JP6736251B2 - 経口組成物 - Google Patents

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Description

本発明はグルコサミン化合物を含有する経口組成物に関する。特に、本発明は、グルコサミン化合物が有する抗炎症作用が一層増強されてなるグルコサミン化合物含有経口組成物(以下、「抗炎症作用強化グルコサミン化合物含有経口組成物」ともいう)に関する。また、本発明は当該抗炎症作用強化グルコサミン化合物含有経口組成物の製造方法に関する。
関節は骨と骨の連結部位であり、膝、肘、肩及び腰などを含む体中のいたるところに存在する。関節を隔てた骨同士は関節軟骨を介在して接し、筋肉や靭帯によって構成されている。関節は動作時に屈曲伸展を繰り返すので、そこにかかる負担は非常に大きなものである。ゆえに、経年(加齢)や運動疲労等により、関節軟骨の磨り減り、筋肉の脆弱化、血行障害などを生じることとなり、種々痛みを感じるようになる。これが広義に関節痛と呼ばれる症状である。
この症状を根本的に改善する方法としては磨り減った軟骨の補充が挙げられるが、かかる根本治療とは別に(または並行して)炎症や痛みを軽減することも重要であり、そのために従来から抗炎症作用を有する鎮痛成分を経口的に投与(摂取)することが行われており、そのための経口組成物も種々提案されている。例えば、特許文献1では、グルコサミンとプロピオン酸誘導体(鎮痛剤)を組み合わせた鎮痛製剤が、また特許文献2では、植物系生薬による鎮痛剤、抗酸化剤、ビタミン複合体及びグルコサミン等の複数の成分を組み合わせた鎮痛用健康補助食品が提案されている。しかしながら、鎮痛剤を用いた場合、胃粘膜障害などの副作用が生じることがある等の不具合があり、服用(摂取)を日常的に継続し難いという問題がある。一方で食品として使用できる成分を利用した場合は、鎮痛効果が十分でないという問題がある。
特開2006−290812号公報 特開2003−088329号公報
上記の背景の下、昨今、抗炎症作用を有する物質としてグルコサミンが注目されている。その薬理作用等の研究も盛んに行われているものの、その抗炎症作用の増強に関しては、いまだ十分な研究がなされているとはいえない。
本発明は、こうしたグルコサミンを始めとするグルコサミン化合物が有する抗炎症作用を増強し、関節炎などの炎症をより有効に改善することができる経口組成物を提供することを目的とする。また本発明は、グルコサミン化合物の抗炎症作用が増強してなるグルコサミン化合物含有組成物の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく、鋭意検討を重ねていたところ、グルコサミンを始めとするグルコサミン化合物に、含硫アミノ酸、アガロオリゴ糖、及びプロテオグリカンからなる群から選択される少なくとも1種を組み合わせることで、グルコサミン化合物が有する抗炎症作用が有意に増強することを見出し、特に関節炎の抗炎症用組成物として有効であることを確認した。
本発明はかかる知見に基づいて完成したものであり、下記の実施形態を有する。
(I)抗炎症作用強化グルコサミン化合物含有経口組成物
I−1.(A)グルコサミン化合物、並びに(B)含硫アミノ酸、アガロオリゴ糖、及びプロテオグリカンからなる群から選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする経口組成物。
I−2.(A)グルコサミン化合物が、グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、及びこれらの塩からなる群から選択される少なくとも1種であるI−1に記載する経口組成物。
I−3.(B)含硫アミノ酸がメチオニン、システイン、及びタウリンからなる群から選択される少なくとも1種であるI−1またはI−2に記載する経口組成物。
I−4.(A)成分1重量部に対して、(B)成分を0.04〜2.5重量部、好ましくは0.08〜1.2重量部、より好ましくは0.08〜0.28重量部の割合で含有する、I−1〜I−3のいずれかに記載する経口組成物。
(II)抗炎症作用強化グルコサミン化合物含有経口組成物の製造方法
II−1.(A)グルコサミン化合物に、(B)含硫アミノ酸、アガロオリゴ糖、及びプロテオグリカンからなる群から選択される少なくとも1種を配合してグルコサミン化合物の抗炎症作用を増強させることを特徴とする、抗炎症作用強化グルコサミン化合物含有経口組成物の製造方法。
II−2.(A)グルコサミン化合物がグルコサミン、N−アセチルグルコサミン、及びこれらの塩からなる群から選択される少なくとも1種であるII−1に記載する製造方法。
II−3.(B)含硫アミノ酸がメチオニン、システイン、及びタウリンからなる群から選択される少なくとも1種であるII−1またはII−2に記載する製造方法。
II−4.(A)成分1重量部に対して、(B)成分を0.04〜2.5重量部、好ましくは0.08〜1.2重量部、より好ましくは0.08〜0.28重量部の割合で配合する、II−1〜II−3のいずれかに記載する製造方法。
なお、本発明は下記に記載するようにグルコサミン化合物が有する抗炎症作用を増強する方法を提供するものである。当該本発明の方法は、グルコサミン化合物の薬効である抗炎症作用を増強する方法、つまりグルコサミン化合物に対して行われる薬効増強方法であって、人に対して行われる治療方法でもまたそれを含むものでもない。
(III)グルコサミン化合物の抗炎症作用増強方法
III−1.(A)グルコサミン化合物に、(B)含硫アミノ酸、アガロオリゴ糖、及びプロテオグリカンからなる群から選択される少なくとも1種を配合することを特徴とする、グルコサミン化合物が有する抗炎症作用を増強させる方法(ただし、人に対する治療方法を除く)。
III−2.(A)グルコサミン化合物がグルコサミン、N−アセチルグルコサミン、及びこれらの塩からなる群から選択される少なくとも1種であるIII−1に記載する方法。
III−3.(B)含硫アミノ酸がメチオニン、システイン、及びタウリンからなる群から選択される少なくとも1種であるIII−1またはIII−2に記載する方法。
III−4.(A)成分1重量部に対して、(B)成分を0.04〜2.5重量部、好ましくは0.08〜1.2重量部、より好ましくは0.08〜0.28重量部の割合で配合する、III−1〜III−3のいずれかに記載する方法。
本発明によれば、グルコサミンの抗炎症作用がより増強してなる抗炎症作用強化グルコサミン含有経口組成物を提供することができる。当該経口組成物によれば、グルコサミンが本来有する抗炎症作用が増強されているため、関節炎、関節捻挫、半月版損傷、靭帯損傷、変形性関節症、関節リウマチなどの炎症を治療または改善するために好適に使用することができる。また、本発明の経口組成物は、抗炎症作用が増強されるため、従来公知の消炎鎮痛剤を併用する必要がなく、このため、消炎鎮痛剤の配合に起因する胃粘膜障害などの副作用の招来を防止することができる。
(I)抗炎症作用強化グルコサミン化合物含有経口組成物
本発明の経口組成物は、(A)グルコサミン化合物、並びに(B)含硫アミノ酸、アガロオリゴ糖、及びプロテオグリカンからなる群から選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする。
(A)グルコサミン化合物
本発明が対象とするグルコサミン化合物には、グルコサミン及びその誘導体、並びにこれらの塩が含まれる。なお、グルコサミンは、2−アミノ−2−デオキシグルコースまたはキトサミンとも呼ばれる代表的なアミノ糖であり、当該グルコサミンには、D体、L体及びDL体のいずれでもが含まれる。
グルコサミンの誘導体には、グルコサミンの水酸基またはアミノ基をアルキル基またはアシル基で置換した化合物が含まれる。例えば、グルコサミンの誘導体としては、グルコサミンのアミノ基をメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル基、及びtert-ブチル基等の炭素数1〜6のアルキル基、またはアセチル基及びベンゾイル基等のアシル基で置換した化合物を挙げることができる。好ましくはグルコサミンのアミノ基をメチル基やエチル基といった炭素数1〜2のアルキル基で置換した化合物、及びグルコサミンのアミノ基をアセチル基で置換した化合物である。より好ましくは、グルコサミンのアミノ基をアセチル基で置換したN−アセチルグルコサミンである。
本発明のグルコサミン化合物には、上記グルコサミン及びその誘導体の塩も含まれる。当該塩は、グルコサミンまたはその誘導体の薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容される塩であればよく、特にその種類は限定されない。薬理学的又は生理学的に許容される塩としては、例えば、有機酸塩(例えば、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、酪酸塩、パルミチン酸塩、及びステアリン酸塩などのモノカルボン酸塩;フマル酸塩やマレイン酸塩などの多価カルボン酸塩;乳酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、及びマロン酸塩などのオキシカルボン酸塩;メタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、及びトシル酸塩などの有機スルホン酸塩など)、無機酸塩(例えば、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩など)、有機塩基との塩、及び無機塩基との塩[例えば、アンモニウム塩;アルカリ金属(ナトリウム、カリウムなど)、アルカリ土類金属(カルシウム、マグネシウムなど)、アルミニウムなどの金属との塩など]などが例示できる。好ましくは、グルコサミン塩酸塩、グルコサミン硫酸塩である。特に好ましくはグルコサミン塩酸塩である。
これらのグルコサミン化合物は、天然物から精製して得られる化合物であっても、また合成によって得られる化合物であってもよく、また市販のグルコサミンもしくはその誘導体またはそれらの塩も使用することができる。なお、本発明の経口組成物に配合するグルコサミン化合物は、上記のグルコサミン及びその誘導体、並びにこれらの塩から選択される一種であってもよいし、また二種以上の任意の組み合わせであってもよい。
本発明の経口組成物中に配合するグルコサミン化合物の割合は、本発明の効果を奏する範囲であれば特に制限されないものの、通常23〜90重量%(総量)の範囲から選択することができる。好ましくは26〜89重量%であり、より好ましくは50〜88重量%である。
(B)含硫アミノ酸、アガロオリゴ糖、及びプロテオグリカン
(B−1)含硫アミノ酸
上記グルコサミンと併用する含硫アミノ酸とは硫黄を含むアミノ酸の総称である。具体的には、メチオニン、システイン、シスチン、シスタチオニン、及びタウリンを挙げることができる。好ましくはメチオニン、及びシステインである。これらは一種単独で、本発明の経口組成物に配合することができるが、二種以上を任意に併用して使用することもできる。
本発明の経口組成物中に配合する含硫アミノ酸の割合は、本発明の効果を奏する範囲であれば特に制限されないものの、通常0.9〜70重量%(総量)の範囲から選択することができる。好ましくは4〜50重量%であり、より好ましくは7〜21重量%である。
また、本発明の経口組成物中に含まれるグルコサミン化合物1重量部に対する含硫アミノ酸の配合割合も、本発明の効果を奏する範囲であればよく、通常0.04〜2.5重量部の割合から選択することができる。当該割合の下限値として、好ましくは0.08重量部、を挙げることができる。また上限値として、好ましくは2重量部、より好ましくは1.2重量部、特に好ましくは0.28重量部を挙げることができる。
(B−2)アガロオリゴ糖
アガロオリゴ糖は、構成単位であるD−ガラクトシル−(β1→4)−3,6−アンヒドロ−α−ガラクトース(=アガロビオース:ガラクトースと3,6−アンハイドロガラクトースからなる2糖)がα1、3結合で結合し、3,6−アンハイドロガラクトピラノースを還元末端に有するオリゴ糖である。アガロオリゴ糖としては、アガロビオース(2糖)、アガロテトラオース(4糖)、アガロヘキサオース(6糖)、アガロオクタオース(8糖)、及びアガロデカオース(10糖)が例示される。好ましくはアガロビオース(2糖)、アガロテトラオース(4糖)、アガロヘキサオース(6糖)、及びアガロオクタオース(8糖)である。本発明においては、1種のアガロオリゴ糖を単独で用いても良いし、2種以上のアガロオリゴ糖の混合物を用いても良い。アガロオリゴ糖は、公知の製法により製造されるものを使用することができ、特に限定されないものの、例えば、国際公開第00/69285号パンフレットに記載の製法に従って製造することができる。当該方法は、具体的には原料寒天を固体酸により酸分解する方法であり、当該方法で得られるアガロビオース、アガロテトラオース、アガロヘキサオース、及びアガロオクタオースを含有するアガロオリゴ糖の混合物を、本発明のアガロオリゴ糖として使用することもできる。なお、このように原料として寒天を用いて調製されたアガロオリゴ糖は、寒天オリゴ糖と呼ばれることもあり、本発明で使用するアガロオリゴ糖には当該寒天オリゴ糖が包含される。アガロビオース、アガロテトラオース、アガロヘキサオース、及びアガロオクタオースを含有するアガロオリゴ糖の混合物としては、市販のものを使用することができ、かかるものとしてアガオリゴ(登録商標)(タカラバイオ社製)、を使用することもできる。
本発明の経口組成物中に配合するアガロオリゴ糖の割合は、本発明の効果を奏する範囲であれば特に制限されないものの、通常0.9〜70重量%(総量)の範囲から選択することができる。好ましくは4〜70重量%であり、より好ましくは45〜70重量%である。
また、本発明の経口組成物中に含まれるグルコサミン化合物1重量部に対するアガロオリゴ糖の配合割合も、本発明の効果を奏する範囲であればよく、通常0.04〜2.5重量部の割合から選択することができる。当該割合の下限値として、好ましくは0.08重量部、より好ましくは0.1重量部、さらに好ましくは0.2重量部、特に好ましくは1.0重量部を挙げることができる。また上限値として、好ましくは2.5重量部を挙げることができる。
(B−3)プロテオグリカン
プロテオグリカン(Proteoglycan)は、ムコ多糖とタンパク質の複合体であり、糖タンパク質の一種である。当該複合体は、全体の5〜50%を占めるタンパク質のポリペプチド鎖をコアとして、これに数本ないしは数十本のムコ多糖類の鎖が結合してなる平均分子量20万〜2000万程度の酸性ムコ多糖類−タンパク質複合体である。平均分子量として、好ましくは50万〜2000万程度であり、より好ましくは100万〜1000万程度、特に好ましくは500万〜1000万である。
プロテオグリカンの構成酸性ムコ多糖類としては、主としてヒアルロン酸、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパリン、ヘパリチン硫酸、及びケラト硫酸等を挙げることができる。ここでコンドロイチン硫酸には、グルクロン酸とアセチルガラクトサミン4硫酸を主成分とするコンドロイチン硫酸A(コンドロイチン4硫酸)、イズロン酸2硫酸とアセチルガラクトサミン4硫酸を主成分とするコンドロイチン硫酸B(コンドロイチン2,4硫酸)、及びグルクロン酸とアセチルガラクトサミン6硫酸を主成分とするコンドロイチン硫酸C(コンドロイチン6硫酸)、グルクロン酸2硫酸とアセチルガラクトサミン6硫酸を主成分とするコンドロイチン硫酸D(コンドロイチン2,6硫酸)、グルクロン酸とアセチルガラクトサミン4,6二硫酸を主成分とするコンドロイチン硫酸E(コンドロイチン4,6硫酸)が含まれる。プロテオグリカンの構成酸性ムコ多糖類として、好ましくはコンドロイチン硫酸A、コンドロイチン硫酸B、コンドロイチン硫酸Dであり、なかでも好ましくはコンドロイチン硫酸Dである。本発明で使用するプロテオグリカンは、一種単独からなるものであってもよいし、また構成酸性ムコ多糖類を異にする二種以上のプロテオグリカンの混合物であってもよい。
プロテオグリカンは、動物(ほ乳類:牛等、魚類:鮭等)組織、主に細胞外マトリックスや細胞表面に存在し、多くの組織細胞間の空間を満たすジェリー状の細胞間質及び細胞間セメント、軟骨、腱、皮膚、関節を滑らかにする骨液に含まれている。本発明で使用するプロテオグリカンは、かかる組織等から分離精製されたものであっても、またその粗精製物であってもよい。プロテオグリカンの定量は、ゲルクロマトグラフィーを用いて分子量分画を行ない、分子量が20万以上でかつ酸性糖および蛋白質の存在が確認された画分の乾燥物を測定することで行なうことができる。なお、酸性糖の存在は、カルバゾール硫酸法で、蛋白質の存在は、280nm付近における吸光度測定で確認することができる。簡便には、市販のプロテオグリカンを使用することができ、かかるものとしてプロテオグリカンF(一丸ファルコス社製)、を使用することもできる。
本発明の経口組成物中に配合するプロテオグリカンの割合は、本発明の効果を奏する範囲であれば特に制限されないものの、通常0.9〜70重量%(総量)の範囲から選択することができる。好ましくは0.9〜35重量%であり、より好ましくは4〜16重量%である。
また、本発明の経口組成物中に含まれるグルコサミン化合物1重量部に対するプロテオグリカンの配合割合も、本発明の効果を奏する範囲であればよく、通常0.04〜2.5重量部の割合から選択することができる。当該割合の下限値として、好ましくは0.05重量部、より好ましくは0.08重量部を挙げることができる。また上限値として、好ましくは2重量部、より好ましくは1重量部、特に好ましくは0.2重量部を挙げることができる。
(C)その他の成分
本発明の経口組成物は、本発明の効果を妨げない限り、上記の成分に加えて、さらに必要に応じて、他の成分を含有することができる。例えば、アガリクス、シイタケエキス、レイシ、ヤマブシタケ等のきのこ類又はその抽出物;イソフラボン、エクオール、カテキン、アントシアニン、プロアントシアニジン等のポリフェノール;カルシウム、マグネシウム、イオウ、亜鉛、セレン、鉄等のミネラル類;グリシン、アラニン、アルギニン、リジン、プロリン等のアミノ酸;ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、リコペン等のビタミン類;シャクヤク、カンゾウ、デビルズクロー、キャッツクロー等の植物又はその抽出物;ポリデキストロース、難消化性デキストリン、デキストリン、ショ糖、果糖、アスパルテーム、マルチトール、アセスルファムK等の甘味料;食物繊維、ローヤルゼリー、プロポリス、蜂蜜、セラミド、メチルスルフォニルメタン等のその他の機能性素材等を挙げることができる。
当該他の成分は、本発明の経口組成物の適用用途および形態に応じて、適宜設定することができる。例えば、本発明の経口組成物を飲食物、経口医薬部外品、及び経口医薬品として用いる場合は、これらの用途に応じて、またその形態(錠剤、カプセル剤(ハードカプセル、ソフトカプセル)、散剤、顆粒剤、丸剤、液剤、乳剤、懸濁液、溶液剤、酒精剤、シロップ剤、エキス剤)などに応じて、例えば、賦形剤、増量剤、結合剤、増粘剤、乳化剤、滑沢剤、湿潤剤、懸濁剤、着色料、呈味剤、および香料などの成分を目的に応じて配合することができる。
(II)抗炎症作用強化グルコサミン化合物含有経口組成物(製造方法、用途)
本発明の経口組成物は、上記(A)成分と(B)成分とを組み合わせて、これらを必要に応じて(C)のその他の成分とともに、当業者が通常用いる方法によって混合し、各種の経口投与若しくは経口摂取される形態にすることで調製することができる。本発明の経口組成物の当該製造方法は、(A)成分であるグルコサミン化合物と(B)成分とを組み合わせることで、(A)成分の抗炎症作用を増強させることができることを特徴とする。
本発明の経口組成物は、経口の医薬品または医薬部外品として調製することができる。かかる経口組成物は、種々の剤形、例えば、経口投与形態として、錠剤、カプセル剤(ハードカプセル、ソフトカプセル)、散剤、顆粒剤、丸剤、液剤、乳剤、懸濁液、溶液剤、酒精剤、シロップ剤、エキス剤等とすることができる。かかる医薬品は、一般に用いられる各種成分を含むことができ、例えば、1種もしくはそれ以上の薬学的に許容され得る賦形剤、崩壊剤、希釈剤、滑沢剤、着香剤、着色剤、甘味剤、矯味剤、懸濁化剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、補助剤、防腐剤、緩衝剤、結合剤、安定剤、コーティング剤等を挙げることができる。また本発明の経口組成物は、持続性または徐放性剤形であってもよい。
かかる経口組成物の投与量は、投与経路、患者(炎症患者)の体型、年齢、体調、炎症の度合い等により、適宜選択することができる。制限はされないが、一般に経口組成物中に含まれるグルコサミン化合物の投与量に換算して250〜2000mg/日/成人、好ましくは500〜1800mg/日/成人の用量で使用されうる。当該経口組成物の投与は、1日当たり単回投与または複数回投与であってもよい。
本発明の経口組成物は、食品組成物として調製することもできる。当該食品組成物には、抗炎症効果を有する機能性食品(特定保健用食品が含まれる)、健康食品、及び栄養補助食品などのいわゆる機能性食品が含まれる。これらの食品組成物(機能性食品を含む)としては、制限されないものの、錠剤、カプセル剤(ハードカプセル、ソフトカプセル)、散剤、顆粒剤、丸剤、液剤、懸濁剤、乳剤、ゼリー剤、チュアブル剤などの経口投与製剤形態を有するサプリメント(栄養補助食品)等が含まれる。また、本発明が対象とする経口組成物には、食品(飲料を含む)に抗炎症作用を付与するために使用される可食性組成物である食品添加物が含まれる。当該食品添加剤は、抗炎症効果を有する飲食物(上記機能性食品を含む)を製造するために好適に使用することができ、このため「抗炎症作用付与/強化用の食品用添加剤」ということもできる。
かかる経口組成物の推奨摂取量は、上記医薬品及び医薬部外品の投与量に準じて決定することができる。また当該食品組成物は、上記医薬品及び医薬部外品と同様に、1日あたり単回摂取してもよいし、また複数回摂取してもよい。
本発明の経口組成物は、後述する実験例に示すように、本来グルコサミンが有する抗炎症作用が有意に増強されており、抗炎症剤として好適に使用することができる。具体的には、関節炎、関節捻挫、半月版損傷、靭帯損傷、変形性関節症、関節リウマチ等の疾患や症状を有する患者(被験者)に対して、その症状を改善若しくは緩和する目的で好適に使用することができる。
(II)グルコサミン化合物の抗炎症作用増強方法
本発明のグルコサミン化合物の抗炎症作用増強方法は、グルコサミン化合物が本来有する薬理作用である抗炎症作用を増強するための方法である。
当該方法は、(A)グルコサミン化合物に対して、前述する(B)含硫アミノ酸、アガロオリゴ糖、及びプロテオグリカンからなる群から選択される少なくとも1種を組み合わせることで実施することができる。つまり、(A)グルコサミン化合物に上記(B)成分を併用することで、グルコサミン化合物が有する抗炎症作用を増強することが可能になる。
(A)グルコサミン化合物に対する(B)成分の配合割合は、上記(I)で説明した通りである。
具体的には、(B)成分として含硫アミノ酸を併用する場合、グルコサミン化合物1重量部に対する含硫アミノ酸の配合割合としては、通常0.04〜2.5重量部の範囲から選択することができる。当該割合の下限値として、好ましくは0.08重量部を挙げることができる。また上限値として、好ましくは2重量部、より好ましくは1.2重量部、特に好ましくは0.28重量部を挙げることができる。
また、(B)成分としてアガロオリゴ糖を併用する場合、グルコサミン化合物1重量部に対するアガロオリゴ糖の配合割合は、通常0.04〜2.5重量部の割合から選択することができる。当該割合の下限値として、好ましくは0.08重量部、より好ましくは0.1重量部、さらに好ましくは0.2重量部、特に好ましくは1.0重量部を挙げることができる。また上限値として、好ましくは2.5重量部を挙げることができる。
さらに(B)成分としてプロテオグリカンを併用する場合、グルコサミン化合物1重量部に対するプロテオグリカンの配合割合は、通常0.04〜2.5重量部の割合から選択することができる。当該割合の下限値として、好ましくは0.05重量部、より好ましくは0.08重量部を挙げることができる。また上限値として、好ましくは2重量部、より好ましくは1重量部、特に好ましくは0.2重量部を挙げることができる。
斯くして、グルコサミン化合物が有する抗炎症作用を増強することができる。なお、当該方法は、上記説明から明らかな通り、抗炎症作用が増強されたグルコサミン化合物含有組成物の調製に関するものであり、人に投与する工程を有するものではない。よって、人に対する治療方法ではなく、また人に対する治療方法を包含するものでもない。
以下に本発明の構成及び効果をより明らかに示すために、実験例(実施例及び比較例を含む)を示す。ただし、当該実験例等は本発明の理解を容易にするための一例であり、本件発明の範囲は、かかる実験例等によって拘束されるものではない。
なお、下記の実施例及び比較例で使用した成分の商品名と入手先は下記の通りである。
グルコサミン:商品名「グルコサミンGM−C」、プロテインケミカル株式会社
システイン: 商品名「L−システイン」、プロテインケミカル株式会社
メチオニン:商品名「L−メチオニン」、プロテインケミカル株式会社
アガロオリゴ糖:商品名「TaKaRa アガオリゴ」、タカラバイオ株式会社
プロテオグリカン:商品名「プロテオグリカンF」、一丸ファルコス株式会社
ヒアルロン酸:商品名「ヒアルロン酸LM」、アイズ株式会社
オリーブ葉エキス:商品名「オラリス」、タマ生化学株式会社
クルクミン:商品名「MERIVAメリーバ(ウコン・フィトソーム)」、インデナジャパン株式会社
赤ショウガエキス:商品名「赤ショウガエキス-P」、オリザ油化株式会社
西洋ヤナギエキス:商品名「セイヨウヤナギカンソウエキス15%」、インデナジャパン株式会社
タウリン:商品名「アミノエチルスルホン酸(タウリンパウダー)」、本荘ケミカル株式会社
実験例1 滑膜細胞を用いた抗炎症作用の評価
MH7A(ヒト関節リウマチ患者滑膜細胞株)を用いて、表1及び表2に記載する種々の経口組成物(実施例4及び10〜11、参考例1〜3及び5〜9、比較例1〜5)の炎症性サイトカイン(IL-8)放出に対する抑制作用(抗炎症作用)を評価した。当該方法は、具体的にはMH7AにIL-1β刺激を加えた際にIL-8が放出されることを利用して、上記各経口組成物を加えた場合に、IL-8放出がどのように変化するかを測定することにより、当該経口組成物の抗炎症作用を評価する方法である。経口組成物無添加のときのIL-8濃度よりも添加時のIL-8濃度が低下すれば、当該経口組成物に抗炎症作用がありと判断され、その逆の場合は抗炎症作用がなしと判断される。
下記に実験方法、判定方法及び実験結果を記載する。
1.実験方法
(1)MH7Aを24well plateに0.35×10cells/wellの割合で播種し、37℃条件下(5%CO2)で24時間培養する。
(2)各wellに「グルコサミン単独」(比較例0)、「グルコサミン+各種成分」(実施例4及び10〜11、参考例1〜3及び5〜9、比較例1〜5)をそれぞれ添加し、37℃条件下(5%CO2)で3時間培養する。なお、「グルコサミン単独」、及び「グルコサミン+各種成分」はいずれも各成分を所定濃度になるように水(溶媒)に溶解して調製しておく。また、別途、wellに当該溶媒だけ(有効成分含有せず)を10μl添加し、上記と同じ条件で培養し、これをコントロールとする。
(3)IL-1βを各wellに50 pg/mlとなるように添加し、24時間培養する。
(4)培養物からその上清を回収し、上清中のIL-8の濃度を測定する。
2.評価方法
「グルコサミン単独」によるIL-8放出作用、及び「グルコサミン+各種成分」によりIL-8放出作用を下記に示す式から求め、これらの作用から、各種成分併用による「グルコサミン単独」のIL-8放出作用に対する影響(増強または拮抗)を算出した。
(1)「グルコサミン単独」によるIL-8放出作用(%)
A=[「グルコサミン単独」のIL-8濃度/コントロールのIL-8濃度]×100
(2)「グルコサミン+各種成分」によるIL-8放出作用
B=[「グルコサミン+各種成分」のIL-8濃度/コントロールのIL-8濃度]×100
(3)各種成分併用による影響(%)
C=[A/B]×100
なお、Cが100%を超える場合は、グルコサミンと併用する成分にグルコサミンの抗炎症作用を増強する作用があることを意味し、その超える割合が高いほど、その増強作用も高いと判断することができる。一方、Cが100%を下回る場合は、グルコサミンと併用する成分にグルコサミンの抗炎症作用を拮抗(または減弱)する作用があることを意味し、下回る割合が高いほど、その拮抗(減弱)作用も高いと判断することができる。
3.実験結果
結果を表1及び2に併せて示す。
Figure 0006736251
Figure 0006736251
比較例1〜5で使用するヒアルロン酸、オリーブ葉エキス、クルクミン、赤ショウガエキス、及び西洋ヤナギエキスはいずれも抗炎症作用が知られている成分である。表1に示すように、グルコサミンに公知の抗炎症成分を併用しても、グルコサミンの抗炎症作用は増強せず、むしろ効果が拮抗し、減弱することが判明した。一方、メチオニンやシステインなどの含硫アミノ酸、アガロオリゴ糖、及びプロテオグリカンはグルコサミンと併用することで、グルコサミンの抗炎症作用を有意に増強することが判明した。また上記結果から、これらの成分によるグルコサミンの抗炎症作用の増強効果は、含硫アミノ酸によれば、グルコサミン1重量部に対して0.08〜2.5重量部の範囲、特に0.08〜1.2重量部、好ましくは0.08〜0.56重量部、より好ましくは0.08〜0.28重量部の範囲で高いことがわかる。またアガロオリゴ糖によれば、グルコサミン1重量部に対して0.08〜2.5重量部の範囲、特に0.5〜2.5重量部、好ましくは1.0〜2.5重量部、の範囲で高いことがわかる。さらにプロテオグリカンによれば、グルコサミン1重量部に対して0.08〜2.5重量部の範囲、特に0.08〜0.35重量部、好ましくは0.08〜0.2重量部の範囲で高いことがわかる。
処方例1〜24
表3及び4に記載する組成からなる錠剤(処方例1〜24)を定法に従って製造した。
Figure 0006736251
Figure 0006736251
処方例25〜27
表5に記載する組成からなる顆粒剤(処方例25〜27)を定法に従って製造した。
Figure 0006736251

Claims (3)

  1. (A)グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種であるグルコサミン化合物1重量部に対して
    B)プロテオグリカンを0.08〜0.35重量部の割合で含有することを特徴とする抗炎症用経口組成物(但し、たん白質の85%がアミノ酸に分解されており且つ全ての必須アミノ酸を含有するムコ多糖・たん白含有食品とグルコサミン塩とを配合し、且つその配合物に対し前記ムコ多糖・たん白含有食品が50重量%以上を占めることを特徴とする加工食品を除く。)
  2. (A)グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種であるグルコサミン化合物1重量部に対して
    0.08〜0.35重量部の割合の(B)プロテオグリカン、並びに
    含硫アミノ酸及びアガロオリゴ糖からなる群より選択される少なくとも1種を
    含有する、抗炎症用経口組成物(但し、たん白質の85%がアミノ酸に分解されており且つ全ての必須アミノ酸を含有するムコ多糖・たん白含有食品とグルコサミン塩とを配合し、且つその配合物に対し前記ムコ多糖・たん白含有食品が50重量%以上を占めることを特徴とする加工食品を除く。)
  3. (A)グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種であるグルコサミン化合物1重量部に対して、
    (B)プロテオグリカンを0.08〜0.35重量部の割合で配合して、グルコサミン化合物の抗炎症作用を増強させることを特徴とする、抗炎症作用強化グルコサミン化合物含有経口組成物(但し、たん白質の85%がアミノ酸に分解されており且つ全ての必須アミノ酸を含有するムコ多糖・たん白含有食品とグルコサミン塩とを配合し、且つその配合物に対し前記ムコ多糖・たん白含有食品が50重量%以上を占めることを特徴とする加工食品を除く。)の製造方法。
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