JP6734605B1 - 情報端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】腕時計型の情報端末装置を、高機能および/または多機能化する。【解決手段】腕時計型の情報端末装置1において、フィルム状の入出力部4を基体3から展開して使用することで、該情報端末装置1をコンパクトに構成しつつも、高機能化および/または多機能化を実現する。その上で、入出力部4の略半面43側の背面を支持部材5で支持し、その支持部材5を移動部材61で横滑りさせ、リンク631,632で落とし込み、基体3と支持部材5とを面一にする。入出力部4の残り略半面44は、横滑りで露出し、基端45の軸46を支持片71で、ずらしてひっくり返すことで、展開させる。これによって、フィルム状の入出力部4からの確実な入出力操作を実現する支持構造を実現することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、情報端末装置、特に腕時計型で好適に実施される情報端末装置に関する。
半導体の進化などにより、腕時計のサイズに様々な機能を持たせられるようになっている。たとえば、時計としての時刻表示からの切替えで、歩数計として使用したり、多機能なものでは、心拍、血圧、血中酸素濃度などの生体情報まで取得できるようになっている。しかしながら、現状、そうして得られた情報は、操作し難く(データを得ただけで活用し難く)、スマートフォンに転送して活用しているのが実情である。
また、腕時計のサイズでウエアラブル端末としての機能を持たせたものもある。たとえば、電子メールの着信を知らせたり、少ない文字の範囲で表示したりするようなものである。しかしながら、画面、つまり文字盤のサイズの制約で、できることが限られている。たとえば、長いメールを見たり、ウェブの閲覧のような高度な情報の表示や、その表示画面を見たタッチパネル操作などの入力操作も困難である。
そこで、特許文献1には、画面を2つ折れにして畳んでおき、開いて使用することで、表示画面を略2倍に拡大できるようにした情報端末機能付き腕時計が提案されている。しかしながら、画面が折畳み式であるので、2つの画面の間にヒンジが入って、画面の連続性が損なわれるという問題がある。
そこで本件発明者は、先に特許文献2を提案している。特許文献2は、フィルム状の入出力部の遊端側を本体の文字盤部分に露出させ、基端側を巻取り状態で本体に収納しておき、引出して展開することで、入出力部の面積を拡大するようにした腕時計型の情報端末装置である。
特開2000−214277号公報 特許第6564923号公報
特許文献2は、画面の連続性を維持して、高機能化および/または多機能化を実現することができる腕時計型の情報端末装置である。しかしながら、フィルム状の入出力部の、特に引出した部分の支持構造については、改良の余地が残されていた。たとえば、タッチ操作の受けに改良の余地がある。
本発明の目的は、フィルム状の入出力部を引出すことで、コンパクトに構成しつつも、高機能化および/または多機能化を実現することができる情報端末装置において、前記入出力部の支持構造の改良を提供することである。
本発明の情報端末装置は、携帯可能な情報端末装置において、相互に平行な一対の辺を有するフィルム状に形成され、前記情報端末装置としての表示および/または入力操作を実現することができ、前記一対の辺方向の略半面が前面に臨む2つ折り状態と、全面が前面に臨む展開状態とで使用可能な入出力部と、前記入出力部の前記略半面の部分を裏面側から支持する支持部材と、前記2つ折り状態で、前記支持部材の背後側に配置される基体と、前記支持部材を、前記基体の前に支持している前記2つ折り状態から、前記一対の辺方向へ案内し、さらに後方へ沈下させて前記支持部材が前記基体の一側方に並ぶ前記展開状態にする第1の案内部材と、前記2つ折り状態で、前記基体の一側方付近において、前記入出力部の残り略半面の基端側を枢支しており、前記第1の案内部材による前記支持部材の一側方への変位に伴い、他側方へ移動することで、前記入出力部の前記残り略半面を表返す第2の案内部材とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、たとえば腕時計型の情報端末、ゲーム機、タブレット端末、パーソナルコンピュータのような携帯可能な情報端末装置において、たとえば腕時計型の情報端末の場合、時計表示には通常の文字盤の大きさで所期の機能を満足することができる。しかしながら、情報端末装置としては、表示および/または入力操作を不足無く実現するには、文字盤の面積だけでは困難であり、従来、実現できる機能は限られたものとならざるを得なかった。そこで本発明では、前記表示および/または入力操作の少なくとも一部を実現し、帯状などの相互に平行な一対の辺を有するフィルム状の入出力部を、たとえば前記一部の機能を実現し、前記一対の辺方向の略半面が前面に臨む2つ折り状態と、総ての機能を実現し、全面が前面に臨む展開状態とに切換えて使用するようにする。
その2つ折り可能な入出力部を、2つ折りで格納したり(畳んだり)、展開したりするために、たとえば腕時計型の場合には、使用者の腕に装着されることになる基体に加えて、支持部材ならびに第1および第2の案内部材を用いる。詳しくは、支持部材は、前記入出力部の前記略半面の部分を裏面側から支持、つまり裏打ちする。そして、前記2つ折り状態で、基体は前記支持部材の背後側となり、つまり支持部材は基体の前面側に配置される。また、支持部材と基体との間は第1の案内部材で連結され、入出力部の端部と基体との間は第2の案内部材で連結されている。
そして、支持部材が基体の前方にある状態では、第2の案内部材は基体の一側方にあり、これによって、入出力部は、支持部材を間に挟んで緩やかに2つ折りになっており、該2つ折りによる破断などが防止されている。またこの状態では、入出力部の略半面が前面に位置し、該入出力部から、たとえば前記一部の機能が実現可能となっている。
この2つ折りの状態から入出力部を展開するためには、第1の案内部材が、前記支持部材を前記一対の辺方向へ案内する(スライドさせる)。すると、入出力部の折目となっていた中央部側が基体から捲れ上がり、大きな撓みとなる。一方、第2の案内部材は、前記入出力部の端部、つまり残り略半面の基端側を枢支しているので、前記撓みは立上がってゆく。第1の案内部材は、前記支持部材を一側方へ案内し(スライドさせ)、基体の一側部を越えると、さらに該支持部材を後方へ沈下させて前記基体の一側方に並ばせる。一方、前記2つ折り状態で前記基体の一側方付近にあった第2の案内部材は、他側方へ移動される。この第2の案内部材の移動に伴い、前記撓みがより大きくなり、第2の案内部材が支持部材の裏側から予め定める距離だけ離れると、前記撓みは戻ろうとし、第2の案内部材で枢支されていた入出力部の残り略半面の基端側はひっくり返り、基体上で前記残り略半面は表返る。
こうして、横並びになった基体および支持部材上を連続して、フィルム状の入出力部の表面が前方に臨み、全面での表示および/または入力操作が可能になる。つまり、前記入出力部の前記残り略半面は、2つ折り状態では支持部材と基体との間に挟まっており、略半面が一側方に移動(シフト)されたら、他側方(反対方向)へ移動されて延びる(撓みを無くす)とともに、ひっくり返って表面を向ける。
したがって、携帯可能な情報端末装置において、必要に応じて入出力部を展開してその面積を増大し、入出力作業を容易に行うことができるようになる。また、フィルム状の入出力部の、略半面は支持部材で、残り略半面は基体で、それぞれその裏面が支持(裏打ち)されるので、タッチ操作などに支障の無い支持構造の改良を実現することができる。
また、本発明の情報端末装置では、前記基体は、前記第1の案内部材を案内する第1の部分と、前記第2の案内部材を案内する第2の部分との2段が積層されて構成され、前記第1の部分は、前記入出力部における前記一対の辺の間を幅方向とするとき、その幅方向の両端部の側壁に、前記一対の辺方向に延び、かつ前記一側方に開口した第1の長孔が形成されて、前記一対の辺方向に延びる収納空間を有し、前記第1の案内部材は、前記収納空間から前記一側方に出没自在の板またはロッド状の移動部材と、前記第1の長孔を通して一端が前記移動部材の側部に連結され、他端が前記支持部材の側部(辺)に連結されるリンクとを備え、前記移動部材が前記収納空間から突出することで前記支持部材を一側方へ案内し、前記リンクが揺動することで前記支持部材を後方へ沈下させて前記基体の一側方に並ばせ、前記第2の部分は、前記幅方向の両端部の側壁に、前記一対の辺方向に延びる第2の長孔を有し、前記第2の案内部材は、前記第2の長孔上を摺動し、該第2の案内部材上で前記入出力部の基端側を枢支することを特徴とする。
上記の構成によれば、支持部材を移動(シフト)させて後方へ沈下させるにあたって、基体を、第1の案内部材を案内する第1の部分と、第2の案内部材を案内する第2の部分との2段の積層構成とする一方、第1の案内部材を、移動部材とリンクとを備えて構成する。移動部材は、板またはロッド状で、第1の部分は、前記入出力部における前記一対の辺の間を幅方向とするとき、前記ロッドの場合はその幅方向の両端部付近に、前記板の場合は内部を連通して、前記一対の辺方向に延びる収納空間を有する。この収納空間は一側方に開口しており、これによって移動部材が出没自在となる。また、この収納空間を形成する第1の部分の側壁には、前記一対の辺方向に延び、かつ前記一側方に開口した第1の長孔が形成されており、この第1の長孔を通して、リンクの一端が移動部材の側部に連結される。リンクの他端は、前記支持部材の側部(辺)に連結される。これによって、移動部材が引出されることで、リンクで連結された支持部材も移動(シフト)させることができ、リンクを倒すことで支持部材を後方へ沈下させることができるようになる。
一方、第2の案内部材を案内するために、前記第1の部分の前方に第2の部分が設けられており、第2の部分は、前記幅方向の両端部の側壁に、前記一対の辺方向に延びる第2の長孔を有する。この第2の長孔には、前記第2の案内部材が嵌り込み、該第2の案内部材がこの第2の長孔上を摺動することで、該第2の案内部材が前記一側方から他側方へ移動することが可能になる。その移動の際、該第2の案内部材で前記入出力部の基端側が枢支されているので、入出力部の残り略半面が表返える。
このように構成することで、支持部材の辺方向への案内(スライド)および後方への沈下、ならびに入出力部の残り略半面をひっくり返す動作を実現することができる。
さらにまた、本発明の情報端末装置では、前記移動部材は、一対のロッドが、前記一側部側で連結されて、略コの字状に形成されることを特徴とする。
上記の構成によれば、支持部材の両側部をリンクによって支持する移動部材は、前記第1の長孔間を連結して第1の部分内を移動する板状体でも構成することができるが、一対のロッドと、それを一側部側で連結する部分とで構成される略コの字状の部材としておくことで、第1の部分内で、そのコの字の内側のスペースを空けておくことができる。
したがって、そのスペースに情報端末装置としての回路部品や電池などの収納を行い、全体を小型化、特に薄型化することができる。
或いは、本発明の情報端末装置では、前記基体は、前記入出力部における前記一対の辺の間を幅方向とするとき、その幅方向の両端部の側壁に、前記一対の辺方向に延び、かつ前記一側方に開口した第1の長孔が形成されて、前記一対の辺方向に延びる収納空間を有するとともに、その天面には、前記一対の辺方向に延びる第2の長孔を有し、前記第1の案内部材は、前記収納空間から前記一側方に出没自在の板またはロッド状の移動部材と、前記第1の長孔を通して一端が前記移動部材の側部に連結され、他端が前記支持部材の側部(辺)に連結されるリンクとを備え、前記移動部材が前記収納空間から突出することで前記支持部材を一側方へ案内し、前記リンクが揺動することで前記支持部材を後方へ沈下させて前記基体の一側方に並ばせ、前記第2の案内部材は、前記第2の長孔上を摺動し、該第2の案内部材上で前記入出力部の基端側を枢支することを特徴とする。
上記の構成によれば、前記基体を上述の第1および第2の部分の2段構成とするのではなく、単段で、側部を第1の長孔から第1の案内部材の案内に使用し、天面を第2の長孔から第2の案内部材の案内に使用する。
このように構成してもまた、支持部材の辺方向への案内(スライド)および後方への沈下、ならびに入出力部の残り略半面をひっくり返す動作を実現することができる。
また、本発明の情報端末装置では、前記リンクは、前記移動部材の両側を1組として、該移動部材の前記一対の辺方向に間隔を開けて2組設けられることを特徴とする。
上記の構成によれば、一側部で見ると、移動部材と、支持部材と、リンクとは、平行リンクを構成するので、動作を安定させ、また耐久性を向上することができる。
さらにまた、本発明の情報端末装置では、前記第2の案内部材は、前記第2の部分の両側に配置され、それらが該第2の部分内で、前記第2の長孔内を通るロッドによって相互に連結されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、第2の案内部材は、ロッド1本の簡単な構成で、第2の部分の両側を一体で案内することができる。
さらにまた、本発明の情報端末装置では、前記基体は、前記入出力部における前記一対の辺の間を幅方向とするとき、その幅方向の両端部の側壁に、前記一対の辺方向に延びる引出し部分と、前記引出し部分に連通し、予め定める傾斜で後方に傾く傾斜部分と、前記傾斜部分に連通し、前記引出し部分と平行の終端部分とを備えて構成される第1の長孔が形成されるとともに、前記一側方の面は、前記傾斜部分から終端部分に沿って形成され、かつその天面には、前記一対の辺方向に延びる第2の長孔を有し、前記第1の案内部材は、前記支持部材の前記他側方の端部から後方へ延設され、前記基体の一対の側壁をそれぞれ覆う一対の案内片と、前記一対の案内片から立設され、前記一対の辺方向に間隔を開けて配置されて前記第1の長孔内を摺動可能な2本の円柱状の案内ピンとを備え、前記第2の案内部材は、前記第2の長孔上を摺動し、前記基体の天面上で前記入出力部の基端側を枢支することを特徴とする。
上記の構成によれば、支持部材を移動(シフト)させて後方へ沈下させるにあたって、基体の両側壁に、そのような案内を行う第1の長孔を形成する。具体的には、第1の長孔は、前記一対の辺方向に延びる、すなわち真っ直ぐに引出しを行う引出し部分と、その引出し部分に連通し、予め定める傾斜で後方に傾く、すなわち後方へ沈下させる傾斜部分と、その傾斜部分に連通し、前記引出し部分と平行、すなわち真っ直ぐに戻して基体の天面と支持部材の天面とを略面一にする終端部分とを備えて構成する。これに対応して、基体の一側方の面は、前記傾斜部分から終端部分に沿うような形状に形成され、支持部材の他側方の端部が通過できるようになっている。
またこれに対応して、第1の案内部材は、支持部材の前記他側方の端部から、後方、つまり基体側へ延設される一対の案内片に、前記一対の辺方向に間隔を開けて配置される2本の円柱状の案内ピンを立設して構成する。円柱状の案内ピンは、前記第1の長孔の引出し部分から傾斜部分への曲線および傾斜部分から終端部分への曲線を通過することができる。また、案内ピンは、前記一対の辺方向に間隔を開けて配置されることで、ガタツキを押えつつ、終端部分では真っ直ぐに、すなわち基体の天面と支持部材の天面とを略面一に揃えることができる。こうして、支持部材が引出されることで、案内ピンで案内されて、基体の側方へ移動(シフト)させつつ、後方へ沈下させることもできるようになる。
一方、第2の案内部材を案内するために、基体の天面には前記一対の辺方向に延びる第2の長孔が形成されている。この第2の長孔には、前記第2の案内部材が嵌り込み、該第2の案内部材がこの第2の長孔上を摺動することで、該第2の案内部材が前記一側方から他側方へ移動することが可能になる。その移動の際、該第2の案内部材で前記入出力部の基端側が枢支されているので、入出力部の残り略半面が表返える。
このように構成してもまた、支持部材の辺方向への案内(スライド)および後方への沈下、ならびに入出力部の残り略半面をひっくり返す動作を実現することができる。
また、本発明の情報端末装置では、前記支持部材および基体は、前記一対の辺方向の断面が、相互に嵌り合うコの字および逆コの字状に形成され、前記第1の案内部材は、前記基体の前記逆コの字における前方側の片および前記支持部材の前記コの字における後方側の片において、前記入出力部における前記一対の辺の間を幅方向とするとき、その幅方向の両端部付近にそれぞれ形成され、前記一対の辺方向に延びる第1の長孔と、前記支持部材の前記コの字における前方側の片および前記基体の前記逆コの字における後方側の片の遊端部付近に枢支され、前記基体の前方側の片における前記第1の長孔および前記支持部材の後方側の片における前記第1の長孔をそれぞれ摺動する連結部材とを備えて構成され、前記連結部材が摺動することで、前記支持部材が前記基体から、前記相互の嵌り合いを解消するように一側方へ案内され、前記連結部材が揺動することで、前記支持部材を後方へ沈下させて、前記基体の一側方に前記支持部材を並ばせ、前記基体の前方側の片の天面には、前記一対の辺方向に延びる第2の長孔が形成され、前記第2の案内部材は、前記第2の長孔上を摺動し、該第2の案内部材上で前記入出力部の基端側を枢支することを特徴とする。
上記の構成によれば、支持部材を移動(シフト)させて後方へ沈下させるにあたって、支持部材および基体を、前記一対の辺方向の断面で、相互に嵌り合うコの字および逆コの字状に形成する。詳しくは、前方側となる支持部材をコの字状とするとき、後方側となる基体は逆コの字状となり、入出力部が2つ折り状態では、それらが相互に嵌り合う、すなわち積層状態となり、入出力部が展開状態では、基体から支持部材が引出されて横並びとなり、さらに前方側にあった支持部材が沈下されることで、面一に並ぶようにする。
そのため、第1の案内部材としては、基体の逆コの字における前方側の片および支持部材のコの字における後方側の片において、入出力部における一対の辺の間を幅方向とするとき、その幅方向の両端部付近に、それぞれ前記一対の辺方向に延びる第1の長孔を形成するとともに、その第1の長孔を摺動する連結部材を設ける。連結部材は、支持部材のコの字における前方側の片および基体の逆コの字における後方側の片の遊端部付近にそれぞれ枢支される。したがって、連結部材が摺動することで、支持部材が基体から、相互の嵌り合いを解消するように一側方へ案内され、終端(遊端)に到達して該連結部材が揺動することで、支持部材を後方へ沈下させて、基体の一側方に並ばせることができる。
一方、第2の案内部材を案内するために、基体の前方側の片の天面には、前記一対の辺方向に延びる第2の長孔が形成されており、第2の案内部材は、前記第2の長孔上を摺動し、該第2の案内部材上で前記入出力部の基端側を枢支している。したがって、コの字の支持部材および逆コの字の基体が相互に嵌り合っている状態では、支持部材の前方側の片を間に挟み込んで2つ折りとなっている入出力部は、支持部材が引出され、第2の案内部材が、一側方から他側方へ移動することで、その残り略半面がひっくり返って、前記支持部材の前方側の片に貼付けられている略半面と展開状態とすることができる。
このように構成してもまた、支持部材の辺方向への案内(スライド)および後方への沈下、ならびに入出力部の残り略半面をひっくり返す動作を実現することができる。
さらにまた、本発明の情報端末装置では、前記基体の前方側の片と前記支持部材の前方側の片とは、および前記支持部材の後方側の片と前記基体の後方側の片とは、それぞれ相互に等しい厚みに形成されることを特徴とする。
上記の構成によれば、支持部材を引出し、後方に沈下させた状態で、該情報端末装置を水平な場所に置いた場合、前面、すなわち入出力部の表面を平坦にすることができる。
また、本発明の情報端末装置では、前記連結部材は、板または棒状体の両端部付近に、その板または棒状体を揺動自在に枢支するためのピンが立設されて成り、前記基体の前方側の片の前方側の面と前記支持部材の前方側の片の後方側の面との間および前記支持部材の後方側の片の後方側の面と前記基体の後方側の片の前方側の面との間を、前記一対の辺方向への案内時における滑動面とし、前記基体の前方側の片および前記支持部材の後方側の片には、その滑動面の基端側から遊端側端面に亘って、前記第1の長孔として、前記板または棒状体が緩挿するスリットが形成され、かつそのスリットに連通して、内方には拡幅された前記ピンの案内溝を有することを特徴とする。
上記の構成によれば、逆コの字の基体から、それに嵌り合うコの字の支持部材を引出すにあたって、それらの案内を行う第1の長孔を滑動面に形成することで、積層状態で、該第1の長孔や連結部材は外部からは見えず、意匠性を向上することができるとともに、ゴミの浸入などによる動作不良なども未然に防止することができる。
さらにまた、本発明の情報端末装置では、前記基体の前方側の片および後方側の片の遊端部は、後方側に掛けて突出してゆく斜辺に形成され、対応して、前記支持部材の前方側の片および後方側の片の遊端部は、後方側に掛けて内方に後退してゆく斜辺に形成されることを特徴とする。
上記の構成によれば、支持部材を引出した後、後方への沈下を、斜辺の案内で円滑に行うことができるとともに、支持部材と基体とが横並びになったら、前面および後面を面一にすることができる。
また、本発明の情報端末装置では、前記基体の前記逆コの字における前方側の片および前記支持部材の前記コの字における後方側の片との間には、前記一対の辺方向への案内時に伸長する繰出し機構が介在され、前記繰出し機構の略中間には、角度調整機構が設けられていることを特徴とする。
上記の構成によれば、支持部材を基体から引出すことで、繰出し機構も連動して伸長する。
したがって、その繰出し機構の略中間に設けられている角度調整機構によって、支持部材、すなわち入出力部の略半分と、基体、すなわち入出力部の残り略半分とが、一直線上に延びるだけではなく、角度を持って連結されることができ、たとえば腕時計型の情報端末装置では、上方に引出した支持部材の遊端側が上向き、見易くなったり、或いは携帯電話として用いられる情報端末装置では、支持部材の遊端側が耳、基材の遊端側が口に近くなり、通話し易くなったりする。
さらにまた、本発明の情報端末装置では、前記基体および支持部材の各片は、相互に等しい厚みに形成され、前記支持部材および基体の相互に嵌り合うコの字および逆コの字状の連結部分は、一対の前後の片の間隔を開閉自在に連結する折畳み部材を備えていることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記繰出し機構の一端を前記基体の前方側の片の後方側に連結し、他端を前記支持部材の後方側の片の前方側に連結しても、繰出し機構を繰出した後、折畳み部材を畳むことで、前記コの字の内部には隙間が無くなり、すなわち基体と支持部材の表裏両面を面一とすることができる。
したがって、前記繰出し機構の端部を前記コの字の連結部分に連結した場合のような段差を、容易に無くすことができるとともに、横並びになった基体および支持部材の厚みが薄くなり、前記角度調整機構による折曲げも容易になる。
また、本発明の情報端末装置では、前記基体の前方側の片内に入り込むピンは、該前方側の片内で前記一対の辺方向に移動可能な移動片に連結されており、前記移動片は、該前方側の片内でループ状に張架されている案内ワイヤまたはベルトに連結され、該案内ワイヤまたはベルトは前記第2の案内部材に連結されていることで、前記支持部材の基体からの引出しによる移動片から該案内ワイヤまたはベルトの移動によって、前記第2の案内部材が、前記一側方から他側方へ駆動されることを特徴とする。
上記の構成によれば、基体からの支持部材の引出しに伴い、第2の案内部材が連動して、一側方から他側方へ移動され、入出力部の残り略半面を展開するとともに、ひっくり返すことができる。
さらにまた、本発明の情報端末装置では、前記入出力部における前記表示を、電子ペーパーで実現することを特徴とする。
上記の構成によれば、電子ペーパーは、薄くて軟らかい。したがって、支持部材の表裏に略2つ折りとなる状態から、残り略半面がひっくり返って表帰り、全面を使用可能な連続画面を構成するフィルム状の入出力部として好適である。
また、本発明の情報端末装置では、前記入出力部における前記表示を、樹脂基板の有機ELフィルムディスプレイで実現することを特徴とする。
上記の構成によれば、有機ELフィルムディスプレイ、中でも樹脂基板の有機ELフィルムディスプレイは、薄くて軟らかい。したがって、支持部材の表裏に略2つ折りとなる状態から、残り略半面がひっくり返って表帰り、全面を使用可能な連続画面を構成するフィルム状の入出力部として好適である。
さらにまた、本発明の情報端末装置では、腕時計型の情報端末であることを特徴とする。
上記の構成によれば、腕時計型の情報端末は、小型で邪魔にならないが、文字盤の面積だけでは限られた表示および/または入力操作しかできないのに対して、本発明の情報端末装置のように、適宜入出力部を展開して、その面積を拡大することで、情報端末装置としての機能を高めることができる。
本発明の情報端末装置は、以上のように、たとえば腕時計型の情報端末や、ゲーム機のような携帯可能な情報端末装置において、フィルム状の入出力部を展開して使用することで、情報端末装置をコンパクトに構成しつつも、高機能化および/または多機能化を実現するにあたって、前記入出力部を、大略2つ折りで格納するようにし、略半面の部分を支持部材で裏面側から支持することで常時露出させ、残りの略半面は前記略2つ折り状態で前記支持部材の背後側で基体との間に格納しておき、展開時は支持部材を第1の案内部材によって前記基体の側方に移動させ、さらに後方へ沈下させて前記基体の一側方に並ばせる一方、残りの略半面の端部を、第2の案内部材によって基体の他側方へ移動させることでひっくり返し、入出力部全体を連続面とする。
それゆえ、展開時は前記残りの略半面も基体全面で支持され、フィルム状の入出力部からの確実な入出力操作を実現する支持構造を実現することができる。
本発明の実施の一形態に係る腕時計型の情報端末装置の斜視図であり、腕時計としての使用時の状態を示す。 図1の情報端末装置の斜視図であり、情報端末装置としての使用時の状態を示す。 図2から図1、或いは図1から図2への移り変わり時における斜視図である。 前記情報端末装置の分解斜視図である。 本発明の実施の他の形態に係る腕時計型の情報端末装置の分解斜視図である。 本発明の実施のさらに他の形態に係る腕時計型の情報端末装置の斜視図であり、腕時計としての使用時の状態を示す。 図6の情報端末装置の斜視図であり、図6から図9、或いは図9から図6への移り変わり時における斜視図である。 図6の情報端末装置の斜視図であり、図6から図9、或いは図9から図6への移り変わり時における斜視図である。 図6の情報端末装置の斜視図であり、情報端末装置としての使用時の状態を示す。 本発明の実施の他の形態に係る腕時計型の情報端末装置の斜視図であり、腕時計としての使用時の状態を示す。 図10の情報端末装置の斜視図であり、情報端末装置としての使用時の状態を示す。 図10および図11の情報端末装置の分解斜視図である。 図10〜図12の情報端末装置の動作を説明するための側面から見た模式図である。 図10〜図13の情報端末装置における繰出し機構の分解斜視図である。
(実施の形態1)
図1〜図3は、本発明の実施の一形態に係る腕時計型の情報端末装置1の斜視図である。図1は腕時計としての使用時の状態を示し、図2は情報端末装置としての使用時の状態を示し、図3は図1と図2との間の移り変わり時の状態を示す。図4は、情報端末装置1の分解斜視図である。腕時計としてのリストバンド2は、図1で示し、他の図では、図面の簡略化のために省略している。図1〜図4の情報端末装置1は、腕時計型を例示しているけれども、本発明は、ゲーム機や携帯電話機など、携帯可能な情報端末装置に実施することができる。
本実施形態の情報端末装置1は、腕時計としての使用時は、文字盤部分11に、時刻表示を行っている。これ以外に、秒、日付、曜日、西暦などを適宜表示してもよく、またモード切替で、歩数や、図示しない生体センサで測定した血圧や心拍などを表示してもよい。基本的に、そのモード切替などは、文字盤部分11上に設けられたタッチセンサなどを通して行われるが、基体3の側部などに、適宜、竜頭や釦などが設けられて、それらで行われてもよい。
この情報端末装置1は、図4で詳しく示すように、大略的に、基体3と、入出力部4と、支持部材5と、第1の案内部材6と、第2の案内部材7とを備えて構成される。そして、この情報端末装置1は、表示および/または入力操作の少なくとも一部を実現し、相互に平行な一対の辺41,42を有する帯状でフィルム状の入出力部4を、たとえば一部の機能を実現し、前記一対の辺41,42の方向40の略半面43が前面に臨む図1および図4で示す2つ折り状態と、総ての機能を実現し、全面が前面に臨む図2の展開状態とに切換えて使用するようになっている。
そのため、入出力部4は、相互に平行な一対の辺41,42を有するフィルム状に形成され、前記情報端末装置としての表示および/または入力操作を実現する。図2は、そのフィルム状の入出力部4を引き延ばした展開状態を示し、図1および図4は、略2つ折りにした状態を示す。本実施形態の情報端末装置1では、入出力部4は、相互に平行な一対の辺41,42を有する帯状であり、それを略2分割して、略半面43側が、前記の腕時計としての使用時を始め、前記文字盤部分11として常時外部に露出し、残り略半面44側は、前記腕時計としての使用時は後述する支持部材5と基体3との間に格納されており、前記情報端末装置としての使用時には開放されて外部に露出する。
入出力部4は、表示を行う電子ペーパーや有機ELフィルムディスプレイに、タッチパネルが積層されて構成されることで、表示出力およびタッチ入力が可能になっている。それらの電子ペーパーや有機ELフィルムディスプレイは、薄くて軟らかく、前記の図1や図4のように2つ折りされたり、後述の図3で示すような屈曲が可能で、図2のように展開されたら連続画面を構成するフィルム状の入出力部4として好適である。また、有機ELフィルムディスプレイの中でも、樹脂基板の有機ELフィルムディスプレイは、薄くて軟らかく、好適である。
入出力部4は、参照符号40で示す前記一対の辺41,42の方向に展開可能な関係上、前記のように相互に平行な一対の辺41,42を有するが、必ずしも矩形に限らず、特に時計としての使用時に露出している略半面43側(文字盤部分11)は、側面431が、円弧状等、意匠に合せた形状に形成されればよい。この入出力部4において、略半面43の部分は、剛性の板状の支持部材5によって、裏面側から支持される。
基体3は、第1の案内部材6を案内する第1の部分31と、第2の案内部材7を案内する第2の部分32との2段が積層されて構成される。第1の部分31は、入出力部4における前記一対の辺41.42の間を幅方向とするとき、その幅方向の両端部の側壁311,312に、前記一対の辺41,42の方向40に延び、かつ一側部310が開口した第1の長孔3111,3121が形成されて、前記方向40に延びる収納空間313,314を有する。
第1の案内部材6は、収納空間313,314から前記方向40に出没自在の板またはロッド状の移動部材(図4ではロッド状で示す)61,62と、リンク631,632,641,642と、ビス65と、連結部材66とを備えて構成される。リンク631,632,641,642の一端6311,6321;6411,6421は、第1の長孔3111,3121を通して、移動部材61,62の側部611,621に、ビス65によって揺動自在に連結され、他端6312,6322;6412,6422は、支持部材5の側部(辺)51,52に、ビス65によって揺動自在に連結される。本実施形態では、移動部材61,62は、ロッド状であるので、第1の部分31への収納状態で、一側部310側が、連結部材66によって、相互に連結されている。
一方、第2の部分32は、前記幅方向の両端部の側壁321,322に、前記方向40に延びる第2の長孔3211,3221を有する。第2の案内部材7は、本実施形態では、第2の長孔3211,3221間を連通して、該第2の長孔3211,3221上を摺動可能なロッド70と、そのロッド70の両端部に固定される支持片71,72とを備えて構成される。支持片71,72は、第2の部分32の天板上で、入出力部4の基端45側に設けられた軸46を枢支する。軸46は、前記基端45に設けられる剛性の棒状体から成り、フィルム状の入出力部4の前記基端45側と連結されて、該基端45側を保護している。この軸46は、ビス47によって、前記支持片71,72に枢支される。
したがって、移動部材61,62が収納空間313,314から引出されることで、リンク631,632,641,642で連結された支持部材5も移動(シフト)させることができ、リンク631,632,641,642を倒すことで支持部材5を後方へ沈下させることができるようになる。また、第2の案内部材7が、第2の長孔3211,3221上を摺動することで、該第2の案内部材7が一側部310の方向から、他側部315の方向へ移動することが可能になる。その移動の際、該第2の案内部材7で入出力部4の基端45側が枢支されているので、入出力部4の残り略半面44が表返える。こうして、支持部材5の辺41,42の方向40への案内(スライド)および後方への沈下、ならびに入出力部4の残り略半面44をひっくり返す動作を実現することができる。
以上のように、本実施形態の情報端末装置1は、2つ折り可能な入出力部4を、図1や図4のように2つ折りで格納したり(畳んだり)、図2のように展開したりするために、腕時計型の情報端末装置1において、リストバンド2で使用者の腕に装着されることになる基体3に加えて、支持部材5ならびに第1の案内部材6および第2の案内部材7を用いる。さらに、支持部材5は、入出力部4の略半面43の部分を裏面側から支持、つまり裏打ちし、2つ折り状態で、基体3は該支持部材5の背後側、つまり該支持部材5は基体3の前面側に配置されるようにし、それらの支持部材5と基体3との間を第1の案内部材6で連結し、入出力部4の端部45と基体3との間は第2の案内部材7で連結する。
そして、支持部材5が基体3の前方にある状態では、第2の案内部材7は基体3の一側部310側にあり、これによって、図1で示すように、入出力部4は、支持部材5を間に挟んで緩やかに2つ折りになっており、該2つ折りによる破断などが防止されている。またこの状態では、入出力部4の略半面43が前面に位置し、該入出力部4から一部の機能が実現可能となっている。
この2つ折りの状態から入出力部4を展開するためには、第1の案内部材6が、図3で示すように、支持部材5を前記一対の辺41,42の方向40へ案内される(スライドさせる)。すると、図3で示すように、入出力部4の折目となっていた中央部側が基体3から捲れ上がり、大きな撓みとなる一方、第2の案内部材7が、入出力部4の端部45、つまり残り略半面44の基端側を枢支しているので、前記撓みは立上がってゆく。さらに、第1の案内部材6による支持部材5の案内(スライド)が、基体3の一側部310を越え、さらに該支持部材5は、後方へ沈下されて、図2で示すように、基体3の一側部310の側方に並ばせられる。一方、前記2つ折り状態で基体3の一側部310付近にあった第2の案内部材7は、他側部315側へ移動される。この第2の案内部材7の移動に伴い、前記撓みがより大きくなり、該第2の案内部材が支持部材5の裏側から予め定める距離だけ離れると、前記撓みは戻ろうとし、該第2の案内部材7で枢支されていた入出力部4の残り略半面44の基端45側はひっくり返り、基体3上で前記残り略半面44は表返る。
そうすることで、図2で示すように、横並びになった基体3および支持部材5上を連続して、フィルム状の入出力部4の表面が前方に臨み、全面での表示および/または入力操作が可能になる。つまり、入出力部4の残り略半面44は、図1で示す2つ折り状態では支持部材5と基体3との間に挟まっており、図3から図2で示すように、略半面43が一側部310側に移動(シフト)されたら、他側部315側(反対方向)へ移動されて延びる(撓みを無くす)とともに、ひっくり返って表面を向ける。
したがって、表示および/または入力操作の少なくとも一部を実現し、相互に平行な一対の辺41,42を有する帯状でフィルム状の入出力部4を、たとえば一部の機能を実現し、前記一対の辺41,42の方向40の略半面43が前面に臨む図1および図4で示す2つ折り状態と、総ての機能を実現し、全面が前面に臨む図2の展開状態とに切換えて使用可能であるので、携帯可能な情報端末装置において、必要に応じて入出力部4を展開してその面積を増大し、入出力作業を容易に行うことができるようになる。また、フィルム状の入出力部4の、略半面43は支持部材5で、残り略半面44は基体3の第2の部分32の天面323で、それぞれその裏面が支持(裏打ち)されるので、タッチ操作などに支障の無い支持構造の改良を実現することができる。
ここで、腕時計型の情報端末は、小型で邪魔にならないが、略半面43(文字盤部分11)の面積だけでは限られた表示および/または入力操作しかできないのに対して、本実施形態の情報端末装置1のように、適宜、入出力部4の残り略半面44を展開して、その面積を拡大することで、情報端末装置としての機能を高めることができ、好適である。
また、本実施形態の情報端末装置1では、移動部材61,62は、ロッド状であるので、第1の部分31への収納状態で、一側部310側が連結部材66によって相互に連結されて、略コの字状に形成されている。ここで、支持部材5の両側部51,52をリンク631,632,641,642によって支持する移動部材61,62は、第1の長孔3111,3121間を連結して第1の部分31内を移動する板状体でも構成することができるが、上述のように、連結部材66で連結した略コの字状の部材としておくことで、第1の部分31内で、そのコの字の内側のスペースを空けておくことができる。
これによって、そのスペースに、情報端末装置としての回路部品や電池などの収納を行い、全体を小型化、特に薄型化することができる。移動部材61,62は、たとえば望遠鏡状や梯子車の梯子状に突出/縮退自在の多段に構成されてもよい。そうすることで、第1の部分31からの繰出し量を大きくして、相対的に基体3に対する支持部材5、すなわち、文字盤部分11(略半面43)の幅を広くすることができる。
さらにまた、本実施形態の情報端末装置1では、リンク631,632,641,642は、移動部材61,62の両側を1組として、該移動部材61,62の一対の辺41,42の方向40に間隔を開けて2組設けられている。したがって、一側部で見ると、移動部材61,62と、支持部材5と、リンク631,632,641,642とは、平行リンクを構成するので、動作を安定させ、また耐久性を向上することができる。
また、本実施形態の情報端末装置1では、第2の案内部材7の一対の支持片71,72は、第2の部分32の両側に配置され、それらが該第2の部分32内で、第2の長孔3211,3221内を通るロッド70によって相互に連結されているので、ロッド70の1本の簡単な構成で、支持片71,72の両側を一体で案内することができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の他の形態に係る腕時計型の情報端末装置1aの分解斜視図である。図5の情報端末装置1aにおいて、図1〜図4の情報端末装置1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。注目すべきは、この情報端末装置1aでは、前述の基体3が第1の部分31および第2の部分32の積層構造であるのに対して、基体3aが単体構造であることである。
詳しくは、第1の案内部材6を構成する移動部材61,62および連結部材66が、コの字状に形成されるので、その中空空間を利用する。そのため、基体3aは、第1の部分31と同様に、その幅方向の両端部の側壁311,312に前記第1の長孔3111,3121が形成され、かつ両端部側に前記第1の長孔3111,3121で開放される収納空間313,314を有する。一方、基体3aの天面316には、前記一対の辺41,42の方向40に延びる第2の長孔3161,3162が形成される。
これに対応して、第1の案内部材7aは、ロッド70aと、一対の受け部材75,76とを備えて構成される。ロッド70aは、前記天面316の裏側を移動(スライド)する。ロッド70aには、前記第2の長孔3161,3162に対応する一対の受け部材75,76が取付けられている。受け部材75,76は、大略Y字状に形成され、Y字の脚の部分が前記第2の長孔3161,3162を遊挿し、Y字の2股の部分が、円弧状に形成され、その先端が相互に近接してゆくようになっている。これに対応して、入出力部4の基端45は、巻付けなどで軸46に固定されるが、前記受け部材75,76に対応する部分には、スリット471,472が形成され、そこから露出する軸46の部分461,462が前記受け部材75,76のY字の2股の部分に嵌まり込むことで、軸46が枢支される。たとえば、受け部材75,76の脚部にフランジを設けたり、2股の部分を脚部より幅広に形成したり、ロッド70aの背面に板を当てるなど、適宜、該ロッド70aの脱落防止の構造が設けられていてもよい。
このように構成することで、基体3aの側部311,312を第1の長孔3111,3121から第1の案内部材6の案内に使用し、天面316を第2の長孔3161,3162から第2の案内部材7aの案内に使用し、支持部材5の辺41,42の方向40への案内(スライド)および後方への沈下、ならびに入出力部4の残り略半面44をひっくり返す動作を実現することができる。したがって、基体3aを単段で構成し、情報端末装置1aを、薄型化することができる。
(実施の形態3)
図6〜図9は、本発明の実施のさらに他の形態に係る腕時計型の情報端末装置1bの斜視図である。図6は腕時計としての使用時の状態を示し、図9は情報端末装置としての使用時の状態を示し、図7および図8は図6と図9との間の移り変わり時の状態を示す。この情報端末装置1bは、図5の情報端末装置1aに類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。注目すべきは、この情報端末装置1bでは、基体3bの幅方向の両端部の側壁311b,312bに設けられた第1の長孔3111b,3121bによって、支持部材5bが案内されることである。
詳しくは、図6の第1の長孔3111bで説明すると、該第1の長孔3111bは、前記一対の辺41,42の方向40に延びる、すなわち真っ直ぐに引出しを行う引出し部分3111b1と、その引出し部分3111b1に連通し、予め定める傾斜で後方に傾く、すなわち後方へ沈下させる傾斜部分3111b2と、その傾斜部分3111b2に連通し、前記引出し部分3111b1と平行、すなわち真っ直ぐに戻して基体3bの天面316と支持部材5bの天面56とを略面一にする終端部分3111b3とを備えて構成される。これに対応して、基体3bの一側方310の面は、前記傾斜部分3111b2から終端部分3111b3に沿うような形状に形成され、図8で示すように、支持部材5bの他側方315の端部57が通過できるようになっている。
またこれに対応して、第1の案内部材58は、支持部材3bの他側方315の端部57から、後方、つまり基体3b側へ延設される一対の案内片580に、前記一対の辺41,42の方向40に間隔を開けて配置される2本の円柱状の案内ピン581,582を立設して構成される。円柱状の案内ピン581,582は、第1の長孔3111bの引出し部分3111b1から傾斜部分3111b2への曲線3111b4および傾斜部分3111b2から終端部分3111b3への曲線3111b5を通過することができる。また、案内ピン581,582は、前記一対の辺41,42の方向40に間隔を開けて配置されることで、ガタツキを押えつつ、終端部分3111b3では真っ直ぐに、すなわち基体3bの天面316と支持部材5bの天面56とを略面一に揃えることができる。こうして、支持部材5bが引出されることで、案内ピン581,582で案内されて、基体3bの側方へ移動(シフト)させつつ、後方へ沈下させることもできるようになる。
第2の案内部材7aの案内は、基体3bの天面316に設けられた第2の長孔3161,3162によって行われる点は、図5の情報端末装置1aと同様である。このように構成してもまた、支持部材5bの辺41,42の方向40への案内(スライド)および後方への沈下、ならびに入出力部4の残り略半面44をひっくり返す動作を実現することができる。
(実施の形態4)
図10および図11は本発明の実施の他の形態に係る腕時計型の情報端末装置1cの斜視図であり、図12はその分解斜視図であり、図13はその動作を説明するための側面から見た模式図である。図10は図1と同様の腕時計としての使用時の状態を示し、図12は図2と同様に情報端末装置としての使用時の状態を示す。この情報端末装置1cは前述の情報端末装置1,1aに類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。注目すべきは、この情報端末装置1cでは、支持部材5cを移動(シフト)させて後方へ沈下させるにあたって、該支持部材5cおよび基体3cは、一対の辺41,42の方向40の断面が、相互に嵌り合うコの字および逆コの字状に形成されることである。
詳しくは、前方側となる支持部材5cをコの字状とするとき、後方側となる基体3cは、対向する逆コの字状となり、入出力部4が図10で示す2つ折り状態では、それらが相互に嵌り合う、すなわち積層状態となり、入出力部4が図11で示す展開状態では、基体3cから支持部材5cが引出されて横並びとなり、さらに前方側にあった支持部材5cが沈下されることで、面一に並ぶようにする。
そのため、コの字状の支持部材5cは、前方側の片91と、後方側の片92と、両側部において、それらの基端側を連結する折畳み部材93,94とを備えて構成される。前方側の片91は、フィルム状の入出力部4を裏面側から支持する剛性の板状の部材である。後方側の片92も、剛性の板状の部材である。
折畳み部材93,94は、大略的に、蝶番型に形成される。そのため、該折畳み部材93,94は、ヒンジ931,941の両側に、開閉自在の板状部932,933;942,943が連なり、その板状部932,933;942,943の先端のピン934,935;944,945が、前方側の片91および後方側の片92の基端側に形成されたピン孔911,921;912,922にそれぞれ枢支される。ヒンジ931,941は、たとえば板状部932,933;942,943間に設けた引っ張りバネなどで、図11で示すように、該支持部材5cの内側に折れて閉じる方向に付勢されている。またこの折畳み部材93,94を収容するために、支持部材5cの基端側には、切欠き913,914;923,924が形成されている。
同様に、逆コの字状の基体3cは、前方側の片81と、後方側の片82と、両側部において、それらの基端側を開閉自在に連結する折畳み部材83,84とを備えて構成される。これらの前方側の片81および後方側の片82も、剛性の板状の部材である。前方側の片81の天面316には、第2の案内部材7aを案内する第2の長孔3161,3162が形成されている。
折畳み部材83,84も、折畳み部材93,94と同様に、蝶番型に形成され、ヒンジ831,841の両側に、開閉自在の板状部832,833;842,843が連なり、その板状部832,833;842,843の先端のピン834,835;844,845が、前方側の片81および後方側の片82の基端側に形成されたピン孔811,821;812,822にそれぞれ枢支される。ヒンジ831,841は、引っ張りバネなどで、該基体3cの内側に折れて閉じる方向に付勢されている。またこの折畳み部材83,84を収容するために、基体3cの基端側には、切欠き813,814;823,824が形成されている。
支持部材5cの前方側の片91および後方側の片92ならびに基体3cの前方側の片81および後方側の片82は、相互に等しい厚みに形成される。さらに、基体3cの前方側の片81および後方側の片82の遊端部は、後方側に掛けて突出してゆく斜辺815,825に形成され、対応して、支持部材5cの前方側の片91および後方側の片92の遊端部は、後方側に掛けて内方に後退してゆく斜辺915,925に形成される。また、その斜辺915,925の前方側は、後述する角度調整の際に前記斜辺815,825と干渉しないように、円弧状の切欠き916,926が形成されている。そして、基体3cの前方側の片81の天面316(前方側の面)と支持部材5cの前方側の片91の底面(後方側の面)919との間および支持部材3cの後方側の片92の底面(後方側の面)929と基体3cの後方側の片82の天面(前方側の面)829との間を、前記一対の辺41,42の方向40への案内時における滑動面とする。なお、天面316と底面919との間には、入出力部4の残り略半面44が介在するので、密着はしない。
注目すべきは、本実施形態の情報端末装置1cでは、第1の案内部材は、基体3cの逆コの字における前方側の片81および支持部材5cのコの字における後方側の片92において、入出力部4の幅方向の両端部付近に形成され、それぞれ前記一対の辺41,42の方向40に延びる第1の長孔となるスリット817,818;927,928と、そのスリット817,818;927,928内を摺動する連結部材85,86;95,96とを備えて構成されることである。前記スリット817,818は、前記滑動面である前方側の片81における前記天板316の基端付近から前記斜辺815にまで回り込んで形成され、同様にスリット927,928は、前記滑動面である後方側の片92における底板929の基端付近から前記斜辺925にまで回り込んで形成される。
連結部材85,86;95,96は、板または棒状体(図12の例では小判状に形成される板状体)851,861;951,961の両端部付近に、該板状体851,861;951,961を揺動自在に枢支するためのピン852,853;862,863;952,953;962,963が立設されて構成される。
連結部材85,86;95,96は、その一方のピン852,862;952,962が、前方側の片91および後方側の片82における遊端部側に枢支される。そのため、前記遊端部には、板状体851,861;951,961の揺動を許容するためのスリット827,828;917,918が形成されている。また、上述のように、板状体851,861;951,961はスリット817,818;927,928内を摺動し、他方のピン853,863;953,963によって抜け止めが行われている。そのため、スリット817,818;927,928の内方は、該スリット817,818;927,928に連通し、拡幅されたピン853,863;953,963の案内溝を有する。
このように構成することで、図10および図13(a)で示すように、支持部材5cと基体3cとが積層された(嵌り合った)状態から、連結部材85,86;95,96が摺動することで、図13(b)で示すように相互の嵌り合いを解消するように一側方へ案内され、図13(c)で示すように終端(遊端)に到達した後、図11および図13(d)で示すように、該連結部材85,86;95,96が揺動することで、支持部材5cを後方へ沈下させて、基体3cの一側方に並ばせることができる。
一方、第2の案内部材7aの案内が、基体3cの天面316に設けられた第2の長孔3161,3162によって行われ、該第2の案内部材7aによって入出力部4の残り略半面44がひっくり返される点は、図5の情報端末装置1aと同様である。そのため、連結部材85,86は、連結部材95,96に比べて、残り略半面44が介在される分、長く形成される。このように構成してもまた、支持部材5cの辺41,42の方向40への案内(スライド)および後方への沈下、ならびに入出力部4の残り略半面44をひっくり返す動作を実現することができる。
また、本実施形態の情報端末装置1cでは、基体3cの前方側の片81と支持部材5cの前方側の片91とは、および支持部材5cの後方側の片92と基体3cの後方側の片82とは、それぞれ相互に等しい厚みに形成されているので、図11で示すように、支持部材5cを引出し、後方に沈下させた状態で、該情報端末装置1cを水平な場所に置いた場合、前面、すなわち入出力部4の表面を平坦にすることができる。
さらにまた、本実施形態の情報端末装置1cでは、逆コの字の基体3cから、それに嵌り合うコの字の支持部材5cを引出すにあたって、その案内を行うスリット817,818;927,928を、滑動面である前方側の片81における天板316および後方側の片92における底板929に形成することで、図10で示すように、積層状態では該スリット817,818;927,928や連結部材85,86;95,96は外部からは見えず、意匠性を向上することができるとともに、ゴミの浸入などによる動作不良なども未然に防止することができる。
また、本実施形態の情報端末装置1cでは、基体3cの前方側の片81および後方側の片82の遊端部は、後方側に掛けて突出してゆく斜辺815,825に形成され、支持部材5cの前方側の片91および後方側の片92の遊端部は、後方側に掛けて内方に後退してゆく斜辺915,925に形成されるので、支持部材5cを引出した後の後方への沈下を、斜辺815,825;915,925の案内で円滑に行うことができるとともに、図11で示すように、支持部材5cと基体3cとが横並びになったら、斜辺815,825;915,925同士が嵌り合い、前面および後面を面一にすることができる。
また、注目すべきは、本実施形態の情報端末装置1cでは、引出した支持部材5cと基体3cとが、図11のような一直線状では無く、角度調整可能であることである。そのため、図13(c)で示すように、基体3cの逆コの字における前方側の片81および支持部材5cのコの字における後方側の片92との間には、前記一対の辺41,42の方向40への案内時に伸長する繰出し機構10が介在され、その繰出し機構10の略中間には、角度調整機構103が設けられている。したがって、支持部材5cを基体3cから引出すことで、繰出し機構も連動して伸長する。
図14は、繰出し機構10の分解斜視図である。繰出し機構10は、前方側の片81に固着される第1の部分101と、後方側の片92に固着される第2の部分102と、それらの間に介在される前記角度調整機構103とを備えて構成される。図14の例では、第1の部分101は、扁平な角筒状に形成され、その内部空間1011に、第2の部分102の本体1021および延長部分1022ならびに角度調整機構103が収容される。
第2の部分102では、前記延長部分1022は、本体1021の内部空間10211に出没自在であり、その基端側はフランジ10221によって抜け止めされており、先端に角度調整機構103の回転部1031が固着される。本体1021の基端側は、前記扁平な角筒状の第1の部分101に略等しい幅および厚みを有し、前記第1の部分101の内部空間1011には収容されない基端部1023に固着され、その基端部1023が前記後方側の片92に固着される。
角度調整機構103は、前記回転部1031と、それを保持する第1の部分101側の一対のブラケット1032,1033とを備えて構成される。前記回転部1031は、略半円柱状に形成されており、その両端の軸1034が、前記内部空間1011の両内側壁からブラケット1032,1033の内側に連通して設けられた凹溝1012内を摺動および枢支されることで、第1の部分101からの第2の部分102の引出し、および第1の部分101、すなわち基体3cに対する第2の部分102、すなわち支持部材5cの角度調整が可能になる。
角度調整機構103において、角度調整されて、たとえば節度感を持って任意の角度で保持する機構は、ブラケット1032,1033と回転部1031との間に設けられてもよく、或いは軸1034を板とし、図14の例における回転部1031の部分は回らないようにして、延長部分1022で折れ曲がるように構成されてもよい。延長部分1022は、基体3cからの支持部材5cの引出しのストロークに対する繰出し機構10の長さの不足分に対応して設けられる。つまり、引出しのストロークに対して、回転中心となる軸1034を基体3cの外へ引出し、かつ支持部材5cにも充分な長さを与えるように設けられており、それに角度調整の際の斜辺815,825;915,925同士の干渉を抑えるためのマージンが含まれていてもよい。
このように構成することで、繰出し機構10の略中間に設けられている角度調整機構103によって、支持部材5c、すなわち入出力部4の略半分43と、基体3c、すなわち入出力部4の残り略半分44とが、一直線上に延びるだけではなく、角度を持って連結されることができ、たとえば腕時計型の情報端末装置では、上方に引出した支持部材5cの遊端側が上向き、見易くなったり、或いは携帯電話として用いられる情報端末装置では、支持部材5cの遊端側が耳、基体3cの遊端側が口に近くなり、通話し易くなったりする。
さらに、前述のように、基体3cおよび支持部材5cの各片81,82;91,92は相互に等しい厚みに形成され、支持部材5cおよび基体3cの相互に嵌り合うコの字および逆コの字状の連結部分には折畳み部材83,84;93,94を備えているので、図13(b)のように、繰出し機構10の一端(第1の部分101)を基体3cの前方側の片81の後方側に連結し、他端(第2の部分102)を支持部材5cの後方側の片92の前方側に連結しても、図13(c)で示すように繰出し機構10を繰出した後、折畳み部材83,84;93,94を畳むことで、図13(d)で示すように、前記コの字の内部には隙間が無くなり、すなわち基体3cと支持部材5cとの表裏両面を面一とすることができる。
したがって、繰出し機構10の端部1019,1029を前記コの字の連結部分に連結した場合のような段差を、容易に無くすことができるとともに、横並びになった基体3cおよび支持部材5cの厚みが薄くなり、角度調整機構103による折曲げも容易になる。
ここで、該情報端末装置1cでは、前方側の片81の天面316には、連結部材85,86が摺動するスリット817,818と、第2の案内部材7aを案内する第2の長孔3161,3162とが相互に近接して配置され、連結部材85,86と第2の案内部材7aとは、相対的に逆方向に移動することになる。そこで、第2の案内部材7aを、入出力部4の残り略半面44の支持に影響の出ない範囲で短く形成して、前記スリット817,818と第2の長孔3161,3162との間隔を大きくし、天面316の裏側で、それらの間に、ループ状に張架されている案内ワイヤまたはベルトを配置し、前記ピン853,863をその案内ワイヤまたはベルトに連結される移動片に連結し、第2の案内部材7aの端部もその案内ワイヤまたはベルトに連結しておくことで、支持部材5cの基体3cからの引出しによる移動片から案内ワイヤまたはベルトの移動(回転)によって、前記第2の案内部材7aを、前記一側方310から他側方315へ駆動することが可能になる。
こうして、基体3cからの支持部材5cの引出しに伴い、第2の案内部材7aが連動して、一側方310から他側方315へ移動され、入出力部4の残り略半面44を展開するとともに、ひっくり返すことができる。たとえば、スリット817,818が、斜辺815に進入する際は、前記移動片からピン853,863が外れ、斜辺815から天面316に戻る際に掴まえるようにすればよい。また、連結部材85,86と第2の案内部材7aとの移動量(ストローク)に差異がある場合には、前記案内ワイヤまたはベルトを、径の異なるドラムやプーリーに巻き掛けるなどして、その差異を吸収することができる。
1,1a,1b,1c 情報端末装置
11 文字盤部分
2 リストバンド
3,3a,3b,3c 基体
31 第1の部分
310 一側部
311,311b;312,312b 側壁
3111,3111b;3121,3121b 第1の長孔
3111b1 引出し部分
3111b2 傾斜部分
3111b3 終端部分
313,314 収納空間
315 他側部
316 天面
3161,3162 第2の長孔
32 第2の部分
321,322 側壁
3211,3221 第2の長孔
4 入出力部
40 (引出し)方向
41,42 辺
43 略半面
44 残り略半面
45 基端
46 軸
461,462 部分
471,472 スリット
5,5b,5c 支持部材
51,52 側部(辺)
58 第1の案内部材
580 案内片
581,582 案内ピン
6 第1の案内部材
61,62 移動部材
611,621 側部
631,632,641,642 リンク
66 連結部材
7,7a 第2の案内部材
70,70a ロッド
71,72 支持片
75,76 受け部材
81,91 前方側の片
811,821;812,822 ピン孔
813,814;823,824 切欠き
815,825;915,925 斜辺
817,818;927,928 スリット
82,92 後方側の片
827,828;917,918 スリット
83,84;93,94 折畳み部材
85,86;95,96 連結部材
851,861;951,961 板状体
852,853;862,863;952,953;962,963 ピン
10 繰出し機構
101 第1の部分
1011 内部空間
102 第2の部分
1021 本体
1022 延長部分
103 角度調整機構
1031 回転部
1032,1033 ブラケット

Claims (10)

  1. 携帯可能な情報端末装置において、
    相互に平行な一対の辺を有するフィルム状に形成され、前記情報端末装置としての表示および/または入力操作を実現することができ、前記一対の辺方向の略半面が前面に臨む2つ折り状態と、全面が前面に臨む展開状態とで使用可能な入出力部と、
    前記入出力部の前記略半面の部分を裏面側から支持する支持部材と、
    前記2つ折り状態で、前記支持部材の背後側に配置される基体と、
    前記支持部材を、前記基体の前に支持している前記2つ折り状態から、前記一対の辺方向へ案内し、さらに後方へ沈下させて前記支持部材が前記基体の一側方に並ぶ前記展開状態にする第1の案内部材と、
    前記2つ折り状態で、前記基体の一側方付近において、前記入出力部の残り略半面の基端側を枢支しており、前記第1の案内部材による前記支持部材の一側方への変位に伴い、他側方へ移動することで、前記入出力部の前記残り略半面を表返す第2の案内部材とを含み、
    前記基体は、前記第1の案内部材を案内する第1の部分と、前記第2の案内部材を案内する第2の部分との2段が積層されて構成され、
    前記第1の部分は、前記入出力部における前記一対の辺の間を幅方向とするとき、その幅方向の両端部の側壁に、前記一対の辺方向に延び、かつ前記一側方に開口した第1の長孔が形成されて、前記一対の辺方向に延びる収納空間を有し、
    前記第1の案内部材は、
    前記収納空間から前記一側方に出没自在の板またはロッド状の移動部材と、
    前記第1の長孔を通して一端が前記移動部材の側部に連結され、他端が前記支持部材の側部に連結されるリンクとを備え、
    前記移動部材が前記収納空間から突出することで前記支持部材を一側方へ案内し、前記リンクが揺動することで前記支持部材を後方へ沈下させて前記基体の一側方に並ばせ、
    前記第2の部分は、前記幅方向の両端部の側壁に、前記一対の辺方向に延びる第2の長孔を有し、
    前記第2の案内部材は、前記第2の長孔上を摺動し、該第2の案内部材上で前記入出力部の基端側を枢支することを特徴とする情報端末装置。
  2. 携帯可能な情報端末装置において、
    相互に平行な一対の辺を有するフィルム状に形成され、前記情報端末装置としての表示および/または入力操作を実現することができ、前記一対の辺方向の略半面が前面に臨む2つ折り状態と、全面が前面に臨む展開状態とで使用可能な入出力部と、
    前記入出力部の前記略半面の部分を裏面側から支持する支持部材と、
    前記2つ折り状態で、前記支持部材の背後側に配置される基体と、
    前記支持部材を、前記基体の前に支持している前記2つ折り状態から、前記一対の辺方向へ案内し、さらに後方へ沈下させて前記支持部材が前記基体の一側方に並ぶ前記展開状態にする第1の案内部材と、
    前記2つ折り状態で、前記基体の一側方付近において、前記入出力部の残り略半面の基端側を枢支しており、前記第1の案内部材による前記支持部材の一側方への変位に伴い、他側方へ移動することで、前記入出力部の前記残り略半面を表返す第2の案内部材とを含み、
    前記基体は、前記入出力部における前記一対の辺の間を幅方向とするとき、その幅方向の両端部の側壁に、前記一対の辺方向に延び、かつ前記一側方に開口した第1の長孔が形成されて、前記一対の辺方向に延びる収納空間を有するとともに、その天面には、前記一対の辺方向に延びる第2の長孔を有し、
    前記第1の案内部材は、
    前記収納空間から前記一側方に出没自在の板またはロッド状の移動部材と、
    前記第1の長孔を通して一端が前記移動部材の側部に連結され、他端が前記支持部材の側部に連結されるリンクとを備え、
    前記移動部材が前記収納空間から突出することで前記支持部材を一側方へ案内し、前記リンクが揺動することで前記支持部材を後方へ沈下させて前記基体の一側方に並ばせ、
    前記第2の案内部材は、前記第2の長孔上を摺動し、該第2の案内部材上で前記入出力部の基端側を枢支することを特徴とする情報端末装置。
  3. 前記移動部材は、一対のロッドが、前記一側部側で連結されて、略コの字状に形成されることを特徴とする請求項または記載の情報端末装置。
  4. 前記リンクは、前記移動部材の両側を1組として、該移動部材の前記一対の辺方向に間隔を開けて2組設けられることを特徴とする請求項の何れか1項に記載の情報端末装置。
  5. 携帯可能な情報端末装置において、
    相互に平行な一対の辺を有するフィルム状に形成され、前記情報端末装置としての表示および/または入力操作を実現することができ、前記一対の辺方向の略半面が前面に臨む2つ折り状態と、全面が前面に臨む展開状態とで使用可能な入出力部と、
    前記入出力部の前記略半面の部分を裏面側から支持する支持部材と、
    前記2つ折り状態で、前記支持部材の背後側に配置される基体と、
    前記支持部材を、前記基体の前に支持している前記2つ折り状態から、前記一対の辺方向へ案内し、さらに後方へ沈下させて前記支持部材が前記基体の一側方に並ぶ前記展開状態にする第1の案内部材と、
    前記2つ折り状態で、前記基体の一側方付近において、前記入出力部の残り略半面の基端側を枢支しており、前記第1の案内部材による前記支持部材の一側方への変位に伴い、他側方へ移動することで、前記入出力部の前記残り略半面を表返す第2の案内部材とを含み、
    前記基体は、前記入出力部における前記一対の辺の間を幅方向とするとき、その幅方向の両端部の側壁に、前記一対の辺方向に延びる引出し部分と、前記引出し部分に連通し、予め定める傾斜で後方に傾く傾斜部分と、前記傾斜部分に連通し、前記引出し部分と平行の終端部分とを備えて構成される第1の長孔が形成されるとともに、前記一側方の面は、前記傾斜部分から終端部分に沿って形成され、かつその天面には、前記一対の辺方向に延びる第2の長孔を有し、
    前記第1の案内部材は、前記支持部材の前記他側方の端部から後方へ延設され、前記基体の一対の側壁をそれぞれ覆う一対の案内片と、前記一対の案内片から立設され、前記一対の辺方向に間隔を開けて配置されて前記第1の長孔内を摺動可能な2本の円柱状の案内ピンとを備え、
    前記第2の案内部材は、前記第2の長孔上を摺動し、前記基体の天面上で前記入出力部の基端側を枢支することを特徴とする情報端末装置。
  6. 携帯可能な情報端末装置において、
    相互に平行な一対の辺を有するフィルム状に形成され、前記情報端末装置としての表示および/または入力操作を実現することができ、前記一対の辺方向の略半面が使用者と対面するように該情報端末装置の前面に位置する2つ折り状態と、全面が前面に位置する展開状態とで使用可能な入出力部と、
    前記入出力部の前記略半面の部分を裏面側から支持する支持部材と、
    前記2つ折り状態で、前記支持部材の背後側に配置される基体と、
    前記支持部材を、前記基体の前に支持している前記2つ折り状態から、前記一対の辺方向へ案内し、さらに後方へ沈下させて前記支持部材が前記基体の一側方に並ぶ前記展開状態にする第1の案内部材と、
    前記2つ折り状態で、前記基体の一側方付近において、前記入出力部の残り略半面の基端側を枢支しており、前記第1の案内部材による前記支持部材の一側方への変位に伴い、他側方へ移動することで、前記入出力部の前記残り略半面を表返す第2の案内部材とを含み、
    前記支持部材および基体は、前記一対の辺方向の断面が、相互に嵌り合うコの字および逆コの字状に形成され前記使用者に近い前方側の片および遠い後方側の片ならびにそれらの片の基端部間を連結する連結部分とを備えて成り、
    前記第1の案内部材は、
    前記基体の前記前方側の片および前記支持部材の前記後方側の片において、前記入出力部における前記一対の辺の間を幅方向とするとき、その幅方向の両端部付近にそれぞれ形成され、前記一対の辺方向に延びる第1の長孔と、
    前記支持部材の前記前方側の片および前記基体の前記後方側の片の遊端部付近に枢支され、前記基体の前方側の片における前記第1の長孔および前記支持部材の後方側の片における前記第1の長孔をそれぞれ摺動する連結部材とを備えて構成され、
    前記連結部材が摺動することで、前記支持部材が前記基体から、前記相互の嵌り合いを解消するように一側方へ案内され、前記連結部材が揺動することで、前記支持部材を後方へ沈下させて、前記基体の一側方に前記支持部材を並ばせ、
    前記基体の前方側の片の天面には、前記一対の辺方向に延びる第2の長孔が形成され、前記第2の案内部材は、前記第2の長孔上を摺動し、該第2の案内部材上で前記入出力部の基端側を枢支することを特徴とする情報端末装置。
  7. 前記基体の前方側の片と前記支持部材の前方側の片とは、および前記支持部材の後方側の片と前記基体の後方側の片とは、それぞれ相互に等しい厚みに形成されることを特徴とする請求項記載の情報端末装置。
  8. 前記連結部材は、板または棒状体の両端部付近に、その板または棒状体を揺動自在に枢支するためのピンが立設されて成り、
    前記基体の前方側の片の前方側の面と前記支持部材の前方側の片の後方側の面との間および前記支持部材の後方側の片の後方側の面と前記基体の後方側の片の前方側の面との間を、前記一対の辺方向への案内時における滑動面とし、
    前記基体の前方側の片および前記支持部材の後方側の片には、その滑動面の基端側から遊端側端面に亘って、前記第1の長孔として、前記板または棒状体が緩挿するスリットが形成され、かつそのスリットに連通して、それらの片の部側には拡幅された前記ピンの案内溝を有することを特徴とする請求項または記載の情報端末装置。
  9. 前記基体の前記逆コの字における前方側の片前記支持部材の前記コの字における後方側の片との間には、前記一対の辺方向への案内時に伸長する繰出し機構が介在され、
    前記繰出し機構の略中間には、角度調整機構が設けられていることを特徴とする請求項の何れか1項に記載の情報端末装置。
  10. 前記基体および支持部材の各片は、相互に等しい厚みに形成され、
    前記支持部材および基体の相互に嵌り合うコの字および逆コの字状の連結部分は、一対の前後の片の間隔を開閉自在に連結する折畳み部材を備えていることを特徴とする請求項記載の情報端末装置。
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