JP6744029B2 - 振動伝達抑制機構及び情報記録再生装置 - Google Patents
振動伝達抑制機構及び情報記録再生装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6744029B2 JP6744029B2 JP2018022025A JP2018022025A JP6744029B2 JP 6744029 B2 JP6744029 B2 JP 6744029B2 JP 2018022025 A JP2018022025 A JP 2018022025A JP 2018022025 A JP2018022025 A JP 2018022025A JP 6744029 B2 JP6744029 B2 JP 6744029B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- reel
- magnetic tape
- motor
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
この磁気テープ装置は、磁気テープが収容されるテープカートリッジをベース部材上で搬送するローダ機構と、ベース部材に設けられかつテープカートリッジ内の磁気テープが巻装されているテープリールを駆動するモータ装置と、テープカートリッジ内から磁気テープを引き出して磁気記録再生を行なうスレッダ機構と、を有する。
このため、磁気テープ装置においても、磁気テープに対する情報の読み書きを確実に行なわせるために、テープ巻き取りのためのテープリール、テープをガイドするローラ等を精密に調整し、磁気ヘッドに対してより正確な位置へ磁気テープを送り出し、かつ位置合わせする必要がある。
一方、上記磁気テープでは、トラック幅を狭くするに従い、磁気ヘッドによるデータ追従の難易度が増しており、僅かな振動でもデータの読み書きに影響が及ぶという問題が生じ、このための十分な対策が必要となっている。
具体的には、特許文献1に示されるモータ取付構造では、モータとモータ取付部材との間に、モータ外周に被嵌される筒状部と、該筒状部の一側に一体形成される底面部とからなり、全体がゴム材により形成される防振部材が被嵌されている。
また、特許文献2は、モータの出力軸に連結される入力側接手と、被動側の回転軸継手との間に層状の弾性体層が設けられる構成であるので、モータの出力軸で生じた振動が、弾性体層を経由して被動側に直接的に伝達されることがあり、この点においても問題の解決が期待されていた。
また、特許文献4は、回転体の振れ止めを目的とする調整ねじに関する構成が開示されているが、振れ止めにより抑制し得ない振動の伝達をいかにして抑制するかの解決手段を開示するものではない。
本発明では、ベース部材に固定されたモータ装置と、前記ベース部材に設けられた軸受に軸支されかつ前記モータ装置の出力軸に接続される駆動シャフトと、を有し、前記モータ装置の出力軸と、前記軸受に軸支された駆動シャフトとの間には、柔軟性を有する弾性体からなる防振軸継手が配置され、前記モータ装置は防振部材を介して前記ベース部材に固定されていることを特徴とする。
図1に符号1で示されるものは基台となるベース部材である。
また、このベース部材1には、モータ装置2の出力軸2Aに接続可能な駆動シャフト3を軸支するための軸受4が設けられている。
この駆動シャフト3は、例えば、磁気テープカートリッジ内にて磁気テープが巻回される、被駆動体となるテープリール(図示略)に対して脱着自在に接続される。
そして、上記振動伝達抑制機構10では、これら防振軸継手5と防振部材6とにより、モータ起因の振動が、情報の読み書きに係る他の機構(磁気ヘッドやテープリール)に伝達されることを有効に防止して、高い振動伝達の抑制効果を生じさせることができる。
さらに、上記振動伝達抑制機構10では、モータ装置2の出力軸2Aと駆動シャフト3とが別部材に設けられ、かつこれらを接続する防振軸継手5が、柔軟性を有する軸状(例えば、筒状、板状、塊状)の弾性体で形成されているので、該弾性体が軸線と交差する方向に随時変形することで、モータ起因の振動が、駆動シャフト3に伝達されることを効果的に抑制できる。
次に、図2〜図5を参照して、振動伝達抑制機構10が適用される情報記録再生装置Aの一実施形態について説明する。
なお、この情報記録再生装置Aは、磁気テープが巻回されるテープリールR1を内部に有する磁気テープカートリッジCを対象とした情報の記録及び再生装置である(図3参照)。
磁気テープデッキ100は、ローダ機構20、スレッダ機構21、デッキベース22、第1リールモータ23、第2リールモータ24等を有している。
なお、モータの中で、第1リールモータ23は磁気テープカートリッジC内のテープリールR1を駆動するためのモータ装置、第2リールモータ24はスレッダ機構21内のテープリールR2(後述する)を駆動するためのモータ装置である。
また、スレッダ機構21は、カートリッジトレー20Aに装着された磁気テープカートリッジCから磁気テープを引き出し、磁気ヘッド101に案内するテープ案内機構21Aを有している。
さらに、このスレッダ機構21のテープ案内機構21Aには、磁気テープカートリッジCから引き出された磁気テープを巻き取るためのテープリールR2(図4参照)が設けられている。
これら第1リールモータ23、第2リールモータ24の取付構造は、基本構成が同じであるので、共通する部材に同一符号を付し、重複した説明を省略する。
防振部材30はゴム材などの柔軟性を有する弾性材により形成された筒状体であって、その筒状体の内部を貫通するように、かつ防振軸継手46(後述する)に対してその軸線L1が平行となるように各モータねじ31が配置されている。
そして、このような防振部材30では、構成部材となる弾性体が軸線L1と交差する方向に随時変形することで、モータ起因の振動が、情報の読み書きに係る他の機構(磁気ヘッド101やテープリールR1,R2)に伝達されることを防止する。
シャフトベース40は、デッキベース22の貫通孔42の周囲に固定された軸受ベース43と、該軸受ベース43の貫通孔内に設置された軸受44と、該軸受44により軸線L2を中心として回転自在に支持される駆動シャフト41と、を有している。また、シャフトベース40は、3本のベースねじ45によりデッキベース22上に螺合されている。
各駆動シャフト41と、第1リールモータ23の出力軸23A又は第2リールモータ24の出力軸24Aの間には、ゴム材からなる、柔軟性を有する筒状の弾性体からなる防振軸継手46が配置されている。
そして、各防振軸継手46では、構成部材となる弾性体が軸線L2と交差する方向に随時変形することで、モータ起因の振動が、駆動シャフト41に伝達されることを効果的に抑制する。
このクラッチ51は、ローダ機構20により磁気テープカートリッジCが磁気テープデッキ100内に取り込まれた場合に、該磁気テープカートリッジCのテープリールR1に対して同軸に接続され、かつ該テープリールR1に第1リールモータ23の駆動力を伝達するものである。
また、第2リールモータ24側の駆動シャフト41の上端部には、リールねじ52を介してスレッダ機構21のテープリールR2が螺合されている。
さらに、上記情報記録再生装置Aでは、リールモータ23,24の出力軸23A,24Aと駆動シャフト41とが別部材に設けられ、かつこれらを接続する防振軸継手46が、柔軟性を有する筒状の弾性体で形成されているので、該弾性体が軸線L2と交差する方向に随時変形することで、モータ起因の振動が、駆動シャフト41に伝達されることを効果的に抑制できる。
2 モータ装置
2A 出力軸
3 駆動シャフト
4 軸受
5 防振軸継手
6 防振部材
10 振動伝達抑制機構
20 ローダ機構
20A カートリッジトレー
20B カートリッジ案内機構
21 スレッダ機構
21A テープ案内機構
22 デッキベース
23 第1リールモータ
23A 出力軸
24 第2リールモータ
24A 出力軸
30 防振部材
31 モータねじ
40 シャフトベース
41 駆動シャフト
42 貫通孔
43 軸受ベース
44 軸受
45 ベースねじ
46 防振軸継手
50 クラッチねじ
51 クラッチ
52 リールねじ
60 振動伝達抑制機構
100 磁気テープデッキ
101 磁気ヘッド
102 制御基板
A 情報記録再生装置
C 磁気テープカートリッジC
L1 軸線
L2 軸線
R1 テープリール
R2 テープリール
S スペーサ
Claims (6)
- ベース部材に固定されたモータ装置と、
前記ベース部材に設けられた軸受に軸支されかつ前記モータ装置の出力軸に接続される駆動シャフトと、を有し、
前記モータ装置の出力軸と、前記軸受に軸支された駆動シャフトとの間には、柔軟性を有する 軸状の弾性体からなる防振軸継手が配置され、
前記モータ装置は防振部材を介して前記ベース部材に固定され、
前記軸状の防振軸継手は、弾性体が筒状に形成され、
前記防振部材は、前記モータ装置と前記ベース部材との間に配置された少なくとも3つの弾性材からなるとともに、
前記モータ装置の出力軸と平行となる軸線を有する筒状体からなることを特徴とする振動伝達抑制機構。 - 前記防振軸継手は、前記モータ装置の出力軸及び前記駆動シャフトに、各端部が外装される筒状体であることを特徴とする請求項1に記載の振動伝達抑制機構。
- 前記ベース部材と前記軸受を支持する軸受ベースとの間に該軸受の傾きを調整するためのスペーサが設けられていることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の振動伝達抑制機構。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載された振動伝達抑制機構と、
磁気テープがテープリールに巻回された状態で収容された磁気テープカートリッジをデッキベース上に取り込むローダ機構と、
前記デッキベース上に取り込まれた前記磁気テープカートリッジ内のテープリールから磁気テープを引き出すスレッダ機構と、
前記スレッダ機構により引き出された前記磁気テープに対する情報記録再生を行なう磁気ヘッド機構と、を有することを特徴とする情報記録再生装置。 - 前記モータ装置は少なくとも第1リールモータと第2リールモータとを有し、
前記第1リールモータの出力軸に接続される駆動シャフトの上端には、前記ローダ機構により取り込まれた前記磁気テープカートリッジ内の第1テープリールに脱着されるクラッチが設置される特徴とする請求項4に記載の情報記録再生装置。 - 前記第2リールモータの出力軸に接続される駆動シャフトの上端には、前記スレッダ機構により取り込まれた磁気テープカートリッジからの磁気テープを巻き取るための第2テープリールが設置される特徴とする請求項5に記載の情報記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018022025A JP6744029B2 (ja) | 2018-02-09 | 2018-02-09 | 振動伝達抑制機構及び情報記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018022025A JP6744029B2 (ja) | 2018-02-09 | 2018-02-09 | 振動伝達抑制機構及び情報記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019139825A JP2019139825A (ja) | 2019-08-22 |
JP6744029B2 true JP6744029B2 (ja) | 2020-08-19 |
Family
ID=67694280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018022025A Active JP6744029B2 (ja) | 2018-02-09 | 2018-02-09 | 振動伝達抑制機構及び情報記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6744029B2 (ja) |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS622924Y2 (ja) * | 1981-06-10 | 1987-01-23 | ||
US4635147A (en) * | 1983-11-25 | 1987-01-06 | Electronic Processors, Inc. | Cartridge loading and ejecting mechanism for use in a tape transport system |
JPS61112826A (ja) * | 1984-11-07 | 1986-05-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 軸継手装置 |
JPH04106542U (ja) * | 1991-02-28 | 1992-09-14 | 株式会社リコー | モータ支持装置 |
JP3088593B2 (ja) * | 1993-07-16 | 2000-09-18 | 光洋精工株式会社 | 静圧気体軸受 |
JP2000081051A (ja) * | 1998-06-23 | 2000-03-21 | Nippon Piston Ring Co Ltd | ゴム軸継手 |
JP3607659B2 (ja) * | 2001-10-18 | 2005-01-05 | Necパーソナルプロダクツ株式会社 | 磁気テープドライブ装置 |
DE102010030494A1 (de) * | 2010-06-24 | 2011-12-29 | Robert Bosch Gmbh | Ankerwellenlagereinheit |
CN202260882U (zh) * | 2011-08-29 | 2012-05-30 | Tcl空调器(中山)有限公司 | 具有减振功能的电机安装结构 |
-
2018
- 2018-02-09 JP JP2018022025A patent/JP6744029B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019139825A (ja) | 2019-08-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5491598A (en) | Rotary actuator vibration damper | |
JP6744029B2 (ja) | 振動伝達抑制機構及び情報記録再生装置 | |
JPH04328354A (ja) | ウェブ駆動装置及びテープ駆動装置 | |
US20010043459A1 (en) | Disc-drive mounting using adhesive films | |
US5657182A (en) | Casing of a magnetic recording and reproducing apparatus having rails for detachable mounting to a computer | |
JP2003314613A (ja) | 電子機器の防振構造 | |
KR100372991B1 (ko) | 자기 디스크 장치 | |
CN115602203A (zh) | 盘装置 | |
JP6825772B2 (ja) | 記録用テープ巻取りリールおよびそれを搭載する記録用テープ装置 | |
US20120002321A1 (en) | Head suspension assembly and disk device with the same | |
JP2004134029A (ja) | サスペンション、ヘッドジンバルアセンブリ、該ヘッドジンバルアセンブリを備えたヘッドアームアセンブリ及び該ヘッドアームアセンブリを備えたディスク装置 | |
JP2003164133A (ja) | 回転形情報記録再生装置 | |
US3570737A (en) | Mounting arrangement | |
JP2003030862A (ja) | ディスク装置 | |
JP2004319005A (ja) | 光ディスク装置 | |
JP2813268B2 (ja) | 磁気ディスク装置 | |
JPH0744884A (ja) | 光ピックアップの耐振構造 | |
JP3083210U (ja) | 共振消去機構 | |
JPH0457278A (ja) | フレキシブルディスク装置及び複合化ディスク装置 | |
CN117727338A (zh) | 盘装置 | |
JPS62154381A (ja) | フロツピ−デイスク装置の磁気ヘツド装置 | |
JP2510052Y2 (ja) | 動力伝達機構 | |
JP4322165B2 (ja) | 面対向モータ及びテープ駆動装置 | |
JP2006012287A (ja) | ディスク装置 | |
JP2002008345A (ja) | 光ディスク装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190607 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200630 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200722 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6744029 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |