内へ小屋裏ゾーンZ2より進入する気流g4と合流の気流g5として通気・排出され、又、同通気専用経路Z12内は、両側の妻壁の同妻面換気ガラリRV及び同棟換気口Mによる常時開放通気の状態であり、常時直接外気Gの進入及び排出が連携で行われている。(図12(b)参照)
一方、通気及び通気制御の専用ゾーンである小屋裏ゾーンZ2と床下ゾーンZ3の通気及び通気制御の工程は外気温が一定温度以上と高い夏の場合を例に、床下ゾーンZ3に附設される図11(b´)の温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の自動開閉式の床下換気口T1が図12(c)の2の開口状態となり、さらに、小屋裏ゾーンZ2の通気媒介とする棟部常時通気専用経路Z12の同小屋裏ゾーンZ2と気密断熱区画された同立上り壁に附設構成された同型式の換気ガラリT1、あるいは図11(b´)の開閉専用の電気式シャッターK4が同時開口し、通気状態となり、外気Gが開口状態の床下換気口T1を介し、同ゾーンZ3内へ進入し、同ゾーン内の床下の冷気を伴う上昇気流g2として内壁通気層V3内へ進入し、さらに、同通気層V3の熱気あるいは湿気を伴う上昇気流g3として同通気層V3の通気路V33を経過し小屋裏ゾーンZ2内へ進入し、附設構成された通気媒介の換気ガラリT1あるいは電気式シャッターK4を介し屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z12内へ同小屋裏ゾーンZ2内の淀んだ空気、熱気、あるいは湿気等を伴う気流g4として進入し、同通気専用経路Z12内の基本常設機能の両側妻壁の妻面換気ガラリRV及び棟換気口Mの自然開放通気機器によって同通気専用経路内へ同時進入する、屋根通気路V11を経過した上昇気流g1と合流の気流g5として通気・排出される。(図12(b)参照)
又、外気温が一定温度以下となる冬の場合を例に、床下ゾーンZ3及び小屋裏ゾーンZ2の通気媒介の同自動開閉式の床下換気口及び同型式の換気ガラリT1あるいは開閉専用の電気式シャッターK4が同時に(c)の1の閉鎖状態となり、自動通気制御され、床下ゾーンZ3及び小屋裏ゾーンZ2が無通気状態となり、周囲外壁通気と屋根通気状態を維持し、床、壁、小屋裏による室内保温状態が形成されるのである。(図12(b)参照)
このように屋根の形状が四方傾斜状態の場合であっても通気専用棟WTを附設し棟部常時通気専用経路Z12として構成することで、常時開放通気の専用ゾーンと通気及び通気制御の専用ゾーンを分別することができる実施例1の場合の例であり、さらに小屋裏ゾーンZ2の占用面積あるいは同構造体規模に応じた通気効果を得る場合、同専用経路Z12の最高の高さh2として形成される立上り区画壁の両側を取り付け面とし、一定多数の自動開閉式の自然通気制御機器の附設構成も可能である。(図11(a)、図12(a)参照)
次にこれらの専用ゾーン別通気構造から構成され、専用ゾーン別基本常設機能を用い、通気及び通気制御を行う実施例1の断熱通気構造体1の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御の方法について、図13〜図21を参照しながら詳しく説明する。
なお図13(c)、図19(c)は自動開閉式の自然通気制御機器T1の開閉図であり、以下各図、夏をS、冬をWとし夏、冬期間を例に、1のT1−Cは一定温度以下で閉鎖状態を示し、2のT1−0は一定温度以上で開口状態を示すものである。
前記図1(a)の常時開放通気の専用ゾーンの屋根裏ゾーンZ1と通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2及び床下ゾーンZ3の、又、両ゾーンの連通による連携の通気及び通気制御とする断熱通気構造体1の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御を行うにあたり、
図13(b)に示す通気及び通気制御に用いる、屋根裏ゾーンZ1の常時開口の自然開放通気機器と、小屋裏ゾーンZ2及び床下ゾーンZ3の自動開閉式の自然通気制御機器の専用ゾーン別基本常設機能に補助として図13(b´)に示す市販のソーラーエネルギーを主とする設定温度、設定湿度を感知して自動運転・停止する自動制御の換気ファンを附設機能とし、又、同換気ファンを自動制御する、太陽光発電を供給する装置の太陽電池パネルE0を設置し、ソーラーエネルギーを主として自動運転・停止を自動制御するコントローラCR、温度スイッチTS、湿度スイッチHS及び連動運転とし夜・雨天時の家庭用電源の自動切換のリレーユニットRUから構成される制御装置を専用ゾーン別とし、屋根裏ゾーンZ1に附設される換気ファンK1と制御装置YC、小屋裏ゾーンZ2及び間近に連結される内壁通気構造体WZの上部に附設される換気ファンK2と同一制御装置KC、さらに床下ゾーンZ3に附設される床下専用換気ファンK3と制御装置UCとして附設し、専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能として構成する。(図14(a)・(a´)、図16(a)・(b)・(b´)参照)
図14(a)・(b)、図15(a−3)・(b)に示すように、
屋根裏ゾーンZ1のハイブリッド通気機能KC−1とし、軒天換気口Ng、妻面換気ガラリRV及び棟換気口Mの基本常設機能に自動制御の換気ファンK1を附設構成し混用する、通気促進機能であって、屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z11の両側の妻面壁に妻面換気ガラリRV及び棟に棟換気口Mが常設され、同通気専用経路Z11内の常時直接外気Gの進入・通気・排出を促し、又軒天換気口Ng又は外壁通気層V2より進入する外気Gまたは気流g1が屋根通気層V1の通気路V11を合流して経過し、屋根通気層V1内の熱気、湿気を含み同通気専用経路Z11内に進入した合流の上昇気流g1の排出を促すものであって、外部の自然気流の進入を主とする通気・排出であり、又、補助として市販の自動制御の換気ファンK1を同通気専用経路の両側妻面壁のいずれか一方に附設し、同通気専用経路Z11内の設定温度、設定湿度を温度センサーTC、湿度センサーHCが感知し同通気専用経路Z11内の中央よりパイプダクトP1にて吸引し、自動運転で通気及び気流の排出を強制的に行い、設定以下で自動停止するもので、屋根裏ゾーンZ1内の常時通気の状態と、促進を計り、且つ外気流の状態にとらわれず、自然と強制の両用の機能を混用し、通気を促進することを特徴とする屋根裏ゾーンZ1のハイブリッド通気促進の方法である。(図15(a)、図17参照)
又、図14(a´)・(b´)、図15(a−2)・(b)に示すように通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2のハイブリッド通気及び通気制御機器KC−2とし、自動開閉式の自然通気制御機器の上下一定の温度を定め開閉する、温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の換気ガラリT1の基本常設機能に自動制御の換気ファンK2を附設構成し、混用する通気及び通気制御機能であって、同小屋裏ゾーンZ2の両側の妻壁に基本常設機能の自動開閉式の自然通気制御機器の換気ガラリT1が常設され、連通する床下ゾーンZ3の同自動開閉式の自然通気制御機器の床下換気口T1と連携の通気及び通気制御を行うもので、自然気流の進入による通気を主とし、図15(a)に示すように、夏をS、冬をWとし、外気温が一定温度以上の場合開口し、同ゾーンZ2内に直接外気Gの進入と通気、排出を促し、連通状態の床下ゾーンZ3より上昇する気流g2が内壁通気構造体WZの通気層V3の通気路V33を経過し上昇気流g3として小屋裏ゾーンZ2内に進入、経過し、開放状態の同換気ガラリT1が同ゾーンZ2内の気流と合流の気流g4の排出を促すもので、又一定の温度以下の場合閉鎖し、外気Gの進入を自動通気制御する。(図16(a)参照)
又、図14(a)、図15(a−2)・(b)に示すように補助として小屋裏ゾーンZ2内の設定温度、設定湿度を温度センサーTC、湿度センサーHCが感知し、同ゾーンZ2内の中央よりパイプダクトP2にて吸引する市販の自動制御の換気ファンK2が同ゾーンZ2の両側妻壁のいずれか一方に附設し、又、近接の連結される外壁周囲の内壁通気構造体WZの上部に附設する同型式の換気ファンK2が同通気構造体WZの通気層V3内の設定温度、設定湿度を温度センサーTC、湿度センサーHCにて感知し自動運転し、同通気層V3内の通気及び気流の排出を強制的に行い、設定以下で自動停止するもので、一定の温度、湿度の上昇を自動制御し、且つ、外気温が一定温度以下で閉じ、外気の進入を自動通気制御する、自然と強制の両用の機能を混用し、通気を促進し、又、通気制御を行う小屋裏ゾーンZ2のハイブリッド通気及び通気制御の方法である。(図17参照)
さらに図14(a´)・(b´)、図15(a−1)・(b)に示すように
床下ゾーンZ3のハイブリッド通気及び通気制御機能KC−3とし上記小屋裏ゾーンZ2同様、自動開閉式の自然通気制御機器の温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の床下換気口T1の基本常設機能に自動制御の床下専用換気ファンK3を附設構成し、混用する通気制御機能であって、立上り断熱布基礎F1の周囲に一定の数量を定め常設する、基本常設機能の自動開閉式の自然通気制御機器の床下換気口T1が連通する小屋裏ゾーンZ2の同自動開閉式の自然通気制御機器の換気ガラリT1と連携の通気及び通気制御を行うもので図15(a)に示すように、夏をS、冬をWとし、外気温が一定温度以上の場合開口し、同ゾーンZ3内に直接外気Gの進入と通気、排出を促し、又、同ゾーンZ3内の進入経過する気流が上昇気流g2として、連通する内壁通気構造体WZの通気層V3の通気路V33を経過し、上部の小屋裏ゾーンZ2へ上昇気流g3として導かれる、連携の通気形態であり、又、一定の温度以下の場合閉鎖し、外気Gの進入を自動通気制御する。(図17参照)
図14(a´)、図15(a−1)・(b)に示すように、補助として、
床下ゾーンZ3の立上り断熱布基礎F1に数量を定め附設する市販の自動制御の床下専用換気ファンK3は、当該床下ゾーンZ3内の湿度状況対応とするもので、設定湿度を湿度センサーHCが感知し同ゾーンZ3内の中央よりパイプダクトP3にて吸引し、自動運転で通気・排出を強制的に行い、設定以下で自動停止するもので、一定の湿度の上昇を自動制御し、又は上下一定の外気温で開閉し一定の温度以下で外気の進入を自動閉鎖する、自然と強制の両用の機能を混用し、通気を促進し、又、通気制御を行うことを特徴とする床下ゾーンZ3のハイブリッド通気及び通気制御の方法である。(図17参照)
次に図18(a)及び(b)に示すように、
屋根の形状が四方傾斜状態の場合の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御をするにあたり、屋根裏ゾーンZ1に位置する通気及び通気制御の両機能が小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御を媒介し、又、同機能が両ゾーンに共用する、常時開口の自然開放通気機器と自動開閉式の自然通気制御機器を基本常設機能とした自然気流対象機能と、ソーラーエネルギーを主とし、自動制御装置を用いた自動制御の換気ファンの両機能を混用するハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4又は、ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−5から構成されることを特徴とする、屋根裏ゾーンZ1と小屋裏ゾーンZ2共用のハイブリッド通気及び通気制御の方法であって、常時通気の専用ゾーンとする屋根裏ゾーンZ1、通気及び通気制御の専用ゾーンとする小屋裏ゾーンZ2の専用ゾーン別通気及び通気制御とすべく、
当該屋根裏ゾーンZ1の基本常設機能の常時開口の自然開放通気機器以外に、図19(a)に示すように小屋裏ゾーンZ2の屋根裏ゾーンZ1への取り込み通気媒介とする通気及び通気制御の自動開閉式の自然通気制御機器又は開閉専用の電気式シャッターK4を附設した屋根裏ゾーンZ1の基本常設機能とし、補助して市販のソーラーエネルギーを主とする設定温度、設定湿度を温度センサーTC、湿度センサーHCが感知し、自動運転・停止する自動制御の換気ファンを附設機能とし、混用して通気及び通気制御を行う、ハイブリッド通気及び通気制御を特徴としたものであり、なお、床下ゾーンZ3のKC−3の機能は前記と同様である。
又、前記図13(a)同様、図16(a)に示す、換気ファンを自動制御する制御装置が、太陽光発電を供給する装置の太陽電池パネルEOを設置し、ソーラーエネルギーを主として自動運転・停止を自動制御するコントローラーCR、温度スイッチTS、湿度スイッチHS及び連動運転と夜・雨天時の家庭用電源の自動切換のリレーユニットRUから構成され、ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4とする場合、屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z12に附設される換気ファンK1の制御装置YC、及びハイブリッド通気及び通気制御機能KC−5とする場合はさらに、小屋裏ゾーンZ2専用の換気ファンK2の制御装置KCとして附設される。
又、図19(a),(b)及び図18(b)に示すように、ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4として構成される場合の屋根裏ゾーンZ1に位置し、同屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2の専用ゾーン別通気及び通気制御を行なうにあたり、屋根裏ゾーンZ1の常時開口の自然開放通気機器と、小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御を行なう屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z12に附設される同通気専用経路Z12と小屋裏ゾーンZ2の通気媒介の自動開閉式の自然通気制御機器T1、あるいはK4を屋根裏ゾーンZ1の基本常設機能とし、さらに補助としてソーラーエネルギーを主とし、設定温度、設定湿度を感知し、自動運転・停止する自動制御の換気ファンK1を同通気専用経路Z12内のいずれか一方に附設し、且つ、同換気ファンK1のパイプダクトP1を分岐し、一方は同通気専用経路Z12内の中央に、一方は貫通挿入し小屋裏ゾーンZ2内へ装着し、同ゾーンZ2と屋根裏ゾーンZ1を同時に通気・換気するものであり、両ゾーンの通気及び通気制御を自然と強制の両機能を混用し行なう専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4であって、両ゾーン共用の通気及び通気制御機能である。(図18(a)参照)
ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4とする場合で、図18(b´)に示すように、まず、前記の通常の屋根裏ゾーンZ1の基本常設機能のみによる気流の進入及び排出は、同屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z12の両側の通気専用棟WTの妻壁に常設する、常時開口の自然開放通気機器の換気ガラリRVと棟の棟換気口Mは、連携する通気・排出機能で、同通気専用経路Z12内の常時直接外気Gの進入、通気・排出を促し、又は軒天換気口Ng又は外壁通気層V2より進入する外気G又は上昇気流g0が屋根通気路V11を合流して経過し、同通気専用経路Z12内に進入した合流の上昇気流g1の通気・排出を促すものである。
次に図19(a)及び(b)さらに図18(b)に示すように、小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御が、同小屋裏ゾーンZ2と気密断熱区画された同通気専用経路Z12の最高の高さh2とした部分に、同小屋裏ゾーンZ2と同通気専用経路Z12との通気媒介とする自動開閉式で、市販の温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の自然通気制御機器の換気ガラリT1もしくは、市販の自動開閉式の開閉専用電気式シャッターK4のいずれかを最低1台附設するものとし、同機能を屋根裏ゾーンZ1の基本常設機能に附設構成とするものであり、一定の温度以上の場合開口し、小屋裏ゾーンZ2と連通する床下ゾーンZ3に進入した外気Gが上昇気流g2として連通の内壁通気構造体WZの通気路V33を上昇気流g3として経過し、同ゾーンZ2内に進入し、経過し、さらに気流g4として開口状態の自動開閉式の自然通気制御機器を媒介し、連通状態となった同通気専用経路Z12内に進入し、同専用経路内に進入する上昇気流g1と合流しg5として常設機能の換気ガラリRV又は棟換気口Mの連携により通気・排出され、又、一定温度以下で閉鎖し、同通気専用経路Z12内の気流及び同専用経路内に進入する外気Gの同小屋裏ゾーンZ2内への進入を自動通気制御するものである。
図19(b)に示すように、上記屋根裏ゾーンZ1と小屋裏ゾーンZ2をハイブリッド通気及び通気制御する方法の一つのKC−4は、上記基本常設機能に補助としてソーラーエネルギーを主とし、附設する同通気専用経路Z12内の自動制御の換気ファンK1のパイプダクトP1を分岐し、一方は同通気専用経路Z12内の中央に、一方は貫通挿入し、小屋裏ゾーンZ2内へ装着し、両ゾーンの設定温度、設定湿度を温度センサーTC、湿度センサーHCが感知し自動運転し、通気・排出され、又、設定以下で停止するもので、両ゾーンの通気及び通気制御を自然と強制の両機能を混用し、専用ゾーン別通気及び通気制御を行なうハイブリット通気及び通気制御機能KC−4であり、なお床下ゾーンZ3のKC−3の機能は前記と同様である。
又さらに、図20(a)及び(b)、図21(b)に示すように、屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2のハイブリッド通気及び通気制御のもうひとつの方法で、屋根裏ゾーンZ1に位置し、屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2の専用ゾーン別通気及び通気制御を行うハイブリッド通気及び通気制御機能KC−5とした場合の特徴として、上記ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4の機能をそのままに、さらに屋根裏ゾーンZ1へ小屋裏ゾーンZ2専用の通気促進機能として附設する自動制御の換気ファンK1、同型式の小屋裏ゾーンZ2内の設定温度、設定湿度を感知し、自動運転・停止の自動制御の換気ファンK2を換気ファンK1の附設位置と反対側へ附設し、常時通気専用経路Z12の底面を貫通挿入し、同ゾーンZ2専用のパイプダクトP2を装着し、同ゾーンZ2内に分岐配管し吸引する換気ファンK1と換気ファンK2による、自動制御の強制機能と自然機能の両機能を混用し、共用して通気を促進し、又、通気制御を行うことを特徴とする専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−5であり、上記ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4同様、屋根の形状が四方傾斜状態の場合の実施例1とする断熱通気構造体1の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御を行うにあたり、屋根裏ゾーンZ1と小屋裏ゾーンZ2と共用の通気及び通気制御機能を示すものである。
以上のように、実施例1の通気及び通気制御において、自然気流を対称とする基本常設機能に、補助としてソーラーエネルギーを主とし専用ゾーン別に設定温度、設定湿度を感知し、自動運転・停止する自動制御の換気機能を附設し、混用するハイブリッド通気及び通気制御機能とすることが自然の気流の状態による自然の影響に左右されず、常時安定した通気効果を示し、さらに任意の温度、湿度設定ができ、無風状態であっても地域環境に左右されることなく、通気性を向上させることができ、構造体内の温度差における、夏、冬期間の結露による弊害を低下することができ、又、夏の冷房効果を向上させることができ、さらに、冬期間を床、内壁、及び天井間近の小屋裏を通気制御し無通気層とし、室内を保温状態にするもので、冬の暖房効果を向上させることができる方法である。
実施例2の断熱通気構造体1´は図22(a)に示すように、常時開放通気の専用ゾーンの屋根断熱通気構造YDで、一体形状の棟部常時通気専用経路Z11が形成されている屋根裏ゾーンZ1と、通気及び通気制御の専用ゾーンとする小屋裏断熱通気構造KD又は、図3(a)の小屋裏断熱通気構造KD1の小屋裏ゾーンZ2及び床下密閉ゾーンZ4から構成され、さらに小屋裏ゾーンZ2と連結で連通状態の内壁断熱通気構造WDの内壁通気構造体WZから構成されていて、常時開放通気の屋根裏ゾーンZ1に図22の(b)に示す常時開口の自然開放通気機器の棟換気口M、妻面換気ガラリRV及び軒天換気口Ngと又、通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2に図22の(c)に示す、市販の上下一定の温度を定め開閉する、温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用とする自動開閉式の自然通気制御機器の換気ガラリT1と、さらに同ゾーンZ2と連通する、外壁に面する内壁が全周一連の内壁断熱通気構造WDの内壁通気構造体WZに同ゾーンZ2に附設されるのと同型式の自動開閉式の自然通気制御機器の換気ガラリT1と、床下密閉ゾーンZ4に床下熱源媒介による図22(b´)の室内床用の自然開閉型換気ガラリfgの、専用ゾーン別基本常設機能として附設構成されている。(図23(a)・(a´)参照)
又、図22(a)の常時開放通気の専用ゾーンの屋根裏ゾーンZ1と通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2の構成は、図1(a)に示す実施例1と同様で、屋根断熱通気構造YDであり屋根の通気形態を軒天通気及び外壁通気を伴うA1、屋根の通気構造形態をB1の例とし、屋根下葺材Nと小屋裏とを一定の厚さの板状の断熱フォームAを用い気密断熱区画し、屋根通気層V1を形成する屋根断熱通気構造YDと、棟部常時通気専用経路Z11が左右連通し一体形成され図22(b)に示す、軒天に軒天換気口Ng、同棟部常時通気専用経路Z11の両妻壁に妻面換気ガラリRV及び棟に棟換気口Mが附設構成され、又、通気及び通気制御の専用ゾーンZ2の構成は、同屋根断熱通気構造YDの小屋裏面の一定の厚さの板状の断熱フォームAと、一定の厚さの板状の断熱フォームCを密接した室内天井又は、図1(a)、図3(a)に示す天井C0で区画され、小屋裏断熱通気構造KD又は小屋裏通気構造KD1で、同ゾーンZ2を通気層とし、又、同ゾーンZ2と連結状態の外壁に面する内壁に、一定の厚さの板状の壁断熱フォームBを施した内壁通気構造体WZの内壁断熱通気構造WDの内壁通気層V3と常時連通の状態であり、図22(a)に示すように、土台D0に近接する同内壁通気層V3の取り込み部分と同ゾーンZ2の小屋裏の両側妻壁に附設構成された自動開閉式の自然通気制御機器の換気ガラリT1が連携して同ゾーンZ2内及び同通気層V3内の通気及び通気制御を行うものである。(図22(c)、図23(b)参照)
さらに、図22(a)の床下密閉ゾーンZ4の構成は床下へ防湿シートf0を施し一体土間的仕様のベタ基礎ベースFと一定の厚さの板状の基礎断熱フォームC´で内壁断熱施工された立上り断熱布基礎F1と、床下地に断熱施工せず、床下の通気・換気をなくし、床下熱源媒介の床暖房とするもので、電熱埋設、温水配管埋設あるいは床下放熱器等の施設等であり、室内床fに図22(b´)の室内床用の自然開閉型換気ガラリfgを附設し、夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例として、夏は床下密閉ゾーンZ4のベタ基礎ベースFと地中の外気温より低い地熱・コンクリートの冷熱caを床用の開閉型換気ガラリfgを開口し室内に取り込み、冬期間は例として、ベタ基礎ベースFを蓄熱体とする熱源埋設の場合等、温熱waを同換気ガラリfgを開口し室内に取り込む。(図23(b)参照)
又、図23(b)の全体通気層断面図の夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例として、外壁yの施工を軒天通過型の通気構法k1とした軒天通気及び外壁通気を伴う屋根の通気形態A1の場合の常時開放通気の屋根裏ゾーンZ1の通気による気流の進入及び排出の工程で、周囲外壁yと外壁透湿シートT0との間で形成される外壁通気層V2の下方と、屋根裏ゾーンZ1の常時開口の自然開放通気機器である図22(b)の軒天換気口Ngと棟部常時通気専用経路Z11の妻面換気ガラリRV及び棟換気口Mが常時連通で開放通気の状態であり、夏、冬を問わず常時外壁下方より進入する外気Gが同通気層V2内の夏の太陽S1の副射熱を伴う熱気あるいは冬の湿気を含み、上昇気流g0として同通気層V2の通気路V22を経過し、軒天換気口Ngより進入する外気Gと合流し、上昇気流g1として屋根通気層V1の通気路V11を経過し、棟部常時通気専用経路Z11内に進入し、図22(b)に示す同常時通気専用経路Z11の両側妻壁に附設された妻面換気ガラリRVと棟換気口Mにより通気・排出され、又、同常時通気専用経路Z11内は同基本常設機能による常時通気の状態であり、常時直接外気Gの進入及び排出が行われている。(図6(a−3)及び図8と同様につき参照)
一方、実施例2の、実施例1と異なる床下密閉ゾーンZ4とする場合の、通気及び通気制御において、図22(c)の温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の自動開閉式の自然通気制御機器の換気ガラリT1が附設構成される通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2及び、同ゾーンZ2と連結し、常時連通の内壁通気構造体WZの内壁断熱通気構造WDの図23(a´)に示す土台D0に近接する通気層V3の取り込み部分との連携による通気及び通気制御の工程で、図23(b)に示すように、夏をSとし、外気温が一定以上の場合に同時に自動開口し、図23(c)の2の状態で同ゾーンZ2と通気層V3の取り込み部分が通気状態となり、又、同ゾーンZ2の両側妻壁の同換気ガラリの通気による同ゾーンZ2内への直接外気Gの進入・通気・排出を促し、又、通気状態の通気層V3の取り込み部分より進入する外気Gが同通気層V3内の熱気、湿気を伴い上昇気流g2として同通気層V3の通気路V33を経過し小屋裏ゾーンZ2内へ進入し、同ゾーンZ2内の気流と合流した上昇気流g3として同ゾーンZ2の自動開閉式の換気ガラリT1が図23(c)の2のT1−0の開口状態であり、通気排出され、又冬期間の一定温度以下で同(c)の1のT1−Cの状態で同時閉鎖され、外気の進入を自動制御し、連携の通気及び通気制御が行われ室内を保温状態とし、暖房効果を高めるのである。
次に本実施例2の断熱通気構造体1´の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御の方法は図24(a)及び図25(a)・(a´)に示すように、屋根裏ゾーンZ1のハイブリッド通気機能KC−1は図24の(b)で、又、小屋裏ゾーンZ2のハイブリッド通気及び通気制御機能KC−2は、同図24の(b´)であり、又、両機能のKC−1自体、KC−2自体の構成は実施例1のハイブリッド通気及び通気制御機能の形態及び方法と同様であり、実施例2の基本常設機能に補助としてソーラーエネルギーを主とした換気ファンK1を屋根裏ゾーンZ1に附設し、換気ファンK2は小屋裏ゾーンに附設構成され図24の(a)は断面図又は附設機能の構成図、図25(b)は全体通気層断面図で(a)及び(a´)は通気層断面の分断図であり、又、夏をS、冬をWとし、(b)の全体通気層断面図は夏、冬期間における専用ゾーン別通気構造の通気層内の通気による気流の進入及び排出の工程と、通気制御の状態を図23(c)の自動開閉式の自然通気制御機能の状態図をもとに示すもので(c)の1のTC−1は閉鎖状態を示し、(c)の2のT1−0は開口状態を示し比較対称とし、実施例2の常時開放通気の専用ゾーンの屋根裏ゾーンZ1及び通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2の夏、冬期間を例とする専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御の方法及び通気形態は実施例1と同様で、又、同機能による通気効果も同様であり、夏、冬期間を共通して、実施例1の床下ゾーンZ3がない床下密閉ゾーンの場合でも安定した通気及び通気制御ができることを示すものである。
本発明に係る実施例1の断熱通気構造体1の概略断面図(a)及び専用ゾーン別基本常設機能(b)・(b´)の構成図である。 同実施例1の専用ゾーン別概略断面の分断図(a)及び(a´)で、(b)・(b´)は専用ゾーン別通気構造の通気層の概略分解図である。 同実施例1の小屋裏ゾーンZ2の小屋裏断熱通気構造KDの場合の屋根断熱通気構造YDを含む概略断面分断図(a)で、(b)は屋根裏ゾーンZ1の共通する棟部常時通気専用経路Z11の屋根断熱通気構造YD及び小屋裏断熱通気構造KDを含む概略断面分断図である。 同実施例1のいずれも共通の屋根裏ゾーンZ1とする、異なる屋根の通気形態の全体通気層断面図(a)及び(b)で、(a)の場合をA1、(b)の場合をA2とし、(c)は自動開閉式の自然通気制御機器の開閉の状態を示すものである。 同実施例1の母屋間気密断熱施工の屋根断熱通気構造YDで、B1とする(a)で、(b)は垂木間又は、垂木間と垂木上の気密断熱施工の屋根断熱通気構造YDでB2とし、いずれも屋根通気構造形態の屋根裏ゾーンZ1とする概略通気構造断面の分断図である。 同実施例1の屋根の通気形態A1とし、(a)は夏、冬期間の通気による気流の進入・排出の工程及び通気制御の例を示す全体通気層断面図。(a−1)・(a−2)は夏期間をSとした例で、(a−3)は常時通気とする専用ゾーン別の通気による気流の進入及び排出を示す概略横断面図であり、前記(a)は夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例とする。 同実施例1の屋根の通気形態A2とし(a)は夏をS、冬をWとし、夏、冬期間の通気による気流の進入・排出の工程及び通気制御の例を示す全体通気層断面図。(a−1)・(a−2)は夏期間をSとし、(a−3)は常時通気とする専用ゾーン別通気による気流の進入及び排出を示す概略横断面図である。 同実施例1の基本常設機能の附設構成を示す斜視図で又、屋根の通気形態A1の、屋根の通気構造形態B2とした概略断面斜視図でもある。 同実施例1の夏をSとし、例とする、専用ゾーン別通気層内の通気による気流の進入及び排出の工程を示す概略全体断面斜視図である。 同実施例1の屋根の形状が四方傾斜状態の場合に組み合わせて構成される通気専用棟WTの附設構成図である。 同実施例1の屋根の形状が四方傾斜状態の屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2に係る基本常設機能(b)及び(b´)の附設構成を示す両ゾーンの概略斜視図(a)である。 同実施例1の屋根の形状が四方傾斜状態の屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2の概略通気層断面図(a)で、(b)は同屋根の通気形態を図(a)に示すA1とした、夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例とした全体通気層断面図で、(c)は自動開閉式の自然通気制御機器の開閉状態図である。 同実施例1の断熱通気構造体1の概略断面図(a)であり、基本常設機能(b)をもとに(b´)の機能を専用ゾーン別に附設し混用する専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能の附設構成図でもある。 同実施例1の常時通気の専用ゾーンと通気及び通気制御の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能と制御装置の附設構成を示す概略断面分断図(a)及び(a´)で、(b)・(b´)は専用ゾーン別通気層の概略分解図である。 同実施例1のハイブリッド通気及び通気制御を行う断熱通気構造体1の全体通気層断面図(a)で、(a−1)・(a−2)・(a−3)は(b)の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能による、専用ゾーン別気流の進入及び排出の工程を示す概略横断面図である。又、夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例とする。 同実施例1の屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2を主に、専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能(b)・(b´)と制御装置の附設構成を示す概略断面斜視図(a)である。 同実施例1の夏をSとし、夏期間を例に、図16の(b)・(b´)のハイブリッド通気及び通気制御機能による自然通気と自動制御の強制通気とする気流の進入・排出の工程を示す概略全体断面斜視図である。 同実施例1の屋根の形状が四方傾斜状態の場合のハイブリッド通気及び通気制御機能(b)のKC−4が屋根裏ゾーンZ1に附設構成されることを示す概略斜視図(a)である。 同実施例1の屋根の形状が四方傾斜状態の場合の図18に示す屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2の概略通気層断面の分解図(a)で、(b)は夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例とする専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能による気流の進入・排出の工程及び通気制御の状態を示す全体通気層断面図である。 同実施例1の屋根の形状が四方傾斜状態の場合の図18の(b)のハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4を同KC−5とした(b)の附設構成を示す概略斜視図(a)である。 同実施例1の屋根の形状が四方傾斜状態の場合のハイブリッド通気及び通気制御機能KC−5とした屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2の概略通気層断面の分断図(a)で、(b)は夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例とする図20(b)、(c)の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能による気流の進入・排出の工程及び通気制御の状態を示す全体通気層断面図である。 本発明に係る同実施例2の断熱通気構造体1´の概略断面図(a)であり、(b)・(b´)及び(c)の専用ゾーン別基本常設機能の構成図である。 同実施例2の専用ゾーン別通気構造の通気層の概略分解図(a)・(a´)で、(b)は夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例とする図22の(b)及び(c)の基本常設機能による気流の進入・排出の工程及び通気制御の状態を示す全体通気層断面図である。又(c)は自動開閉式の自然通気制御機器T1の開閉状態図で1は閉鎖状態を示し、2は開口状態を示す。 同実施例2の断熱通気構造体1´の概略断面図(a)であり、又、実施例2がハイブリッド通気及び通気制御を行う(b)・(b´)の附設機能の構成を専用ゾーン別に示す附設構成図でもある。 同実施例2がハイブリッド通気及び通気制御を行う専用ゾーン別附設機能の構成及び専用ゾーン別通気層を示す概略分解図(a)・(a´)で、(b)は夏をS、冬をWとし、夏、冬期間を例とする専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能による気流の進入・排出の工程及び通気制御の状態を示す全体通気層断面図である。
符号の説明
1 断熱通気構造体
1´ 断熱通気構造体(床下密閉ゾーンZ4の場合で断熱通気構造体1と組み合わせ構成される)
Z1 屋根裏ゾーン
Z11 棟部常時通気専用経路(又は常時通気専用経路)
Z12 〃 ( 〃 )
Z2 小屋裏ゾーン
Z3 床下ゾーン
Z4 床下密閉ゾーン
WZ 内壁通気構造体(外周の内壁構造部分)
WT 通気専用棟
WD 内壁断熱通気構造
YD 屋根断熱通気構造
KD 小屋裏断熱通気構造
KD1 小屋裏通気構造
UD 床下断熱通気構造
A 屋根の板状の断熱フォーム
B 外壁に面する内壁の板状の断熱フォーム又は壁断熱フォーム
C 室内天井の板状の断熱フォーム又は天井断熱フォーム
D 床下地の板状の断熱フォーム又は床断熱フォーム
D´ 立上り断熱布基礎の板状の断熱フォーム又は基礎断熱フォーム
F ベタ基礎ベース又は土間的仕様のベタ基礎
F1 立上り断熱布基礎
f0 土間防湿シート
T0 外壁の透湿シート
N 野路板及び透湿防水シートを含む屋根下葺材
M0 母屋
D0 土台
y 外壁
C0 室内天井
W0 室内の壁
f 室内の床
S1 太陽
E 太陽光エネルギー又は直射日光
S 夏(又は夏期間)
W 冬(又は冬期間)
e1 Z11の底面の一定の幅
e2 Z12の底面の一定の幅
h1 Z11の左右の高さ
h2 Z12の左右の高さ
L Z12の一連の長さ
Ng 軒天換気口(市販の常時開口の自然開放通気機器)
M 棟換気口(市販の常時開口の自然開放通気機器)
RV 妻面換気ガラリ(市販の常時開口の自然開放通気機器)
fg 床用(室内)開閉型換気ガラリ
T1 自動開閉式換気ガラリ(角型)又は床下換気口(市販の常時開口の自然開放通気機器又は自動開閉式の温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の換気ガラリ(角型)又は床下換気口)
T1−0 T1の開口状態を示す
T1−C T1の閉鎖状態を示す
A1 軒天通気・外壁通気を含む屋根の通気形態(k1の施工)
A2 軒天通気のみの屋根の通気形態(k2の施工)
k1 外壁の施工で軒天通過型の通気構法
k2 外壁の施工で軒天不通過型の通気構法(外壁上部開放通気)
B1 母屋間気密断熱施工の屋根の通気構造形態
B2 垂木間または垂木間と垂木上気密断熱施工の屋根の通気構造形態
V1 屋根通気層
v11 屋根通気路
V2 外壁通気層
V22 外壁通気路
V3 内壁通気層(外壁に面する内壁の通気層)
V33 内壁通気路V33(外壁に面する内壁の通気路)
G 外気
g0 外壁通気路を通過する上昇気流
g1 屋根通気路を通過する合流気流
g2 床下からの上昇気流又は床下ゾーン内の気流
g3 壁体内湿気を伴う上昇気流
g4 小屋裏ゾーン内の合流気流(g3と小屋裏ゾーン内の気流の合流気流)
g5 Z12内を通過するg1とg4の合流気流
wa 温熱
ca 冷熱
K1 自動制御の換気ファン(ソーラーエネルギー使用の屋根裏用換気ファン)
K2 自動制御の換気ファン(ソーラーエネルギー使用の小屋裏及び内壁通気構造体用換気ファン)
K3 自動制御の床下専用換気ファン(ソーラーエネルギー使用の床下専用換気ファン)
K4 開閉専用の電気式シャッター
P1 パイプダクト(換気ファンK1用)
P2 パイプダクト(換気ファンK2用)
P3 パイプダクト(床下専用換気ファン用)
Q1 換気ファンK1の強制排気
Q2 換気ファンK2の強制排気
Q3 床下専用換気ファンK3の強制排気
KC−1 ハイブリッド通気機能(屋根裏用:NgとRVとM及びK1の混用の通気・排出機能)
KC−2 ハイブリッド通気及び通気制御機能(内壁通気構造体WZを含む小屋裏用:T1とK2の混用の通気・排出及び通気制御機能)
KC−3 ハイブリッド通気及び通気制御機能(床下用:T1とK3の混用の通気・排出及び通気制御機能)
KC−4 ハイブリッド通気及び通気制御機能(屋根裏用:NgとRVとM及びK1とさらにK4又はT1の混用の通気・排出及び通気制御機能)
KC−5 ハイブリッド通気及び通気制御機能(屋根裏用:NgとRVとM及びK1とさらにK4又はT1の混用の通気・排出及び通気制御機能)
E0 太陽電池パネル
E1 増設用太陽電池パネル
CR 自動制御コントローラ
TS 温度スイッチ
HS 湿度スイッチ
TC 温度センサー
HC 湿度センサー
RU リレーユニット(連動運転と家庭用電源の自動切換)
CB コントロールボックス
YC 換気ファンK1の制御装置
KC 換気ファンK2又は換気ファンK2及びK4を含む制御装置
UC 床下専用換気ファンK3の制御装置

Claims (6)

  1. 構造体を構造用途別の常時開放通気の専用ゾーンと通気及び通気制御の専用ゾーンとして分別し、通気及び通気制御を行う上で、常時開放通気の専用ゾーンに常時開口の自然開放通気機器、通気及び通気制御の専用ゾーンに温度差利用の形状記憶合金使用とする市販の自動開閉式の自然通気制御機器を専用ゾーン別基本常設機能として附設し、常時開放通気の専用ゾーンと通気及び通気制御の専用ゾーンを気密断熱区画し、且つ専用ゾーン別通気構造から構成される断熱通気構造体1であって、
    当該断熱通気構造体1が常時開放通気の独立した専用ゾーンの屋根断熱通気構造YDで一体形状の棟部常時通気専用経路Z11を形成する屋根裏ゾーンZ1と、通気及び通気制御の専用ゾーンとする小屋裏断熱通気構造KD又は小屋裏通気構造KD1の小屋裏ゾーンZ2及び床下断熱通気構造UDの床下ゾーンZ3の専用ゾーン別通気構造から構成され又、通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2と床下ゾーンZ3の連通による連携で通気及び通気制御を行うとし又、当該小屋裏ゾーンZ2と床下ゾーンZ3の連絡通気を形成する上で、さらに、内壁断熱通気構造WDの内壁通気構造体WZから構成されることを特徴とするものであり、
    当該小屋裏ゾーンZ2及び床下ゾーンZ3が連結状態の外壁に面する内壁が全周一連の内壁断熱通気構造WDの内壁通気構造体WZを介し、常時連通され、連携して通気及び通気制御を行うものであって又、上記断熱通気構造体1の特徴とする常時開放通気の専用ゾーンの屋根裏ゾーンZ1の通気構造形状が屋根下葺材Nと小屋裏とを一定の厚さの板状の断熱フォームAを用い気密断熱区画し、屋根通気層V1を形成する屋根断熱通気構造YDと棟部常時通気専用経路Z11が一体形状で形成され、軒天に軒天換気口Ng、棟部常時通気専用経路Z11に棟部妻面換気ガラリRV及び棟換気口Mの常時開口の自然開放通気機器が基本常設機能として附設構成されることを特徴とする屋根裏ゾーンZ1であり、
    又、屋根断熱通気構造YDと一体形状で形成される棟部常時通気専用経路Z11とする特徴が、屋根棟中心に位置し、棟を頂点とし、底面が平面状の一定の幅e1で左右h1の高さのコ型の形状とした三方を一定の厚さの板状の断熱フォームAを用い下地構成し、棟を含む内部空洞の通気層とする箱状で、さらに両端を小屋裏の両側の妻壁と一体形成とした一連の左右h1の高さで小屋裏ゾーンZ2と気密断熱区画され、屋根断熱通気構造YDと一体形状の左右連通で形成される場合と、又はその形状が棟を頂点とし、棟を含む内部空洞で平面状の底面の一面で屋根断熱通気構造YDと左右一体形状とし、左右連通で形成され、底面より棟までの高さを両側の棟部妻面換気ガラリRVが取付可能な高さとし、底面を一定の厚さの板状の断熱フォームAを用い下地構成し、内部空洞の通気層とし、両端を小屋裏の両側の妻壁と一体形成とした一連の形状で小屋裏ゾーンZ2と気密断熱区画し形成される場合の、いずれも屋根裏ゾーンZ1の常時通気専用経路Z11の特徴とするもので、同棟部常時通気専用経路Z11に附設構成された基本常設機能の両側の妻面壁の妻面換気ガラリRV及び、棟換気口Mの通気による常時直接外気Gの進入・通気・排出を促す棟部常時通気専用経路Z11であり、
    さらに、当該棟部常時通気専用経路Z11と屋根断熱通気構造YDの一体形成である屋根裏ゾーンZ1の通気形態が、常時開口の軒天換気口Ng又は外壁通気層V2より進入する外気G又は気流g0が屋根断熱通気構造YDの屋根通気層V1の通気路V11を経過し、同棟部常時通気専用経路Z11内に進入し、同棟部妻面換気ガラリRVと棟換気口Mの連携により常時通気・排出される常時開放通気の独立した通気専用ゾーンであることを特徴とし、
    又、小屋裏ゾーンZ2は、屋根断熱通気構造YDの、小屋裏面の一定の厚さの板状の断熱フォームAと一定の厚さの板状の断熱フォームCを密接した室内天井又は天井C0で区画され、小屋裏断熱通気構造KD又は小屋裏通気構造KD1で、同ゾーンZ2を通気層とし、又、当該小屋裏ゾーンZ2と連結状態の外壁に面する内壁に一定の厚さの板状の断熱フォームBを施した内壁通気構造体WZの内壁断熱通気構造WDの内壁通気層V3と常時連通の状態であり、同ゾーンZ2の小屋裏の両側妻壁に市販の通気及び通気制御の自動開閉式の自然通気制御機器で、上下一定の温度を定め開閉する温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の換気ガラリT1が通気及び通気制御の基本常設機能として構成されていることを特徴とする、小屋裏の通気及び通気制御をする小屋裏断熱通気構造KD又は小屋裏通気構造KD1の小屋裏ゾーンZ2であり又、
    床下ゾーンZ3は、床下地断熱施工の一定の厚さの板状の床断熱フォームDと、一体土間的仕様で防湿施工のベタ基礎ベースF及び、一定の厚さの板状の断熱フォームD´で内側断熱施工された立上り断熱布基礎F1にて断熱区画され、同ゾーンZ3を通気層とする床下断熱通気構造UDであって、
    又、小屋裏ゾーンZ2と連結し、一連の通気層として形成される、外壁に面する内壁通気構造体WZの内壁断熱通気構造WDの内壁通気層V3と常時連通の連結状態であり、同立上り断熱布基礎F1に市販の通気及び通気制御の自動開閉式の自然通気制御機器で、小屋裏ゾーンZ2と同型式の温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の床下換気口T1が、通気及び通気制御の基本常設機能として構成されていることを特徴とし、床下の通気及び通気制御をする床下断熱通気構造UDの床下ゾーンZ3で、
    連通状態の小屋裏ゾーンZ2との通気形態は、外気温が一定温度以上の場合同時開口し、両ゾーン内の直接外気Gの進入と通気排出を促し、又床下ゾーンZ3に進入し、上昇する気流が連通する内壁通気層V3の通気路V33を経過し、小屋裏ゾーンZ2内に進入し、同ゾーンZ2内の気流と合流した気流が、両側妻壁に附設された自動開閉式の換気ガラリT1により通気排出され又、一定の温度以下で同時閉鎖され、外気の進入を自動通気制御し、連携して通気及び通気制御を行う小屋裏ゾーンZ2と床下ゾーンZ3であり、
    常時開放通気の専用ゾーンとする断熱通気構造の屋根裏ゾーンZ1、通気及び通気制御の専用ゾーンとする断熱通気構造又は通気構造の小屋裏ゾーンZ2及び断熱通気構造の床下ゾーンZ3の専用ゾーン別通気構造から構成され、常時開放通気の専用ゾーンに棟部常時通気専用経路Z11を附設構成し、常時開口の自然開放通気機器を附設し又、通気及び通気制御の専用ゾーンに自動開閉式の自然通気制御機器を附設し専用ゾーン別基本常設機能として用い、専用ゾーン別通気及び通気制御を行うことを特徴とする断熱通気構造体1。
  2. 前記常時開放通気の専用ゾーンとする屋根断熱通気構造YDの屋根裏ゾーンZ1、通気及び通気制御の専用ゾーンとする小屋裏断熱通気構造KD又は通気構造KD1の小屋裏ゾーンZ2及び床下断熱通気構造UDの床下ゾーンZ3の専用ゾーン別通気構造から構成される断熱通気構造体1であって、通気及び通気制御の専用ゾーンの床下ゾーンZ3と小屋裏ゾーンZ2の連通による連携の通気及び通気制御を行い、さらに床下ゾーンZ3と小屋裏ゾーンZ2の連絡通気を形成する上で、連結され連通状態の断熱通気構造の内壁通気構造体WZから構成されていることを特徴とする断熱通気構造体1の、
    床下ゾーンZ3の床下を防湿施工の土間コンクリート仕様で、周囲立上りを板状の断熱フォームD´で内側断熱された断熱布基礎F1とし床下地に断熱施工をせず、床下の通気・換気をなくし、床下熱源媒介の床暖房施工とする場合の床下密閉構造の床下密閉ゾーンZ4とした断熱通気構造体1´であり、
    当該断熱通気構造体1´とする専用ゾーン別構成が、上記の屋根裏ゾーンZ1、小屋裏ゾーンZ2及び床下密閉ゾーンZ4の構成と、さらに、小屋裏ゾーンZ2と連結され、連通状態の内壁断熱通気構造WDの内壁通気構造体WZから構成されることを特徴とし又、外壁に面する外周一連の断熱通気構造WDで通気層V3を形成する内壁通気構造体WZと小屋裏ゾーンZ2の連通による連携の通気及び通気制御を行う通気形態として、
    周囲外壁yの下部に数量を定め、同外壁yの通気層V2を貫通し、当該外壁に面して全周一連の連通状態の内壁通気構造体WZの内壁断熱通気構造WDの下部通気層V3への取り込みとする、市販の上下一定の温度を定め開閉する、小屋裏ゾーンZ2の自動開閉式の自然通気制御機器と同型式の温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の換気ガラリT1を附設し、取り込み通気と通気制御の基本常設機能とし、連結状態で連通する小屋裏ゾーンZ2と連携の通気及び通気制御を行うもので、
    外気温が一定温度以上の場合に、小屋裏ゾーンZ2の両側の妻壁の基本常設機能の自動開閉式換気ガラリT1と同時に開口し、附設され取り込み通気とした同型式の換気ガラリT1に進入する外気Gが、上記通気層V3の通気路V33を同通気層内の熱気又は湿気を伴う上昇気流g2として経過し、小屋裏ゾーンZ2内に進入し、さらに同ゾーンZ2内の熱気あるいは淀んだ空気を伴い、又は同ゾーンZ2内に直接進入する外気Gとの合流の気流g3として同ゾーンZ2の両妻壁の同換気ガラリT1により通気・排出され、又、外気温が一定温度以下の場合は同時に閉鎖し、外気の進入を自動通気制御するものであり、
    前記断熱通気構造体1の床下断熱通気構造UDの床下ゾーンZ3を床下密閉ゾーンZ4とし、通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2と連携して通気及び通気制御を行うべく、同ゾーンZ2と連結し連通する内壁通気構造体WZの下部に、自動開閉式の自然通気制御機器T1を取り込み通気として附設構成し、前記断熱通気構造体1と組み合わせ構成されることを特徴とする断熱通気構造体1´。
  3. 当該屋根の形状が四方傾斜状態の場合の屋根裏ゾーンZ1で、四方傾斜状態の屋根断熱通気構造YDと四方一体形状で構成される場合の前記断熱通気構造体1の屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z11に、通気専用棟WTが附設構成され、棟部常時通気専用経路Z12として組み合わせ構成されることを特徴とする屋根裏ゾーンZ1で、又、前記小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御の基本常設機能が棟部常時通気専用経路Z12に附設構成され、同小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御の媒介ゾーンとして構成されることを特徴とする屋根裏ゾーンZ1であって、
    屋根の長辺方向又は短辺方向の傾斜面に、屋根棟及び妻壁が構成される通気専用棟WTを、棟を中心とし、両側に平行して構築し、屋根裏ゾーンZ1として屋根断熱通気構造YDと一体形状で構成される棟部常時通気専用経路であり、当該専用経路の底面が平面状の一定の幅e2で最高の高さh2の、四方を連通する屋根通気層V1を形成する屋根断熱通気構造YDと一体形状で形成され又、両端部が両側の通気専用棟WTの妻壁と一体形成とした一連の形状で、長さLとし、棟を含む内部空洞の通気層とし、周囲が一定の厚さの板状の断熱フォームAで小屋裏ゾーンZ2と気密断熱区画された一体箱状の棟部常時通気専用経路Z12として構成され、当該四方傾斜状態の屋根断熱通気構造YDと一体形状で構成されることを特徴とする屋根裏ゾーンZ1であって、
    軒天及び同通気専用経路Z12に、市販の軒天換気口Ng、妻面換気ガラリRV及び棟換気口Mの常時開口の自然開放通気機器が基本常設機能として附設構成され、同軒天換気口Ng及び外壁通気層V2より進入する外気G又は上昇気流g0が屋根通気層V1の通気路V11を経過し、同通気専用経路Z12の換気ガラリRV及び棟換気口Mの連携により通気・排出されるものであり、
    又、小屋裏ゾーンZ2の通気・排出及び通気制御が、同通気専用経路Z12を媒介しておこなわれるもので、同通気専用経路Z12の左右の最高の高さh2で周囲気密断熱区画された立上り壁部分に、小屋裏ゾーンZ2の通気媒介とする上下一定の温度を定め開閉する温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の自動開閉式の換気ガラリT1、あるいはソーラーエネルギーを主とした設定温度、設定湿度を感知し自動開閉する市販の開閉専用の電気式シャッターK4のいずれかの自動開閉式の自然通気制御機器を最低一台附設とし、小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御の媒介機能とし、屋根裏ゾーンZ1の基本常設機能として附設構成されることを特徴とするもので、
    その通気形態は、床下ゾーンZ3に進入した気流が上昇気流として連通する内壁通気構造体WZの通気層V3の通気路V33を経過し、小屋裏ゾーンZ2内に進入し、上記のいずれかの附設される自動開閉式の自然通気制御機器が一定温度以上で開口し、連通状態となった同通気専用経路Z12内に進入し、常設の常時開口の自然開放通気機器の換気ガラリRV及び棟換気口Mにより通気・排出され又、外気温及び同ゾーンZ2さらに同通気専用経路Z12内の温度が一定以下の場合、床下換気口と同時閉鎖し気流の侵入を自動制御するもので、小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御が屋根裏ゾーンZ1を媒介し行われることを特徴とし、
    さらに、小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御を媒介して行う上で、自動開閉式の換気ガラリT1あるいは開閉専用の電気式シャッターK4を媒介の機能として、通気専用棟WTと直角方向の同通気専用経路Z12の立上り区画壁面に附設する特徴が、底部開閉式ダンパー設置による底部のほこり溜りを因とした開閉の支障をなくすべく解決策とするものであり、又、小屋裏ゾーンZ2の占用面積あるいは同構造体規模に応じた通気効果を得る場合、同常時通気専用経路Z12の最高の高さh2として形成される立上り区画壁の両側を取り付け面とし、一定多数の自動開閉式の自然通気制御機器を附設することができることを特徴とし、前記屋根裏ゾーンZ1の屋根の形状が四方傾斜状態となる場合の屋根断熱通気構造YDの同屋根裏ゾーンZ1に通気専用棟WTを附設構成し、前記棟部常時通気専用経路Z11が四方傾斜状態の屋根断熱通気構造YDと四方連通の一体形状の棟部常時通気専用経路Z12として附設構成されることを特徴とする請求項1・請求項2記載のいずれか一つに記載の断熱通気構造体1。
  4. 前記断熱通気構造体1の専用ゾーン別通気構造で常時開放通気の専用ゾーンとする屋根裏ゾーンZ1を構成するにあたり、
    当該屋根裏ゾーンZ1として構成される屋根断熱通気構造YDが、異なる屋根の通気形態と異なる屋根の通気構造形態の組み合わせ選択施工で構成されることを特徴とするもので、施工する外壁yの通気構法による施工別屋根通気形態と、屋根の断熱通気の施工別屋根通気構造形態の組み合わせにより構成される屋根断熱通気構造YDであり、
    当該屋根断熱通気構造YDの常時開口の自然開放通気機器の軒天換気口Ngからの外気Gの進入による軒天通気、及び外壁yの通気構法別の外壁通気路V22を経過する進入した外気の通気形態の如何による屋根通気形態と、屋根下葺材Nと小屋裏を屋根断熱フォームAで気密断熱区画し、屋根通気層V1を形成すべく屋根断熱施工別の屋根通気構造形態で、
    当該屋根の通気形態をA1とする場合の、外壁yの施工を軒天通過型の通気構法k1とし、軒天通気、外壁通気を共に伴う場合、又、屋根の通気形態をA2とする場合の、外壁yの施工を軒天不通過型の通気構法k2とし、外壁yの上方を開放通気の状態とし、外壁通気を伴わない軒天通気のみの場合等、屋根の通気形態がA1又はA2から成る屋根断熱通気構造YDと、
    又、当該屋根の通気構造形態をB1とする場合の屋根の気密断熱施工で、一定の厚さの板状の屋根断熱フォームAを垂木下の母屋間気密断熱施工とし、垂木間を通気層として屋根下葺材Nと屋根通気層V1を形成する場合であり、又、屋根の通気構造形態をB2とする場合の屋根の気密断熱施工で、一定の厚さの板状の屋根断熱フォームAを垂木間または垂木間と垂木上にも密接施工する場合の、いずれかかの通気下地を伴う気密断熱施工とし、屋根下葺材Nと屋根通気層V1を形成する場合で、屋根の通気構造形態がB1又はB2から成る屋根断熱通気構造YDの屋根裏ゾーンZ1であって、
    当該屋根裏ゾーンZ1が屋根の通気形態A1又はA2と、屋根の通気構造形態B1又はB2の組み合わせ選択施工として構成されることを特徴とする請求項1〜請求項3記載のいずれか1項に記載の断熱通気構造体1。
  5. 常時開放通気の専用ゾーンの屋根裏ゾーンZ1と通気及び通気制御の専用ゾーンの小屋裏ゾーンZ2及び床下ゾーンZ3の、又、両ゾーンの連通による連携の通気及び通気制御とする断熱通気構造体1の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御を行うにあたり、
    当該通気及び通気制御に用いる屋根裏ゾーンZ1の常時開口の自然開放通気機器と小屋裏ゾーンZ2及び床下ゾーンZ3の自動開閉式の自然通気制御機器の専用ゾーン別基本常設機能に、補助として、市販のソーラーエネルギーを主とする設定温度、設定湿度を感知して自動運転・停止する自動制御の換気ファンを附設機能とし、又、同換気ファンを自動制御する太陽光発電を供給する装置の太陽電池パネルE0を設置し、ソーラーエネルギーを主として自動運転・停止を制御するコントローラCR、温度スイッチTS、湿度スイッチHS及び連動運転と夜・雨天時の家庭用電源の自動切換えのリレーユニットRUから構成される制御装置を専用ゾーン別とし、屋根裏ゾーンZ1に附設される換気ファンK1と制御装置YC、小屋裏ゾーンZ2及び間近に連結される内壁通気構造体WZの上部に附設される換気ファンK2と同一制御装置KC、さらに、床下ゾーンZ3に附設される床下専用換気ファンK3と制御装置UCとして附設し、専用ゾーン別ハイブリッド通気制御機能として構成し、混用して通気及び通気制御を行うことを特徴とする断熱通気構造体1の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御の方法であり、
    当該屋根裏ゾーンZ1のハイブリッド通気機能KC−1とし、軒天換気口Ng、妻面換気ガラリRV及び棟換気口Mの基本常設機能に自動制御の換気ファンK1を附設構成し混用する通気促進機能であって、屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z11の両側の妻面壁に妻面換気ガラリRV及び棟に棟換気口Mが常設され、同通気専用経路Z11内の常時直接外気Gの進入、通気、排出を促し、又、軒天換気口Ng又は外壁通気層V2より進入する外気G又は気流g1が屋根通気層V1の屋根通気路V11を合流して経過し、屋根通気層V1内の熱気、湿気を含み同通気専用経路Z11内に進入した合流の上昇気流g1の排出を促すものであって、外部の自然気流の進入を主とする通気、排出であり、又、補助として市販の自動制御の換気ファンK1を同通気専用経路Z11の両側妻面壁のいずれか一方に附設し、同通気専用経路Z11内の設定温度、設定湿度を、温度センサーTC、湿度センサーHCが感知し、同通気専用経路Z11内の中央よりパイプダクトP1にて吸引し、自動運転で通気及び気流の排出を強制的に行い、設定以下で自動停止するもので、屋根裏ゾーンZ1内の常時通気の状態と、促進を計り、且つ外気流の状態にとらわれず、自然と強制の両用の機能を混用し、通気を促進することを特徴とする屋根裏ゾーンZ1のハイブリッド通気促進の方法であり、又、
    当該小屋裏ゾーンZ2のハイブリッド通気及び通気制御機能KC−2とし、自動開閉式自然通気制御機器の上下一定の温度を定め開閉する、温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の換気ガラリT1の基本常設機能に、自動制御の換気ファンK2を附設構成し混用する通気及び通気制御機能であって、同小屋裏ゾーンZ2の両側の妻壁に基本常設機能の自動開閉式の自然通気制御機器の換気ガラリT1が常設され、連通する床下ゾーンZ3の同自動開閉式の自然通気制御機器の床下換気口T1と連携の通気及び通気制御を行うもので、自然気流の進入による通気を主とし、外気温が一定温度以上の場合開口し、同ゾーンZ2内に直接外気Gの進入と通気・排出を促し、連通状態の床下ゾーンZ3より上昇する気流g2が内壁通気構造体WZの通気層V3の通気路V33を経過し小屋裏ゾーンZ2内に進入経過し、開放状態の同換気ガラリT1が同ゾーンZ2内の気流と合流の気流g4の排出を促すもので、又、一定温度以下の場合閉鎖し、外気Gの進入を自動通気制御するものであり、又、補助として同ゾーンZ2内の設定温度、設定湿度を温度センサーTC、湿度センサーHCが感知し、同ゾーンZ2内の中央よりパイプダクトP2にて吸引する市販の自動制御の換気ファンK2が同ゾーンZ2の両側妻壁のいずれか一方に附設し、又、近接の連結される外壁周囲の内壁通気構造体WZの上部に附設する同型式の換気ファンK2が同通気構造体WZの通気層V3内の設定温度、設定湿度を温度センサーTC、湿度センサーHCにて感知し、自動運転し同通気層V3内の通気及び気流の排出を強制的に行い、設定以下で自動停止するもので、一定の温度、湿度の上昇を自動制御し、且つ、外気温が一定温度以下で閉じ、外気の進入を自動通気制御する、自然と強制の両用の機能を混用し、通気を促進し、又、通気制御を行うことを特徴とする小屋裏ゾーンZ2のハイブリッド通気及び通気制御の方法であって、
    又、当該床下ゾーンZ3のハイブリッド通気及び通気制御機能KC−3とし、上記小屋裏ゾーンZ2同様、自動開閉式の自然通気制御機器の温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の床下換気口T1の基本常設機能に、自動制御の床下専用換気ファンK3を附設構成し混用する通気制御機能であって、立上り断熱布基礎F1の周囲に一定の数量を定め常設する基本常設機能の自動開閉式の自然通気制御機器の床下換気口T1が、連通する小屋裏ゾーンZ2の同自動開閉式の自然通気制御機器の換気ガラリT1と連携を行うもので、外気温が一定温度以上の場合開口し、同ゾーンZ3内に直接外気Gの進入と通気、排出を促し、又同ゾーンZ3内の進入経過する気流が上昇気流g2として、連通する内壁通気構造体WZの通気層V3の通気路V33を経過し、上部の小屋裏ゾーンZ2へ上昇気流g3として導かれる連携の通気形態であり、又、一定温度以下の場合閉鎖し、外気Gの進入を自動通気制御するものであり、さらに、補助として立上り断熱布基礎F1に数量を定め附設する市販の自動制御の床下専用換気ファンK3は、当該床下ゾーンZ3内の湿度状況対応とするもので、設定湿度を湿度センサーHCが感知し、同ゾーンZ3内の中央よりパイプダクトP3にて吸引し、自動運転で通気、排出を強制的に行い、設定以下で自動停止するもので、一定の湿度の上昇を自動制御し、又は上下一定の外気温度で開閉し、一定の温度以下で外気の進入を自動閉鎖する、自然と強制の両用の機能を混用し、通気を促進し、又通気制御を行うことを特徴とする床下ゾーンZ3のハイブリッド通気及び通気制御の方法であり、
    専用ゾーン別通気構造から構成され、又、常時開放通気の専用ゾーンと通気及び通気制御の専用ゾーンから構成される断熱通気構造体1の通気及び通気制御を行うにあたり、常時開口の自然開放通気機器と自動開閉式の自然通気制御機器の専用ゾーン別基本常設機能に、補助としてソーラーエネルギーを主とし、自動制御装置を用いた自動制御の換気ファンを専用ゾーン別に附設し、専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能として構成し、混用して通気及び通気制御を行うことを特徴とする断熱通気構造体1の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御の方法。
  6. 前記請求項3記載の屋根の形状が四方傾斜状態の場合の屋根裏ゾーンZ1の通気及び通気制御機能が、小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御を媒介する共用の通気及び通気制御の機能であって、屋根裏ゾーンZ1に位置し、専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4又は、ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−5として構成されることを特徴とする、屋根裏ゾーンZ1と小屋裏ゾーンZ2共用のハイブリッド通気及び通気制御の方法であって、常時開放通気の専用ゾーンとする屋根裏ゾーンZ1、通気及び通気制御の専用ゾーンとする小屋裏ゾーンZ2の専用ゾーン別通気及び通気制御とすべく、
    当該屋根裏ゾーンZ1の基本常設機能の常時開口の自然開放通気機器以外に、小屋裏ゾーンZ2の屋根裏ゾーンZ1への取り込み通気媒介とする、通気及び通気制御の自動開閉式の自然通気制御機器又は開閉専用の電気式シャッターK4を附設した屋根裏ゾーンZ1の基本常設機能とし、補助として市販のソーラーエネルギーを主とする設定温度、設定湿度を温度センサーTC、湿度センサーHCが感知し、自動運転・停止する自動制御の換気ファンを附設機能とし、混用して通気及び通気制御を行う、ハイブリッド通気及び通気制御を特徴としたもので、
    又、当該換気ファンを自動制御する制御装置が、太陽光発電を供給する装置の太陽電池パネルE0を設置し、ソーラーエネルギーを主として自動運転・停止を自動制御するコントローラCR、温度スイッチTS、湿度スイッチHS及び連動運転と夜・雨天時の家庭用電源の自動切換のリレユニットRUから構成され、屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z12に附設される換気ファンK1の制御装置YC、及び小屋裏ゾーンZ2専用の換気ファンK2の制御装置KCとして附設されるものであり、
    当該屋根裏ゾーンZ1に位置し、屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2の専用ゾーン別通気及び通気制御を行うにあたり、ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4として構成される特徴が、
    当該屋根裏ゾーンZ1の常時開口の自然開放通気機器と、小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御を行う屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z12に附設される同通気専用経路Z12と小屋裏ゾーンZ2の通気媒介の自動開閉式の自然通気制御機器を屋根裏ゾーンZ1の基本常設機能とし、さらに補助としてソーラーエネルギーを主とし、設定温度、設定湿度を感知し、自動運転・停止する自動制御の換気ファンK1を同通気専用経路Z12内のいずれか一方に附設し、且つ、同換気ファンK1のパイプダクトP1を分岐し、一方は同通気専用経路Z12内の中央に、一方は貫通挿入し小屋裏ゾーンZ2内へ装着し、同ゾーンZ2と屋根裏ゾーンZ1を同時に通気、換気するものであり、両ゾーンの通気及び通気制御を自然と強制の両機能を混用し行うゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4であって、両ゾーン共用の通気及び通気制御機能であり、
    当該屋根裏ゾーンZ1の棟部常時通気専用経路Z12の両側の通気専用棟WTの妻壁に常設する常時開口の自然開放通気機器の換気ガラリRVと棟の換気口Mは、連携する通気排出機能で、同通気専用経路Z12内の常時直接外気Gの進入、通気、排出を促し、さらに軒天換気口Ng又は外壁通気層V2より進入する外気G及び上昇気流g0が屋根通気路V11を合流して経過し、同通気専用経路Z12内に進入した合流の上昇気流g1の通気、排出を促すものであって、
    又、小屋裏ゾーンZ2と気密断熱区画された同通気専用経路Z12の最高の高さh2とした部分に、同小屋裏ゾーンZ2と同通気専用経路Z12との通気媒介とする自動開閉式で市販の温度差利用の熱感知式形状記憶合金使用の自然通気制御機器の換気ガラリT1もしくは、市販の自動開閉式の開閉専用電気式シャッターK4のいずれかを最低一台附設するものとし、同機能を屋根裏ゾーンZ1の基本常設機能に附設構成とするものであり、一定の温度以上の場合開口し、小屋裏ゾーンZ2と連通する床下ゾーンZ3に進入した外気Gが上昇気流g2として連通の内壁通気構造体WZの通気路V33を経過し、同ゾーンZ2に進入経過し、開口状態の自動開閉式の自然通気制御機器を媒介し、連通状態となった同通気専用経路Z12に進入し、常設機能の換気ガラリRV又は棟換気口Mの連携により通気・排出され、又一定温度以下で閉鎖し、同通気専用経路Z12の気流及び進入外気Gの同小屋裏ゾーンZ2内への進入を自動通気制御するものであり、又、さらに、補助としてソーラーエネルギーを主とし、附設する同通気専用経路Z12内への自動制御の換気ファンK1のパイプダクトP1を分岐し、一方は同通気専用経路Z12の中央に、一方は貫通挿入し、小屋裏ゾーンZ2内へ装着し両ゾーンの設定温度、設定湿度を温度センサーTC、湿度センサーHCが感知し、自動運転し、通気排出され、又、設定以下で停止するもので、両ゾーンの通気及び通気制御を自然と強制の両機能を混用し専用ゾーン別通気及び通気制御を行うゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4であり、
    又、当該屋根裏ゾーンZ1に位置し、屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2の専用ゾーン別通気及び通気制御を行うハイブリッド通気及び通気制御機能KC−5とした場合の特徴として、上記ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4の機能をそのままに、さらに、屋根裏ゾーンZ1へ小屋裏ゾーンZ2専用の通気制御機能として附設する自動制御の換気ファンK1と同型式の小屋裏ゾーンZ2内の設定温度、設定湿度を感知し、自動運転・停止の自動制御の換気ファンK2を換気ファンK1の附設位置と反対側へ附設し、常時通気専用経路Z12の底面を貫通挿入し同ゾーンZ2専用のパイプダクトP2を装着し、同ゾーンZ2に分岐配管し吸引する換気ファンK1と換気ファンK2による自動制御の強制機能と自然機能の両機能を混用し共用して通気を促進し、又、通気制御を行うことを特徴とするハイブリッド通気及び通気制御機能KC−5であって、上記ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4同様、屋根裏ゾーンZ1と小屋裏ゾーンZ2共用の通気及び通気制御機能を特徴とするものであり、常時開放通気の専用ゾーンとする屋根裏ゾーンZ1、通気及び通気制御の専用ゾーンとする小屋裏ゾーンZ2として、屋根の形状が四方傾斜状態の場合の専用ゾーン別通気及び通気制御にあたり、屋根裏ゾーンZ1に位置する通気及び通気制御の両機能が小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御を媒介し、又、同機能が両ゾーンに共用する常時開口の自然開放通気機器と自動開閉式の自然通気制御機器を基本常設機能とした自然気流対象機能と、ソーラーエネルギーを主とし、自動制御装置を用いた自動制御の換気ファンの両機能を混用する屋根裏ゾーンZ1と小屋裏ゾーンZ2の共用するハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4又はハイブリッド通気及び通気制御機能KC−5であり、
    屋根裏ゾーンZ1及び小屋裏ゾーンZ2の通気及び通気制御が、ハイブリッド通気及び通気制御機能KC−4又は同機能KC−5として屋根裏ゾーンZ1に附設構成され行われることを特徴とする、請求項3記載の屋根の形状が四方傾斜状態の場合の断熱通気構造体1の専用ゾーン別ハイブリッド通気及び通気制御の方法。
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