JP6998505B2 - 空気調和機 - Google Patents

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本発明は、空気清浄フィルタを備えた空気調和機に関するものである。
特許文献1は、気流の通風抵抗を増やさずに気流の清浄度を高めることができる空気調和機を提案している。
特許文献1は、気流の通路の横断面に開口面を区画する筐体と、第1区画に粗塵用フィルタを第2区画に空気清浄フィルタを有するエアフィルタと、開口面に空気清浄フィルタを配置する第1位置、および、開口面から少なくとも部分的に空気清浄フィルタをずらす第2位置との間でエアフィルタを駆動する駆動部材とを備えている。
そして、特許文献1の空気調和機によれば、開口面に空気清浄フィルタが位置すると、気流は空気清浄フィルタを通過することで空気清浄機能は実現される。
また、開口面から空気清浄フィルタがずらされると、開口面には粗塵用フィルタが位置し、粗塵用フィルタがエアフィルタとして機能するため、通風抵抗の増大は回避される。このように、必要なときにだけ空気清浄機能が実現されることで、空気調和機は通風抵抗の増加を抑制しつつ気流の清浄度を高めることができる。
特開2016-183794号公報
しかしながら、特許文献1の空気調和機では、粗塵用フィルタと空気清浄フィルタとがエアフィルタとして一体であるため、エアフィルタの移動に伴い空気清浄フィルタも屈伸されるため、空気清浄フィルタの劣化を早めてしまうという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、空気清浄フィルタの配置位置を移動できる機能を有するとともに、優れた空気清浄フィルタの移動機構を備えた空気調和機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために本発明の空気調和機は、吸込口と、前記吸込口から空気を吸い込ませるファンと、前記ファンの動作により発生する空気流が吹き出す吹出口と、前記空気流に含まれている塵埃を集塵する空気清浄フィルタと、少なくとも前記空気清浄フィルタと前記空気清浄フィルタの一部を覆う枠体とを有する空気清浄フィルタユニットと、モータと歯車とで構成され、前記空気清浄フィルタユニットの配置位置を移動させる移動装置と、前記空気清浄フィルタユニットの前記枠体に設けられている係合部を支持する支持部と、前記係合部に形成されているラックと、を備え、前記支持部は、前記空気清浄フィルタユニットを上方側と下方側とから挟む上側支持部と下側支持部とから構成されており、前記支持部の前記空気清浄フィルタユニットの移動方向の長さは、前記空気清浄フィルタユニットの移動時に、前記支持部により支持される前記空気清浄フィルタユニットの部位の長さよりも短く形成され、前記モータの内方で、前記上側支持部と前記下側支持部との間に、前記歯車と前記ラックとの噛み合い部を配置するとともに、前記上側支持部と前記下側支持部は、前記移動装置に設けられていることを特徴とするものである。
これにより、空気清浄フィルタユニットの移動範囲全域に対して、空気清浄フィルタユニットを支持する支持部を配置しないため、機器の小型化を実現することができる。
本発明によれば、空気清浄フィルタの配置位置を移動できる機能を有するとともに、優れた空気清浄フィルタの移動機構を備えた空気調和機を提供できる。
本発明の実施の形態1における空気調和機の室内機の第1の運転モードの縦断面図 同空気調和機の室内機の第2の運転モードの縦断面図 同空気調和機の室内機の第2の運転モードの縦断面図 同空気調和機のフィルタユニットの展開図 同空気調和機のフィルタユニットを室内機の筐体に取付ける状態を示す斜視図 同空気調和機の空気清浄フィルタユニットの分解図 同空気調和機の空気清浄フィルタユニットと移動装置とを連結した状態を示す縦断面図 同空気調和機の空気清浄フィルタユニットと移動装置とを連結した状態を示す他の縦断面図 図8のA方向から見たときの横断面図
第1の発明は、吸込口と、前記吸込口から空気を吸い込ませるファンと、前記ファンの動作により発生する空気流が吹き出す吹出口と、前記空気流に含まれている塵埃を集塵する空気清浄フィルタと、少なくとも前記空気清浄フィルタと前記空気清浄フィルタの一部を覆う枠体とを有する空気清浄フィルタユニットと、モータと歯車とで構成され、前記空気清浄フィルタユニットの配置位置を移動させる移動装置と、前記空気清浄フィルタユニットの前記枠体に設けられている係合部を支持する支持部と、前記係合部に形成されているラックと、を備え、前記支持部は、前記空気清浄フィルタユニットを上方側と下方側とから挟む上側支持部と下側支持部とから構成されており、前記支持部の前記空気清浄フィルタユニットの移動方向の長さは、前記空気清浄フィルタユニットの移動時に、前記支持部により支持される前記空気清浄フィルタユニットの部位の長さよりも短く形成され、前記モータの内方で、前記上側支持部と前記下側支持部との間に、前記歯車と前記ラックとの噛み合い部を配置するとともに、前記上側支持部と前記下側支持部は、前記移動装置に設けられていることを特徴とする空気調和機である。
これにより、空気清浄フィルタユニットの移動範囲全域に対して、空気清浄フィルタユニットを支持する支持部を配置しないため、機器の小型化を実現することができる。
これにより、空気清浄フィルタユニットが自重により下方側に傾くのを抑制できる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記下側支持部の前記空気清浄フィルタユニットの移動方向の長さは、前記上側支持部の前記空気清浄フィルタユニットの移動方向の長さよりも長く形成されていることを特徴とするものである。
これにより、空気清浄フィルタユニットが、支持部より突出した際に、空気清浄フィルタユニットが自重により下方側に傾くのを抑制できる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記空気清浄フィルタユニットは、前記支持部と接触しながら移動する構成であるとともに、前記空気清浄フィルタユニットの前記支持部と接触する部位の面積は、前記支持部の面積よりも小さく形成されていることを特徴とするものである。
これにより、空気清浄フィルタユニットが移動する際の摩擦抵抗を小さくできるとともに、異物の噛み込みをも抑制でき、空気清浄フィルタユニットの移動をスムースに行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1から図3は、本実施の形態による空気調和機の室内機の縦断面図である。
本実施の形態による空気調和機は、室内機と室外機とから構成される。室内機と室外機とは冷媒配管及び制御配線により接続され、室内機と室外機とによりヒートポンプが構成される。室外機にはコンプレッサが設けられている。室内機は、室内の壁面に取り付けられる。
本実施の形態による空気調和機の室内機は、吸込口11と吹出口12とを形成する本体1と、本体1の前面に設ける前面パネル2とを備えている。
吸込口11は本体1の上面に形成され、吹出口12は本体1の下面に形成される。本体1の後面13は壁面に取り付けられる。本体1の内部には、吸込口11から空気を吸い込ませるファン20と、吸込口11から吸い込まれた空気と熱交換する熱交換器30とを設けている。ファン20には、貫流ファン(クロスフローファン)が適している。ファン20は、左右両端のいずれかの回転軸にファンモータを連結している(図示せず)。ファン20の下流から吹出口12の上流に至る下流空気流路40は、ファン20の下流に配置されて空気の流れを案内するリアガイダ41と、このリアガイダ41に対向して配置されたスタビライザ42と、本体1の両側壁(図示せず)とで形成されている。
吹出口12には、上下風向変更羽根51と左右風向変更羽根52とを設けている。左右風向変更羽根52は上下風向変更羽根51より上流側に配置している。上下風向変更羽根51は、吹出口12を開閉し、空気の吹き出しを上下方向に変更する。左右風向変更羽根52は、空気の吹き出しを左右方向に変更する。
ファン20の上流側の空気流路60には、熱交換器30とフィルタユニット120とが配置されている。フィルタユニット120は、エアフィルタユニット130と空気清浄フィルタユニット140とで構成され、空気清浄フィルタユニット140は、図4に示した、移動装置90を介して、エアフィルタユニット130に連結されて、図5に示すように一つのユニットとして室内機の筐体内に収納されている。
エアフィルタユニット130は、図1に示すように、エアフィルタ70と、エアフィルタ70の一部を覆う枠体131と、エアフィルタ70を自動清掃するための駆動部132と埃除去部133とで構成されている。
空気清浄フィルタユニット140は、図6に示すように、空気清浄フィルタ80と、空気清浄フィルタ80に対して、空気流路の上流側に配置された枠体142と、下流側に配置された枠体143とで、空気清浄フィルタ80を覆うように構成されている。なお、この空気清浄フィルタユニット140に、脱臭フィルタ等の空気清浄フィルタ80と異なる空気浄化機能を有する部材が、さらに設けられていても構わない。
また、枠体143には、係合部144が別部材で設けられており、係合部144に形成されているラック81は、空気清浄フィルタユニット140を移動させるために回転する移動装置90の歯車92と係合している。
空気清浄フィルタ80は、エアフィルタ70とは別体として形成されている。エアフィルタ70は、比較的大きな塵埃を捕獲することを目的とした租塵用のフィルタである。一方、空気清浄フィルタ80は、前記エアフィルタ70より通風抵抗が大きく、前記エアフィルタ70を通過するような微粒子を捕獲することを目的としたフィルタであり、プリーツ式や不織布式が好ましい。
移動装置90は、空気清浄フィルタユニット140の形状を変形させることなく、配置されているそのままの形状で、空気清浄フィルタユニット140の配置位置を移動させる。
移動装置90は、例えば、モータ91と歯車92とで構成され、空気清浄フィルタユニット140の係合部144に形成されたラック81に歯車92を噛み合わせ、モータ91で歯車92を回転させることで、移動装置90は空気清浄フィルタ80を直接的に回動させ、配置位置を移動させる。
図7は、空気清浄フィルタユニット140と移動装置90とを連結した状態の縦断面図である。なお、これは図1と逆方向から見た図である。
図7によれば、移動装置90の歯車92は平歯車(外歯車)であり、空気清浄フィルタユニット140の係合部144に形成されたラック81は内歯車で、それらが噛み合う構成である。
なお、移動装置90の歯車92の数より、空気清浄フィルタユニット140の係合部144に形成されたラック81の歯車の数の方が多く構成されている。
また、空気清浄フィルタユニット140の枠体142、143の少なくとも一部は、円弧状または湾曲状である。これにより、空気清浄フィルタユニット140を、限られた空間に配置することができる。
また、空気清浄フィルタ80は、枠体142、143で覆われるため、空気清浄フィルタ80の形状を変形させずに、空気清浄フィルタ80の配置位置を移動させることができる。従って、空気清浄フィルタ80は、屈伸されることがなく、耐久性を向上することができる。
また、空気清浄フィルタユニット140の係合部144を、枠体142、143と異なる潤滑性に優れた材料で形成することで、移動装置90との係合における摺動性を良くすることができるため、駆動の耐久性を向上させることができる。
なお、枠体142、143は、潤滑性に優れた材料で形成する必要がないため、安価な材料を選定することができる。従って、空気清浄フィルタユニット140の低コスト化が図れる。
図8は、空気清浄フィルタユニット140と移動装置90とを連結した状態の縦断面図である。なお、これは図1と同方向から見た図である。
図8によれば、空気清浄フィルタ80、すなわち、空気清浄フィルタユニット140が配置位置を移動する際に、空気清浄フィルタユニット140の係合部144を支持する支持部145が、移動装置90に設けられている。これは、図4にも記載されているが、支持部145は、上方側と下方側とから空気清浄フィルタユニット140を挟み込む上側支持部147と下側支持部146とから構成され、この長さは下側支持部146の方が上側支持部147よりも長く、かつ、上側支持部147と下側支持部146とにより支持される空気清浄フィルタユニット140の係合部144の長さよりも短く形成されている。
支持部145を構成する上側支持部147と下側支持部146とが、これらにより支持される空気清浄フィルタユニット140の係合部144の長さよりも短く形成されていることで、支持部145が設けられている移動装置90の小型化を実現できる。
また、上側支持部147と下側支持部146とが、上方側と下方側とから空気清浄フィルタユニット140を挟む構成により、移動装置90の小型化を実現できるとともに、空気清浄フィルタユニット140の自重により下方側に傾くのを抑制できる。
さらに、下側支持部146の方が上側支持部147よりも長いことで、空気清浄フィルタ80、すなわち、空気清浄フィルタユニット140の配置位置が移動し、支持部145より突出した際、例えば、図2、図3に示すように空気流路60に配置された際に、空気清浄フィルタユニット140の自重により下方側に傾くのを抑制できる。
また、移動装置90の内方に、歯車92を配設するとともに、空気清浄フィルタユニット140の移動機構部に相当する歯車92とラック81との噛み合い部を、上側支持部147と下側支持部146との間(上側支持部147と下側支持部146とに対向する位置)に配置したことで、空気清浄フィルタユニット140の移動機構部である歯車92とラック81との噛み合い部は、上側支持部147と下側支持部146と空気清浄フィルタユニット140の係合部144とで囲まれて露出することがないため、歯車92とラック81との噛み合い部への塵埃等の異物の侵入を抑制できる。
なお、空気清浄フィルタユニット140の係合部144に形成されたラック81の前端および終端に、折り曲げ部149が形成されているため、特に、図1および図3に示される歯車92の回転停止時における歯車92への塵埃等の異物の侵入を抑制できる。
図9は、空気清浄フィルタユニット140と移動装置90とを連結した状態の図8のA方向から見た横断面図である。
図9によれば、支持部145を構成する上側支持部147と下側支持部146に支持される空気清浄フィルタユニット140の係合部144の表面には、上側支持部147および下側支持部146より面積の小さい摺動部148が形成されている。
これによれば、空気清浄フィルタ80、すなわち、空気清浄フィルタユニット140が配置位置を移動する際には、上側支持部147および下側支持部146と、それより面積の小さい空気清浄フィルタユニット140の係合部144の表面に形成されている摺動部148とが当接する構成のため、摩擦抵抗を小さくできるとともに、異物の噛み込みを抑制でき、空気清浄フィルタ80、すなわち、空気清浄フィルタユニット140の移動をスムースに行うことができる。
なお、空気清浄フィルタ80は、エアフィルタ70より上流側の空気流路60に配置する。空気清浄フィルタ80をエアフィルタ70より上流側の空気流路60に配置することで、空気清浄フィルタ80をエアフィルタ70と熱交換器30との間の空気流路60に配置する場合と比較して、冷房運転時における結露による空気清浄フィルタ80の性能低下を防止できる。
移動装置90は、エアフィルタ70より上流側の空気流路60に配置することが好ましい。移動装置90をエアフィルタ70より上流側の空気流路60に配置することで、移動装置90をエアフィルタ70と熱交換器30との間の空気流路60に配置する場合と比較して、冷房運転時における結露による移動装置90への影響を少なくでき、更に移動装置90による通風抵抗の増加を防止できる。
なお、空気清浄フィルタ80をエアフィルタ70より上流側の空気流路60に配置し、移動装置90をエアフィルタ70と熱交換器30との間の空気流路60に配置することもできる。
本実施の形態による空気調和機は、少なくとも冷房運転、暖房運転、及び空気清浄運転を行うことができ、これら運転切り替えは操作装置100にて使用者が指示を行える。
操作装置100は、冷房運転を指示する操作スイッチ101、暖房運転を指示する操作スイッチ102、及び、空気清浄運転を指示する操作スイッチ103を備えている。空気清浄運転を指示する操作スイッチ103を使用者が操作した場合には、移動装置90は、空気清浄フィルタユニット140の配置位置を移動させる。
このように、移動装置90による空気清浄フィルタユニット140の配置位置の移動を指示する操作スイッチ103を備えることで、使用者は操作スイッチ103によって空気清浄機能を有効にさせる空気清浄運転を実行させることができる。
本実施の形態による空気調和機は、空気に含まれる塵埃の少なくとも有無を検知する塵埃検知センサ110を備えている。
塵埃検知センサ110が検知する空気の清浄度合いの結果に基づいて、移動装置90は、空気清浄フィルタユニット140の配置位置を移動させる。本実施の形態によれば、塵埃検知センサ110が検知する空気の清浄度合いによって、すなわち、塵埃有の場合には空気清浄機能を有効にさせる空気清浄運転を実行させることができる。
本実施の形態による空気調和機は、吸込口11から吸い込まれた空気が、エアフィルタ70を通過して熱交換器30と熱交換する第1の運転モードと、移動装置90が、空気清浄フィルタユニット140の配置位置を移動させ、吸込口11から吸い込まれた空気が、エアフィルタ70と空気清浄フィルタ80と熱交換器30とを通過する第2の運転モードとを少なくとも有している。なお、第1の運転モード時に第2の運転モードが動作しても構わない。
操作スイッチ101を使用者が操作した場合に行われる冷房運転、及び操作スイッチ102を使用者が操作した場合に行われる暖房運転は、第1の運転モードである。操作スイッチ103を使用者が操作した場合に行われる空気清浄運転は、第2の運転モードである。
第2の運転モードにおけるファン20の設定回転数は、第1の運転モードにおけるファン20の少なくとも最低設定回転数よりも大きくする。例えば、第1の運転モードにおけるファン20が、「弱」「中」「強」の回転数に変更できる場合に、第2の運転モードにおけるファン20の設定回転数は、少なくとも「中」の回転数とするか、「弱」の回転数よりも大きく「中」の回転数よりも小さな回転数とする。
このように、第2の運転モードにおけるファン20の設定回転数を、第1の運転モードにおけるファン20の少なくとも最低設定回転数よりも大きくすることで、空気清浄フィルタ80による通風抵抗の増加による、吹出口12からの吹出風量低下を防止し、空気清浄機能を十分に発揮できる風量を確保することができる。
以上のように構成された空気調和機について、以下その動作について説明する。
なお、第1の運転モード及び第2の運転モードでは、いずれも上下風向変更羽根51は吹出口12を開いた状態にあるが、図1から図3では、いずれも空気清浄フィルタユニット140の動作だけを示している。
図1は、空気調和機の空調運転停止時及び第1の運転モード時を示している。空調運転停止時及び第1の運転モード時の状態においては、空気清浄フィルタユニット140は、本体1内、すなわち空気流路60外に収納されている。収納状態では、空気清浄フィルタユニット140は、前面パネル2の内方に配置され、空気清浄フィルタユニット140の上端側に歯車92が位置する。従って、空気清浄フィルタユニット140は、エアフィルタ70の上流側の吸込口11、すなわち空気流路60を覆わない。この状態では、空気清浄機能は働かない。
図2及び図3は、空気調和機の第2の運転モード時を示している。図2では、空気清浄フィルタユニット140の一部が、エアフィルタ70の上流側の吸込口11、すなわち空気流路60の一部を覆い、図3では、空気清浄フィルタユニット140のほぼ全てが、エアフィルタ70の上流側の吸込口11、すなわち空気流路60の一部を覆っている。
図2の状態では、空気清浄フィルタユニット140の中央部分に歯車92が位置し、図3の状態では、空気清浄フィルタユニット140の下端側に歯車92が位置する。
モータ91を正回転させることで、空気清浄フィルタユニット140は、図1の状態から図2の状態に回動し、空気清浄フィルタ80および空気清浄フィルタユニット140が屈伸することなく、配置されているそのままの形状で配置位置が移動し、更にモータ91を正回転させることで、空気清浄フィルタユニット140は、図2の状態から図3の状態に回動し、空気清浄フィルタ80および空気清浄フィルタユニット140の形状が変形することなく、配置されているそのままの形状で配置位置が移動する。
つまり、吸込口11、すなわち、空気流路60を覆う流路面積が大きくなる方向に、空気清浄フィルタユニット140は配置位置を移動する。すなわち、空気清浄フィルタユニット140が、吸込口11、すなわち、空気流路60を覆う流路面積が次第に大きくなるように、空気清浄フィルタユニット140は配置位置を移動しているのである。このとき、図2や図3に示すように、空気清浄フィルタユニット140の少なくとも一部が、吸込口11の外方側まで突出するように、空気清浄フィルタユニット140は配置位置を移動する。
また、モータ91を逆回転させることで、空気清浄フィルタユニット140は、図3の状態から図2の状態に回動し、空気清浄フィルタ80および空気清浄フィルタユニット140が屈伸することなく、配置されているそのままの形状で配置位置が移動し、更にモータ91を逆回転させることで、空気清浄フィルタユニット140は、図2の状態から図1の状態に回動し、空気清浄フィルタ80および空気清浄フィルタユニット140の形状が変形することなく、配置されているそのままの形状で配置位置が移動する。
つまり、吸込口11、すなわち、空気流路60を覆う流路面積が小さくなる方向に、空気清浄フィルタユニット140は配置位置を移動する。すなわち、空気清浄フィルタユニット140が、吸込口11、すなわち、空気流路60を覆う流路面積が、次第に小さくなるように、空気清浄フィルタユニット140は配置位置を移動しているのである。
塵埃検知センサ110による検知結果で清浄するか否かを判断して、移動装置90が、空気清浄フィルタユニット140の配置位置を図1の状態と図3の状態とで移動させるものであってもよいが、塵埃検知センサ110による検知結果で、空気の清浄度合いを更に判断して、第2の運転モードを、図2に示す空気清浄フィルタユニット140の配置位置と、図3に示す空気清浄フィルタユニット140の配置位置とに切り替えてもよい。
また、空気清浄運転を指示する操作スイッチ103で、強運転と弱運転との切り替えを指示できるようにして、強運転が指示された場合には、図3に示す空気清浄フィルタユニット140の配置位置とし、弱運転が指示された場合には、図2に示す空気清浄フィルタユニット140の配置位置としてもよい。
また、本実施の形態では、第2の運転モードにおける空気清浄フィルタユニット140の配置位置を、図2の状態と図3の状態との2段階で説明したが、3段階以上の配置位置とすることもできる。
本実施の形態によれば、空気清浄フィルタユニット140を、限られた空間に収納できるとともに、空気の清浄度合いに応じた空気清浄機能運転の実行の切り替えを行うことができる。
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、空気清浄フィルタの配置位置を移動できる機能を有するとともに、優れた空気清浄フィルタの移動機構を備えた空気調和機を提供できるため、家庭用のみならず業務用等の空気調和機にも適用できる。
1 本体
2 前面パネル
11 吸込口
12 吹出口
13 後面
20 ファン
30 熱交換器
40 下流空気流路
41 リアガイダ
42 スタビライザ
51 上下風向変更羽根
52 左右風向変更羽根
60 空気流路
70 エアフィルタ
80 空気清浄フィルタ
81 ラック
90 移動装置
91 モータ
92 歯車
100 操作装置
101、102、103 操作スイッチ
110 塵埃検知センサ
120 フィルタユニット
130 エアフィルタユニット
131 枠体
132 駆動部
133 埃除去部
140 空気清浄フィルタユニット
142、143 枠体
144 係合部
145 支持部
146 下側支持部
147 上側支持部
148 摺動部
149 折り曲げ部

Claims (3)

  1. 吸込口と、前記吸込口から空気を吸い込ませるファンと、
    前記ファンの動作により発生する空気流が吹き出す吹出口と、
    前記空気流に含まれている塵埃を集塵する空気清浄フィルタと、
    少なくとも前記空気清浄フィルタと前記空気清浄フィルタの一部を覆う枠体とを有する空気清浄フィルタユニットと、
    モータと歯車とで構成され、前記空気清浄フィルタユニットの配置位置を移動させる移動装置と、
    前記空気清浄フィルタユニットの前記枠体に設けられている係合部を支持する支持部と、前記係合部に形成されているラックと、
    を備え、
    前記支持部は、前記空気清浄フィルタユニットを上方側と下方側とから挟む上側支持部と下側支持部とから構成されており、
    前記支持部の前記空気清浄フィルタユニットの移動方向の長さは、
    前記空気清浄フィルタユニットの移動時に、前記支持部により支持される前記空気清浄フィルタユニットの部位の長さよりも短く形成され、
    前記モータの内方で、前記上側支持部と前記下側支持部との間に、前記歯車と前記ラックとの噛み合い部を配置するとともに、前記上側支持部と前記下側支持部は、前記移動装置に設けられていることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記下側支持部の前記空気清浄フィルタユニットの移動方向の長さは、前記上側支持部の前記空気清浄フィルタユニットの移動方向の長さよりも長く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記空気清浄フィルタユニットは、前記支持部と接触しながら移動する構成であるとともに、前記空気清浄フィルタユニットの前記支持部と接触する部位の面積は、前記支持部の面積よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
JP2017186111A 2017-09-27 2017-09-27 空気調和機 Active JP6998505B2 (ja)

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