JP6740559B2 - 車両用空調装置の排水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、空調装置が車両の天井部に配置され、かつカーテンシールドエアバッグが搭載された車両用空調装置の排水構造に関する。
特許文献1には、車両の天井後方部に空調装置を配置した構成が開示されている。この場合において、空調装置の排水ポートから排出される凝縮水は、排水管によって車体のピラー内部に導水され、その後、車体下方から車外に排出される。
一方、特許文献2に開示されているように、車両衝突時の乗員保護のためのSRS(Supplemental Restraint System:補助拘束装置)として、カーテンシールドエアバッグが車両に搭載されることがある。カーテンシールドエアバッグは、車体のルーフサイドレールに沿って配置される。
ここで、空調装置が車両の天井部に配置された車両においては、空調装置の排水ポートからピラーへ通じる排水管は所定の導水勾配を確保する必要がある。このような車両にカーテンシールドエアバッグを搭載した場合、車体のピラー近傍においてカーテンシールドエアバッグの車両下方に排水管が交差する配置形態となる。このため、カーテンシールドエアバッグが展開しようとするとき、排水管が阻害となってカーテンシールドエアバッグが円滑かつ安全に展開されなくなることが懸念される。
特開2007−99107号公報 特開2008−62754号公報
本発明は、上記事情に鑑み、常時に空調装置から排出された凝縮水を適切に車外に排水し、かつ車両衝突時にカーテンシールドエアバッグを円滑かつ安全に展開することが可能な車両用空調装置の排水構造を提供することをその課題とする。
本発明によって提供される車両用空調装置の排水構造は、車外側に位置するルーフサイドレールと車内側に配置されたルーフヘッドライニングとの間に収容され、かつ車両衝突時に前記ルーフヘッドライニングを車内側へ押し開きながら車両下方へ展開するカーテンシールドエアバッグと、車幅方向において前記ルーフサイドレールにつながるルーフパネルと前記ルーフヘッドライニングとの間に収容され、かつ凝縮水を排出させる排水ポートを有する空調装置と、前記排水ポートに接続される第1端部と、前記第1端部とは反対側に位置する第2端部とを有し、かつ前記ルーフヘッドライニングと前記カーテンシールドエアバッグとの間を通過する天井排水管と、前記ルーフサイドレールから車両下方へ延出するセンタピラーの内側に収容された側部排水管と、前記排水ポートよりも車両下方に位置するとともに、前記天井排水管の前記第2端部を脱着可能に接続し、かつ前記側部排水管の上端部に接続されるソケットと、を備え、前記ルーフヘッドライニングは、前記カーテンシールドエアバッグに対向する内面から車内側に向かって窪み、かつ車幅方向に延出するとともに、前記空調装置を車両下方から覆う凹部と、車幅方向において前記凹部となめらかにつながり、かつ車内側から前記センタピラーを覆うセンタピラーガーニッシュの上端部に係合する板状の側端部と、を有し、前記天井排水管の前記第1端部が前記ルーフヘッドライニングの前記凹部に収容されていることを特徴としている。
本発明にかかる車両用空調装置の排水構造を構成する天井排水管は、センタピラーの内部に収容された側部排水管が接続されるソケットに対し脱着可能に接続されている。ソケットは、天井排水管が接続される空調装置の排水ポートよりも車両下方に位置する。このような構成をとることによって、常時に天井排水管の導水勾配が確保される。
当該排水構造を構成するルーフヘッドライニングは、凹部および側端部を有する。天井排水管は、ルーフヘッドライニングとカーテンシールドエアバッグとの間を通過し、空調装置の排水ポートに接続される第1端部が凹部に収容されている。このような構成をとることによって、車両衝突時にカーテンシールドエアバッグが展開するとき、カーテンシールドエアバッグが天井排水管に接触して、天井排水管がソケットから引き抜かれて外れる。あわせて、ルーフヘッドライニングが凹部と側端部との境界で折れ曲がることによって、カーテンシールドエアバッグが車内側に円滑に展開する。また、カーテンシールドエアバッグが展開するとき、仮に空調装置の排水ポートから天井排水管の第1端部が外れた場合であっても、天井排水管は側端部とカーテンシールドエアバッグとの間に挟まれ、車内側に落下しない。したがって、本発明によれば、常時に空調装置から排出された凝縮水を適切に車外に排出し、かつ車両衝突時にカーテンシールドエアバッグを円滑かつ安全に展開することが可能である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面に基づき以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明にかかる車両用空調装置の排水構造を適用した車両の一例を、車両左方から透視した概要図である。 図1に示す排水構造を適用した車両の一例の平面図(ルーフパネルおよびルーフサイドレールを省略)である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 図1のIV−IV線に沿う断面図である。 図1に示す排水構造を構成する空調装置の概略平面図である。 図1に示す排水構造を構成するルーフヘッドライニング、空調装置および天井排水管の斜視図である。
本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)について、添付図面に基づいて説明する。
図1〜図6に基づき、本実施形態にかかる車両用空調装置の排水構造について説明する。本実施形態にかかる車両用空調装置の排水構造は、車体1、車体内装2、空調装置31、天井排水管34、側部排水管35、ソケット36、カーテンシールドエアバッグ41およびブラケット42によって構成されている。
図1は、本発明にかかる車両用空調装置の排水構造を適用した車両の一例を、車両左方LHから透視した概要図である。図2は、図1に示す排水構造を適用した車両の一例の平面図であり、理解の便宜上、後述する車体1のルーフパネル11およびルーフサイドレール12を省略している。図3は、図1のIII−III線に沿う断面図である。図4は、図1のIV−IV線に沿う断面図である。図5は、空調装置31の概略平面図である。図6は、車体内装2のルーフヘッドライニング21、空調装置31および天井排水管34の斜視図である。図1〜図6において、FRは車両前方を、RRは車両後方を、RHは車両右方を、LHは車両左方を、UPRは車両上方を、DWは車両下方をそれぞれ示している。
車体1は、図1および図3に示すように、車両上方UPRに位置するルーフパネル11と、ルーフパネル11の車幅方向の両側に位置するルーフサイドレール12と、ルーフサイドレール12から車両下方DWに延出するセンタピラー13とを有する。ルーフパネル11は、車外側に位置するルーフアウタパネル111と、車内側に位置するルーフインナパネル112とを含む部材である。ルーフサイドレール12は、車外側に位置し、かつ車幅方向においてルーフアウタパネル111およびルーフインナパネル112につながるとともに、車両前後方向に延出する部材である。センタピラー13は、車外側に位置するピラーアウタパネル131と、車内側に位置するピラーインナパネル132とを含み、かつ車両上方UPRにおいてルーフサイドレール12と一体となった部材である。ピラーアウタパネル131とピラーインナパネル132は、相互に接合されて閉断面を構成している。本実施形態では、図4に示すように、ピラーアウタパネル131およびピラーインナパネル132によって構成される閉断面の内部に、補剛材133がピラーインナパネル132に対向して配置されている。ルーフパネル11、ルーフサイドレール12およびセンタピラー13は、いずれも鋼薄板をプレス加工により成型したものである。
車体内装2は、図3に示すように、車体1に対して車内側に配置された内装部材である。車体内装2は、ルーフヘッドライニング21およびセンタピラーガーニッシュ23を含む。車体内装2は、たとえば合成樹脂の射出成形物である。
図3に示すように、ルーフヘッドライニング21は、ルーフインナパネル112およびルーフサイドレール12に対して車内側に配置された内装部材である。ルーフヘッドライニング21とルーフインナパネル112およびルーフサイドレール12との間には、所定の空間が形成されている。当該空間に、空調装置31、カーテンシールドエアバッグ41およびブラケット42が収容されている。図6に示すように、ルーフヘッドライニング21は、凹部212および側端部213を有する。
凹部212は、カーテンシールドエアバッグ41から対向する内面211から車内側(車両下方DW)に向かって窪み、かつ車幅方向に延出する部分である。凹部212が形成されたルーフヘッドライニング21の部分は立体的形状となっている。凹部212は車両下方DWから空調装置31を覆っている。また、側端部213は、車幅方向において凹部212となめらかにつながり、かつ形状が板状の部分である。側端部213は、曲面を有する板状に成形されていてもよい。
図3および図4に示すように、センタピラーガーニッシュ23は、センタピラー13を構成するピラーインナパネル132に対して車内側に配置された内装部材である。このため、センタピラーガーニッシュ23は車内側からセンタピラー13を覆っている。センタピラーガーニッシュ23とピラーインナパネル132との間には、所定の空間が形成されている。当該空間に、リキッドチューブ32、サクションチューブ33およびソケット36が収容されている。また、図3に示すように、センタピラーガーニッシュ23は、車両上方UPRに位置する上端部231を有し、上端部231にルーフヘッドライニング21の側端部213が係合している。
空調装置31は、図1〜図3および図6に示すように、車両前後方向においてセンタピラー13の近傍に、かつ車幅方向において中央に位置している。あわせて、空調装置31は、ルーフインナパネル112(ルーフパネル11)とルーフヘッドライニング21の凹部212との間に形成された空間に収容されている。図5に示すように、空調装置31は、ケース311、送風機312、膨張弁313、蒸発器314、ヒータコア315および排水ポート316を有する。
図5に示すように、ケース311は、送風機312、膨張弁313、蒸発器314およびヒータコア315を収容する、ポリプロピレンなどの合成樹脂からなる筐体である。送風機312は、ケース311に設けられたエア流入口(図示略)から車内の空気を取り込み、当該空気をケース311内へ供給する装置である。本実施形態にかかる送風機312のファンは、いわゆるシロッコファンである。膨張弁313および蒸発器314は、空調装置31における冷凍サイクル(空気冷却機能)の一部を構成している。膨張弁313は、液化された低温冷媒を減圧膨張させる装置である。本実施形態にかかる冷媒は、たとえばハイドロフルオロカーボン(R134a)である。膨張弁313によって減圧膨張された低温冷媒は、蒸発器314へ流通される。蒸発器314は、低温冷媒の蒸発熱を利用することにより空調装置31内に供給された空気を冷却する装置である。蒸発器314において冷却された空気は、ヒータコア315を経由してエア流出口(図示略)から車内へ吹き出される。ヒータコア315は、蒸発器314において冷却された空気を加熱し、当該空気を温調する装置である。また、ケース311の車両下方DWに設けられた排水ポート316は、蒸発器314における空気の冷却にともなって発生した凝縮水を排出させる部分である。本実施形態にかかる排水ポート316は、車両左方LHを向いている。排水ポート316には、天井排水管34が接続されている。
図2、図3および図5に示すように、空調装置31には、リキッドチューブ32およびサクションチューブ33が接続されている。リキッドチューブ32は、エンジンルーム(図示略)に配置された圧縮機(図示略)および凝縮器(図示略)によって液化された低温冷媒が膨張弁313へ流通する管である。サクションチューブ33は、蒸発器314によって蒸発気化した冷媒が先述した圧縮機へ流通する管である。このため、リキッドチューブ32およびサクションチューブ33は、先述したエンジンルームと空調装置31との間の冷媒の循環経路を構成している。図2および図3に示すように、リキッドチューブ32およびサクションチューブ33は、空調装置31から車両左方LHに向かってルーフヘッドライニング21に沿って延出し、ルーフサイドレール12の近傍で車両下方DWへ屈曲している。図1に示すように、屈曲したリキッドチューブ32およびサクションチューブ33は、そのまま車両下方DWへ向かってセンタピラー13に沿って延出している。そして、リキッドチューブ32およびサクションチューブ33は、車体1の車両下方DWに配置されたフロアパネル14の車両下方DWにおいて、車両前方FRへ向かって先述したエンジンルームに至る。図3に示すように、車両上方UPRにおいてリキッドチューブ32およびサクションチューブ33は、ルーフヘッドライニング21とルーフインナパネル112およびルーフサイドレール12との間に形成された空間に収容されている。また、図4に示すように、車両左方LHにおいてリキッドチューブ32およびサクションチューブ33は、センタピラーガーニッシュ23とピラーインナパネル132との間に形成された空間に収容されている。
カーテンシールドエアバッグ41は、図1〜図3に示すように、円筒状に折りたたまれた状態で、車両前後方向に沿ってルーフサイドレール12とルーフヘッドライニング21との間に収容された車両のSRS(Supplemental Restraint System:補助拘束装置)の一種である。カーテンシールドエアバッグ41は、車両衝突時にルーフヘッドライニング21を車内側へ押し開きながら車両下方DWへ垂れ下がるように展開し、車窓などから乗員を保護する。また、図2および図3に示すように、カーテンシールドエアバッグ41とルーフサイドレール12との間には、ブラケット42が配置されている。ブラケット42は、ルーフサイドレール12に固定された鋼部材であり、車両左方LHからカーテンシールドエアバッグ41を抱きかかえるような構成をとっている。ブラケット42は、カーテンシールドエアバッグ41の展開方向を規制し、カーテンシールドエアバッグ41が正常に展開できるようにするために配置されている。なお、図3に示すように、ルーフサイドレール12の近傍で屈曲するリキッドチューブ32およびサクションチューブ33は、ブラケット42とルーフサイドレール12との間を通過するように屈曲している。
天井排水管34は、図2、図3、図5および図6に示すように、空調装置31の排水ポート316に接続され、かつ空調装置31から排出された凝縮水を流下させる管である。天井排水管34は、たとえば可とう性に富んだ合成ゴムからなる。天井排水管34は、排水ポート316に接続される第1端部341と、第1端部341とは反対側に位置する第2端部342とを有する。第1端部341は、周方向において排水ポート316を被覆する部分である。第2端部342は、後述するソケット36の流入部361に挿入される部分である。天井排水管34は、リキッドチューブ32およびサクションチューブ33と同じく、ルーフヘッドライニング21とルーフインナパネル112およびルーフサイドレール12との間に形成された空間に収容されている。ただし、天井排水管34は、リキッドチューブ32およびサクションチューブ33よりも車両下方DWに位置し、かつ第1端部341がルーフヘッドライニング21の凹部212に収容されている。また、天井排水管34は、ルーフヘッドライニング21とカーテンシールドエアバッグ41との間を通過するとともに、車両左方LHへ向かって車両下方DWに下がるように傾斜して配置されている。図6に示すように、天井排水管34の第2端部342側の外周には、天井排水管34の径方向に延出し、かつ形状が舌状のフランジ部343が形成されている。
側部排水管35は、図1〜図4に示すように、センタピラー13の内側であるピラーインナパネル132と補剛材133との間に形成された空間に収容された管である。側部排水管35は、センタピラー13と同じく車両下方DWへ延出し、かつフロアパネル14に至って配置されている。側部排水管35は、たとえば合成樹脂のような天井排水管34よりも剛性が高い物性を有する材料からなる。車両上方UPRに位置する側部排水管35の上端部351は、ピラーインナパネル132を貫通し、かつ後述するソケット36の流出部362に接続されている。天井排水管34を流下した凝縮水は、ソケット36を経由して上端部351から側部排水管35を流下する。側部排水管35を流下した凝結水は、フロアパネル14の近傍に位置する下端部352より車外へ排出される。
ソケット36は、図2および図3に示すように、天井排水管34の第2端部342と側部排水管35の上端部351とを相互に接続する部材である。ソケット36は、たとえば合成樹脂からなる。本実施形態では、ソケット36は、車両左方LHよりブラケット42に支持され、かつセンタピラーガーニッシュ23とピラーインナパネル132との間に形成された空間に収容されている。ソケット36は、流入部361および流出部362を有する。
図3に示すように、流入部361は、天井排水管34の第2端部342が挿入される開口が形成された箱状の部分である。第2端部342は、流入部361の内部で固定されないため、天井排水管34の第2端部342は、ソケット36の流入部361に対して脱着可能に接続されている。流入部361は、天井排水管34の第2端部342を車両下方DWから支持する支持部361aと、支持部361aから車両下方DWに延出する下垂壁361bとを有する。天井排水管34の第2端部342を流入部361に挿入したとき、天井排水管34に形成されたフランジ部343が支持部361aに接触する。また、図3に示すように、流出部362は、流入部361よりも車外側に位置し、かつ側部排水管35の上端部351が接続される管状の部分である。
次に、本実施形態にかかる車両用空調装置の排水構造の作用効果について説明する。
天井排水管34は、天井排水管34の第2端部342が流入部361に挿入されることによって、ソケット36に対し脱着可能に接続されている。ソケット36は、天井排水管34の第1端部341が接続される空調装置31の排水ポート316よりも車両下方DWに位置する。このような構成をとることによって、天井排水管34の導水勾配が確保された状態となるため、常時に空調装置31から排出された凝縮水を適切に車外に排出することが可能である。
図3の想像線(二点鎖線)に示すように、車両衝突時は、カーテンシールドエアバッグ41がルーフヘッドライニング21を車内側へ押し開きながら車両下方DWへ展開する。ここで、天井排水管34は、ルーフヘッドライニング21とカーテンシールドエアバッグ41との間を通過する。このような構成をとることによって、カーテンシールドエアバッグ41が展開するとき、カーテンシールドエアバッグ41が天井排水管34に接触し、天井排水管34の第2端部342がソケット36の流入部361から引き抜かれて外れる。同時に、天井排水管34がルーフヘッドライニング21に接触し、ルーフヘッドライニング21は、図6において想像線(二点鎖線)示す折れ位置214で車両下方DWに折れ曲がる。したがって、車両衝突時にカーテンシールドエアバッグ41が天井排水管34に阻害されず円滑に展開することが可能である。
ルーフヘッドライニング21は、凹部212および側端部213を有する。車幅方向における剛性は、側端部213よりも凹部212の方が高い。このような構成をとることによって、凹部212と側端部213との境界において折れ位置214が車両前後方向に沿って現れる。このため、カーテンシールドエアバッグ41の展開にかかるルーフヘッドライニング21の折れ位置214を自在に設定することができる。また、凹部212に天井排水管34の第1端部341が収容されている。ここで、カーテンシールドエアバッグ41の展開にかかる衝撃によって、空調装置31の排水ポート316から第1端部341が外れることが懸念される。そこで、このような構成をとることによって、排水ポート316から第1端部341が外れた場合であっても、天井排水管34は側端部213とカーテンシールドエアバッグ41との間に挟まれ、車内側に落下しない。したがって、カーテンシールドエアバッグ41が安全に展開することが可能である。
本発明は、先述した実施形態に限定されるものではない。本発明の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
1:車体
11:ルーフパネル
111:ルーフアウタパネル
112:ルーフインナパネル
12:ルーフサイドレール
13:センタピラー
131:ピラーアウタパネル
132:ピラーインナパネル
133:補剛材
14:フロアパネル
2:車体内装
21:ルーフヘッドライニング
211:内面
212:凹部
213:側端部
214:折れ位置
23:センタピラーガーニッシュ
231:上端部
31:空調装置
311:ケース
312:送風機
313:膨張弁
314:蒸発器
315:ヒータコア
316:排水ポート
32:リキッドチューブ
33:サクションチューブ
34:天井排水管
341:第1端部
342:第2端部
343:フランジ部
35:側部排水管
351:上端部
352:下端部
36:ソケット
361:流入部
361a:支持部
361b:下垂壁
362:流出部
41:カーテンシールドエアバッグ
42:ブラケット
FR:車両前方
LH:車両左方
UPR:車両上方
DW:車両下方

Claims (1)

  1. 車外側に位置するルーフサイドレールと車内側に配置されたルーフヘッドライニングとの間に収容されるとともに、車両衝突時に前記ルーフヘッドライニングを前記車内側へ押し開きながら車両下方へ展開するカーテンシールドエアバッグと、
    車幅方向において前記ルーフサイドレールにつながるルーフパネルと前記ルーフヘッドライニングとの間に収容されるとともに、凝縮水を排出させる排水ポートを有する空調装置と、
    前記排水ポートに接続される第1端部と、前記第1端部とは反対側に位置する第2端部とを有するとともに、前記ルーフヘッドライニングと前記カーテンシールドエアバッグとの間を通過する天井排水管と、
    前記ルーフサイドレールから前記車両下方へ延出するセンタピラーの内側に収容された側部排水管と、
    前記排水ポートよりも前記車両下方に位置するとともに前記第2端部を脱着可能に接続し、かつ前記側部排水管の上端部に接続されるソケットと、を備え、
    前記ルーフヘッドライニングは、凹部および側端部を有し、
    前記凹部は、前記カーテンシールドエアバッグに対向する内面から前記車内側に向かって窪み、かつ前記車幅方向に延出するとともに、前記空調装置を前記車両下方から覆い、
    前記側端部は、前記車幅方向において前記凹部となめらかにつながるとともに、前記車内側から前記センタピラーを覆うセンタピラーガーニッシュの上端部に係合する板状であり、
    前記凹部には、前記第1端部が収容され
    前記ルーフヘッドライニングにおいて、前記凹部と前記側端部との境界には、車両前後方向に延びるとともに、前記カーテンシールドエアバッグの展開の際に前記車両下方に折れ曲がる折れ位置が設けられていることを特徴とする、車両用空調装置の排水構造。
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