JP6737524B1 - 情報端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】腕時計型の情報端末装置を、高機能および/または多機能化する。【解決手段】腕時計型の情報端末装置1において、第1の入出力部3の背後側から第2の入出力部4を引出すことで、コンパクトに構成しつつも、高機能化および/または多機能化を実現する。その上で、第1の入出力部3を、板状の第1の入出力部本体30と、その両側に一対で、かつ前後(上下)一対で設けられる第1の案内部材31,32と、その基端側に設けられて間隔を開閉自在の折畳み部材35とを備えて構成する。第2の入出力部4を、板状の第2の入出力部本体40と、その両側に一対で設けられる第2の案内部材41とを備えて構成する。連結部材を介して第2の案内部材41が第1の案内部材31,32間に挟まれて滑動することで引出しを可能とし、引出し状態で前方に移動させて面一とする。その後、第1の案内部材31,32間を詰めて、美観を向上する。【選択図】図5

Description

本発明は、情報端末装置、特に腕時計型で好適に実施される情報端末装置に関する。
半導体の進化などにより、腕時計のサイズに様々な機能を持たせられるようになっている。たとえば、時計としての時刻表示からの切替えで、歩数計として使用したり、多機能なものでは、心拍、血圧、血中酸素濃度などの生体情報まで取得できるようになっている。しかしながら、現状、そうして得られた情報は、操作し難く(データを得ただけで活用し難く)、スマートフォンに転送して活用しているのが実情である。
また、腕時計のサイズでウエアラブル端末としての機能を持たせたものもある。たとえば、電子メールの着信を知らせたり、少ない文字の範囲で表示したりするようなものである。しかしながら、画面、つまり文字盤のサイズの制約で、できることが限られている。たとえば、長いメールを見たり、ウェブの閲覧のような高度な情報の表示や、その表示画面を見たタッチパネル操作などの入力操作も困難である。
そこで、特許文献1には、画面を2つ折れにして畳んでおき、開いて使用することで、表示画面を略2倍に拡大できるようにした情報端末機能付き腕時計が提案されている。しかしながら、画面が折畳み式であるので、2つの画面の間にヒンジが入って、画面の連続性が損なわれるという問題がある。
そこで本件発明者は、先に特許文献2を提案している。特許文献2は、フィルム状の入出力部の遊端側を本体の文字盤部分に露出させ、基端側を巻取り状態で本体に収納しておき、引出して展開することで、入出力部の面積を拡大するようにした腕時計型の情報端末装置である。
特開2000−214277号公報 特許第6564923号公報
特許文献2は、入出力部の面積拡大による高機能化および/または多機能化を実現するとともに、画面に連続性を持たせることができる腕時計型の情報端末装置である。しかしながら、フィルム状の入出力部の、特に引出した部分の支持構造については、改良の余地が残されていた。たとえば、タッチ操作の受けに改良の余地があり、また引出す機構が露出し、美観面でも改良の余地がある。
一方、このような引出しによる入出力部の面積を拡大する情報端末装置としての典型的な従来技術は、第1の入出力部の背後側から、第2の入出力部を引出すものであり、第1の入出力部および第2の入出力部に剛性を持たせることで、タッチ操作などへの影響も無くすことができる。しかしながら、2つの入出力部間に段差ができてしまい、前述の画面の連続性については問題がある。
本発明の目的は、第1の入出力部の背後側から、第2の入出力部を引出すことで、コンパクトに構成しつつも、入出力部の面積を拡大して高機能化および/または多機能化を実現することができる情報端末装置において、入出力部間の段差を解消し、また美観を向上することができる情報端末装置を提供することである。
本発明の情報端末装置は、情報端末装置としての表示および/または入力操作を行うことができる第1の入出力部の背後側から、第2の入出力部が引出されることで、これらの入出力部の面積を拡大可能な情報端末装置において、前記第1の入出力部は、板状の第1の入出力部本体と、前記引出しの方向に延び、正面視で、前記第1の入出力部本体の両側に一対で、かつ前後一対で設けられる第1の案内部材と、前記引出しの方向の基端側で前記前後一対の第1の案内部材を、それらの間隔を開閉自在に連結する折畳み部材とを備え、前記第2の入出力部は、前記第1の入出力部本体の背後側に隠れることができる板状の第2の入出力部本体と、前記引出しの方向に延び、前記第2の入出力部本体の両側に一対で設けられ、前記前後一対の第1の案内部材間を滑動することで前記第2の入出力部本体の前記引出しを可能とし、かつ前記第2の入出力部本体を引出し状態で前方に移動可能に支持する第2の案内部材とを備え、前記第1の案内部材の遊端側にそれぞれ設けられ、前記第2の案内部材の第1の案内部材間からの引出しの際、それらの滑動面間を保持し、引出し完了状態で該第2の案内部材の基端側に回り込むことができる連結部材をさらに備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、たとえば腕時計型の情報端末、ゲーム機、タブレット端末、パーソナルコンピュータのような携帯可能な情報端末装置において、たとえば腕時計型の情報端末の場合、時計表示には通常の文字盤の大きさで所期の機能を満足することができる。しかしながら、情報端末装置としては、表示および/または入力操作を不足無く実現するには、文字盤の面積だけでは困難であり、従来、実現できる機能は限られたものとならざるを得なかった。そこで本発明では、第1の入出力部の背後側から、第2の入出力部を引出すことで、入出力部の面積を拡大可能にする。
そして、その第2の入出力部を、格納したり(畳んだり)、引出したり(展開したり)するために、第1の入出力部は、板状の第1の入出力部本体の両側に一対で、かつ正面から見て前後(側面から見ると、たとえば上下)一対で、前記引出しの方向に延びる第1の案内部材を設けるとともに、該前後(上下)一対の第1の案内部材において前記引出しの方向の基端側で、該前後(上下)一対の第1の案内部材の間隔を開閉自在に連結する折畳み部材を設ける。
一方、第2の入出力部は、第1の入出力部本体の背後側に隠れることができる板状の第2の入出力部本体の両側に、一対で、前記引出しの方向に延びる第2の案内部材を備える。この第2の案内部材は、前記前後(上下)一対の第1の案内部材間に挟まれて滑動することで、第2の入出力部本体の前記引出しを可能とし、かつ第2の入出力部本体を引出し状態で前(上)方に移動(押上げ)可能に支持する。
また、第1の案内部材と第2の案内部材との間は、前記両側に一対で、かつ前後(上下)一対の第1の案内部材の遊端側に設けた連結部材で連結する。この連結部材は、前後(上下)一対の第1の案内部材間からの第2の案内部材の引出しで、該第2の案内部材の前後(上下)面が第1の案内部材の後前(下上)面を滑動するように保持し、引出し完了状態で該第2の案内部材の基端側に回り込むことができるようになっている。
したがって、携帯可能な情報端末装置において、前記第1の入出力部および第2の入出力部は、積層状態での第1の入出力部本体のみが使用可能な状態から、必要に応じて、第2の入出力部を引出す(展開する)ことで、第2の入出力部本体を併用しての使用が可能になり、入出力部の面積を増大して、高機能化することができる。また、連結部材による第1の案内部材および第2の案内部材間の滑動によって、第2の入出力部が第1の入出力部の遊端よりも引出されることで、第1の入出力部本体と第2の入出力部本体とを横並びにした後、該連結部材が第2の案内部材の基端側に回り込むとともに、前記折畳み部材が閉じることで、前後(上下)一対の第1の案内部材は、その側面が揃った積層状態となり、さらに第2の案内部材による前記第2の入出力部本体の前(上)方への移動(押上げ)により、該第2の入出力部本体と第1の入出力部本体との表面を略面一に揃えることができる(段差を無くすことができる)。こうして、収納(積層)状態から引出し(展開)状態に亘り、美観を向上した情報端末装置を実現することができる。
また、本発明の情報端末装置では、前記連結部材は、板または棒状体の両端部付近に、その板または棒状体を揺動自在に枢支するためのピンが立設されて成り、前記第1の案内部材には、その滑動面側から遊端側端面に前記板または棒状体を前記揺動可能にするスリットが形成され、かつそのスリットの内方には前記ピンの一方が枢支され、前記第2の案内部材は、前記遊端側の滑動面から基端側端面に亘って、前記板または棒状体が緩挿するスリットが形成され、かつそのスリットに連通して、内方には拡幅された前記ピンの案内溝を有することを特徴とする。
上記の構成によれば、第1の案内部材間からの第2の案内部材の引出しの案内を行う連結部材を、板または棒状体と、その両端部付近に立設され、該板または棒状体を揺動自在に枢支するためのピンによって構成する。一方、第1の案内部材では、その滑動面側から遊端側端面に前記板または棒状体を前記揺動可能にするスリットを形成しておき、かつそのスリットの内方には前記ピンの一方を枢支しておく。また、第2の案内部材では、遊端側の滑動面から基端側端面に亘って、前記板または棒状体が緩挿するスリットを形成しておき、かつそのスリットに連通して、内方には拡幅したピンの案内溝を形成しておく。
したがって、前記連結部材は、その板または棒状体が、前記第2の案内部材の引出し中には、前記第1の入出力部および第2の入出力部の積層方向に起立して、引出しを案内しており、引出し完了直前の状態からは、第2の案内部材の引出しに伴い、横倒しになってゆくことで、前記前後(上下)一対の第1の案内部材の遊端側間の間隔を詰めてゆき、引出し完了状態では、それらを密着させ、また該第1の案内部材と第2の案内部材とを略面一に並列配置することができる。一方、第1の案内部材の基端側の間隔は、折畳み部材で詰めることができる。こうして、前後(上下)一対の第1の案内部材を積層状態とし、かつ該第1の案内部材と第2の案内部材とを並列配置することができる。
さらにまた、本発明の情報端末装置では、前記第1の案内部材の遊端側には、角度調整機構が介在されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、引出された状態の第2の案内部材と第1の案内部材とが、一直線上に延びるのではなく、角度調整機構によって、角度を持って連結されることになる。
したがって、たとえば腕時計型の情報端末装置では、上方に引出した第2の入出力部の遊端側が上向き、見易くなったり、或いは携帯電話として用いられる情報端末装置では、遊端部側が耳、基端部側が口に近くなり、通話し易くなったりする。
また、本発明の情報端末装置では、前記第2の入出力部本体の基端側には、前記第2の入出力部が引出された後に、前記第1の入出力部本体の遊端側に進出して合体する連結片と、前記連結片を進出させる繰出し機構と、前記繰出し機構と連結片との間に介在される角度調整機構とをさらに備えていることを特徴とする。
上記の構成によれば、引出された状態の第2の案内部材と第1の案内部材とが、一直線上に延びるのではなく、角度調整機構によって、角度を持って連結されることになる。したがって、たとえば腕時計型の情報端末装置では、上方に引出した第2の入出力部の遊端側が上向き、見易くなったり、或いは携帯電話として用いられる情報端末装置では、遊端部側が耳、基端部側が口に近くなり、通話し易くなったりする。
またその際、角度調整は、第2の入出力部本体の基端側に設けた角度調整機構で行う。そのため、前記第2の入出力部が引出された後に、第2の入出力部本体の基端側から第1の入出力部本体の遊端側に連結片を進出させて合体させるようにし、その進出は繰出し機構で行う。一方、前記角度調整機構としては、繰出し機構と連結片との間に介在させる。こうして、角度調整を、前記連結部材ではなく、角度調整機構で行うことで、ガタツキが少なく、また正確に行うことができる。
さらにまた、本発明の情報端末装置では、前記第2の案内部材における前記ピンの案内溝は、前記遊端側の滑動面から平行に延びる平行部分と、基端側で前後の前記平行部分間を連結する半円弧状の円弧状部分とを備えて構成され、前記角度調整機構の回転軸線は、前記円弧状部分の中心と一致していることを特徴とする。
上記の構成によれば、第2の入出力部本体に設けた角度調整機構によって角度調整するにあたって、連結部材を案内する第2の案内部材におけるピンの案内溝を、基端側で前後間を半円弧状の円弧状部分で連結しておくとともに、角度調整機構の回転軸線を、その円弧状部分の中心と一致させておく。
したがって、ピンは円弧状部分を通過して反対の案内溝に進入することができ、角度調整を円滑に行うことができるとともに、調整(折れ曲がった)状態を保持することに寄与することができる。
また、本発明の情報端末装置では、前記繰出し機構は、繰出しの方向に延びる板または帯状体で、前記繰出しの方向に予め定める間隔で形成されるラックレールを備える本体と、前記ラックレールに噛合するギアと、前記ギアを駆動するモータとを備えて構成されることを特徴とする。
上記の構成によれば、第2の入出力部の外側から引出し難い連結片の引出しを、電動で行うことができる。
さらにまた、本発明の情報端末装置では、前記第1の入出力部は、その前面に前記情報端末装置としての表示および/または入力操作を行うことができるフィルム状で帯状の入出力部の略半面が貼付けられて成り、
前記フィルム状で帯状の入出力部は、該第1の入出力部本体の遊端側から残り略半面が引出され、前記第2の入出力部の遊端側に形成されたスリットから該第2の入出力部本体内に引込まれ、前記第1の入出力部と第2の入出力部との積層状態で該第2の入出力部本体内で巻取り収納されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、実際の入出力を行う部分をフィルムで形成し、かつそのフィルムを帯状に形成する。その帯の略半面は第1の入出力部本体に貼付けられて第1の入出力部が構成され、残り略半面は、第1の入出力部本体の遊端側から延びて、第2の入出力部本体内で巻取られており、第1の入出力部からの第2の入出力部の引出しに伴い、第2の入出力部本体の遊端側に形成されたスリットから前記残り略半面が引出される。
したがって、第1の入出力部から第2の入出力部を、連続して、切れ目無く形成することができ、意匠性を向上することができる。
また、本発明の情報端末装置では、前方側の前記第1の案内部材と第1の入出力部本体との間には、一方に係止爪、他方に係止凹所が形成されて、それらの嵌め合せて固定されることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記前後(上下)一対の第1の案内部材の内の前(上)方側の第1の案内部材と第1の入出力部本体との間には、一方に係止爪、他方に係止凹所が形成されて、それらの嵌め合せ、所謂、スナップフィットやパッチン止めて固定される。したがって、第1の入出力部の組み立てが容易である。
さらにまた、本発明の情報端末装置では、前記第1の入出力部および第2の入出力部における前記表示を、電子ペーパーで実現することを特徴とする。
上記の構成によれば、電子ペーパーは、薄くて軟らかい。したがって、格納(収納)状態で第1の入出力部および第2の入出力部を積層する情報端末装置の薄型化に寄与することができる。また、第1の入出力部および第2の入出力部を角度調整可能にして、内折れさせる場合、第1の入出力部の遊端側と第2の入出力部の基端側との干渉を無くすために曲面に形成するにあたっても、薄くて軟らかい電子ペーパーは好適である。
また、本発明の情報端末装置では、前記入出力部における前記表示を、樹脂基板の有機ELフィルムディスプレイで実現することを特徴とする。
上記の構成によれば、有機ELフィルムディスプレイ、中でも樹脂基板の有機ELフィルムディスプレイは、薄くて軟らかい。したがって、格納(収納)状態で第1の入出力部および第2の入出力部を積層する情報端末装置の薄型化に寄与することができる。また、第1の入出力部および第2の入出力部を角度調整可能にして、内折れさせる場合、第1の入出力部の遊端側と第2の入出力部の基端側との干渉を無くすために曲面に形成するにあたっても、薄くて軟らかい有機ELフィルムディスプレイは好適である。
さらにまた、本発明の情報端末装置では、腕時計型の情報端末であることを特徴とする。
上記の構成によれば、腕時計型の情報端末は、小型で邪魔にならないが、文字盤の面積だけでは限られた表示および/または入力操作しかできないのに対して、本発明の情報端末装置のように、適宜第2の入出力部を引出して、入出力部の面積を拡大することで、情報端末装置としての機能を高めることができる。
本発明の情報端末装置は、以上のように、情報端末装置において、第1の入出力部の背後側から第2の入出力部を引出し、入出力部の面積を拡大可能にすることで、該情報端末装置をコンパクトに構成しつつも、高機能化および/または多機能化を実現するにあたって、第1の入出力部では、板状の第1の入出力部本体の両側に一対で、かつ前後(上下)一対で引出しの方向に延びる第1の案内部材を設けるとともに、その第1の案内部材の基端側に間隔を開閉自在に連結する折畳み部材を設ける一方、第2の入出力部では、前記第1の入出力部本体の背後側に隠れることができる板状の第2の入出力部本体の両側に、一対で引出しの方向に延びる第2の案内部材を設け、その第2の案内部材が第1の案内部材間に挟まれて滑動することで第2の入出力部本体の引出しを可能とし、第2の入出力部本体を引出し状態で前(上)方に移動(押上げ)可能に支持する。そして、第1の案内部材と第2の案内部材との間は、両側に一対で、かつ前後(上下)一対の第1の案内部材の遊端側に設けた連結部材で連結するようにし、その連結部材は、前後(上下)一対の第1の案内部材間からの第2の案内部材の引出しで、該第2の案内部材の前後(上下)面が第1の案内部材の後前(下上)面を滑動するように保持し、引出し完了状態で該第2の案内部材の基端側に回り込む。
それゆえ、第1の入出力部および第2の入出力部は、積層状態での第1の入出力部本体のみが使用可能な状態から、必要に応じて、第2の入出力部を引出し、面積を増大して、高機能化することができる。また、連結部材による第1の案内部材および第2の案内部材間の滑動によって、第2の入出力部が第1の入出力部の遊端よりも引出されることで、第1の入出力部本体と第2の入出力部本体とを横並びにした後、該連結部材が第2の案内部材の基端側に回り込むとともに、折畳み部材が閉じることで、前後(上下)一対の第1の案内部材は、その側面が揃った積層状態となり、さらに第2の案内部材による第2の入出力部本体の前(上)方への移動(押上げ)により、該第2の入出力部本体と第1の入出力部本体との表面を略面一に揃えることができる(段差を無くすことができる)。こうして、収納(積層)状態から引出し(展開)状態に亘り、美観を向上した情報端末装置を実現することができる。
本発明の実施の一形態に係る腕時計型の情報端末装置の斜視図であり、腕時計としての使用時の状態を示す。 図1から図5、或いは図5から図1への移り変わり時における斜視図である。 図1から図5、或いは図5から図1への移り変わり時における斜視図である。 図1から図5、或いは図5から図1への移り変わり時における斜視図である。 図1の情報端末装置の斜視図であり、情報端末装置としての使用時の状態を示す。 前記情報端末装置の分解斜視図である。 図6の切断面線VII−VIIから見た断面図である。 図6の切断面線VIII−VIIIから見た断面図である。 図1の断面図である。 図2の断面図である。 図3の断面図である。 図4の断面図である。 本発明の実施の他の形態に係る腕時計型の情報端末装置の分解斜視図である。 図13の情報端末装置における角度調整のための機構の分解斜視図である。 図13の情報端末装置の断面図である。 図13の情報端末装置の透視側面図である。 本発明の実施のさらに他の形態に係る腕時計型の情報端末装置の分解斜視図である。
(実施の形態1)
図1〜図5は、本発明の実施の一形態に係る腕時計型の情報端末装置1の斜視図である。図1は腕時計としての使用時の状態を示し、図4および図5は情報端末装置としての使用時の状態を示し、図2〜図4は図1と図5との間の移り変わり時の状態を示す。図6は情報端末装置1の分解斜視図である。腕時計としてのリストバンド2は、図1で示し、他の図では、図面の簡略化のために省略している。図1〜図6の情報端末装置1は、腕時計型を例示しているけれども、本発明は、ゲーム機や携帯電話機など、携帯可能な情報端末装置に実施することができる。なお、図面を理解し易くするために、参照符号49方向で示す後述の引出し方向を図面の手前側で説明しているが、腕時計を見る際、実際は、図の手前側が手首の上方に、後方側が手首の下方になるように、装着するものとする。
本実施形態の情報端末装置1は、腕時計としての使用時は、文字盤部分11に、時刻表示を行っている。これ以外に、秒、日付、曜日、西暦などを適宜表示してもよく、またモード切替で、歩数や、図示しない生体センサで測定した血圧や心拍などを表示してもよい。基本的に、そのモード切替などは、文字盤部分11上に設けられたタッチセンサなどを通して行われるが、側部12,13などに、適宜、竜頭や釦などが設けられて、それらで行われてもよい。
この情報端末装置1は、図6で詳しく示すように、大略的に、第1の入出力部3と、第2の入出力部4と、連結部材51,52;53,54とを備えて構成される。そして、この情報端末装置1は、表示および/または入力操作の少なくとも一部の機能を実現する第1の入出力部3の背後側から、図2〜図5で示すように、第2の入出力部4を引出すことで、入出力部の面積を拡大し、たとえば総ての機能を実現可能となっている。その第2の入出力部4を、格納したり(畳んだり)、引出したり(展開したり)するために、本実施形態の情報端末装置1は、以下のように構成されている。
第1の入出力部3は、第1の入出力部本体30と、第1の案内部材31,32;33,34と、折畳み部材35,36とを備えて構成される。第1の入出力部本体30は、板状に形成され、その表(正)面に、表示用の電子ペーパーや樹脂基板の有機ELフィルムディスプレイが貼付けられ、さらにそれらの上には、入力操作用のタッチパネルが積層されている。第1の入出力部本体30内には、入出力のための情報処理回路や、外部との通信回路、電池などが適宜設けられる。
その第1の入出力部本体30の両側に一対で、かつ図6において、矢符39で示す正面から見て、前後一対で、前記引出しの方向49に延びる第1の案内部材31,32;33,34が設けられるとともに、該前後一対の第1の案内部材31,32;33,34において、引出しの方向49の基端側で、該前後一対の第1の案内部材31,32;33,34の間隔を開閉自在に連結する折畳み部材35,36が設けられる。なお、矢符39で示す正面から見て、第1の入出力部3および第2の入出力部4は、前後に配置されることになるが、矢符38で示す側面から見ると、上下に配置されることになる。以下、前後で統一する。
前面側の第1の案内部材31,32には、その内面に、複数(図6の例では3つ)の係止凹所311,321がそれぞれ形成されており、対応して、第1の入出力部本体30の両側面には、係止爪301が形成されている。係止爪301は、傘或いは茸状に形成され、係止凹所311,321の入口側が狭くなっていることで、一旦押込まれると、前記傘或いは茸が開き、抜け止めが行われて一体化されるようになっている。すなわち、第1の入出力部本体30と第1の案内部材31,32とは、係止爪301と係止凹所311,321との嵌め合せ、所謂、スナップフィットやパッチン止めて固定される。第1の案内部材31,32に係止爪301が形成され、第1の入出力部本体30に係止凹所311,321が設けられてもよい。
折畳み部材35,36は、大略的に、蝶番型に形成される。そのため、該折畳み部材35,36は、ヒンジ351,361の両側に、開閉自在の板状部352,353,362,363が連なり、その板状部352,353;362,363の先端のピン354,355;364,365が、第1の案内部材31,33;32,34の基端側に形成されたピン孔312,332;322,342にそれぞれ枢支される。ヒンジ351,352は、たとえば板状部352,353;362,363間に設けた引っ張りバネなどで、該第1の入出力部3の内側に折れて閉じる方向に付勢されている。またこの折畳み部材35,36を収容するために、第1の案内部材31,33;32,34の基端側には、切欠き313,333;323,343が形成されている。
また、第1の案内部材31,32;33,34の遊端側には、連結部材51,52;53,54が枢支される。具体的には、連結部材51,52;53,54は、板または棒状体(図6の例では板状体)から成る連結片511,521;531,541の両端部付近に、ピン512,513;522,523;532,533;542,543が立設されて形成される。これに対応して、第1の案内部材31,32;33,34には、その滑動面側から遊端側端面に、連結片511,521;531,541を揺動可能にするスリット314,324;334,344が形成され、かつそのスリット314,324;334,344の内方では、一方のピン512,522;532,542がピン孔315,325;335,345で枢支される。
一方、第2の入出力部4は、第2の入出力部本体40と、第2の案内部材41,42とを備えて構成される。第2の入出力部本体40は、第1の入出力部本体30の背後側に隠れることができる板状に形成される。第2の入出力部本体40も、板状に形成され、その表(正)面に、表示用の電子ペーパーや樹脂基板の有機ELフィルムディスプレイが貼付けられ、さらにそれらの上には、入力操作用のタッチパネルが積層されている。第2の入出力部本体40内にも、入出力のための情報処理回路や、外部との通信回路、電池などが適宜設けられる。
この第2の入出力部本体40の両側に、一対で、引出しの方向49に延びる第2の案内部材41,42が設けられる。この第2の案内部材41,42は、前後一対の第1の案内部材31,33;32,34間に挟まれて滑動することで、前記引出しの方向49に引出し可能となっている。
また、第2の案内部材41,42の内側面の前方には、複数(図6の例では3つ)のスライダ43が設けられており、これに対応して第2の入出力部4の両側には、スライド溝401が形成されている。スライダ43は、矢符39の正面から見て、所定の厚みを有するT字状の案内片で、T字の軸部分が、前記矢符39方向に延びるスライド溝401の開口部分4011を挿通し、T字の横バー部分が前記開口部分4011の内方に形成されたスライド溝4012内に嵌り込む。こうして、後に詳述するようにして、第2の入出力部本体40を引出した状態で、スライダ43がスライド溝401内を移動することで、第2の入出力部本体40を前方に移動(押上げ)させることができる。
図7および図8は、第2の案内部材42の断面図であり、それぞれ図6において、切断面線VII−VIIおよびVIII−VIIIで示す断面である。第2の案内部材41,42において、連結部材51,53;52,54に対応して、その遊端側の滑動面から基端側端面に亘って、連結片511,531;521,541が緩挿するスリット411,412;421,422が形成され、かつそのスリット411,412;421,422に連通して、内方には拡幅された案内溝413,414;423,424が形成される。案内溝413,414;423,424には、ピン513,533;523,543が摺動する。案内溝413,414;423,424は、基端側で、半円弧状、つまり前後の案内溝413,414;423,424が相互に近接してゆくように形成されており、図7および図8の例では、この円弧状の部分415,425で、案内溝413,414;423,424がそれぞれ連結されている。
図9、10、11、12は、それぞれ図1、2、3、4に対応した断面図である。連結部材51,52;53,54の連結片511,521;531,541は、図1および図9の第2の案内部材41,42の引出し前の状態、ならびに図2および図10の引出し中の状態では、第1の入出力部3および第2の入出力部4の積層方向(39)に起立して、第2の案内部材41,42の前後面が、第1の案内部材31,33;32,34の後前面を滑動するように保持している。図3および図11の引出し完了直前の状態からは、ピン513,533;523,543が円弧状の部分415,425に入り、引出しに伴い、横倒しになってゆくことで、前後一対の第1の案内部材31,33;32,34の遊端側間の間隔を詰めてゆく。図4および図12の引出し完了状態では、連結部材51,52;53,54は第2の案内部材41,42の基端側に回り込み、一対の第1の案内部材31,33;32,34がそれぞれ接触する。一方、第2の案内部材41,42の引出しに伴い、折畳み部材35,36の弾発力によって、第1の案内部材31,33;32,34の基端側が近接しようとする。こうして、第2の案内部材41,42が第1の案内部材31,33;32,34間から抜け出ると、折畳み部材35,36が折畳まれ、第1の案内部材31,33;32,34が密着され、また該第1の案内部材31,33;32,34と第2の案内部材41,42とを略面一に並列配置することができる。
このように構成することで、携帯可能な情報端末装置1において、第1の入出力部3および第2の入出力部4は、図1や図9で示す積層状態での第1の入出力部本体30のみが使用可能な状態から、必要に応じて、図2および図10から、図3および図11を経て、図4および図12で示すように、第2の入出力部4を引出す(展開する)ことで、第2の入出力部本体40を併用しての使用が可能になり、入出力部の面積を増大して、高機能化することができる。また、連結部材51,53;52,54による第1の案内部材31,33;32,34および第2の案内部材41,42間の滑動によって、図4および図12で示すように、第2の入出力部4が第1の入出力部3の遊端よりも引出されることで、第1の入出力部本体30と第2の入出力部本体40とを横並びにした後、該連結部材51,53;52,54が第2の案内部材の基端側に回り込むとともに、折畳み部材35,36が閉じることで、前後一対の第1の案内部材31,33;32,34は、その側面が揃った積層状態となり、さらに第2の案内部材41,42による第2の入出力部本体40の前方への移動(押上げ)により、図4および図12で示すように、該第2の入出力部本体40と第1の入出力部本体30との表面を略面一に揃えることができる(段差を無くすことができる)。こうして、収納(積層)状態から引出し(展開)状態に亘り、美観を向上した情報端末装置を実現することができる。
また、腕時計型の情報端末は、小型で邪魔にならないが、文字盤部分11の面積だけでは限られた表示および/または入力操作しかできないのに対して、本実施形態の情報端末装置1のように、適宜、第2の入出力部4を引出して、入出力部の面積を拡大することで、情報端末装置としての機能を高めることができ、好適である。
ここで、本実施形態では、前方側の第1の案内部材31,32に対応する連結部材51,52のピン512,522は、反対側のピン513,523などに比べて、外方に突出するよう、長く形成されており、第1の案内部材31,32の遊端部に形成されるピン孔315,325も、円弧状に形成され、ピン513,523が、ユーザ操作により移動可能である。ピン孔315,325内には、たとえば弾性変形可能な突起や、リリース釦に連動して後退する突起が突出している。これによって、たとえば図4および図12で示す第1の入出力部本体30と第2の入出力部本体40とが一直線上に延びた状態で保持可能であるとともに、図5で示すように、第2の入出力部本体40が起き上がった状態で保持することが可能である。こうして、ピン孔315,325などは、角度調整機構を構成することができる。
このように構成することで、たとえば腕時計型の情報端末装置では、上方に引出した第2の入出力部4の遊端側が上向き、見易くなったり、或いは携帯電話として用いられる情報端末装置では、遊端部側が耳、基端部側が口に近くなり、通話し易くなったりする。角度調整機構は、ピン孔315,325などによるものではなく、第1の案内部材31,32の遊端部側や、第2の案内部材41,42の基端部側が、ヒンジなどで折れ曲がるようになっていてもよい。また、第2の案内部材41,42の第1の案内部材31,33;32,34間からの繰出しや、第2の入出力部本体40の押出しとともに、この角度調整も、スクリューネジ、ラックベルト、ウォームギアなどを用いて、電動で行われてもよい。
また、第1の入出力部3および第2の入出力部4における表示を、電子ペーパーや有機ELフィルムディスプレイ、中でも樹脂基板の有機ELフィルムディスプレイで実現することで、それらは薄くて軟らかいので、格納(収納)状態で第1の入出力部3および第2の入出力部4を積層する情報端末装置1の薄型化に寄与することができる。また、上述のように、第1の入出力部3と第2の入出力部4との角度調整可能にして、図5のように内折れさせる場合、第1の入出力部3の遊端側と第2の入出力部4の基端側との干渉を無くすために、曲面302,402(所謂ラウンドフォルム)に形成するにあたっても、薄くて軟らかいそれらの材料は好適である。
(実施の形態2)
図13は、本発明の実施の他の形態に係る腕時計型の情報端末装置1aの分解斜視図であり、図6に対応している。この情報端末装置1aにおいて、上述の情報端末装置1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。上述の情報端末装置1では、図5で示すような角度調整は、円弧状のピン孔315,325内でピン512,522を移動させ、第2の案内部材41,42を引っ張り上げることで行われている。これに対して、注目すべきは、この情報端末装置1aでは、角度調整のための機構7が設けられていることである。
図14は、その角度調整のための機構7の分解斜視図である。この機構7は、第2の入出力部本体40aの基端側に設けられる。この機構7は、第2の入出力部4aが引出された後に、第1の入出力部本体30aの遊端側に進出して合体する連結片71と、連結片71を進出させる繰出し機構72と、繰出し機構72と連結片71との間に介在される角度調整機構73とを備えて構成される。
繰出し機構72は、繰出しの方向74(前記引出しの方向49とは反対方向)に延びる板または帯状体で、前記繰出しの方向74に予め定める間隔で形成されるラックレール75を備える本体721と、前記ラックレール75に噛合するギア722と、ギア722を駆動するモータ723とを備えて構成される。図13および図14では、本体721は、板または帯状体に、補強および案内のためのリブ76が設けられている。
角度調整機構73は、前記連結片71の基端側が固着される回転軸731と、前記本体721の端部に取付けられるハウジング732と、ハウジング732と回転軸731との間に嵌め込まれるロック機構733とを備えて構成される。ロック機構733は、たとえば凹凸の噛み合わせで予め定める角度毎に保持可能な節度機構や、連続した任意の角度で保持可能な摩擦機構などで実現することができる。
この機構7に対応して、第1の入出力部本体30aの遊端側には、前記連結片71が嵌り込む孔303が形成されている。また、連結部材51a,52aは、連結部材53,54と同様に形成され、ピン512a,522aは短く、ピン孔315a,325aは円形で、ピン512a,522aはズレず、枢支するだけである。
図15は図12に対応する情報端末装置1aの断面図であり、図16は図15に対応する透視側面図である。本実施形態では、第2の案内部材41,42において、ピン513,533;523,543が摺動する案内溝413,414;423,424は、遊端側の滑動面から平行に延びる平行部分であり、上述のように、基端側で、半円弧状の部分415,425によって連結されている。そして、前記角度調整機構73の回転軸731の軸線735が、この円弧状の部分415,425の中心45と一致している。
したがって、図12で示すように、第2の入出力部4aが引出された後、繰出し機構72によって連結片71を繰出しの方向74に進出させて孔303に差込むことで、第2の入出力部本体40aと第1の入出力部本体30aとを一体化させ、さらに角度調整機構73のロック機構733を回転させることで、連結部材51a,52a;53,54のピン513,523;533,543が半円弧状の部分415,425を摺動し、図15や図16で示すように、第1の入出力部3aと第2の入出力部4aとを、角度を持って連結させることができる。
またその際、角度調整は、第2の入出力部本体40aの基端側に設けた角度調整の機構7で行うので、連結部材51,52で行う情報端末装置1に比べて、ガタツキが少なく、また正確に行うことができる。しかも、ピン513,523;533,543は円弧状部分415,425を通過して反対の案内溝に進入することができ、角度調整を円滑に行うことができるとともに、調整(折れ曲がった)状態を保持することに寄与することができる。
さらにまた、第2の入出力部40aの外側から引出し難い連結片71の引出しを、モータ723、ギア722およびラックレール75によって、電動で行うことができる。
(実施の形態3)
図17は、本発明の実施のさらに他の形態に係る腕時計型の情報端末装置1bの分解斜視図であり、図6および図13に対応している。この情報端末装置1bにおいて、上述の情報端末装置1,1aに類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。この情報端末装置1bは、情報端末装置1aから、さらに特徴点を追加した構成としている。上述の情報端末装置1,1aでは、第1の入出力部3,3aと第2の入出力部4,4aとは、別体、つまり画像表示で考えてみれば2つの分割画面となっているのに対して、注目すべきは、本実施形態の情報端末装置1bでは、1つの連続画面で構成されることである。
そのため、情報端末装置としての表示および/または入力操作を行うことができる入出力部8は、フィルム状で帯状に形成される。そして、その略半面81が、第1の入出力部本体30bに貼付けられて第1の入出力部3bが構成される。残り略半面82は、第1の入出力部本体30bの遊端側から引出され、第2の入出力部40bの遊端側に形成されたスリット409から第2の入出力部本体40b内に引込まれ、参照符号83で示すように巻取られ、第2の入出力部4bが構成される。そのため、残り略半面82の内、実際にスリット409から第2の入出力部本体40b内に引込まれる部分は、切欠き84によって、略半面81に比べて、狭幅に形成されている。
こうして、図1で示すような、第1の入出力部3bと第2の入出力部4bとの積層状態では、残り略半面82の曲面302に沿う部分以外は、第2の入出力部本体40b内で巻取り収納されており、図2〜図4で示すように、第2の入出力部4bが引出されることで、スリット49から第2の入出力部本体40b上に展開されて、前記連続画面が形成される。ここで、略半面81の内、第1の入出力部3bの基端側のみが第1の入出力部本体30bに貼付けられているだけでもよいが、全面を貼付けることで、図5で示すように、第1の入出力部3bと第2の入出力部4bとが内折された際、フィルム状の入出力部8が浮上がってしまうことなく、それらの表面に密着し、タッチ操作などに支障を来すことはない。
このように構成することで、第1の入出力部3bから第2の入出力部4bを、連続して、切れ目無く形成することができ、意匠性を向上することができる。
1,1a,1b 情報端末装置
11 文字盤部分
2 リストバンド
3,3a,3b 第1の入出力部
30,30a,30b 第1の入出力部本体
301 係止爪
302,402 曲面
31,32;33,34 第1の案内部材
311,321 係止凹所
314,324;334,344 スリット
315,325;315a,325a;335,345 ピン孔
35,36 折畳み部材
351,361 ヒンジ
4,4a,4b 第2の入出力部
40,40a,40b 第2の入出力部本体
401 スライド溝
409 スリット
41,42 第2の案内部材
411,412;421,422 スリット
413,414;423,424 案内溝
415,425 円弧状の部分
43 スライダ
49 引出しの方向
51,52;53,54 連結部材
511,521;531,541 連結片
512,512a,513;522,522a,523;532,533;542,543 ピン
7 角度調整のための機構
71 連結片
72 繰出し機構
721 本体
722 ギア
723 モータ
73 角度調整機構
731 回転軸
733 ロック機構
75 ラックレール
8 入出力部
8a 略半面
8b 残り略半面

Claims (11)

  1. 情報端末装置としての表示および/または入力操作を行うことができる第1の入出力部の背後側から、第2の入出力部が引出されることで、これらの入出力部の面積を拡大可能な情報端末装置において、
    前記第1の入出力部は、
    板状の第1の入出力部本体と、
    前記引出しの方向に延び、正面視で、前記第1の入出力部本体の両側に一対で、かつ前後一対で設けられる第1の案内部材と、
    前記引出しの方向の基端側で前記前後一対の第1の案内部材を、それらの間隔を開閉自在に連結する折畳み部材とを備え、
    前記第2の入出力部は、
    前記第1の入出力部本体の背後側に隠れることができる板状の第2の入出力部本体と、
    前記引出しの方向に延び、前記第2の入出力部本体の両側に一対で設けられ、前記前後一対の第1の案内部材間を滑動することで前記第2の入出力部本体の前記引出しを可能とし、かつ前記第2の入出力部本体を引出し状態で前方に移動可能に支持する第2の案内部材とを備え、
    前記第1の案内部材の遊端側にそれぞれ設けられ、前記第2の案内部材の第1の案内部材間からの引出しの際、それらの滑動面間を保持し、引出し完了状態で該第2の案内部材の基端側に回り込むことができる連結部材をさらに備えることを特徴とする情報端末装置。
  2. 前記連結部材は、板または棒状体の両端部付近に、その板または棒状体を揺動自在に枢支するためのピンが立設されて成り、
    前記第1の案内部材には、その滑動面側から遊端側端面に前記板または棒状体を前記揺動可能にするスリットが形成され、かつそのスリットの内方には前記ピンの一方が枢支され、
    前記第2の案内部材は、前記遊端側の滑動面から基端側端面に亘って、前記板または棒状体が緩挿するスリットが形成され、かつそのスリットに連通して、内方には拡幅された前記ピンの案内溝を有することを特徴とする請求項1記載の情報端末装置。
  3. 前記第1の案内部材の遊端側には、角度調整機構が介在されていることを特徴とする請求項1または2記載の情報端末装置。
  4. 前記第2の入出力部本体の基端側には、
    前記第2の入出力部が引出された後に、前記第1の入出力部本体の遊端側に進出して合体する連結片と、
    前記連結片を進出させる繰出し機構と、
    前記繰出し機構と連結片との間に介在される角度調整機構とをさらに備えていることを特徴とする請求項2記載の情報端末装置。
  5. 前記第2の案内部材における前記ピンの案内溝は、前記遊端側の滑動面から平行に延びる平行部分と、基端側で前後の前記平行部分間を連結する半円弧状の円弧状部分とを備えて構成され、前記角度調整機構の回転軸線は、前記円弧状部分の中心と一致していることを特徴とする請求項4記載の情報端末装置。
  6. 前記繰出し機構は、
    繰出しの方向に延びる板または帯状体で、前記繰出しの方向に予め定める間隔で形成されるラックレールを備える本体と、
    前記ラックレールに噛合するギアと、
    前記ギアを駆動するモータとを備えて構成されることを特徴とする請求項4または5記載の情報端末装置。
  7. 前記第1の入出力部は、その前面に前記情報端末装置としての表示および/または入力操作を行うことができるフィルム状で帯状の入出力部の略半面が貼付けられて成り、
    前記フィルム状で帯状の入出力部は、該第1の入出力部本体の遊端側から残り略半面が引出され、前記第2の入出力部の遊端側に形成されたスリットから該第2の入出力部本体内に引込まれ、前記第1の入出力部と第2の入出力部との積層状態で該第2の入出力部本体内で巻取り収納されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の情報端末装置。
  8. 前方側の前記第1の案内部材と第1の入出力部本体との間には、一方に係止爪、他方に係止凹所が形成されて、それらの嵌め合せて固定されることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の情報端末装置。
  9. 前記第1の入出力部および第2の入出力部における前記表示を、電子ペーパーで実現することを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の情報端末装置。
  10. 前記第1の入出力部および第2の入出力部における前記表示を、樹脂基板の有機ELフィルムディスプレイで実現することを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の情報端末装置。
  11. 腕時計型の情報端末であることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の情報端末装置。
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