JP2016210437A - 仕切体及びこれを用いた箱体 - Google Patents

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Abstract

【課題】空間を維持して安定した状態で物品を収容し、振動や衝撃から物品を保護することができる構造の提供。【解決手段】仕切体5は、横壁16に形成された切欠き18に対し縦壁26とスリット28とが交差する部位を合わせた上で横壁16をスリット28に嵌め込むことにより、横仕切部材10の上から縦仕切部材20を覆い被せて重ね合わせ、横壁16と縦壁26とが相互に交差する状態に組み合わせられて形成されている。これにより床7は、下部底領域17を下層、上部底領域27を上層とする2層構造を成している。仕切体5には、相互に交差する横壁16と縦壁26とにより四方を区画された収容室6が格子状に配列されている。仕切体5は、11個の横壁16と4個の縦壁26により横方向に3行、縦方向に10列の空間が形成されることにより、全体で30個の収容室6を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、物を梱包する際に用いられる仕切体及び仕切体を備えた箱体に関する。
複数の物品を1つの梱包箱に収容する場合には、格子状に組まれた仕切りを梱包箱の内部に配置し、この仕切りによって形成された複数の空間に個々の物品を収容するのが一般的である。こうした場面で用いられる仕切りとして、間隔を置いて切込みが設けられた矩形平板状の部品を縦方向と横方向に配置して向き合わせ、これらを相互に噛み合わせて組み立てるタイプのものがよく知られている。このタイプは部品の形状がシンプルであり組み立ても容易であるため、様々な大きさの梱包箱に応用されている。
しかしながら、このタイプの仕切りを用いた場合、仕切られた個々の空間に物品が隙間なく収容されていない限りは仕切りの端部が何れの場所にも固定されない。そのため、例えば輸送の過程で梱包箱に対し外部からの衝撃や振動が加わると、仕切がずれたり、仕切りの端部に折れや破損が生じたり、或は物品が個々の空間内で平行移動して仕切りに衝突したりすることによって仕切り全体の形状が崩れてゆき、仕切られた個々の空間を維持することが困難となる。このとき、物品が元の位置から或る一方向へ片寄っていく際に、仕切りを隔てて隣接する空間に収容されていた物品同士がぶつかり合い、物品の変形や故障等の不具合を引き起こし易くなる。
そこで、梱包箱の内部で仕切りの端部を固定させてそのばたつきを抑制する構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この梱包箱においては、底板の縁上に複数の突起部が設けられ、さらに各突起部には底板の縁に直交する形状の切込みが形成されている。梱包箱の内部に仕切りを配置する際に仕切りの端部をこれらの切込みに差し込むことにより、仕切り端部のばたつきを抑制し易くなり、収容された物品に生じ得る不具合を未然に防止することができると考えられる。
特開2003−155027号公報
しかしながら、収容される物品が重量の大きなものである場合には、梱包箱が外部から受けた衝撃が小さくてもこれに伴い仕切られた空間の内部で物品が移動した際に仕切りに加える力が大きいため、仕切りの端部が切込みから外れて固定されない状態となり、仕切り全体の形状はたちまち崩れて空間が潰されてしまう。また、収容される物品の厚みが小さい場合には、何らかの拍子に仕切りが高さ方向にずれると底面と仕切りとの間に生じた隙間から物品が隣接する空間に移動する虞がある。いずれの場合も、収容された物品を仕切られた空間に安定した状態で収容することができず、物品に不具合が生じる懸念が依然残ることとなる。
そこで、本発明は、空間を維持して安定した状態で物品を収容し、振動や衝撃から物品を保護することができる構造の提供を課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の仕切体は、第1の仕切半体及び第2の仕切半体を組み合わせて構成されている。このうち第1の仕切半体は、予め定められた折り位置でシート状の材料を折り曲げて形成され、この折り曲げ状態で高さ方向に起立する複数の横壁領域が形成されたものである。また第2の仕切半体は、第1の仕切半体とは別に予め定められた折り位置でシート状の材料を折り曲げて形成され、この折り曲げ状態で高さ方向に起立する複数の縦壁領域が形成された構成である。
さらに、第1の仕切半体と第2の仕切半体との組み合わせを成すため、第1の仕切半体には切欠部、第2の仕切半体にはスリットがそれぞれ複数に設けられている。すなわち、第1の仕切半体の切欠部は、横壁領域の長手方向に間隔を置いて設けられており、シート状部材の折り曲げ状態では横壁領域の頂部から基端までの間を部分的に高さ方向へ溝状に切り欠くものとなっている。また、第2の仕切半体のスリットは、縦壁領域の長手方向に間隔を置いて設けられており、シート状部材の折り曲げ状態では第2の仕切半体を幅方向の全域にわたって筋状に開口するとともに縦壁領域の基端から頂部までの間を部分的に高さ方向へ溝状に切り欠くものとなる。
そして本発明の仕切体は、第1の仕切半体と第2の仕切半体との組み合わせにより形成される複数の収容室を有する。すなわち、複数の収容部は、下層とする第1の仕切半体に対し第2の仕切半体を上層として重ね合わせて形成される。この重ね合わせ状態では、個々のスリットの開口内に横壁領域を受け入れつつ縦壁領域での切り欠きと個々の切欠部とを相対させて横壁領域と縦壁領域とを互いの長手方向が交差する状態に組み合わせられる。これにより、空間が横壁領域及び縦壁領域により区画されて個々に対象物を収容可能となる複数の収容室が形成される。
このように、本発明の仕切体は、個々の収容室を区画する壁(横壁領域、縦壁領域)がシート状の材料を折り曲げて形成されていることに加え、それぞれの壁が下地と一体となっている。このため、1枚1枚の壁が材料の2枚重ねで構成され、かつ基端で下地に拘束されることになり、それだけ壁の高さ方向や厚み方向(仕切る方向)への剛性を高めることができる。また、第1の仕切半体と第2の仕切半体とを重ね合わせているため、全ての収容室は二重底となり、それだけ対象物(内容物)を強く支持し、また保護することができる。
好ましくは、第1の仕切半体と第2の仕切半体のそれぞれが、1枚のシート状の材料を折り曲げて形成されている。
この態様によれば、仕切体が全体として2枚の材料をそれぞれ折り曲げて重ねただけのシンプルな構造を有しているため、組み立て及び解体を容易に行うことができる。
第1の仕切半体は、その折り曲げ状態で横壁領域の下地を形成し、個々に帯状をなして互いの幅方向に隣接して配列された複数の下部底領域を含むことができる。この場合、隣接する下部底領域同士の境界となる位置に横壁領域が形成されることになる。また、第2の仕切半体は、その折り曲げ状態で縦壁領域の下地を形成し、個々に帯状をなして互いの幅方向に隣接して配列された複数の上部底領域を含むことができる。この場合、隣接する上部底領域同士の境界となる位置に縦壁領域が形成されることになる。そして、横壁領域と縦壁領域とを互いの長手方向が交差する状態に組み合わせることにより、下部底領域の上層に重ねられた上部底領域上の空間が横壁領域及び縦壁領域により格子状に区画される。
上記の態様によれば、仕切体の底面は、下部底領域と上部底領域とが重ね合わされた2層構造を有しているため、仕切体が外部から受けた振動や衝撃を各収容室に収容された物品に伝わりにくくする。すなわち、仕切体が緩衝材としても機能する。さらに、2枚重ねされた横壁領域及び縦壁領域は剛性が高く、振動や衝撃を受けても変形することなく格子状に配列された収容室を仕切り続けることができるため、各収容室の空間を維持して格納された物品を確実に保護することが可能となる。
好ましくは、第1の仕切半体及び第2の仕切半体は、いずれも段ボールにより形成され、第2の仕切半体は、第1の仕切半体に対しこれを形成する段ボールにおける中芯の波が第2の仕切半体を形成する段ボールにおける中芯の波に交差する状態に重ね合わされる。
通常、段ボールは中芯の波に直交する方向から受ける力よりもこれに平行する方向から受ける力に対してより高い剛性を有する。したがって、この態様によれば、横壁領域に直交する方向、すなわち第1の仕切半体の中芯の波に平行する方向の力が加えられた場合には第1の仕切半体が強さを発揮し、縦壁領域に直交する方向、すなわち第2の仕切半体の中芯の波に平行する方向の力が加えられた場合には第2の仕切半体が強さを発揮する。よって、仕切体は何れの方向から衝撃を受けてもその形状を崩すことなく各収容室の空間を維持することができる。
そして、本発明に係る箱体は、物品を収容する収容空間を内部に有し、上述した構成による仕切体が収容空間に少なくとも1つ配置されることにより、収容空間に複数の収容室が形成されている。
この態様によれば、箱体内部の空間を複数の収容室に区画して、複数の物品を安定した状態で収容し、箱体の輸送過程で外部から受ける振動や衝撃から物品を保護することが可能となる。
好ましくは、複数の仕切体が高さ方向に積み重ねられた状態で収容空間に配置される。
この態様によれば、箱体内部の空間をより多くの収容室に区画し、1つの箱体で多くの物品を一度に収容し輸送することができる。これにより、箱体1の輸送準備段階におけるパレットへの積載効率、ひいては輸送効率を向上させて、輸送に要するトータルコストを削減することが可能となる。
さらに好ましくは、箱体は収容空間の最上部に配置された仕切体の上部を覆う平板状に形成されたパッドをさらに備えている。
この態様によれば、箱体を開梱する際にカッターナイフ等の先端が鋭利な道具を用いた場合に、その刃先が箱体内に深く進入したとしてもパッドが切り込まれる。また、その際の感触により刃先が深いことを作業者に認識させることができるため、その後の作業に慎重さを促し、結果としてその下方に格納されている物品に刃先を接触させない。したがって、パッドにより各収容室の物品が保護されるため、物品を傷つけることなく安心して開梱作業を行うことが可能となる。
本発明によれば、仕切体により区画された空間を維持して安定した状態で物品を収容し、振動や衝撃から物品を保護することができる。
箱体の分解斜視図である。 箱体の構造を模式的に表した垂直断面図(図1中のII−II線及びII−II線に沿う断面図)である。 仕切体の組立前及び組立後の状態を表す斜視図である。 横仕切部材の展開図及び成形状態における斜視図である。 縦仕切部材の展開図及び成形状態における斜視図である。 仕切体の断面構造を詳細に表した垂直断面図(図3中のVI−VI線及びVI−VI線に沿う断面図)である。 一実施形態及び比較例による仕切体の使用状態を説明する模式図である。 他の実施形態における箱体の分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は好ましい例示であり、本発明はこの例示に限定されるものではない。また、発明の理解を容易とするために、図面上の表現には若干の誇張やデフォルメが含まれる場合がある。
図1は、箱体1の分解斜視図である。この図に示されるように、箱体1は一般的なみかん箱タイプの梱包箱の構造を有しており、材料としては例えば中芯の両側にライナが貼り合わされた両面段ボールが用いられる。箱体1の天面及び底面は、2組の対向する辺のうち先ず一方の組から延伸する2枚の矩形の内フラップ2を内側に向けて直角に折り曲げた後に他方の組から延伸する2枚の矩形の外フラップ3を内側に向けて直角に折り曲げ、外フラップ3の長辺同士を突き合わせて箱体1の開口を閉じることにより形成されている。箱体1の天面及び底面の最外層となる外フラップ3の大きさは、2枚の外フラップ3の合計面積が箱体1の外形寸法でみた横断面と同等となるものとして形成されている。一方、内フラップ2の大きさは外フラップ3よりも小さく、箱体1の組立状態においては、2枚の内フラップ2の互いに対向する両辺の間には隙間が形成される。
なお、図1には図示されていないが、箱体1の使用時には、外フラップ3の長辺同士が突き合わされた天面及び底面の中心部が粘着テープ等で封緘されて外フラップ3が固定され、天面及び底面の形状が維持される。
箱体1の内部には、高さ方向に積み重ねられた2つの仕切体5が格納されている。仕切体5の底面を成す床7は、箱体1の内寸法でみた横断面と同等或はこれよりやや小さい面積を有しており、仕切体5はその外周縁が箱体1の内側面に接するか、或は内側面との間にごく僅かな間隙を有した状態で、箱体1の内部に配置される。
仕切体5は、床7から垂直に起立する横壁16及び縦壁26が縦横に交差して組み合わせられることにより一体化したものであり、縦横の壁16,26によって空間が区画されることにより形成された複数の収容室6を有している。
積み重ねられた2つの仕切体5のうち上側に配置された仕切体5の上部には、パッド4が配置される。パッド4は、箱体1の内部に収容された物品を保護するために設けられた平板状の部材であり、箱体1と同様に両面段ボール等により形成される。
このようにして、箱体1の内部には下から順に、下側の仕切体5、上側の仕切体5、パッド4が配置されている。各収容室6に収容された物品は、上側の仕切体5においては各収容室6がパッド4で覆われることにより、下側の仕切体5においては各収容室6が上側の仕切体5の底面で覆われることにより、それぞれ保護される。そのため、例えば箱体1を開梱する際に、封緘箇所に進入させたカッターナイフの刃先が収容室6に収容された物品に接触してこれを傷つける心配がなく、安心して開梱作業を行うことが可能となる。
なお、収容される物品が例えば厚みの小さな形状を成しており、カッターナイフが仮に箱体1の内部に深く進入しても物品に接触する虞がないならば、パッド4を配置しなくてもよい。この場合、箱体1の内部には2つの仕切体5が積み重ねて配置されることとなる。
図2は、箱体1の構造を模式的に表した垂直断面図である。ここでは各部材の重なり合い方についての理解を容易とするために、断面の細部に関する描写は省略している。なお、以降の説明において、「横方向」は横壁16が延びる方向(幅方向、短辺方向)を、「縦方向」は縦壁26が延びる方向(長さ方向、長辺方向)を、それぞれ指し示すものとする。
図2中(A):箱体1の構造を横方向に切断した場合の断面で表した図1中のII−II線に沿う垂直断面図である。この図に示されるように、箱体1は、横方向の両側に起立する2つの長さ面8の上辺及び下辺から外フラップ3が延伸して設けられており、これらが内側に向けて折り曲げられることにより箱体1の開口を閉じている。また、長さ面8の上辺から延びた2枚の外フラップ3が箱体1の天面を形成し、長さ面8の下辺から延びた2枚の外フラップ3が箱体1の底面を形成している。
外フラップ3の内側には内フラップ2が位置し、その上には仕切体5が2つ積み上げられている。上側の仕切体5の上部にはさらにパッド4が配置されている。仕切体5は、横方向に一定の間隔で設けられた4本の縦壁26を有しており、縦壁26と横壁16とで区切られた3個の収容室6の各々に物品(図中に二点鎖線で示す)が収容される。
箱体1の内部に配置された各部材には自重に加え、各収容室6に収容された物品の重力が伴うため、結果として下側の仕切体5が上側の仕切体5を支持することになる。なお、上側の仕切体5にはパッド4が被せられている。
箱体1、仕切体5及びパッド4の大きさ及び位置のこうした相互関係により、箱体1の内部には仕切体5が自由に平行移動できる間隙が殆ど生じない。したがって、箱体1の運搬時に外部から衝撃や振動を受けた場合に仕切体5が箱体1の内部で不用意に泳ぐことがなく、各収容室6に収容された物品を安定した状態で格納しつつ保護することができる。これにより、箱体1への外的な作用に起因して物品に及ぼしうる影響を未然に防止することが可能となる。
図2中(B):箱体1の構造を縦方向に切断した場合の断面で表した図1中のII−II線に沿う垂直断面図である。この図に示されるように、箱体1は、縦方向の両側に起立する2つの幅面9の上辺及び下辺から内フラップ2が延伸して設けられており、内側に向けて折り曲げられた内フラップ2に外フラップ3が覆い重ねられている。
内フラップ2の内側、すなわち箱体1の内部には仕切体5が2つ積み上げられ、その上部にはさらにパッド4が配置されている。仕切体5は、縦方向に一定の間隔で設けられた11本の横壁16を有しており、横壁16と縦壁26とにより区画された10個の収容室6の各々に物品が収容される。
図3は、仕切体5の組立前および組立後の状態を表した斜視図である。
図3中(A):ここでは、仕切体5の組立前の状態を表している。この図に示されるように、仕切体5は、横仕切部材10と縦仕切部材20とが重ね合わされて形成されている。より具体的には、仕切体5は横仕切部材10を下層、縦仕切部材20を上層とし、横壁16に形成された切欠き18と縦壁26とスリット28とが交差する部位とを相対させた上で横壁16をスリット28に嵌め込むことにより、横仕切部材10の上から縦仕切部材20を覆い被せて重ね合わせ、横壁16と縦壁26とが相互に交差する状態に組み合わせられる。
図3中(B):ここでは、仕切体5の組立後の状態を表している。横仕切部材10と縦仕切部材20とが重ね合わされたことにより、組立後の仕切体5には、相互に交差する横壁16と縦壁26とにより四方を区画された収容室6が格子状に配列されている。本実施形態の仕切体5は横壁16を11枚、縦壁26を4枚ずつ有しており、これらの組み合わせから横方向に3列、縦方向に10行の空間が形成されるため、全体として30個の収容室6が形成されている。
なお、本実施形態の仕切体5においては、横壁16と縦壁26とが相互に直角に交差することにより収容室6が格子状に配列されているが、縦横の壁16,26の交差態様及びこれに基づく収容室6の形状はこれに限定されない。例えば、縦横の壁16,26が直角でない角度で相互に交差することにより、個々の収容室6がひし形等の四辺形を成してフェンス状に配列されてもよい。
〔第1の仕切半体〕
図4は、横仕切部材10の展開図及び成形状態における斜視図である。
図4中(A):横仕切部材10の展開図である。この図に示されるように、横仕切部材10は、予め定められた折り位置に折り目が設けられた1枚のシート状の部材を折り曲げて立体化することにより成形されている。シート状部材は、適度な厚さと剛性を有した材料、例えば両面段ボール等で形成される。シート状部材は縦長の長方形に裁断されており、これを一定の間隔で横断する複数の横山折部12及び横谷折部14が設けられているほか、折り曲げ時に横山折部12の頂部となる位置に複数(ここでは1列あたり4つ)の切欠き18が間隔を置いて設けられている。
横山折部12は、近接する位置で平行する2本の折り目(山折り線)から成る。横谷折部14は、横山折部12を挟んで等間隔となる両側の位置に設けられており、各横谷折部14は1本の折り目(谷折り線)から成る。横山折部12には、所定の位置で折り目に直交して切り欠かれた切欠き18が設けられている。切欠き18は、横谷折部14と横山折部12との中間部から横山折部12を挟んで反対側に位置する横谷折部14と横山折部12との中間部までが切り欠かれており、2枚重ねされたシート状部材を遊びなく嵌め込むことができる程度の幅を有している。
図4中(B):横仕切部材10の成形状態における斜視図である。横仕切部材10は、シート状部材を予め設けられた折り目に沿って所定方向に直角に折り曲げる(直角に山折り又は谷折りする)ことにより成形される。横仕切部材10は、これを横断して帯状をなした複数の下部底領域17と、隣り合う下部底領域17同士の境界に高さ方向に起立して横仕切部材10を横断する複数の横壁16を有している。各横壁16は相互に平行しており、その頂部には所定の間隔を置いて複数の切欠き18が設けられている。各切欠き18は、横壁16の高さ方向でみて上から半分程度、すなわち横壁16の頂部からこの頂部と基端との中間部までが溝状に切り欠かれている。
図5は、縦仕切部材の展開図及び成形状態における斜視図である。
図5中(A):縦仕切部材20の展開図である。この図に示されるように、縦仕切部材20もまた、予め定められた折り位置に折り目が設けられた1枚のシート状の部材を折り曲げて立体化することにより成形されている。シート状部材は、横仕切部材10と同様に両面段ボール等の適度な厚さと剛性を有した材料で形成される。シート状部材は横長の長方形に裁断されており、これを一定の間隔を置いて縦断する複数の縦山折部22及び縦谷折部24に加え、隣り合う縦谷折部24を跨いでその間を切り欠いた複数のスリット28が設けられている。
縦山折部22は、近接する位置で平行する2本の折り目(山折り線)から成る。縦谷折部24は、縦山折部22を挟んで等間隔となる両側の位置に設けられており、各縦谷折部24は1本の折り目(谷折り線)から成る。スリット28は、シート状部材を横断する仮想線に沿って縦山折部22を挟む一定の領域を避けて切り欠かれた平行する複数のスリット28が設けられている。各スリット28は、2枚重ねされたシート状部材を遊びなく嵌め込むことができる程度の幅を有している。
図5中(B):縦仕切部材20の成形状態における斜視図である。縦仕切部材20は、シート状部材を予め設けられた折り目に沿って所定方向に直角に折り曲げる(直角に山折り又は谷折りする)ことにより成形される。縦仕切部材20は、これを縦断して帯状をなした複数の上部底領域27と、隣り合う上部底領域27同士の境界に高さ方向に起立して縦仕切部材10を縦断する複数の縦壁26を有しており、各縦壁26は相互に平行している。縦仕切部材20は、底面を横断して筋状に切り欠かれたスリット28が縦方向に所定の間隔をおいて設けられている。各スリット28と各縦壁26とが交差する箇所においては、縦壁26が高さ方向でみて下から半分程度、すなわち縦壁26の基端からこの基端と頂部との中間部までが溝状に切り欠かれている。
図6は、仕切体5の断面構造を詳細に示す縦断面図(図3中のVI−VI線及びVI−VI線に沿う断面図)である。なお、各断面図において同様の構造が左右に連続する箇所(例えば、左右両端部など)についてはその図示を省略する。
図6中(A):仕切体5を図3中のVI−VI線に沿って切断した場合の縦断面図である。この図に示されるように、仕切体5の底面を成す床7は、下層となる下部底領域17に上層となる上部底領域27が密着して重ねられた2層構造を有している。
また、本実施形態における横仕切部材10及び縦仕切部材20は、いずれもいわゆるシングル構造の両面段ボールで作られており、各々の段ボールの流れ目(波)の方向が相互に交差する状態に組み立てられている。この図に示された断面においては、横仕切部材10を形成する段ボールの両面を覆うライナ30に挟まれた中芯32が、左右にうねって波形を成している。これは、横仕切部材10の流れ目がこの断面の奥行方向に対して平行に、仕切体5としてみた場合には縦方向(長さ方向)に対して平行に流れていることを表している。
これに対し、縦仕切部材20の流れ目は、この断面の左右方向に対して平行に、仕切体5としてみた場合には横方向(幅方向)に対して平行に流れている。そのため、この図に示された断面においては、縦仕切部材20を形成する段ボールの中芯32はその両側を覆うライナ30に平行している。
このようにして仕切体5が横仕切部材10及び縦仕切部材20を形成する段ボールの流れ目が交差する状態で組み立てられることにより、仕切体5に対して縦方向(長さ方向)の力が加えられた場合には横仕切部材10が強さ(剛性)を発揮し、横方向(幅方向)の力が加えられた場合には縦仕切部材20が強さ(剛性)を発揮する。したがって、何れの方向から衝撃を受けた場合にも、仕切体5はその形状を崩すことなく各収容室6の空間を維持して収容された物品を保護することができる。
縦仕切部材20の一部を成す縦壁26は、一定の間隔を空けて上部底領域27(床7)から垂直に起立している。構造上の観点としては、縦壁26は、段ボールが(a)流れ目に直交して折り曲げられることにより、(b)2枚重ねとなった部位で構成される。また、縦壁26は2枚重ね状態の段ボールが高さ方向に延びているため、その断面は縦長のコ字形となるし、(c)基端が下地となる床7と連続することで、基端の両側にフランジを有した断面形状(全体として逆T字形)となる。縦壁26がこのような断面形状を有することにより、単なる平板形状の断面と比較して各縦壁26の断面性能(断面係数、断面二次半径等)を高くすることができる。以上の(a)〜(c)の観点から、縦壁26は単なる平板のものより遙かに高い剛性を備え、荷重に対して高い耐久性を発揮することができる。
図6中(B):仕切体5を図3中のVI−VI線に沿って切断した場合の縦断面図である。この図に示された断面においては、縦仕切部材20を形成する段ボールの両面を覆うライナ30に挟まれた中芯32が左右にうねって波形を成している。これにより、縦仕切部材20の流れ目が、この断面の奥行方向に対して平行に、仕切体5としてみた場合には横方向(幅方向)に対して平行に流れていることがわかる。
これに対し、横仕切部材10の流れ目は、この断面の左右方向に対して平行に、仕切体5としてみた場合には縦方向(長さ方向)に対して平行に流れる。そのため、この図に示された断面においては、横仕切部材10を形成する段ボールの中芯32はその両側を覆うライナ30に平行している。
横仕切部材10の一部を成す横壁16は、一定の間隔を空けて下部底領域17(床7)から垂直に起立している。縦壁26の場合と同様に、横壁16においても、構造上の観点としては段ボールが(a)流れ目に直交して折り曲げられた(b)2枚重ね構成を有しており、(c)断面形状が縦長のコ字形となることに加え、基端の両側にフランジを有した形状(全体として逆T字形状)となる。したがって、(a)〜(c)により、横壁16もまた単なる平板のものよりも高い剛性及び耐久性を備えている。
図7は、一実施形態における仕切体5及び比較例としての従来の仕切体の使用状態を比較するための模式図である。図7中(A)〜(C)において左右に並べられた2つの図のうち、左側には従来の仕切体が、右側には本実施形態における仕切体5が示されている。また、図7中(A)及び(B)においては、仕切体の形状の崩れ具合を把握し易くするために、収容された物品の図示を省略した。
図7中(A):仕切体を用いて物品が収容された箱体を輸送する過程で、箱体は、落下したり、周囲に置かれた物品と衝突したり、或は輸送車両の動きに伴い揺り動かされたりすることによって外部から衝撃や振動の形で外力を受ける。
ここで、従来の仕切体は、切込みが設けられた矩形平板状の部品を縦横に組み立てた単純な構造であり、本実施形態の仕切体5における床7に相当する部位が存在しないため、物品は箱体の底面上に置かれた状態で収容されることとなる。そのため、箱体が外力を受け続けると、その衝撃は箱体との接触面を介して物品に直接的に伝わる。これに伴い、物品が揺動し又は水平に移動してこの物品を囲む仕切体に衝突する。物品に衝突されることにより、仕切体は箱体との間に確保されていた空間をつぶすようにして徐々に変形していく。仕切体が変形すると各収容室の形状も崩れていき、仕切体を隔てて隣接する物品同士がぶつかり合うことになるため、結果として物品の変形や故障等の不具合を招く。
一方、本実施形態の仕切体5においては、箱体1と物品との間の緩衝材となる床7が存在するため、箱体が受けた外力は物品に対して直接伝わらずに、床7により緩和された状態で間接的に伝わることとなる。さらに、横壁16と縦壁26が何れも床7から起立しており、縦横に交差して組まれた壁16,26が下地となる床7に固定(1枚もので連続に形成)されているため、仮に物品が収容室6の内部で水平移動して何れかの壁にぶつかったとしても、仕切体5は容易には変形せず、収容室6の形状及び空間は維持される。したがって、壁を隔てて収容されている物品同士の衝突を未然に防ぐことができる。
図7中(B):箱体が受けた外力や仕切体が物品の衝突により受けた衝撃が非常に大きかった場合、従来の仕切体では、仕切体がこの衝撃に耐えられなくなり、縦横に組まれた矩形部品の切込みを手掛かりとして矩形部品の一部がちぎれて縒れ、或は全体が破断して空間を仕切ることが不可能となる。
これに対し、本実施形態においては、縦横の壁16,26が床7から連続している上にいずれもシート状部材が2枚重ねされた形状である。このため、従来のものより非常に頑丈であり、ある程度の大きな力を受けても壁16,26の一部又は全部が破れて空間を仕切ることができなくなる虞はない。これにより、仕切体5は大きな衝撃に対しても優れた耐久性を発揮することができる。
図7中(C):また、従来の仕切体は、前述のように本実施形態の床7に相当する部位を有しておらず、物品が置かれる面と仕切体とが容易に分離可能な状態で配置されている。そのため、例えば箱体が大きく振動するなどして仕切体が高さ方向にずれ上がると、箱体の底面と仕切体との間に間隙が生じる。そのため、収容される物品の大きさによっては、物品がこの間隙をくぐり抜けて隣接する収容室に移動する場合がある。このとき、仕切体が仕切りとしての本来の役割を果たせず、仕切体を隔てて隣接する空間に収容されていた物品同士が衝突することとなる。
これに対し、本実施形態の仕切体5は、横壁16及び床7の下層(下部底領域17)が一体となった部材と、縦壁26及び床7の上層(上部底領域27)が一体となった部材とが重ね合されて形成されているため、各壁16,26は床7に連続しており、これらの間に間隙が生じることはない。したがって、従来の仕切体のように収容室に収容された物品が壁の下をくぐり抜ける心配はなく、物品同士の衝突は発生し得ない。
図8は、他の実施形態における箱体1の分解斜視図である。
本実施形態においては、上述の実施形態における箱体1の構成に対してパッド4が2枚追加され、各々が各仕切体5の下側に配置されている。仕切体5が横仕切部材10と縦仕切部材20とが重ね合わされた2層構造を有しているため、箱体1が外部から受けた振動や衝撃は、床7の下層(下部底領域17)から上層(上部底領域27)に伝わる間に吸収され緩和される。本実施形態においては仕切体5の下側に更にパッド4が敷かれるため、実質的には床7が3層構造を有しているのと同等の状態となり、箱体1の緩衝性がより一層高まる。したがって、本実施形態の箱体1によれば、外部から受ける衝撃や振動から各収容室6に収容された物品を保護し、安定した状態で物品を輸送することが可能となる。
このように、本実施形態の仕切体5によれば、空間を格子状に区画する横壁16及び縦壁26が、段ボールが流れ目に直交して折り曲げられて成る2枚重ね構造を有し、さらにその断面が縦長のコ字形となり、さらに基端の両側にはフランジを有した形状となるため、それだけ断面性能が高くなる。したがって、横壁16及び縦壁26は十分な剛性を備え、荷重に対する高い耐久性を発揮することができる。
また、仕切体5を構成する横仕切部材10及び縦仕切部材20がそれぞれ1枚のシート状部材を折り曲げて成形されたものであるため、梱包資材をリサイクルする際の解体作業が容易となる。従来の仕切体の場合、矩形平板状の部材が縦横に複数組み合わせられているため、解体時は部材を1枚ずつ取り外す必要がある。この場合、収容室(壁)の数が多いほどその解体作業が煩雑になることから、解体を断念してそのまま廃棄されるに至るケースもある。これに対し、本実施形態の仕切体5は、上下に重ねて合わせられた部材を2つに分離し各々を展開するだけで解体作業を終えることができるため、リサイクル時の作業効率を格段に向上させることが可能となる。
そして、仕切体5が内部に配置された箱体1によれば、仕切体5の構成要素である横仕切部材10と縦仕切部材20とがいずれも段ボールで形成され、両者の段ボールの流れ目を相互に直交させて重ね合わせられている。そのため、横方向(幅方向)及び縦方向(長さ方向)の何れの方向からの衝撃に対しても耐久性を有するし、高さ方向への荷重に対しても高い剛性(耐座屈性)を発揮する。したがって、箱体1が長さ面8、幅面9及び天地の何れの方向から衝撃を受けたとしても、仕切体5の形状が崩れにくく、収容室6の形状を維持して安定した状態で物品を格納することができる。
さらに、床7が上層(上部底領域27)と下層(下部底領域17)からなる2層構造を有していることにより、床7が緩衝材としても機能する。したがって、1層構造の仕切体や従来のような床のない仕切体と比較して、外部からの振動や衝撃を収容室6に収容された物品に伝わりにくくする作用が生じる。これにより、箱体1は優れた緩衝性、耐衝撃性を発揮することが可能となる。
本発明は、上述した実施形態に制約されることなく、種々に変形して実施することが可能である。例えば、横仕切部材10及び縦仕切部材20は、いずれも1枚のシート状部材を折り曲げて形成したが、これに限定されず、複数枚に分断されたシート状部材により形成してもよい。例えば、縦仕切部材20を1枚に対し、横仕切部材10を2枚で構成するようにしてもよいし、横仕切部材10に予め設けられる折り目の1セット(横山折部12及びこれを挟んで両側に位置する2つの横谷折部14を有する領域)毎、すなわち横壁16及びこの基端から水平方向に延び下部底領域17の一部をなす領域毎に、シート状部材が分断されていてもよい。このとき、横仕切部材10は形成される横壁16の数に一致する枚数のシート状部材で形成されていることとなる。縦仕切部材20についても、これと同様の変形が可能である。
仕切体5は、横壁16が幅面9に対して、縦壁26が長さ面8に対してそれぞれ平行となるように箱体1の内部に配置したが、箱体1及び床7(仕切体5)の幅及び長さに応じてこれとは反対の配置、すなわち横壁16が長さ面8に対して、縦壁26が幅面9に対してそれぞれ平行となるように配置してもよい。
仕切体5は、横3個×縦10個の計30個の収容室6を有する構成としたが、収容される物品の外形寸法や重量等に応じて適切な大きさ(ひいては数)の収容室6を形成することが可能である。
また、箱体1には2つの仕切体5を積み重ねて配置したが、収容される物品の重量も含めた総重量を考慮した上で、輸送作業等への支障がない場合には、配置する仕切体5の数を更に増やしてもよい。パッド4についても同様に、収容される物品の性質に応じて枚数を適宜選択可能である。不要な場合には一切配置せず、或はさらに緩衝性を高めたい場合には枚数を増やして配置してもよい。
1 箱体
2 内フラップ
3 外フラップ
4 パッド
5 仕切体
6 収容室
7 床(上部底領域、下部底領域)
8 長さ面
9 幅面
10 横仕切部材(第1の仕切半体)
12 横山折部
14 横谷折部
16 横壁(横壁領域)
17 下部底領域
18 切欠き(切欠部)
20 縦仕切部材(第2の仕切半体)
22 縦山折部
24 縦谷折部
26 縦壁(縦壁領域)
27 上部底領域
28 スリット
30 ライナ
32 中芯

Claims (7)

  1. 予め定められた折り位置でシート状の材料を折り曲げて形成され、この折り曲げ状態で高さ方向に起立する複数の横壁領域が形成された第1の仕切半体と、
    前記第1の仕切半体とは別に予め定められた折り位置でシート状の材料を折り曲げて形成され、この折り曲げ状態で高さ方向に起立する複数の縦壁領域が形成された第2の仕切半体と、
    前記第1の仕切半体の前記横壁領域の長手方向に間隔を置いて設けられ、前記折り曲げ状態で前記横壁領域の頂部から基端までの間を部分的に高さ方向へ溝状に切り欠く複数の切欠部と、
    前記第2の仕切半体の前記縦壁領域の長手方向に間隔を置いて設けられ、前記折り曲げ状態で前記第2の仕切半体を幅方向の全域にわたって筋状に開口するとともに前記縦壁領域の基端から頂部までの間を部分的に高さ方向へ溝状に切り欠く複数条のスリットと、
    下層とする前記第1の仕切半体に対し前記第2の仕切半体を上層として重ね合わせて形成され、この重ね合わせ状態で個々の前記スリットの開口内に前記横壁領域を受け入れつつ前記縦壁領域での切り欠きと個々の前記切欠部とを相対させて前記横壁領域と前記縦壁領域とを互いの長手方向が交差する状態に組み合わせることにより、空間が前記横壁領域及び前記縦壁領域により区画されて個々に対象物を収容可能となる複数の収容室と
    を備えた仕切体。
  2. 請求項1に記載の仕切体において、
    前記第1の仕切半体は、
    前記折り曲げ状態で前記横壁領域の下地を形成し、個々に帯状をなして互いの幅方向に隣接して配列された複数の下部底領域を含み、隣接する前記下部底領域同士の境界となる位置に前記横壁領域が形成されており、
    前記第2の仕切半体は、
    前記折り曲げ状態で前記縦壁領域の下地を形成し、個々に帯状をなして互いの幅方向に隣接して配列された複数の上部底領域を含み、隣接する前記上部底領域同士の境界となる位置に前記縦壁領域が形成されており、
    前記横壁領域と前記縦壁領域とを互いの長手方向が交差する状態に組み合わせることにより、前記下部底領域の上層に重ねられた前記上部底領域上の空間が前記横壁領域及び前記縦壁領域により区画されることを特徴とする仕切体。
  3. 請求項1又は2に記載の仕切体において、
    前記第1の仕切半体及び前記第2の仕切半体は、
    いずれも段ボールにより形成され、
    前記第2の仕切半体は、
    前記第1の仕切半体に対しこれを形成する段ボールにおける中芯の波が前記第2の仕切半体を形成する段ボールにおける中芯の波に交差する状態に重ね合わされることを特徴とする仕切体。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の仕切体において、
    前記第1の仕切半体及び前記第2の仕切半体のうち少なくとも一方は、
    1枚のシート状の材料を折り曲げて形成されていることを特徴とする仕切体。
  5. 対象物を収容する収容空間を内部に有し、請求項1から4のいずれかに記載の仕切体が前記収容空間に少なくとも1つ配置されることにより、前記収容空間に複数の前記収容室が形成された箱体。
  6. 請求項5に記載の箱体において、
    複数の前記仕切体が高さ方向に積み重ねられた状態で前記収容空間に配置されることを特徴とする箱体。
  7. 請求項5又は6に記載の箱体において、
    前記収容空間の最上部に配置された前記仕切体の上部を覆う平板状に形成されたパッドをさらに備えた箱体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018167886A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 大日本印刷株式会社 凍結保存用容器、生体試料収容容器入り凍結保存用容器

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