JP6736008B2 - 雪踏み - Google Patents

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Description

本発明は、雪を踏み固めて通路を作る雪踏みに関する。
雪が積もった道を歩行する際、長靴を履くことがある。また、雪や雨に対応して靴を蓋う長尺のカバーも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、積雪量が多くなると、除雪をしないと歩行が困難になる。そこで、雪を踏み固めて通路を作る雪踏みと称す道具が知られている。雪踏みは、人の足から膝丈程度の長さを有した有底の筒状で、開口した筒の上部に持ち手を備えた形状である。
雪踏みの使用方法は、人が両足に雪踏みを履き、持ち手を持ち、足の運びに合わせて雪踏みを手で持ち上げながら歩くことで、雪が踏み固められて、人が通れるような通路が作られる。
実用新案登録第3056032号公報
従来の雪踏みは、踏み俵とも称され、藁を編んで作られている。従来の雪踏みは、底が藁の編み物で作られることで、雪に対して滑りにくい。しかし、天然素材である藁は、撥水性、防水性に乏しく、耐久性が低い。
また、従来の雪踏みは、藁の使用量が多いため、重く、雪中で使用することで藁が吸水すると、更に重たくなる。
更に、雪踏みは、底の大きさが足より大きく、かつ、筒状で膝丈程度の長さを有するので、一般的な形状の長靴と比較して大きい。そして、藁を編んで作られた従来の雪踏みは、可撓性は有するが、畳める程の柔軟性を持たせることは困難で、折り畳んで収納することができず、収納に場所を取る。
また、従来の雪踏みは、藁を手作業で編んで作られるので、価格が高い。
本発明は、このような課題を解決するためなされたもので、耐久性に優れ、使い勝手が良く、低価格で提供可能な雪踏みを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、上部の開口した足入れ部から足が入れられる筒状の本体部と、本体部の底を構成し、雪を押圧する底部と、本体部を持ち上げる力を受ける持ち手を備え、本体部は、正面部が底部の外形状と同等な外形状で上下方向に延在し、本体部と持ち手は、合成樹脂または帆布で可撓性を持たせて構成され、底部は、成形樹脂で構成され、持ち手は、本体部の上部において足入れ部の前方に設けられ、本体部の正面上部から縦方向に延在し、本体部の一方の側部と他方の側部をつなぐ連結部材に後端側が繋がり、持ち手を引き上げる力を受けて、本体部の正面側の形状を保持する形状保持部材を、本体部の正面側に備え、形状保持部材は、本体部の正面側において上下方向に延在し、上端が持ち手側と繋がり、下端が底部側とつながる引張部材を、本体部の正面側に備えて構成される雪踏みである。
本発明の雪踏みは、本体と持ち手が合成樹脂または帆布で構成され、底部が成形樹脂で構成されるので、藁と比較して、低価格で作ることができる。また、軽量に作ることができ、雪踏みのための歩行が容易である。更に、本体部の正面部が底部の外形状と同等な外形状で上下方向に延在するので、雪がつま先に乗らず、雪踏みを持ち上げる付加の増加が抑制され、雪踏みのための歩行が容易である。
また、本体と持ち手が合成樹脂または帆布で構成され、底部が成形樹脂で構成されるので、藁と比較して、耐久性を大幅に向上させることができる。また、本体部を折り畳み可能とする可撓性を持たせることができ、省スペースでの収納が可能である。
第1の実施の形態の雪踏みの一例を示す正面から見た斜視図である。 第1の実施の形態の雪踏みの一例を示す背面から見た斜視図である。 第1の実施の形態の雪踏みの底部の一例を示す平面図である。 底部の要部断面図である。 第1の実施の形態の雪踏みの変形例を示す正面から見た斜視図である。 第1の実施の形態の雪踏みの他の変形例を示す背面から見た斜視図である。 第2の実施の形態の雪踏みの一例を示す正面から見た斜視図である。 第2の実施の形態の雪踏みの一例を示す上面図である。 第2の実施の形態の雪踏みの使用例を示す構成図である。
以下、図面を参照して、本発明の雪踏みの実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態の雪踏みの構成例>
図1は、第1の実施の形態の雪踏みの一例を示す正面から見た斜視図、図2は、第1の実施の形態の雪踏みの一例を示す背面から見た斜視図である。
第1の実施の形態の雪踏み1Aは、足が入れられる筒状の本体部2Aと、本体部2Aの底を構成し、雪を押圧する底部3Aと、本体部2Aを持ち上げる力を受ける持ち手4Aを備える。底部3Aは、内寸が足の大きさに合わせられた略長円形である。本体部2Aは、底部3Aの外形状と略同等な外形状、特に、本体部2Aの正面側が、底部3Aの正面側の外形状と略同等な外形状で上下方向に延在し、上部が開口した有底の筒状であり、上部の開口が足入れ部20Aとなる。
雪踏み1Aは、人の足から太腿程度まで、好ましくは、足の付け根程度までの長さを有する。ここで、雪踏み1Aが、例えば成人男性の使用を考慮したものである場合、底部3Aの形状は、縦方向の内寸が長靴を履いても入るような30cm超程度、横方向の内寸が30cm未満の長円形である。本例での長円形とは、周全体が凸状の曲面である形状以外に、周の一部が凹状の曲面である形状、周の一部が直線状である形状、これらの組み合わせも含む。なお、底部3Aの大きさ及び形状は、これに限るものではない。
持ち手4Aは、本体部2Aの上部において足入れ部20Aの前方に設けられ、本体部2Aの一方の側部と他方の側部をつなぐ形状で、横方向に延在する。持ち手4Aは、本例では、本体部2Aと一体物で構成される。
雪踏み1Aは、本体部2A及び持ち手4Aが合成樹脂で構成される。本体部2A及び持ち手4Aは、本例ではポリ塩化ビニル(PVC)で構成される。本体部2A及び持ち手4Aは、例えば、所定の形状で一体に裁断された部材を、縫製で筒状に構成しても良い。縫い目は、防水加工を施しても良い。また、本体部2A及び持ち手4Aは、型取り等を考慮して複数に分割して裁断された部材を、縫製で一体物として筒状に構成しても良い。
本体部2A及び持ち手4Aは、ナイロン等の他の合成樹脂、帆布等の厚手の布地で構成しても良い。ナイロン、帆布等は、防水加工を施しても良い。また、本体部2AをPVCとし、持ち手4Aをナイロンとする等、複数の素材の組み合わせで構成しても良い。
雪踏み1Aは、底部3Aが成形樹脂で構成される。図3は、第1の実施の形態の雪踏みの底部の一例を示す平面図、図4は、底部の要部断面図である。底部3Aは、雪を踏む際に雪に食い込ませる複数の突起部30Aを備える。突起部30Aは、突出方向に向かって径が細くなる略円錐形状で、先端を平面状として凹部31Aが設けられる。凹部31Aは、断面形状が半球状等の曲面で構成される。
雪踏み1Aは、例えば、底部3Aが取り付けられる前の本体部2Aは、下部が開口した形状で、本体部2Aの開口した下部に、底部3Aを接着、縫い目に防水加工を施した縫製等により一体に取り付ける構成としても良い。あるいは、閉塞した底を有した本体部2Aの下部に、底部3Aを接着、縫製等により一体に取り付けて底を2重構造としても良い。
雪踏み1Aは、本体部2Aの側面及び背面の一部を開閉するファスナ5Aを備える。ファスナ5Aは、足入れ部20Aから下方に延在する。雪踏み1Aは、ファスナ5Aを開けることで、足入れ部20Aの開口面積が拡大する。
ここで、ファスナ5Aは、右足用の雪踏み1Aであれば、右手での開閉を考慮して、本体部2Aの背面側から右側面へ延在する。また、ファスナ5Aは、左足用の雪踏み1Aであれば、左手での開閉を考慮して、本体部2Aの背面側から右側面へ延在する。
雪踏み1Aは、本体部2Aのつま先側の形状を保持するプロテクタ6Aを備える。プロテクタ6Aは形状保持部材の一例で、本体部2Aと比較し硬質、好ましくは、雪の重みによる変形が抑制される程度の硬さを持った材質で構成される。プロテクタ6Aは、底部3Aの正面側から所定の長さで上方に延在する形態で、本体部2Aの正面側に取り付けられる。
<第1の実施の形態の雪踏みの作用効果例>
第1の実施の形態の雪踏み1Aを履く動作では、ファスナ5Aを開け、足入れ部20Aの開口面積を主に下方に拡大した状態で、足入れ部20Aから足を入れる。そして、本体部2Aに足を入れると、ファスナ5Aを閉じる。
ここで、雪踏み1Aを履いた状態で、ファスナ5Aを閉める動作を行う際、右足用の雪踏み1Aでは、雪踏み1Aの右側面から背面に向けてファスナ5Aを上げる方向に右手を動かす。また、左足用の雪踏み1Aでは、雪踏み1Aの左側面から背面に向けてファスナ5Aを上げる方向に左手を動かす。このような手の動きは、姿勢が崩れにくく、手を動かしやすい。
雪踏み1Aの使用方法は、右足に履いた雪踏み1Aでは、持ち手4Aを右手で持ち、左足に履いた雪踏み1Aでは、持ち手4Aを左手で持って、足の運びに合わせて左右の雪踏み1Aを手で持ち上げながら歩くことで、雪が踏み固められて、人が通れるような通路が作られる。
雪踏み1Aを脱ぐ動作では、ファスナ5Aを開け、足入れ部20Aの開口面積を主に拡大しながら、足入れ部20Aから足を抜く。
ここで、雪踏み1Aを履いた状態で、ファスナ5Aを開ける動作を行う際、右足用の雪踏み1Aでは、雪踏み1Aの背面から右側面に向けてファスナ5Aを下げる方向に右手を動かす。また、左足用の雪踏み1Aでは、雪踏み1Aの背面から左側面に向けてファスナ5Aを下げる方向に左手を動かす。このような手の動きは、姿勢が崩れにくく、手を動かしやすい。
雪踏み1Aでは、本体部2A及び持ち手4AがPVC等の合成樹脂で構成される。これにより、従来の藁で作られた雪踏みと比較して軽く、雪踏みのための歩行が容易である。また、雪踏み1Aを持ち運ぶ作業も容易となる。
また、従来の藁で作られた雪踏みでは、太腿程度までの長さとすると、更に重くなり、雪踏みのための歩行が困難になる。このため、従来の藁で作られた雪踏みは、膝丈程度の長さで作られるが、雪踏みのための歩行で雪が入り込みやすい。これに対し、雪踏み1Aでは、太腿程度までの長さとしても、重量の増加が抑制され、雪踏みのための歩行が阻害されない。よって、本体部2Aを長くすることで、本体部2Aの内部に雪が入ることが抑制される。
雪踏み1Aでは、本体部2A及び持ち手4AがPVC等の合成樹脂で構成されるので、雪の付着が抑制される。これにより、雪踏みのための歩行に伴う重量の増加が抑制される。また、本体部2Aは、合成樹脂で作られた生地からの水分の浸入が抑制され、水分を含むことによる重量の増加が抑制される。なお、合成樹脂で作られた生地は、防水加工を施すことも容易であり、水分の浸入をより確実に抑制することもできる。
また、雪踏み1Aは、底部3Aに設けた突起部30Aが先細り形状であるので、雪を踏み固める動作で、突起部30Aが雪に食い込みやすく、藁を編んで作られた底部と比較しても、足が滑ることがより確実に抑制される。また、凹部31Aが凹状の曲面で構成されるので、雪踏み1Aを持ち上げる際に、底部3Aからの雪離れが良い。更に、突起部30Aの先端を平面状として凹部31Aが形成されるので、突起部30Aの摩耗が抑制される。
雪踏み1Aでは、本体部2A及び持ち手4AがPVC等の合成樹脂で構成されることで、上述したように、雪の付着が抑制され、また、水分の浸入が抑制されるので、保管場所を水分等で濡らすことが抑制され、乾燥のための時間も要しない。更に、天然素材である藁は、水分によるカビの発生や腐食を抑制することが困難であるが、合成樹脂は、藁と比較して水分による劣化が大幅に抑制され、長期間に亘り使用が可能である。
また、本体部2Aを折り畳むことができ、本体部2Aを太腿程度までの長さとしても、省スペースで収納が可能である。更に、例えば、底部3Aに本体部2Aを折り畳んで収納するような形態で、陳列、販売することも可能で、陳列スペースの省スペース化が可能で、持ち帰りも容易である。
従来の藁で作られた雪踏みでは、つま先部分が足の形状に合わせて変形することで、つま先部分に雪が乗りやすい。つま先部分の雪が乗ると、雪踏みを持ち上げる際の負荷が多くなり、雪踏みのため歩行が困難になる。これに対し、雪踏み1Aでは、雪が乗るような本体部2Aの変形が、本体部2Aの正面に設けたプロテクタ6Aで抑制され、本体部2Aの全体は、折り畳めるような可撓性を持たせても、本体部2Aのつま先側の形状が保持されるので、雪踏み1Aを持ち上げる際の負荷の増加が抑制され、雪踏みのため歩行が阻害されない。
雪踏みでは、本体部のどちらか一方の側部に持ち手が設けられていると、持ち手を持って雪踏みを持ち上げる際、雪踏みの一方の側部にのみ力が掛かる。このため、雪踏みが傾いてしまい、歩きづらい。
そこで、持ち手4Aを、本体部2Aの一方の側部と他方の側部を結ぶ横方向に延在する形状とすることで、持ち手4Aを持って雪踏み1Aを持ち上げる際、雪踏みの左右両側に力が掛かる。このため、雪踏み1Aが不容易に傾かず、歩きやすい。また、持ち手4Aに所定の幅を持たせると共に、例えば、クッション材を巻き付けることで、把持が容易で、疲労を低減できる。また、腕に掛けての搬送も可能である。
<第1の実施の形態の雪踏みの変形例>
図5は、第1の実施の形態の雪踏みの変形例を示す正面から見た斜視図、図6は、第1の実施の形態の雪踏みの他の変形例を示す背面から見た斜視図である。
図1で説明した雪踏み1Aは、プロテクタ6Aを縫製、接着等により本体部2Aの正面外側に取り付け、例えば、本体部2Aとプロテクタ6Aで色を変えることで、本体部2Aの雪による変形抑制の効果に加え、デザイン性を持たせていた。これに対し、プロテクタを本体部2Aの正面内側に取り付け、外側から見えないようにしても良い。また、図5に示す雪踏み1Aのように、プロテクタを設けない構成としても良い。更に、図示しないが、折り畳みの基準となる肉薄構造を設けたり、縫い目を設けても良い。
雪踏み1Aは、開口している正面上部と比較して、背面上部からは雪が入りにくい。そこで、図6に示すように、足入れ部20Aの背面側の開口位置を下げることで、足入れ部20Aの開口面積を大きくして、ファスナを設けない構成としても良い。
雪踏み1Aは、図示しないが、底部3Aの内側に、長靴、靴等の先端が係止可能な係止部を備えても良い。
<第2の実施の形態の雪踏みの構成例>
図7は、第2の実施の形態の雪踏みの一例を示す正面から見た斜視図、図8は、第2の実施の形態の雪踏みの一例を示す上面図である。
第2の実施の形態の雪踏み1Bは、足が入れられる筒状の本体部2Bと、本体部2Bの底を構成し、雪を押圧する底部3Bと、本体部2Bを持ち上げる力を受ける持ち手4Bを備える。底部3Bは、内寸が足の大きさに合わせられた略長円形である。本体部2Bは、底部3Bの外形状と略同等な外形状、特に、本体部2Bの正面側が、底部3Bの正面側の外形状と略同等な外形状で上下方向に延在し、上部が開口した有底の筒状であり、上部の開口が足入れ部20Bとなる。
雪踏み1Bは、人の足から太腿程度までの長さを有する。ここで、雪踏み1Bが、例えば成人男性の使用を考慮したものである場合、底部3Bの形状は、縦方向の内寸が長靴を履いても入るような30cm超程度、横方向の内寸が30cm未満の長円形である。本例での長円形とは、周全体が凸状の曲面である形状以外に、周の一部が凹状の曲面である形状、周の一部が直線状である形状、これらの組み合わせも含む。なお、底部3Bの大きさ及び形状は、これに限るものではない。
持ち手4Bは、本体部2Bの上部において足入れ部20Bの前方に設けられ、本体部2Bの正面上部から縦方向に延在し、本体部2Bの一方の側部と他方の側部をつなぐ形状の連結部材40Bに後端側が繋がる。
雪踏み1Bは、持ち手4Bを引き上げる力を受けて、本体部2Bのつま先側の形状を保持する引張部材6Bを備える。引張部材6Bは形状保持部材の一例で、本体部2Bに縫製、接着等で取り付けられ、本体部2Bの正面側において上下方向に延在して、上端が持ち手4Bあるいは持ち手4Bの近傍位置とつながり、下端が底部3Bあるいは底部3Bの近傍位置と繋がる。
雪踏み1Bは、本体部2Bと、持ち手4B、連結部材40B及び引張部材6Bが合成樹脂で構成される。本体部2Bと、持ち手4B、連結部材40B及び引張部材6Bは、本例ではポリ塩化ビニル(PVC)で構成される。本体部2Bは、例えば、所定の形状で一体に裁断された部材を、縫製で筒状に構成しても良い。縫い目は、防水加工を施しても良い。また、本体部2Bは、型取り等を考慮して複数に分割して裁断された部材を、縫製で一体物として筒状に構成しても良い。
本体部2Bと、持ち手4B、連結部材40B及び引張部材6Bは、ナイロン等の他の合成樹脂、帆布等の厚手の布地で構成しても良い。ナイロン、帆布等は、防水加工を施しても良い。また、本体部2BをPVCとし、持ち手4B、連結部材40B及び引張部材6Bをナイロンとする等、複数の素材の組み合わせで構成しても良い。
雪踏み1Bは、底部3Bが成形樹脂で構成される。底部3Bの構成は、図3及び図4に示す構成と同じで良い。
<第2の実施の形態の雪踏みの作用効果例>
図9は、第2の実施の形態の雪踏みの使用例を示す構成図である。第2の実施の形態の雪踏み1Bを履く動作では、図9に示すように、本体部2Bを畳み、上下方向の高さを低くして、足入れ部20Bから足Fを入れる。そして、本体部2Bに足Fを入れると、本体部2Bを伸ばす。
雪踏み1Bの使用方法は、右足に履いた雪踏み1Bでは、持ち手4Bを右手で持ち、左足に履いた雪踏み1Bでは、持ち手4Bを左手で持って、足の運びに合わせて左右の雪踏み1Bを手で持ち上げながら歩くことで、雪が踏み固められて、人が通れるような通路が作られる。
雪踏み1Bを脱ぐ動作では、図9に示すように、本体部2Bを畳み、上下方向の高さを低くして、足入れ部20Bから足Fを抜く。雪踏み1Bは、太腿程度までの長さがあるが、折り畳んで脱ぎ履きを行うことで、足Fを大きく持ち上げることなく、容易に脱ぎ履きができる。
雪踏み1Bでは、本体部2Bと、持ち手4B、連結部材40B及び引張部材6BがPVC等の合成樹脂で構成される。これにより、従来の藁で作られた雪踏みと比較して軽く、雪踏みのための歩行が容易である。また、雪踏み1Bを持ち運ぶ作業も容易となる。
また、従来の藁で作られた雪踏みでは、太腿程度までの長さとすると、更に重くなり、雪踏みのための歩行が困難になる。このため、従来の藁で作られた雪踏みは、膝丈程度の長さで作られるが、雪踏みのための歩行で雪が入り込みやすい。これに対し、雪踏み1Bでは、太腿程度までの長さとしても、重量の増加が抑制され、雪踏みのための歩行が阻害されない。よって、本体部2Bを長くすることで、本体部2Bの内部に雪が入ることが抑制される。
雪踏み1Bでは、本体部2Bと、持ち手4B、連結部材40B及び引張部材6BがPVC等の合成樹脂で構成されるので、雪の付着が抑制される。これにより、雪踏みのための歩行に伴う重量の増加が抑制される。また、本体部2Bは、合成樹脂で作られた生地からの水分の浸入が抑制され、水分を含むことによる重量の増加が抑制される。なお、合成樹脂で作られた生地は、防水加工を施すことも容易であり、水分の浸入をより確実に抑制することもできる。
雪踏み1Bでは、本体部2Bと、持ち手4B、連結部材40B及び引張部材6BがPVC等の合成樹脂で構成されることで、上述したように、雪の付着が抑制され、また、水分の浸入が抑制されるので、保管場所を水分等で濡らすことが抑制され、乾燥のための時間も要しない。更に、天然素材である藁は、水分によるカビの発生や腐食を抑制することが困難であるが、合成樹脂は、藁と比較して水分による劣化が大幅に抑制され、長期間に亘り使用が可能である。また、本体部2Bを折り畳むことができ、本体部2Bを太腿程度までの長さとしても、省スペースで収納が可能である。
従来の藁で作られた雪踏みでは、つま先部分が足の形状に合わせて変形することで、つま先部分に雪が乗りやすい。つま先部分の雪が乗ると、雪踏みを持ち上げる際の負荷が多くなり、雪踏みのため歩行が困難になる。これに対し、雪踏み1Bでは、持ち手4Bを持ち上げる動作で、引張部材6Bが引き上げられることで、つま先に雪が乗るような本体部2Bの変形が抑制され、本体部2Bの全体は、折り畳めるような可撓性を持たせても、本体部2Bのつま先側の形状が保持されるので、雪踏み1Bを持ち上げる際の負荷の増加が抑制され、雪踏みのため歩行が阻害されない。
1A、1B・・・雪踏み、2A、2B・・・本体部、3A、3B・・・底部、4A、4B・・・持ち手、5A・・・ファスナ、6A…プロテクタ、6B・・・引張部材、20A、20B・・・足入れ部、40B・・・連結部材

Claims (3)

  1. 上部の開口した足入れ部から足が入れられる筒状の本体部と、
    前記本体部の底を構成し、雪を押圧する底部と、
    前記本体部を持ち上げる力を受ける持ち手を備え、
    前記本体部は、正面部が前記底部の外形状と同等な外形状で上下方向に延在し、
    前記本体部と前記持ち手は、合成樹脂または帆布で可撓性を持たせて構成され、前記底部は、成形樹脂で構成され
    前記持ち手は、前記本体部の上部において前記足入れ部の前方に設けられ、前記本体部の正面上部から縦方向に延在し、前記本体部の一方の側部と他方の側部をつなぐ連結部材に後端側が繋がり、
    前記持ち手を引き上げる力を受けて、前記本体部の正面側の形状を保持する形状保持部材を、前記本体部の正面側に備え、
    前記形状保持部材は、前記本体部の正面側において上下方向に延在し、上端が前記持ち手側と繋がり、下端が前記底部側とつながる引張部材を、前記本体部の正面側に備えて構成される
    ことを特徴とする雪踏み。
  2. 前記底部は、雪に食い込ませる複数の突起部を備えると共に、前記突起部の先端に、雪の付着を抑制する凹部を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の雪踏み。
  3. 前記本体部は、前記持ち手の後方において前記足入れ部から下方に延在し、前記足入れ部の開口面積を拡大するファスナを備えた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の雪踏み。
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