JP6747135B2 - 包装材 - Google Patents

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Description

本発明は、包装材に関する。
冷蔵庫を包装する際、一般的に段ボール製の包装材が用いられる。冷蔵庫は大型の重量物であるため、それを移動させるとき、作業者が包装材の側面に膝を押し当てる場合がある。その場合、膝が押し当てられた部分が、内側に変形し、被包装体である冷蔵庫の側面に当たる可能性がある。このことは、冷蔵庫の外面に傷、打痕といった損傷を与えるおそれがある。
特許文献1は、外部からの衝撃を吸収するために、包装材と冷蔵庫との間にハニカム状緩衝体を配置する技術を開示している。
実開平2−43277号公報
特許文献1に開示された技術の場合、ハニカム状緩衝体を別途作成し、配置する必要がある。このことは、材料費及び作業工数の増加を招く。
本発明の1つの目的は、被包装体の移動時の損傷を簡易な構造で防止することができる包装材を提供することにある。
本発明に係る包装材は、被包装体の側面を覆う第1側部包装材と第2側部包装材とを備え、第1側部包装材と第2側部包装材の各々は、軸方向が第1方向である筒構造と、第1方向における筒構造の端部から切れ目無く筒構造の内面側に延びた延長部とを有し、第1側部包装材と第2側部包装材は、第1方向において互いに隣接しており、第1側部包装材の延長部と第2側部包装材の延長部は、互いに隣接している包装材であって、延長部の長手方向は、端部に沿って第1方向と直交する第2方向であり、延長部は、長手方向が第2方向である角筒構造を有し、第1側部包装材は、被包装体の側面のうち下方側を覆い、第2側部包装材は、被包装体の側面のうち上方側を覆い、第1側部包装材は、第2側部包装材と対向する上端部に延長部を有し、第2側部包装材は、第1側部包装材と対向する下端部に延長部を有し、第1側部包装材の高さ寸法は、第2側部包装材の高さ寸法よりも短く、第1側部包装材の延長部と第2側部包装材の延長部とが互いに隣接することによって緩衝部が構成され、包装材で包装された被包装体を作業者が手と膝で包装材の側面を押して移動させるときに膝が当たり得る高さに緩衝部が形成されるものである。
本発明の包装材によれば、第1側部包装材と第2側部包装材の各々は、筒構造の端部から切れ目なく筒構造の内面側に延びた延長部を有する。そして、第1側部包装材と第2側部包装材は互いに隣接し、第1側部包装材の延長部と第2側部包装材の延長部は互いに隣接する。これにより、被包装体の移動時の損傷を簡易な構造で防止することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る包装材の分解斜視図である。 第1の実施の形態に係る包装材の完成図である。 第1の実施の形態に係る側部包装材の構造を示す斜視図である。 図3中の線A−Aに沿った断面構造を示す断面図である。 第1の実施の形態における延長部の形成方法を説明するための図である。 第1の実施の形態における延長部の形成方法を説明するための図である。 第1の実施の形態に係る包装材の緩衝部の構造を示す概略図である。 第1の実施の形態の効果を説明するための図である。 第1の実施の形態の効果を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る側部包装材の構造を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る包装材の緩衝部の構造を示す概略図である。 本発明の第4の実施の形態に係る側部包装材の構造を示す斜視図である。 第4の実施の形態に係る側部包装材の構造を示す斜視図である。 第4の実施の形態に係る包装材の緩衝部の構造を示す概略図である。 本発明の第5の実施の形態に係る包装材の分解斜視図である。 第5の実施の形態に係る包装材の完成図である。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る包装材1の分解斜視図である。図2は、包装材1の完成図である。包装材1は、被包装体OBJを包装するために用いられる。被包装体OBJは、例えば、直方体の外形を有する。そのような被包装体OBJとして、冷蔵庫が例示される。尚、以下の説明では、被包装体OBJの高さ方向が、上方向である。
包装材1は、複数の部材を含んでいる。本実施の形態では、包装材1は、下部緩衝材2、下部包装材3、上部緩衝材4、上部包装材5、第1側部包装材6A、及び第2側部包装材6Bを含んでいる。
下部緩衝材2は、被包装体OBJの下面及び側面の一部に接触する。下部包装材3は、下部緩衝材2の下面に接触する。上部緩衝材4は、被包装体OBJの上面及び側面の一部に接触する。上部包装材5は、上部緩衝材4の上面に接触する。
第1側部包装材6Aと第2側部包装材6Bは、互いに独立した部材である。これら第1側部包装材6A及び第2側部包装材6Bは共に、被包装体OBJの側面を覆う。このとき、第1側部包装材6Aと第2側部包装材6Bは、被包装体OBJの高さ方向に並ぶように配置される。図1及び図2では、第1側部包装材6Aは、被包装体OBJの側面のうち下方側を覆う。一方、第2側部包装材6Bは、被包装体OBJの側面のうち上方側を覆う。包装材1の組み立て後は、図2に示されるように、第1側部包装材6Aと第2側部包装材6Bは、被包装体OBJの高さ方向において隣接する。このとき、第1側部包装材6A及び第2側部包装材6Bは、全体として、被包装体OBJの側面全体を覆う。尚、第1側部包装材6Aと第2側部包装材6Bの材料としては、段ボール等の紙材料が例示される。
図2に示されるように、組み立て後の包装材1は、複数のバンド8によって縛られる。より詳細には、各バンド8は、上部包装材5の上面、第1側部包装材6Aの外側面、第2側部包装材6Bの外側面、及び下部包装材3の下面を含む外周面に沿って巻きつけられる。
以下の説明において、第1側部包装材6Aと第2側部包装材6Bとを互いに区別する必要がないとき、第1側部包装材6Aと第2側部包装材6Bの各々は、単に「側部包装材6」と呼ばれる。
図3は、本実施の形態に係る側部包装材6の構造を示す斜視図である。側部包装材6は、軸方向がZ方向である筒構造7を有している。被包装体OBJが直方体の外形を有する場合、筒構造7は角筒構造である。この場合、Z方向に直交する面における筒構造7の形は矩形である。
更に、側部包装材6は、延長部10を有している。延長部10は、Z方向における筒構造7の端部7Eから、筒構造7の内面側に延びている。また、延長部10の長手方向は、端部7Eに沿ってZ方向と直交する方向である。図3に示される例では、Z方向に直交する面における筒構造7の形は矩形であり、その矩形の四辺の全てに延長部10が形成されている。
図4は、図3中の線A−Aに沿った断面構造を示す断面図である。Z方向は、側部包装材6の筒構造7の軸方向である。便宜上、図4中の上方向が+Z方向であり、下方向が−Z方向であるとする。X方向は、延長部10の長手方向である。Y方向は、X方向とZ方向とに直交する方向であり、筒構造7の端部7Eから筒構造7の中心軸へ向かう方向である。便宜上、図4中の左方向が+Y方向であり、右方向が−Y方向であるとする。
図4に示されるように、延長部10は、筒構造7の端部7Eから、切れ目無く、筒構造7の内面7Sの側に延びている。延長部10は、筒構造7と同じ材質を有し、筒構造7の端部7Eに切れ目無くつながっている。言い換えれば、延長部10と筒構造7との間には、接着剤等は介在していない。
図4に示される例では、延長部10は、第1平板11、第2平板12、第3平板13、及び第4平板14を含んでいる。第1平板11、第2平板12、第3平板13、及び第4平板14の各々は、長手方向がX方向である平板形状を有している。
第1平板11は、筒構造7の端部7Eに切れ目無くつながっている。より詳細には、第1平板11は、端部7Eから切れ目無く+Y方向に向かって延びている。第1平板11と筒構造7の側面とのなす角は90度である。
第2平板12は、第1平板11が端部7Eと第2平板12との間に挟まれるように設けられている。より詳細には、第2平板12は、第1平板11の端に切れ目無くつながっている。また、第2平板12は、筒構造7の内面7Sと対向するように、第1平板11の端から−Z方向に向かって延びている。第2平板12と第1平板11とのなす角は90度である。
第3平板13は、第2平板12が第1平板11と第3平板13との間に挟まれるように設けられている。より詳細には、第3平板13は、第2平板12の端に切れ目無くつながっている。また、第3平板13は、第1平板11と対向するように、第2平板12の端から−Y方向に向かって延びている。第3平板13と第2平板12とのなす角は90度である。
第4平板14は、第3平板13が第2平板12と第4平板14との間に挟まれるように設けられている。より詳細には、第4平板14は、第3平板13の端に切れ目無くつながっている。また、第4平板14は、第2平板12と対向するように、第3平板13の端から+Z方向に向かって延びている。第4平板14と第3平板13とのなす角は90度である。更に、第4平板14は、筒構造7の内面7Sに接触している。
このような第1平板11、第2平板12、第3平板13、及び第4平板14により、長手方向がX方向である角筒構造が構成される。その角筒構造が、本実施の形態における延長部10である。X方向に直交するYZ平面における延長部10の形は、矩形である。このような角筒構造は、丈夫であり、外力に対して変形しにくい。
図5及び図6を参照して、図4で示された延長部10の形成方法の一例を説明する。図5は、第1平板11、第2平板12、第3平板13、及び第4平板14が展開された状態を示している。図5に示されるように、第1平板11、第2平板12、第3平板13、及び第4平板14を含む延長部10は、筒構造7とは別の部材として形成されているのではなく、側部包装材6の一部として予め形成されている。つまり、延長部10は、筒構造7と同じ材質であり、筒構造7の端部7Eから切れ目無く延びている。延長部10と筒構造7の端部7Eとの間には、接着剤等は介在していない。
筒構造7の端部7Eと第1平板11との間には折り目20が設けられている。第1平板11と第2平板12との間には折り目21が設けられている。第2平板12と第3平板13との間には折り目22が設けられている。第3平板13と第4平板14との間には折り目23が設けられている。折り目21、22、23において延長部10を筒構造7の内面側に折り曲げることにより、図6に示される構造が得られる。更に、折り目20において延長部10を筒構造7の内面側に折り曲げることにより、既出の図3及び図4で示された構造が得られる。
結果として、図3及び図4で示された状態においても、延長部10は、筒構造7の端部7Eから切れ目無く延びている。延長部10と筒構造7の端部7Eとの間には、接着剤等は介在していない。延長部10の中においても、第1平板11、第2平板12、第3平板13、及び第4平板14は、切れ目無く順番につながっている。
以上に説明された延長部10が、第1側部包装材6Aと第2側部包装材6Bの各々に設けられている。既出の図1に示されるように、第1側部包装材6Aは、第2側部包装材6Bと対向する上端部に延長部10を有している。一方、第2側部包装材6Bは、第1側部包装材6Aと対向する下端部に延長部10を有している。図2に示される組み立て後の状態では、第1側部包装材6Aと第2側部包装材6Bは互いに隣接する。このとき、第1側部包装材6Aの延長部10と第2側部包装材6Bの延長部10も互いに隣接する。
図7は、第1側部包装材6Aと第2側部包装材6BがZ方向において互いに隣接した状態における延長部10を示している。第1側部包装材6Aの延長部10、第1平板11、第2平板12、第3平板13、及び第4平板14は、以下、それぞれ、第1延長部10A、第1平板11A、第2平板12A、第3平板13A、及び第4平板14Aと呼ばれる。同様に、第2側部包装材6Bの延長部10、第1平板11、第2平板12、第3平板13、及び第4平板14は、以下、それぞれ、第2延長部10B、第1平板11B、第2平板12B、第3平板13B、及び第4平板14Bと呼ばれる。
図7において、第1延長部10Aと第2延長部10Bが、Z方向において互いに隣接している。より詳細には、第1延長部10Aの第1平板11Aと第2延長部10Bの第1平板11Bとが互いに隣接している。特に、第1平板11Aの表面と第1平板11Bの表面は接触している。また、第1延長部10Aの第2平板12Aは、第2延長部10Bから離れる方向に延びながら、被包装体OBJに接触している。また、第2延長部10Bの第2平板12Bは、第1延長部10Aから離れる方向に延びながら、被包装体OBJに接触している。
このように第1延長部10Aと第2延長部10BがZ方向において互いに隣接することによって、緩衝部30が構成される。緩衝部30は、側部包装材6と被包装体OBJとの間に介在し、被包装体OBJに対する緩衝材として機能する。特に、第1延長部10Aと第2延長部10Bの各々は、上述の通り角筒構造を有しており、外力に対して変形しにくい。そのような第1延長部10Aと第2延長部10Bが隣接することにより、丈夫な緩衝部30が得られる。
また、折り曲げによって形成された第1延長部10Aには、元に戻ろうとする力、あるいは、図7中の+Z方向に倒れこむ力が発生する可能性がある。しかし、第1延長部10Aの第1平板11Aが第2延長部10Bの第1平板11Bに接触しているため、第1延長部10Aは第2延長部10Bから押し返される。よって、第1延長部10Aの変形が防止される。同様に、第2延長部10Bも第1延長部10Aから押し返されるため、第2延長部10Bの変形が防止される。このように、形状が安定した緩衝部30が得られる。
続いて、本実施の形態の効果を説明する。
図8は、作業者が、包装材1で包装された被包装体OBJを移動させる模様を示している。被包装体OBJが冷蔵庫等の大型の重量物である場合、作業者が手で押すだけでは被包装体OBJを移動させることは困難である。そのため、作業者は、包装材1の側面に膝を押し当てて、被包装体OBJを移動させる場合がある。その場合、膝が押し当てられた部分が、内側に変形し、被包装体OBJの側面に当たる可能性がある。このことは、被包装体OBJの損傷の原因となる。
本実施の形態によれば、第1側部包装材6Aと第2側部包装材6Bを組み合わせることによって、膝が当たると想定される高さに緩衝部30を形成することができる。膝の高さを想定すると、図8に示されるように、第1側部包装材6Aの高さ寸法LAは、第2側部包装材6Bの高さ寸法LBよりも短く設計されるとよい。緩衝部30が形成された位置では、外力に対する側部包装材6の変形が抑制される。つまり、緩衝部30の位置に膝が押し当てられたとしても、側部包装材6は変形しにくい。よって、被包装体OBJの移動中の損傷を防ぐことが可能となる。
尚、膝が当たる位置と緩衝部30の位置は完全に一致している必要はない。緩衝部30が設けられない場合と比較すれば、緩衝部30が設けられるだけで、外力に対する側部包装材6の変形は全体的に抑制される。よって、緩衝部30からずれた位置に膝が押し当てられたとしても、被包装体OBJの損傷が抑制される効果は得られる。
また、緩衝部30の位置は、図8に示される位置に限られず、用途に応じて自由に設計されてよい。例えば、図9に示されるように、トラックの荷台40への積み下ろし作業も考えられる。このような積み下ろし作業を想定して、荷台40の角部に当たる位置に緩衝部30が形成されるように、第1側部包装材6A及び第2側部包装材6Bが設計されてもよい。それにより、積み下ろし時の損傷を防ぐことが可能となる。
本実施の形態によれば、緩衝部30、すなわち、延長部10は、側部包装材6の一部として形成される。図5及び図6で示されたように、側部包装材6の筒構造7の端部7Eから延びる部分を折り曲げることによって、延長部10を簡単に形成することができる。本実施の形態では、特許文献1のようにハニカム状緩衝体を別途作成し、配置する必要がない。従って、部品点数、包装材の使用量、材料費、及び作業工数を削減することが可能である。言い換えれば、本実施の形態によれば、環境にやさしく、安価で、且つ、作業効率に優れた包装材1が提供される。
また、緩衝部30は、被包装体OBJの側面全体にわたって設けられるわけではない。緩衝部30は、強化したい位置にピンポイントで形成される。例えば、図9に示されるような積み下ろしを考えた場合、緩衝部30は、荷台40の角部に当たると想定される高さに設けられる。一方、緩衝部30の長手方向は、水平方向である。つまり、緩衝部30は、高さ方向には必要最小限の幅を有し、水平方向には十分な幅を有するように形成される。これにより、材料費を削減しながら、効率的に被包装体OBJを保護することが可能となる。
以上に説明されたように、本実施の形態の包装材1によれば、被包装体OBJの移動時の損傷を簡易な構造で防止することが可能となる。
尚、被包装体OBJは、冷蔵庫に限られない。被包装体OBJは、空調機器の室外機や温水器等であってもよい。
<第2の実施の形態>
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る側部包装材6の構造を示す斜視図である。延長部10を筒構造7の全ての内側面に設ける必要はない。例えば、被包装体OBJの特定の側面だけが損傷しやすい場合や、積み下ろしの際に荷台40と接触する側部包装材6の側面が決まっている場合を考える。これらの場合、図10に示されるように、特に保護を要する側にだけ延長部10を設けることも可能である。この場合、材料費を更に削減することが可能となる。
<第3の実施の形態>
図11は、既出の図7と同様の図であり、本発明の第3の実施の形態に係る延長部10及び緩衝部30の構造を概略的に示している。既出の実施の形態と重複する説明は適宜省略する。
図11において、第1延長部10Aは、第1平板11A、第2平板12A、及び第3平板13Aを含んでいる。それら第1平板11A、第2平板12A、及び第3平板13Aにより、長手方向がX方向である角筒構造を有する第1延長部10Aが構成されている。但し、X方向に直交するYZ平面における第1延長部10Aの形は、矩形ではなく、三角形である。このような角筒構造も、丈夫であり、外力に対して変形しにくい。
同様に、第2延長部10Bは、第1平板11B、第2平板12B、及び第3平板13Bを含んでいる。それら第1平板11B、第2平板12B、及び第3平板13Bにより、長手方向がX方向である角筒構造を有する第2延長部10Bが構成されている。YZ平面における第2延長部10Bの形は、同じく三角形である。
第1延長部10Aと第2延長部10BがZ方向において互いに隣接することによって、緩衝部30が構成される。その緩衝部30は、側部包装材6と被包装体OBJとの間に介在し、被包装体OBJに対する緩衝材として機能する。特に、第1延長部10Aと第2延長部10Bの各々は、上述の通り角筒構造を有しており、外力に対して変形しにくい。そのような第1延長部10Aと第2延長部10Bが隣接することにより、丈夫な緩衝部30が得られる。
延長部10の構造としては、他にも様々なバリエーションが考えられる。つまり、YZ面における延長部10の形は、図7で示されたような矩形や図11で示されたような三角形に限られない。例えば、延長部10を作成する際の折り曲げ回数を増やすことによって、渦巻状の角筒構造を得ることも可能である。いずれにせよ、YZ平面における形が多角形となっている延長部10は、強度の観点から好ましい。
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態では、より簡略化された延長部10及び緩衝部30を提案する。既出の実施の形態と重複する説明は適宜省略する。
図12は、本実施の形態に係る側部包装材6の延長部10が展開された状態を示している。図12に示されるように、本実施の形態では、延長部10は、第1平板11だけを含んでいる。その第1平板11を筒構造7の内面側に折り曲げることによって、図13に示される構造が得られる。
図14は、既出の図7と同様の図であり、本実施の形態に係る延長部10及び緩衝部30の構造を概略的に示している。第1側部包装材6Aの第1延長部10Aの第1平板11Aは、第1側部包装材6Aの端部7EAから切れ目無く+Y方向に向かって延びている。第1平板11Aの先端部は、被包装体OBJに接触している。また、第2側部包装材6Bの第2延長部10Bの第1平板11Bは、第2側部包装材6Bの端部7EBから切れ目無く+Y方向に向かって延びている。第1平板11Bの先端部は、被包装体OBJに接触している。
また、第1側部包装材6Aと第2側部包装材6Bが、Z方向において互いに隣接している。このとき、第1延長部10Aと第2延長部10Bが、Z方向において互いに隣接している。より詳細には、第1延長部10Aの第1平板11Aの表面と第2延長部10Bの第1平板11Bの表面とが互いに接触している。このように接触する第1平板11Aと第1平板11Bとにより、本実施の形態の緩衝部30が構成される。緩衝部30は、側部包装材6と被包装体OBJとの間に介在し、被包装体OBJに対する緩衝材として機能する。
折り曲げによって形成された第1延長部10Aの第1平板11Aには、元に戻ろうとする力、あるいは、図14中の+Z方向に倒れこむ力が発生する可能性がある。しかし、第1平板11Aは第2延長部10Bの第1平板11Bに接触しているため、第1平板11Aは第2延長部10Bから押し返される。同様に、第2延長部10Bの第1平板11Bも、第1延長部10Aから押し返される。つまり、互いに接触する第1平板11Aと第1平板11Bは、互いに押し返す。これにより、緩衝部30の形状は安定する。すなわち、端部7EA、7EBから+Y方向に延びる緩衝部30の形状は、固く、変形しにくい。従って、本実施の形態の緩衝部30も、緩衝材として十分に機能する。
本実施の形態によれば、より簡易な構造で緩衝部30を実現することができる。その結果、材料費を更に削減することが可能となる。
<第5の実施の形態>
被包装体OBJの側面を覆うための側部包装材6の個数は、2個に限られず、3個以上であってもよい。図15は、本発明の第5の実施の形態に係る包装材1の分解斜視図である。図16は、本実施の形態に係る包装材1の完成図である。既出の実施の形態と重複する説明は適宜省略する。
本実施の形態では、側部包装材6として、第1側部包装材6A、第2側部包装材6B、及び第3側部包装材6Cの3個が用いられる。第1側部包装材6Aは最も下側に配置される。第3側部包装材6Cは最も上側に配置される。第2側部包装材6Bは、第1側部包装材6Aと第2側部包装材6Bとの間に配置される。
延長部10は、第1側部包装材6A、第2側部包装材6B、及び第3側部包装材6Cの各々に設けられている。より詳細には、第1側部包装材6Aは、第2側部包装材6Bと対向する上端部に延長部10を有している。第2側部包装材6Bは、第1側部包装材6Aと対向する下端部と第3側部包装材6Cと対向する上端部の各々に延長部10を有している。第3側部包装材6Cは、第2側部包装材6Bと対向する下端部に延長部10を有している。
図16に示される組み立て後の状態では、第1側部包装材6Aと第2側部包装材6Bは互いに隣接し、また、第2側部包装材6Bと第3側部包装材6Cは互いに隣接する。このとき、第1側部包装材6Aの延長部10と第2側部包装材6Bの延長部10が互いに隣接し、緩衝部30を形成する。また、第2側部包装材6Bの延長部10と第3側部包装材6Cの延長部10も互いに隣接し、別の緩衝部30を形成する。
このように、本実施の形態によれば、複数の緩衝部30を別々の高さに形成することが可能となる。これにより、様々な高さに外力が加わることが想定される場合であっても、被包装体OBJを適切に保護することが可能となる。
尚、矛盾しない限りにおいて、上述の実施の形態同士を組み合わせることも可能である。
1 包装材、2 下部緩衝材、3 下部包装材、4 上部緩衝材、5 上部包装材、6 側部包装材、6A 第1側部包装材、6B 第2側部包装材、6C 第3側部包装材、7 筒構造、7E、7EA、7EB 端部、7S 内面、8 バンド、10 延長部、10A 第1延長部、10B 第2延長部、11、11A、11B 第1平板、12、12A、12B 第2平板、13、13A、13B 第3平板、14、14A、14B 第4平板、20、21、22、23 折り目、30 緩衝部、40 荷台、OBJ 被包装体

Claims (4)

  1. 被包装体の側面を覆う第1側部包装材と第2側部包装材とを備え、
    前記第1側部包装材と前記第2側部包装材の各々は、
    軸方向が第1方向である筒構造と、
    前記第1方向における前記筒構造の端部から切れ目無く前記筒構造の内面側に延びた延長部と
    を有し、
    前記第1側部包装材と前記第2側部包装材は、前記第1方向において互いに隣接しており、
    前記第1側部包装材の前記延長部と前記第2側部包装材の前記延長部は、互いに隣接している包装材であって、
    前記延長部の長手方向は、前記端部に沿って前記第1方向と直交する第2方向であり、
    前記延長部は、長手方向が前記第2方向である角筒構造を有し、
    前記第1側部包装材は、前記被包装体の側面のうち下方側を覆い、
    前記第2側部包装材は、前記被包装体の側面のうち上方側を覆い、
    前記第1側部包装材は、前記第2側部包装材と対向する上端部に前記延長部を有し、
    前記第2側部包装材は、前記第1側部包装材と対向する下端部に前記延長部を有し、
    前記第1側部包装材の高さ寸法は、前記第2側部包装材の高さ寸法よりも短く、
    前記第1側部包装材の前記延長部と前記第2側部包装材の前記延長部とが互いに隣接することによって緩衝部が構成され、
    前記包装材で包装された前記被包装体を作業者が手と膝で前記包装材の側面を押して移動させるときに前記膝が当たり得る高さに前記緩衝部が形成される
    包装材。
  2. 前記延長部は、前記端部から切れ目無く前記筒構造の内面側に延びる平板状の第1平板を含み、
    前記第1側部包装材の前記第1平板と前記第2側部包装材の前記第1平板は、互いに隣接している
    請求項1に記載の包装材。
  3. 前記第1側部包装材の前記第1平板の表面と前記第2側部包装材の前記第1平板の表面は、互いに接触している
    請求項に記載の包装材。
  4. 前記延長部は、前記被包装体に接触している
    請求項1からのいずれか一項に記載の包装材。
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