JP6744037B1 - プリント基板、プリント基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリント基板を製造した後、プリント基板から高周波信号配線に設けられたコンデンサを削除できるプリント基板、プリント基板の製造方法を提供する。【解決手段】第1プリント基板11と、金属極板16と、絶縁膜17と、を備える。第1プリント基板11は、絶縁基材12の表面12aに設けられた第1導体13と、第1導体13に接続された高周波信号配線14と、を備える。金属極板16は、絶縁基材12の反対側において、第1導体13を跨いで第1導体13に重ねられ、第1プリント基板11に接地されている。絶縁膜17は、金属極板16および第1導体13の間に介在されている。第1導体13、金属極板16および絶縁膜17によりコンデンサCが形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、プリント基板、プリント基板の製造方法に関する。
特許文献1には、プリント基板として、絶縁基材に第一の電極が設けられ、第一の電極に誘電体層が設けられ、誘電体層に第二の電極が設けられた構成が開示されている。第一の電極はグランド層を兼ねている。また、第二の電極は信号層を兼ねている。よって、第一の電極、誘電体層、および第二の電極でプリント基板にコンデンサが形成される。これにより、コンデンサの小型化や平坦化が可能になり、コンデンサのコストを抑えることができる。
特開2004−235490号公報
しかし、特許文献1のプリント基板は、プリント基板を製造する際にコンデンサが同時に形成されている。よって、プリント基板を製造した後、プリント基板から高周波信号配線に設けられたコンデンサを削除することが難しい。
本発明の目的は、上述した課題のいずれかを解決するプリント基板、プリント基板の製造方法を提供する。
第一の態様のプリント基板は、絶縁基材の表面に設けられた第1導体と、前記第1導体に接続された高周波信号配線と、を備えた第1プリント基板と、前記絶縁基材の反対側において、前記第1導体を跨いで前記第1導体に重ねられ、接地された金属極板と、前記金属極板および前記第1導体の間に介在された絶縁膜と、を備え、前記第1導体、前記金属極板および前記絶縁膜により形成されたコンデンサを備える。
第二の態様のプリント基板の製造方法は、絶縁基材の表面に設けられた第1導体と、第1導体に接続された高周波信号配線と、を備えた第1プリント基板に、前記絶縁基材の反対側において、前記第1導体を跨いで、前記第1導体に絶縁膜を介在させて金属極板を重ねる工程と、前記金属極板を前記第1プリント基板に接地する工程と、を備え、前記第1導体、前記金属極板および前記絶縁膜によりコンデンサを形成する。
本発明によれば、プリント基板を製造した後、プリント基板から高周波信号配線に設けられたコンデンサを削除できる。
第一実施形態におけるプリント基板を示す回路図である。 第一実施形態におけるプリント基板を示す平面図である。 図2のIII-III線に沿う断面図である。 第一実施形態におけるプリント基板の製造方法を説明する断面図である。 第二実施形態におけるプリント基板を示す平面図である。 第三実施形態におけるプリント基板を示す平面図である。 第四実施形態におけるプリント基板を示す平面図である。 第五実施形態におけるプリント基板を示す回路図である。 第五実施形態におけるプリント基板を示す平面図である。 第六実施形態におけるプリント基板を示す平面図である。 最小構成の第七実施形態おけるプリント基板を示す断面図である。
以下、各実施形態について、図面を用いて説明する。すべての図面において同一または相当する構成には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
<第一実施形態>
プリント基板10およびプリント基板10の製造方法の実施形態について、図1から図4を参照して説明する。なお、プリント基板10を適用する代表例として、例えば、高周波帯域を使用する無線回路などが考えられる。すなわち、1GHzよりも高い周波数帯域において内部インダクタ成分による影響が大きくなる。このため、高周波帯域を利用する無線通信などにプリント基板10を備えることにより内部インダクタ成分を抑えることができる。
図1から図3に示すように、プリント基板10は、絶縁基材12と、第1導体13と、高周波信号配線14と、第2導体15と、金属極板16と、絶縁膜17と、を備えている。
絶縁基材12は、例えば、ポリイミドなどの絶縁材料で形成される絶縁性を備えた基材である。
絶縁基材12の表面12aに第1導体13が設けられている。第1導体13は、絶縁基材12の表面12aに銅箔などの導体層により形成された矩形状のパターンである。
第1導体13に高周波信号配線14が接続されている。
高周波信号配線14は、高周波帯域の信号を伝送できる信号配線である。
高周波信号配線14は、絶縁基材12の表面12aに銅箔などの導体層により形成されたパターンである。
例えば、第1導体13と高周波信号配線14とは、繋がっている導体パターンであってもよい。
例えば、第1導体13は、第1導体13の両側に間隔をおいて設けられている一対の高周波信号配線14に繋がっていてもよい。
例えば、第1導体13は、繋がっている一対の高周波信号配線14が並ぶ方向に延びている。
例えば、第1導体13は、繋がっている一対の高周波信号配線14が並ぶ方向に長く延びる長方形形状のパターンであってもよい。
第1導体13および高周波信号配線14により信号配線パターンが形成されている。
例えば、第1導体13および高周波信号配線14は、高周波帯域の信号を伝送できる信号配線パターンであってもよい。
例えば、第1導体13を介して一対の高周波信号配線14間において、高周波帯域の信号を伝送できる信号配線パターンであってもよい。
例えば、第1導体13および高周波信号配線14は、高周波帯域の信号として、1GHzよりも高い周波数帯域の信号を伝送できる信号配線パターンであってもよい。
第1導体13の両側に間隔をおいて第2導体15が設けられている。
第2導体15は、接地導体である。
第2導体15は、絶縁基材12の表面12aに銅箔などの導体層により形成されたパターンである。第2導体15は、第1導体13と同じ長さ寸法に形成されている。
絶縁基材12、第1導体13、高周波信号配線14、および第2導体15により、通常使用される既存の第1プリント基板11が形成されている。第1プリント基板11に備えられた第1導体13の表面13aに絶縁膜(絶縁体)17が重ねられている。絶縁膜17は、ポリイミドなどの誘電体層で形成されている。
例えば、第2導体15は、第1プリント基板11上の接地パターンに接続されていてもよい。
例えば、絶縁基材12の表面12aに沿う方向において、一対の第2導体15が、第1導体13を挟んで設けられていてもよい。
例えば、第1導体13が、繋がっている一対の高周波信号配線14が並ぶ方向に長く延びる長方形形状のパターンとされ、第1導体13の長辺を挟むように、第1導体13の両側に間隔をおいて一対の高周波信号配線14が設けられてもよい。その際、一対の高周波信号配線14は、第1導体13の長辺に沿って延びていてもよい。
金属極板16は、絶縁基材12の反対側において、第1導体13を跨いで第1導体13に重ねられ、接地されている。
例えば、金属極板16は、絶縁膜17の表面17aに金属極板16が重ねられてもよい。
例えば、金属極板16は、矩形状に形成され、第1導体13の表面13aに対して間隔をおいて重ねられてもよい。
例えば、金属極板16は、絶縁膜17を介して、第1導体13の表面13aに重ねられてもよい。
例えば、金属極板16は、両側辺16a,16bが第2導体15の表面15aに対して間隔をおいて重ねられた状態に配置されてもよい。
金属極板16は、接地されている。
例えば、金属極板16は、両側辺16a,16bが第2導体15の表面15aに、はんだ21により接続されることにより接地されてもよい。
このように、金属極板16の両側辺16a,16bを第2導体15の表面15aに接続することにより、第1プリント基板11に容易に確実に接地することができる。
例えば、高周波信号配線14と高周波信号配線14との間を第1導体13が延びる方向と交差する方向に、金属極板16が、第1導体13を跨ぐように構成されてもよい。
その際、金属極板16は、第1導体13との間に絶縁膜17を介在させて、第1導体13を跨いでもよい。
金属極板16としては、例えば、金属プレート、金属膜が挙げられる。また、金属極板16は、代表的な素材として銅が考えられるが、その他の例として、一般的に電気を流すことが可能で、かつ、第2導体15への接続が可能な素材を採用することも可能である。
さらに、金属極板16と第2導体15との接続は、はんだ21に限らない。その他の例として、例えば、溶接などで電気的に導通させてもよい。
金属極板16が接地された状態において、第1導体13の表面13aと金属極板16の裏面16cとの間に絶縁膜17が介在されている。第1導体13、金属極板16および絶縁膜17によりコンデンサCが形成されている。すなわち、第1導体13および金属極板16がコンデンサCの極板となる。
ここで、コンデンサCの容量Cは、つぎの式(1)により計算される。
C=ε×(S/d) (1)
但し、
C:コンデンサCのキャパシタ容量(単位:F[ファラッド])
ε:誘電率(真空中の誘電率εと、素材により異なる比誘電率εrによって表すこともできる。(単位:F/m))
εの値はつぎの式(2)により計算される。
ε≒8.854×10−12 (2)
空気の比誘電率はεr≒1である。よって、真空中と空気中は同一に扱える。
S:第1導体13および高周波信号配線14により形成される信号配線パターンのうち、金属極板16と重なる第2導体15の面積(単位:m
d:金属極板16と第2導体15との間の距離(すなわち、絶縁膜17の厚さ寸法)(単位:m)
以上説明したように、プリント基板10によれば、第1プリント基板11に金属極板16および絶縁膜17だけを備えることによりコンデンサCを形成できる。これにより、コンデンサCの小型化や平坦化が可能になり、加えて、コンデンサCのコストを抑えることができる。
ここで、一般的な単体部品のコンデンサは、例えば、プリント基板に、はんだにより実装される。この場合には、内部インダクタ成分に加えて信号配線に構築されたパッドと接続するはんだによって、一般的な単体部品のコンデンサの内部の電極までの経路に微小なインダクタ成分が発生することが考えられる。
これに対して、プリント基板10は、第1導体13をコンデンサCの極板とすることにより、信号配線パターンそのものを電極化しており、コンデンサCの極板を高周波信号配線14に対して同一ライン上に形成できる。よって、コンデンサCの電極までに発生するインダクタ成分を最小限まで抑えることができる。
これにより、コンデンサCが持つ自己共振周波数が高周波帯域にシフトすることになり、高周波帯域までコンデンサCとしての特性を維持でき、高周波向けEMC(electromagnetic compatibility:電磁両立性)の対策に活用できる。
さらに、第1プリント基板11に金属極板16が、はんだ21により接続されることにより、プリント基板10にコンデンサCが実装されている。これにより、コンデンサCの有無を容易に確認できる。
加えて、プリント基板10に実装したコンデンサCの高さ寸法を、金属極板16の厚み寸法を基準とすることができる。よって、コンデンサCの高さ寸法を、一般的な単体部品のコンデンサと比べて小さく抑え、小型化や平坦化が可能になる。これにより、一般的な単体部品のコンデンサを実装できなかった位置に、コンデンサCを実装することができる。
特に、コンデンサCを、一般的な単体部品のコンデンサを備えることなく、同一電位の金属極板16で形成することから、コンデンサCの破損のおそれが抑えられる。これにより、一般的な単体部品のコンデンサの実装が難しい箇所においてもコンデンサCを実装することができる。
つぎに、プリント基板10の製造方法を図4に基づいて説明する。
図4に示すように、絶縁基材12の表面12aに第1導体13および高周波信号配線14(図2参照)を形成する。第1導体13および高周波信号配線14により、極板を有する信号配線パターンが形成される。さらに、絶縁基材12の表面12aに第2導体15を形成する。これにより、絶縁基材12、第1導体13、高周波信号配線14、および第2導体15により、第1プリント基板11が形成される。
第1プリント基板11につぎの工程によりコンデンサCの絶縁膜(絶縁体)17および金属極板16を形成する。
すなわち、第1工程において、第1プリント基板11に備えられた第1導体13の表面13aに絶縁膜17を矢印Aの如く重ねる。
第2工程において、絶縁基材12の反対側において、第1導体13を跨いで、絶縁膜17の表面17aに金属極板16を矢印Bの如く重ねる。よって、第1導体13の表面13aと金属極板16の裏面16cとの間に絶縁膜17が介在される。
第3工程において、金属極板16の両側辺16a,16bを第2導体15の表面15aに、例えば、はんだ21(図3参照)により接続することにより、金属極板16を接地する。
これにより、第1導体13、金属極板16および絶縁膜17によりコンデンサCが形成される。
以上説明したように、プリント基板10の製造方法によれば、コンデンサCは、第1プリント基板11に絶縁膜17および金属極板16を備えることによりコンデンサCが実装されている。よって、第1プリント基板11を製造した後工程により、第1プリント基板11に金属極板16および絶縁膜17を設けることにより、コンデンサCを実装したプリント基板10を形成できる。これにより、例えば、プリント基板10から金属極板16および絶縁膜17を外すことにより、コンデンサを削除でき、第1プリント基板11に容易に戻すことができる。
以下、第二実施形態から第七実施形態のプリント基板を図5から図11に基づいて説明する。なお、第二実施形態から第七実施形態のプリント基板において、第一実施形態のプリント基板10と同一、類似部材については同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
<第二実施形態>
図5に示すように、プリント基板30は、第1プリント基板11の第2導体15を第2導体31に代えたもので、その他の構成は第一実施形態のプリント基板10と同様である。
第2導体31は、第1導体13と比べて長さ寸法が小さく形成され、金属極板16の両側辺16a,16bの角部に分割されて設けられている。金属極板16の両側辺16a,16bが第2導体31に、例えば、はんだ21(図3参照)により接続(接地)されている。
このように、第2導体31の形状や数を変えることにより、多種の既存のプリント基板にコンデンサCを実装することができ、プリント基板の用途の拡大を図ることができる。
さらに、第一実施形態と同様に、コンデンサの小型化や平坦化が可能になり、加えて、コンデンサのコストを抑えることができる。加えて、例えば、プリント基板30から金属極板16および絶縁膜17を外すことにより、コンデンサを削除でき、第1プリント基板11に容易に戻すことができる。
<第三実施形態>
図6に示すように、プリント基板40は、第1プリント基板11の第1導体13を第1導体41に代えたもので、その他の構成は第二実施形態のプリント基板30と同様である。
第1導体41は、絶縁基材12の表面12aに銅箔などの導体層により形成された円形のパターン(極板)である。
このように、第1導体41の形状を変えることにより、多種の既存のプリント基板にコンデンサCを実装することができ、プリント基板の用途の拡大を図ることができる。
さらに、第一実施形態と同様に、コンデンサの小型化や平坦化が可能になり、加えて、コンデンサのコストを抑えることができる。加えて、例えば、プリント基板40から金属極板16および絶縁膜17を外すことにより、コンデンサを削除でき、第1プリント基板11に容易に戻すことができる。
<第四実施形態>
図7に示すように、プリント基板50は、第1プリント基板11の金属極板16および第2導体15を金属極板51および第2導体52に代えたもので、その他の構成は第三実施形態のプリント基板40と同様である。
金属極板51は、円形に形成されている。また、第2導体52は、円弧状に形成されている。金属極板51は、第2導体52に重ねあわされ、外周辺51aが第2導体52に、例えば、はんだ21(図3参照)により接続(接地)されている。
このように、金属極板51および第2導体52の形状を変えることにより、多種の既存のプリント基板にコンデンサCを実装することができ、プリント基板の用途の拡大を図ることができる。
さらに、第一実施形態と同様に、コンデンサの小型化や平坦化が可能になり、加えて、コンデンサのコストを抑えることができる。加えて、例えば、プリント基板50から金属極板51および絶縁膜を外すことにより、コンデンサを削除でき、第1プリント基板11に容易に戻すことができる。
<第五実施形態>
図8、図9に示すように、プリント基板60は、コンデンサCに代えて第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、第3コンデンサC3を実装したもので、その他の構成は第一実施形態のプリント基板10と同様である。
具体的には、プリント基板60は、絶縁基材12の表面12aに第1導体13が間隔をおいて設けられている。また、絶縁基材12の表面12aには、第1導体13および第1導体13の間と、最外側の第1導体13の外側とに第2導体15が設けられている。さらに、第1導体13の表面13aに絶縁膜17(図3参照)が重ねられている。
絶縁膜17の表面17aには一枚の金属極板62が重ねられている。一枚の金属極板62の両側辺62a,62bは、最外側の第2導体15に、はんだ21(図3参照)により接続(接地)されている。
よって、プリント基板60は、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、および第3コンデンサC3が実装されている。これにより、多種の既存のプリント基板に少なくとも一つ以上の第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、および第3コンデンサC3を実装することができ、プリント基板の用途の拡大を図ることができる。
さらに、第一実施形態と同様に、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、および第3コンデンサC3の小型化や平坦化が可能になり、加えて、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、および第3コンデンサC3のコストを抑えることができる。加えて、例えば、プリント基板60から金属極板62および絶縁膜17を外すことにより、コンデンサを削除でき、第1プリント基板11に容易に戻すことができる。
なお、第1導体13の形状や金属極板62の形状は、例えば、第三実施形態の第1導体41や第四実施形態の金属極板51のように適宜変更が可能である。
<第六実施形態>
図10に示すように、プリント基板70は、最外側の第1導体13の外側のみに第2導体15が設けられたもので、その他の構成は第五実施形態のプリント基板60と同様である。
すなわち、プリント基板70は、第五実施形態のプリント基板60において、第1導体13および第1導体13の間から第1導体13を除去したものである。これにより、プリント基板70は、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、および第3コンデンサC3を、第五実施形態のプリント基板60に比べて、コンパクトにまとめた状態に実装されている。
また、多種の既存のプリント基板に少なくとも一つ以上の第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、および第3コンデンサC3を実装することができ、プリント基板の用途の拡大を図ることができる。
さらに、第一実施形態と同様に、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、および第3コンデンサC3の小型化や平坦化が可能になり、加えて、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、および第3コンデンサC3のコストを抑えることができる。加えて、例えば、プリント基板70から金属極板62および絶縁膜17を外すことにより、コンデンサを削除でき、第1プリント基板11に容易に戻すことができる。
なお、第1導体13の形状や金属極板62の形状は、例えば、第三実施形態の第1導体41や第四実施形態の金属極板51のように適宜変更が可能である。
<プリント基板10の最小構成の第七実施形態>
プリント基板10の最小構成の第七実施形態について、図11を参照して説明する。
プリント基板10は、第1プリント基板11と、金属極板16と、絶縁膜17と、を備える。第1プリント基板11は、絶縁基材12の表面12aに設けられた第1導体13と、第1導体13に接続された高周波信号配線14と、を備える。
金属極板16は、絶縁基材12の反対側において、第1導体13を跨いで、第1導体13に重ねられ、接地されている。
絶縁膜17は、金属極板16および第1導体13の間に介在されている。
第1導体13、金属極板16および絶縁膜17によりコンデンサCが形成されている。
このため、第1プリント基板11に金属極板16および絶縁膜17だけを備えることによりコンデンサCを形成できるので、コンデンサCの小型化や平坦化が可能になり、加えて、コンデンサCのコストを抑えることができる。
また、コンデンサCは、第1プリント基板11に絶縁膜17および金属極板16を備えることによりコンデンサCが実装されている。よって、第1プリント基板11を製造した後工程により、第1プリント基板11に金属極板16および絶縁膜17を設けることにより、コンデンサCを実装したプリント基板10を形成できる。これにより、例えば、プリント基板10から金属極板16および絶縁膜17を外すことにより、コンデンサを削除でき、第1プリント基板11に容易に戻すことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
例えば、前記第一実施形態では、第1導体13に絶縁膜17を重ね、絶縁膜17に金属極板16を重ねることにより、第1導体13と金属極板16との間に絶縁膜17を介在する例について説明したが、これに限らない。
その他の例として、例えば、第1導体13の表面13aに絶縁膜17を予め塗布しておくことも可能である。よって、金属極板16を第1導体13に重ねることにより、第1導体13と金属極板16との間に絶縁膜17を介在させることができる。これにより、プリント基板10にコンデンサCを一層簡単に実装することができる。
また、前記第一実施形態と同様に、コンデンサCの小型化や平坦化が可能になり、加えて、コンデンサCのコストを抑えることができる。さらに、例えば、プリント基板10から金属極板16を外すことにより、コンデンサを削除でき、第1プリント基板11に一層容易に戻すことができる。なお、前記第二実施形態から前記第七実施形態においても、同様の構成にすることが可能である。
さらに、その他の例として、例えば、金属極板16を第1導体13に重ねる前に、金属極板16の裏面16cに絶縁膜17を予め塗布しておくことも可能である。よって、金属極板16を第1導体13に重ねることにより、第1導体13と金属極板16との間に絶縁膜17を介在させることができる。これにより、プリント基板10にコンデンサCを一層簡単に実装することができる。
また、前記第一実施形態と同様に、コンデンサCの小型化や平坦化が可能になり、加えて、コンデンサCのコストを抑えることができる。さらに、例えば、プリント基板10から金属極板16を外すことにより、コンデンサを削除でき、第1プリント基板11に一層容易に戻すことができる。なお、前記第二実施形態から前記第七実施形態においても、同様の構成にすることが可能である。
さらに、その他の例として、例えば、金属極板16を第1導体13に重ねる前に、第1導体13の表面13aに絶縁膜17を予め塗布しておくと共に、金属極板16の裏面16cにも絶縁膜17を予め塗布しておくことも可能である。
10,30,40,50,60,70 プリント基板
11 第1プリント基板
12 絶縁基材
12a 絶縁基材の表面
13 第1導体
14 高周波信号配線
16 金属極板
17 絶縁膜
C コンデンサ
C1〜C3 第1〜第3のコンデンサ(コンデンサ)

Claims (6)

  1. 絶縁基材の表面に設けられ、各々が延びる方向と交差する方向に、間隔をおいて並んでいる複数の第1導体と、前記複数の第1導体に接続された高周波信号配線と、を備えた第1プリント基板と、
    前記絶縁基材の反対側において、前記交差する方向に前記複数の第1導体を跨いで前記複数の第1導体に重ねられ、接地された金属極板と、
    前記金属極板および前記複数の第1導体の間に介在された絶縁膜と、を備え、
    前記複数の第1導体、前記金属極板および前記絶縁膜により形成されたコンデンサを備えるプリント基板。
  2. 前記複数の第1導体および前記高周波信号配線が、高周波帯域の信号を伝送できる信号配線パターンである請求項1に記載のプリント基板。
  3. 前記絶縁膜は、前記複数の第1導体に塗布されている請求項1又は2に記載のプリント基板。
  4. 前記絶縁膜は、前記金属極板に塗布されている請求項1から3の何れ一項に記載のプリント基板。
  5. 前記第1プリント基板は、
    前記絶縁基材の表面に設けられて、前記金属極板が接地される第2導体を備えた請求項1から4の何れか一項に記載のプリント基板。
  6. 絶縁基材の表面に設けられ、各々が延びる方向と交差する方向に、間隔をおいて並んでいる複数の第1導体と、前記複数の第1導体に接続された高周波信号配線と、を備えた第1プリント基板に、前記絶縁基材の反対側において、前記交差する方向に前記複数の第1導体を跨いで、前記複数の第1導体に絶縁膜を介在させて金属極板を重ねる工程と、
    前記金属極板を前記第1プリント基板に接地する工程と、を備え、
    前記複数の第1導体、前記金属極板および前記絶縁膜によりコンデンサを形成するプリント基板の製造方法。
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