JP6735855B2 - ショーケース - Google Patents

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Description

この発明は、陳列物を冷却して陳列する冷却陳列棚と、冷却陳列棚の上方に設けられ、陳列物を冷却しないで陳列することができる選択式陳列棚と、を有するショーケースに関するものである。
従来から、陳列物を冷却して陳列する冷却陳列棚を有するショーケースが知られている。
特開2014−25669号公報
近年、常温の商品等に関する需要がある。例えば常温の飲料について、薬を服用するときの需要、または健康促進のための需要等がある。
この発明は、上記のような課題を鑑みてなされたものであり、陳列物を冷却して陳列する冷却陳列棚と、冷却陳列棚の上方に設けられ、陳列物を冷却しないで陳列することができる選択式陳列棚と、を有するショーケースを得ることを目的としている。
この発明に係るショーケースは、陳列物を収容する収容空間の背面を形成している背面パネルと、背面パネルの背面側に形成された冷却空間に設けられ、冷却を行う冷却器と、背面パネルから前方に突出し、陳列物を陳列するものであり、陳列物を冷却して陳列する冷却陳列棚と、冷却陳列棚の上方に設けられ、陳列物を冷却しないで陳列することができる選択式陳列棚と、を有する陳列棚と、陳列物を冷却しないで陳列する選択式陳列棚のうちの最も下方に設けられた選択式陳列棚に配設され、該選択式陳列棚に陳列される陳列物と背面パネルとの熱交換を抑制する熱交換抑制手段と、を備え、熱交換抑制手段は、背面パネルと対向する背面部と、背面部の両側から前方に突出した側面部と、を有する
この発明によれば、陳列物を冷却して陳列する冷却陳列棚と、冷却陳列棚の上方に設けられ、陳列物を冷却しないで陳列することができる選択式陳列棚と、を有するショーケースを得ることができる。
この発明の実施の形態1に係るショーケースを斜めから見た図である。 図1に記載のショーケースの断面を模式的に記載した図である。 図1および図2に記載の選択式陳列棚に設けられる熱交換抑制手段を示す図である。 冷却棚または保温棚として機能する陳列棚に設けられる表示部材を示す図である。 常温棚として機能する選択式陳列棚に設けられる表示部材を示す図である。 図1および図2に記載のショーケースの動作モードAを説明する図である。 図1および図2に記載のショーケースの動作モードBを説明する図である。 図1および図2に記載のショーケースの動作モードCを説明する図である。
以下、この発明に係るショーケースの一例の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、以下で説明する構成は、一例であり、この発明に係るショーケースは、そのような構成のみに限定されない。また、細かい構造については、適宜図示を簡略化又は省略している。また、重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るショーケースを斜めから見た図であり、図2は、図1に記載のショーケースの断面を模式的に記載した図である。図1に記載のショーケース1は、飲料または食料等の陳列物を陳列するものである。ショーケース1は、冷やされた陳列物を陳列し、温められた陳列物を陳列し、または常温の陳列物を陳列することができる。
ショーケース1は、断熱材によって形成された箱形状のケース本体2を有している。ケース本体2は、その上部に、陳列物を収容する収容空間3を有している。ケース本体2の収容空間3の前面には、陳列物を出し入れするための開口5が形成されている。収容空間3の内部には、陳列棚6が上下方向に複数段設けられている。陳列棚6は、収容空間3の背面を形成している背面パネル8から前方に突出している。陳列棚6には、例えば、ペットボトル、缶、弁当等の陳列物が載置されて陳列される。陳列棚6には、陳列棚6の表示を行う、表示部材64が設けられている。
図2に示すように、背面パネル8の背面側には、冷却空間10が形成されている。冷却空間10には、冷却器13、送風機14、および断面積調整部材20等が設けられている。冷却器13は、空気を冷却するものであり、例えば、冷凍サイクル装置の蒸発器を含んで形成されている。送風機14は、吸込口12から吸い込んだ空気を、吹出口11から吹き出す空気流れを生成するものである。吸込口12は、冷却空間10の前面の下部に設けられている。吹出口11は、ケース本体2の前面の上部に設けられた第1吹出口11Aと、背面パネル8の陳列棚6の下部に設けられた第2吹出口11Bと、を有している。送風機14が送風を行うことで、吸込口12から吸い込まれた空気は、冷却器13と熱交換されて上方に吹き上げられ、吹出口11から吹き出される。ケース本体2の上部に形成された第1吹出口11Aから吹き出される空気の量が、背面パネル8の陳列棚6の下部に形成された第2吹出口11Bから吹き出される空気の量よりも多くなるように、例えば、第1吹出口11Aは、第2吹出口11Bよりも大きい開口を有している。上方の吹出口11から吹き出される空気の量が、下方の吹出口11から吹き出される空気の量よりも多くなる構成とすることで、エアカーテン的な機能性が向上するため、陳列物の保温性が向上し、陳列物に対する防塵性が向上する。
断面積調整部材20は、冷却器13の上方に設けられている。断面積調整部材20は、冷却空間10の断面積を調整することで、冷却器13を通過した空気の流れを調整するものである。断面積調整部材20は、選択式陳列棚6Bの高さ位置と対応する高さ位置に設けられている。断面積調整部材20は、例えば、背面パネル8に取り付けられている。なお、断面積調整部材20は、選択式陳列棚6Bに取り付けられていてもよい。断面積調整部材20は、少なくとも、最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bの下方に形成された吹出口11の上方に設けられている。断面積調整部材20は、選択式陳列棚6Bの下方に形成された吹出口11のそれぞれの上方に設けられていてもよい。調整部材25は、断面積調整部材20が調整する冷却空間10の断面積を調整するためのものであり、例えばつまみネジ等を含んで形成されている。例えば、調整部材25であるつまみネジを回すことで、冷却空間10の断面積を調整することができる。
図1および図2に示すように、収容空間3の下部には、機械室4が設けられている。機械室4には、冷凍サイクル装置の凝縮器41、圧縮機(図示を省略)、膨張弁(図示を省略)等が設けられている。なお、冷凍サイクル装置は、圧縮機(図示を省略)、凝縮器41、膨張弁(図示を省略)、冷却器13を形成する蒸発器、が冷媒配管で接続され、冷媒が循環するものである。機械室4には、前面パネル28が取り付けられている。前面パネル28は、手前側に引くことで、取り外すことができるようになっている。前面パネル28には、空気を吸入する吸気口4aが形成されている。吸気口4aから吸い込まれた空気は、凝縮器41と熱交換して、機械室4から排出される。
陳列棚6は、背面パネル8から水平方向に沿って前方に延びる支持部70と、支持部70に取り付けられ、前方に向かいながら下方に傾斜する載置部71と、を有している。支持部70に取り付けられた載置部71には、陳列物である商品等が載置される。載置部71が商品等の取り出し側である前方に向かいながら、下方に傾斜しているため、商品等が商品等の取り出し側に集まりやすい構成となっている。したがって、この実施の形態の例のショーケース1は、商品等の取出しが容易となっている。支持部70と載置部71との間には、間隙72が形成されている。間隙72が、断熱を行う断熱部として機能するため、陳列棚6を挟んだ上方と下方とで温度を異ならせることが容易な構成となっている。
陳列棚6は、陳列物を冷却して陳列する冷却陳列棚6Aと、冷却陳列棚6Aの上方に設けられ、陳列物を冷却しないで陳列することができる選択式陳列棚6Bと、を有している。冷却陳列棚6Aは、陳列物を冷却して陳列する冷却棚として機能するものである。選択式陳列棚6Bは、陳列物を冷却して陳列する冷却棚として機能し、または陳列物を冷却しないで陳列する常温棚として機能するものである。なお、陳列棚6のそれぞれには、加熱を行う加熱器65が設けられており、冷却陳列棚6Aおよび選択式陳列棚6Bは、陳列物を加熱または保温する保温棚として機能することもある。加熱器65は、例えば、陳列棚6の内部に設けられているプレートヒータである。例えば、冷却棚として機能する陳列棚6は、陳列物を、0度〜11度に管理して陳列し、常温棚として機能する陳列棚6は、陳列物を、ショーケース1が設置されている部屋等の温度よりも1〜5度以下となるように管理して陳列し、保温棚として機能する陳列棚6は、陳列物を、50度〜60度に管理して陳列する。
ケース本体2の上部には、収容空間3に光を照射する照明装置22が設けられている。照明装置22は、例えばLED等を含んで形成されており、陳列棚6に陳列された商品等、または陳列棚6に光を照射することができる。照明装置22は、冷却される陳列物と、冷却されない陳列物と、を識別する光を発することができる。照明装置22が発した光によって、冷却される陳列物と冷却されない陳列物とが、例えば色で識別されることで、冷却されている商品等と冷却されていない商品等(常温またはHOTの商品等)との識別性が向上する。なお、照明装置22は、表示部材64に光を照射することで、冷却される陳列物と冷却されない陳列物とを識別するものであってもよい。また、ケース本体2の上部の照明装置22は、収容空間3の全体の照明を行うものであってもよい。冷却される陳列物と冷却されない陳列物とを識別する照明は、陳列棚6のそれぞれに設けられ、陳列棚6に陳列された陳列物、陳列棚6、または表示部材64を照射するものであってもよい。また、冷却される陳列物と冷却されない陳列物とを識別する照明は、陳列棚6のそれぞれの上方に設けられ、陳列棚6のそれぞれを上方から照射するものであってもよい。
図2に示すように、冷却器13の上端は、最も上方に設けられた冷却陳列棚6Aと、最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bと、の間に位置している。冷却器13の上端が、高さ方向において、陳列物を冷却して陳列する冷却陳列棚6Aよりも上方に位置しているため、冷却陳列棚6Aに載置された陳列物が確実且つ効率的に冷却される。さらに、冷却器13の上端が、高さ方向において、最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bよりも下方に位置しているため、最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bが常温棚として機能するときであっても、最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bに載置された陳列物の冷却および結露が抑制され、最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bの結露が抑制される。なお、冷却器13の上端が、最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bよりも、最も上方に設けられた冷却陳列棚6Aの近くに位置するように構成されることで、上記の、陳列物の冷却および結露が抑制される効果、および選択式陳列棚6Bの結露が抑制される効果が向上する。
図3は、図1および図2に記載の選択式陳列棚に設けられる熱交換抑制手段を示す図である。熱交換抑制手段60は、選択式陳列棚6Bに陳列される陳列物と背面パネル8との熱交換を抑制するものである。熱交換抑制手段60は、例えば、背面パネル8と対向する背面部61と、背面部61の両側から突出した側面部62と、を有しており、側方からの冷気の回り込み等も抑制することができる。熱交換抑制手段60は、例えば、13cm〜14cm程度の高さを有しており、標準的なペットボトルの高さ方向の2分の3程度を覆って断熱することができるようになっている。熱交換抑制手段60は、例えば、無色透明の樹脂材料で形成されており、ショーケース1の意匠性および商品等の視認性等が損なわれ難いようになっている。熱交換抑制手段60は、例えば、選択式陳列棚6Bに載置されることで配設されるようになっており、熱交換抑制手段60の着脱が容易な構成となっている。
熱交換抑制手段60は、少なくとも、陳列物を冷却しないで陳列する選択式陳列棚6Bのうちの最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bに配設されている。なお、熱交換抑制手段60は、陳列物を冷却しないで陳列する選択式陳列棚6Bの2段以上に配設されていてもよい。陳列物を冷却しないで陳列する選択式陳列棚6Bに、熱交換抑制手段60が配設されることで、陳列物の冷却および結露が抑制される効果、および選択式陳列棚6Bの結露が抑制される効果が向上する。
なお、熱交換抑制手段60は、例えば背面パネル8に取り付けられた板状の断熱部材等であってもよい。また、熱交換抑制手段60は、常温棚として機能する選択式陳列棚6Bの商品等を載置する載置面を覆うシート状の断熱部材を含んで形成されていてもよい。商品等を載置する載置面を覆うシート状の熱交換抑制手段は、例えば、熱交換抑制手段60と一体的に形成されているが、熱交換抑制手段60とは別体の部材であってもよい。
図4は、冷却棚または保温棚として機能する陳列棚に設けられる表示部材を示す図であり、図5は、常温棚として機能する選択式陳列棚に設けられる表示部材を示す図である。図1および図2に示すように、図4および図5に記載の表示部材64は、陳列棚6の前方において、表示等を行うものである。表示部材64は、例えば、陳列棚6に陳列される商品等の温度状態と対応する、『HOT』、『MID』、『NORMAL』、『COLD』、『高温』、『常温』、『低温』、『あたたか〜い』、『つめた〜い』等の表示を行う。なお、表示部材64は、陳列棚6に陳列する商品等の名称等を表示するものであってもよい。
図4に示すように、表示部材64は、取付部64Aと表示部64Bとを有している。取付部64Aは、下方に先端を有する曲げ形状を有しており、例えば取付部64Aが陳列棚6の前方に形成された引っ掛け部に引っ掛かけられることで、表示部材64が陳列棚6に取り付けられる。表示部64Bは、上方に先端を有する曲げ形状を有しており、表示を行うプレート等を挟み込むようになっている。例えば、表示を行うプレートは、色、文字等の記号によって陳列棚6の属性等を表示する薄板形状の部材である。
図4に示すように、冷却棚または保温棚として機能する陳列棚6には、1つの表示部材64が取り付けられる。図5に示すように、常温棚として機能する陳列棚6には、連結された2つの表示部材64が取り付けられる。連結された表示部材64は、1つの表示部材64の表示部64Bに、もう一つの表示部材64の取付部64Aを挟み込ませることで形成される。連結された2つの表示部材64を有する構成とすることで、前方の表示部材64に、陳列棚6からの熱が伝わりにくくなる。したがって、室内の湿った空気が、前方の表示部材64と触れることによって、前方の表示部材64が結露するおそれが抑制される。
次に、この実施の形態に係るショーケース1の動作の一例を説明する。図6は、図1および図2に記載のショーケースの動作モードAを説明する図であり、図7は、図1および図2に記載のショーケースの動作モードBを説明する図であり、図8は、図1および図2に記載のショーケースの動作モードCを説明する図である。
図6に示す動作モードAは、この実施の形態に係るショーケース1のオールコールド運転動作に関するものであり、全ての陳列棚6である全ての選択式陳列棚6Bおよび冷却陳列棚6Aが、陳列物を冷却して陳列する冷却棚として機能している。ショーケース1のオールコールド運転動作のときは、例えば、全ての断面積調整部材20は、常温棚を設けるように調整されたときと比較して、冷却空間10の断面積が大きくなるように調整されている。オールコールド運転動作のときは、冷却器13で冷却された空気が、全ての吹出口11から吹き出されるため、全ての陳列棚6に陳列された陳列物が冷却される。なお、例えば、オールコールド運転動作のときは、全ての断面積調整部材20が、全開または全開に近い状態となっている。
図7に示す動作モードBは、この実施の形態に係るショーケース1の2常温・2コールド運転動作に関するものであり、上側の2つの選択式陳列棚6Bが、陳列物を常温で陳列する常温棚として機能し、下側の1つの選択式陳列棚6Bおよび冷却陳列棚6Aが、陳列物を冷却して陳列する冷却棚として機能している。ショーケース1の2常温・2コールド運転動作のときは、少なくとも、常温棚として機能する選択式陳列棚6Bのうちの最も下方の選択式陳列棚6Bの高さ位置に対応して設けられた断面積調整部材20は、当該選択式陳列棚6Bが冷却棚として機能するときと比較して、冷却空間10の断面積が小さくなるように調整されている。冷却器13で冷却された空気は、冷却空間10の断面積を小さく調整している断面積調整部材20の上方に流れにくくなっており、冷却空間10の断面積を小さく調整している断面積調整部材20の下方に設けられている第2吹出口11Bから主に吹き出される。図7に示す例では、下側の2つの第2吹出口11Bから、冷却器13で冷却された空気が吹き出され、下側の1つの選択式陳列棚6Bおよび冷却陳列棚6Aに陳列された陳列物が冷却される。そして、上側の2つの選択式陳列棚6Bに陳列された陳列物は、常温に保たれる。なお、例えば、2常温・2コールド運転動作のときは、少なくとも、常温棚として機能する選択式陳列棚6Bのうちの最も下方の選択式陳列棚6Bの高さ位置に対応して設けられた断面積調整部材20が、全閉または全閉に近い状態となっている。
図8に示す動作モードCは、この実施の形態に係るショーケース1の1常温・3コールド運転動作に関するものであり、上側の1つの選択式陳列棚6Bが、陳列物を常温で陳列する常温棚として機能し、下側の2つの選択式陳列棚6Bおよび冷却陳列棚6Aが、陳列物を冷却して陳列する冷却棚として機能している。ショーケース1の1常温・3コールド運転動作のときは、常温棚として機能する選択式陳列棚6Bの高さ位置に対応して設けられた断面積調整部材20は、当該選択式陳列棚6Bが冷却棚として機能するときと比較して、冷却空間10の断面積が小さくなるように調整されている。冷却器13で冷却された空気は、冷却空間10の断面積を小さく調整している断面積調整部材20の上方に流れにくくなっており、冷却空間10の断面積を小さく調整している断面積調整部材20の下方に設けられている第2吹出口11Bから主に吹き出される。図8に示す例では、冷却空間10の断面積を小さく調整している断面積調整部材20の下側の3つの第2吹出口11Bから、冷却器13で冷却された空気が吹き出され、下側の2つの選択式陳列棚6Bおよび冷却陳列棚6Aに陳列された陳列物が冷却される。そして、上側の1つの選択式陳列棚6Bに陳列された陳列物は、常温に保たれる。なお、例えば、1常温・3コールド運転動作のときは、少なくとも、常温棚として機能する選択式陳列棚6Bのうちの最も下方の選択式陳列棚6Bの高さ位置に対応して設けられた断面積調整部材20は、全閉または全閉に近い状態となっている。
上記で説明した、図7に示す動作モードBおよび図8に示す動作モードCのように、冷却棚と常温棚とが並存する動作モードのときは、冷却器13の冷却能力を低下させ、または送風機14の風量を低下させるとよい。冷却器13の冷却能力を低下させ、または送風機14の風量を低下させることで、低消費電力化、静音化が実現される。なお、冷却器13の冷却能力を低下させ、且つ送風機14の風量を低下させることで、低消費電力化、静音化の効果が向上する。
また、上記で説明した常温棚として機能する選択式陳列棚6Bは、ショーケース1が設置されている周囲空間の温度よりも、1〜5度低い温度で、陳列物を陳列することが好ましい。例えば、断面積調整部材20が冷却器13で冷却された空気の流れを調整し、または加熱器65が加熱を行うことで、常温棚として機能する選択式陳列棚6Bに陳列される陳列物の温度を、ショーケース1が設置されている周囲空間の温度よりも、1〜5度低い温度とすることができる。
上記のように、この実施の形態の例に係るショーケース1は、陳列物を収容する収容空間3の背面を形成している背面パネル8と、背面パネル8から前方に突出し、陳列物を陳列する陳列棚6と、背面パネル8の背面側に形成された冷却空間10に設けられ、冷却を行う冷却器13と、を備え、陳列棚6は、陳列物を冷却して陳列する冷却陳列棚6Aと、冷却陳列棚6Aの上方に設けられ、陳列物を冷却しないで陳列することができる選択式陳列棚6Bと、を有し、冷却器13の上端が、高さ方向において、最も上方に設けられた冷却陳列棚6Aと、最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bと、の間に位置しているものである。この実施の形態の例によれば、陳列物を冷却して陳列する冷却陳列棚6Aと、冷却陳列棚6Aの上方に設けられ、陳列物を冷却しないで陳列することができる選択式陳列棚6Bと、を有するショーケース1を得ることができる。また、この実施の形態の例のショーケース1によれば、冷却器13の上端が、高さ方向において、最も上方に設けられた冷却陳列棚6Aよりも上方に位置しているため、冷却陳列棚6Aに載置された陳列物が確実且つ効率的に冷却される。さらに、この実施の形態の例のショーケース1によれば、冷却器13の上端が、高さ方向において、最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bよりも下方に位置しているため、最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bが常温棚として機能するときに、最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bに載置された陳列物の冷却および結露が抑制され、最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bの結露が抑制される。
例えば、冷却器13の上端が、最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bよりも、最も上方に設けられた冷却陳列棚6Aの近くに位置するように構成されることで、最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bが常温棚として機能するときに、最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bに載置された陳列物の冷却および結露が抑制される効果、および最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bの結露が抑制される効果が更に向上する。
また、例えば、この実施の形態の例に係るショーケース1は、陳列物を冷却しないで陳列する常温棚として機能している選択式陳列棚6Bのうちの最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bに配設され、該選択式陳列棚6Bに陳列される陳列物と背面パネル8との熱交換を抑制する熱交換抑制手段60を備えている。熱交換抑制手段60が、陳列物と背面パネル8との熱交換を抑制するため、常温棚として機能している選択式陳列棚6Bに載置された陳列物の冷却および結露が抑制される。また、熱交換抑制手段60が断熱材的に機能するため、常温棚として機能している選択式陳列棚6Bの結露が抑制される。
例えば、熱交換抑制手段60は、背面パネル8と対向する背面部61と、背面部61の両側から前方に突出した側面部62と、を有しており、側方からの冷気の回り込み等も抑制される。その結果、常温棚として機能している選択式陳列棚6Bに載置された陳列物の冷却および結露が更に抑制され、常温棚として機能している選択式陳列棚6Bの結露が更に抑制される。
例えば、背面パネル8は、最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bの下方に形成され、冷却空間10と連通する吹出口11を有している。そして、この実施の形態の例に係るショーケース1は、冷却空間10において、吹出口11よりも上方に設けられ、冷却空間10の断面積を調整する断面積調整部材20を更に備えている。断面積調整部材20によって冷却空間10の断面積を調整するのみで、吹出口11よりも上方に設けられた選択式陳列棚6Bを、冷却棚または常温棚として選択的に機能させることができる。さらに、断面積調整部材20によって冷却空間10の断面積を調整するのみで、吹出口11よりも上方に設けられた常温棚として機能する選択式陳列棚6Bに陳列される陳列物の温度を調整することができる。例えば、陳列物を冷却しないで陳列する選択式陳列棚6Bの上方の温度が、ショーケース1が設置されている部屋の温度よりも、1〜5度低くなるように、断面積調整部材20が調整されることで、陳列物が適温で陳列される。
また、例えば、この実施の形態の例に係るショーケース1は、選択式陳列棚6Bに配設され、加熱を行う加熱器65を更に有している。加熱器65が加熱を行うことで、陳列物の温度を正確な温度に管理して陳列することができる。例えば、陳列物を冷却しないで陳列している選択式陳列棚6Bの上方の温度が、ショーケース1が設置されている部屋の温度よりも、1〜5度低くなるように、断面積調整部材20または加熱器65が調整されるとよい。
また、例えば、この実施の形態に係るショーケース1は、収容空間3の照明を行う照明装置22を更に備えており、照明装置22が、冷却される陳列物と、冷却されない陳列物と、を識別する光を発する。照明装置22が発した光によって、冷却される陳列物と、冷却されない陳列物と、が識別されることで、冷却されている商品等と冷却されていない商品等(常温またはHOTの商品等)との識別性が向上される。
例えば、選択式陳列棚6Bは、背面パネル8から前方に延びる支持部70と、支持部70に取り付けられ、陳列物を載置する載置部71と、を有しており、支持部70と載置部71との間に間隙72が形成されている。間隙72が、断熱を行う断熱部的に機能するため、例えば、選択式陳列棚6Bを挟んだ上下に陳列される陳列物の温度帯を異ならせることが容易となる。さらに、選択式陳列棚6Bを挟んで、上方が常温棚として機能し、下方が冷却棚として機能しているときに、常温棚として機能する選択式陳列棚6Bに陳列される陳列物の冷却および結露が抑制され、且つ常温棚として機能する選択式陳列棚6Bの結露が抑制される。
例えば、載置部71は、前方に向かいながら下方に傾斜している。載置部71が商品等の取り出し側である前方に向かいながら、下方に傾斜しているため、商品等が商品等の取り出し側に集まりやすい構成となっている。したがって、この実施の形態の例に係るショーケース1は、商品等の取出しが容易な構成となっている。
また、この実施の形態に係るショーケース1は、陳列物を収容する収容空間3の背面を形成している背面パネル8と、背面パネル8から前方に突出し、陳列物を陳列する陳列棚6と、背面パネル8の背面側に形成された冷却空間10に設けられ、冷却を行う冷却器13と、を備え、陳列棚6は、陳列物を冷却して陳列する冷却陳列棚6Aと、冷却陳列棚6Aの上方に設けられ、陳列物を冷却しないで陳列することができる選択式陳列棚6Bと、を有し、陳列物を冷却しないで陳列する選択式陳列棚6Bのうちの最も下方に設けられた選択式陳列棚6Bに配設され、該選択式陳列棚6Bに陳列される陳列物と背面パネル8との熱交換を抑制する熱交換抑制手段60を有するものである。この実施の形態に係るショーケース1では、熱交換抑制手段60が、陳列物と背面パネル8との熱交換を抑制するため、常温棚に載置された陳列物の冷却および結露が抑制される。また、熱交換抑制手段60が断熱材的に機能するため、冷気による選択式陳列棚6Bの結露が抑制される。
この発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々に改変することができる。すなわち、上記の実施の形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成に代替させてもよい。さらに、その配置について特に限定のない構成要件は、実施の形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
1 ショーケース、2 ケース本体、3 収容空間、4 機械室、4a 吸気口、5 開口、6 陳列棚、6A 冷却陳列棚、6B 選択式陳列棚、8 背面パネル、10 冷却空間、11 吹出口、11A 第1吹出口、11B 第2吹出口、12 吸込口、13 冷却器、14 送風機、20 断面積調整部材、22 照明装置、25 調整部材、28 前面パネル、41 凝縮器、60 熱交換抑制手段、61 背面部、62 側面部、64 表示部材、64A 取付部、64B 表示部、65 加熱器、70 支持部、71 載置部、72 間隙。

Claims (8)

  1. 陳列物を収容する収容空間の背面を形成している背面パネルと、
    前記背面パネルの背面側に形成された冷却空間に設けられ、冷却を行う冷却器と、
    前記背面パネルから前方に突出し、陳列物を陳列するものであり、陳列物を冷却して陳列する冷却陳列棚と、前記冷却陳列棚の上方に設けられ、陳列物を冷却しないで陳列することができる選択式陳列棚と、を有する陳列棚と、
    陳列物を冷却しないで陳列する前記選択式陳列棚のうちの最も下方に設けられた前記選択式陳列棚に配設され、該選択式陳列棚に陳列される陳列物と前記背面パネルとの熱交換を抑制する熱交換抑制手段と、を備え、
    前記熱交換抑制手段は、前記背面パネルと対向する背面部と、前記背面部の両側から前方に突出した側面部と、を有する、
    ショーケース。
  2. 前記冷却器の上端が、高さ方向において、最も上方に設けられた前記冷却陳列棚と、最も下方に設けられた前記選択式陳列棚と、の間に位置している、
    請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記冷却器の上端が、最も下方に設けられた前記選択式陳列棚よりも、最も上方に設けられた前記冷却陳列棚の近くに位置している、
    請求項1又は請求項2に記載のショーケース。
  4. 前記背面パネルは、最も下方に設けられた前記選択式陳列棚の下方に形成され、前記冷却空間と連通する吹出口を有し、
    前記冷却空間において、前記吹出口よりも上方に設けられ、前記冷却空間の断面積を調整する断面積調整部材を更に備えた、
    請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のショーケース。
  5. 前記選択式陳列棚に配設され、加熱を行う加熱器を更に有し、陳列物を冷却しないで陳列する前記選択式陳列棚の上方の温度が、当該ショーケースが設置されている部屋の温度よりも、1〜5度低くなるように、前記断面積調整部材または前記加熱器が調整されている、
    請求項4に記載のショーケース。
  6. 前記収容空間の照明を行う照明装置を更に備え、
    前記照明装置は、冷却される陳列物と、冷却されない陳列物と、を識別する光を発する、
    請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のショーケース。
  7. 前記選択式陳列棚は、前記背面パネルから前方に延びる支持部と、
    前記支持部に取り付けられ、陳列物を載置する載置部と、を有し、
    前記支持部と前記載置部との間に間隙が形成されている、
    請求項1〜請求項6の何れか一項に記載のショーケース。
  8. 前記載置部は、前方に向かいながら下方に傾斜している、
    請求項7に記載のショーケース。
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