JP6744266B2 - 二酸化炭素施用装置 - Google Patents

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Description

本開示は、二酸化炭素施用装置に関する。
園芸植物の収率及び品質を向上させるため、二酸化炭素を農業用ハウス内に施用する二酸化炭素施用装置が公知である。一方で、農業用ハウスには、夜間の気温低下を防止するための加温機が設けられる。加温機は、重油や灯油等を燃焼して温風を農業用ハウスに供給する。
そこで、加温機から発生する燃焼排ガス中の二酸化炭素を回収及び貯留し、任意のタイミングで二酸化炭素を農業用ハウス内に供給する二酸化炭素施用装置が考案されている(特許文献1参照)。
この二酸化炭素施用装置では、燃焼排ガスを液体貯留タンク内の液体に通過させて浄化した後に、吸着タンクによって燃焼排ガス中の二酸化炭素を吸着する。上記液体貯留タンクには、内部の液位を一定に保つために、液体貯留タンク内の圧力によって作動する排水路が設けられている。この排水路は、排水管と、排水管に取り付けられた開閉弁とによって構成される。
吸着タンクに吸着された二酸化炭素は、例えば昼間に吸着タンクから脱離され、農業用ハウス内に施用される。
特開2015−142531号公報
上記二酸化炭素施用装置の液体貯留タンク内の液体には、燃焼排ガス中の有害物質と反応する化合物が含まれる。液体中の化合物と燃焼排ガス中の有害物質との化学反応により、副生物が液体中に生成される。
上記副生物は、液体貯留タンクの内部に堆積する。図4に示すように、副生物Cの一部は、液体貯留タンク103に接続された排水管118内にも堆積する。排水管118内に副生物Cが堆積すると、排水管118に取り付けられた開閉弁119の動作が副生物によって阻害される。つまり、開閉弁119の弁体119Aが堆積した副生物Cと干渉し、開閉弁118が閉じなくなる不具合が発生する。
その結果、排水路による液体貯留タンク103の液位のコントロール機能が失われる。また、開閉弁119が閉じないことで排水管118から外気が液体貯留タンク内に進入し、浄化機能が低下する。
本開示の一局面は、液体貯留タンクの排水路における開閉弁の動作不全を抑制できる二酸化炭素施用装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様は、燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を農業用ハウス内に供給する二酸
化炭素施用装置である。二酸化炭素施用装置は、化合物を含む液体を貯留し、燃焼排ガスが液体中を通過するように構成された少なくとも1つの液体貯留タンクと、液体中を通過した燃焼排ガスを液体貯留タンクの下流側に供給するように構成された供給流路と、を備える。少なくとも1つの液体貯留タンクは、液体を系外に排出する排水路を有する。排水路は、少なくとも1つの液体貯留タンクの排水口に端部が接続された排水管と、排水管に取り付けられた開閉弁と、を有する。開閉弁は、開動作において一次側と二次側とが最初に連通する連通開始点が排水口の最上点よりも上方に位置するように配置される。
このような構成によれば、排水路の開閉弁の連通開始点が液体貯留タンクの排水口よりも上方に位置するので、液体と燃焼排ガスとの反応により生成される副生物が開閉弁の連通開始点に堆積することが抑制される。そのため、開閉弁の閉動作の不全が抑制される。これにより、排水路による液体貯留タンク内の液位のコントロールが維持されると共に、外気の液体貯留タンク内への進入も抑制される。
本開示の一態様では、開閉弁は、自重で閉止するように構成されてもよい。このような構成によれば、開閉弁の動作不全を抑制しつつ、液体貯留タンクにおける排水のレスポンスを高めることができる。また、排水路の密閉性を高めることができる。
本開示の一態様では、排水管は、鉛直方向に延伸する鉛直部を有してもよい。また、開閉弁は、鉛直部に設けられてもよい。このような構成によれば、さらに排水のレスポンスを高めることができる。
本開示の一態様では、排水管は、鉛直方向に延伸する鉛直部と、鉛直部に連続すると共に、水平方向に延伸する水平部と、を有してもよい。また、開閉弁は、水平部に設けられてもよい。このような構成によっても、開閉弁の閉動作の不全を容易かつ確実に抑制することができる。
図1は、実施形態における二酸化炭素施用装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図2は、図1の二酸化炭素施用装置における液体貯留タンクの排水路を示す模式図である。 図3は、図2とは異なる実施形態における液体貯留タンクの排水路を示す模式図である。 図4は、従来の二酸化炭素施用装置における液体貯留タンクの排水路を示す模式図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す二酸化炭素施用装置1は、燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を回収し、農業用ハウス内に供給するための装置である。二酸化炭素施用装置1は、農業用ハウスの内部又は外部に配置される。
二酸化炭素施用装置1は、燃焼装置2と、第1液体貯留タンク3と、第2液体貯留タンク4と、ブロワ5と、吸着タンク6と、制御部7とを備える。
また、二酸化炭素施用装置1は、排ガス流路10と、第1取込流路11と、冷却空気流路12と、第2取込流路13と、施用空気流路14と、供給流路15とを備える。
<燃焼装置>
燃焼装置2は、主に夜間、重油や灯油等の燃料を燃焼させ、農業用ハウス内の空気を温める装置である。燃焼排ガスは、煙突である排ガス流路10を介して農業用ハウス外に排出される。
<第1液体貯留タンク>
第1液体貯留タンク3は、燃焼装置2から発生した燃焼排ガスの一部を液体Lによって冷却及び浄化するための装置である。
第1液体貯留タンク3は、内部に液体Lを貯留している。また、第1液体貯留タンク3は、燃焼装置2で発生した燃焼排ガスを取り込み、取り込んだ燃焼排ガスが液体L中を通過するように構成されている。燃焼排ガスは、液体Lとの熱交換により冷却されると共に、液体Lに含まれる化合物によって含有する成分の一部が取り除かれる。なお、第1液体貯留タンク3内に貯留されている液体Lの体積は、第1液体貯留タンク3の容積よりも小さい。
具体的には、第1液体貯留タンク3には、第1取込流路11が接続されており、第1取込流路11から液体L中に燃焼排ガスが供給される。第1取込流路11は、排ガス流路10に接続され、燃焼排ガスを取り込んでいる。第1取込流路11内には、第1液体貯留タンク3内の液面と同じ位置まで液体Lが進入している。
なお、図1では、第1取込流路11の端部は、第1液体貯留タンク3の下面に接続されているが、第1取込流路11の端部は第1液体貯留タンク3の側面に接続されてもよい。また、第1取込流路11は、第1液体貯留タンク3の上面から第1液体貯留タンク3の内部を通って液体L中に開口するように配置されてもよい。後述する第2液体貯留タンク4の第2取込流路13についても同様である。
液体L中に供給された燃焼排ガスは、液体L中を気泡となって浮上する。つまり、バブリングが行われる。液体L中を通過した燃焼排ガスは、第2取込流路13によって、第2液体貯留タンク4に取り込まれる。
第1液体貯留タンク3に貯留される液体Lとしては、燃焼排ガス中に含まれる硫化物や窒化物等の有害物質を除去できるものが好ましい。例えば、硫化物や窒化物と反応する化合物の水溶液が液体Lとして好適に使用できる。なお、第1液体貯留タンク3内には、液体Lに化合物を供給する浄化剤(図示省略)が収納されている。
第1液体貯留タンク3は、排水路17を有する。排水路17は、液体Lの液位が上昇した際に、液圧によって液体Lを第1液体貯留タンク3の外部(つまり系外)に排出することで、液体Lの液位を一定に保つための流路である。
排水路17は、図2に示すように、排水管18と、開閉弁19とを有する。
排水管18は、第1液体貯留タンク3の排水口3Aに端部が接続されている。排水管18は、第1液体貯留タンク3の側面に設けられた排水口3Aに接続されると共に、水平方向に延伸する水平部18Aと、水平部18Aに接続されると共に、鉛直方向に延伸する鉛直部18Bとを有している。
開閉弁19は、排水管18に取り付けられている。具体的には、開閉弁19は、排水管18の鉛直部18Bに配置されている。開閉弁19は、自重で閉止するように構成されている。つまり、開閉弁19は、弁体19Aが自重によって閉位置に変位する自重式の開閉弁である。また、開閉弁19は、弁体19Aに加わる液体の圧力が一定以上になると、弁
体19Aが変位して開状態に移行する。
また、開閉弁19は、閉状態から開状態に移行する開動作において、一次側(つまり、排水の流れにおける上流側であり、第1液体貯留タンク3側)と二次側(つまり、排水の流れにおける下流側であり、排水出口側)とが最初に連通する連通開始点19Bが排水口3Aの最上点よりも上方に位置するように配置されている。なお、連通開始点19Bは、開閉弁19が開状態から閉状態に移行する閉動作においては、一次側と二次側とが最後に遮断される点である。
例えば、図2に示すように弁体19Aが液体Lの流れ方向に対して搖動する開閉弁19の場合は、揺動中心軸(つまり、弁体19Aの支持点)から最も離間した端部が連通開始点19Bとなる。
液体L中の化合物と燃焼排ガス中の有害物質との化学反応により生成された副生物Cは、液体L中に析出し、排水管18の水平部18Aの内部に堆積する。しかし、副生物Cは鉛直部18B内には堆積しないので、連通開始点19Bにも副生物Cは堆積しない。副生物Cは、例えば硫酸化合物、硝酸化合物等である。
なお、水平部18A内には液体Lが進入しているので、水平部18Aに堆積した副生物Cは液体Lによって溶解される。これにより、排水管18における副生物Cの堆積量が低減される。
連通開始点19Bは、弁体19Aの第1液体貯留タンク3における液体Lの正規の液位と同じ高さに設定される。ここで、正規の液位とは、ブロワ5の吸引により起こるバブリングによって液体Lが第1液体貯留タンク3の下流側(つまり吸着タンク6側)に吸い出されても第1液体貯留タンク3の冷却性能を維持可能な液位を意味する。
第1液体貯留タンク3における液体Lの液位が連通開始点19Bよりも高くなると、排水管18内の液体Lの液位が上昇する。これにより、図2に破線で示すように弁体19Aが液体Lによって持ち上げられ、開閉弁19が開き、液体Lが排水管18を介して第1液体貯留タンク3から排出される。
開閉弁19の開状態において、第1液体貯留タンク3における液体Lの液位が連通開始点19Bよりも低くなると、弁体19Aに加わる液圧が低下し、弁体19Aは自重によって閉位置に変位する。
開閉弁19の具体例としては、例えばチャッキ弁(つまり逆止弁)が挙げられるが、自重によって閉じる開閉弁であれば、チャッキ弁に限定されない。
また、図1に示すように、第1液体貯留タンク3には、液体Lを冷却するための冷却空気流路12が接続されている。冷却空気流路12は、冷却空気を液体L中に供給することで、液体Lを冷却する冷却機構である。冷却空気流路12は、冷却配管12Aと、開閉弁12Bとを有する。
冷却配管12Aは、一方の端部が第1液体貯留タンク3内の液体L中に配置されている。冷却配管12Aの他方の端部は、図示しない冷却空気の供給源に接続されている。
開閉弁12Bは、冷却配管12A内に取り付けられている。開閉弁12Bは、冷却配管12Aによる冷却空気の供給時に開けられる。開閉弁12Bは、例えばソレノイド弁を用いることができる。
第1液体貯留タンク3内の液体L中に供給された冷却空気は、第2取込流路13によって、第2液体貯留タンク4内の液体L中に供給される。つまり、冷却空気流路12から供給される冷却空気は、第1液体貯留タンク3内の液体Lと第2液体貯留タンク4内の液体Lとを冷却する。
<第2液体貯留タンク>
第2液体貯留タンク4は、第1液体貯留タンク3を通過した燃焼排ガスを再度冷却及び浄化するための装置である。つまり、二酸化炭素施用装置1は、燃焼排ガスを2段階で冷却及び浄化する。
第2液体貯留タンク4は、内部に第1液体貯留タンク3と同様の液体Lを貯留している。また、第2液体貯留タンク4は、第1液体貯留タンク3の液体L中を通過した燃焼排ガスを取り込み、取り込んだ燃焼排ガスが液体L中を通過するように構成されている。
具体的には、第2液体貯留タンク4には、第2取込流路13が接続されており、第2取込流路13から液体L中に燃焼排ガスが取り込まれる。液体Lを通過した燃焼排ガスは、供給流路15によって、吸着タンク6に供給される。第2液体貯留タンク4には、第1液体貯留タンク3と同様の排水路17が設けられている。なお、第2取込流路13には、第2液体貯留タンク4内の液面と同じ位置まで液体Lが進入している。
供給流路15は、液体中を通過した燃焼排ガスを液体貯留タンクの下流側の吸着タンク6を介して農業用ハウス内又は農業ハウス外に供給するように構成されている。供給流路15は、第1供給配管15Aと、第2供給配管15Bと、排出流路16とを有する。第1供給配管15Aは、第2液体貯留タンク4内の液面よりも上方の空間に一方の端部が配置されている。第1供給配管15Aの他方の端部は、第2供給配管15Bと、後述する施用配管14Aとに接続されている。
<ブロワ>
ブロワ5は、供給流路15に設けられ、第1液体貯留タンク3及び第2液体貯留タンク4の液体中を通過した燃焼排ガスを液体貯留タンクの下流側に導くように構成された機器(つまり吸引器)である。本実施形態では、ブロワ5は、燃焼排ガスを吸着タンク6、農業用ハウス内及び農業用ハウス外に供給する。ブロワ5は、供給流路15の第2供給配管15Bに配置されている。
二酸化炭素の吸着工程では、ブロワ5の運転により、第1液体貯留タンク3及び第2液体貯留タンク4内が負圧となり、燃焼装置2で発生した燃焼排ガスが第1液体貯留タンク3及び第2液体貯留タンク4を経由して吸着タンク6に圧送される。
<吸着タンク>
吸着タンク6は、燃焼排ガス中の二酸化炭素を吸着する吸着材が内部に配置されている。二酸化炭素の吸着工程では、ブロワ5によって供給された燃焼排ガス中の二酸化炭素が吸着材によって吸着される。吸着材としては、例えば活性炭、ゼオライト等の多孔質材料などが使用できる。
一方、二酸化炭素の施用工程では、施用空気流路14から施用空気が吸着タンク6内に供給され、吸着材から二酸化炭素が脱離する。脱離した二酸化炭素は、排出流路16を介して農業用ハウス内に施用される。
なお、本実施形態では、施用空気流路14は供給流路15に接続されている。具体的には、施用空気流路14と供給流路15とは第2供給配管15Bを共有している。また、施
用空気流路14は、施用配管14Aと、開閉弁14Bとを有する。
施用配管14Aは、一方の端部が第2供給配管15Bに接続されている。施用配管14Aの他方の端部は、大気に開放している。開閉弁14Bは、施用配管14A内に取り付けられている。開閉弁14Bは、施用配管14Aによる施用空気の供給時に開けられる。開閉弁14Bは、例えばソレノイド弁を用いることができる。
施用配管14Aから流入した施用空気の流入圧力は、第2液体貯留タンク4の液面を押し下げる圧力よりも小さいため、施用空気は供給流路15に導かれる。
<制御部>
制御部7は、二酸化炭素施用装置1の運転を制御する装置である。具体的には、制御部7は、ブロワ5の運転及び停止の制御、ソレノイド弁の開閉の制御等を行う。
[1−2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)排水路17の開閉弁19の連通開始点19Bが液体貯留タンクの排水口よりも上方に位置するので、液体Lと燃焼排ガスとの反応により生成される副生物Cが開閉弁19の連通開始点19Bに堆積することが抑制される。そのため、開閉弁19の閉動作の不全が抑制され、排水路17による液体貯留タンク内の液位のコントロールが維持される。
また、開閉弁19の閉動作の不全が抑制されることにより、排水管18から外気が液体貯留タンク内へ進入することが抑制される。その結果、液体貯留タンクの冷却機能及び浄化機能の低減が抑制される。
さらに、開閉弁19の閉動作の不全が抑制されることにより、排水管18からブロワ5までの吸い込み流路が形成されることが抑制される。その結果、液体Lの吸い込みによるブロワ5の故障が抑制される。
(1b)開閉弁19が自重式であり、かつ排水管18の鉛直部18Bに配置されるので、開閉弁19の動作不全を抑制しつつ、液体貯留タンクにおける排水のレスポンスを高めることができる。また、排水路17の密閉性を高めることができる。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態の二酸化炭素施用装置1において、液体Lを貯留する液体貯留タンクの数は1つでもよい。また、二酸化炭素施用装置1は、3つ以上の液体貯留タンクを備えてもよい。
(2b)上記実施形態の二酸化炭素施用装置1において、排水路17の開閉弁19は、必ずしも排水管18の鉛直部18Bに配置される必要はない。図3に示すように、排水管18が、鉛直部18Bに連続して水平方向に延伸する第2の水平部18Cを有する場合、この第2の水平部18Cに開閉弁19を配置してもよい。第2の水平部18Cの鉛直方向の位置(つまり高さ)は、第1液体貯留タンク3の正規の液位に合わせて設計される。
(2c)上記実施形態の二酸化炭素施用装置1において、排水路17の開閉弁19は、自重で閉止するものでなくてもよい。開閉弁19は、例えば、バネ等による荷重によって閉止するものであってもよい。また、開閉弁19として、手動弁、又はソレノイド弁等の
自動弁を使用してもよい。
(2d)上記実施形態の二酸化炭素施用装置1において、液体貯留タンクを通過した燃焼排ガスをブロワ5によって直接農業用ハウス内に供給してもよい。
(2e)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…二酸化炭素施用装置、2…燃焼装置、3…第1液体貯留タンク、3A…排水口、
4…第2液体貯留タンク、5…ブロワ、6…吸着タンク、7…制御部、
10…排ガス流路、11…第1取込流路、12…冷却空気流路、12A…冷却配管、
12B…開閉弁、13…第2取込流路、14…施用空気流路、14A…施用配管、
14B…開閉弁、15…供給流路、15A…第1供給配管、15B…第2供給配管、
16…排出流路、17…排水路、18…排水管、18A…水平部、18B…鉛直部、
18C…第2の水平部、19…開閉弁、19A…弁体、19B…連通開始点。

Claims (4)

  1. 燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を農業用ハウス内に供給する二酸化炭素施用装置であって、
    化合物を含む液体を貯留し、燃焼排ガスが前記液体中を通過するように構成された少なくとも1つの液体貯留タンクと、
    前記液体中を通過した前記燃焼排ガスを前記液体貯留タンクの下流側に供給するように構成された供給流路と、
    を備え、
    前記少なくとも1つの液体貯留タンクは、前記液体を系外に排出する排水路を有し、
    前記排水路は、
    前記少なくとも1つの液体貯留タンクの排水口に端部が接続された排水管と、
    前記排水管に取り付けられた開閉弁と、
    を有し、
    前記開閉弁は、開動作において一次側と二次側とが最初に連通する連通開始点が前記排水口の最上点よりも上方に位置するように配置される、二酸化炭素施用装置。
  2. 請求項1に記載の二酸化炭素施用装置であって、
    前記開閉弁は、自重で閉止するように構成される、二酸化炭素施用装置。
  3. 請求項2に記載の二酸化炭素施用装置であって、
    前記排水管は、鉛直方向に延伸する鉛直部を有し、
    前記開閉弁は、前記鉛直部に設けられる、二酸化炭素施用装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の二酸化炭素施用装置であって、
    前記排水管は、
    鉛直方向に延伸する鉛直部と、
    前記鉛直部に連続すると共に、水平方向に延伸する水平部と、
    を有し、
    前記開閉弁は、前記水平部に設けられる、二酸化炭素施用装置。
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