JP6745492B2 - 放熱装置及び発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に放熱装置及び発電装置に関し、より詳細には、熱源から発せられる熱を空冷にて放熱できる放熱装置、並びにこの放熱装置を備え、熱エネルギーを電気エネルギーに変換して発電できる発電装置に関する。
従来、熱源から発せられる熱を放熱する装置として、フィンを備える放熱装置が使用されている。例えば特許文献1には、LSI等の発熱部品から発せられる熱を空冷にて放熱する放熱フィンが開示されている。
放熱装置は、用途によっては振動に曝される場合があり、その場合、フィンに負荷がかかることで破損することがある。
特開平7−254671号公報
本発明の目的は、振動に曝された場合の破損が抑制され、かつ良好な放熱性を有することができる放熱装置、及びこの放熱装置を備える発電装置を提供することである。
本発明の一態様に係る放熱装置は、基部と、フィン部と、空気流通路とを備える。前記フィン部は、前記基部から第一方向に突出しかつ前記第一方向と交差する第二方向に並ぶ複数のフィンと、前記複数のフィンのうち隣り合う二つのフィンに連結している補強部とを備える。前記空気流通路は、前記フィン部内で前記複数のフィン及び前記補強部に囲まれ、前記第一方向に向けて開口する。
本発明の一態様に係る発電装置は、熱エネルギーを電気エネルギーに変換するように構成された熱電発電モジュールと、前記熱電発電モジュールに取り付けられている前記放熱装置とを備える。
図1Aは本発明の実施形態の第一例に係る放熱装置の斜視図である。 図1Bは図1Aに示される放熱装置の断面図である。 図2Aは本発明の実施形態の第二例に係る放熱装置の斜視図である。 図2Bは図2Aに示される放熱装置の断面図である。 図3Aは本発明の実施形態の第三例に係る放熱装置の斜視図である。 図3Bは図3Aに示される放熱装置の断面図である。 図4Aは本発明の実施形態の第四例に係る放熱装置の斜視図である。 図4Bは図4Aに示される放熱装置の断面図である。 図5Aは本発明の実施形態の第五例に係る放熱装置の斜視図である。 図5Bは図5Aに示される放熱装置の断面図である。 図6Aは第一参考例に係る放熱装置の斜視図である。 図6Bは図6Aに示される放熱装置の断面図である。 図7Aは第二参考例に係る放熱装置の斜視図である。 図7Bは図7Aに示される放熱装置の断面図である。 図8Aは本発明の実施形態に係る発電装置の分解斜視図である。 図8Bは図8Aに示される発電装置の正面図である。
1.放熱装置
以下、本発明の一実施形態に係る放熱装置1の概要について説明する。
本実施形態に係る放熱装置1は、基部2と、フィン部3と、空気流通路4とを備える。フィン部3は、複数のフィン5を備える。複数のフィン5は、基部2から第一方向D1に突出しかつ第一方向D1と交差する第二方向D2に並ぶ。フィン部3は、複数のフィン5のうち隣り合う二つのフィン5に連結している補強部6を更に備える。空気流通路4は、フィン部3内で複数のフィン5及び補強部6に囲まれ、第一方向D1に向けて開口する。
本実施形態に係る放熱装置1には、振動に曝された場合の破損が抑制され、かつ良好な放熱性を有することができるという利点がある。
なお、「連結している」は、二つの別個の部材が溶接、溶着、接着、嵌合といった方法で一体化されている状態にあることと、二つの部材が継ぎ目がなく一体化している状態にあることとを、概念的に含む。
また、複数のフィン5に囲まれているとは、複数のフィン5のうちの少なくとも一つのフィン5が空気流通路4に接していることを意味する。また、補強部6に囲まれているとは、補強部6に含まれる要素の少なくとも一部が空気流通路4に接していることを意味する。補強部6に含まれる要素の例は、後述する補強部材61、第二補強部材62、第三補強部材63及び補強板64を含む。すなわち、補強部材61、第二補強部材62、第三補強部材63及び補強板64からなる群から選択される少なくとも一つが空気流通路4に接している場合は、空気流通路4は補強部6に囲まれている。
本実施形態に係る放熱装置1が使用される場合は、例えば放熱装置1の基部2が熱源の上に配置される。そうすると、熱源から発せられる熱が基部2を介してフィン部3に伝わり、更にフィン部3から放出される。
本実施形態に係る放熱装置1では、補強部6は、フィン部3の共振周波数を、補強部6がない場合よりも高くできる。そのため補強部6は、振動に曝された場合のフィン部3の変位量を低減して、フィン部3の破損を抑制できる。さらに、フィン部3が補強部6を備えるにもかかわらず、空気流通路4がフィン部3における空気の流通を良好に維持できる。そのため放熱装置1は、良好な放熱性を有することができる。
本実施形態の利点を、更に詳しく説明する。
放熱装置が外部からの振動に曝される場合、放熱装置に生じる振動のうち支配的なものは、フィン部の共振周波数と一致する周波数の振動である。共振周波数が低いと、それに応じてフィン部に支配的に生じる振動の周波数が低くなり、その結果、振動によるフィン部の変形の程度が大きくなることでフィン部が破損しやすくなる。一般に、フィンは、一端が固定端、他端が自由端である平板形状を有するため、共振周波数が低くなりがちであり、そのことが、振動に弱いという性質をフィン部に与えてしまう。
しかし、本実施形態では、フィン部3が隣り合う二つのフィン5に連結している補強部6を備えるため、フィン部3は剛直な構造を有することができ、そのことがフィン部3の共振周波数を高くできる。そのため、放熱装置1が振動に曝されても、フィン部3に支配的に生じる振動の周波数を高くしてフィン部3の変形の程度を小さくし、それによりフィン部3の破損を抑制できる。
また、本実施形態では、フィン部3が補強部6という空気の流通を阻害しかねない要素を備えるにもかかわらず、空気流通路4がフィン部3における空気の流通を促進でき、そのため放熱装置1は良好な放熱特性を有することができる。
本実施形態では、フィン部3内におけるフィン部3を構成する要素で仕切られた空間の全てが、空気流通路4に通じるか空気流通路4の少なくとも一部を構成することが好ましい。この場合、空気流通路4による放熱性向上が特に効果的に得られる。
本実施形態に係る放熱装置1において、補強部6は、隣り合う二つのフィン5の間に第二方向D2に対して第一方向D1に沿って変位するように傾斜して架け渡された補強部材61を含んでもよい(図1A及び図2A参照)。この場合、補強部材61がフィン部3の共振周波数を更に高くできる。
本実施形態に係る放熱装置1において、フィン部3は、空気流通路4のある位置を除き、第一方向D1及び第二方向D2と交差する第三方向D3に見て第三方向D3にわたって同じ形状を有してもよい(図1A及び図2A参照)。この場合、フィン部3を押出成形で作製することが可能である。
本実施形態に係る放熱装置1において、補強部6は、隣り合う二つのフィン5の間に架け渡された、第一方向D1及び第二方向D2と交差する第三方向D3に対向し合う二つの補強板64を含み、空気流通路4は、二つのフィン5と二つの補強板64とに囲まれた流路41を含んでもよい(図3A、図4A及び図5A参照)。この場合、補強板64がフィン部3の共振周波数を更に高くでき、かつ流路41が放熱装置1の放熱性を高めることができる。
本実施形態に係る放熱装置1において、空気流通路4は、複数の流路41を含んでもよい(図3A、図4A及び図5A参照)。この場合、複数の流路41が放熱装置1の放熱性を高めることができる。
空気流通路4が複数の流路41を含む場合に、補強部6は、隣り合う二つのフィン5の間に架け渡された、第一方向D1及び第二方向D2と交差する第三方向D3に対向し合う二つの補強板64を含み、複数の流路41は、二つのフィン5と二つの補強板64とに囲まれた流路41を含んでもよい。
本実施形態に係る放熱装置1は、空気流通路4とフィン部3の外とを第一方向D1と交差する方向に通じさせる空気流入孔7を備えてもよい(図1A、図2A、図3A、図4A及び図5A参照)。この場合、空気流入孔7が空気流通路4における煙突効果を生じさせて、放熱装置1の放熱性を更に高めることができる。
本実施形態に係る放熱装置1において、補強部6が空気流入孔7を形成していてもよい(図1A及び図2A参照)。この場合、補強部6はフィン部3の共振周波数を低くする機能と、放熱装置1の放熱性を高める機能とを、併せ持つことができる。
本実施形態に係る放熱装置1において、補強部6に空気流入孔7が形成されていてもよい(図3A、図4A及び図5A参照)。この場合、補強部6はフィン部3の共振周波数を低くする機能と、放熱装置1の放熱性を高める機能とを、併せ持つことができる。
本実施形態に係る放熱装置1において、フィン部3は、補強部6から第一方向D1へ突出しかつフィン5よりも第一方向D1に沿った寸法が短い第二フィン52を更に備えてもよい(図1A及び図2A参照)。この場合、補強部6は第二フィン52を支持することができ、第二フィン52は放熱装置1の放熱性を高めることができる。
下記に、本実施形態に係る放熱装置1の、より具体的な例である第一例から第五例について説明する。下記においては、第二例以降については、先に説明した例に係る放熱装置1と実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。なお、本実施形態に係る放熱装置1は下記の具体的な例のみに制限されず、必要に応じて種々の構成の追加、削除及び置換が可能である。
1−1.第一例
第一例に係る放熱装置1を、図1A及び図1Bを参照して説明する。図1A及び図1Bには、第一例における第一方向D1、第二方向D2及び第三方向D3も示す。第二方向D2は第一方向D1と交差し、かつ第三方向D3は第一方向D1及び第二方向D2と交差する。このようにこれらの方向は互いに交差していればよいが、第一例では、第二方向D2は第一方向D1と直交し、かつ第三方向D3は第一方向D1及び第二方向D2と直交する。すなわち第一例では、第一方向D1、第二方向D2及び第三方向D3は互いに直交する。
放熱装置1は、基部2、フィン部3及び空気流通路4を備える。放熱装置1は、アルミニウム、鉄、銅といった金属から作製されることが好ましい。
基部2は平板形状を有する。第一方向D1に見た基部2の形状は、正方形又は長方形である。
フィン部3は、複数のフィン5と、補強部6とを備える。フィン部3は、更に第二フィン52も備える。
複数のフィン5は、基部2から第一方向D1に突出している。複数のフィン5は、第二方向D2に並んでいる。第一例では、フィン部3は三つのフィン5を備え、これらのフィン5が第二方向D2に並んでいる。
補強部6は、複数のフィン5のうち隣り合う二つのフィン5に連結している。第一例における補強部6は、補強部材61を含む。補強部材61は、隣り合う二つのフィン5の間に第二方向D2に対して第一方向D1に沿って変位するように傾斜して架け渡されている。より具体的には、第一例では、補強部6は、隣り合う二つのフィン5のうち一方のフィン5の基部2側端部と他方のフィン5の基部2側端部より一定寸法S7だけ第一方向D1側の位置とに連結している補強部材61を含む。補強部6は、一方のフィン5の基部2側端部より一定寸法S7だけ第一方向D1側の位置と他方のフィン5の基部2側端部とに連結している補強部材61も含む。この二つの補強部材61は交差して一体化しており、そのため二つの補強部材61の組合せは、第三方向D3に見てX字状の形状を有する。
第一例では、補強部6は、隣り合う二つのフィン5の各々に連結している第二補強部材62も含む。各フィン5と第二補強部材62との連結位置は、各フィン5と補強部材61の基部2側とは反対側の端部との連結位置と一致する。第二補強部材62は、第三方向D3に見て、第一方向D1に突出する頂部を有するように折れ曲がった形状を有する。
第一例では、複数のフィン5のうち、隣り合ういずれの二つのフィン5においても、この二つのフィン5の間に補強部材61及び第二補強部材62が架け渡されている。
第二フィン52は、補強部6から第一方向D1に突出する。より具体的には、第一例では、第二フィン52は、第二補強部材62の頂部から第一方向D1に突出する。このため、第二フィン52は、隣り合う二つのフィン5の間に位置する。第二フィン52は、フィン5よりも第一方向D1に沿った寸法が短い。複数のフィン5の第一方向D1側端部と第二フィン52の第一方向D1側端部は、第二方向D2に並んでいる。
第一例では、補強部6は、第三補強部材63を更に含む。第三補強部材63は、複数のフィン5の第一方向D1側端部のいずれにも連結している。具体的には、第三補強部材63は、フィン部3の第一方向D1側端部にある。第三補強部材63の第二方向D2側端部は、複数のフィン5のうちの最も第二方向D2側にあるフィン5の第一方向D1側端部に連結している。第三補強部材63の第二方向D2とは反対側端部は、複数のフィン5のうち最も第二方向D2側にあるフィン5の第一方向D1側端部に連結している。さらに、第三補強部材63は、その二つの端部の間の位置で、残りのフィン5の第一方向D1側端部に連結している。さらに、第三補強部材63は、その二つの端部の間の位置で、第二フィン52の第一方向D1側端部にも連結している。
第一例におけるフィン部3は、空気流通路4のある位置を除き、第一方向D1及び第二方向D2と交差する第三方向D3に見て第三方向D3にわたって同じ形状を有する。
具体的には、第一例では、フィン5、第二フィン52、補強部材61、第二補強部材62及び第三補強部材63はいずれも板状である。フィン5、第二フィン52、補強部材61、第二補強部材62及び第三補強部材63の厚み方向はいずれも第三方向D3と直交する。フィン5、第二フィン52、補強部材61、第二補強部材62及び第三補強部材63の第三方向D3と直交する断面の形状は、いずれも、空気流通路4のある位置を除き、第三方向D3の全体にわたって同じである。このため、フィン5、第二フィン52、補強部材61、第二補強部材62及び第三補強部材63、並びにこれらを備えるフィン部3は、空気流通路4のある位置を除き、第三方向D3に連続した形状を有し、第三方向D3に見て第三方向D3にわたって同じ形状を有する。
第一例における空気流通路4は、フィン部3の内側にあり、かつフィン部3の第一方向D1側端部で開口する、円柱状の空間である。なお、このように第一例では空気流通路4は円柱状であるが、空気流通路4は円柱状以外の形状であってもよく、例えば角柱状であってもよい。また、第一例では空気流通路4は一つの流路からなるが、空気流通路4は複数の流路を含んでいてもよい。
第一例では、空気流通路4の第一方向D1側端部は外部に開口している。また、空気流通路4の第一方向D1とは反対側端部は、二つの補強部材61が交差する位置と基部2との間にあり、空気流通路4は、二つの補強部材61が交差する位置と重なっている。
フィン部3に含まれるフィン5、第二フィン52、及び補強部6は、空気流通路4がある位置で欠落のある形状を有する。具体的には、複数のフィン5のうち、最も第二方向D2側にあるフィン5及び最も第二方向D2とは反対方向側にあるフィン5を除く残りのフィン5は、空気流通路4がある位置で、第二方向D2、第二方向D2とは反対方向、及び第一方向D1に開放された欠落のある形状を有する。第二フィン52も、空気流通路4がある位置で、第二方向D2及びその反対方向並びに第一方向D1に開放された欠落のある形状を有する。また、第三補強部材63は、空気流通路4がある位置で第一方向D1に貫通する穴状の欠落がある形状を有し、第二補強部材62も空気流通路4がある位置で第一方向D1に貫通する穴状の欠落がある形状を有する。また、補強部材61は、空気流通路4がある位置、すなわち二つの補強部材61が交差する位置で、欠落のある形状を有する。
これにより、第一例では、空気流通路4はフィン5、第二フィン52及び補強部6に囲まれている。フィン部3内におけるフィン5、補強部6及び第二フィン52で仕切られた空間の全ては、空気流通路4に通じるか空気流通路4の少なくとも一部を構成している。これらの空間は空気流通路4を通じて第一方向D1に開放されている。
第一例では、放熱装置1は、空気流通路4とフィン部3の外とを第一方向D1と交差する方向に通じさせる空気流入孔7を備える。第一例では、補強部6が空気流入孔7を形成している。具体的には、第一例では、空気流入孔7は、フィン部3内におけるフィン5、補強部6及び第二フィン52で仕切られた空間からなる複数の孔71を含む。複数の孔71は、第三方向D3に開口する孔71と、第三方向D3とは反対方向に開口する孔71とを含む。これにより、空気流入孔7は、空気流通路4とフィン部3の外とを第三方向D3に沿った方向に通じさせる。
以上の構成を有する第一例に係る放熱装置1では、フィン部3が隣り合う二つのフィン5に連結している補強部6を備えるため、フィン部3は剛直な構造を有することができ、そのことがフィン部3の共振周波数を高くできる。特に第一例では、補強部6は、隣り合う二つのフィン5の間に第二方向D2に対して第一方向D1に沿って変位するように傾斜して架け渡された補強部材61を含むため、補強部材61はフィン部3に変形しにくい構造を付与できる。このことが、フィン部3の共振周波数を効果的に高めることができる。特に第一例では、上記のように、補強部6は、フィン5の基部2側端部に連結している補強部材61を含むため、補強部材61は、フィン5の基部2側の部分を変形しにくくすることで、フィン5の固定端から自由端までの寸法を実質的に短くできる。このことが、共振周波数を特に効果的に高めることができる。
また、第一例では、放熱装置1は空気流通路4を備えるため、フィン部3が補強部6という空気の流通を阻害しかねない要素を備えるにもかかわらず、空気流通路4がフィン部3における空気の流通を促進できる。しかも放熱装置1は、空気流通路4とフィン部3の外とを第一方向D1と交差する方向に通じさせる空気流入孔7を備えるため、空気流入孔7から空気流通路4へ流入して、第一方向D1から排出されるという空気の流れが生じやすくなる。そのため、煙突効果によって、フィン部3内の熱が効率良く放出されうる。そのため、放熱装置1は良好な放熱性を有することができる。
また、第一例では、補強部6が空気流入孔7を形成しているため、補強部6はフィン部3の共振周波数を低くする機能と、放熱装置1の放熱性を高める機能とを、併せ持つことができる。
また、フィン部3は、補強部6から第一方向D1へ突出する第二フィン52を更に備えることで、第二フィン52が放熱装置1の放熱性を更に高めることができる。また、補強部6は第二フィン52を支持する機能も有することができる。さらに、第二フィン52はフィン5よりも第一方向D1に沿った寸法が短いため、放熱装置1が第二フィン52を備えても、放熱装置1の共振周波数は高く維持されうる。
放熱装置1の寸法に制限はない。寸法に関わりなく、フィン部3が補強部6を備えれば、補強部6を備えない場合と比べて、フィン部3は振動に対する高い耐久性を有することができる。フィン部3の好ましい寸法の一例を挙げるとするならば、フィン部3全体の第三方向D3に沿った寸法S1は30〜35mmの範囲内であり、フィン部3全体の第二方向D2に沿った寸法S2は30〜35mmの範囲内である。また、フィン5の第一方向D1に沿った寸法S3は50〜60mmの範囲内であり、第二フィン52の第一方向D1に沿った寸法S6は20〜25mmの範囲内であり、隣り合うフィン5の間の間隔S4は12〜17mmの範囲内であり、隣り合うフィン5と第二フィン52との間の間隔S5は5.5〜8mmの範囲内である。また、上記の補強部材61の連結位置に関する一定寸法S7は、18〜25mmの範囲内である。また、空気流通路4の第一方向D1に沿った寸法S8は43.5〜46.5mmの範囲内であり、その第一方向D1とは反対方向に見た直径S9は17〜22mmの範囲内である。このような寸法を有する放熱装置1は、種々の条件にもよるが、補強部6及び空気流通路4がない場合と比べて3倍以上の共振周波数を有し、かつ補強部6及び空気流通路4がない場合と同程度の放熱性を有することができる。
第一例に係る放熱装置1の製造方法について説明する。第一例では、上記の通りフィン部3は、空気流通路4のある位置を除き、第三方向D3に見て第三方向D3にわたって同じ形状を有する。そのため、押出成形を含む方法で放熱装置1を製造することができる。
具体的には、金属を第三方向D3に対応する方向に押し出すことで成形することにより、空気流通路4に相当する欠落がないことを除けばフィン部3と同じ形状を有する構造体を作製できる。この押出成形によって、構造体と同時に基部2を作製することもできる。すなわち、押出成形によって、構造体と基部2とが一体化した中間製品を作製できる。続いて、構造体を、ドリル加工といった方法で切削することで、空気流通路4を作製できる。このため、放熱装置1を比較的少ない工数で製造でき、すなわち放熱装置1を効率良く製造できる。
1−2.第二例
第二例に係る放熱装置1を、図2A及び図2Bを参照して説明する。第二例に係る放熱装置1は、第三補強部材63を備えないこと、すなわち補強部6が第三補強部材63を含まないこと以外は、第一例に係る放熱装置1と同じ構造を有する。第二例に係る放熱装置1も、第三補強部材63を備えないこと以外は、第一例に係る放熱装置1と同じ利点を有する。
1−3.第三例
第三例に係る放熱装置1を、図3A及び図3Bを参照して説明する。図3A及び図3Bには、第三例における第一方向D1、第二方向D2及び第三方向D3も示す。これらの方向は、第一例の場合と同じである。
放熱装置1は、基部2、フィン部3及び空気流通路4を備える。放熱装置1は、アルミニウム、鉄、銅といった金属から作製されることが好ましい。
基部2は第一例の場合と同じである。
フィン部3は、複数のフィン5と、補強部6とを備える。
複数のフィン5は、基部2から第一方向D1に突出している。複数のフィン5は、第二方向D2に並んでいる。第三例では、フィン部3は五つのフィン5を備え、これらのフィン5が第二方向D2に並んでいる。
補強部6は、複数のフィン5のうち隣り合う二つのフィン5に連結している。第三例における補強部6は、補強板64を含む。隣り合う二つのフィン5の間に、対となる二つの補強板64が架け渡されている。この二つの補強板64は、第三方向D3に対向し合っている。
より具体的には、補強板64はその厚み方向が第三方向D3と一致する平板形状を有する。補強板64の第一方向D1に沿った寸法は、フィン5の第一方向D1に沿った寸法に一致する。このため、二つのフィン5の間の隙間は補強板64で遮蔽されており、二つのフィン5の間には、二つのフィン5及び二つの補強板64で囲まれた空間がある。第三例では、補強部6は複数対の補強板64を含み、複数のフィン5のうち、隣り合ういずれの二つのフィン5においても、この二つのフィン5の間に対となる二つの補強板64が架け渡されている。補強板64は、フィン5の第三方向D3側の端部と第三方向D3とは反対方向側の端部との間の位置でフィン5に連結している。このため、フィン5の一部は補強板64から第三方向D3に沿って外側に向けて突出している。
第三例における空気流通路4は、フィン部3の内側にあり、かつフィン部3の第一方向D1側端部で開口する。また、第三例における空気流通路4は、複数の流路41を含み、複数の流路41は、二つのフィン5と二つの補強板64とに囲まれた流路41を含む。すなわち、上記の通り隣り合う二つのフィン5の間には二つのフィン5及び二つの補強板64で囲まれた空間があり、この空間が流路41である。複数の流路41は第二方向D2に並んでおり、複数の流路41のうち隣り合う流路41はフィン5で仕切られている。これにより、第三例では、空気流通路4はフィン5及び補強部6に囲まれており、フィン部3内におけるフィン5及び補強部6で仕切られた空間の全てが、空気流通路4の一部を構成し、第一方向D1に開放されている。
第三例では、放熱装置1は、空気流通路4とフィン部3の外とを第一方向D1と交差する方向に通じさせる空気流入孔7を備える。第三例では、補強部6に空気流入孔7が形成されており、空気流入孔7は、複数の孔71を含む。具体的には、第三例では、複数の補強板64の各々に、第一方向D1に並ぶ複数の孔71が形成されている。このため、空気流入孔7は、複数の流路41にそれぞれ直接通じる複数の孔71を含んでいる。また、対となる二つの補強板64の各々に孔71が形成されていることで、空気流入孔7は、第三方向D3に開口する孔71と、第三方向D3とは反対方向に開口する孔71とを含む。これにより、空気流入孔7は、空気流通路4とフィン部3の外とを第三方向D3に沿った方向に通じさせる。
以上の構成を有する第三例に係る放熱装置1では、フィン部3が隣り合う二つのフィン5に連結している補強部6を備えるため、フィン部3は剛直な構造を有することができ、そのことがフィン部3の共振周波数を高くできる。特に第三例では、補強部6は補強板64を含み、隣り合う二つのフィン5の間に、対となる二つの補強板64が架け渡され、この二つの補強板64が第三方向D3に対向するため、補強板64はフィン部3に非常に変形しにくい構造を付与できる。このことが、フィン部3の共振周波数を効果的に高めることができる。
また、第三例では、放熱装置1は空気流通路4を備えるため、フィン部3が補強部6という空気の流通を阻害しかねない要素を備えるにもかかわらず、空気流通路4がフィン部3における空気の流通を促進できる。また、空気流通路4が複数の流路41を含むことで、これら複数の流路41を利用してフィン部3内の空気の流通を効果的に促進できる。しかも放熱装置1は、空気流通路4に通じ、第一方向D1と交差する方向に開口する空気流入孔7を備えるため、空気流入孔7から空気流通路4へ流入して、第一方向D1から排出されるという空気の流れが生じやすくなり、そのため、煙突効果によって、フィン部3内の熱が効率良く放出されうる。さらに、空気流入孔7は複数の流路41にそれぞれ直接通じる複数の孔71を含んでいるため、各孔71を通じてフィン部3外の空気を各流路41に直接流入させることができる。そのため空気流通路4における煙突効果による熱の放出を促進できる。また、フィン5の一部が補強板64から第三方向D3に沿って外側に向けて突出していることで、この突出した部分から熱が効率良く放出される。これらによって、放熱装置1は良好な放熱性を有することができる。
また、第三例では、補強部6に空気流入孔7が形成されているため、補強部6はフィン部3の共振周波数を低くする機能と、放熱装置1の放熱性を高める機能とを、併せ持つことができる。
放熱装置1の寸法に制限はない。寸法に関わりなく、フィン部3が補強部6を備えれば、補強部6を備えない場合と比べて、フィン部3は振動に対する高い耐久性を有することができる。フィン部3の好ましい寸法の一例を挙げるとするならば、フィン部3全体の第三方向D3に沿った寸法S1は30〜35mmの範囲内であり、フィン部3全体の第二方向D2に沿った寸法S2は30〜35mmの範囲内である。また、フィン5の第一方向D1に沿った寸法S3は50〜60mmの範囲内であり、隣り合う二つのフィン5の間の間隔S4は5.5〜8mmの範囲内である。このような寸法を有する放熱装置1は、種々の条件にもよるが、補強部6がない場合と比べて10倍以上の共振周波数を有し、かつ補強部6がない場合と同程度以上の放熱性を有することができる。
なお、第三例では、各補強板64には空気流入孔7に含まれる複数の孔71が、第一方向D1に沿った一端から他端にわたって満遍なく形成されているが、補強板64における孔71の数及び位置はこれに限られない。ただし、空気流入孔7は、補強板64における基部2の近傍に形成されている孔71を少なくとも含むことが好ましい。この場合、空気流通路4における煙突効果による熱の放出が特に効率良く促進される。
1−4.第四例及び第五例
第四例に係る放熱装置1及び第五例に係る放熱装置1を、図4A、図4B、図5A及び図5Bをそれぞれ参照して説明する。図4A、図4B、図5A及び図5Bには、第四例及び第五例における第一方向D1、第二方向D2及び第三方向D3も示す。
第四例に係る放熱装置1及び第五例に係る放熱装置1は、空気流通路4とフィン部3の外とを第一方向D1と交差する方向に通じさせる空気流入孔7を備えるが、空気流入孔7の位置が、第三例に係る放熱装置1とは異なる。このことを除き、第四例に係る放熱装置1及び第五例に係る放熱装置1は、第三例に係る放熱装置1と同じ構造を有する。
第四例に係る放熱装置1及び第五例に係る放熱装置1では、空気流入孔7は、複数のフィン5にそれぞれ形成されている孔72を含む。複数のフィン5のうちの最も第二方向D2側にあるフィン5と最も第二方向D2とは反対方向側にあるフィン5の各々に形成されている孔72は、フィン部3の外とフィン5に接する流路41とを通じさせる。残りのフィン5の各々に形成されている孔72は、フィン5で仕切られている二つの流路41を通じさせる。これにより、空気流入孔7は、複数の流路41とフィン部3の外とを第二方向D2に沿った方向に通じさせる。
第四例に係る放熱装置1では、複数のフィン5の各々に一つの孔72が形成されている。この孔72の形状は第一方向D1に沿って長い長方形である。
第五例に係る放熱装置1では、複数のフィン5の各々に二つの孔72が第一方向D1に並んで形成されている。二つの孔72の各々の形状は第三方向D3に沿って長い長方形である。二つの孔72のうち一方の孔72は、基部2の近傍に形成されている。
以上の構成を有する第四例に係る放熱装置1及び第五例に係る放熱装置1では、第三例と同様に、フィン部3の共振周波数が効果的に高められる。
また、第四例及び第五例でも、第三例と同様に、放熱装置1は良好な放熱性を有することができる。
フィン部3における孔72の位置、形状及び数は、第四例及び第五例には限られない。特に、第五例のように、空気流入孔7が、フィン5における基部2の近傍に形成されている孔72を少なくとも含むことが好ましい。この場合、空気流通路4における煙突効果による熱の放出が特に効率良く促進される。
2.参考形態
以下、上記の実施形態に関連する参考形態に係る放熱装置1について、説明する。
参考形態に係る放熱装置1は、空気流通路4を備えないこと以外は、実施形態に係る放熱装置1と同じ構成を有する。
すなわち、参考形態に係る放熱装置1は、基部2と、フィン部3とを備える。フィン部3は、複数のフィン5を備える。複数のフィン5は、基部2から第一方向D1に突出しかつ第一方向D1と交差する第二方向D2に並ぶ。フィン部3は、複数のフィン5のうち隣り合う二つのフィン5に連結している補強部6を更に備える。
参考形態に係る放熱装置1が使用される場合は、例えば放熱装置1の基部2が熱源の上に配置される。そうすると、熱源から発せられる熱が基部2を介してフィン部3に伝わり、更にフィン部3から放出される。
参考形態に係る放熱装置1では、補強部6は、フィン部3の共振周波数を、補強部6がない場合よりも高くできる。そのため補強部6は、振動に曝された場合のフィン部3の変位量を低減して、フィン部3の破損を抑制できる。
参考形態に係る放熱装置1において、補強部6は、隣り合う二つのフィン5の間に第二方向D2に対して第一方向D1に沿って変位するように傾斜して架け渡された補強部材61を含んでもよい。この場合、補強部材61がフィン部3の共振周波数を更に高くできる。
参考形態に係る放熱装置1において、フィン部3は、第一方向D1及び第二方向D2と交差する第三方向D3に見て第三方向D3にわたって同じ形状を有してもよい。この場合、フィン部3を押出成形で作製することが可能である。
参考形態に係る放熱装置1において、空気流通路4は、複数の流路41を含んでもよい。この場合、複数の流路41が放熱装置1の放熱性を高めることができる。
参考形態に係る放熱装置1において、フィン部3は、補強部6から第一方向D1へ突出しかつフィン5よりも第一方向D1に沿った寸法が短い第二フィン52を更に備えてもよい。この場合、補強部6は第二フィン52を支持することができ、第二フィン52は放熱装置1の放熱性を高めることができる。
下記に、参考形態に係る放熱装置1の、より具体的な例である第一参考例及び第二参考例について説明する。下記においては、第二参考例については、第一参考例に係る放熱装置1と実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。なお、参考形態に係る放熱装置1は下記の具体的な例のみに制限されず、必要に応じて種々の構成の追加、削除及び置換が可能である。
2−1.第一参考例
第一参考例に係る放熱装置1を、図6A及び図6Bを参照して説明する。図6A及び図6Bには、第一参考例における第一方向D1、第二方向D2及び第三方向D3も示す。第二方向D2は第一方向D1と交差し、かつ第三方向D3は第一方向D1及び第二方向D2と交差する。このようにこれらの方向は互いに交差していればよいが、第一参考例では、第二方向D2は第一方向D1と直交し、かつ第三方向D3は第一方向D1及び第二方向D2と直交する。すなわち第一参考例では、第一方向D1、第二方向D2及び第三方向D3は互いに直交する。
第一参考例に係る放熱装置1は、空気流通路4を備えない。このことを除き、参考例に係る放熱装置1は、第二例に係る放熱装置1と同じ構造を有する。
具体的には、放熱装置1は、基部2及びフィン部3を備える。放熱装置1は、アルミニウム、鉄、銅といった金属から作製されることが好ましい。
基部2は平板形状を有する。第一方向D1に見た基部2の形状は、正方形又は長方形である。
フィン部3は、複数のフィン5と、補強部6とを備える。フィン部3は、更に第二フィン52も備える。
複数のフィン5は、基部2から第一方向D1に突出している。複数のフィン5は、第二方向D2に並んでいる。第一例では、フィン部3は三つのフィン5を備え、これらのフィン5が第二方向D2に並んでいる。
補強部6は、複数のフィン5のうち隣り合う二つのフィン5に連結している。第一参考例における補強部6は、補強部材61を含む。補強部材61は、隣り合う二つのフィン5の間に第二方向D2に対して第一方向D1に沿って変位するように傾斜して架け渡されている。より具体的には、第一参考例では、補強部6は、隣り合う二つのフィン5のうち一方のフィン5の基部2側端部と他方のフィン5の基部2側端部より一定寸法S7だけ第一方向D1側の位置とに連結している補強部材61を含む。補強部6は、一方のフィン5の基部2側端部より一定寸法S7だけ第一方向D1側の位置と他方のフィン5の基部2側端部とに連結している補強部材61も含む。この二つの補強部材61は交差して一体化しており、そのため二つの補強部材61の組合せは、第三方向D3に見てX字状の形状を有する。
第一参考例では、補強部6は、隣り合う二つのフィン5の各々に連結している第二補強部材62も含む。各フィン5と第二補強部材62との連結位置は、各フィン5と補強部材61の基部2側とは反対側の端部との連結位置と一致する。第二補強部材62は、第三方向D3に見て、第一方向D1に突出する頂部を有するように折れ曲がった形状を有する。
第一参考例では、複数のフィン5のうち、隣り合ういずれの二つのフィン5においても、この二つのフィン5の間に補強部材61及び第二補強部材62が架け渡されている。
第二フィン52は、補強部6から第一方向D1に突出する。より具体的には、第一参考例では、第二フィン52は、第二補強部材62の頂部から第一方向D1に突出する。第二フィン52は、フィン5よりも第一方向D1に沿った寸法が短い。複数のフィン5の第一方向D1側端部と第二フィン52の第一方向D1側端部は、第二方向D2に並んでいる。
第一参考例におけるフィン部3は、第一方向D1及び第二方向D2と交差する第三方向D3に見て第三方向D3にわたって同じ形状を有する。
具体的には、第一参考例では、フィン5、第二フィン52、補強部材61、第二補強部材62及び第三補強部材63はいずれも板状である。フィン5、第二フィン52、補強部材61、第二補強部材62及び第三補強部材63の厚み方向はいずれも第三方向D3と直交する。フィン5、第二フィン52、補強部材61、第二補強部材62及び第三補強部材63の第三方向D3と直交する断面の形状は、いずれも第三方向D3の全体にわたって同じである。このため、フィン5、第二フィン52、補強部材61、第二補強部材62及び第三補強部材63、並びにこれらを備えるフィン部3は、第三方向D3に連続した形状を有し、第三方向D3に見て第三方向D3にわたって同じ形状を有する。
以上の構成を有する第一参考例に係る放熱装置1では、フィン部3が隣り合う二つのフィン5に連結している補強部6を備えるため、フィン部3は剛直な構造を有することができ、そのことがフィン部3の共振周波数を高くできる。特に第一参考例では、補強部6は、隣り合う二つのフィン5の間に第二方向D2に対して第一方向D1に沿って変位するように傾斜して架け渡された補強部材61を含むため、補強部材61はフィン部3に変形しにくい構造を付与できる。このことが、フィン部3の共振周波数を効果的に高めることができる。特に第一参考例では、上記のように、補強部6は、フィン5の基部2側端部に連結している補強部材61を含む。このため、補強部材61は、フィン5の基部2側の部分を変形しにくくすることで、フィン5の固定端から自由端までの寸法を実質的に短くでき、そのため、共振周波数を特に効果的に高めることができる。
また、フィン部3は、補強部6から第一方向D1へ突出しかつフィン5よりも第一方向D1に沿った寸法が短い第二フィン52を更に備えることで、第二フィン52が放熱装置1の放熱性を更に高めることができる。また、補強部6は第二フィン52を支持する機能も有することができる。さらに、第二フィン52はフィン5よりも短いため、放熱装置1が第二フィン52を備えても、放熱装置1の共振周波数は高く維持されうる。
放熱装置1の寸法に制限はない。寸法に関わりなく、フィン部3が補強部6を備えれば、補強部6を備えない場合と比べて、フィン部3は振動に対する高い耐久性を有することができる。フィン部3の好ましい寸法の一例を挙げるとするならば、フィン部3全体の第三方向D3に沿った寸法S1は30〜35mmの範囲内であり、フィン部3全体の第二方向D3に沿った寸法S2は30〜35mmの範囲内である。また、フィン5の第一方向D1に沿った寸法S3は50〜58mmの範囲内であり、第二フィン52の第一方向D1に沿った寸法S6は20〜25mmの範囲内であり、隣り合うフィン5の間の間隔S4は12〜17mmの範囲内であり、隣り合うフィン5と第二フィン52との間の間隔S5は5.5〜8mmの範囲内である。また、上記の補強部材61の連結位置に関する一定寸法S7は、18〜25mmの範囲内である。このような寸法を有する放熱装置1は、種々の条件にもよるが、補強部6がない場合と比べて4.5倍以上の共振周波数を有し、かつ補強部6がない場合と比べて遜色のない放熱性を有することができる。
第一参考例に係る放熱装置1の製造方法について説明する。第一参考例では、上記の通りフィン部3は、第三方向D3に見て第三方向D3にわたって同じ形状を有する。そのため、押出成形を含む方法で放熱装置1を製造できる。
具体的には、金属を第三方向D3に対応する方向に押し出すことで成形することにより、フィン部3を作製できる。この押出成形によって、フィン部3と同時に基部2を作製することもできる。すなわち、押出成形によって、フィン部3と基部2とが一体化した放熱装置1を製造できる。このため、放熱装置1を比較的少ない工数で製造でき、すなわち放熱装置1を効率良く製造できる。
2−2.第二参考例
第二参考例に係る放熱装置1を、図7A及び図7Bを参照して説明する。第二参考例に係る放熱装置1は、フィン部3を第二方向D2に貫通する貫通流路8を備えること以外は、第一参考例に係る放熱装置1と同じ構造を有する。
具体的には、第二参考例では、貫通流路8は、複数のフィン5と補強部6とを貫通している。貫通流路8の第一方向D1側端部は補強部材61よりも第一方向D1側の位置にあり、空気流通路4の第一方向D1とは反対側端部は、二つの補強部材61が交差する位置よりも第一方向D1とは反対側の位置にある。このため、フィン部3内におけるフィン部3を構成する要素であるフィン5、補強部6及び第二フィン52で仕切られた空間の全てが、貫通流路8に通じている。
第二参考例に係る放熱装置1は、第一参考例に係る放熱装置1と同じ利点を有する。
さらに、第二参考例に係る放熱装置1は貫通流路8を備えるため、貫通流路8を通じてフィン部3内の空気がフィン部3外の空気と交換されうる。そのため、貫通流路8は、放熱装置1の放熱性を高めることができる。特に、第二参考例では、フィン部3内におけるフィン部3を構成する要素で仕切られた空間の全てが貫通流路8に通じているため、貫通流路8は放熱装置1の放熱性をより高めることができる。
3.発電装置
以下、本実施形態に係る発電装置100について、図8A及び図8Bを参照して説明する。
本実施形態に係る発電装置100は、熱エネルギーを電気エネルギーに変換するように構成された熱電発電モジュール9と、熱電発電モジュール9に取り付けられている放熱装置1とを備える。
本実施形態に係る発電装置には、熱電発電モジュール9で生じた熱を放熱装置1で放熱することができ、振動に曝された場合の放熱装置1の破損が抑制され、かつ放熱装置1が良好な放熱性を有することができるという利点がある。
具体的には、熱電発電モジュール9に熱が供給された場合に、放熱装置1は熱電発電モジュール9から熱を効率良く放出することができ、このため、放熱装置1が熱電発電モジュール9の発電効率を向上できる。さらに、発電装置100が振動に曝されても、放熱装置1は破損しにくい。このため、発電装置100を振動に曝される環境下で使用しても、発電装置100は長期にわたって良好な発電効率を維持できる。
発電装置100の更に具体的な例について説明する。なお、本実施形態に係る発電装置100は下記の具体的な例のみに制限されるものでなく、必要に応じて種々の構成の追加、削除及び置換が可能である。
発電装置100は、上記の通り、熱電発電モジュール9と放熱装置1とを備える。本例では、発電装置100は、更に熱電板10も備える。
熱電発電モジュール9は、その一つの面91(以下、高温面91という)の温度が、そのもう一つの面92(以下、低温面92という)の温度よりも高い場合に、熱エネルギーを電気エネルギーに変換できるように構成されている。熱電発電モジュール9の構造は公知であり、例えば熱電発電モジュール9はペルチェ素子といった熱電変換素子で構成される。
放熱装置1は、熱電発電モジュール9の低温面92に放熱装置1の基部2が接するように、熱電発電モジュール9に取り付けられている。なお、本例における放熱装置1は、第三例に係る放熱装置1であるが、放熱装置1は、第一例から第五例に係るいずれの放熱装置1でもよい。放熱装置1が参考形態に係る放熱装置1であってもよい。
熱電板10は、例えば金属製の板である。熱電板10は、熱電発電モジュール9の高温面91に接するように、熱電発電モジュール9に取り付けられている。このため、熱電板10は、加熱された場合に、高温面91に熱を効率良く伝えることができる。
本例では、基部2と熱電板10との間に熱電発電モジュール9が介在した状態で、基部2に対して熱電板10がネジ11で固定されており、これにより熱電発電モジュール9に放熱装置1と熱電板10とが取り付けられている。
この発電装置100における熱電発電モジュール9の高温面91に、熱電板10を介して熱が供給されると、高温面91と低温面92との間の温度差によって、熱電発電モジュール9が発電できる。本実施形態に係る放熱装置1は、低温面92の熱を効率良く放熱でき、このため高温面91と低温面92との間の温度差を大きくできる。このため、熱電発電モジュール9は効率良く発電できる。
また、本実施形態に係る放熱装置1が振動に曝されても放熱装置1の破損は抑制されるため、発電装置100を振動に曝される環境下で使用しても、放熱装置1は長期にわたって良好な放熱性を有することができる。このため発電装置100は長期にわたって効率良く発電でき、放熱装置1のメンテナンス及び交換の手間が削減できる。
このため、発電装置100は、例えば内燃機関といった熱と振動を発する装置(以下、熱源装置という)の温度、圧力といった状態を検出してその結果を無線送信するセンサーデバイスのための電源として好適である。この場合、熱源装置が発する熱が高温面91に供給されるように熱源装置に発電装置100が取り付けられると、発電装置100はセンサーデバイスが必要とする電力を発電できる。一般に、熱源装置における種々の位置に取り付けられるセンサーデバイスに離れた位置から有線で電力を供給するのは容易でない場合がある。しかし、熱源装置に取り付けられた発電装置100がセンサーデバイスに電力を供給すれば、センサーデバイスに電力を容易に供給できる。また熱源装置が発する振動が発電装置100に伝わっても、放熱装置1の破損が抑制されるため、発電装置100は長期にわたって安定してセンサーデバイスに電力を供給できる。
以上述べた実施形態から明らかなように、第1の態様に係る放熱装置(1)は、基部(2)と、フィン部(3)と、空気流通路(4)とを備える。フィン部(3)は、基部(2)から第一方向(D1)に突出しかつ第一方向(D1)と交差する第二方向(D2)に並ぶ複数のフィン(5)と、複数のフィン(5)のうち隣り合う二つのフィン(5)に連結している補強部(6)とを備える。空気流通路(4)は、フィン部(3)内で複数のフィン(5)及び補強部(6)に囲まれ、第一方向(D1)に向けて開口する。
第1の態様に係る放熱装置(1)には、振動に曝された場合の破損が抑制され、かつ良好な放熱性を有することができるという利点がある。
第2の態様に係る放熱装置(1)では、第1の態様において、補強部(6)は、隣り合う二つのフィン(5)の間に第二方向(D2)に対して第一方向(D1)に沿って変位するように傾斜して架け渡された補強部材(61)を含む。
第2の態様では、補強部材(61)がフィン部(3)の共振周波数を、補強部材(61)がない場合に比べて高くできる。
第3の態様に係る放熱装置では、第1又は第2の態様において、フィン部(3)は、空気流通路(4)のある位置を除き、第一方向(D1)及び第二方向(D2)と交差する第三方向(D3)に見て第三方向(D3)にわたって同じ形状を有する。
第3の態様では、フィン部(3)を押出成形で作製することが可能である。
第4の態様に係る放熱装置(1)では、第1から第3のいずれか一の態様において、補強部(6)は、隣り合う二つのフィン(5)の間に架け渡された、第一方向(D1)及び第二方向(D2)と交差する第三方向(D3)に対向し合う二つの補強板(64)を含む。さらに、空気流通路(4)は、二つのフィン(5)と二つの補強板(64)とに囲まれた流路(41)を含む。
第4の態様では、補強板(64)がフィン部(3)の共振周波数を、補強板(64)がない場合に比べて高くでき、かつ流路(41)が放熱装置(1)の放熱性を高めることができる。
第5の態様に係る放熱装置(1)では、第1から第4のいずれか一の態様において、空気流通路(4)は、複数の流路(41)を含む。
第5の態様では、複数の流路(41)が放熱装置(1)の放熱性を高めることができる。
第6の態様に係る放熱装置(1)は、第1から第5のいずれか一の態様において、空気流通路(4)とフィン部(3)の外とを第一方向(D1)と交差する方向に通じさせる空気流入孔(7)を更に備える。
第6の態様では、空気流入孔(7)が空気流通路(4)における煙突効果を生じさせて、空気流入孔(7)がない場合に比べて放熱装置(1)の放熱性を更に高めることができる。
第7の態様に係る放熱装置(1)では、第6の態様において、補強部(6)が空気流入孔(7)を形成している。
第7の態様では、補強部(6)はフィン部(3)の共振周波数を低くする機能と、放熱装置(1)の放熱性を高める機能とを、併せ持つことができる。
第8の態様に係る放熱装置(1)では、第6の態様において、補強部(6)に空気流入孔(7)が形成されている。
第8の態様では、補強部(6)はフィン部(3)の共振周波数を低くする機能と、放熱装置(1)の放熱性を高める機能とを、併せ持つことができる。
第9の態様に係る放熱装置(1)では、第1から第8のいずれか一の態様において、フィン部(3)は、補強部(6)から第一方向(D1)へ突出しかつフィン(5)よりも第一方向(D1)に沿った寸法が短い第二フィン(52)を更に備える。
第9の態様では、補強部(6)は第二フィン(52)を支持することができ、第二フィン(52)は放熱装置(1)の放熱性を、第二フィン(52)がない場合と比べて高めることができる。
第10の態様に係る発電装置(100)は、熱エネルギーを電気エネルギーに変換するように構成された熱電発電モジュール(9)と、熱電発電モジュール(9)に取り付けられている第1から第9のいずれか一の態様に係る放熱装置(1)とを備える。
第10の態様には、熱電発電モジュール(9)で生じた熱を放熱装置(1)で放熱することができ、振動に曝された場合の放熱装置(1)の破損が抑制され、かつ放熱装置(1)が良好な放熱性を有することができるという利点がある。
1 放熱装置
2 基部
3 フィン部
4 空気流通路
41 流路
5 フィン
52 第二フィン
6 補強部
61 補強部材
64 補強板
7 空気流入孔
71 孔
9 熱電発電モジュール
100 発電装置

Claims (9)

  1. 基部と、
    フィン部と、
    空気流通路とを備え、
    前記フィン部は、前記基部から第一方向に突出しかつ前記第一方向と交差する第二方向に並ぶ複数のフィンと、前記複数のフィンのうち隣り合う二つのフィンに連結している補強部とを備え、
    前記空気流通路は、前記フィン部内で前記複数のフィン及び前記補強部に囲まれ、前記第一方向に向けて開口
    前記補強部は、隣り合う前記二つのフィンの間に前記第二方向に対して前記第一方向に沿って変位するように傾斜して架け渡された補強部材を含む、
    放熱装置。
  2. 前記フィン部は、前記空気流通路のある位置を除き、前記第一方向及び前記第二方向と交差する第三方向に見て前記第三方向にわたって同じ形状を有する、
    請求項1記載の放熱装置。
  3. 前記補強部は、隣り合う前記二つのフィンの間に架け渡された、前記第一方向及び前記第二方向と交差する第三方向に対向し合う二つの補強板を含み、
    前記空気流通路は、前記二つのフィンと前記二つの補強板とに囲まれた流路を含む、
    請求項1又は2に記載の放熱装置。
  4. 前記空気流通路は、複数の流路を含む、
    請求項1からのいずれか一項に記載の放熱装置。
  5. 前記空気流通路とフィン部の外とを前記第一方向と交差する方向に通じさせる空気流入孔を更に備える、
    請求項1からのいずれか一項に記載の放熱装置。
  6. 前記補強部が前記空気流入孔を形成している、
    請求項に記載の放熱装置。
  7. 前記補強部に前記空気流入孔が形成されている、
    請求項に記載の放熱装置。
  8. 前記フィン部は、前記補強部から前記第一方向へ突出しかつ前記フィンよりも前記第一方向に沿った寸法が短い第二フィンを更に備える、
    請求項1からのいずれか一項に記載の放熱装置。
  9. 熱エネルギーを電気エネルギーに変換するように構成された熱電発電モジュールと、
    前記熱電発電モジュールに取り付けられている請求項1からのいずれか一項に記載の放熱装置とを備える、
    発電装置。
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