JP6740588B2 - 燃料噴射制御装置 - Google Patents

燃料噴射制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6740588B2
JP6740588B2 JP2015189106A JP2015189106A JP6740588B2 JP 6740588 B2 JP6740588 B2 JP 6740588B2 JP 2015189106 A JP2015189106 A JP 2015189106A JP 2015189106 A JP2015189106 A JP 2015189106A JP 6740588 B2 JP6740588 B2 JP 6740588B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
engine
air
property
ecu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015189106A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017066867A (ja
JP2017066867A5 (ja
Inventor
大介 五島
大介 五島
伊勢 敬
敬 伊勢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP2015189106A priority Critical patent/JP6740588B2/ja
Publication of JP2017066867A publication Critical patent/JP2017066867A/ja
Publication of JP2017066867A5 publication Critical patent/JP2017066867A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6740588B2 publication Critical patent/JP6740588B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、燃料噴射制御装置に関する。
内燃機関において、冷間始動時には、内燃機関に供給される燃料の燃料性状や内燃機関の周辺温度により燃料が十分に気化されず、燃料が十分に燃焼することができないためにHC(炭化水素)や黒煙が発生し、排気エミッション性能が低下する問題がある。
特許文献1では、内燃機関の始動後における、内燃機関の機関回転数の変化に基づいて燃料性状を判定し、判定された燃料性状に基づいて燃料噴射量を補正することが提案されている。
特開平03−26841号公報
しかしながら、特許文献1には、燃料性状の判定結果に基づいて燃料噴射量の補正を行なうと記載されているが、具体的な補正方法が記載されていないため、暖機途上における燃焼状態の悪化を防止することができない。
そこで、本発明は、暖機途上の内燃機関の燃焼状態を安定化させることができ、排気エミッション性能を向上させることができる燃料噴射制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決する燃料噴射制御装置の発明の一態様は、筒内噴射機構を備えた内燃機関に供給される燃料の噴射を制御する燃料噴射制御装置であって、暖機途上において、燃料の燃料性状を判定し、燃料性状に応じて空燃比を制御するとともに、内燃機関の圧縮行程と吸気行程とに分割して燃料を噴射し、燃料の噴射量は吸気行程より圧縮行程の方が多くなるように制御する制御部を備え、制御部は、燃料の燃料性状が重質燃料である場合、内燃機関の吸気行程においては、燃料の燃料性状が軽質燃料である場合より早いタイミングで燃料噴射を開始させ、内燃機関の圧縮行程においては、燃料の燃料性状が軽質燃料である場合より遅いタイミングで燃料噴射を終了させるものである。
このように本発明によれば、暖機途上の内燃機関の燃焼状態を安定化させることができ、排気エミッション性能を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る燃料噴射制御装置の概念ブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る燃料噴射制御装置を備えるエンジンの始動時のエンジン回転数と点火回数積算値を示すタイムチャートであり、図2(a)は軽質ガソリンの場合、図2(b)は重質ガソリンの場合である。 図3は、本発明の一実施形態に係る燃料噴射制御装置の燃料噴射制御における燃料噴射タイミングを示すタイミングチャートである。 図4は、本発明の一実施形態に係る燃料噴射制御装置の分割噴射制御と燃料噴射制御とを組み合わせた場合のエンジンの空燃比とスス排出量の関係を示すグラフである。 図5は、本発明の一実施形態に係る燃料噴射制御装置の始動時燃焼安定化処理の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る燃料噴射制御装置について詳細に説明する。
図1において、本発明の一実施形態に係る燃料噴射制御装置を搭載した車両1は、内燃機関型のエンジン2と、制御部としてのECU(Electronic Control Unit)3とを含んで構成される。
エンジン2には、気筒としてのシリンダ5が形成されている。シリンダ5には、このシリンダ5内を上下に往復動可能なピストン6が収納されている。また、シリンダ5の上部には、燃焼室7が設けられている。
エンジン2は、シリンダ5内でピストン6が往復する間に、吸気行程、圧縮行程、膨張行程および排気行程からなる一連の4行程を行う、いわゆる4サイクルのガソリンエンジンである。
また、ピストン6は、コネクティングロッド8を介してクランクシャフト9と連結している。コネクティングロッド8は、ピストン6の往復運動をクランクシャフト9の回転運動に変換するようになっている。
また、燃焼室7には、点火プラグ10と、インジェクタ11が設けられている。点火プラグ10は、燃焼室7内に電極を突出させた状態で配設され、ECU3によってその点火時期が調整されるようになっている。ECU3は、図示しないイグニッションスイッチがオンにされて、エンジン2のクランキングが開始されてからの点火プラグ10による点火回数を積算した点火回数積算値を計数するようになっている。
インジェクタ11は、図示しない燃料タンクから燃料ポンプによって供給された燃料を燃焼室7内に噴射する、いわゆる筒内噴射式の燃料噴射弁である。
エンジン2には、吸気ポート12と、排気ポート21が設けられている。吸気ポート12は、燃焼室7と後述する吸気通路14aとを連通するようになっている。また、吸気ポート12には、吸気弁13が設けられている。
吸気弁13は、吸気通路14aと燃焼室7とを連通または遮断するように開閉されるようになっている。
また、吸気ポート12には、吸気管14が接続されている。この吸気管14の内部には、吸気ポート12と連通する吸気通路14aが形成されている。吸気通路14aには、電子制御式のスロットルバルブ15が設けられている。スロットルバルブ15は、ECU3に電気的に接続されている。
スロットルバルブ15は、ECU3からの指令信号に応じてスロットル開度が制御されることで、エンジン2の吸入空気量を調整するようになっている。
一方、排気ポート21には、排気弁22が設けられている。排気弁22は、後述する排気通路24aと燃焼室7とを連通または遮断するように開閉されるようになっている。
また、排気ポート21には、排気管24が接続されている。この排気管24の内部には、排気ポート21と連通する排気通路24aが形成されている。排気通路24aには、空燃比センサ25が設けられている。
上述のように構成されたエンジン2は、スロットルバルブ15により流量調整された吸気とインジェクタ11により噴射された燃料との混合気を、点火プラグ10により点火して着火させる点火式のエンジンである。
ECU3は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
このコンピュータユニットのROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをECU3として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、ECU3として機能する。
ECU3の入力ポートには、上述の空燃比センサ25に加え、エンジン回転数センサ26、アクセル開度センサ28、水温センサ29等の各種センサ類が接続されている。
空燃比センサ25は、エンジン2の排気の酸素濃度から広範囲の連続的な空燃比の変化を検出する。
エンジン回転数センサ26は、エンジン2のクランクシャフト9の回転からクランクシャフト9の回転数に比例したパルス数のエンジン回転数パルス信号を出力する。ECU3は、エンジン回転数パルス信号に基づいてエンジン回転数を検出できるようになっている。
アクセル開度センサ28は、アクセルペダル27の操作量を表すアクセル開度を検出する。水温センサ29は、エンジン2の冷却水の水温を検出する。
一方、ECU3の出力ポートには、点火プラグ10、インジェクタ11、スロットルバルブ15等の各種制御対象類が接続されている。
ECU3は、アクセル開度センサ28が検出するアクセル開度に基づきエンジン2の要求負荷を算出し、その要求負荷に応じてエンジン2の目標点火時期や燃料噴射量や吸入空気量を算出する。そして、ECU3は、算出した目標点火時期や燃料噴射量や吸入空気量になるように点火プラグ10やインジェクタ11やスロットルバルブ15を制御してエンジン2の運転状態を制御する。
<燃料性状判定方法>
本実施形態において用いられる燃料性状判定方法について説明する。
本実施形態において、ECU3は、図示しないイグニッションスイッチがオンにされて、エンジン2のクランキングが開始されてから、エンジン回転数センサ26により検出されたエンジン回転数が、エンジン2が完爆したことを表す判定回転数Nになるまでの上述の点火回数積算値Sに基づいて燃料が軽質ガソリンか重質ガソリンかを判定する。
図2は、エンジン2に供給される燃料の燃料性状の違いによるエンジン始動時のエンジン回転数と点火回数積算値を示す図であり、図2(a)は軽質ガソリンの場合、図2(b)は重質ガソリンの場合である。
図2(a)に示すように、軽質ガソリンの場合、エンジン始動時のエンジン回転数の吹け上がりが早く、エンジン回転数が判定回転数Nになるまでの点火回数積算値Sは、燃料が気化しにくい状態、または混合気が着火しにくい状態であると判定する点火回数閾値Xより小さくなる。
一方、図2(b)に示すように、重質ガソリンの場合、エンジン始動時のエンジン回転数の吹け上がりが遅く、エンジン回転数が判定回転数Nになるまでの点火回数積算値Sは、点火回数閾値Xより大きくなる。
このことから、ECU3は、エンジン2のクランキングが開始されてから、エンジン回転数センサ26により検出されたエンジン回転数が判定回転数Nになるまでの点火回数積算値Sが点火回数閾値Xより小さい場合、エンジン2に供給されている燃料は軽質ガソリンであると判定する。
一方、ECU3は、エンジン2のクランキングが開始されてから、エンジン回転数センサ26により検出されたエンジン回転数が判定回転数Nになるまでの点火回数積算値Sが点火回数閾値X以上の場合、エンジン2に供給されている燃料は重質ガソリンであると判定する。
判定回転数N及び点火回数閾値Xは、予め実験等により求められ、ECU3のROMに記憶されている。
<燃料性状に応じた燃料噴射制御方法>
本実施形態において用いられる燃料性状に応じた燃料噴射制御の方法について説明する。
ECU3は、エンジン2の冷間始動時において、エンジン2に供給されている燃料が軽質ガソリンであると判定した場合、燃料の分割噴射を実施するとともに、混合気の空燃比をリーン化させる。軽質ガソリンの場合、気化しやすいため、リーン側の燃焼限界まで余裕があり、リーン化することで黒煙対策を行なう。
一方、ECU3は、エンジン2の冷間始動時において、エンジン2に供給されている燃料が重質ガソリンであると判定した場合、燃料の分割噴射を実施するとともに、混合気の空燃比をストイキ(理論空燃比)近辺で制御する。重質ガソリンの場合、気化しにくいため、リーン側の燃焼限界に余裕がなく、リーン化せずロバスト性を確保する。理論空燃比は、理論的に最も燃焼効率の良い混合気の単位燃料質量当たりに投入する空気量の比であり、一般的に14.5〜14.7となる。
ECU3は、燃料が重質ガソリンであると判定した場合、重質ガソリンは、混合気になりにくいため、ススが発生しうる空燃比までのリッチ化を防止する空燃比の限界閾値Zを設け、空燃比の限界閾値Z以上のリッチ化は行なわない。
ECU3は、エンジン2の始動時に、水温センサ29が検出したエンジン2の冷却水の水温が、極低温の状態を示す極低温閾値T1より高く、かつ、暖機状態を示す暖機状態閾値T2より低い場合、冷間始動時であると判定する。
ECU3は、分割噴射を実施する場合、吸気工程と圧縮工程とに分割して燃料噴射を行なう。なお、燃料の噴射量は、吸気工程より圧縮工程のほうが多くなるようにするとよい。このように、分割噴射を行なうことで、排気エミッションを向上させることができる。
ECU3は、分割噴射を実施する場合、吸気工程と圧縮工程とで異なる燃料噴射制御を行う。本実施形態に係る燃料噴射制御装置の燃料噴射制御について図3を参照して説明する。
図3に示すように、ECU3は、吸気工程での燃料噴射については、図中T1、T2で示す、燃料噴射を開始する時点を決定し、吸気工程で行なわれる燃料噴射量に基づいて燃料噴射時間を決定する。
ECU3は、圧縮工程での燃料噴射については、図中T3、T4で示す、燃料噴射が終了する時点を決定し、圧縮工程で行なわれる燃料噴射量に基づいて燃料噴射時間を決定する。
ECU3は、燃料性状と車両1の状態に応じて分割噴射のタイミングを変化させる。ECU3は、燃料が重質ガソリンであると判定した場合、重質ガソリンは軽質ガソリンより混合気になりにくいため、以下のように分割噴射のタイミングを変化させる。
1)混合気形成のため吸気工程での噴射は、軽質ガソリンの燃料噴射開始タイミングT2より早いタイミングT1で燃料噴射を開始する。
2)点火プラグ10近傍に濃い混合気を形成させるため、圧縮工程での噴射は、軽質ガソリンの燃料噴射終了タイミングT3より遅いタイミングT4で燃料噴射を終了させる。
本願発明者は、このような分割噴射制御と燃料噴射制御とを組み合わせ、エンジン2に供給される燃料の燃料性状ごとに、混合気の空燃比とススの排出量の関係を実験により明らかとなった。図4は、その結果を示すグラフである。
図4に示すように、重質ガソリンの場合、ストイキ周辺でススの排出量が最少となる。一方、軽質ガソリンの場合、ストイキよりリーン側のLの領域でススの排出量が最少となる。このように、エンジン2に供給される燃料が重質ガソリンの場合、混合気の空燃比をストイキ周辺に調整し、エンジン2に供給される燃料が軽質ガソリンの場合、混合気の空燃比をリーン側に調整することで、排気エミッションを向上させることができる。
以上のように構成された本実施形態に係る燃料噴射制御装置による始動時燃焼安定化処理について、図5を参照して説明する。なお、以下に説明する始動時燃焼安定化処理は、エンジン2の始動時に開始される。
ステップS1において、ECU3は、点火プラグ10の点火回数の積算を開始する。ステップS2において、ECU3は、エンジン回転数センサ26の検出するエンジン回転数が上述の判定回転数N以上であるか否かを判定する。エンジン回転数が判定回転数N以上でないと判定した場合、ECU3は、ステップS2の処理を繰り返す。エンジン回転数が判定回転数N以上であると判定した場合、ECU3は、ステップS3に処理を進める。
ステップS3において、ECU3は、点火回数積算値Sが点火回数閾値Xより小さいか否かを判定する。点火回数積算値Sが点火回数閾値Xより小さいと判定した場合、ECU3は、ステップS4に処理を進める。点火回数積算値Sが点火回数閾値Xより小さくないと判定した場合、ECU3は、ステップS7に処理を進める。
ステップS4において、ECU3は、エンジン2に供給されている燃料は軽質ガソリンであると判定する。
ステップS5において、ECU3は、水温センサ29が検出したエンジン冷却水の水温が極低温閾値T1より高く、かつ、暖機状態閾値T2より低いか否かを判定する。エンジン冷却水の水温が極低温閾値T1より高くない、または、暖機状態閾値T2より低くないと判定した場合、ECU3は、処理を終了する。エンジン冷却水の水温が極低温閾値T1より高く、かつ、暖機状態閾値T2より低いと判定した場合、ECU3は、ステップS6に処理を進める。
ステップS6において、ECU3は、上述したように燃料の分割噴射を実施し、かつ、混合気の空燃比をリーン側に調整する。
ステップS7において、ECU3は、エンジン2に供給されている燃料は重質ガソリンであると判定する。
ステップS8において、ECU3は、水温センサ29が検出したエンジン冷却水の水温が極低温閾値T1より高く、かつ、暖機状態閾値T2より低いか否かを判定する。エンジン冷却水の水温が極低温閾値T1より高くない、または、暖機状態閾値T2より低くないと判定した場合、ECU3は、処理を終了する。エンジン冷却水の水温が極低温閾値T1より高く、かつ、暖機状態閾値T2より低いと判定した場合、ECU3は、ステップS9に処理を進める。
ステップS9において、ECU3は、上述したように燃料の分割噴射を実施し、かつ、混合気の空燃比をストイキ周辺に調整する。
このように、上述の実施形態では、暖機途上において、エンジン2に供給される燃料の燃料性状を判定し、分割噴射を行なわせるとともに、燃料性状に応じて空燃比を制御するECU3を備える。
これにより、分割噴射が行なわれるとともに、燃料性状に応じて空燃比が制御される。このため、エンジン2の燃焼状態を安定化させることができ、排気エミッション性能を向上させることができる。
また、ECU3は、エンジン2のクランキングが開始されてから、エンジン回転数センサ26により検出されたエンジン回転数が判定回転数Nになるまでの点火回数積算値Sに基づいて燃料の燃料性状を判定する。
これにより、クランキング開始からエンジン回転数が判定回転数Nになるまでの点火回数積算値Sに基づいて燃料の燃料性状が判定される。このため、エンジン完爆前の情報を用いて早い段階から燃料性状を判定することができ、判定された情報を用いた燃料噴射の制御が実施可能である。
また、ECU3は、燃料の燃料性状が軽質ガソリンの場合、混合気の空燃比をリーン側に調整する。
これにより、燃料の燃料性状が軽質ガソリンの場合、混合気の空燃比がリーン側に調整される。このため、エンジン2の燃焼状態を安定化させることができ、排気エミッション性能を向上させることができる。
また、ECU3は、燃料の燃料性状が重質ガソリンの場合、混合気の空燃比をストイキ周辺に調整する。
これにより、燃料の燃料性状が重質ガソリンの場合、混合気の空燃比がストイキ周辺で調整される。このため、エンジン2の燃焼状態を安定化させることができ、排気エミッション性能を向上させることができる。
また、ECU3は、分割噴射を実施する場合、エンジン2の吸気工程と圧縮工程とに分割して燃料噴射を行なう。
これにより、エンジン2の吸気工程と圧縮工程とに分割して分割噴射が行なわれる。このため、エンジン2の燃焼状態を安定化させることができ、排気エミッション性能を向上させることができる。
また、ECU3は、燃料の燃料性状が重質ガソリンの場合、分割噴射のエンジン2の吸気工程においては、軽質ガソリンより早いタイミングで燃料噴射を開始させる。
これにより、燃料の燃料性状が重質ガソリンの場合、吸気工程において軽質ガソリンより早いタイミングで燃料噴射が開始され、軽質ガソリンより混合気になりにくい重質ガソリンの霧化が促進される。このため、エンジン2の燃焼状態を安定化させることができ、排気エミッション性能を向上させることができる。
また、ECU3は、燃料の燃料性状が重質ガソリンの場合、分割噴射のエンジン2の圧縮工程においては、軽質ガソリンより遅いタイミングで燃料噴射を終了させる。
これにより、燃料の燃料性状が重質ガソリンの場合、圧縮工程において軽質ガソリンより遅いタイミングで燃料噴射が終了され、点火プラグ10近傍に濃い混合気が形成される。このため、混合気の着火性が向上し、エンジン2の燃焼状態を安定化させることができ、排気エミッション性能を向上させることができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 車両
2 エンジン
3 ECU(制御部)
10 点火プラグ
11 インジェクタ
26 エンジン回転数センサ
29 水温センサ

Claims (4)

  1. 筒内噴射機構を備えた内燃機関に供給される燃料の噴射を制御する燃料噴射制御装置であって、
    暖機途上において、前記燃料の燃料性状を判定し、前記燃料性状に応じて空燃比を制御するとともに、前記内燃機関の圧縮行程と吸気行程とに分割して前記燃料を噴射し、前記燃料の噴射量は吸気行程より圧縮行程の方が多くなるように制御する制御部を備え
    前記制御部は、前記燃料の燃料性状が重質燃料である場合、前記内燃機関の吸気行程においては、前記燃料の燃料性状が軽質燃料である場合より早いタイミングで燃料噴射を開始させ、前記内燃機関の圧縮行程においては、前記燃料の燃料性状が軽質燃料である場合より遅いタイミングで燃料噴射を終了させる燃料噴射制御装置。
  2. 前記制御部は、クランキング開始から前記内燃機関の機関回転数が判定回転数に到達するまでの点火回数積算値に基づいて、前記燃料の燃料性状を判定する請求項1に記載の燃料噴射制御装置。
  3. 前記制御部は、前記燃料の燃料性状が軽質燃料である場合、空燃比が理論空燃比よりリーン側となるように調整する請求項1または2に記載の燃料噴射制御装置。
  4. 前記制御部は、前記燃料の燃料性状が重質燃料である場合、空燃比が理論空燃比に近くなるように調整する請求項1または2に記載の燃料噴射制御装置。
JP2015189106A 2015-09-28 2015-09-28 燃料噴射制御装置 Active JP6740588B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015189106A JP6740588B2 (ja) 2015-09-28 2015-09-28 燃料噴射制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015189106A JP6740588B2 (ja) 2015-09-28 2015-09-28 燃料噴射制御装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017066867A JP2017066867A (ja) 2017-04-06
JP2017066867A5 JP2017066867A5 (ja) 2018-10-18
JP6740588B2 true JP6740588B2 (ja) 2020-08-19

Family

ID=58491957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015189106A Active JP6740588B2 (ja) 2015-09-28 2015-09-28 燃料噴射制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6740588B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7322819B2 (ja) 2020-06-09 2023-08-08 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
JP7331785B2 (ja) 2020-06-09 2023-08-23 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0953492A (ja) * 1995-08-14 1997-02-25 Unisia Jecs Corp 内燃機関の空燃比及び点火時期制御装置
JP3952110B2 (ja) * 1999-01-26 2007-08-01 三菱自動車工業株式会社 筒内噴射型火花点火式内燃機関
JP2002130013A (ja) * 2000-10-23 2002-05-09 Toyota Motor Corp 筒内噴射式内燃機関の制御装置
JP4135419B2 (ja) * 2002-07-18 2008-08-20 トヨタ自動車株式会社 筒内噴射式内燃機関の制御装置
JP4188130B2 (ja) * 2003-04-23 2008-11-26 三菱電機株式会社 内燃機関の燃料噴射装置
WO2006027853A1 (ja) * 2004-09-09 2006-03-16 Hitachi, Ltd. エンジンの制御装置
JP2006291971A (ja) * 2006-06-28 2006-10-26 Denso Corp 筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置
JP4333721B2 (ja) * 2006-09-22 2009-09-16 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2009062863A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP6020351B2 (ja) * 2013-05-27 2016-11-02 マツダ株式会社 火花点火式エンジンの制御装置
JP6070412B2 (ja) * 2013-05-27 2017-02-01 マツダ株式会社 火花点火式エンジンの制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017066867A (ja) 2017-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8656881B2 (en) Direct injection event-based engine starting
US8474432B2 (en) Event-based direct injection engine starting with a variable number of injections
US7788017B2 (en) Engine control, fuel property detection and determination apparatus, and method for the same
JP4407581B2 (ja) 気体燃料エンジン
US20110301828A1 (en) Control apparatus and control method for internal combustion engine
US10495021B2 (en) Engine control device
US6959242B2 (en) Engine fuel injection control device
JP4135643B2 (ja) 直噴火花点火式内燃機関の制御装置
JP2007009852A (ja) 内燃機関の燃料制御装置および燃料噴射時期制御方法
JP6740588B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP4475207B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2008223676A (ja) 筒内噴射式エンジンの燃料噴射制御装置
JP6126432B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP6219609B2 (ja) エンジンの始動制御装置
JP4126958B2 (ja) 筒内噴射式内燃機関の始動時制御装置
JP5018660B2 (ja) 内燃機関の始動制御システム
JP6686863B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2007285239A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2007092645A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2008232035A (ja) 内燃機関の運転制御装置
JP2009024686A (ja) 内燃機関の始動制御装置
JP2009174401A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5400700B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2024066133A (ja) エンジンの制御装置
WO2016157700A1 (ja) 制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200706

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6740588

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151