JP6747855B2 - 給水装置 - Google Patents

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本発明は、給水装置に関し、特に、騒音を低減することができる給水装置に関する。
従来から、井戸、水道本管または受水槽などから水を建物に供給する給水装置が知られている。このような給水装置は、例えば、自吸式ポンプ、自吸式ポンプを駆動するモータ、自吸式ポンプの運転を制御する制御部、自吸式ポンプ、モータ、および制御部とが配置されたベースを備えている。自吸式ポンプは、羽根車を収容するポンプケーシングを有している。さらに、給水装置は、ベースを囲み、自吸式ポンプ、モータ、および制御部を収容するカバーを備えている。
図7は、従来の給水装置のモータ、自吸式ポンプ、ベース、およびカバーを抽出して描いた模式図である。給水装置101のモータ103は、ステータおよびロータ(図示せず)などを収容するモータフレーム104を有している。モータ103の回転軸105は、水平方向に延びて、ポンプケーシング106の側壁を貫通しており、ポンプケーシング106に収容されている羽根車115に連結される。モータ103は、ベース110からモータフレーム104まで延びる支持脚108によって、ベース110に支持されている。支持脚108の一端は、ベース110に固定されており、支持脚108の他端は、モータフレーム104に固定されている。この給水装置101は、ベース110を囲むカバー112を有しており、このカバー112内に、自吸式ポンプ102、モータ103、および図示しない制御部が収容される。
自吸式ポンプ102のポンプケーシング106の底部は、ベース110に固定されている。モータ103とポンプケーシング106との間に、モータ103をポンプケーシング104に接続するための接続ブラケット116が配置されている。接続ブラケット116は、アルミニウムから構成され、モータ103の回転軸105は、接続ブラケット116を通って、ポンプケーシング106内に配置された羽根車115に連結される。接続ブラケット116の一方の端部は、モータフレーム104の端部に固定され、接続ブラケット116の他方の端部は、ポンプケーシング106の側面に固定される。したがって、モータ103は、下方から支持脚108によってベース110に支持され、さらに、側方から接続ブラケット116を介してポンプケーシング106に支持されている。
特開2005−248901号公報
自吸式ポンプ102の運転中は、モータ103から振動が発生する。従来の給水装置では、この振動が支持脚108を介してベース110に伝達され、ベース110を振動させていた。さらに、モータ103から発生した振動は、接続ブラケット116を介してポンプケーシング106に伝達され、ポンプケーシング106を振動させていた。ベース110およびポンプケーシング106の振動は、給水装置101から発生する騒音の原因になってしまう。
さらに、自吸式ポンプ102の運転中は、回転する羽根車115、およびポンプケーシング106を通過する水によって、ポンプケーシング106から騒音が発生する。ポンプケーシング106から発生する騒音も、給水装置101から発生する騒音の原因になってしまう。
近年の給水装置では、騒音を低減するための様々な対策が取られているので、給水装置101から発生する騒音のレベルは、非常に小さくなってきている。しかしながら、閑静な住宅街などに給水装置101が配置されると、給水装置101から発生する騒音に気が付く近隣住人が存在する。特に、給水装置101は、建物内での水の使用状況に応じてその運転と停止が繰り返されるので、近隣住人は給水装置101から断続的に発生する騒音に気が付きやすい。
そこで、本発明は、騒音を低減することができる給水装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、羽根車を収容するポンプケーシングを有するポンプと、前記ポンプを駆動するモータと、前記ポンプケーシングを支持するベースと、前記モータを前記ポンプケーシングに接続する接続ブラケットと、前記ベースを囲んでおり、前記モータおよび前記ポンプケーシングを収容するカバーと、前記カバーに取り付けられる吸音材と、を備え、前記モータは、前記接続ブラケットのみによって支持されており、前記吸音材は、前記接続ブラケットとは反対側の、前記ポンプケーシングの側面と対向する前記カバーの内側面の一部に取り付けられていることを特徴とする給水装置である。
発明の好ましい態様は、前記モータの回転軸は、水平方向に延びて前記羽根車に接続されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記ポンプケーシングは、前記羽根車が収容される羽根車室を有しており、前記吸音材は、前記羽根車室と対向する前記カバーの内側面の一部に取り付けられていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記接続ブラケットは、鋳鉄から構成されることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記カバーは、樹脂から構成されることを特徴とする。
本発明によれば、モータの振動は、ポンプケーシングだけに伝達され、ベースに直接伝達されない。したがって、ベースの振動が低減されるので、給水装置から発生する騒音を低減することができる。さらに、接続ブラケットとは反対側の、ポンプケーシングの側面と対向する位置に、吸音材が設けられているので、モータからポンプケーシングに伝達された振動、回転する羽根車、およびポンプケーシングを通過する水によってポンプケーシングから発生する騒音は吸音材に吸収される。したがって、給水装置から漏洩する騒音を低減することができる。その結果、給水装置から発生する騒音を低減することができる。
一実施形態に係る給水装置が配置された給水システムの一例を示す模式図である。 一実施形態に係る給水装置の概略斜視図である。 図2に示される給水装置に配置された自吸式ポンプの縦断面図である。 図3に示される逆止弁(フローチェッキ)を模式的に示した拡大図である。 図2に示される給水装置のモータ、自吸式ポンプ、ベース、およびカバーを抽出して描いた模式図である。 図5に示される吸音材の変形例を示す模式図である。 従来の給水装置のモータ、自吸式ポンプ、ベース、およびカバーを抽出して描いた模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態に係る給水装置が配置された給水システムの一例を示す模式図である。図1に示される給水システム50は、地上に配置された給水装置1と、給水装置1から井戸まで延びる吸込管32と、給水装置1から建物35まで延びる吐出管36とを有する。吸込管32の末端は、井戸の水位よりも下方に位置しており、吐出管36には、建物35の内部に配置された給水器具37(例えば、蛇口)が接続される。さらに、吸込管32の末端には、井戸水内に浮遊する砂などの異物が給水装置1まで運ばれることを防止するストレーナ33が取り付けられている。給水装置1によって、井戸水を給水器具37に供給することができる。
図2は、一実施形態に係る給水装置1の概略斜視図であり、図3は、図2に示される給水装置1に配置された自吸式ポンプ2の縦断面図である。図2に示される給水装置1は、例えば、図1に示される給水システム50に配置される。図示はしないが、給水装置1を、水を水道本管から建物に供給する給水システムに配置してもよいし、水を受水槽から建物に供給する給水システムに配置してもよい。
図2および図3に示されるように、給水装置1は、羽根車15を有する自吸式ポンプ2と、自吸式ポンプ2を駆動するモータ3と、給水装置1の給水動作(すなわち自吸式ポンプ2の運転)を制御する制御部7と、自吸式ポンプ2、モータ3、および制御部7が配置されるベース10を有する。ベース10は、自吸式ポンプ2のポンプケーシング6および制御部7を支持している。より具体的には、自吸式ポンプ2のポンプケーシング6の底部および制御部7の底部は、ベース10の上面に支持されている。さらに、給水装置1は、ベース10を囲い、自吸式ポンプ2、モータ3、および制御部7を収容するカバー12を有する。
カバー12は樹脂から構成され、好ましくは、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)とポリカーボネイトを含む樹脂から構成される。このようなカバー12は、大きな剛性を有するので、ベース10からカバー12に伝達される振動を低減できる。したがって、給水装置1から発生する騒音を低減することができる。
モータ3は、ロータおよび該ロータと対向して配置されたステータなどを収容するモータフレーム4を有する。ロータおよびステータの図示は省略されている。モータ3は、誘導モータであってもよいが、ロータに永久磁石が配置されたPMモータ(Permanent Magnet Motor)であるのが好ましい。特に、ロータの内部に永久磁石が配置されたIPMモータ(Interior Permanent Magnet Motor)であるのが好ましい。PMモータ(特に、IPMモータ)は高効率を有するので、モータ3を小型化することができる。
給水装置1は、吸込管32(図1参照)が接続される吸込口18と、吐出管36(図1参照)が接続される吐出口19を有している。吸込口18は、ポンプケーシング6の入口6a(図3参照)と連通しており、吐出口19は、ポンプケーシング6の出口6b(図3参照)と連通している。自吸式ポンプ2は、ポンプケーシング6の内部を液体で満たしておくだけで、ポンプ自身の運転によって吸込管32内の空気を排出することが可能なポンプである。自吸式ポンプ2は、吸込管32内の空気をポンプケーシング6と連通する吐出口19から排出させる自吸運転を行い、その後、水のみを吐出口19から排出する揚液運転を行う。
図2に示されるように、制御部7は、モータ3を変速可能とするインバータ13を備えているのが好ましい。インバータ13は、制御部7に収容されており、図示しないモータケーブルによってモータ3に接続される。制御部7は、インバータ13を介して、モータ3を所望の回転速度で回転させることができる。したがって、自吸式ポンプ2をゆっくりと始動または停止させることができるので、自吸式ポンプ2の始動または停止時に発生する騒音を低減することができる。
図3に示されるように、自吸式ポンプ2は、羽根車15を収容する羽根車室23が形成されたポンプケーシング6を有している。ポンプケーシング6は、さらに、羽根車室15の上流側に形成された吸込室26と、羽根車室15の下流側に形成された気液分離室27とを有する。吸込室26は、羽根車室15に接続され、羽根車室15は、気液分離室27に接続される。吸込室26の上流側には、吸込口18(図2参照)と連通する吸込流路30が形成されており、気液分離室27の下流側には、吐出口19(図2参照)と連通する吐出流路31が形成されている。吸込口18は、例えば、ベース10内に配置された入口管(図示せず)を介して吸込流路30に連通し、吐出口19は、ベース10内に配置された出口管(図示せず)を介して吐出流路31に連通する。
吸込流路30は、ポンプケーシング6の入口6aから吸込室26まで延びており、吸込流路30の末端には、逆止弁14が配置される。逆止弁14は、自吸式ポンプ2の運転時に、空気または水がポンプケーシング6の吸込室26に流入することを許容しつつ、自吸式ポンプ2の運転が停止されたときに、水が吸込流路30を通って、吸込管32に逆流することを防止する。
本実施形態では、逆止弁14は、水の逆流を防止する機能だけでなく、給水装置1を流れる水の流量が所定の小水量以下であることを検出する流量検出器の機能も有する。以下では、流量検出器の機能も有する逆止弁14を、「フローチェッキ」と称することがある。
図4は、図3に示される逆止弁(フローチェッキ)14を模式的に示した拡大図である。図4では、制御部7は想像線(一点鎖線)で描かれている。フローチェッキ14の弁体14aは、その上面から突出する突出部14bを有する。突出部14bは、吸込室26に形成された凹部26aに挿入されている。突出部14bには、磁石20が配置されており、吸込室26の凹部26aの近傍には、磁石20の磁力を検出可能なリードスイッチ21が配置されている。リードスイッチ21は、信号線を介して制御部7に接続される。自吸式ポンプ2の運転を開始すると、図4に示されるように、フローチェッキ14の弁体14aが吸込室26に流入する水または空気によって上昇する。リードスイッチ21が突出部14bに配置された磁石20の磁力を検出すると、リードスイッチ21からon信号が制御部7に送信される。建物35(図1参照)での水の使用量が低下すると、弁体14aは自重により下降して、リードスイッチ21は、磁石20の磁力を検出できなくなる。これにより、リードスイッチ21からoff信号が制御部7に送信される。
さらに、気液分離室27には、圧力タンク34(図2参照)が接続されている。圧力タンク34は、自吸式ポンプ2が停止している間の吐出側圧力を保持するための圧力保持器である。
図3に示される自吸式ポンプ2は、ポンプケーシング6の吸込室26、羽根車室23、および気液分離室27の内部を液体で満たしておくだけで、ポンプ自身の運転によって吸込管32内の空気を排出することが可能なポンプである。自吸式ポンプ2を運転するときは、最初に、ポンプケーシング6の上部に形成された給水口6cからポンプケーシング6の吸込室26、羽根車室23、および気液分離室27に水を供給する。吸込室26、羽根車室23、および気液分離室27に給水口6cから供給される水は、「呼び水」と称される。給水口6cから呼び水を吸込室26、羽根車室23、および気液分離室27に供給しているときは、フローチェッキ14の弁体14aは、自重により吸込流路30の末端に固定された弁座14cに押し付けられている。したがって、呼び水が吸込流路30を通って、吸込管32に逆流することが防止される。呼び水の供給が完了した後に、給水口6cは、該給水口6cに係合するキャップ29により閉じられる。
この状態で、自吸式ポンプ2の運転を開始する。モータ3の駆動により羽根車15が回転すると、羽根車室23内の水が撹拌され、羽根車室23の上流側の吸込室26に負圧が形成される。この負圧により、フローチェッキ14の弁体14aが押し上げられて弁座14cから離間する(すなわち、フローチェッキ14が開く)ので、吸込管32内の空気が吸込流路30および吸込室26を通って羽根車室23に流入する。フローチェッキ14の突出部14bに配置された磁石20(図4参照)の磁力をリードスイッチ21が検出すると、リードスイッチ21からon信号が制御部7に送信される。羽根車室23に流入した空気は、該羽根車室23内の水と混合され、空気と水の混合流体は、羽根車室23から気液分離室27に吐出される。
気液分離室27には、羽根車室23から吐出された水と空気の混合流体が衝突するバッフル9が設けられている。水と空気の混合流体がバッフル9に衝突することにより、空気が水から分離される。水から分離された空気は、気液分離室27から吐出流路31を通って、給水装置1の吐出口19から吐出される。一方で、空気が分離された水は、気液分離室27の下部に形成された環流孔28を通って羽根車室23に戻される。環流孔28を通って羽根車室23に戻された水は、吸込管32から吸い込まれた空気と再び混合される。このような動作を繰り返すことにより、吸込管32内の空気がポンプケーシング6から排出される。吸込管32が水で満たされると、自吸式ポンプ2は、水のみを排出する揚液運転を開始する。
気液分離室27の上部には、該気液分離室27内の流体の圧力を測定する圧力センサ11が接続されている。吸込管32内の空気を給水装置1から排出する自吸運転時には、気液分離室27の上部に存在する流体は空気だけであり、圧力センサ11の測定値は、ほぼ大気圧である。一方で、揚液運転時は、気液分離室27が水で満たされているので、圧力センサ11は、羽根車15の回転により昇圧された水の圧力を測定する。
圧力センサ11は、図示しない信号線を介して制御部7に接続されており、制御部7は、圧力センサ11から出力される出力値に基づいて、揚液運転時の自吸式ポンプ2の運転速度(すなわち、羽根車15の回転速度)を制御する。一般的には、圧力センサ11により測定された圧力信号が設定された目標圧力と一致するように自吸式ポンプ2の運転速度を制御して自吸式ポンプ2の吐出圧力が一定になるように制御する吐出圧力一定制御や、自吸式ポンプ2の吐出圧力の目標値を適切に変化させることにより給水器具37(図1参照)における水圧を一定に制御する推定末端圧力一定制御などが行われる。
建物35内での水の使用量が低下して、フローチェッキ14のoff信号が制御部7に送信されると、制御部7は自吸式ポンプ2の運転速度を一時的に上げるようインバータ13に指令を出し、圧力タンク34に蓄圧してから自吸式ポンプ2の運転を停止させる(小水量停止)。自吸式ポンプ2の運転を停止すると、吸込管32からポンプケーシング6への水の流入が停止され、フローチェッキ14が閉じる。フローチェッキ14は、ポンプケーシング6内に存在する水が吸込管32に逆流することを阻止し、水をポンプケーシング6内に溜めておくことができる。ポンプケーシング6内に溜められた液体は、次の自吸運転のために用いられる。
図5は、図2に示される給水装置1のモータ3、自吸式ポンプ2、ベース10、およびカバー12を抽出して描いた模式図である。図5に示されるように、モータ3は、接続ブラケット16のみによって支持される。すなわち、モータ3を支持する構造体は、接続ブラケット16だけであり、従来の給水装置101(図7参照)で必要とされる支持脚108は用いられない。接続ブラケット16の一端は、モータ3のモータフレーム4の端面にねじまたは六角ボルトなどの固定具(図示せず)を用いて固定され、接続ブラケット16の他端は、ねじまたは六角ボルトなどの固定具(図示せず)を用いてポンプケーシング6の側面6dに固定される。一実施形態では、接続ブラケット16をモータフレーム4と一体に構成してもよい。モータ3の回転軸5は、接続ブラケット16を通って、ポンプケーシング6の羽根車室23に収容される羽根車15に接続される。本実施形態では、モータ3の回転軸5は、水平方向に延びており、ポンプケーシング6の側壁を貫通している。
本実施形態では、モータ3は、接続ブラケット16だけで、ポンプケーシング6に支持される。したがって、自吸式ポンプ2の運転時に発生するモータ3の振動は、接続ブラケット16を介してポンプケーシング6だけに伝達され、ベース10には直接伝達されない。したがって、ベース10の振動が低減されるので、給水装置1から発生する騒音を低減することができる。さらに、従来の給水装置101(図7参照)で必要とされる支持脚108が不要であるため、給水装置1の製造コストを低減することができる。
モータ3を接続ブラケット16のみによってポンプケーシング6に支持させるために、接続ブラケット16は、モータ3を支持するのに十分な剛性を有する材料から構成される。接続ブラケット16は、好ましくは、鋳鉄から構成される。鋳鉄は、モータ3を支持するのに十分な剛性を有している。さらに、鋳鉄から構成される接続ブラケット16は、アルミニウムから構成される従来の接続ブラケット116(図7参照)よりも大きな剛性を有するので、モータ3から接続ブラケット16を介してポンプケーシング6に伝達される振動を低減することができる。その結果、給水装置1から発生する騒音を低減することができる。
さらに、接続ブラケット16とは反対側の、ポンプケーシング6の側面6eと対向する位置に、吸音材17が設けられる。より具体的には、接続ブラケット16が固定されるポンプケーシング6の側面6dとは反対側の、ポンプケーシング6の側面6eに対向する位置に、吸音材17が設けられる。本実施形態では、吸音材17は、ポンプケーシング6の側面6eと対向するカバー12の内側面12aに取り付けられている。吸音材17は、カバー12の内側面12aに取り付けられてもよいし、カバー12の内側面12aとポンプケーシング6の側面6eとの間に配置されてもよい。吸音材17は、例えば、多孔質材である。多孔質材の内部の空気が音のエネルギを吸収する。このような吸音材17は、ウレタンなどの発泡樹脂から構成されてもよいし、グラスウール、ロックウールなどの繊維から構成されてもよい。繊維から構成される吸音材17は、シート形状に成形される。このような吸音材17は、市場で入手可能である。
接続ブラケット16とは反対側の、ポンプケーシング6の側面6eと対向する位置に、吸音材17が設けられているので、モータ3からポンプケーシング6に伝達された振動、回転する羽根車15、およびポンプケーシング6を通過する水によってポンプケーシング6から発生する騒音は吸音材17に吸収される。その結果、ポンプケーシング6から発生する騒音が給水装置1の外部に漏洩しないので、給水装置1から発生する騒音を低減することができる。
吸音材17は、ポンプケーシング6の側面6eと対向するカバー12の内側面12aの全体に取り付けられていてもよいし、カバー12の内側面12aの一部に取り付けられていてもよい。例えば、図6に示されるように、吸音材17は、自吸式ポンプ2の羽根車室23と対向するカバー12の内側面12aの一部に取り付けられる。図6は、図5に示される吸音材17の変形例を示す模式図である。回転する羽根車15、およびポンプケーシング6を通過する水によってポンプケーシング6から発生する騒音は、主としてポンプケーシング6の羽根車室23から発生する。したがって、吸音材17を羽根車室23と対向するカバー12の内側面12aの一部に取りつけることにより、給水装置1の外部に漏れる騒音を低減しつつ、吸音材17の製造コストを低減することができる。
上述した実施形態では、自吸式ポンプ2を備えた給水装置1が説明されたが、自吸運転が不要である場合(すなわち、吸込管32が常に水で満たされている場合)は、給水装置1は、自吸性能を有さないポンプ(例えば、遠心ポンプ)を備えていてもよい。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
1 給水装置
2 自吸式ポンプ
3 モータ
4 モータフレーム
5 回転軸
6 ポンプケーシング
7 制御部
9 バッフル
10 ベース
11 圧力センサ
12 カバー
13 インバータ
14 逆止弁(フローチェッキ)
15 羽根車
16 接続ブラケット
17 吸音材
18 吸込口
19 吐出口
20 磁石
21 リードスイッチ
23 羽根車室
26 吸込室
27 気液分離室
28 環流孔
29 キャップ
30 吸込流路
31 吐出流路
32 吸込管
36 吐出管
33 ストレーナ
34 圧力タンク
35 建物
37 給水器具
50 給水システム

Claims (5)

  1. 羽根車を収容するポンプケーシングを有するポンプと、
    前記ポンプを駆動するモータと、
    前記ポンプケーシングを支持するベースと、
    前記モータを前記ポンプケーシングに接続する接続ブラケットと、
    前記ベースを囲んでおり、前記モータおよび前記ポンプケーシングを収容するカバーと、
    前記カバーに取り付けられる吸音材と、を備え、
    前記モータは、前記接続ブラケットのみによって支持されており、
    前記吸音材は、前記接続ブラケットとは反対側の、前記ポンプケーシングの側面と対向する前記カバーの内側面の一部に取り付けられていることを特徴とする給水装置。
  2. 前記モータの回転軸は、水平方向に延びて前記羽根車に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の給水装置。
  3. 前記ポンプケーシングは、前記羽根車が収容される羽根車室を有しており、
    前記吸音材は、前記羽根車室と対向する前記カバーの内側面の一部に取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の給水装置。
  4. 前記接続ブラケットは、鋳鉄から構成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の給水装置。
  5. 前記カバーは、樹脂から構成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の給水装置。
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