JP6668575B2 - カーテンシールドエアバッグの取付け構造 - Google Patents

カーテンシールドエアバッグの取付け構造 Download PDF

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Description

本発明は、空調装置が天井部に配置された車両における、カーテンシールドエアバッグの取付け構造に関する。
特許文献1には、車体のルーフサイドレールに沿ってカーテンシールドエアバッグが取り付けられた車両における、当該車両の天井部に配置された空調装置(エアコン)の排水構造の構成が開示されている。当該排水構造では、空調装置のドレインポートに接続された天井排水管(ドレイン配管)が車幅方向に沿って配置されている。ドレインポートとは反対側に位置する天井排水管の端部は、センタピラーに取り付けられたソケット部に挿入されている。天井排水管は、車室内壁よりも車両上方に位置し、かつ車両上下方向において車室内壁とカーテンシールドエアバッグとの間を通過している。車両衝突の際、カーテンシールドエアバッグが車両下方に向けて展開すると、当該カーテンシールドエアバッグは天井排水管に接触する。ただし、天井排水管の端部がソケット部に挿入されているのみで固定はされていないため、天井排水管の端部は、当該カーテンシールドエアバッグの接触によりソケット部から抜け落ちる仕組みとなっている。このため、当該排水構造によれば、カーテンシールドエアバッグが支障なく展開することができる。
ところが、特許文献1に開示されている排水構造によれば、カーテンシールドエアバッグが展開するとき、ソケット部に挿入された天井排水管の端部が、当該カーテンシールドエアバッグとソケット部との間に挟み込まれた状態が起きることがある。熱帯地方のような高温多湿の環境においてこのような状態が起きると、天井排水管の端部が切断され、車室内に飛散することがある。このため、切断された天井排水管の端部が乗員に衝突するといった被害が懸念される。
特開2017−47737号公報
本発明は、上記事情に鑑み、カーテンシールドエアバッグの展開に伴い、車両の天井部に配置された空調装置にかかる天井排水管の端部が切断されることを回避することが可能なカーテンシールドエアバッグの取付け構造を提供することをその課題とする。
本発明によれば、車両上端に位置し、かつ車両前後方向に延びるルーフサイドレールに固定されるとともに、車幅方向に貫通した開口部が設けられたブラケットと、前記ブラケットに取り付けられ、かつ車両衝突の際、前記ルーフサイドレールよりも車内側に配置されたルーフヘッドライニングを押し開きながら車両下方へ展開するカーテンシールドエアバッグと、前記ルーフヘッドライニングよりも車両上方に配置され、かつ凝縮水が排出される排水ポートを有する空調装置と、前記排水ポートよりも車両下方に位置する流入部を有し、かつ前記開口部に支持されたソケットと、前記排水ポートに接続される第1端部と、前記流入部に脱着可能の接続される第2端部と、を有し、かつ車両上下方向において前記ルーフヘッドライニングと前記カーテンシールドエアバッグとの間を通過する天井排水管と、を備え、前記ブラケットには、車両前後方向における前記開口部の両側に位置し、かつ前記天井排水管に沿って車内側に向けて突出する一対の案内部が設けられていることを特徴とするカーテンシールドエアバッグの取付け構造が提供される。
本発明にかかるカーテンシールドエアバッグの取付け構造を構成するブラケットには、車両前後方向における開口部の両側に位置し、かつ天井排水管に沿って車内側に向けて突出する一対の案内部が設けられている。車両衝突によりカーテンシールドエアバッグが展開するとき、カーテンシールドエアバッグは、一対の案内部に接触することにより、その展開が規制される。このため、カーテンシールドエアバッグと開口部に支持されたソケットとの間に、天井排水管の端部(第2端部)が挟み込まれることなく、カーテンシールドエアバッグがルーフヘッドライニングを押し開きながら展開する。したがって、本発明にかかるカーテンシールドエアバッグの取付け構造によれば、カーテンシールドエアバッグの展開に伴う天井排水管の端部の切断を回避することが可能となる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面に基づき以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明にかかるカーテンシールドエアバッグの取付け構造を適用した車両の一例の概要側面図である。 図1に示す取付け構造を適用した車両の一例の平面図(ルーフパネルおよびルーフサイドレールを透過)である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 図1のIV−IV線に沿う断面図である。 図1に示す取付け構造を構成する空調装置の概要平面図である。 図1に示す取付け構造を構成する天井排水管の斜視図である。 図1に示す取付け構造を構成するブラケットの正面図である。 図2の部分拡大図である。
本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)について、添付図面に基づいて説明する。
図1〜図8に基づき、本発明の一実施形態にかかるカーテンシールドエアバッグの取付け構造(以下「取付け構造A」という。)について説明する。取付け構造Aは、ルーフサイドレール12(車体10)、ルーフヘッドライニング21(車両内装20)、空調装置31、天井排水管34、ソケット36、カーテンシールドエアバッグ40およびブラケット50によって構成される。これらの図のうち、図1は、車両の左側方から視た図である。図2は、理解の便宜上、ルーフパネル11(詳細は後述)およびルーフサイドレール12を透過している。
ここで、説明の便宜上、これらの図において示されるuprを車両上方向、dwを車両下方向、frを車両前方向、rrを車両後方向、rhを車両右方向、lhを車両左方向とする。なお、以下の説明で、特記なく上下を用いる場合は、車両上下方向の上下を指すものとし、特記なく左右を用いる場合は、車両左右方向(車幅方向)の左右を指すものとする。また、特記なく前後を用いる場合は、車両前後方向の前後を指す。
車体10は、図1および図3に示すように、ルーフパネル11、一対のルーフサイドレール12、一対のセンタピラー13およびフロアパネル14を、その構成要素の一部としている。これらはいずれも、プレス加工により鋼薄板を成型したものである。
図1および図3に示すように、ルーフパネル11は、車両上端に位置する。ルーフパネル11は、車両の天井部に相当する。ルーフパネル11は、車外側に位置するルーフアウタパネル111と、車内側に位置するルーフインナパネル112とを、その構成要素に含む。
図3に示すように、一対のルーフサイドレール12は、車両上端、かつルーフパネル11の左右両端に位置する。各々のルーフサイドレール12は、車両前後方向に延びており、車幅方向においてルーフアウタパネル111およびルーフインナパネル112につながっている。取付け構造Aでは、一対のルーフサイドレール12のうち、車両の左端に位置するルーフサイドレール12をその対象にしている。
図1および図3に示すように、一対のセンタピラー13は、車両の左右両端に位置し、一対のルーフサイドレール12から車両下方に向けて延びている。各々のセンタピラー13は、車外側に位置するピラーアウタパネル131と、車内側に位置するピラーインナパネル132とを、その構成要素に含む。ピラーアウタパネル131とピラーインナパネル132は、相互に接合されて閉断面を構成している。本実施形態では、図4に示すように、ピラーアウタパネル131およびピラーインナパネル132によって構成される閉断面の内部に、補剛材133がピラーインナパネル132に対向して配置されている。取付け構造Aの説明においては、一対のセンタピラー13のうち、車両の左端に位置するセンタピラー13をその対象にしている。
図1に示すように、フロアパネル14は、車両下端に位置し、一対のセンタピラー13の下端がつながっている。フロアパネル14は、車両の床部に相当する。
車両内装20は、図3に示すように、車体10に対して車内側に配置された内装部材である。車両内装20は、ルーフヘッドライニング21および一対のセンタピラーガーニッシュ23を、その構成要素の一部としている。車両内装20は、たとえば合成樹脂の射出成形物である。
図3に示すように、ルーフヘッドライニング21は、ルーフインナパネル112(ルーフパネル11)およびルーフサイドレール12に対して車内側に配置されている。ルーフヘッドライニング21と、ルーフインナパネル112およびルーフサイドレール12との間には、所定の空間が形成されている。当該空間に、空調装置31と、リキッドチューブ32およびサクションチューブ33のそれぞれ一部と、天井排水管34と、カーテンシールドエアバッグ40と、ブラケット50の上部とが収容されている。ルーフヘッドライニング21は、その左右両端に位置する一対の側端部211を有する。
図3に示すように、一対のセンタピラーガーニッシュ23は、各々のセンタピラー13を構成するピラーインナパネル132に対して車内側に配置されている。このため、一対のセンタピラーガーニッシュ23は、車内側から一対のセンタピラー13を覆っている。取付け構造Aの説明においては、一対のセンタピラーガーニッシュ23のうち、車両の左側に位置するセンタピラーガーニッシュ23をその対象にしている。センタピラーガーニッシュ23とピラーインナパネル132との間には、所定の空間が形成されている。当該空間に、リキッドチューブ32およびサクションチューブ33のそれぞれ一部と、ソケット36と、ブラケット50の下部とが収容されている。図3に示すように、センタピラーガーニッシュ23は、その上端に位置する上端部231を有する。上端部231にルーフヘッドライニング21の一方の側端部211が接触している。
空調装置31は、図1〜図3に示すように、車両前後方向においてセンタピラー13の近傍に、かつ車幅方向において車体10の中央に位置する。あわせて、空調装置31は、ルーフヘッドライニング21よりも車両上方に配置されている。図5に示すように、空調装置31は、ケース311、送風機312、膨張弁313、蒸発器314、ヒータコア315および排水ポート316を有する。
図5に示すように、ケース311は、送風機312、膨張弁313、蒸発器314およびヒータコア315を収容する筐体である。ケース311は、たとえばポリプロピレンなどの合成樹脂製である。送風機312は、ケース311に設けられたエア流入口(図示略)から車内の空気を取り込み、当該空気をケース311内へ供給する。送風機312のファンは、たとえばシロッコファンである。膨張弁313および蒸発器314は、空調装置31における冷凍サイクル(空気冷却機能)の一部を構成している。膨張弁313は、液化された低温冷媒を減圧膨張させる。当該冷媒は、たとえばハイドロフルオロカーボン(R134a)である。膨張弁313によって減圧膨張された低温冷媒は、蒸発器314へ流通される。蒸発器314は、低温冷媒の蒸発熱を利用することにより空調装置31内に供給された空気を冷却する。蒸発器314において冷却された空気は、ヒータコア315を経由してエア流出口(図示略)から車内へ吹き出される。ヒータコア315は、蒸発器314において冷却された空気を加熱し、当該空気を温調する。また、ケース311の下端に位置する排水ポート316からは、蒸発器314における空気の冷却にともなって発生した凝縮水が排出される。排水ポート316は、センタピラー13を向いている。
図2、図3および図5に示すように、空調装置31には、リキッドチューブ32およびサクションチューブ33が接続されている。リキッドチューブ32には、エンジンルーム(図示略)に配置された圧縮機(図示略)および凝縮器(図示略)によって液化された低温冷媒が流れる。当該冷媒は、リキッドチューブ32を経て膨張弁313へ流通する。サクションチューブ33には、蒸発器314によって蒸発気化した冷媒が流れる。当該冷媒は、サクションチューブ33を経て先述した圧縮機へ流通する。このため、リキッドチューブ32およびサクションチューブ33は、先述したエンジンルームと空調装置31との間の冷媒の循環経路を構成している。
図2および図3に示すように、リキッドチューブ32およびサクションチューブ33は、空調装置31からセンタピラー13に向かってルーフヘッドライニング21に沿って延びた後、ルーフサイドレール12の近傍で車両下方に向けて屈曲している。図1に示すように、屈曲したリキッドチューブ32およびサクションチューブ33は、センタピラー13に沿って車両下方に向けて延びている。そして、リキッドチューブ32およびサクションチューブ33は、フロアパネル14よりも車両下方において車両前方へ向けて延びた後、先述したエンジンルームに至っている。
カーテンシールドエアバッグ40は、図3に示すように、円筒状に折りたたまれた状態で、車両前後方向に沿ってルーフサイドレール12とルーフヘッドライニング21との間に収容されている。カーテンシールドエアバッグ40は、車両のSRS(Supplemental Restraint System:補助拘束装置)の一種である。カーテンシールドエアバッグ40は、車両衝突の際、ルーフヘッドライニング21を車内側へ押し開きながら車両下方へ垂れ下がるように展開することによって、車窓などから乗員を保護する。
ブラケット50は、車両の左端に位置するルーフサイドレール12に固定された鋼部材である。本実施形態では、ブラケット50は、ねじなどの締結部材を用いてルーフサイドレール12に固定されている。図2および図3に示すように、カーテンシールドエアバッグ40は、車内側から抱きかかえられるようにブラケット50に取り付けられている。ブラケット50は、カーテンシールドエアバッグ40を支持する以外に、カーテンシールドエアバッグ40の展開方向を規制することによって、カーテンシールドエアバッグ40の正常な展開を促している。図2および図3に示すように、ブラケット50とルーフサイドレール12との間には隙間が形成されており、当該隙間にリキッドチューブ32およびサクションチューブ33が、ともに屈曲しつつ通過している。図7および図8に示すように、ブラケット50は、開口部51および一対の案内部52を有する。
図7および図8に示すように、開口部51は、ブラケット50に車幅方向に貫通して設けられている。開口部51は、ソケット36を支持している。図7および図8に示すように、一対の案内部52は、車両前後方向における開口部51の両側に位置して設けられている。本実施形態では、一対の案内部52は、曲げ加工された丸鋼である。図8に示すように、一対の案内部52は、天井排水管34に沿って車内側に向けて突出している。なお、図2に示すように、一対の案内部52の下端は、ルーフヘッドライニング21の側端部211に接触している。
天井排水管34は、図2および図3に示すように、空調装置31の排水ポート316と、ソケット36の流入部361(詳細は後述)とに接続されている。天井排水管34には、排水ポート316から排出された凝縮水がソケット36に向けて流下する。天井排水管34は、可とう性に富んだ合成ゴムから構成される。天井排水管34は、第1端部341および第2端部342を有する。第1端部341は、排水ポート316に接続され、かつその周方向において排水ポート316を被覆している。第2端部342は、第1端部341とは反対側に位置し、かつ流入部361に接続されている。天井排水管34は、車両上下方向においてルーフヘッドライニング21とカーテンシールドエアバッグ40との間を通過している。また、図3および図6に示すように、天井排水管34には、その径方向に延びる舌状のフランジ343が、第2端部342の近傍に設けられている。
側部排水管35は、図4に示すように、センタピラー13の内側に位置するピラーインナパネル132と補剛材133との間に形成された空間に収容されている。図1に示すように、側部排水管35は、センタピラー13と同様に車両下方に向けて延びた後、フロアパネル14よりも車両下方に至っている。側部排水管35は、たとえば合成樹脂のような天井排水管34よりも剛性が高い材料から構成される。側部排水管35は、その上端に位置する上端部351と、上端部351とは反対側に位置する下端部352とを有する。図3に示すように、上端部351は、ピラーインナパネル132を貫通し、ソケット36の流出部362(詳細は後述)に接続されている。図1に示すように、下端部352は、車両下方に向けてフロアパネル14を貫通している。空調装置31の流入部361から排出され、かつ天井排水管34を流下した凝縮水は、ソケット36を経由して上端部351から側部排水管35に流下する。そして、側部排水管35を流下した当該凝結水は、下端部352より車外へ排出される。
ソケット36は、図3および図8に示すように、ブラケット50の開口部51に支持され、かつ天井排水管34の第2端部342と、側部排水管35の上端部351とを相互に接続している。ソケット36は、たとえば合成樹脂製である。ソケット36は、車幅方向においてブラケット50とピラーインナパネル132(センタピラー13)との間に位置する。ソケット36は、流入部361および流出部362を有する。
図3に示すように、流入部361は、天井排水管34の第2端部342が接続される箱状の部分である。流入部361は、開口を有しており、当該開口に第2端部342が挿入されている。第2端部342は、流入部361の内部で固定されていない。このため、第2端部342は、流入部361に脱着可能に接続されている。流入部361は、空調装置31の排水ポート316よりも車両下方に位置する。このため、天井排水管34は、排水ポート316から流入部361に向けて車両下方に傾斜しており、流入部361から排出される凝結水を流下させることができる。流入部361は、支持部361Aおよび下垂壁361Bを有する。支持部361Aは、車両下方から第2端部342を支持している。第2端部342を流入部361に接続したとき、天井排水管34に設けられた第2端部342が支持部361Aに接触する。下垂壁361Bは、支持部361Aから車両下方に向けて垂れ下がっている。下垂壁361Bに、ブラケット50の開口部51の下縁が接触している。また、図3に示すように、流出部362は、車幅方向において流入部361とは反対側に位置する管状の部分である。流出部362に側部排水管35の上端部351が接続されている。
次に、取付け構造Aの作用効果について説明する。
取付け構造Aを構成するブラケット50には、車両前後方向における開口部51の両側に位置し、かつ天井排水管34に沿って車内側に向けて突出する一対の案内部52が設けられている。図3の想像線(二点鎖線)に示すように、車両衝突によりカーテンシールドエアバッグ40が展開するとき、カーテンシールドエアバッグ40は、一対の案内部52に接触することにより、その展開が規制される。このため、カーテンシールドエアバッグ40と開口部51に支持されたソケット36との間に、天井排水管34の第2端部342が挟み込まれることなく、カーテンシールドエアバッグ40がルーフヘッドライニング21を押し開きながら展開する。これにより、カーテンシールドエアバッグ40の展開に伴い、第2端部342に発生する天井排水管34の横断方向のせん断力が低減されるため、第2端部342が切断されるという事態が解消される。
また、カーテンシールドエアバッグ40の展開に伴い、カーテンシールドエアバッグ40が天井排水管34に接触することにより、天井排水管34の第2端部342は、ソケット36の流入部361から円滑に引き抜かれる。このため、カーテンシールドエアバッグ40は、天井排水管34に阻害されることなく、円滑に展開される。したがって、取付け構造Aによれば、カーテンシールドエアバッグ40の展開に伴う天井排水管34の第2端部342の切断を回避することが可能となる。
一対の案内部52がルーフヘッドライニング21の側端部211に接触することにより、センタピラーガーニッシュ23の上端部231に対する側端部211の配置形状が凹んだものとはならず、整ったものとなる。また、ブラケット50をルーフサイドレール12に固定する際、一対の案内部52を手に持ちながら固定することができるため、組付けの作業性が向上する。
本発明は、先述した実施形態に限定されるものではない。本発明の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A:取付け構造A
10:車体
11:ルーフパネル
111:ルーフアウタパネル
112:ルーフインナパネル
12:ルーフサイドレール
13:センタピラー
131:ピラーアウタパネル
132:ピラーインナパネル
133:補剛材
14:フロアパネル
20:車体内装
21:ルーフヘッドライニング
211:側端部
23:センタピラーガーニッシュ
231:上端部
31:空調装置
311:ケース
312:送風機
313:膨張弁
314:蒸発器
315:ヒータコア
316:排水ポート
32:リキッドチューブ
33:サクションチューブ
34:天井排水管
341:第1端部
342:第2端部
343:フランジ
35:側部排水管
351:上端部
352:下端部
36:ソケット
361:流入部
361A:支持部
361B:下垂壁
362:流出部
40:カーテンシールドエアバッグ
50:ブラケット
51:開口部
52:案内部

Claims (1)

  1. 車両上端に位置し、かつ車両前後方向に延びるルーフサイドレールに固定されるとともに、車幅方向に貫通した開口部が設けられたブラケットと、
    前記ブラケットに取り付けられ、かつ車両衝突の際、前記ルーフサイドレールよりも車内側に配置されたルーフヘッドライニングを押し開きながら車両下方へ展開するカーテンシールドエアバッグと、
    前記ルーフヘッドライニングよりも車両上方に配置され、かつ凝縮水が排出される排水ポートを有する空調装置と、
    前記排水ポートよりも車両下方に位置する流入部を有し、かつ前記開口部に支持されたソケットと、
    前記排水ポートに接続される第1端部と、前記流入部に脱着可能の接続される第2端部と、を有し、かつ車両上下方向において前記ルーフヘッドライニングと前記カーテンシールドエアバッグとの間を通過する天井排水管と、を備え、
    前記ブラケットには、車両前後方向における前記開口部の両側に位置し、かつ前記天井排水管に沿って車内側に向けて突出する一対の案内部が設けられていることを特徴とする、カーテンシールドエアバッグの取付け構造。
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