JP6353737B2 - ワイヤハーネスの分岐部製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤハーネスの分岐部製造方法に関する。
図8及び図9は、下記特許文献1に開示されたワイヤハーネスの分岐部製造方法を示したものである。
図8に示したワイヤハーネス200は、幹線210の途中から、当該幹線210の延在方向と略直交する方向に支線220を分岐させたものである。
幹線210から支線220が分かれる分岐部230は、1枚の片面粘着テープ240で、幹線210及び支線220のそれぞれを束ねることで、略T字状の分岐構造に製造されている。
粘着テープ240は、片面が粘着面となっているテープで、図9に示すように、略矩形の一枚の母材テープ241に、該母材テープ241に載置される幹線210の延在方向に沿って形成された一対の切れ込み242と、母材テープ241に載置される支線220の延在方向に沿って形成された一対の切れ込み243と、を備えている。
幹線210に沿う一対の切れ込み242は、母材テープ241上の幹線210が載置される帯状の幹線載置部244の一側縁で、支線220が延出する側の側縁に、形成されている。この一対の切れ込み242は、支線220を載置する支線載置部245と、該支線載置部245の両側に連なり支線220に巻き着ける一対の支線巻き付け部248と、を形成している。
支線220に沿う一対の切れ込み243は、支線220が延出する側とは逆側の縁である幹線載置部244の他側縁に連なる領域上に、支線220の延在方向に沿って形成されている。この一対の切れ込み243は、幹線載置部244の他側縁から延出して支線220の上に折り重ねられる支線挟み部246と、幹線載置部244の他側縁から延出して幹線210に巻き着けられる一対の幹線巻き付け部247と、を形成している。
特許文献1におけるワイヤハーネスの分岐部製造方法では、図9に示すように、母材テープ241上に、幹線210と支線220とを分岐形状となる形状に整えて載置した後、支線挟み部246を支線220の上に折り重ね、次いで、支線挟み部246の上に重なるように各支線巻き付け部248を支線220の外周に巻き付け、次いで、一対の幹線巻き付け部247を幹線210の上に巻き付けることで、T字状の分岐部を製造する。
実開平3−3116号公報
ところが、特許文献1におけるワイヤハーネスの分岐部製造方法では、粘着テープを掴んだ手指に粘着テープが接着し易く、手指に接着した粘着テープを剥がす際に、分岐部における粘着テープの貼り付け方向が歪んだり、粘着テープに皺が発生するおそれがあった。そのため、粘着テープの貼り付けに丁寧な操作が必要になり、分岐部の製造に手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、簡単な操作で支線がしっかりと固定された分岐部を製造することのできるワイヤハーネスの分岐部製造方法を提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 自己粘着シート上に、幹線と該幹線の途中から分岐された支線とを載置する電線載置工程と、
規制部材により、前記支線を前記幹線からの分岐部に位置決めして前記支線の両側部の位置を規制する支線規制工程と、
前記自己粘着シートにより、前記幹線及び位置規制された前記支線を挟んで覆い、前記幹線に沿う一対の縁部を重ね合わせて貼り合わせる第1のシート貼り合わせ工程と、
前記自己粘着シートの間から前記規制部材を抜く規制部材抜き取り工程と、
前記規制部材のあった部分の前記自己粘着シートを貼り合わせる第2のシート貼り合わせ工程と、
を有することを特徴とするワイヤハーネスの分岐部製造方法。
(2) 前記規制部材は、前記支線の両側部に沿って移動可能な一対の棒状部材であることを特徴とする上記(1)に記載のワイヤハーネスの分岐部製造方法。
(3) 前記規制部材は、前記支線を収容可能な凹部を有する半割筒状部材であることを特徴とする上記(1)に記載のワイヤハーネスの分岐部製造方法。
上記(1)の構成によれば、電線載置工程、支線規制工程、第1のシート貼り合わせ工程の各工程を順に実施すると、支線は規制部材によりその両側部が正確に分岐部に位置決めされている状態で、分岐部を挟んで覆っている自己粘着シートの自己粘着面同士が重なる領域が接着されて、規制部材と支線とが一緒に分岐部に位置決めされる。
なお、自己粘着シートにおける自己粘着面は、作業者の手指や幹線や支線などの自己粘着面以外の部材には接触しても接着しない。そのため、第1のシート貼り合わせ工程を実施したときでも、幹線や支線や規制部材に対しては、自己粘着シートが接着していない。
従って、第1のシート貼り合わせ工程の終了後、規制部材抜き取り工程を実施すると、規制部材は簡単に分岐部から抜き出すことができる。そして、規制部材の抜き取りに伴って、規制部材のあった部分の自己粘着シートを貼り合わせる第2のシート貼り合わせ工程を実施すると、支線の両側部が、重なり合う自己粘着面同士の貼り合わせにより位置規制され、支線がしっかりと固定された分岐部が製造される。
なお、上記の各工程を実施する際に作業者の手指が自己粘着シートの自己粘着面に触れても、自己粘着シートが作業者の手指に接着することはない。そのため、作業者は手指から自己粘着シートを剥がすような手間が不要で、簡単に各工程を実施することができる。
従って、上記(1)の構成によれば、簡単な操作で支線がしっかりと固定された分岐部を製造することができる。
上記(2)の構成によれば、規制部材は、支線の両側部に沿って移動可能な一対の棒状部材で、一対の棒状部材によって支線を挟み付けることで、支線の両側部をしっかりと位置決めすることができる。そして、一対の棒状部材は、支線の両側部に沿って移動可能なため、規制部材抜き取り工程を簡単に実施することができ、ワイヤハーネスの分岐部の製造を容易にすることができる。
上記(3)の構成によれば、規制部材は、半割筒状部材であるため、その凹部に支線を通すことで、単一の部材で支線を位置決めすることができ、分岐部の製造に必要な部材を削減することができる。
本発明によるワイヤハーネスの分岐部製造方法によれば、簡単な操作で支線がしっかりと固定された分岐部を製造することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。さらに、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明に係るワイヤハーネスの分岐部製造方法の第1実施形態の処理手順を示すフローチャートである。 図2(a)は第1実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法で使用する自己粘着シートの斜視図で、図2(b)は第1実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法における電線載置工程の説明図である。 図3(a)は第1実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法における支線規制工程の説明図で、図3(b)は第1実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法における第1のシート貼り合わせ工程の説明図である。 図4(a)は第1実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法における規制部材抜き取り工程の説明図で、図4(b)は第1実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法における第2のシート貼り合わせ工程の説明図である。 図5(a)は本発明に係るワイヤハーネスの分岐部製造方法の第2実施形態における支線規制工程の説明図で、図5(b)は第2実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法における第1のシート貼り合わせ工程の説明図である。 図6は本発明の第2実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法における規制部材抜き取り工程の説明図である。 図7は本発明に係る第2実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法における規制部材の異なる使用形態の斜視図である。 図8は従来のワイヤハーネスにおける分岐部の構成を示す斜視図である。 図9は図8に示した分岐部の製造方法の説明図である。
以下、本発明に係るワイヤハーネスの分岐部製造方法の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1〜図4は本発明に係るワイヤハーネスの分岐部製造方法の第1実施形態を示したもので、図1は本発明に係るワイヤハーネスの分岐部製造方法の第1実施形態の処理手順を示すフローチャート、図2(a)は第1実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法で使用する自己粘着シートの斜視図、図2(b)は第1実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法における電線載置工程の説明図、図3(a)は第1実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法における支線規制工程の説明図、図3(b)は第1実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法における第1のシート貼り合わせ工程の説明図、図4(a)は第1実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法における規制部材抜き取り工程の説明図、図4(b)は第1実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法における第2のシート貼り合わせ工程の説明図である。
この第1実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法は、図4(b)に示すワイヤハーネス4の分岐部4aを製造するものである。
ワイヤハーネス4は、幹線5の途中から支線7が分岐した構成で、分岐部4aにおける幹線5と支線7は、これらの幹線5と支線7とを挟んで覆った片面自己粘着シート6により、T字状の分岐構造に固定される。
この一実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法では、図1に示すように、電線載置工程S301と、支線規制工程S302と、第1のシート貼り合わせ工程S303と、規制部材抜き取り工程S304と、第2のシート貼り合わせ工程S305と、を順次に実施して、図4(b)に示した分岐部4aを製造する。
分岐部4aで使用する片面自己粘着シート6は、図2(a)に示すように、矩形で、その片面(図2では上面)が特殊な接着剤層による自己粘着面6aになっている。片面自己粘着シート6は、自己粘着面6a同士が重なったときに、重なった面同士を所定の接着力で接着し、当該片面自己粘着シート6の自己粘着面6aに接触するものがワイヤハーネスや手指などの自己粘着面6a以外の場合には接着性を発揮しない。そのため、片面自己粘着シート6を分岐部4aに装着する際には、不用意に片面自己粘着シート6が他の部位に接着して作業が行い難くなることがなく、片面自己粘着シート6を簡単に分岐部に添えることができる。
本実施形態で用いられる片面自己粘着シート6は、自身の粘着面(裏面)同士を自己粘着によって貼り合わすことができる。つまり、糊や結束テープを不要にして粘着面(裏面)同士を合わせるだけで簡単に貼ることが可能となる。片面自己粘着シート6は、PP(ポリプロピレン)発泡材からなるシート基材の表面に表面材が積層され、裏面に特殊粘着剤層が積層される。表面材にはクラフト紙、ライナーボード、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、PPフィルム、不織布等が使用可能となる。引張強さは、タテ方向が49N/cm幅、ヨコ方向が23N/cm幅(JIS K−6767準拠)、引裂強さは、タテ方向が7.8N、ヨコ方向が6.8N(JIS K−6767準拠)、水蒸気透過率は0.0052g/cm・24hrs(FS−101B)、初期粘着力は2.5N/cm幅(T型剥離試験)等の特性を有する。この片面自己粘着シートとしては例えば米国クロウェル社製のCro−nel(登録商標)等を用いることができる。
本実施形態における片面自己粘着シート6は、図2(a)に示すように、高さ方向に2分する中心線6cに谷折りすることで、分岐部4aにおける幹線5と支線7とを挟んで覆う。
また、本実施形態の片面自己粘着シート6は、中心線6cで谷折りすることで、幹線5に沿う一対の縁部61,61が重ね合わされ、張り合わされる。
図1に示した電線載置工程S301は、図2(b)に示すように、片面自己粘着シート6の自己粘着面6a上に、幹線5と該幹線5の途中から分岐された支線7とを載置する工程である。
図1に示した支線規制工程S302は、図3(a)に示すように、規制部材8により、支線7を幹線5からの分岐部4aに位置決めして、支線7の両側部の位置を規制する工程である。
本実施形態の場合、規制部材8は、支線7の両側部に沿って移動可能な一対の棒状部材81,81である。図3(a)の矢印Y1は、支線7の両側部に沿って移動する棒状部材81の移動方向を示している。
本実施形態の場合、一対の棒状部材81,81は、横断面形状が矩形で、その側面で支線7の両側を挟んで、支線7の両側部の位置を規制する。
なお、一対の棒状部材81,81は、矢印Y1方向に移動した後、矢印X1方向に移動して、支線7を両側から挟んで集束するように移動してもよい。この場合、一対の棒状部材81,81は、当初は支線7から離れた位置にあってもよい。
図1に示した第1のシート貼り合わせ工程S303は、図3(b)に示すように、片面自己粘着シート6を谷折りすることで、幹線5及び位置規制された支線7を挟んで覆い、更に、幹線5に沿う一対の縁部61,61を重ね合わせて貼り合わせる工程である。
重なる自己粘着面6a同士を貼り合わせる操作は、図3(b)に矢印A1で示すように、重なり合う自己粘着面6a間の空気を抜くように、一端側から他端側に向かって順に行う。
図1に示した規制部材抜き取り工程S304は、図4(a)に示すように、支線7及び規制部材8を挟んでいる片面自己粘着シート6の間から規制部材8を抜く工程である。片面自己粘着シート6の自己粘着面6aは、規制部材8に対しては接着性を発揮しないため、図4(a)に矢印Y2方向に規制部材8(棒状部材81)引くことで、規制部材8を簡単に引き抜くことができる。
図1に示した第2のシート貼り合わせ工程S305は、図4(b)に示すように、規制部材8のあった部分において重なる片面自己粘着シート6を貼り合わせる工程である。
前述の規制部材抜き取り工程S304は、一本ずつ順に行う。また、第2のシート貼り合わせ工程S305の工程は、一本の棒状部材81を抜いたら、その棒状部材81を抜いて対向する自己粘着面6a同士に対して第2のシート貼り合わせ工程S305を実施し、一本目の棒状部材81に対する第2のシート貼り合わせ工程S305が済んだら、2本目の棒状部材81を抜き、2本目の棒状部材81を抜いて対向する自己粘着面6a同士に対して第2のシート貼り合わせ工程S305を実施すると良い。このようにすると、自己粘着面6a同士を貼り合わせる操作の際に支線7が動く(位置ずれする)ことを防止することができる。
以上に説明した第1実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法では、電線載置工程S301、支線規制工程S302、第1のシート貼り合わせ工程S303の各工程を順に実施すると、図3(b)に示したように、支線7は規制部材8によりその両側部が正確に分岐部4aに位置決めされている状態で、分岐部4aを挟んで覆っている片面自己粘着シート6の自己粘着面同士が重なる領域が接着されて、規制部材8と支線7とが一緒に分岐部4aに位置決めされる。
なお、片面自己粘着シート6における自己粘着面6aは、作業者の手指や幹線5や支線7などの自己粘着面以外の部材には接触しても接着しない。そのため、第1のシート貼り合わせ工程S303を実施したときでも、幹線5や支線7や規制部材8に対しては、片面自己粘着シート6が接着していない。
従って、第1のシート貼り合わせ工程S303の終了後、規制部材抜き取り工程S304を実施すると、規制部材8は簡単に分岐部4aから抜き出すことができる。そして、規制部材8の抜き取りに伴って、規制部材8のあった部分の片面自己粘着シート6を貼り合わせる第2のシート貼り合わせ工程S305を実施すると、図4(b)に示すように、支線7の両側部が、重なり合う自己粘着面同士の貼り合わせにより位置規制され、支線7がしっかりと固定された分岐部4aが製造される。
なお、上記の各工程を実施する際に作業者の手指が片面自己粘着シート6の自己粘着面に触れても、片面自己粘着シート6が作業者の手指に接着することはない。そのため、作業者は手指から片面自己粘着シート6を剥がすような手間が不要で、簡単に各工程を実施することができる。
従って、本実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法によれば、簡単な操作で支線7がしっかりと固定された分岐部4aを製造することができる。
また、本実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法の場合、規制部材8は、支線7の両側部に沿って移動可能な一対の棒状部材81,81で、一対の棒状部材81,81によって支線7を挟み付けることで、支線7の両側部をしっかりと位置決めすることができる。そして、一対の棒状部材81,81は、支線7の両側部に沿って移動可能なため、規制部材抜き取り工程S304を簡単に実施することができ、ワイヤハーネスの分岐部4aの製造を容易にすることができる。
[第2実施形態]
図5及び図6は本発明に係るワイヤハーネスの分岐部製造方法の第2実施形態を示したもので、図5(a)は本発明の第2実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法における支線規制工程の説明図で、図5(b)は本発明の第2実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法における第1のシート貼り合わせ工程の説明図、図6は本発明の第2実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法における規制部材抜き取り工程の説明図である。
この第2実施形態のワイヤハーネスの分岐部製造方法は、規制部材8として、支線7を挿通する半割筒状部材を使用したものである。規制部材8が半割筒状部材である場合は、その凹部8aに支線7を通すことで、単一の部材で支線7を位置決めすることができ、第1実施形態の場合と比較して、分岐部4aの製造に必要な部材を削減することができる。
なお、図5及び図6では、半割筒状部材を使った規制部材8は、凹部8aを下に向けているが、図7に示すように、凹部8aを上に向けて使用するようにしても良い。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、支線7の位置規制に使用する規制部材は、上記各実施形態に示した形状に限るものではなく、上記以外の横断面形状の棒状材を使用することが可能である。
また、自己粘着シートは、両面が自己粘着性を有する両面自己粘着シートであってもよい。
ここで、上述した本発明に係るワイヤハーネスの分岐部製造方法の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 自己粘着シート(6)上に、幹線(5)と該幹線(5)の途中から分岐された支線(7)とを載置する電線載置工程(S301)と、
規制部材(8)により、前記支線(7)を前記幹線(5)からの分岐部(4a)に位置決めして前記支線(7)の両側部の位置を規制する支線規制工程(S302)と、
前記自己粘着シート(6)により、前記幹線(5)及び位置規制された前記支線(7)を挟んで覆い、前記幹線(5)に沿う一対の縁部(61,61)を重ね合わせて貼り合わせる第1のシート貼り合わせ工程(S303)と、
前記自己粘着シート(6)の間から前記規制部材(8)を抜く規制部材抜き取り工程(S304)と、
前記規制部材(8)のあった部分の前記自己粘着シート(6)を貼り合わせる第2のシート貼り合わせ工程(S305)と、
を有することを特徴とするワイヤハーネスの分岐部製造方法。
[2] 前記規制部材(8)は、前記支線(7)の両側部に沿って移動可能な一対の棒状部材(81,81)であることを特徴とする上記[1]に記載のワイヤハーネスの分岐部製造方法。
[3] 前記規制部材(8)は、前記支線(7)を収容可能な凹部(8a)を有する半割筒状部材であることを特徴とする上記[1]に記載のワイヤハーネスの分岐部製造方法。
4 ワイヤハーネス
4a 分岐部
5 幹線
6 片面自己粘着シート
7 支線
8 規制部材
8a 凹部
61 縁部
81 棒状部材
S301 電線載置工程
S302 支線規制工程
S303 第1のシート貼り合わせ工程
S304 規制部材抜き取り工程
S305 第2のシート貼り合わせ工程

Claims (3)

  1. 自己粘着シート上に、幹線と該幹線の途中から分岐された支線とを載置する電線載置工程と、
    規制部材により、前記支線を前記幹線からの分岐部に位置決めして前記支線の両側部の位置を規制する支線規制工程と、
    前記自己粘着シートにより、前記幹線及び位置規制された前記支線を挟んで覆い、前記幹線に沿う一対の縁部を重ね合わせて貼り合わせる第1のシート貼り合わせ工程と、
    前記自己粘着シートの間から前記規制部材を抜く規制部材抜き取り工程と、
    前記規制部材のあった部分の前記自己粘着シートを貼り合わせる第2のシート貼り合わせ工程と、
    を有することを特徴とするワイヤハーネスの分岐部製造方法。
  2. 前記規制部材は、前記支線の両側部に沿って移動可能な一対の棒状部材であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネスの分岐部製造方法。
  3. 前記規制部材は、前記支線を収容可能な凹部を有する半割筒状部材であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネスの分岐部製造方法。
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