JP6737070B2 - 厚さ検出装置、媒体鑑別装置、及び、媒体取扱装置 - Google Patents
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<媒体取扱装置の構成>
以下、図1を参照して、本実施形態1に係る媒体取扱装置1の構成につき説明する。図1は、本実施形態1に係る媒体取扱装置1の概略構成を示す側断面図である。媒体取扱装置1は紙葉状の媒体を取り扱う装置である。ここでは、媒体取扱装置1が現金自動預払機であり、媒体が紙幣でるものとして説明する。現金自動預払機は、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行う装置である。
入出金部2は、媒体(紙幣)を入金したり出金したりする部位である。
搬送路3は、媒体(紙幣)が搬送される通路である。
搬送部4は、媒体(紙幣)を搬送する機構である。
媒体鑑別装置5は、媒体(紙幣)を鑑別する鑑別部として機能する装置である。
一時保留部6は、媒体(紙幣)を一時的に保留する部位である。
リジェクトカセット7は、再流用が不能な媒体(紙幣)を収容するカセットである。
紙幣カセット8は、再流用が可能な媒体(紙幣)を収容するカセットである。
本発明は、媒体鑑別装置5に用いられている厚さ検出装置5c(図2〜図4参照)の構成に特徴がある。そこで、以下、図2を参照して、媒体鑑別装置5の概略構成を説明し、その後に、図3及び図4を参照して、厚さ検出装置5cの具体的な構成について説明する。図2は、媒体鑑別装置5の概略構成を示す側断面図である。図3は、厚さ検出装置5cの構成を示す側断面図である。図4は、厚さ検出装置5cの正面図であり、図3に示す厚さ検出装置5cを右方向から見た構成を示している。ここでは、媒体鑑別装置5が水平方向に配置されているものとして説明する。ただし、媒体鑑別装置5は垂直方向や斜め方向に配置することもできる。
磁気検知部5aは、媒体BLに埋め込まれた磁気情報を磁気センサSn5aで検知する機構である。
光学検知部5bは、媒体BLの画像情報を、搬送路3の上下に配置された光学センサSn5b1,Sn5b2で検知する機構である。
厚さ検出装置5cは、媒体BLの厚さを検知する厚さ検知部として機能する装置である。
搬送ローラ5dは、媒体BLを搬送するローラである。図示例では、2つで一組の8つの搬送ローラ5dが搬送路3の上下に対向配置されている。
制御部5eは、各構成要素の動作を制御する機能手段である。
なお、基準シャフト12と基準ローラ11とは、別々の部品として構成されていてもよく、又は、1つの部品として一体に形成されていてもよい。また、基準ローラ11は、個々のチェックローラ21に対応して、複数に分割された構造になっていてもよい。基準ローラ11が複数に分割された構造になっている場合に、それぞれの基準ローラ11は1本の長尺な基準シャフト12に連結された構成になる。
スプリング51は、ブラケット31を介してチェックローラ21を基準ローラ11に押し付ける付勢部材である。
変位センサSn5cは、チェックローラ21の変位を検出する検出部である。
係る構成において、厚さ検出装置5cは、以下のように動作する。
媒体BLが搬送されていない状態において、厚さ検出装置5cは、圧縮されたスプリング51の弾性力でブラケット31を下方向に付勢している。そのため、チェックローラ21が基準ローラ11に押し付けられている。
このような厚さ検出装置5cは、以下の特徴点を有している。
(1)厚さ検出装置5cでは、変位センサSn5cがブラケット31のターゲット面TG(ブラケット31の先端部31aの下面)よりも搬送路3側に配置されている。そのため、厚さ検出装置5cは、媒体BLが基準ローラ11とチェックローラ21との間を通過する際に、ブラケット31のターゲット面TGが変位センサSn5cから離間する方向に変位する構造になっている。
なお、「センサ特性の良い位置」とは、例えば、図9に示す例では、変位量Δgに対して比較的大きなセンサ出力D1を出力することができる間隔g1付近の位置を意味している。この位置は、変位センサSn5cの出力値の測定性能やS/N比が良い位置となっている。
実施形態1に係る厚さ検出装置5cは、ロワフレーム64が上部ユニット5Uの図示せぬサイドフレームに固定されただけの構成になっている。
これに対し、本実施形態2では、ロワフレーム64が固定フレーム65を介してアッパフレーム61aに間接的に固定されている厚さ検出装置5c1を提供する。
なお、「センサ特性の悪い位置」とは、例えば、図9に示す例では、変位量Δgに対して比較的小さなセンサ出力D2しか出力することができない間隔g2付近の位置を意味している。この位置は、変位センサSn5cの出力値の測定性能やS/N比が悪い位置となっている。
しかも、本実施形態2に係る厚さ検出装置5c1によれば、実施形態1に係る厚さ検出装置5cに比べて、仮にロワフレーム64が歪み易くなっていたとしても、その歪みを有効に抑制することができる。その結果、恒常的に安定して、媒体BLの厚さの検出精度を向上させることができる。
例えば、前記した実施形態は、本発明の要旨を分かり易く説明するために詳細に説明したものである。そのため、本発明は、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されるものではない。また、本発明は、ある構成要素に他の構成要素を追加したり、一部の構成要素を他の構成要素に変更したりすることができる。また、本発明は、一部の構成要素を削除することもできる。
2 入出金部
3 搬送路
3a 搬送面
4 搬送部
5 鑑別部(媒体鑑別装置)
5a 磁気検知部
5b 光学検知部
5c,5c1,5c2 厚さ検知部(厚さ検出装置)
5d 搬送ローラ
5e 制御部
5L 下部ユニット
5U 上部ユニット
6 一時保留部
7 リジェクトカセット
8 紙幣カセット
11 基準ローラ
12 基準ローラシャフト(基準軸体)
21 チェックローラ
22 チェックローラシャフト(検出軸体)
31 ブラケット
31a 先端部
41 支持部材
44 支点シャフト(回動軸体)
51 スプリング(付勢部材)
61,61a アッパフレーム(第1フレーム)
62 中板部
63 センサ制御基板
64 ロワフレーム(第2フレーム)
65 固定フレーム(第3フレーム)
66 折り曲げ部
68a,68b 取付孔
69a,69b,71 取付ねじ
BL 媒体
g 間隔
Δg 変位量
Sn5a 磁気センサ
Sn5b1,Sn5b2 光学センサ(検出部)
Sn5c 変位センサ
TG ターゲット面
Claims (6)
- 基準ローラと、
前記基準ローラと対向して配置され、当該基準ローラと当接するチェックローラと、
前記チェックローラを保持するブラケットと、
前記ブラケットに取り付けられ、前記チェックローラを前記基準ローラに付勢させる付勢部材と、
前記基準ローラと前記チェックローラとの間に形成される搬送面を媒体が通過することによる該チェックローラの変位を検出する検出部と、
前記ブラケットを支持する第1フレームと、
前記検出部を支持する第2フレームと、
前記第1フレームと前記第2フレームとを固定する第3フレームと、を備え、
前記ブラケットには、前記検出部が変位を検出するためのターゲット面が形成されており、
前記検出部は、直線状に配置された複数の変位センサを有するとともに、前記ブラケットのターゲット面よりも前記搬送面側に配置されており、
前記第3フレームは、L字状の形状を呈するとともに、前記変位センサの配置方向に一定の幅を有しており、かつ、L字の一辺で前記第1フレームに固定されているとともに、L字の他辺で少なくとも前記第2フレームにおける前記変位センサの配置方向の中央部に固定されている
ことを特徴とする厚さ検出装置。 - 基準ローラと、
前記基準ローラと対向して配置され、当該基準ローラと当接するチェックローラと、
前記チェックローラを保持するブラケットと、
前記ブラケットに取り付けられ、前記チェックローラを前記基準ローラに付勢させる付勢部材と、
前記基準ローラと前記チェックローラとの間に形成される搬送面を媒体が通過することによる該チェックローラの変位を検出する検出部と、
前記ブラケットを支持する第1フレームと、
L字状の形状を呈するとともに、前記媒体が通過する方向に対して直交する方向に一定の幅を有しており、かつ、前記検出部を支持するL字状フレームと、を備え、
前記ブラケットには、前記検出部が変位を検出するためのターゲット面が形成されており、
前記検出部は、前記ブラケットのターゲット面よりも前記搬送面側に配置されており、
前記L字状フレームの一辺は、前記第1フレームに固定され、前記L字状フレームの他辺は、前記検出部を支持している
ことを特徴とする厚さ検出装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の厚さ検出装置において、
前記ブラケットは、支点シャフトを介して前記第1フレームに回動自在に支持されている
ことを特徴とする厚さ検出装置。 - 請求項3に記載の厚さ検出装置において、
前記検出部及び前記ブラケットのターゲット面は、前記チェックローラよりも前記支点シャフトから遠い位置に配置されている
ことを特徴とする厚さ検出装置。 - 基準ローラと、
前記基準ローラと対向して配置され、当該基準ローラと当接するチェックローラと、
前記チェックローラを保持するブラケットと、
前記ブラケットに取り付けられ、前記チェックローラを前記基準ローラに付勢させる付勢部材と、
前記基準ローラと前記チェックローラとの間に形成される搬送面を媒体が通過することによる該チェックローラの変位を検出する検出部と、
前記ブラケットを支持する第1フレームと、
前記検出部を支持する第2フレームと、
前記第1フレームと前記第2フレームとを固定する第3フレームと、
前記媒体の画像情報を検知する光学検知部及び前記媒体に埋め込まれた磁気情報を検知する磁気検知部のいずれか一方又は双方と、を備え、
前記ブラケットには、前記検出部が変位を検出するためのターゲット面が形成されており、
前記検出部は、直線状に配置された複数の変位センサを有するとともに、前記ブラケットのターゲット面よりも前記搬送面側に配置されており、
前記第3フレームは、L字状の形状を呈するとともに、前記変位センサの配置方向に一定の幅を有しており、かつ、L字の一辺で前記第1フレームに固定されているとともに、L字の他辺で少なくとも前記第2フレームにおける前記変位センサの配置方向の中央部に固定されている
ことを特徴とする媒体鑑別装置。 - 基準ローラと、
前記基準ローラと対向して配置され、当該基準ローラと当接するチェックローラと、
前記チェックローラを保持するブラケットと、
前記ブラケットに取り付けられ、前記チェックローラを前記基準ローラに付勢させる付勢部材と、
前記基準ローラと前記チェックローラとの間に形成される搬送面を媒体が通過することによる該チェックローラの変位を検出する検出部と、
前記ブラケットを支持する第1フレームと、
前記検出部を支持する第2フレームと、
前記第1フレームと前記第2フレームとを固定する第3フレームと、
前記媒体を搬送する搬送部と、を備え、
前記ブラケットには、前記検出部が変位を検出するためのターゲット面が形成されており、
前記検出部は、直線状に配置された複数の変位センサを有するとともに、前記ブラケットのターゲット面よりも前記搬送面側に配置されており、
前記第3フレームは、L字状の形状を呈するとともに、前記変位センサの配置方向に一定の幅を有しており、かつ、L字の一辺で前記第1フレームに固定されているとともに、L字の他辺で少なくとも前記第2フレームにおける前記変位センサの配置方向の中央部に固定されている
ことを特徴とする媒体取扱装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016164245A JP6737070B2 (ja) | 2016-08-25 | 2016-08-25 | 厚さ検出装置、媒体鑑別装置、及び、媒体取扱装置 |
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