JP6745906B2 - 空調用室内機 - Google Patents

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Description

この発明は、滴下浸透気化式加湿器を搭載した空調用室内機に関する。
従来から、冷暖房を行う空調用室内機に加湿器を搭載し、加湿機能を追加したものがある。また、空調用室内機に搭載される加湿器として、滴下浸透気化式の加湿方式を採用したものがある。滴下浸透気化式加湿器は、加湿モジュールの上部から給水ヘッダにより水を滴下させて加湿モジュールを湿潤させ、さらに空調用室内機からの気流を加湿モジュールに通過させることにより加湿を行う。このように加湿器が搭載された空調用室内機は、暖房運転と同時に加湿器を運転することで、熱交換器により暖められた気流を加湿モジュールに通過させ、加湿効率を高めている。
ところで、空調用室内機に搭載された滴下浸透気化式加湿器は、一定の給水量を供給し加湿を行うことが一般的である。しかしながら、通過する気流の空気条件によって加湿能力は異なるため、このような給水制御では、加湿器に供給された水が空気に付加されずに排水され、浪費される場合がある。これに対し、室内湿度と排気湿度とに基づいて加湿器の給水量を調整する加湿装置が開示されている(例えば特許文献1参照)。
特許第3588765号公報
しかしながら、滴下浸透気化式加湿器の加湿能力は、加湿モジュールを通過する風量にも依存する。例えば、送風機がインバータ制御されている空調用室内機ではリモコン等から容易に風量が変更されるが、特許文献1のように空気の状態に基づいて給水量を調整する加湿装置では、風量が低下したとき加湿能力に対し余分に給水がなされ、水を浪費する場合がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、風量の変化に対し、加湿器に供給される水の浪費を抑制できる空調用室内機を提供することを目的とする。
本発明に係る空調用室内機は、空気を加熱する熱交換器と、前記熱交換器に空気を供給する送風機と、前記送風機のファン回転数を変化させることにより前記送風機を風量可変に駆動するインバータと、前記熱交換器で加熱された空気を加湿する加湿モジュールと、前記加湿モジュールに供給される給水量を調節する給水量調節器と、機外静圧を測定する圧力測定器と、前記インバータにより前記送風機が駆動されたときに前記圧力測定器により測定された前記機外静圧を記憶するものであって、前記ファン回転数と予め記憶された前記機外静圧の情報とに基づき算出された前記送風機の風量に基づいて前記給水量調節器を制御する制御装置と、を備えるものである。
本発明に係る空調用室内機は、空気を加熱する熱交換器と、前記熱交換器に空気を供給する送風機と、前記送風機のファン回転数を変化させることにより前記送風機を風量可変に駆動するインバータと、前記熱交換器で加熱された空気を加湿する加湿モジュールと、前記加湿モジュールに供給される給水量を調節する給水量調節器と、室内湿度を検出する湿度検出器と、前記ファン回転数と予め記憶された機外静圧の情報とに基づき算出された前記送風機の風量に基づいて前記給水量調節器を制御する制御装置と、をさらに備え、前記制御装置は、前記湿度検出器により検出された室内湿度が、予め設定された要求相対湿度に達していない場合には、風量が変更されるのを抑制し加湿を優先する加湿優先制御を実施するものである。
本発明の空調用室内機によれば、風量相当の加湿能力に応じた給水量となるように加湿器への給水を制御でき、節水効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る空調用室内機の内部構成を示す概略側面図である。 本発明の実施の形態1に係る制御装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る空調用室内機の風量比と加湿能力比との関係を示す図である。 図3の関係を説明するための加湿能力と吸込空気温度との関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る給水量調節器の風量比Xのときの開状態の時間および閉状態の時間を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る給水量調節器の風量比Y(<X)のときの開状態の時間および閉状態の時間を示す図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空調用室内機の内部構成を示す概略側面図である。以下、空調用室内機1が、床上据置型の設備用パッケージエアコンの室内機である場合を例に説明する。図1には、空調対象空間である室内空間の床上に空調用室内機1が据置かれた状態が示され、また空調用室内機1の各部位の配置が示されている。
空調用室内機1は、外枠を構成する筐体2を備えており、筐体2内には、送風機10、熱交換器12、加湿器20、制御装置13、およびインバータ14等が設置されている。また空調用室内機1は、加湿器20への給水量を調節する給水量調節器22、および利用者が操作するリモコン11等を備えている。
図中の矢印30aおよび矢印30bは、空気の流れ方向を示している。筐体2は、吸込口2aおよび吹出口2bを有しており、室内空間の空気は、矢印30aの方向に吸込口2aを通って筐体2内に取込まれる。筐体2内に取込まれた空気は、熱交換器12により暖められ、加湿器20により加湿された後、矢印30bの方向に吹出口2bを通って吹出される。図1では、吸込口2aは筐体2の側面の一部に形成され、また吹出口2bは筐体2の天板に形成されている。また筐体2の吹出口2bにはダクト16が接続されており、吹出口2bから吹出された空気は、ダクト16を通って室内空間へ送り出される。
熱交換器12は、冷凍サイクルの一部を担っている。空調用室内機1は、図示していない空調用室外機と接続されており、空調用室外機には、圧縮機、室外熱交換器、および絞り装置等が搭載されている。熱交換器12は、空調用室外機に搭載されたこれらの機器と配管を介して接続され、冷凍サイクルを構成している。熱交換器12は、伝熱管および多数のフィン等から成り、冷凍サイクルに流通する冷媒と周辺空気との間で熱交換をする。空調用室内機1が暖房運転を行うときには、熱交換器12は凝縮器として機能し、通過する空気を暖める。
加湿器20は、滴下浸透気化式の加湿器であって、給水ヘッダ23および加湿モジュール24等で構成されている。加湿器20の給水ヘッダ23には給水管21が接続されており、筐体2の外にある給水源の水が、給水管21を通って加湿器20に供給される。図中の矢印31は、給水源から加湿器20への給水方向を示している。給水ヘッダ23は、細長いパイプ状に形成され、等間隔に、水滴下するための小さなノズルを複数備えている。給水ヘッダ23は、加湿器20上部に設けられており、給水源からの水を複数のノズルを通して滴下し、加湿器20下部に設けられた加湿モジュール24を均等に湿潤させる。加湿モジュール24は、例えば紙状の加湿材で構成され、熱交換器12により暖められた空気を加湿するものである。図1において、加湿器20は、熱交換器12に隣接して下流側に設置され、熱交換器12で暖められた空気が直接加湿モジュール24を通過するように構成されている。
給水量調節器22は、給水源と給水ヘッダ23との間の給水管21に設けられ、加湿器20に供給される給水量を調節するものである。給水量調節器22は、開閉バルブ、または開度可変のバルブ等で構成される。以下、給水量調節器22が電磁弁バルブ22aで構成され、電磁弁バルブ22aの開閉により給水および給水停止が切り替えられる場合を例に説明する。このような電磁弁バルブ22aを用いる場合には、電磁弁バルブ22aは、断続的な開閉により給水のデューティー比を変化させることができるので、一定時間あたりの給水量を調節することができる。給水量調節器22は制御装置13により制御されるが、給水制御および具体的な電磁弁バルブ22aの動作については後述する。
送風機10は、熱交換器12に空気を供給するものであり、ファンおよびファンモータ等で構成されている。実施の形態1において、ファンモータのモータ軸はファンに直結されており、ファンモータの回転がファンに伝達されファンが回転することにより、気流が生じる構成となっている。
インバータ14は、制御装置13に内蔵され、ファンモータに接続されている。インバータ14は、空調用室内機1の運転中には、制御装置13が算出したファン回転数に基づき送風機10を駆動する。このときインバータ14は、インバータ周波数を変えることによって、送風機10のファン回転数を変え、風量を可変にしている。
リモコン11は、情報を表示する表示部と、利用者等が操作する複数のスイッチ等を備えている。またリモコン11は、制御装置13と、有線または無線により相互に通信できるように接続されている。
制御装置13は、例えばマイコンピュータ等で構成されている。制御装置13は、予め設定された情報、および、リモコン11から入力された指令等に基づいて、空調用室内機1が行う暖房、冷房および加湿等の空調を制御する。具体的には、制御装置13は、空調用室内機1の運転中、要求される風量となるようにインバータ14を制御するとともに、風量に応じた給水量となるように給水量調節器22を制御する。
さらに空調用室内機1は、圧力測定器15および湿度検出器25を備えている。圧力測定器15は、マノメーター等で構成され、圧力を検出するものである。実施の形態1において、圧力測定器15は、空調用室内機1が室内空間に設置された状態での機外静圧を測定するのに使用される。圧力測定器15は、ダクト16内、または、空調用室内機1のダクト16との連結部に設置される。湿度検出器25は、空調用室内機1または室内空間に設置され、室内空間の相対湿度を検出する。圧力測定器15および湿度検出器25で取得された情報は、信号線等を介して制御装置13に送信される。
図2は、本発明の実施の形態1に係る制御装置の機能構成を示すブロック図である。制御装置13は、運転制御部13aと、測定部13bと、風量算出部13cと、給水量制御部13dと、記憶部13eとにより構成されている。
運転制御部13aは、空調用室内機1の運転中、要求される風量となるようにインバータ14を制御する。運転制御部13aは、リモコン11に入力された指令を受信する。また運転制御部13aは、利用者等にリモコン11が操作されているとき、必要な情報を記憶部13e等から取得してリモコン11の表示部に表示する。運転制御部13aは、受信した指令において要求される風量に対し、相当するファン回転数を算出する。一般に、空調用室内機1は、据え付け状態による機外静圧等の風路圧損に応じて所望の風量を指定できるように構成されている。実施の形態1においても、運転制御部13aは、空調用室内機1の運転中、記憶部13eに記憶されているP−Q特性を参照し、要求される風量に相当するファン回転数を算出するように構成されている。P−Q特性とは、空調用室内機1に固有の機内静圧に、設置状態での機外静圧(風路抵抗)を加算した静圧と、風量との関係を示すものである。P−Q特性は、予め計測され、テーブルまたは近似式化された形式等で、記憶部13eに格納されている。運転制御部13aは、P−Q特性から必要とされるファン回転数を算出し、算出したファン回転数で送風機10が駆動されるように、インバータ14を制御する。
また運転制御部13aは、後述する測定部13bと相互に通信を行う。運転制御部13aは、例えば、P−Q特性の計測を実施させる指令を測定部13bに送信する。この場合、運転制御部13aは、測定部13bに計測を実施させている間、インバータ14に送風機10を駆動させるとともに、インバータ14の制御情報を測定部13bに送信する。また運転制御部13aは、例えば、湿度検出器25により検出された相対湿度の情報を、測定部13bから取得する。運転制御部13aは、室内空間の相対湿度が、予め設定された要求相対湿度に到達していない場合には、加湿要求が満たされるように加湿を優先する加湿優先制御を実施する構成であってもよい。また、このような制御が行われている間、運転制御部13aは、加湿優先制御が行われている旨をリモコン11の表示部に表示するとともに、リモコン11からの風量変更を規制してもよい。
測定部13bは、上記の風量制御および後述する風量の算出に必要な、P−Q特性を計測する。測定部13bは、運転制御部13aから計測の指令を受信すると、P−Q特性の計測を実施する。測定部13bは、計測中、運転制御部13aからインバータ14の制御情報を取得するとともに、ダクト16に設置された圧力測定器15から圧力情報を取得する。そして測定部13bは、取得した圧力情報と、予め記憶部13eに記憶されている機内静圧の情報とに基づきP−Q特性を生成し、記憶部13eに格納する。P−Q特性は、インバータ14により風量制御を行うための必要な情報であるが、このような特性情報は、加湿器20の加湿能力を決定するためにも利用される。そのため、作業者等は、空調用室内機1の据付後にリモコン11を操作し、測定部13bに上記のP−Q特性を計測させておけばよい。
また測定部13bは、湿度検出器25から、室内空間の相対湿度の情報を取得する。測定部13bは、取得した相対湿度の情報を、運転制御部13aに送信する。
風量算出部13cは、空調用室内機1の運転中に、風量を算出する。風量算出部13cは、運転制御部13aから運転情報を取得する。運転情報とは、例えば加湿要求の有無およびインバータ14の制御情報等である。送風機10はインバータ制御されているので、インバータ14の制御情報からファン回転数が求められる。また風量算出部13cは、記憶部13eに記憶されているP−Q特性を参照する。風量算出部13cは、加湿要求がある場合には、送風機10が駆動されているファン回転数と、機外静圧が加味されたP−Q特性とに基づき、送風機10の風量を算出する。風量算出部13cは、算出した送風機10の風量を、給水量制御部13dに送信する。
給水量制御部13dは、風量相当の加湿能力となる給水量が加湿モジュール24に供給されるように、給水量調節器22を制御する。給水量制御部13dは、算出された風量を風量算出部13cから受信し、電磁弁バルブ22aに制御信号を送信する。給水量制御部13dは、加湿モジュール24が、算出された風量に対し必要最小限の水量で湿潤されるように、給水量を設定する。また給水量制御部13dは、設定した給水量が供給されるように電磁弁バルブ22aの開閉を制御する。具体的には、給水量制御部13dは、電磁弁バルブ22aの給水のデューティー比を変化させることで、一定時間あたりの給水量を調整している。
次に、図3および図4に基づき、給水量制御部13dが必要給水量を設定する方法について説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係る空調用室内機の風量比と加湿能力比との関係を示す図である。図4は、図3の関係を説明するための加湿能力と吸込空気温度との関係を示す説明図である。
必要給水量は、図3に示されるような、風量比と加湿能力比との関係から算出される。以降の説明において風量比が1とは、空調用室内機1の定格風量の仕様値を表すものとする。また、図3に示されるような、風量比に対する加湿能力比の傾きは、加湿モジュール24の加湿材の種類等に依存する。定格風量(風量比が1)における任意の温湿度での加湿能力を、加湿能力比が1として設定している。例えば、風量比が0.8の時に加湿能力比が0.85となる場合には、必要な給水量も、単純に加湿能力100%時の給水量の0.85倍とする。このような風量比と給水能力比との関係は加湿器20ごとに特性が異なるため、予め取得してテーブルまたは近似式化した形式で記憶部13eに記憶しておくのがよい。
図3には、温湿度が一定の場合について加湿能力比が示されていたが、加湿能力は、例えば図4に示されるように、温度および湿度等によって異なる。図4は、風量を定格風量(風量比が1)として固定し、空調用室内機1が任意の温度および相対湿度の空気を吸込み、加湿器20にその空気が通過した際の加湿能力を示している。図中、W1は相対湿度がH1のときの加湿能力、W2は相対湿度がH2のときの加湿能力、またW3は相対湿度がH3のときの加湿能力を示している。ここで相対湿度H1、H2およびH3は、H1<H2<H3の関係となっている。必要な給水量を設定するために必要な図3の関係は、例えば、図4において平均的な湿度の加湿能力を代表値として採用しているが、特にこれに限定されない。例えば、複数の空気条件についてそれぞれ図3のような関係を取得しておき、必要な給水量の設定において、温湿度による加湿能力の変化も加味されるように構成してもよい。
次に、図5Aおよび図5Bに基づき、給水量制御部13dにより給水制御が行われているときの給水量調節器22の動作について説明する。図5Aは、本発明の実施の形態1に係る給水量調節器の風量比Xのときの開状態の時間および閉状態の時間を示す図である。図5Bは、本発明の実施の形態1に係る給水量調節器の風量比Y(<X)のときの開状態の時間および閉状態の時間を示す図である。
図5Aおよび図5Bには、電磁弁バルブ22aの経時的な開閉状態の変化が示されている。図中、電磁弁バルブ22aが開状態の時間はt1で示され、電磁弁バルブ22aが閉状態の時間はt2で示されている。加湿能力比が1(給水量比が1)であるときの給水能力をA[kg/h]とすると、図5Aに示されるように、風量比がXの場合に加湿能力比(給水量比)がαとすると、このとき必要な給水量はαA[kg]となる。仮に、1時間の運転で考えると、給水時間は、αA[kg]/A[kg/h]=α[h]となり、給水停止時間は、(1−α)[h]となる。つまり、給水能力(給水圧力)一定で加湿能力比がαの場合、電磁弁バルブ22aの開状態の時間t1および閉状態の時間t2の関係を以下の(式1)のように設定することで、給水量は、加湿能力を発揮するために必要な水量に調整される。
[数1]
t1:t2=α:(1−α)・・・(式1)
なお加湿能力比は、加湿器20ごとに定義されるものであり、その最小値(最低給水量)は、加湿器20の構成およびサイズ等に依存している。
図5Aおよび図5Bには、風量比が異なる場合において、電磁弁バルブ22aの断続運転において1回あたりの開状態の時間t1を一定とし、1回あたりの閉状態の時間t2を変えることにより、給水量が調節されている。つまり、電磁弁バルブ22aの制御において、風量比Xの場合にはデューティー比を大きくして給水量を多くし、風量比Y(<X)の場合には、風量比Xの場合に比べデューティー比を小さくして給水量を少なくしている。
次に、空調用室内機1により室内空間の空調が行われるときの作用について説明する。
リモコン11を介して空調用室内機1に暖房運転が設定されると、送風機10のファンが始動する。ファンの回転により外気は空調用室内機1に吸込まれ、熱交換器12を通過するとともに暖められる。暖められた空気は、続いて加湿器20の加湿モジュール24を通過が、このとき加湿モジュール24を湿潤している水は気化し、通過する空気と共に空調用室内機1から吹出される。空調用室内機1で暖められ加湿された空気は、ダクト16を通って室内空間に供給され、室内を加湿する。
空調用室内機1の運転中、つまり送風機10が回転しているとき、リモコン11等の指令によりファン回転数が変更されると、それに伴って機外静圧および風量が変化し、これにより加湿能力も変化する。給水量調節器22は、加湿能力に相当する適切な給水量になるように調節されるため、空気に付加されずに加湿器20から排出される水の量は低減される。
また空調用室内機1の運転中、室内空間の相対湿度が、予め設定された要求相対湿度に到達していない場合には、リモコン11等からの風量変更の操作が規制される。室内空間の相対湿度が低いときには加湿が続行されるので、空調用室内機1は、相対湿度が要求相対湿度に近づくように快適な空調を提供できる。
以上のように、実施の形態1において空調用室内機1は、空気を加熱する熱交換器12と、熱交換器12に空気を供給する送風機10と、送風機10を風量可変に駆動するインバータ14と、熱交換器12で加熱された空気を加湿する加湿モジュール24と、加湿モジュール24に供給される給水量を調節する給水量調節器22と、送風機10の風量に基づいて給水量調節器22を制御する制御装置13と、を備えるものである。
これより、空調用室内機1は、風量に応じた適度な給水量となるように加湿器20への給水を制御することができ、節水効果を得ることができる。特に、空調用室内機1が、リモコン11により風量変更される、または、暖房運転に風量制御が含まれる構成であっても、風量に応じて加湿器20への給水量が調節されるため、風量の変化に対して、常時節水効果を得ることができる。
また、インバータ14は、送風機10のファン回転数を変化させることにより送風機10の風量を可変するものである。これより、インバータ制御される送風機10が使用されることにより、制御装置13は、インバータ14の制御情報に基づいて風量を算出し、給水量を設定することができる。
また、制御装置13は、ファン回転数と、予め記憶された機外静圧の情報とに基づき、送風機10の風量を算出する。これより、制御装置13は、空調用室内機1が室内空間に設置された状態での機外静圧を加味した風量を算出することができる。そのため、制御装置13は、空調用室内機1の据付状態に適した給水量を設定できる。
また、空調用室内機1は、機外静圧を測定する圧力測定器15をさらに備え、制御装置13は、インバータ14により送風機10が駆動されたときに圧力測定器15により測定された機外静圧を記憶する。これより、制御装置13は、圧力測定器15により取得した機外静圧に基づき空調用室内機1のP−Q特性等を生成し、運転時にはP−Q特性を風量の算出に使用することができる。
また、制御装置13は、送風機10の風量相当の加湿能力となる給水量が加湿モジュール24に供給されるように給水量調節器22を制御する。これより、制御装置13は、加湿能力を発揮するために必要な最少の給水量で加湿を行うことができ、空気に付加されずに排水される水量をさらに低減できる。
また、給水量調節器22は、給水路を開閉する電磁弁バルブ22aであり、制御装置13は、電磁弁バルブ22aを断続的に開閉し給水のデューティー比を変化させることにより、一定時間あたりの給水量を調整する。これより、給水量調節器22として、開度調整できる弁ではなく、安価で小型の開閉弁を利用することができ、低コストで給水制御が実現できる。また、電磁弁バルブ22aは断続的に開閉されるので、開閉の切り替え周期を短く設定すれば、開状態と閉状態とにおいて、加湿モジュール24に含まれる水分量はほぼ一定に維持される。
また、空調用室内機1は、室内湿度を検出する湿度検出器25をさらに備え、制御装置13は、湿度検出器25により検出された室内湿度が、予め設定された要求相対湿度に達していない場合には、風量が変更されるのを抑制し加湿を優先する加湿優先制御を実施する。これより、室内空間の湿度に応じて加湿が優先されるので、風量可変であっても、空調用室内機1は、要求相対湿度に近づくように加湿を行うことができる。
なお、本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。例えば、空調用室内機1が床置き型である場合について説明したが、特にこれに限定されない。空調用室内機1は、天井または壁面に設置されるものであってもよい。この場合、供給される水が加湿モジュール24に浸透しやすいよう、加湿器20の配置、および、吹出口2bおよび吸込口2aを設ける位置等を工夫すればよい。
また、制御装置13が、圧力測定器15により機外圧力を測定し、風量を算出する場合について説明したが、風速計により風速を測定し、風量を算出する構成であってもよい。
なお、図1には、加湿器20が熱交換器12に沿うように配置された場合について示されるが、筐体2内における加湿器20の配置は、熱交換器12で暖められた空気が加湿器20を通過する配置であれば、どのように配置されてもよい。
1 空調用室内機、2 筐体、2a 吸込口、2b 吹出口、10 送風機、11 リモコン、12 熱交換器、13 制御装置、13a 運転制御部、13b 測定部、13c 風量算出部、13d 給水量制御部、13e 記憶部、14 インバータ、15 圧力測定器、16 ダクト、20 加湿器、21 給水管、22 給水量調節器、22a 電磁弁バルブ、23 給水ヘッダ、24 加湿モジュール、25 湿度検出器、30a,30b 空気の流れ方向、31 給水方向。

Claims (5)

  1. 空気を加熱する熱交換器と、
    前記熱交換器に空気を供給する送風機と、
    前記送風機のファン回転数を変化させることにより前記送風機を風量可変に駆動するインバータと、
    前記熱交換器で加熱された空気を加湿する加湿モジュールと、
    前記加湿モジュールに供給される給水量を調節する給水量調節器と、
    機外静圧を測定する圧力測定器と、
    前記インバータにより前記送風機が駆動されたときに前記圧力測定器により測定された前記機外静圧を記憶するものであって、前記ファン回転数と予め記憶された前記機外静圧の情報とに基づき算出された前記送風機の風量に基づいて前記給水量調節器を制御する制御装置と、
    を備える
    空調用室内機。
  2. 前記制御装置は、前記送風機の風量相当の加湿能力となる給水量が前記加湿モジュールに供給されるように前記給水量調節器を制御する請求項1に記載の空調用室内機。
  3. 前記給水量調節器は、給水路を開閉する電磁弁バルブであり、
    前記制御装置は、前記電磁弁バルブを断続的に開閉し給水のデューティー比を変化させることにより、一定時間あたりの給水量を調整する請求項1又は2に記載の空調用室内機。
  4. 室内湿度を検出する湿度検出器をさらに備え、
    前記制御装置は、前記湿度検出器により検出された室内湿度が、予め設定された要求相対湿度に達していない場合には、風量が変更されるのを抑制し加湿を優先する加湿優先制御を実施する請求項1〜のいずれか一項記載の空調用室内機。
  5. 空気を加熱する熱交換器と、
    前記熱交換器に空気を供給する送風機と、
    前記送風機のファン回転数を変化させることにより前記送風機を風量可変に駆動するインバータと、
    前記熱交換器で加熱された空気を加湿する加湿モジュールと、
    前記加湿モジュールに供給される給水量を調節する給水量調節器と、
    室内湿度を検出する湿度検出器と、
    前記ファン回転数と予め記憶された機外静圧の情報とに基づき算出された前記送風機の風量に基づいて前記給水量調節器を制御する制御装置と、をさらに備え、
    前記制御装置は、前記湿度検出器により検出された室内湿度が、予め設定された要求相対湿度に達していない場合には、風量が変更されるのを抑制し加湿を優先する加湿優先制御を実施する
    空調用室内機。
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