JP6746921B2 - 歩行補助器 - Google Patents

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Description

本発明は、歩行補助器に関する。
一般に、歩行補助器は、人が押しながら歩くことで移動させるものである。この歩行補助器には、アクチュエータによって駆動する駆動輪が搭載されており、坂道や段差がある場所でも容易に移動できるようになっている。
また、歩行補助器の操作ハンドルには、力センサが搭載されており、操作ハンドルを押したときあるいは引いたときにかかる力の大きさ及び向きを力センサによって検知し、歩行補助器の移動速度と移動方向とを制御するようにしている。
この種の力センサを搭載した従来の電動アシスト台車として、例えば、特許文献1に示すものが知られている。
特許文献1に示す電動アシスト台車は、左右一対の後輪に補助動力を与える左右の電動アシスト用駆動手段と、台車部と握りバーとの間に介在された左右の変形回復部材としてのプレート部材と、左右のプレート部材の各々に取り付けられた左右の力センサとしての歪みゲージセンサと、歪みゲージセンサの出力信号に応じて左右のモータを各々制御するマイクロコンピュータとを備えている。
また、この種の力センサを搭載した従来のパワーアシスト車として、例えば、特許文献2に示すものが知られている。
特許文献2に示すパワーアシスト台車は、操作部に加えられた操作力の大きさと向きを計測する力センサとしての操作力計測手段と、車本体に設けられた障害物センサと、障害物センサの検知出力に基づいて障害物までの距離と障害物の方向を計測する距離計測手段と、距離計測手段が計測した障害物までの距離と方向から、車本体をその障害物から話すための仮想斥力の大きさと向きを演算する演算手段と、車本体の走行をアシストする駆動源と、操作力計測手段が計測した操作力の大きさ及び向きと、演算手段が演算した仮想斥力の大きさ及び向きの合力からアシスト力を算出するアシスト力算出手段と、アシスト力算出手段が算出したアシスト力に基づいて駆動源の駆動力を制御する駆動力制御手段とを具備している。
また、この種の力センサを搭載した従来の荷物運搬台車として、例えば、特許文献3に示すものが知られている。
特許文献3に示す荷物運搬台車は、荷台を前方側及び後方側のそれぞれ一対の車輪を介して走行自在に支持すると共に、操作ハンドルを介して走行させる荷物運搬台車において、操作ハンドルを介して作用する加重の変化を検出する力センサとしての操作力検出手段を取り付け、操作力検出手段での検出信号に基づいて走行用モータを正転又は逆転させるようにしている。
特開2007−176195号公報 特開2007−55480号公報 特開2001−106080号公報
しかしながら、これら従来の特許文献1に示す電動アシスト台車、特許文献2に示すパワーアシスト台車、及び特許文献3に示す荷物運搬台車にあっては、以下の問題点があった。
即ち、特許文献1に示す電動アシスト台車の場合、力センサによってハンドル操作部を押したとき及び引いたときに作用する力の大きさ及び向きを検出することができるが、力センサが歪みゲージセンサで構成され、その歪みゲージセンサが台車部から延びるハドル操作部の一部を構成するプレート部材に取り付けされている。このため、歪みゲージゼンサに大きな負荷がかかった場合に当該歪みゲージセンサが大きな負荷に耐えられない。また、ハンドル操作部を、電動アシスト台車を使用しないときに折り畳むことができない。
また、特許文献2に示すパワーアシスト台車の場合、パワーアシスト台車の旋回方向の操作力を検出するために2つの力センサを、操作パネルにおける操舵ハンドルの左右の部位に取り付けている。つまり、各力センサを、操作パネルと操舵ハンドルの左右部位との間に取り付ける必要があり、力センサを取り付けるための構造が複雑化するとともに力センサの耐久性に対する懸念がある。また、操舵ハンドルを、パワーアシスト台車を使用しないときに折り畳むことができない。
更に、特許文献3に示す荷物運搬台車の場合、操作力検出手段としてシリンダを有する圧力センサを用いているため、力センサ自体の構造が複雑であるばかりでなく、圧力センサを荷物運搬台車に取り付ける構造が複雑になる。
従って、本発明は、これら問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、操作ハンドルを押したとき及び引いたときに作用する力の大きさ及び向きを検出する力センサを、耐久性高く簡単な構造で取り付けることができると共に、操作ハンドルを折り畳むことが可能な歩行補助器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る歩行補助器は、電動モータによって駆動される駆動輪及び従動輪を備えた車体本体と、該車体本体に取り付けられた操作ハンドルと、該操作ハンドルに設けられ、前記操作ハンドルを前方向に押したとき及び後方向に引いたときに作用する力の大きさ及び向きを検出する力センサと、該力センサの出力信号に基づいて前記電動モータの駆動を制御する制御部とを備え、前記操作ハンドルは、前記車体本体に対して、起立位置と折り畳み位置との間を回転可能に取り付けられたメインフレームと、該メインフレームに対して前記前方向及び前記後方向に回転可能に取り付けられ、操作者が操作する操作部を有するサブフレームとを備え、前記メインフレームは、前記車体本体の左右幅方向に延びる力センサ第1取付部と、起立位置にある状態で、前記力センサ第1取付部の左右幅方向両端部から下方に延びる一対のメインフレーム側の脚部と、前記車体本体の左右幅方向に延び、その左右幅方向の両端部が前記一対のメインフレーム側の脚部に連結された力センサ第2取付部とを備え、前記サブフレームは、前記車体本体の左右幅方向に延びる前記操作部と、前記メインフレームが起立位置にある状態で、前記操作部の左右幅方向両端部から下方に延びる一対のサブフレーム側の脚部と、前記車体本体の左右幅方向に延び、その左右幅方向の両端部が前記一対のサブフレーム側の脚部に連結された力センサ連結部とを備え、前記力センサは、前記メインフレームの前記力センサ第1取付部及び前記力センサ第2取付部に取り付けられるとともに、前記サブフレームの前記力センサ連結部に連結されていることを要旨とする。
本発明に係る歩行補助器によれば、操作ハンドルを押したとき及び引いたときに作用する力の大きさ及び向きを検出する力センサを、耐久性高く簡単な構造で取り付けることができると共に、操作ハンドルを折り畳むことが可能な歩行補助器を提供できる。
本発明に係る歩行補助器の実施形態を示し、(A)正面図、(B)は背面図である。 図1の歩行補助器の右側面図である。 図1の歩行補助器を示し、(A)は平面図、(B)は底面図である。 図1の歩行補助器から荷物収納体、カバー、制御ボックス及びバッテリーボックスを取り除いた状態の正面図である。 図4の右側面図である。 図4の平面図である。但し、前述の図1乃至図5及び図6においては、操作ハンドルのメインフレームが起立位置にある状態を示している。 図4において、操作ハンドルのメインフレームが折り畳み位置にある状態を示す右側面図である。 図4において、メインフレームのロック機構の周辺を示す部分斜視図である。 操作ハンドルのサブフレームがメインフレームに対して回転可能に取り付けられている状態を説明するための模式図である。 サブフレームの変形例の模式図である。 メインフレームのロック機構の作用を説明するものであり、(A)はメインフレームが起立位置にロックされている状態、(B)メインフレームのロックが解除され、メインフレームが回転可能となった状態、(C)はメインフレームが折り畳み位置にロックされている状態を示している。 図1の歩行補助器の制御系の構成を示すブロック図である。 図1の歩行補助器の動作を説明するものであり、(A)は歩行補助器の前進時を説明するための側面図、(B)は歩行補助器の後進時を説明するための側面図である。但し、図13においては、歩行補助器から荷物収納体、カバー、制御ボックス及びバッテリーボックスを取り除いてある。
以下、本発明に係る歩行補助器の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3には、本発明に係る歩行補助器の実施形態が示されており、歩行補助器1は、電動モータ40によって駆動される駆動輪23及び左右一対の前側従動輪21L,21R、後側従動輪22L,22Rを備えた車体本体10と、車体本体10に取り付けられた操作ハンドル50と、操作ハンドル50に設けられた力センサ80と、カバー91と、荷物収納体92とを備えている。
ここで、車体本体10は、図4乃至図7に示すように、左右一対の側板部11,11の前側を前側連結部12で連結し、当該側板部11,11の後側を後側連結部13で連結している。そして、左右一対の前側従動輪21L,21Rは、それぞれ車体本体10の前側連結部12に前側支持部24によって支持され、左右一対の後側従動輪22L,22Rは、それぞれ車体本体10の後側連結部13に後側支持部26によって支持されている。また左右一対の前側従動輪21L,21Rは、それぞれ前側支持部24に対して軸25の周囲に回転可能に支持されている。また、左右一対の後側従動輪22L,22Rは、それぞれ後側支持部26に対して軸27の周囲に回転可能に支持されている。更に、車体本体10の前側連結部12と後側連結部13との間であって左右幅方向の略中央部には、図6に示すように、駆動輪取付板部14が設けられている。駆動輪取付板部14の下面には、図3(B)に示すように、ペダル部材取付用筐体28が取り付けられている。そして、このペダル部材取付用筐体28には、図3(B)に示すように、ペダル部材30が支軸29を介して上下方向に回転可能に設けられている。そして、駆動輪23は、図3(B)に示すように、ペダル部材30に回転軸31ともに回転するように取り付けられている。電動モータ40の出力軸(図示せず)は、減速ギヤボックス41内の減速ギヤ(図示せず)を介して駆動輪23の回転軸31に連結されている。
また、操作ハンドル50は、図1乃至図7に示すように、メインフレーム60と、サブフレーム70とを備えている。
ここで、メインフレーム60は、図1乃至図6に示す起立位置と、図7に示す折り畳み位置との間を回転可能に、車体本体10に対して取り付けられている。また、メインフレーム60は、メインフレーム60を起立位置及び折り畳み位置の双方で車体本体10にロックするロック機構51によって車体本体10に取り付けられている。メインフレーム60は、図4及び図5に示すように、車体本体10左右幅方向に延びる力センサ第1取付部61と、起立位置にある状態で、力センサ第1取付部61の左右幅方向両端から下方に延びる一対の脚部62とを備えている。各脚部62は、力センサ第1取付部61の幅方向端部から鉛直下方に延びる第1直線状部62aと、第1直線状部62aの下端から前方(図5における左方)に延びる前方延出部62bと、前方延出部62bの前端から下方に延びる第2直線状部62cとを備えている。また、メインフレーム60は、車体本体10の左右幅方向に延び、その左右幅方向の両端部が脚部62の第1直線状部62aに連結された力センサ第2取付部63を備えている。力センサ第1取付部61と力センサ第2取付部63との上下方向の間の間隔は、取り付ける力センサ80によって適宜決定される。
ロック機構51は、図4に示すように、メインフレーム60の各脚部62の各第2直線状部62cに対応して車体本体10の左右幅方向に一対設けられている。そして、各脚部62の各第2直線状部62cは、各ロック機構51に取り付けられている。
各ロック機構51は、図8に詳細に示されており(図8においては左右幅方向右側のロック機構のみ図示)、車体本体10の後側連結部13上に設けられた操作ハンドル取付部15の左右幅方向端部上に設置されている。各ロック機構51は、2枚の支持板52a,52bを左右幅方向に所定間隔をおいて配置し、それら2枚の支持板52a,52bを支持板固定部53によって操作ハンドル取付部15上に固定している。そして、各脚部62の各第2直線状部62cは、2枚の支持板52a,52b間に配置され、2枚の支持板52a,52bに固定される固定軸54を中心に回転可能に取り付けられている。また、2枚の支持板52a,52bの固定軸54よりも後方(図8における斜め右方)かつ下方には、お互いが対向する位置に上下方向に延びる長穴55が形成されている。そして、これら長穴55には、車体本体10の左右幅方向に延びるストッパ軸56の両端が入り込んでいる。ストッパ軸56の両端近傍には、図8に示すように、Cリング56aが固定され、これらCリング56aによってストッパ軸56の軸方向の抜け止めをしている。従って、ストッパ軸56は、Cリング56aによって軸方向の抜け止めをしつつ、長穴55内を上下方向に移動可能となっている。また、左右幅方向外側の支持板52aの後端上部には、ばね用支軸57が幅方向外側に突出するように設けられている。そして、ばね用支軸57には引張ばね58の一端が支持され、ストッパ軸56の端部には引張ばね58の他端が支持されている。従って、車体本体10の左右幅方向両端にある一対の引張ばね58の引張力によりストッパ軸56は、常時、上方向に付勢されている。
次に、図11を参照して、ロック機構51の作用について説明する。
図11(A)に示すように、メインフレーム60がロック機構51によって起立位置にロックされる場合、ストッパ軸56の両端が上方向に付勢されていて長穴55の最上端に位置している。そして、メインフレーム60の第2直線状部62cの前方向(図11(B)における矢印f方向)の回転は、第2直線状部62cの下端がストッパ軸56に当接して阻止される。一方、メインフレーム60の第2直線状部62cの後方向への回転は、第2直線状部62cの下端が図8に示す支持板固定部53に当接して阻止される。
次に、メインフレーム60のロック機構51によるロックを解除する場合、図11(B)に示すように、ストッパ軸56を矢印xで示す下方向に移動させる。すると、メインフレーム60の第2直線状部62cの下端が回転可能となり、メインフレーム60を矢印fで示す前方向に回転させることができるようになる。
そして、図11(C)に示すように、メインフレーム60を前方向に回転させて折り畳み位置になると、ストッパ軸56が引張ばね58の付勢力によって長穴55の最上端にまで移動する。これにより、メインフレーム60の第2直線状部62cの後方向への回転は、第2直線状部62cの下端がストッパ軸62に当接して阻止され、メインフレーム60がロック機構51によって折り畳み位置にロックされる。
また、操作ハンドル50を構成するサブフレーム70は、メインフレーム60に対して前方向及び後方向に回転可能に取り付けられるものであり、図4及び図5に示すように、車体本体10の左右幅方向に延びる操作部71と、メインフレーム60が起立位置にある状態で、操作部71の左右幅方向両端から下方に延びる一対の脚部72とを備えている。操作部71は、操作者が歩行補助器1を操作するときに把持する部分である。また、サブフレーム70は、車体本体10の左右幅方向に延び、その左右幅方向の両端部が脚部72に連結された力センサ連結部73を備えている。力センサ連結部73は、操作部71から上下方向に離れた位置に設けられている。
そして、サブフレーム70の各脚部72がメインフレーム60の各第2直線状部62cに対して前方向及び後方向に回転可能に取り付けられる。サブフレーム70の取付構造については、図8に示されており、車体本体10の左右幅方向に延びる支軸74の両端部がメインフレーム60の第2直線状部62c及びサブフレーム70の脚部72を貫通するように配置される。そして、支軸74の脚部72の外側にはCリング74aが固定され、支軸74の第2直線状部62cの内側にはCリング74bが固定され、これらCリング74a,74bによって支軸74の軸方向の抜け止めをしている。これにより、図9に示すように、サブフレーム70の各脚部72がメインフレーム60の各第2直線状部62cに対して支軸74を中心に矢印Fで示す前方向及び矢印Bで示す後方向に回転可能に取り付けられる。
なお、サブフレーム70は、図10に示すように、サブフレーム70の各脚部72をメインフレーム60と一体に構成し、各脚部72のメインフレーム60との接続部分の近傍に幅狭部72aを形成するようにしてもよい。これにより、サブフレーム70の各脚部72がメインフレーム60の各第2直線状部62cに対して幅狭部72aを中心に前方向及び後方向に回転可能となる。
次に、力センサ80は、操作ハンドル50のサブフレーム70を前方向に押したとき及び後方向に引いたときに作用する力の大きさ及び向きを検出するものであり、図1、図4及び図5に示すように、メインフレーム60の力センサ第1取付部61及び力センサ第2取付部63の前側であって車体本体10の左右幅方向略中央部に取り付けられる。力センサ80は、ロードセルで構成され、起歪体(図示せず)を内部に収容した本体81と、起歪体に本体81から突出するように接続されたロードボタン82とを備えている。起歪体には歪みゲージが貼られている。そして、力センサ80の本体81側がメインフレーム60の力センサ第1取付部61及び力センサ第2取付部63の前側に取り付けられる。また、力センサ80のロードボタン82側は、サブフレーム70の力センサ連結部73に連結される。この力センサ80は、起歪体の歪みに応じた信号を出力する。即ち、力センサ80の出力信号の大きさは、起歪体の歪み量、即ち操作者のサブフレーム70を押す力及び引く力の大きさに関連して増大する。また、力センサ80の出力信号は、プラスマイナスの符号を持っており、図13(A)に示すように、操作者がサブフレーム70を矢印Fで示す前方に押して起歪体が伸長する方向に歪むときにマイナスの符号をもち、図13(B)に示すように、操作者がサブフレーム70を矢印Bで示す後方に引いて起歪体が縮む方向に歪むときにプラスの符号をもつ。
また、カバー91は、図1乃至図3に示すように、車体本体10の周囲を覆うように車体本体10に取り付けられている。また、荷物収納体92は、上側から荷物を入れられるように上側が開口した直方体形状に形成され、車体本体10の中央部上面に取り付けられる。荷物収納体92の後面には、図1(B)に示すように、制御ボックス93と、電源を収容したバッテリーボックス94とが取り付けられている。
また、歩行補助器1は、図12に示すように、力センサ80の出力信号に基づいて電動モータ40の駆動を制御する制御部100を備えている。制御部100は、力センサ80の出力信号を増幅する増幅部101と、増幅部101で増幅された出力信号に応じて電動モータ40の出力軸のない回転方向及び回転速度を制御するモータ制御部102とを備えている。制御部100は、増幅回路、ゲート駆動回路及びパワー半導体素子等を実装した回路基板(図示せず)を有する。そして、この回路基板は、制御ボックス93内に収容される。
次に、歩行補助器1の作用に説明する。
先ず、歩行補助器1を使用する場合には、操作者は、操作ハンドル50のメインフレーム60を、図13(A)に示すように、起立位置にし、メインフレーム60をロック機構51により車体本体1に対してロックしておく。これにより、メインフレーム60とともにサブフレーム70も車体本体10に対して垂直の状態になる。
そして、図13(A)に示すように、前進時に操作者がサブフレーム70の操作部71を矢印Fで示す前方に押すと、サブフレーム70はその押す力に応じて支軸74を中心に前方に回転し、力センサ80のロードボタン82が引っ張られ、力センサ80の起歪体が伸長する方向に歪む。
このとき、サブフレーム70を押す力である起歪体の歪み量とマイナスの符号とが力センサ80の出力信号として制御部100の増幅部101に送られる。増幅部101は、その出力信号を増幅し、モータ制御部102に送る。モータ制御部102では、先ず、その出力信号を読み込み、次に、読み込んだ出力信号の大きさが閾値よりも大きいか否かを判定する。この閾値は、不感帯の大きさで決定され、不感帯の大きさは約300gf〜約1kgfの範囲で歩行補助器1の傾斜に合わせて決定される。そして、読み込んだ出力信号の大きさが閾値よりも大きい場合には、モータ制御部102は、電動モータ40の出力軸をその出力信号の大きさに応じた回転速度で正転(図13(A)における矢印fの方向)させる。これにより、減速ギヤボックス41内の減速ギヤによって電動モータ40の出力軸の回転速度が減速されて駆動輪23が矢印fで示す方向に正転し、歩行補助器1が前進する。
なお、モータ制御部102が読み込んだ出力信号の大きさが閾値以下の場合には、モータ制御部102は、電動モータ40の出力軸を回転させない。
一方、図13(B)に示すように、後退時に操作者がサブフレーム70の操作部71を矢印Bで示す後方に引くと、サブフレーム70はその引く力に応じて支軸74を中心に後方に回転し、力センサ80のロードボタン82が押され、力センサ80の起歪体が縮む方向に歪む。
このとき、サブフレーム70を引く力である起歪体の歪み量とプラスの符号とが力センサ80の出力信号として制御部100の増幅部101に送られる。増幅部101は、その出力信号を増幅し、モータ制御部102に送る。モータ制御部102では、先ず、その出力信号を読み込み、次に、読み込んだ出力信号の大きさが前述の閾値よりも大きいか否かを判定する。そして、読み込んだ出力信号の大きさが閾値よりも大きい場合には、モータ制御部102は、電動モータ40の出力軸をその出力信号の大きさに応じた回転速度で逆転(図13(B)における矢印bの方向)させる。これにより、減速ギヤボックス41内の減速ギヤによって電動モータ40の出力軸の回転速度が減速されて駆動輪23が矢印bで示す方向に逆転し、歩行補助器1後退する。
なお、モータ制御部102が読み込んだ出力信号の大きさが閾値以下の場合には、モータ制御部102は、電動モータ40の出力軸を回転させない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本実施形態の場合には、力センサ80は、メインフレーム60に取り付けられるとともに、サブフレーム70に連結されているので、力センサ80に大きな負荷がかかった場合でも耐えることができて耐久性が高く、かつ簡単な構造で取り付けることができる。
また、力センサ80は、ロードセルで構成されているので、機器の小型化を図り、重量を軽量化することができる。また、力センサ80として圧力センサを用いる場合のような油漏れの心配はない。
更に、操作ハンドル50は、車体本体10に対して、起立位置と折り畳み位置との間を回転可能に取り付けられたメインフレーム60と、メインフレーム60に対して前方向及び後方向に回転可能に取り付けられ、操作者が操作する操作部を有するサブフレーム70とを備えているので、操作ハンドル50を歩行補助器1を使用しない時に折り畳むことができる。
また、メインフレーム60は、メインフレーム60を起立位置及び折り畳み位置の双方で車体本体10にロックするロック機構51によって車体本体10に取り付けられているので、メインフレーム60を起立位置及び折り畳み位置の双方で車体本体10にロックすることができる。
なお、力センサ80を操作ハンドル50ではなく、車体本体10に取り付けて操作ハンドル50に加わる力を測定する場合、操作ハンドル50(メインフレーム60)を折り畳む構造が複雑になる上、操作ハンドル50(メインフレーム60)と車体本体10の取り付け部分のがたを許容するストロークを有する力センサ80が必要になる。
これに対して、本実施形態のように、操作ハンドル50に力センサ80を設ける場合、操作ハンドル50(メインフレーム60)と車体本体10の取り付け部分のがたはもちろんあるが、操作ハンドル50を構成するメインフレーム60とサブフレーム70が一体となって当該がた分だけ移動するため、力センサ80のストロークは小さくて済む。
また、路面の段差などにより操作ハンドル50(メインフレーム60)と車体本体10の取り付け部分にがたつきが生じた場合でも、力センサ80は操作ハンドル50側に取り付けられているため、力センサ80への影響は少なく、機器が誤動作しにくい。
また、操作ハンドル50をメインフレーム60のみで構成すると、メインフレーム60に加わる力を力センサによって直接測定することになるが、その場合、「歪みゲージ等を用いてメインフレーム60の曲げ歪みを測定する」、「メインフレーム60のグリップ部に力センサを組み込んで操作者の手から伝わる力を測定する」などの方法を用いることになる。歪みゲージを用いる場合には、メインフレーム60への接着工程が必要になり、生産性が低い(接着剤の硬化時間が必要になる)。また、接着剤の経時劣化による歪みゲージの剥がれが問題となる。一方、メインフレーム60のグリップ部に力センサを組み込む場合には、かなり小型の力センサが必要になりセンサの選択肢が限定されるといった問題がある。
本実施形態の場合には、力センサ80は、メインフレーム60に取り付けられるとともに、サブフレーム70に連結されているので、力センサとして歪みゲージそのものを用いる場合の不都合や、メインフレーム60に力センサを組み込む場合の不都合はない。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されず、種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、力センサ80は、ロードセルではなく、光学式の力センサ(発光素子と受光素子との間の距離を測定するもの)を用いてもよい。

1 歩行補助器
10 車体本体
21L,21R 前側従動輪(従動輪)
22L,22R 後側従動輪(従動輪)
40 電動モータ
50 操作ハンドル
51 ロック機構
60 メインフレーム
70 サブフレーム
71 操作部
80 力センサ
81 ロードセルの本体
82 ロードセルのロードボタン
100 制御部
40 電動モータ

Claims (3)

  1. 電動モータによって駆動される駆動輪及び従動輪を備えた車体本体と、該車体本体に取り付けられた操作ハンドルと、該操作ハンドルに設けられ、前記操作ハンドルを前方向に押したとき及び後方向に引いたときに作用する力の大きさ及び向きを検出する力センサと、該力センサの出力信号に基づいて前記電動モータの駆動を制御する制御部とを備え、
    前記操作ハンドルは、前記車体本体に対して、起立位置と折り畳み位置との間を回転可能に取り付けられたメインフレームと、該メインフレームに対して前記前方向及び前記後方向に回転可能に取り付けられ、操作者が操作する操作部を有するサブフレームとを備え、
    前記メインフレームは、前記車体本体の左右幅方向に延びる力センサ第1取付部と、起立位置にある状態で、前記力センサ第1取付部の左右幅方向両端部から下方に延びる一対のメインフレーム側の脚部と、前記車体本体の左右幅方向に延び、その左右幅方向の両端部が前記一対のメインフレーム側の脚部に連結された力センサ第2取付部とを備え、
    前記サブフレームは、前記車体本体の左右幅方向に延びる前記操作部と、前記メインフレームが起立位置にある状態で、前記操作部の左右幅方向両端部から下方に延びる一対のサブフレーム側の脚部と、前記車体本体の左右幅方向に延び、その左右幅方向の両端部が前記一対のサブフレーム側の脚部に連結された力センサ連結部とを備え、
    前記力センサは、前記メインフレームの前記力センサ第1取付部及び前記力センサ第2取付部に取り付けられるとともに、前記サブフレームの前記力センサ連結部に連結されていることを特徴とする歩行補助器。
  2. 前記メインフレームは、該メインフレームを前記起立位置及び前記折り畳み位置の双方で前記車体本体にロックするロック機構によって前記車体本体に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の歩行補助器。
  3. 前記力センサは、ロードセルによって構成され、該ロードセルの本体側が前記メインフレームに固定され、前記ロードセルのロードボタン側が前記サブフレームに連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の歩行補助器。
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