JP6739004B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気清浄フィルタを備えた空気調和機に関するものである。
特許文献1は、気流の通風抵抗を増やさずに気流の清浄度を高めることができる空気調和機を提案している。
特許文献1は、気流の通路の横断面に開口面を区画する筐体と、第1区画に粗塵用フィルタを第2区画に空気清浄フィルタを有するエアフィルタと、開口面に空気清浄フィルタを配置する第1位置、および、開口面から少なくとも部分的に空気清浄フィルタをずらす第2位置との間でエアフィルタを駆動する駆動部材とを備えている。
そして、特許文献1の空気調和機によれば、開口面に空気清浄フィルタが位置すると、気流は空気清浄フィルタを通過することで空気清浄機能は実現される。また、開口面から空気清浄フィルタがずらされると、開口面には粗塵用フィルタが位置し、粗塵用フィルタがエアフィルタとして機能するため、通風抵抗の増大は回避される。このように、必要なときにだけ空気清浄機能が実現されることで、空気調和機は通風抵抗の増加を抑制しつつ気流の清浄度を高めることができる。
特開2016−183794号公報
しかしながら、特許文献1の空気調和機においては、空気清浄機能を実行する際の制御技術等に関しては一切開示されていない。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、適切な制御を実行することで、使用性の高い空気清浄機能を備えた空気調和機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明の空気調和機は、吸込口と、前記吸込口から空気を吸い込ませるファンと、前記吸込口から吸い込まれた空気が吹き出す吹出口と、少なくとも一部が円弧状または湾曲状である空気清浄フィルタと、前記空気清浄フィルタの配置位置を移動させる移動装置と、人の在否を検出する人検知センサと、制御装置と、を備え、前記空気清浄フィルタは、エアフィルタと別体として形成されており、前記人検知センサが人の存在を検出していないときに、前記吸込口から吸い込まれる、または、前記吸込口より吸い込まれた空気の流路である空気流路外に収納されている前記空気清浄フィルタを、前記移動装置は、前記ファンの上流側の前記空気流路に配置されている前記エアフィルタの上流側で、前記吸込口から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が前記空気清浄フィルタを通過する位置に、形状を変形させることなく、配置されているそのままの形状で移動させ、配置させることを特徴とするものである。
これによれば、人検知センサが人の存在を検出していないときに、移動装置が空気清浄フィルタを、吸込口から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が空気清浄フィルタを通過する位置に移動させることで、使用者が室内にいないときに自動的に空気清浄機能を有効にさせることができるとともに、空気清浄フィルタを起因とする送風抵抗の増加に伴う送風音の上昇等の不快感を使用者に与えることもないため、使用性の高い空気清浄機能を備えた空気調和機を提供できる。
本発明によれば、適切な制御を実行することで、使用性の高い空気清浄機能を備えた空気調和機を提供できる。
本発明の実施の形態1における空気調和機の空清運転モードを実行していない時の室内機の縦断面図 同空気調和機の空清運転モードを実行している時の室内機の縦断面図
第1の発明は、吸込口と、前記吸込口から空気を吸い込ませるファンと、前記吸込口から吸い込まれた空気が吹き出す吹出口と、少なくとも一部が円弧状または湾曲状である空気清浄フィルタと、前記空気清浄フィルタの配置位置を移動させる移動装置と、人の在否を検出する人検知センサと、制御装置と、を備え、前記空気清浄フィルタは、エアフィルタと別体として形成されており、前記人検知センサが人の存在を検出していないときに、前記吸込口から吸い込まれる、または、前記吸込口より吸い込まれた空気の流路である空気流路外に収納されている前記空気清浄フィルタを、前記移動装置は、前記ファンの上流側の前記空気流路に配置されている前記エアフィルタの上流側で、前記吸込口から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が前記空気清浄フィルタを通過する位置に、形状を変形させることなく、配置されているそのままの形状で移動させ、配置させることを特徴とする空気調和機である。
これによれば、人検知センサが人の存在を検出していないときに、移動装置が空気清浄フィルタを、吸込口から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が空気清浄フィルタを通過する位置に移動させることで、使用者が室内にいないときに自動的に空気清浄機能を有効にさせることができるとともに、空気清浄フィルタを起因とする送風抵抗の増加に伴う送風音の上昇等の不快感を使用者に与えることもないため、使用性の高い空気清浄機能を備えた空気調和機を提供できる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記人検知センサが人を検出しているときに、前記移動装置は、前記吸込口から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が前記空気清浄フィルタを通過しない位置に、前記空気清浄フィルタを配置させることを特徴とするものである。
これによれば、使用者が室内にいるときには、自動的に空気清浄機能は有効にさせないので、空気清浄フィルタを起因とする送風抵抗の増加に伴う送風音の上昇等の不快感を使用者に与えることもなく、かつ、エネルギーの消費とフィルタ交換頻度を抑えられ、使用性の高い空気清浄機能を備えた空気調和機を提供できる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、塵埃検知手段を備え、前記塵埃検知手段の塵埃の検知値が所定値以上の場合に、前記移動装置は、前記吸込口から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が前記空気清浄フィルタを通過する位置に、前記空気清浄フィルタを配置させることを特徴とするものである。
これによれば、人検知センサが人の存在を検出しておらず、かつ、室内にほこり等が多いときに、自動的に空気清浄機能を有効にさせるので、空気清浄フィルタを起因とする送風抵抗の増加に伴う送風音の上昇等の不快感を使用者に与えることもなく、室内を清潔にでき、使用性の高い空気清浄機能を備えた空気調和機を提供できる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれかの発明において、塵埃検知手段を備え、前記塵埃検知手段の塵埃の検知値が所定値未満の場合に、前記移動装置は、前記吸込口から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が前記空気清浄フィルタを通過しない位置に、前記空気清浄フィルタを配置させることを特徴とするものである。
これによれば、室内にほこり等が少ないときには、自動的に空気清浄機能を終了させるので、使用性の高い空気清浄機能を備えた空気調和機を提供できる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれかの発明において、前記移動装置が、前記吸込口から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が通過する位置に前記空気清浄フィルタを配置させてから所定時間後に、前記移動装置は、前記吸込口から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が前記空気清浄フィルタを通過しない位置に、前記空気清浄フィルタを配置させることを特徴とするものである。
これによれば、自動的に空気清浄機能を有効にさせてから、所定時間後に空気清浄機能を自動的に終了させるので、使用性の高い空気清浄機能を備えた空気調和機を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1、図2は、本実施の形態1による空気調和機の室内機の縦断面図である。
本実施の形態における空気調和機は、室内機と室外機とから構成される。室内機と室外機とは冷媒配管及び制御配線により接続され、室内機と室外機とによりヒートポンプが構成される。室外機には、圧縮機(図示せず)、室外熱交換器(図示せず)、減圧装置(図示せず)、室外ファン(図示せず)のヒートポンプを構成する部品が設けられている。室内機は、室内の壁面に取り付けられる。また、室内機と室外機に配置されている制御装置(図示せず)は、制御配線により通信している。
本実施の形態における空気調和機の室内機は、吸込口11と吹出口12とを形成する本体1と、本体1の前面に設ける前面パネル2とを備えている。吸込口11は本体1の上面に形成され、吹出口12は本体1の下面に形成される。本体1の後面13は壁面に取り付けられる。本体1の内部には、吸込口11から空気を吸い込ませるファン20と、ヒートポンプを構成する機器であり、吸込口11から吸い込まれた空気と熱交換する熱交換器30を備えている。
ファン20には、貫流ファン(クロスフローファン)が適している。ファン20は、左右両端のいずれかの回転軸にファンモータを連結している(図示せず)。ファン20の下流から吹出口12の上流に至る下流空気流路40は、ファン20の下流に配置されて空気の流れを案内するリアガイダ41と、このリアガイダ41に対向して配置されたスタビライザ42と、本体1の両側壁(図示せず)とで形成されている。
吹出口12には、上下風向変更羽根51と左右風向変更羽根52とを設けている。左右風向変更羽根52は上下風向変更羽根51より上流側に配置している。上下風向変更羽根51は、吹出口12を開閉し、空気の吹き出しを上下方向に変更する。左右風向変更羽根52は、空気の吹き出しを左右方向に変更する。
空気流路60は、ファン20の上流側の、吸込口11から吸い込まれる、または、吸込口11より吸い込まれた空気の流路である。空気流路60のうち、吸込口11より吸い込まれた空気の流路には、熱交換器30とエアフィルタ70と空気清浄フィルタ80とが配置されている。空気清浄フィルタ80はエアフィルタ70とは別体として形成されている。
エアフィルタ70は、比較的大きな塵埃を捕獲することを目的とした租塵用のフィルタである。一方、空気清浄フィルタ80は、前記エアフィルタ70より通風抵抗が大きく、前記エアフィルタ70を通過するような微粒子を捕獲することを目的としたフィルタであり、プリーツ式や不織布式が好ましい。
移動装置90は、空気清浄フィルタ80の形状を変形させることなく、配置されているそのままの形状で、空気清浄フィルタ80の配置位置を移動させる。移動装置90は、例えばモータ91と歯車92とで構成され、空気清浄フィルタ80の外枠に形成したラック81に歯車92を噛み合わせ、モータ91で歯車92を回転されることで空気清浄フィルタ80を回転移動させる。
空気清浄フィルタ80の形状を変形させずに空気清浄フィルタ80の配置位置を移動させることで、空気清浄フィルタ80の劣化を防止できる。空気清浄フィルタ80の少なくとも一部は、円弧状または湾曲状である。空気清浄フィルタ80の少なくとも一部を円弧状または湾曲状とすることで、空気清浄フィルタ80を、限られた空間に空気清浄効率良く、配置することができるとともに、移動装置90を簡素に構成することができる。
空気清浄フィルタ80は、エアフィルタ70より上流側の空気流路60に配置する。空気清浄フィルタ80をエアフィルタ70より上流側の空気流路60に配置することで、空気清浄フィルタ80をエアフィルタ70と熱交換器30との間の空気流路60に配置する場合と比較して、冷房運転時における結露による空気清浄フィルタ80の性能低下を防止できる。
移動装置90は、エアフィルタ70より上流側の、吸込口11より吸い込まれた空気の流路の空気流路60に配置することが好ましい。移動装置90を、エアフィルタ70より上流側の吸込口11より吸い込まれた空気の流路の空気流路60に配置することで、移動装置90をエアフィルタ70と熱交換器30との間の空気流路60に配置する場合と比較して、冷房運転時における結露による移動装置90への影響を少なくでき、更に移動装置90による通風抵抗の増加を防止できる。なお、空気清浄フィルタ80をエアフィルタ70より上流側の空気流路60に配置し、移動装置90をエアフィルタ70と熱交換器30との間の空気流路60に配置することもできる。
本実施の形態における空気調和機は、吸込口11から吸い込まれた空気が、空気清浄フィルタ80を通過せず、圧縮機(図示せず)の駆動により熱交換器30により熱交換され、冷風や温風となり、吹出口12より吹き出す冷房運転と暖房運転とのうち、少なくともどちらかを有する空調運転モードと、吸込口11から吸い込まれる、または、吸込口11より吸い込まれた空気が、熱交換器30により熱交換されず、空気清浄フィルタ80を通過し、吹出口12より吹き出す空気清浄運転である空清運転モードとを有している。
本実施の形態における空気調和機は、空調運転モードや空清運転モードの実行を使用者が指示できるとともに、これらの運転切り替えも行える操作装置100を備えている。
操作装置100は、冷房運転を指示する操作スイッチ101、暖房運転を指示する操作スイッチ102、空気清浄運転を指示する操作スイッチ103を備えている。
本実施の形態における空気調和機は、空気に含まれる塵埃の少なくとも有無を検知する塵埃検知センサ110を備えている。さらに、本実施の形態における空気調和機は、人の在否を検出する人検知センサ111を備えている。人検知センサ111は、赤外線センサにより形成されているが、室内の人の在否を検知できる機能を有していれば、他の構成でも構わない。
すなわち、本実施の形態における空気調和機は、使用者が空気清浄運転を指示する操作スイッチ103にて空清運転モードの実行開始を指示し、かつ、人検知センサ111が人の存在を検出していない場合で、さらに、室内に塵埃有(塵埃検知センサ110の検知値が所定値以上)の場合が、空清運転モードの実行条件を満たすこととなり、空気流路60の外に収納されている空気清浄フィルタ80を、吸込口から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が通過する位置、すなわち、空気流路60に、移動装置90が空気清浄フィルタ80を移動させて、空清運転モードの実行を開始し、空気清浄機能を有効にさせる構成となっている。
そして、人検知センサ111が人を検出すると、吸込口11から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が空気清浄フィルタ80を略通過しない位置、すなわち、空気流路60の外に、移動装置90が空気清浄フィルタ80を戻す構成となっている。
なお、人検知センサ111が人を検出する前に、塵埃検知センサ110の検知値が所定値未満に変化した場合、あるいは、空清運転モードの実行開始から所定時間経過した場合、さらには、使用者が操作スイッチ103により空清運転モードの実行停止を指示した場合には、吸込口11から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が空気清浄フィルタ80を略通過しない位置、すなわち、空気流路60の外に、移動装置90が空気清浄フィルタ80を戻すようにしている。
また、空清運転モードにおけるファン20の設定回転数は、空調運転モードにおけるファン20の少なくとも最低設定回転数よりも大きくする。例えば、第1の運転モードにおけるファン20が、「弱」「中」「強」の回転数に変更できる場合に、第2の運転モードにおけるファン20の設定回転数は、少なくとも「中」の回転数とするか、「弱」の回転数よりも大きく「中」の回転数よりも小さな回転数とする。
このように、空清運転モードにおけるファン20の設定回転数を、空調運転モードにおけるファン20の少なくとも最低設定回転数よりも大きくすることで、空気清浄フィルタ80による通風抵抗の増加による、吹出口12からの吹出風量低下を防止し、空気清浄機能を十分に発揮できる風量を確保することができる。
以上のように構成された空気調和機について、以下その動作について説明する。
図1は、空気調和機の空清運転モードを実行していない時の室内機の縦断面図である。これは、空清運転モードは実行しておらず、空調運転モードのみを実行しているときの状態を示す図である。
空清運転モードを実行していない状態においては、空気清浄フィルタ80は、本体1内、すなわち空気流路60外に収納されている。収納状態では、空気清浄フィルタ80は、前面パネル2の内方に配置され、空気清浄フィルタ80の上端側に歯車92が位置する。
従って、空気清浄フィルタ80は、エアフィルタ70の上流側の吸込口11、すなわち空気流路60を覆わない。この状態では、空気清浄機能は有効でない。なお、空気清浄機能が有効でないとは、空気清浄フィルタ80の少しだけが、空気流路60を覆う場合も含むものとする。
図2は、空気調和機の空清運転モードを実行している時の室内機の縦断面図である。
図2では、空気清浄フィルタ80の全てが、エアフィルタ70の上流側の吸込口11、すなわち空気流路60を覆っている。図2の状態では、空気清浄フィルタ80の下端側に歯車92が位置する。
空清運転モードの実行開始時には、モータ91を正回転させることで、空気清浄フィルタ80は、図1の状態から図2の状態に回動し、形状が変形することなく、配置されているそのままの形状で配置位置が移動する。つまり、吸込口11、すなわち、空気流路60を覆う流路面積が大きくなる方向に、空気清浄フィルタ80は配置移動する。
また、空清運転モードの実行終了時には、モータ91を逆回転させることで、空気清浄フィルタ80は、空気清浄フィルタ80は、図2の状態から図1の状態に回動し、形状が変形することなく、配置されているそのままの形状で配置位置が移動する。つまり、吸込口11、すなわち、空気流路60を覆う流路面積が小さくなる方向に、空気清浄フィルタ80は配置移動する。
なお、空調運転モードの実行中において、空清運転モードの実行条件を満足していれば、空調運転モードと空清運転モードとが同時に実行され、図2に示すような室内機の形態となる。
さらに、空気清浄運転を指示する操作スイッチ103や塵埃検知センサ110を備えず、あるいは、空気清浄運転を指示する操作スイッチ103か塵埃検知センサ110のどちらか一方を備えていて、人検知センサ111が人の存在を検出していないときに、吸込口11から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が通過する位置、すなわち、空気流路60に、移動装置90が空気清浄フィルタ80を移動させて空清運転モードを実行し、人検知センサ111が人を検出しているとき、あるいは、空清運転モードの実行開始から所定時間経過した場合、あるいは、使用者が操作スイッチ103により空清運転モードの実行停止を指示した場合、あるいは、塵埃検知センサ110の検知値が所定値未満に変化した場合には、吸込口11から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が空気清浄フィルタ80を略通過しない位置、すなわち、空気流路60の外に、移動装置90が空気清浄フィルタ80を戻す構成としても、使用性の高い空気清浄機能を備えた空気調和機は提供できる。
本発明の空気調和機は、適切な制御を実行することで、使用性の高い空気清浄機能を備えた空気調和機を提供できるので、家庭用のみならず業務用の空気調和機にも適用できる。
1 本体
2 前面パネル
11 吸込口
12 吹出口
13 後面
20 ファン
30 熱交換器
40 下流空気流路
41 リアガイダ
42 スタビライザ
51 上下風向変更羽根
52 左右風向変更羽根
60 空気流路
70 エアフィルタ
80 空気清浄フィルタ
81 ラック
90 移動装置
91 モータ
92 歯車
100 操作装置
101、102、103 操作スイッチ
110 塵埃検知センサ
111 人検知センサ

Claims (5)

  1. 吸込口と、前記吸込口から空気を吸い込ませるファンと、
    前記吸込口から吸い込まれた空気が吹き出す吹出口と、
    少なくとも一部が円弧状または湾曲状である空気清浄フィルタと、
    前記空気清浄フィルタの配置位置を移動させる移動装置と、
    人の在否を検出する人検知センサと、制御装置と、を備え、
    前記空気清浄フィルタは、エアフィルタと別体として形成されており、
    前記人検知センサが人の存在を検出していないときに、
    前記吸込口から吸い込まれる、または、前記吸込口より吸い込まれた空気の流路である空気流路外に収納されている前記空気清浄フィルタを、
    前記移動装置は、前記ファンの上流側の前記空気流路に配置されている前記エアフィルタの上流側で、前記吸込口から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が前記空気清浄フィルタを通過する位置に、形状を変形させることなく、配置されているそのままの形状で移動させ、配置させることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記人検知センサが人を検出しているときに、前記移動装置は、前記吸込口から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が前記空気清浄フィルタを通過しない位置に、前記空気清浄フィルタを配置させることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 塵埃検知手段を備え、前記塵埃検知手段の塵埃の検知値が所定値以上の場合に、前記移動装置は、前記吸込口から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が前記空気清浄フィルタを通過する位置に、前記空気清浄フィルタを配置させることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 塵埃検知手段を備え、前記塵埃検知手段の塵埃の検知値が所定値未満の場合に、前記移動装置は、前記吸込口から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が前記空気清浄フィルタを通過しない位置に、前記空気清浄フィルタを配置させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記移動装置が、前記吸込口から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が通過する位置に前記空気清浄フィルタを配置させてから所定時間後に、前記移動装置は、前記吸込口から吸い込まれる、または、吸い込まれた空気が前記空気清浄フィルタを通過しない位置に、前記空気清浄フィルタを配置させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和機。
JP2017189355A 2017-09-29 2017-09-29 空気調和機 Active JP6739004B2 (ja)

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