JP6747429B2 - 転写体連続体、被転写体の製造方法、転写体連続体の転写体の転写方法、接続シート - Google Patents

転写体連続体、被転写体の製造方法、転写体連続体の転写体の転写方法、接続シート Download PDF

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Description

本発明は、転写体が配列された転写体連続体、被転写体の製造方法、転写体連続体の転写体の転写方法、接続シートに関するものである。
従来、複数の転写体が配列された熱転写シートがあった(例えば特許文献1)。
このような熱転写シートは、不良等があった場合には、不良等の部分を切断して取り除き、不良等以外の部分を接続して使用することができる。
しかし、熱転写シートの接続は、粘着テープの接着面積が小さい等の理由によって、十分な接着強度が得られない場合があった。
特開2013−256025号公報
本発明の課題は、転写体連続体同士が十分な接着強度で接続された転写体連続体、被転写体の製造方法、転写体連続体の転写体の転写方法、接続シートを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。
・本発明の一形態は、熱プレスにより順次転写される転写体が複数配列された転写体連続体であって、前記転写体及び前記転写体の転写時の位置決めマークの組が、透光性を有する基材に複数配列された第1転写体連続体、第2転写体連続体と、透光性を有し、前記基材の面のうち前記組が配置された面とは反対側の面に貼付され、前記第1転写体連続体と前記第2転写体連続体とを接続する接続シートとを有し、前記第1転写体連続体に配列された前記転写体同士の間隔と、前記第2転写体連続体に配列された前記転写体同士の間隔と、前記第1転写体連続体の長手方向の端部に配置された前記組である第1組と前記第2転写体連続体の長手方向の端部に配置された前記組である第2組との間隔とは、等しく、前記接続シートは、前記基材の面を法線方向から見た状態で、前記第1転写体連続体の前記第1組と前記第2転写体連続体の前記第2組とに重なっていること、を特徴とする転写体連続体(1,201)とした。
・本発明の一形態は、熱プレスにより順次転写される転写体が複数配列された転写体連続体であって、複数の前記転写体が透光性を有する基材に配列された第1転写体連続体、第2転写体連続体と、透光性を有し、前記基材の面のうち前記転写体が配置された面とは反対側の面に貼付され、前記第1転写体連続体と前記第2転写体連続体とを接続する接続シートとを有し、前記第1転写体連続体に配列された前記転写体同士の間隔と、前記第2転写体連続体に配列された前記転写体同士の間隔と、前記第1転写体連続体の長手方向の端部に配置された前記転写体である第1転写体と前記第2転写体連続体の長手方向の端部に配置された前記転写体である第2転写体との間隔とは、等しく、前記接続シートは、前記基材の面を法線方向から見た状態で、前記第1転写体連続体の前記第1転写体と前記第2転写体連続体の前記第2転写体とに重なっていること、を特徴とする転写体連続体(1,201)とした。
・本発明の一形態は、前記転写体連続体(1,201)の前記転写体が転写された被転写体の製造方法であって、連続した被転写体又は複数並べた被転写体に、前記第1転写体連続体の端部の前記転写体、前記第2転写体連続体の端部の前記転写体を、熱プレスによって順次転写する転写体転写工程と、前記第1転写体連続体の端部の前記転写体、前記第2転写体連続体の端部の前記転写体が転写された被転写体と、透明保護シートとを熱プレスによって接合する接合工程とを備えること、を特徴とする被転写体の製造方法とした。
・本発明の一形態は、前記転写体連続体(1,201)の転写体の転写方法であって、連続した被転写体又は複数並べた被転写体に、前記第1転写体連続体の端部の前記転写体、前記第2転写体連続体の端部の前記転写体を、熱プレスによって順次転写する転写体転写工程を備えること、を特徴とする転写体連続体の転写体の転写方法とした。
・本発明の一形態は、熱プレスにより順次転写される転写体が複数配列された転写体連続体であって、前記転写体及び前記転写体の幅方向外側に配置された位置決めマークの組が、透光性を有する基材に複数配列された第1転写体連続体、第2転写体連続体と、透光性を有し、前記基材の面のうち前記組が配置された面とは反対側の面に貼付され、前記第1転写体連続体と前記第2転写体連続体とを接続する接続シートとを有し、前記第1転写体連続体に配列された前記転写体同士の間隔と、前記第2転写体連続体に配列された前記転写体同士の間隔と、前記第1転写体連続体の長手方向の端部に配置された前記組である第1組と前記第2転写体連続体の長手方向の端部に配置された前記組である第2組との間隔とは、等しく、前記接続シートは、前記基材の面を法線方向から見た状態で、前記第1転写体連続体の前記第1組の前記転写体と前記第2転写体連続体の前記第2組の前記転写体とに重ならず、前記第1組の前記位置決めマークと前記第2組の前記位置決めマークとに重なっていること、を特徴とする転写体連続体(301,401)とした。
・本発明の一形態は、熱プレスにより順次転写される転写体が複数配列された転写体連続体であって、複数の前記転写体が透光性を有する基材に配列された第1転写体連続体、第2転写体連続体と、透光性を有し、前記基材の面のうち前記転写体が配置された面とは反対側の面に貼付され、前記第1転写体連続体と前記第2転写体連続体とを接続する接続シートとを有し、前記第1転写体連続体に配列された前記転写体同士の間隔と、前記第2転写体連続体に配列された前記転写体同士の間隔と、前記第1転写体連続体の長手方向の端部に配置された前記転写体と前記第2転写体連続体の長手方向の端部に配置された前記転写体との間隔とは、等しく、前記接続シートは、前記基材の面を法線方向から見た状態で、前記第1転写体連続体の幅方向の縁部に重なる第1縁部貼付部と、前記第2転写体連続体の幅方向の縁部に重なる第2縁部貼付部と、前記第1転写体連続体の長手方向の端部と前記第2転写体連続体の長手方向の端部とに重なる中央貼付部とを有すること、を特徴とする転写体連続体(301,401)とした。
・本発明の一形態は、前記転写体連続体(301,401)の転写体の転写方法であって、連続した被転写体又は複数並べた被転写体に、前記第1転写体連続体の端部の前記転写体、前記第2転写体連続体の端部の前記転写体を、熱プレスによって順次転写する転写体転写工程を備えること、を特徴とする転写体連続体の転写体の転写方法とした。
・本発明の一形態は、熱プレスにより順次転写される転写体が透光性を有する基材に等しい間隔で複数配列された第1転写体連続体、第2転写体連続体を接続する接続シートであって、透光性を有し、前記基材の面のうち前記転写体が配置された面とは反対側の面に貼付され、前記基材の面を法線方向から見た状態で、前記第1転写体連続体の幅方向の縁部に重なる第1縁部貼付部と、前記第2転写体連続体の幅方向の縁部に重なる第2縁部貼付部と、前記第1転写体連続体の長手方向の端部と前記第2転写体連続体の長手方向の端部とに重なる中央貼付部とを有すること、を特徴とする接続シート(350,450)とした。
本発明によれば、転写体連続体同士が十分な接着強度で接続された転写体連続体、被転写体の製造方法、転写体連続体の転写体の転写方法、接続シートを提供できる。
第1実施形態のホログラム連続体1を説明する図である。 第1実施形態のカード製造方法を説明する断面図である。 第1実施形態のカード製造方法を説明する断面図である。 第1実施形態の他の形態であるホログラム連続体1A,1B,1Cの接続部近傍を、上面側から見た図である。 第2実施形態の転写箔連続体201を説明する図である。 第2実施形態のカード製造方法を説明する断面図である。 第3実施形態のホログラム連続体301を説明する図である。 第3実施形態のカード製造方法を説明する断面図である。 第3実施形態のカード製造方法を説明する断面図である。 比較例のホログラム連続体101A,101B,101Cの接続部近傍を、上面側から見た図である。 第4実施形態の転写箔連続体401を説明する図である。 第4実施形態のカード製造方法を説明する断面図である。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態のホログラム連続体1を説明する図である。
図1(A)は、ホログラム連続体1をリール1aにした状態を説明する斜視図である。
図1(B)は、ホログラム連続体10,20の接続部近傍を、上面側から見た図(基材の面を法線方向から見た図)である。
図1(C)は、図1(B)のC−C部断面図である。
図1(D)は、図1(B)のD−D部断面図である。
実施形態、図面では、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系は、図1(B)の状態を基準に、長手方向X(左側X1、右側X2)、幅方向Y、厚さ方向Z(下側Z1、上側Z2)を表す。また、構成を明確に図示するために、厚さ方向Zの構成を、誇張して図示した。
図1(A)のように、ホログラム連続体1(転写体連続体)は、複数の転写体41が長手方向Xに複数配列してリール1aにされた状態で、取り扱われる。つまり、ホログラム連続体1は、リール1aの状態で、保管、出荷、転写工程等に利用される。
[ホログラム連続体1の構成]
ホログラム連続体1は、ホログラム連続体10(第1転写体連続体)とホログラム連続体20(第2転写体連続体)とが接続シート50で接続された状態で、リール1aの状態に巻かれる。
ホログラム連続体10は、キャリアフィルム30(基材)、粘着層31、剥離層32、組40を備える。
キャリアフィルム30、粘着層31、剥離層32は、透光性を有する。
キャリアフィルム30は、転写体41を製造後から転写するまでの間、保持しておくための保持フィルムである。キャリアフィルム30は、樹脂フィルム(例えばPETフィルム等)である。
粘着層31、剥離層32は、キャリアフィルム30の下面に、上側Z2からこの順番で積層されている。
粘着層31は、剥離層32をキャリアフィルム30に積層するための層である。
剥離層32は、転写体41を剥離可能に積層するための層である。
組40は、転写体41、マーク42(位置決めマーク)を備える組み合わせである。組40は、長手方向Xに、等間隔で配置されている。以下、ホログラム連続体10の組40のうち接続側(左側X1)の端部に配置された組40を、第1組40−1ともいう。
転写体41の層構成は、上側Z2から順に、転写基材41a、ホログラム層41b、プライマ層41c、HS(ヒートシール)層41d,41eとなっている。
転写基材41aは、転写体41の基材となる層である。転写基材41aは、樹脂シート(例えばPETシート等)である。転写基材41aは、透光性を有する。
ホログラム層41bは、実際にホログラム画像が形成された層である。本実施形態では、ホログラム画像は、偽造防止効果が優れたリップマンホログラムを用いるが、これに限定されずエンボス型のホログラムでもよい。
プライマ層41cは、ホログラム層41bにHS層41d,41eを積層するための層である。
HS層41d,41eは、転写体41を、加熱、加圧によって、後述するカード基材60等の被転写体に、接着するための層である。HS層41d,41eは、加熱により、接着性を発現する。HS層41d,41eは、透光性を有する。
なお、実施形態では、被転写体への接着性を向上するために、HS層41d,41eからなる2層構成にした。
上記構成により、転写体41は、全体として、透光性を有する。
マーク42は、転写体41を転写する場合に、被転写体に対する位置決めをするためのものである。マーク42は、転写体41の幅方向Yの両側に、それぞれ配置されている。
マーク42の外形は、長手方向Xに細長い長方形である。マーク42の長手方向Xの長さは、転写体41の直径と同等又はほぼ同等である。
図1(D)に示すように、マーク42の層構成は、転写体41と同様である。
ホログラム層41bには、マーク画像42aが形成されている。マーク画像42aは、光学センサ等の検出部によって、読み取り可能である(矢印A42a参照)。
ホログラム連続体20は、ホログラム連続体10と同様な構成である。ホログラム連続体20の詳細な説明は、省略する。
以下、ホログラム連続体20の組40のうち接続側(右側X2)の端部に配置された組40を、第2組40−2ともいう。
接続シート50は、ホログラム連続体10とホログラム連続体20とを接続するための部材である。
接続シート50は、透光性を有する樹脂シート(例えばPETシート)に、粘着剤が塗布された部材である。接続シート50は、キャリアフィルム30の上面(キャリアフィルム30の面のうち組が配置された面とは反対側の面)に、粘着剤によって貼付されている。
接続シート50は、キャリアフィルム30を厚さ方向から見た状態(基材の面を法線方向から見た状態)で、ホログラム連続体10の端部の第1組40−1と、ホログラム連続体20の端部の第2組40−2とに重なるように貼付されている。つまり、接続シート50は、第1組40−1、第2組40−2の転写体41、マーク42に重なっている。
このため、接続シート50は、十分な接着面積(粘着面積)を確保できるので、製造時等において、ホログラム連続体10及びホログラム連続体20間の分離を抑制できる。
幅方向Yにおいて、接続シート50の長さと、キャリアフィルム30の長さとは、等しい。
このため、ホログラム連続体10とホログラム連続体20とを接続する場合の作業が容易である。つまり、作業者は、キャリアフィルム30を上面から見ながら、接続シート50を第1組40−1と第2組40−2とに重なるように、かつ、幅方向Yにおいて、接続シート50の端部と、ホログラム連続体10の端部及びホログラム連続体20の端部とを一致させればよい。また、ホログラム連続体1は、リール1aにした状態で、幅方向Yにおいて、大きな段が形成されない。
さらに、ホログラム連続体10の第1組40−1とホログラム連続体20の第2組40−2との間隔Pは、他の組40の間隔Pと等しい。
これにより、ホログラム連続体10,20を、組40を欠落することなく、等間隔Pを維持し、連続した態様で接続できる。
また、図1(C)に示すように、長手方向Xにおいて、接続シート50の左端(一端)は、ホログラム連続体10の第1組40−1と、第1組40−1の右側X2に隣り合う組40との間A1に位置する。接続シート50の接続シートの右端(他端)は、ホログラム連続体20の第2組40−2と、第2組40−2の左側X1に隣り合う組40との間A2に位置する。
このため、キャリアフィルム30を上面から見ると、接続シート50は、第1組40−1及び第2組40−2を、全て覆うように配置される。また、接続シート50の両端は、いずれの組40に重ならないように配置される。
なお、図1(B)には、接続シート50の左下コーナ部、右上コーナ部は、C面状にコーナ処理された例を図示するが、これに限定されず、直角でもよい。
[カード製造方法]
図2、図3は、第1実施形態のカード製造方法を説明する断面図である。
図2は、第1組40−1の転写体41、第2組40−2の転写体41を、カード基材60に順次転写する工程(転写方法)を説明する図である。
図3は、転写体41が転写されたカード基材60と、透明保護シート61とを接合する工程を説明する図である。
カードの製造工程は、作業者、カード製造装置が以下の工程に従う。
製造装置は、熱プレス板90、カード基材60を長手方向X及び幅方向Yに駆動する駆動装置(図示せず)、ホログラム連続体1をリール1aから送り出す送り装置等(図示せず)を備える。
(1)転写工程(転写体転写工程)
転写工程は、ホログラム連続体1の転写体41を、カードを構成する被転写体であるシート材に転写する工程である。なお、実施形態では、このシート材を、カード基材60として説明するが、複数積層されて構成されるカードの場合は、転写工程時における最上層に転写される。カード基材60は、樹脂シート(例えばPETG、PVC等のシート材)であり、必要に応じてカード名等の印刷がされている。
実施形態では、カードを多面取りするので、複数枚分のカードのカード基材60が多面付けされたシート、つまり、1つのシート材に複数枚分のカード基材60が連続して面付けされたシートを用いる例を説明する。図2、図3には、カード外形を二点鎖線で示す。カード間の部分60aは、カードを個片にした後に破棄される。
転写工程は、熱プレス工程、送り工程を備える。
ここでは、第1組40−1の転写体41、第2組40−2の転写体41を、カード基材60に順次転写する工程を説明する。
(熱プレス工程)
図2(A)の場面は、1つの転写体41が転写後に、カード基材60が右側X2に送られ、また、ホログラム連続体10の第1組40−1の転写体41がプレス位置に配置された場面である。
この場合、製造装置の制御部(図示せず)は、光学センサ等の検出部(図示せず)がカード基材60の位置決めマーク(図示せず)を読み取ると、その出力に基づいてカード基材60がプレス位置に移動したと判定して、カード基材60の送り駆動を停止する。
同様に、製造装置の制御部は、光学センサ等の検出部(図示せず)がマーク42のマーク画像42aを読み取ると、その出力に基づいてホログラム連続体10の転写体41が転写位置に移動したと判定して、送り装置の送り駆動を停止する。
前述したよう、キャリアフィルム30、粘着層31、剥離層32、転写基材41aは、全て透光性を有する。このため、検出部は、キャリアフィルム30よりも上側Z2に配置されていても、キャリアフィルム30の上面(基材の組とは反対側の面)から、これら全ての層を通して、ホログラム層41bのマーク画像42aを読み取ることができる(図1(D)の矢印A42a参照)。
図2(B)に示すように、製造装置の制御部は、熱プレス板90を駆動することにより、転写体41を加熱し(加熱工程)、また、転写体41をHS層41eからカード基材60に押し当てる(プレス工程)。HS層41d,41eは、加熱によって接着性が発現し、カード基材60に対して接着する。
なお、転写体41は、2種類のHS層41d,41eを備えるので、加熱工程は、2段階の段階的なものである。
熱プレス板90の外形は、転写体41の外形よりも大きく、かつ、マーク42にかからない程度である。図1(B)に、熱プレス板90の外形90aの例を示す。この例では、熱プレス板90の外形90aは、円形であるが、これに限定されず、四角形等でもよい。また、前述したように、接続シート50は、第1組40−1及び第2組40−2を、全て覆うように配置される。
このため、熱プレス板90が第1組40−1の転写体41の全てに重なるので、第1組40−1の転写体41は、熱プレス板90から均一に圧力がかかる。このため、第1組40−1の転写体41は、均一な接着力で、カード基材60に接着される。
また、マーク42が、カード基材60に転写されることはない。
キャリアフィルム30と転写体41とは、剥離層32と転写基材41aとの層間を界面として剥離する。転写基材41a及びホログラム層41bは、一体で剥離層32から剥離した態様で、カード基材60に転写される。
(送り工程)
図2(B)、図2(C)に示すように、第1組40−1の転写体41の転写が終了すると、製造装置の制御部は、カード基材60を送る。また、制御部は、ホログラム連続体1の送り装置を駆動して、次に転写されるホログラム連続体20の第2組40−2の転写体41を、プレス位置に送る。
図2(C)に示すように、制御部は、その後、第2組40−2の転写体41に対しても、上記熱プレス工程を行うことにより、第2組40−2の転写体41がカード基材60に転写される。
転写工程において、ホログラム連続体1に配列された複数の転写体41に対して、上記熱プレス工程、送り工程を繰り返すことにより、接続シート50で接続されたホログラム連続体10,20の複数の転写体41が、複数のカード基材60に対して、順次転写される。また、ホログラム連続体10の第1組40−1の転写体41、ホログラム連続体20の第2組40−2の転写体41を、他の転写体41と同様な工程で、カード基材60に転写できる。
ここで、前述したように、接続シート50の両端は、第1組40−1の右隣りの組40、第2組40−2の左隣りの組40に重ならない。また、これら隣りの組40を加工時において、プレス板90の外形90aは、接続シート50に重ならない。このため、これら隣りの組40も、他の組40と同様に、熱プレス板90から均一に圧力がかかり、均一な接着力で、カード基材60に接着できる。
(2)接合工程
図3(A)の積層体70は、上記プレス工程後のものである。
接合工程は、この積層体70に、透明保護シート61を積層、接合する工程である。
図3(B)に示すように、製造装置等は、この積層体70の上に、透明な透明保護シート61を重ねた積層体71を作製する。透明保護シート61は、例えば、PETG、PVC等の樹脂シートである。
製造装置等は、積層体71を、厚さ方向Zにおいて、熱プレス板(図示せず)で挟み込んで、熱プレス加工を行う。
図3(C)に示すように、これにより、カード基材60及び透明保護シート61間の層間が、熱溶着によって接着された積層体73を作製できる。また、転写体41は、カード基材60及び透明保護シート61間に挟まれることにより、確実にカード内部に保持される。
その後、製造装置は、積層体73をプレス加工等によって切断することにより、個片のカードを作製する。
以上により、カードを製造することができる。
カードは、透明保護シート61が透明であるので、ホログラム画像は、カード上面から視認できる。
[転写体41及びカード基材60間の接着強度]
上記転写工程において、第1組40−1、第2組40−2の転写体41は、接続シート50を挟んだ状態で、熱プレス加工される。このため、第1組40−1、第2組40−2のHS層41d,41eの加熱条件、加圧条件は、他の組40のHS層41d,41eとは異なる。第1組40−1、第2組40−2の転写体41の接着強度は、このような条件であっても、十分な強度を得られることを、試作によって確認済みである。
すなわち,実施形態の仕様では、転写体41は、接合工程によって、カード基材60及び透明保護シート61間に挟まれることにより保持される(図3(C)参照)。
試作では、第1組40−1、第2組40−2の転写体41と、他の転写体41とを、同一工程で、カードに転写したところ、転写工程が終了してから接合工程までの間、転写体41をカード基材60に保持可能な程度の接着強度を得られることを確認できた。このため、カード製造に利用可能な程度に、十分な強度を得られることを確認できた。
なお、転写体41がカードに露出した状態で、カードの実使用上、不十分な接着強度を得られれば、カードの仕様は、転写体41が露出したものでもよい。
なお、カード製造者等は、通常は、複数の転写体41間で加熱条件等が異なることを嫌い、接続シート50を転写体41に重なるように貼付することは考えない。
実施形態では、試作によって、ホログラム連続体10及びホログラム連続体20の全ての転写体41が十分な接着強度を得られ、また、前述したようにこれら間の分離を抑制できる効果を奏することを確認できた。
[第1実施形態の他の形態]
図4は、第1実施形態の他の形態であるホログラム連続体1A,1B,1Cの接続部近傍を、上面側から見た図である。
なお、ホログラム連続体1A,1B,1Cの説明及び図面において、ホログラム連続体1と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図4(A)に示すように、ホログラム連続体1Aの接続シート50Aは、第1組40−1A、第2組40−2Aに重ならないように、キャリアフィルム30に貼付されている。しかし、接続シート50Aは、実施形態のような十分に接着面積を確保することができない。このため、ホログラム連続体10A及びホログラム連続体20A間が分離してしまう可能性がある。
但し、ホログラム連続体1Aは、以下の効果を奏する。
接続シート50Aと、転写体41とは、重ならない。このため、転写工程において、接続シート50Aに隣接する転写体41(つまり、第1組40−1Aの転写体41、第2組40−2Aの転写体41)のプレスの条件と、接続シート50Aに隣接しない転写体41の条件とは、同じである。つまり、転写工程において、熱プレス板は、これら全ての転写体41に対して、接続シート50Aを介さずに、圧力をかける。このため、転写工程において、これらの全ての転写体41にかかるプレスの圧力を、同じにすることができる。
また、接続シート50Aは、接続シート50よりも外形を小さくできるので、低コストで製造できる。
図4(B)に示すように、ホログラム連続体1Bは、接続シート50Bの接着面積を大きくするために、組40Bの間隔P2を、実施形態の間隔Pよりも大きくした。しかし、ホログラム連続体1Bは、規定数分の組40Bを配列すると、ホログラム連続体1Aの全長は、実施形態よりも長くなってしまう。
但し、ホログラム連続体1Bは、以下の効果を奏する。
ホログラム連続体1Bは、上記ホログラム連続体1Aと同様に、全ての転写体41にかかるプレスの圧力を、同じにすることができる。
また、接続シート50Bの面積は、上記接続シート50Aの面積よりも、大きい。このため、接続シート50Bと、ホログラム連続体10B(第1転写体連続体)及び20B(第2転写体連続体)との接着力が、向上する。
図4(C)に示すように、ホログラム連続体1Cは、接続シート50Cの接着面積を大きくするために、第1組40−1C、第2組40−2Cを剥離し、これらの組の転写体41を転写できないようにした。しかし、ホログラム連続体1Cは、接続部分の転写体41が欠落してしまうし、また、これらの第1組40−1C、第2組40−2Cの剥離作業に手間がかかってしまう。
但し、ホログラム連続体1Cは、以下の効果を奏する。
ホログラム連続体1Cは、上記ホログラム連続体1Aと同様に、全ての転写体41にかかるプレスの圧力を、同じにすることができる。
また、接続シート50Cの面積は、上記接続シート50Bの面積よりも、大きい。このため、接続シート50Cと、ホログラム連続体10C(第1転写体連続体)及び20C(第2転写体連続体)との接着力が、さらに向上する。
以上説明したように、本実施形態のホログラム連続体1は、ホログラム連続体10,20を接続したものであっても、カード製造に利用できる。このため、例えば、転写体41に不良等があるために切断する必要があるホログラム連続体、端数であるために規定数の転写体41に満たないホログラム連続体等を、接続することにより利用できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図5は、第2実施形態の転写箔連続体201を説明する図である。
図5(A)は、転写箔連続体210,220の接続部近傍を、上面側から見た図である。
図5(B)は、図5(A)のB−B部断面図である。
図5(C)は、図5(A)のC−C部断面図である。
図面には、実際に被転写体に転写される転写箔241の部分、接続シート250の部分を、適宜太線で示した。
第1実施形態のホログラム連続体1がリップマンホログラムの転写体が複数配列されていたのに対して、本実施形態の転写箔連続体201は、転写箔241(転写体)が複数配列されている。転写箔241は、ホットスタンプ箔であり、例えば、エンボス型のホログラム箔、顔料箔等である。
[転写箔連続体201の構成]
転写箔連続体201は、転写箔連続体210、転写箔連続体220、接続シート250を備える。
図示は、省略するが、転写箔連続体201は、第1実施形態と同様に、リールの状態に巻かれる。
転写箔連続体210のキャリアフィルム30の下面には、剥離層32、絵柄層241c、HS層241d,241eが、上側Z2からこの順で、全面に積層されている。
剥離層32は、絵柄層241cを剥離可能に積層するための層である。
絵柄層241cは、絵柄241f、マーク絵柄242aが設けられた層である。
図5(A)、図5(B)に示すように、絵柄241fは、例えば、図形、模様、文字や、これら2以上の組み合わせ等である。
図5(A)、図5(C)に示すように、マーク絵柄242aは、光学センサ等の検出部で、読み取り可能である(矢印A242a参照)。
図5(A)に示すように、上記構成により、転写箔連続体210は、第1実施形態と同様に、組240を備える。
組240は、転写箔241、マーク242を備える。
転写箔241は、絵柄層241c、HS層241d,241eのうち、被転写体に転写される部分である。
マーク242は、絵柄層241c、HS層241d,241eのうち、マーク絵柄242aを備える部分である。
転写箔連続体220は、転写箔連続体210と同様な構成である。転写箔連続体220の詳細な説明は、省略する。
接続シート250は、第1実施形態と同様に、転写箔連続体210と転写箔連続体220とを、接続している。
[カード製造方法]
図6は、第2実施形態のカード製造方法を説明する断面図である。
図6に示すように、第2実施形態のカード製造方法は、第1実施形態と同様に、熱プレス工程、送り工程によって、転写箔241がカード基材260に転写する。
但し、図6(A)に示すように、熱プレス板290は、転写箔241の外形と同等である。
つまり、図6(A)、図6(B)に示すように、絵柄層241c、HS層241d,241eのうち、熱プレス板290によって熱プレスされる領域が、転写箔241としてカード基材260に転写される。
これにより、第1組240−1の転写箔241、第2組240−2の転写箔241、他の組240の転写箔241と同様な工程で、カード基材260に転写される。
接合工程については、説明を省略する。
なお、カードの仕様が、転写箔241が露出した形態である場合には、接合工程を省略する。
以上説明したように、本実施形態の転写箔連続体201は、リップマンホログラム以外の転写箔241を転写する形態でも、第1実施形態と同様な効果を奏する。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態のホログラム連続体301を説明する図である。
図7(A)は、ホログラム連続体301をリール301Aにした状態を説明する斜視図である。
図7(B)は、ホログラム連続体310,320の接続部近傍を、上面側から見た図(基材の面を法線方向から見た図)である。
図7(C)は、図7(B)のC−C部断面図である。
図7(D)は、図7(B)のD−D部断面図である。
[ホログラム連続体301の構成]
ホログラム連続体301は、ホログラム連続体310(第1転写体連続体)とホログラム連続体320(第2転写体連続体)とが接続シート350で接続された状態で、リール301Aの状態に巻かれる。
ホログラム連続体310は、キャリアフィルム330(基材)、粘着層331、剥離層332、組340を備える。
キャリアフィルム330、粘着層331、剥離層332は、透光性を有する。
キャリアフィルム330は、転写体341を製造後から転写するまでの間、保持しておくための保持フィルムである。キャリアフィルム330は、樹脂フィルム(例えばPETフィルム等)である。
粘着層331、剥離層332は、キャリアフィルム330の下面に、上側Z2からこの順番で積層されている。
粘着層331は、剥離層332をキャリアフィルム330に積層するための層である。
剥離層332は、転写体341を剥離可能に積層するための層である。
組340は、転写体341、マーク342(位置決めマーク)を備える組み合わせである。組340は、長手方向Xに、等間隔で配置されている。以下、組340のうち接続側(左側X1)の端部に配置された組340を、第1組340−1ともいう。
転写体341の層構成は、上側Z2から順に、転写基材341a、ホログラム層341b、プライマ層341c、HS(ヒートシール)層341d,341eとなっている。
転写基材341aは、転写体341の基材となる層である。転写基材341aは、樹脂シート(例えばPETシート等)である。転写基材341aは、透光性を有する。
ホログラム層341bは、実際にホログラム画像が形成された層である。本実施形態では、ホログラム画像は、偽造防止効果が優れたリップマンホログラムを用いるが、これに限定されずエンボス型のホログラムでもよい。
プライマ層341cは、ホログラム層341bにHS層341d,341eを積層するための層である。
HS層341d,341eは、転写体341を、加熱、加圧によって、後述するカード基材360等の被転写体に、接着するための層である。HS層341d,341eは、加熱により、接着性を発現する。HS層341d,341eは、透光性を有する。
なお、実施形態では、被転写体への接着性を向上するために、HS層341d,341eからなる2層構成にした。
上記構成により、転写体341は、全体として、透光性を有する。
マーク342は、転写体341を転写する場合に、被転写体に対する位置決めをするためのものである。マーク342は、転写体341の幅方向Yの外側に、それぞれ配置されている。
マーク342の外形は、長手方向Xに細長い長方形である。マーク342の長手方向Xの長さは、転写体341の直径と同等又はほぼ同等である。
図7(D)に示すように、マーク342の層構成は、転写体341と同様である。
ホログラム層341bには、マーク画像342aが形成されている。マーク画像342aは、光学センサ等の検出部によって、読み取り可能である(矢印A342a参照)。
ホログラム連続体320は、ホログラム連続体310と同様な構成である。ホログラム連続体320の詳細な説明は、省略する。
以下、ホログラム連続体320の組340のうち接続側(右側X2)の端部に配置された組340を、第2組340−2ともいう。
接続シート350は、ホログラム連続体310とホログラム連続体320とを接続するための部材である。
接続シート350は、透光性を有する樹脂シート(例えばPETシート)に、粘着剤が塗布された部材である。接続シート350は、転写基材341aの上面(キャリアフィルム330の面のうち組が配置された面とは反対側の面)に、粘着剤によって貼付されている。
キャリアフィルム330を厚さ方向Zから見た状態(基材の面を法線方向から見た状態)の形状を説明する。
接続シート350は、中央貼付部351に、2つのマーク貼付部352が接続された形状である。
中央貼付部351の外形は、幅方向Yに細長い帯状である。中央貼付部351は、ホログラム連続体310の左端縁部と、ホログラム連続体320右端縁部とを、幅方向Yに平行に貼付する。
マーク貼付部352の外形は、長手方向Xに細長い帯状である。マーク貼付部352は、ホログラム連続体310及びホログラム連続体320の幅方向Yの縁部を、長手方向Xに平行に貼付する。
すなわち、マーク貼付部352は、ホログラム連続体310に貼付される部分352−1(第1縁部貼付部)と、ホログラム連続体320に貼付される部分352−2(第2縁部貼付部)とを備える。
部分352−1は、ホログラム連続体310の幅方向Yの端部の縁部に、長手方向Xに平行に貼付される。
部分352−2は、ホログラム連続体320の幅方向Yの端部の縁部に、長手方向Xに平行に貼付される。
接続シート350(中央貼付部351、2つのマーク貼付部352)は、転写体341及び熱プレス板390(金型)を逃げて配置されている。つまり、接続シート350の外形は、転写体341の外形及び熱プレス板390の外形390a(図7(B)参照)に重なっていない。
なお、図7(B)に二点鎖線L301で示すように、接続シート350の中央貼付部351、マーク貼付部352を、湾曲部を有するように接続してもよい。
マーク貼付部352は、ホログラム連続体310の第1組340−1のマーク342と、ホログラム連続体320の第2組340−2のマーク342とに重なるように貼付されている。
接続シート350は、このマーク貼付部352を備えるため、十分な接着面積(粘着面積)を確保できる。このため、接続シート350は、製造時等において、ホログラム連続体310及びホログラム連続体320間の分離を抑制できる。
また、幅方向Yにおいて、接続シート350の長さと、キャリアフィルム330の長さとは、等しい。
このため、ホログラム連続体310とホログラム連続体320とを接続する場合の作業が容易である。つまり、作業者は、キャリアフィルム330を上面から見ながら、以下のように接続シート350を貼付すればよい。
(1)接続シート350を、第1組340−1の転写体341と第2組340−2の転写体341を逃げる。
(2)マーク貼付部352を、第1組340−1のマーク342と第2組340−2のマーク342とに重ねる。
(3)幅方向Yにおいて、接続シート350の端部と、ホログラム連続体310の端部及びホログラム連続体320の端部とを一致させる。
さらに、ホログラム連続体310とホログラム連続体320とを第1組340−1と第2組340−2との間隔Pは、他の組340の間隔Pと等しい。
これにより、ホログラム連続体310,320を、組340を欠落することなく、等間隔Pを維持し、連続した態様で接続できる。
なお、マーク貼付部352は、マーク342の全てを覆わない形態でもよい。
この形態では、マーク貼付部352の長手方向Xの長さL352(図1(D)参照)は、6mm以上、30mm以下であることが好ましい。
これを6mm以上にすることにより、接続シート350と、ホログラム連続体310及び第2転写連続体とを、十分な接着強度で接着できる。また、これを30mm以下にすることにより、接続シート350の外形を小さくできる。
[カード製造方法]
図8、図9は、第3実施形態のカード製造方法を説明する断面図である。
図8は、第1組340−1の転写体341、第2組340−2の転写体341を、カード基材360に順次転写する工程を説明する図である。
図9は、転写体341が転写されたカード基材360と、透明保護シート361とを接合する工程を説明する図である。
カードの製造工程は、作業者、カード製造装置が以下の工程に従う。
製造装置は、熱プレス板390、カード基材360を長手方向X及び幅方向Yに駆動する駆動装置(図示せず)、ホログラム連続体301をリール301Aから送り出す送り装置等(図示せず)を備える。
(1)転写工程(転写体転写工程)
転写工程は、ホログラム連続体301の転写体341を、カードを構成する被転写体であるシート材に転写する工程である。なお、実施形態では、このシート材を、カード基材360として説明するが、複数積層されて構成されるカードの場合は、転写工程時における最上層に転写される。カード基材360は、樹脂シート(例えばPETG、PVC等のシート材)であり、必要に応じてカード名等の印刷がされている。
実施形態では、カードを多面取りするので、複数枚分のカードのカード基材360が多面付けされたシート、つまり、1つのシート材に複数枚分のカード基材360が連続して面付けされたシートを用いる例を説明する。図8、図9には、カード外形を二点鎖線で示す。カード間の部分360aは、カードを個片にした後に破棄される。
転写工程は、熱プレス工程、送り工程を備える。
ここでは、第1組340−1の転写体341、第2組340−2の転写体341を、カード基材360に順次転写する工程を説明する。
(熱プレス工程)
図8(A)の場面は、1つの転写体341が転写後に、カード基材360が右側X2に送られ、また、ホログラム連続体310の第1組340−1の転写体341がプレス位置に配置された場面である。
この場合、製造装置の制御部(図示せず)は、光学センサ等の検出部(図示せず)がカード基材360の位置決めマーク(図示せず)を読み取ると、その出力に基づいてカード基材360がプレス位置に移動したと判定して、カード基材360の送り駆動を停止する。
同様に、製造装置の制御部は、光学センサ等の検出部(図示せず)がマーク342のマーク画像342aを読み取ると、その出力に基づいてホログラム連続体310の転写体341が転写位置に移動したと判定して、送り装置の送り駆動を停止する。
前述したよう、キャリアフィルム330、粘着層331、剥離層332、転写基材341aは、全て透光性を有する。このため、検出部は、キャリアフィルム330よりも上側Z2に配置されていても、キャリアフィルム330の上面(基材の組とは反対側の面)から、これら全ての層を通して、ホログラム層341bのマーク画像342aを読み取ることができる(図7(D)の矢印A342a参照)。
図8(B)に示すように、製造装置の制御部は、熱プレス板390を駆動することにより、転写体341を加熱し(加熱工程)、また、転写体341をHS層341eからカード基材360に押し当てる(プレス工程)。HS層341d,341eは、加熱によって接着性が発現し、カード基材360に対して接着する。
なお、転写体341は、2種類のHS層341d,341eを備えるので、加熱工程は、2段階の段階的なものである。
図7(B)に、熱プレス板390の外形390aの例を示す。この例では、熱プレス板390の外形390aは、円形であるが、これに限定されず、四角形等でもよい。
熱プレス板390の外形390aは、第1組340−1の転写体341の全てに重なっている。また、前述したように、熱プレス板390の外形390aは、接続シート350を逃げている。
このため、第1組340−1の転写体341のHS層341d,341eの加圧条件、加熱条件は、他の組340の転写体341のHS層341d,341eと同じである。
キャリアフィルム330と転写体341とは、剥離層332と転写基材341aとの層間を界面として剥離する。転写基材341a及びホログラム層341bは、一体で剥離層332から剥離した態様で、カード基材360に転写される。
なお、熱プレス板390が接続シート350を逃げているので、マーク342は、カード基材360に転写されることはない。
(送り工程)
図8(B)、図8(C)に示すように、第1組340−1の転写体341の転写が終了すると、製造装置の制御部は、カード基材360を送る。また、制御部は、ホログラム連続体301の送り装置を駆動して、次に転写されるホログラム連続体320の第2組340−2の転写体341を、プレス位置に送る。
図8(C)に示すように、制御部は、その後、第2組340−2の転写体341に対しても、上記熱プレス工程を行うことにより、第2組340−2の転写体341がカード基材360に転写される。
第1組340−1と同様に、第2組340−2の転写体341のHS層341d,341eの加圧条件、加熱条件は、他の組340の転写体341のHS層341d,341eと同じである。
転写工程において、ホログラム連続体301に配列された複数の転写体341に対して、上記熱プレス工程、送り工程を繰り返すことにより、接続シート350で接続されたホログラム連続体310,320の複数の転写体341が、複数のカード基材360に対して、順次転写される。また、ホログラム連続体310の第1組340−1の転写体341、ホログラム連続体320の第2組340−2の転写体341を、他の転写体341と同様な工程で、カード基材360に転写できる。
(2)接合工程
図9(A)の積層体370は、上記プレス工程後のものである。
接合工程は、この積層体370に、透明保護シート361を積層、接合する工程である。
図9(B)に示すように、製造装置等は、この積層体370の上に、透明な透明保護シート361を重ねた積層体371を作製する。透明保護シート361は、例えば、PETG、PVC等の樹脂シートである。
製造装置等は、積層体371を、厚さ方向Zにおいて、熱プレス板(図示せず)で挟み込んで、熱プレス加工を行う。
図9(C)に示すように、これにより、カード基材360及び透明保護シート361間の層間が、熱溶着によって接着された積層体373を作製できる。また、転写体341は、カード基材360及び透明保護シート361間に挟まれることにより、確実にカード内部に保持される。
その後、製造装置は、積層体373をプレス加工等によって切断することにより、個片のカードを作製する。
以上により、カードを製造することができる。
カードは、透明保護シート361が透明であるので、ホログラム画像は、カード上面から視認できる。
[転写体341及びカード基材360間の接着強度]
前述したように、ホログラム連続体310とホログラム連続体320との接続部分に配置された第1組340−1、第2組340−2のHS層341d,341eの加熱条件、加圧条件は、他の組340のHS層341d,341eと同じである。このため、ホログラム連続体301は、ホログラム連続体310とホログラム連続体320とを接続した形態であっても、全ての転写体341を、カード基材360に同様な接着強度で接着できる。
[比較例]
図10は、比較例のホログラム連続体101A,101B,101Cの接続部近傍を、上面側から見た図である。
なお、比較例の説明及び図面において、実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図10(A)に示すように、ホログラム連続体101Aの接続シート150Aは、第1組140−1A、第2組140−2Aに重ならないように、キャリアフィルム330に貼付されている。つまり、接続シート150Aは、実施形態の接続シート350の中央貼付部351のみを備える形態である。
しかし、接続シート150Aは、実施形態のようなマーク貼付部352を備えないので、十分に接着面積を確保することができない。このため、ホログラム連続体110A及びホログラム連続体120A間が分離してしまう可能性がある。
図10(B)に示すように、ホログラム連続体101Bは、接続シート150Bの接着面積を大きくするために、組140Bの間隔P2を、実施形態の間隔Pよりも大きくした。しかし、ホログラム連続体101Bは、規定数分の組140Bを配列すると、ホログラム連続体101Aの全長は、実施形態よりも長くなってしまう。
図10(C)に示すように、ホログラム連続体101Cは、接続シート150Cの接着面積を大きくするために、第1組140−1C、第2組140−2Cを剥離し、これらの組の転写体341を転写できないようにした。しかし、ホログラム連続体101Cは、接続部分の転写体341が欠落してしまうし、また、これらの第1組140−1C、第2組140−2Cの剥離作業に手間がかかってしまう。
以上説明したように、本実施形態のホログラム連続体301は、ホログラム連続体310,320を接続したものであっても、カード製造に利用できる。このため、例えば、転写体341に不良等があるために切断する必要があるホログラム連続体、端数であるために規定数の転写体341に満たないホログラム連続体等を、接続することにより利用できる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第3実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図11は、第4実施形態の転写箔連続体401を説明する図である。
図7(A)は、転写箔連続体410,420の接続部近傍を、上面側から見た図である。
図11(B)は、図11(A)のB−B部断面図である。
図11(C)は、図11(A)のC−C部断面図である。
図面には、実際に被転写体に転写される転写箔441の部分、接続シート450の部分を、適宜太線で示した。
第3実施形態のホログラム連続体301がリップマンホログラムの転写体が複数配列されていたのに対して、本実施形態の転写箔連続体401は、転写箔441(転写体)が複数配列されている。転写箔441は、ホットスタンプ箔であり、例えば、エンボス型のホログラム箔、顔料箔等である。
[転写箔連続体401の構成]
転写箔連続体401は、転写箔連続体410、転写箔連続体420、接続シート450を備える。
図示は、省略するが、転写箔連続体401は、第3実施形態と同様に、リールの状態に巻かれる。
転写箔連続体410のキャリアフィルム330の下面には、剥離層332、絵柄層441c、HS層441d,441eが、上側Z2からこの順で、全面に積層されている。
剥離層332は、絵柄層441cを剥離可能に積層するための層である。
絵柄層441cは、絵柄441f、マーク絵柄442aが設けられた層である。
図11(A)、図11(B)に示すように、絵柄441fは、例えば、図形、模様、文字や、これら2以上の組み合わせ等である。
図11(A)、図11(C)に示すように、マーク絵柄442aは、光学センサ等の検出部で、読み取り可能である(矢印A442a参照)。
図11(A)に示すように、上記構成により、転写箔連続体410は、第3実施形態と同様に、組440を備える。
組440は、転写箔441、マーク442を備える。
転写箔441は、絵柄層441c、HS層441d,441eのうち、被転写体に転写される部分である。
マーク442は、絵柄層441c、HS層441d,441eのうち、マーク絵柄442aを備える部分である。
転写箔連続体420は、転写箔連続体410と同様な構成である。転写箔連続体420の詳細な説明は、省略する。
接続シート450は、第3実施形態と同様に、転写箔連続体410と転写箔連続体420とを、接続している。
[カード製造方法]
図12は、第4実施形態のカード製造方法を説明する断面図である。
図12に示すように、第4実施形態のカード製造方法は、第3実施形態と同様に、熱プレス工程、送り工程によって、転写箔441がカード基材460に転写する。
但し、図12(A)に示すように、熱プレス板490は、転写箔441の外形と同等である。
つまり、図12(A)、図12(B)に示すように、絵柄層441c、HS層441d,441eのうち、熱プレス板490によって熱プレスされる領域が、転写箔441としてカード基材460に転写される。
これにより、第1組440−1の転写箔441、第2組440−2の転写箔441、他の組440の転写箔441と同様な工程で、カード基材460に転写される。
接合工程については、説明を省略する。
なお、カードの仕様が、転写箔441が露出した形態である場合には、接合工程を省略する。
以上説明したように、本実施形態の転写箔連続体401は、リップマンホログラム以外の転写箔441を転写する形態でも、第3実施形態と同様な効果を奏する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、後述する変形形態等のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)実施形態において、カードの製造方法は、転写体を、カード基材が多面付けされた連続シートに転写後、この連続シートを切断することによりカード(個片)にする例を示したが、これに限定されない。カードの製造方法は、例えば、転写体を、個片化された複数のカード基材を並べた状態で、順次転写してもよい。
(2)第1、第2実施形態において、接続シートは、転写体及びマークの両方に重なる例を示したが、これに限定されない。接続シートは、転写体に重なり、マークに重ならない形態でもよい。
この形態でも、転写時において、転写体に対して均一に圧力をかける等の効果を奏する。また、この形態では、マークを、自由な位置(例えば、接続シートのコーナ部に対応する位置等)に配置できる。
1…ホログラム連続体 10,20…ホログラム連続体 30…キャリアフィルム 32…剥離層 40,240…組 40−1,240−1…第1組 40−2,240−2…第2組 41…転写体 41a…転写基材 41b…ホログラム層 42…マーク 50,250…接続シート 60,260…カード基材 61…透明保護シート 201…転写箔連続体 210,220…転写箔連続体 241…転写箔 241c…絵柄層 242…マーク
301…ホログラム連続体 310,320…ホログラム連続体 330…キャリアフィルム 332…剥離層 340,440…組 340−1,440−1…第1組 340−2,440−2…第2組 341…転写体 341a…転写基材 341b…ホログラム層 342,342…マーク 350,450…接続シート 351,451…中央貼付部 352,452…マーク貼付部 360,460…カード基材 361…透明保護シート 401…転写箔連続体 410,420…転写箔連続体 441…転写箔 441c…絵柄層

Claims (14)

  1. 熱プレスにより順次転写される転写体が複数配列された転写体連続体であって、
    前記転写体及び前記転写体の転写時の位置決めマークの組が、透光性を有する基材に複数配列された第1転写体連続体、第2転写体連続体と、
    透光性を有し、前記基材の面のうち前記組が配置された面とは反対側の面に貼付され、前記第1転写体連続体と前記第2転写体連続体とを接続する接続シートとを有し、
    前記第1転写体連続体に配列された前記転写体同士の間隔と、前記第2転写体連続体に配列された前記転写体同士の間隔と、前記第1転写体連続体の長手方向の端部に配置された前記組である第1組と前記第2転写体連続体の長手方向の端部に配置された前記組である第2組との間隔とは、等しく、
    前記接続シートは、前記基材の面を法線方向から見た状態で、前記第1転写体連続体の前記第1組と前記第2転写体連続体の前記第2組とに重なっていること、
    を特徴とする転写体連続体。
  2. 請求項1に記載の転写体連続体において、
    長手方向において、前記接続シートの端部は、
    一端が、前記第1転写体連続体の前記第1組と、前記第1組に隣り合う組との間に位置し、
    他端が、前記第2転写体連続体の前記第2組と、前記第2組に隣り合う組との間に位置すること、
    を特徴とする転写体連続体。
  3. 熱プレスにより順次転写される転写体が複数配列された転写体連続体であって、
    複数の前記転写体が透光性を有する基材に配列された第1転写体連続体、第2転写体連続体と、
    透光性を有し、前記基材の面のうち前記転写体が配置された面とは反対側の面に貼付され、前記第1転写体連続体と前記第2転写体連続体とを接続する接続シートとを有し、
    前記第1転写体連続体に配列された前記転写体同士の間隔と、前記第2転写体連続体に配列された前記転写体同士の間隔と、前記第1転写体連続体の長手方向の端部に配置された前記転写体である第1転写体と前記第2転写体連続体の長手方向の端部に配置された前記転写体である第2転写体との間隔とは、等しく、
    前記接続シートは、前記基材の面を法線方向から見た状態で、前記第1転写体連続体の前記第1転写体と前記第2転写体連続体の前記第2転写体とに重なっていること、
    を特徴とする転写体連続体。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の転写体連続体において、
    この転写体連続体の幅方向において、前記第1転写体連続体、前記第2転写体連続体、前記接続シートの長さは等しいこと、
    を特徴とする転写体連続体。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の転写体連続体において、
    前記基材は、剥離層を備え、
    前記転写体は、
    前記基材の前記剥離層に積層され、透光性を有する転写基材と、
    前記転写基材に積層されたホログラム層を備え、
    前記転写基材及び前記ホログラム層が一体で前記剥離層から剥離した態様で、被転写体に転写可能であること、
    を特徴とする転写体連続体。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の転写体連続体の前記転写体が転写された被転写体の製造方法であって、
    連続した被転写体又は複数並べた被転写体に、前記第1転写体連続体の端部の前記転写体、前記第2転写体連続体の端部の前記転写体を、熱プレスによって順次転写する転写体転写工程と、
    前記第1転写体連続体の端部の前記転写体、前記第2転写体連続体の端部の前記転写体が転写された被転写体と、透明保護シートとを熱プレスによって接合する接合工程とを備えること、
    を特徴とする被転写体の製造方法。
  7. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の転写体連続体の転写体の転写方法であって、
    連続した被転写体又は複数並べた被転写体に、前記第1転写体連続体の端部の前記転写体、前記第2転写体連続体の端部の前記転写体を、熱プレスによって順次転写する転写体転写工程を備えること、
    を特徴とする転写体連続体の転写体の転写方法。
  8. 熱プレスにより順次転写される転写体が複数配列された転写体連続体であって、
    前記転写体及び前記転写体の幅方向外側に配置された位置決めマークの組が、透光性を有する基材に複数配列された第1転写体連続体、第2転写体連続体と、
    透光性を有し、前記基材の面のうち前記組が配置された面とは反対側の面に貼付され、前記第1転写体連続体と前記第2転写体連続体とを接続する接続シートとを有し、
    前記第1転写体連続体に配列された前記転写体同士の間隔と、前記第2転写体連続体に配列された前記転写体同士の間隔と、前記第1転写体連続体の長手方向の端部に配置された前記組である第1組と前記第2転写体連続体の長手方向の端部に配置された前記組である第2組との間隔とは、等しく、
    前記接続シートは、前記基材の面を法線方向から見た状態で、
    前記第1転写体連続体の前記第1組の前記転写体と前記第2転写体連続体の前記第2組の前記転写体とに重ならず、
    前記第1組の前記位置決めマークと前記第2組の前記位置決めマークとに重なっていること、
    を特徴とする転写体連続体。
  9. 熱プレスにより順次転写される転写体が複数配列された転写体連続体であって、
    複数の前記転写体が透光性を有する基材に配列された第1転写体連続体、第2転写体連続体と、
    透光性を有し、前記基材の面のうち前記転写体が配置された面とは反対側の面に貼付され、前記第1転写体連続体と前記第2転写体連続体とを接続する接続シートとを有し、
    前記第1転写体連続体に配列された前記転写体同士の間隔と、前記第2転写体連続体に配列された前記転写体同士の間隔と、前記第1転写体連続体の長手方向の端部に配置された前記転写体と前記第2転写体連続体の長手方向の端部に配置された前記転写体との間隔とは、等しく、
    前記接続シートは、前記基材の面を法線方向から見た状態で、
    前記第1転写体連続体の幅方向の縁部に重なる第1縁部貼付部と、
    前記第2転写体連続体の幅方向の縁部に重なる第2縁部貼付部と、
    前記第1転写体連続体の長手方向の端部と前記第2転写体連続体の長手方向の端部とに重なる中央貼付部とを有すること、
    を特徴とする転写体連続体。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の転写体連続体において、
    前記基材の面を法線方向から見た状態で、前記接続シートの外形は、前記転写体を転写する金型の外形に重ならないこと、
    を特徴とする転写体連続体。
  11. 請求項1又は請求項2に記載の転写体連続体において、
    この転写体連続体の幅方向において、前記第1転写体連続体、前記第2転写体連続体、前記接続シートの長さは等しいこと、
    を特徴とする転写体連続体。
  12. 請求項8から請求項11のいずれかに記載の転写体連続体において、
    前記基材は、剥離層を備え、
    前記転写体は、
    前記基材の前記剥離層に積層され、透光性を有する転写基材と、
    前記転写基材に積層されたリップマンホログラム層とを備え、
    前記転写基材及び前記リップマンホログラム層が一体で前記剥離層から剥離した態様で、被転写体に転写可能なこと、
    を特徴とする転写体連続体。
  13. 請求項8から請求項12のいずれかに記載の転写体連続体の転写体の転写方法であって、
    連続した被転写体又は複数並べた被転写体に、前記第1転写体連続体の端部の前記転写体、前記第2転写体連続体の端部の前記転写体を、熱プレスによって順次転写する転写体転写工程を備えること、
    を特徴とする転写体連続体の転写体の転写方法。
  14. 熱プレスにより順次転写される転写体が透光性を有する基材に等しい間隔で複数配列された第1転写体連続体、第2転写体連続体を接続する接続シートであって、
    透光性を有し、
    前記基材の面のうち前記転写体が配置された面とは反対側の面に貼付され、
    前記基材の面を法線方向から見た状態で、
    前記第1転写体連続体の幅方向の縁部に重なる第1縁部貼付部と、
    前記第2転写体連続体の幅方向の縁部に重なる第2縁部貼付部と、
    前記第1転写体連続体の長手方向の端部と前記第2転写体連続体の長手方向の端部とに重なる中央貼付部とを有し、
    前記第1転写体連続体及び前記第2転写体連続体の長手方向において、前記中央貼付部は、前記転写体とは重ならずに配置可能であり、
    前記第1縁部貼付部及び前記第2縁部貼付部は、前記第1転写体連続体及び前記第2転写体連続体の長手方向において、前記中央貼付部よりも長いこと、
    を特徴とする接続シート。
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