JP6740181B2 - ポンプ付き容器 - Google Patents

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本発明は、シャンプーやトリートメント等の液体を収容し、ポンプの操作によって外部に当該液体を提供するポンプ付き容器に関する。
シャンプーやトリートメント等の液体を収容するポンプ付き容器は、既に市場に流通している。内容物を消費した際、容器は再利用し、内容物を補充する形態でも、多く使用されている。
例えば、ブロー成形等により形成することができ、従来の生産性の良さ或いは廉価なコストを維持できるとともに、残液を極力なくすことができるポンプ用容器体が知られている(特許文献1)。
特開2010−149895
しかしながら、上記特許文献1も含め、従来技術においては、補充時に、容器の内容物が使い切れずに残留していた。特に、トリートメントなど粘性の高い液体の場合は、容器の側面やポンプのチューブに付着したままになりやすく、残留する量が多かった。
残留物があると、詰め替え用品を全て充填できず、詰め替え用品もそのパッケージに残留してしまう。また、別の液体を充填して、容器を再利用することができなくなるという問題も有する。さらに、従来において、一般に使用されているポンプは汎用性が高いため価格が安いが、デメリットとして容器の変形を防ぐため、ポンピング時にボトルの内圧を抜く構造になっているのが通常である(空気置換)。従って、容器の内容物は酸化されることになる。この場合、詰め替え容器の場合は、酸化防止、微生物汚染、分離等の経時変化を避けるために常に内容物が入れ替わることが要求されているが、これまで、かかる観点から、残留物の量を効率的に低減し得る技術は知られていない。
そこで、本発明は、残留物の量を効率的に低減し得るポンプ付き容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明者らは、容器の構成と、チューブ及び残存物の量について鋭意検討した結果、本発明を見出すに至った。
すなわち、本発明のポンプ付き容器は、上部に開口部を有する容器本体と、前記開口部に着脱自在に設置され前記容器本体の内部に充填された液体をチューブによって排出可能なポンプと、を備えたポンプ付き容器であって、
前記容器本体の内面の底部の吸引口近傍から、前記容器の側面に達するまでの部分は、頂部が丸みを帯びている略逆円錐又は略逆角錐であり、前記略逆円錐又は前記略逆角錐の傾斜角は、水平面から、55°〜65°の範囲であり、かつ、前記チューブの吸引口の断面は水平であり、前記容器本体の底部が、前記容器本体を起立可能に支持する足部を有し、前記液体の粘度は、47,500mPas〜375,000mPasであることを特徴とする。
また、本発明のポンプ付き容器の好ましい実施態様において、前記容器本体の内面は、撥水加工されていることを特徴とする。
また、本発明のポンプ付き容器の好ましい実施態様において、さらに、前記足部は、前記略逆円錐又は前記略逆角錐に沿って、設けられていることを特徴とする。
本発明のポンプ付き容器によれば、容器に残る残留物の量を極力減らすことが可能であるという有利な効果を奏する。
図1は、本発明のポンプ付き容器の一実施態様における底部が略四角錐状のポンプ付き容器の一例であり、図1において、(a)は、ポンプ付き容器の上面図、(b)及び(c)は、ポンプ付き容器の側面図、(d)は、ポンプ付き容器を斜め下から見た図、(e)は、ポンプ付き容器を斜め上から見た図、(f)は、ポンプ付き容器の底面図、をそれぞれ示す図である。 図2は、本発明のポンプ付き容器の一実施態様における底部が略円錐状のポンプ付き容器の一例であり、図2において、(a)は、ポンプ付き容器の上面図、(b)及び(c)は、ポンプ付き容器の側面図、(d)は、ポンプ付き容器を斜め下から見た図、(e)は、ポンプ付き容器を斜め上から見た図、(f)は、ポンプ付き容器の底面図、をそれぞれ示す図である。 図3は、本発明のポンプ付き容器の一実施態様における底部が略円錐状のポンプ付き容器の一例において、ポンプの吸い上げ残量を示す図である。図3において、(a)は、初回に充填されたピンク(図では分かりにくく、ピンク色が灰色がかって見える。)色の充填物(初回内容物)の残量を示す。残量は、14.18gである。(b)は、上記(a)の内容物に、詰め替え用の充填物(白色)を充填した状態を示す。(c)は、詰め替え用の充填物(白色)を充填しても、初回の内容物(ピンク色(図では灰色))がきれいに吸い込まれて、総て白色の状態であることを示す。上の方にピンク色(灰色)が残っているが、次の吸い込みで排出される状態である。 図4は、本発明のポンプ付き容器の一実施態様における底部が略円錐状のポンプ付き容器と、傾斜角が水平面から55°未満の容器との比較を示す図である。図4において、(a)は、円錐の内角が60°であり、水平面からの傾斜角は、60°のポンプ付き容器の一例を示し、(b)は、円錐の内角が80°であり、水平面からの傾斜角は、50°のポンプ付き容器を示し、(c)は、円錐の内角が100°であり、水平面からの傾斜角は、40°のポンプ付き容器を示す。 図5は、従来のポンプ付き容器を示す図である。図5において、(a)は、初回に充填されたピンク(図では分かりにくく、ピンク色が灰色がかって見える。)色の充填物(初回内容物)の残量を示す。残量は、143.18gである。(b)は、上記(a)の内容物に、詰め替え用の充填物(白色)を充填しても、初回の内容物(ピンク色(図では灰色))が残存している状態を示す図である。初回内容物(ピンク色(灰色))及び充填物(白色)の残存量は、185.96gである。
本発明のポンプ付き容器は、上部に開口部を有する容器本体と、前記開口部に着脱自在に設置され前記容器本体の内部に充填された液体をチューブによって排出可能なポンプと、を備えたポンプ付き容器であって、
前記容器本体の内面の底部の一部は、逆円錐状及び/又は逆角錐状であり、前記逆円錐状及び/又は逆角錐状の傾斜角は、水平面から少なくとも55°以上であることを特徴とする。上部に開口部を有する容器本体については、公知のものを用いることができる。容器本体については、容器本体の内部に、シャンプーなどの液体を充填できれば足りる。また、本発明において、チューブについても特に限定されない。本発明のポンプ付き容器は、前記開口部に着脱自在に設置され前記容器本体の内部に充填された液体をチューブによって排出可能である。本発明において、チューブは、容器本体の内部に挿入することができ、チューブの吸引口は、下記の容器底部に設置することができる。
本発明において、前記容器本体の内面の底部の一部は、逆円錐状及び/又は逆角錐状であり、前記逆円錐状及び/又は逆角錐状の傾斜角は、水平面から少なくとも55°以上とすることができる。これは、後述する実施例においても明らかなように、55°以上の傾斜角であれば、初回の内容物(残留物)が残っても詰め替えを加えて吸い上げていくと初回の内容物はきれいに吸い上げられていくことが可能であることを、本発明者らにより見出されたためである。
また、本発明のポンプ付き容器の好ましい実施態様において、前記傾斜角は、容器の残留物の量を低減するという観点から、55°〜85°の範囲、より好ましくは、55〜75°の範囲、さらに好ましくは、55°〜65°の範囲にあることを特徴とする。
また、本発明のポンプ付き容器の好ましい実施態様において、チューブの吸引口からの空気の吸い上げを低減するという観点から、前記チューブの吸引口の断面は、水平であることを特徴とする。すなわち、後述の実施例においても明らかなように、吸い上げチューブの吸引口から空気が入った場合、チューブ口へ内容物が流れにくくなる傾向にある。チューブ内に一度空気が入れば、チューブ口に内容物が届いて吸われて始めて再吐出を繰り返すことが本発明者により判明した。具体的には、1)空気の吸い込み、2)ごく僅かの内容物を吸った程度でチューブ口付近にエアボイドが発生、3)空気の吸い込みが繰り返されるため、残留物の残量が多くなることが判明した。
そこで、残留物の量を低減するには、理想的には、チューブの吸引口から空気を吸い上げることを極力防止する必要がある。本発明において、内容物を吸引する際に、容器が水平であれば、前記チューブの吸引口の断面を水平とすることで、空気の吸い込みを極力抑えることができる利点を有する。一般には、吸引口の断面は、斜めにカットされており、容器の底部まで吸引することを目的としているようであるが、実際には、図5等で明らかなように、空気の吸い込みとともに、残留物は残ってしまう。
なお、本発明においては、吸引口から空気を吸い上げる量を極力低減するという観点から、前記容器本体の内面の底部の一部にある逆円錐状及び/又は逆角錐状の部分は、逆円錐状の場合には、容器本体の径と比較して、当該逆円錐状部分は、好ましくは3分の1以上、より好ましくは2分の1以上とすることができる。もっとも、製造の容易等の観点から、逆円錐状の領域を、容器本体の側面に至るまで形成してもよい。この場合、よりスムーズに内容物が、チューブの吸引口に集まり、かつ、吸引口から空気を吸い込みにくい構成とすることができる。
また、逆角錐状の場合には、容器本体の断面幅と比較して、当該逆角錐状部分は、好ましくは3分の1以上、より好ましくは2分の1以上とすることができる。もっとも、製造の容易等の観点から、逆角錐状の領域を、容器本体の側面に至るまで形成してもよい。この場合、よりスムーズに内容物が、チューブの吸引口に集まり、かつ、吸引口から空気を吸い込みにくい構成とすることができる。
また、本発明のポンプ付き容器の好ましい実施態様において、よりスムーズに内容物をチューブの吸引口に誘導するという観点から、前記容器本体の内面は、撥水加工されていることを特徴とする。これにより、より残留物の量を低減することができる。
また、本発明のポンプ付き容器の好ましい実施態様において、さらに、前記容器本体の底部が、前記容器本体を起立可能に支持する足部を有することを特徴とする。支持する足部は、別個形成してもよく、前記容器本体と一体成型してもよい。足部は、複数本とすることができる。
以下では本発明の一実施例を説明するが、本発明は、下記の実施例に限定して解釈されるものではない。
実施例1
まず、図を用いて本発明の一実施態様を説明すると以下の通りである。図1は、本発明のポンプ付き容器の一実施態様における底部が略四角錐状のポンプ付き容器の一例であり、図1において、(a)は、ポンプ付き容器の上面図、(b)及び(c)は、ポンプ付き容器の側面図、(d)は、ポンプ付き容器を斜め下から見た図、(e)は、ポンプ付き容器を斜め上から見た図、(f)は、ポンプ付き容器の底面図、をそれぞれ示す図である。図1において、1はポンプ、2は足部、3は水平面、4は逆角錐状部(図1では、四角錘状)、5は底部、6は容器本体の内面の底部、7は容器本体の内部(この内側に液体が充填される。)を、それぞれ示す。図示しないが、ポンプ1の下側に、容器本体内面の底部まで伸びるチューブを備える。チューブの吸引口の近傍において、容器本体の内面の底部は、逆角錐状である。図1において、足部2は、4つとなっているが、これに限定されず、3つ又はそれ以上としてもよい。容器本体の内面と、外周を補強する容器は、中空部分を有してもよいが、変形や、強度等の関係上、図のように、逆角錐部分に沿って、足部を設けることが好ましい。
また、図2は、本発明のポンプ付き容器の一実施態様における底部が略円錐状のポンプ付き容器の一例であり、図2において、(a)は、ポンプ付き容器の上面図、(b)及び(c)は、ポンプ付き容器の側面図、(d)は、ポンプ付き容器を斜め下から見た図、(e)は、ポンプ付き容器を斜め上から見た図、(f)は、ポンプ付き容器の底面図、をそれぞれ示す図である。図2において、1はポンプ、2は足部、3は水平面、4は逆角錐状部(図1では、四角錘状)、5は底部、6は容器本体の内面の底部、7は容器本体の内部(この内側に液体が充填される。)、8は逆円錐状部を、それぞれ示す。図示しないが、ポンプ1の下側に、容器本体内面の底部まで伸びるチューブを備える。チューブの吸引口の近傍において、容器本体の内面の底部は、逆円錐状である。図2において、足部2は、3つとなっているが、これに限定されず、3つ又はそれ以上としてもよい。容器本体の内面と、外周を補強する容器は、中空部分を有してもよいが、変形や、強度等の関係上、図のように、逆円錐部分に沿って、足部を設けることが好ましい。
次に、本発明のポンプ付き容器の一例において、実際に、ポンプの吸い上げ残量について調べた。初回の内容物をピンク(但し、以下の図では、灰色に見える。)、詰め替え用の内容物を白にした。
従来の例として、図5に示す容器を用いた。図5は、従来のポンプ付き容器を示す図である。図5において、(a)は、初回に充填されたピンク(図では分かりにくく、ピンク色が灰色がかって見える。)色の充填物(初回内容物)の残量を示す。残量は、143.18gである。(b)は、上記(a)の内容物に、詰め替え用の充填物(白色)を充填しても、初回の内容物(ピンク色(図では灰色))が残存している状態を示す図である。初回内容物(ピンク色(灰色))及び充填物(白色)の残存量は、185.96gである。
この結果、平底の場合、143.18gを残してポンプのチューブ付近から空気を吸い込んでしまい吸い上がらなくなった。そこで詰替え用の白バルクを足して吸い上げていくと先ほどと同様にポンプのチューブ付近から空気を吸い込んでしまい吸い上がらなくなることが判明した。残量は185.96gであった。丸底の角部分(内部の中心から外側(側壁底部)部分)は初回のピンクの内容物は吸い上がらずに残っている様子が分かる。
すなわち、チューブの口付近は吸い上げるが、口から離れると吸い上げられずそのまま残る一方、角度を調整すると、チューブの口の周りの元の内容物は首尾よく吸い上げられることが判明した。すなわち、チューブ吸引口付近の容器底部の構造が、逆円錐又は逆角錐状であることが少なくとも必要であることがわかる。
一方、図3は、本発明のポンプ付き容器の一実施態様における底部が略円錐状のポンプ付き容器の一例において、ポンプの吸い上げ残量を示す図である。図3において、(a)は、初回に充填されたピンク(図では分かりにくく、ピンク色が灰色がかって見える。)色の充填物(初回内容物)の残量を示す。残量は、14.18gである。(b)は、上記(a)の内容物に、詰め替え用の充填物(白色)を充填した状態を示す。(c)は、詰め替え用の充填物(白色)を充填しても、初回の内容物(ピンク色(図では灰色))がきれいに吸い込まれて、総て白色の状態であることを示す。上の方にピンク色(灰色)が残っているが、次の吸い込みで排出される状態である。
この結果、逆円錐底角度60°の容器の場合、残量が14gほど残るが、詰め替え用の内容物を加えても初回の内容物はきれいに吸い込まれて、同様に14g程度を残して吸い上がらなくなることが判明した。
実施例2
そこでどの角度が最適かを検討した。粘度と角度による内容物残量を下の表1に示す。容器において、チューブの内径は、高粘度の内容物に対しても、対応可能なように、9mmのものを使用した。なお、傾斜角60°とは、逆円錐状及び/又は逆角錐状の水平面からの傾斜角であり、図2の水平面3を基準として、基準面の水平面3からの逆円錐状部の内面部分の傾斜角が、60°傾いていることを意味する。また、実験では、逆円錐を用いている。また、実施例1の試験と同様、初回の内容物をピンク(但し、図では灰色に見える。)、詰め替え用の内容物を白にしている。
図4は、本発明のポンプ付き容器の一実施態様における底部が略円錐状のポンプ付き容器と、傾斜角が水平面から55°未満の容器との比較を示す図である。図4において、(a)は、円錐の内角が60°であり、水平面からの傾斜角は、60°のポンプ付き容器の一例を示し、(b)は、円錐の内角が80°であり、水平面からの傾斜角は、50°のポンプ付き容器を示し、(c)は、円錐の内角が100°であり、水平面からの傾斜角は、40°のポンプ付き容器を示す。
この結果、傾斜角50°(図4(b))、及び傾斜角40°(図4(c))の角度の場合、内容物の粘度が上昇すると吸い上げ残量も増えるが、傾斜角60°(図4(a))の角度の場合は粘度が上昇しても吸い上げ残量はほとんど変わらなかった。このように、傾斜角60°角度の底の場合は初回の内容物が残っても詰め替えを加えて吸い上げていくと初回の内容物はきれいに吸い上げられていくことが判明した。
一方、傾斜角50°、及び40°の角度の場合は初回の内容物が残る状態であった。これらの結果から、傾斜角は、少なくとも55°以上の角度が効率的であると考えられる。なお、逆円錐の角度が狭くなると円錐部分の高さが長くなり、たとえば直径80mmの容器の場合、40°で24mm、50°で36mm、60°で52mm、70°で77mmと長くなるため、重心が上に上がるために容器が転倒し易くなることが予想される。但し、逆円錐等で構成される傾斜角部分は、チューブの吸引口近傍のみで足り、吸引口の近傍以外の部分の傾斜角は特に限定されないので、一部に逆円錐等を構成する態様においては、転倒の問題も解決可能となる。逆円錐等の構成は、チューブの吸引口近傍での空気の吸い込みを除去できるように当該近傍において設計されていれば十分だからである。
但し、本実施例でもそうであり、量産性や、簡便性のために、部分的に傾斜角を設定することが困難な場合には、吸引口近傍のみならず、容器の側面に達するまで、逆円錐等の構造としてもよい。
なお、容器の内面を撥水加工した場合には、さらに、残留物を低減することが判明した。また、チューブの吸引口の切り口についても、従来の斜めカットのものは、空気の吸い込みを余儀なくされ、残留物が増加する傾向があったのに対して、チューブの吸引口が水平のものは、空気を吸い込みにくく、残留物を低減することが判明した。
本発明によれば、容器内の残留物を極力減らせるので、経済性等の観点等から、産業上利用価値が高い。
1 ポンプ
2 足部
3 水平面
4 逆角錐状部(図1では、四角錘状)
5 底部
6 容器本体の内面の底部
7 容器本体の内部(この内側に液体が充填される。)
8 逆円錐状部

Claims (3)

  1. 上部に開口部を有する容器本体と、前記開口部に着脱自在に設置され前記容器本体の内部に充填された液体をチューブによって排出可能なポンプと、を備えたポンプ付き容器であって、
    前記容器本体の内面の底部の吸引口近傍から、前記容器の側面に達するまでの部分は、頂部が丸みを帯びている略逆円錐又は略逆角錐であり、前記略逆円錐又は前記略逆角錐の傾斜角は、水平面から、55°〜65°の範囲であり、かつ、前記チューブの吸引口の断面は水平であり、前記容器本体の底部が、前記容器本体を起立可能に支持する足部を有し、前記液体の粘度は、47,500mPas〜375,000mPasであることを特徴とするポンプ付き容器。
  2. 前記容器本体の内面は、撥水加工されていることを特徴とする請求項1記載の容器。
  3. さらに、前記足部は、前記略逆円錐又は前記略逆角錐に沿って、設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器。
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