JP6745622B2 - 粒状体選別装置 - Google Patents
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Description
このような実情から、粒状体の品質に基づく選別の正確さを維持しながらも調整負担が軽減できる粒状体選別装置が要望されている。
被検査物である粒状体を所定の通過方向に沿って通過させる通過経路と、前記通過経路に配置された第1検査領域と、前記通過経路のうちの前記第1検査領域よりも下流側の位置に配置された第2検査領域と、前記通過経路のうちの前記第2検査領域よりも下流側に位置する分岐点において、前記通過経路から分岐する除外経路と、前記通過方向に対して交差する方向に延びる光軸を有するとともに前記第1検査領域に光学的照準を合わせた第1受光ユニットと、前記通過方向に対して交差する方向に延びる光軸を有するとともに、前記第2検査領域に光学的照準を合わせた第2受光ユニットと、前記第1受光ユニットからの第1受光信号に基づいて前記粒状体の良否を判定し、判定条件から外れた前記粒状体を除外品として検出する第1評価部と、前記第2受光ユニットからの第2受光信号に基づいて前記粒状体の良否を判定し、判定条件から外れた前記粒状体を除外品として検出する第2評価部と、前記除外品を前記除外経路に分岐させる選別ユニットと、前記第1受光信号と前記第2受光信号とに基づいて、前記通過経路における前記粒状体の通過速度を算定する速度算定部と、前記除外品として検出された前記粒状体の前記分岐点への到達タイミングを、前記通過速度に基づいて推定し、前記除外品を前記分岐点において前記選別ユニットを用いて前記通過経路から前記除外経路に分岐させるための分岐タイミングを算定する分岐タイミング算定部とを備え、
前記速度算定部は、除外される前記粒状体に先行して前記通過経路を通過した前記粒状体に関して算定された前記通過速度を用いて、前記第1検査領域を通過する第1通過時間と、前記第2検査領域を通過する第2通過時間とから、前記粒状体が前記分岐点を通過する通過タイミングを導出するルックアップテーブルを作成し、
前記分岐タイミング算定部は、前記ルックアップテーブルから導出された前記通過タイミングを前記分岐タイミングとして算定する。
また、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記分岐タイミングは、前記第2評価部において前記除外品として検出された前記粒状体が前記分岐点に到達するタイミングとして算定される。第2検査領域で評価された粒状体が分岐点に達するまでの時間は、第1検査領域で評価された粒状体が分岐点に達するまでの時間よりは短く、処理の余裕は少なくなるが、その間での通過速度の変動等の外乱の影響を受ける可能性は低減する。
粒状体が除外品と評価されるのは、第1検査領域と第2検査領域との両方の通過時とは限らず、どちらか一方の通過時にしか評価されないということも十分にあり得る。このことから、上述した、2つの分岐タイミング算定が、独立的に実行可能なことが好ましい。
同様に、第2受光ユニット6Bから出力される第2受光信号(画像信号)は、第2評価部82で評価される。所定の判定条件から外れた粒状体は、除外品として、分岐点TPで通過経路Gから除外経路Zに分岐される。除外品を除外経路Zに分岐させる選別ユニットSDとしては、粒状体の種別に応じて、種々の形態を採用することができる。さらに、通過経路Gが複数の粒状体が同時に通過できる横幅を有するので、ここでは、ライン状に並んだスリット状のノズルからエアーを吹き付ける方法が好都合である。ソレノイドで制御されるノズルからのエアーの吹き付け作用によってノズルの前を通過する除外品は、通過経路Gから除外経路Zに方向転換される。つまり、除外品が不良品とすれば、良品は通過経路Gをそのまま通過して良品ボックスに収納され、不良品は除外経路Zを経て不良品ボックスに収納される。
また、図1や図2で示された例では、第1光学ユニット1Aの光軸OA1及び第2光学ユニット1Bの光軸OA2は通過経路Gに対して直角に交わっていたが、図3に示すように傾斜角θ1とθ2をもって交わるように構成してもよい。図3では、光軸OA1と通過経路Gのなす角度が傾斜角θ1であり、光軸OA2と通過経路Gのなす角度が傾斜角θ2であり、θ1=θ2、θ1<θ2、θ1>θ2のいずれであってもよい。さらには、図では示さないが、第1受光ユニット6Aと第2受光ユニット6Bとに加えて、第3や第4、あるいはそれ以上の受光ユニットを備えてもよい。
LEDリニアアレイモジュール41a、41bは、それぞれ、LED素子が、1列以上でかつ通過経路Gの幅に対応する長さで並んでいる形態を有する。LEDリニアアレイモジュール41a、41bと拡散部材42とは、取付フレーム18aに固定されている。その際、拡散部材42は凸状となっている湾曲面側をLEDリニアアレイモジュール41a、41bと向き合う姿勢となっており、拡散部材42の頂部を照明中心線でもある光軸OA1が通過している。拡散部材42の凹状となっている湾曲面側、つまり第1検査領域TA1側は、ペレットの進入を阻止するためにガラス板44がはめ込まれている。
図8に示されたラインセンサ部62と粒状体との関係から理解できるように、ラインセンサ部62の各受光素子は、ペレットの通過方向に対する横断方向で延びた走査ラインで粒状体からの光を微小区画pで検出し、ペレットの品質状態に応じた受光量を出力する。
この受光量(信号振幅値)は所定のしきい値と比較される。ここでは、しきい値として、正常な粒状体において得られる受光量に基づいて設定される上限しきい値THHと下限しきい値THLとが用いられる。この上限しきい値THHと下限しきい値THLとの間を適正光量範囲ΔEとし、測定された受光量がこの適正光量範囲ΔEに入れば正常とみなされ、この適正光量範囲ΔEを外れると、異常とみなされる。なお、ここでは、微小区画p単位の受光量でペレットの評価を行うのではなく、所定長さ分の微小区画pの集まりを評価単位として、評価される。このような評価単位は、検査対象物となるペレットの種類や品質仕様によって設定される。
(1)上述した実施形態では、ライン照明モジュール41は、その照明光軸が通過経路Gに対して直交するように配置されていたが、照明光軸が湾曲状の拡散部材42の湾曲面の鉛直軸となるように配置してもよい。
(2)上述した実施形態では、選別ユニットSDとしてエアー吹き付け装置15が用いられていたが、揺動板のような方向切換機構によって分別してもよい。また、異常物を選別ユニットSDによって分別するのではなく、正常物を分別するような構成を採用してもよい。
(3)上述した実施形態では、第1受光ユニット6Aと第2受光ユニット6Bとの2つの受光ユニットが用いられていたが、3つ以上の受光ユニットを用いることができる。3つ以上の受光ユニットを用いた場合、各受光ユニット間での粒状体の通過速度を算定することができる。複数の通過速度が得られる場合、複数の通過速度の平均演算等を用いて、その代表値を決めることができる。
1B :第2光学ユニット
5 :制御装置
6A :第1受光ユニット
6B :第2受光ユニット
15 :エアー吹き付け装置
15a :電磁弁
15b :噴射ノズル
16 :正常物回収部
17 :異常物回収部
81 :第1評価部
82 :第2評価部
83 :速度算定部
84 :分岐タイミング算定部
85 :弁制御部
830 :算定速度テーブル
G :通過経路
SD :選別ユニット
TA1 :第1検査領域
TA2 :第2検査領域
TP :分岐点
Z :除外経路
Claims (11)
- 被検査物である粒状体を所定の通過方向に沿って通過させる通過経路と、
前記通過経路に配置された第1検査領域と、
前記通過経路のうちの前記第1検査領域よりも下流側の位置に配置された第2検査領域と、
前記通過経路のうちの前記第2検査領域よりも下流側に位置する分岐点において、前記通過経路から分岐する除外経路と、
前記通過方向に対して交差する方向に延びる光軸を有するとともに前記第1検査領域に光学的照準を合わせた第1受光ユニットと、
前記通過方向に対して交差する方向に延びる光軸を有するとともに、前記第2検査領域に光学的照準を合わせた第2受光ユニットと、
前記第1受光ユニットからの第1受光信号に基づいて前記粒状体の良否を判定し、判定条件から外れた前記粒状体を除外品として検出する第1評価部と、
前記第2受光ユニットからの第2受光信号に基づいて前記粒状体の良否を判定し、判定条件から外れた前記粒状体を除外品として検出する第2評価部と、
前記除外品を前記除外経路に分岐させる選別ユニットと、
前記第1受光信号と前記第2受光信号とに基づいて、前記通過経路における前記粒状体の通過速度を算定する速度算定部と、
前記除外品として検出された前記粒状体の前記分岐点への到達タイミングを、前記通過速度に基づいて推定し、前記除外品を前記分岐点において前記選別ユニットを用いて前記通過経路から前記除外経路に分岐させるための分岐タイミングを算定する分岐タイミング算定部と、が備えられ、
前記速度算定部は、除外される前記粒状体に先行して前記通過経路を通過した前記粒状体に関して算定された前記通過速度を用いて、前記第1検査領域を通過する第1通過時間と、前記第2検査領域を通過する第2通過時間とから、前記粒状体が前記分岐点を通過する通過タイミングを導出するルックアップテーブルを作成し、
前記分岐タイミング算定部は、前記ルックアップテーブルから導出された前記通過タイミングを前記分岐タイミングとして算定する粒状体選別装置。 - 前記分岐タイミングは、前記第1評価部において前記除外品として検出された前記粒状体が前記分岐点に到達するタイミングとして算定される請求項1に記載の粒状体選別装置。
- 前記分岐タイミングは、前記第2評価部において前記除外品として検出された前記粒状体が前記分岐点に到達するタイミングとして算定される請求項1または2に記載の粒状体選別装置。
- 前記通過速度は、前記粒状体が前記第1検査領域を通過した時点から、同一の前記粒状体が前記第2検査領域を通過した時点までの時間と、前記第1検査領域から前記第2検査領域までの距離とを用いて算定される請求項1から3のいずれか一項に記載の粒状体選別装置。
- 前記通過速度として、前記分岐タイミングに除外される前記粒状体に先行して前記通過経路を通過した複数の前記粒状体に関して算定された複数の前記通過速度の平均値が用いられる請求項1から4のいずれか一項に記載の粒状体選別装置。
- 前記通過速度は、前記通過経路の幅方向に分割された区画ごとに算定され、
前記分岐タイミング算定部による前記分岐タイミングの算定は、前記区画ごとに行われる請求項1から5のいずれか一項に記載の粒状体選別装置。 - 前記通過経路の一部を構成するとともに、前記粒状体を前記第1検査領域へ流下案内する搬送部材が備えられ、前記搬送部材の流下案内面には、前記通過方向に沿って複数の案内壁が延設されており、前記案内壁により前記通過経路が複数の通過経路区画に分割されている請求項1から6のいずれか一項に記載の粒状体選別装置。
- 前記搬送部材は金属材料からなり、前記流下案内面に対して摩擦を低減させる表面処理が施されている請求項7に記載の粒状体選別装置。
- 前記搬送部材はアルミ材であり、前記表面処理はアルマイト処理である請求項8に記載の粒状体選別装置。
- 前記除外品を前記除外経路に分岐させるための、前記選別ユニットの作動開始時間または作動継続時間あるいはその両方が、変更可能である請求項1から9のいずれか一項に記載の粒状体選別装置。
- 前記選別ユニットが、前記通過経路の幅方向に分割された区画毎に適合させた複数の選別サブユニットから構成されており、前記除外品を前記除外経路に分岐させるための、前記選別サブユニットの作動開始時間または作動継続時間あるいはその両方が独立して変更可能である請求項1から10のいずれか一項に記載の粒状体選別装置。
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