JP6734152B2 - 電子機器、制御装置、制御プログラム及び電子機器の動作方法 - Google Patents

電子機器、制御装置、制御プログラム及び電子機器の動作方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子機器に関する。
特許文献1及び2に記載されているように、電子機器に関して様々な技術が提案されている。
特開2006−303905号公報 特開2007−241487号公報
電子機器については、その利便性の向上が望まれている。
そこで、本発明は上述の点に鑑みて成されたものであり、電子機器の利便性を向上することが可能な技術を提供することを目的とする。
電子機器、制御装置、制御プログラム及び電子機器の動作方法が開示される。一の実施の形態では、電子機器は、表示部と、ハードウェアボタンと、指紋センサと、処理部とを備える。指紋センサは、ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する。処理部は、指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行う。処理部は、ハードウェアボタンに対する指による所定操作が行われたと判定したときに当該所定操作に応じた情報を表示部に表示させる。処理部は、所定操作が行われる場合、指紋認証を行い、当該指紋認証に失敗したときには、当該指紋認証の失敗を通知する通知情報の表示を表示部に開始させた後に、所定操作に応じた情報の表示を表示部に開始させる。
また、一の実施の形態では、電子機器は、表示部と、ハードウェアボタンと、指紋センサと、処理部とを備える。指紋センサは、ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する。処理部は、指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行う。処理部は、ハードウェアボタンに対する指による第1操作が行われたと判定すると、指紋認証を行わずに、当該第1操作に応じた第1処理を行う第1状態を有する。処理部は、ハードウェアボタンが指でさわられたとき、指紋認証を行わずに、指紋認証を行うか、第1処理を行うかのユーザの意思を確認するための確認画面を表示部に表示させた後に、電子機器に対して、指紋認証の実行指示が行われたとき指紋認証を行い、第1処理の実行指示が行われたとき第1処理を行う第2状態を有する。
また、一の実施の形態では、電子機器は、ハードウェアボタンと、指紋センサと、処理部とを備える。指紋センサは、ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する。処理部は、指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行う。処理部は、ハードウェアボタンが指でさわられたときに指紋認証を行う認証実行状態を有する。処理部は、その状態が指紋認証状態に変化したときにハードウェアボタンが指でさわられている場合、指紋認証を行わない。
また、一の実施の形態では、制御装置は、表示部と、ハードウェアボタンと、ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器が備える、当該電子機器の動作を制御する制御装置である。制御装置は処理部を備える。処理部は、指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行う。処理部は、ハードウェアボタンに対する指による所定操作が行われたと判定したときに当該所定操作に応じた情報を表示部に表示させる。処理部は、所定操作が行われる場合、指紋認証を行い、当該指紋認証に失敗したときには、当該指紋認証の失敗を通知する通知情報の表示を表示部に開始させた後に、所定操作に応じた情報の表示を表示部に開始させる。
また、一の実施の形態では、制御装置は、表示部と、ハードウェアボタンと、ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器が備える、当該電子機器の動作を制御する制御装置である。制御装置は、指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行う処理部を備える。処理部は、ハードウェアボタンに対する指による所定操作が行われたと判定すると、指紋認証を行わずに、当該所定操作に応じた所定処理を行う第1状態を有する。処理部は、ハードウェアボタンが指でさわられたとき、指紋認証を行わずに、指紋認証を行うか、所定処理を行うかのユーザの意思を確認するための確認画面を表示部に表示させた後に、電子機器に対して、指紋認証の実行指示が行われたとき指紋認証を行い、所定処理の実行指示が行われたとき所定処理を行う第2状態を有する。
また、一の実施の形態では、制御装置は、ハードウェアボタンと、ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器が備える、当該電子機器の動作を制御する制御装置である。制御装置は、指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行う処理部を備える。処理部は、ハードウェアボタンが指でさわられたときに指紋認証を行う認証実行状態を有する。処理部は、その状態が指紋認証状態に変化したときにハードウェアボタンが指でさわられている場合、指紋認証を行わない。
また、一の実施の形態では、制御プログラムは、ハードウェアボタンと、ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器を制御するための制御プログラムである。制御プログラムは、電子機器に、ハードウェアボタンに対する指による所定操作が行われる場合、指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行い、当該指紋認証に失敗したときには、当該指紋認証の失敗を通知する通知情報の表示を開始した後に、所定操作に応じた情報の表示を開始する工程を実行させるためのものである。
また、一の実施の形態では、制御プログラムは、ハードウェアボタンと、ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器を制御するための制御プログラムである。制御プログラムは、電子機器に、ハードウェアボタンに対する指による所定操作が行われたと判定すると、指紋センサでの指紋検出結果に基づいた指紋認証を行わずに、当該所定操作に応じた所定処理を行う工程と、ハードウェアボタンが指でさわられたとき、指紋認証を行わずに、指紋認証を行うか、所定処理を行うかのユーザの意思を確認するための確認画面を表示した後に、電子機器に対して、指紋認証の実行指示が行われたとき指紋認証を行い、所定処理の実行指示が行われたとき所定処理を行う工程とを実行させるためのものである。
また、一の実施の形態では、制御プログラムは、ハードウェアボタンと、ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器を制御するための制御プログラムである。制御プログラムは、電子機器に、電子機器の状態が、ハードウェアボタンが指でさわられたときに指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行う認証実行状態に変化したときにハードウェアボタンが指でさわられている場合、指紋認証を行わせないようにするためのものである。
また、一の実施の形態では、電子機器の動作方法は、ハードウェアボタンと、ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器の動作方法である。電子機器の動作方法は、ハードウェアボタンに対する指による所定操作が行われる場合、指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行い、当該指紋認証に失敗したときには、当該指紋認証の失敗を通知する通知情報の表示を開始した後に、所定操作に応じた情報の表示を開始する工程を備える。
また、一の実施の形態では、電子機器の動作方法は、ハードウェアボタンと、ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器の動作方法である。電子機器の動作方法は、ハードウェアボタンに対する指による所定操作が行われたと判定すると、指紋センサでの指紋検出結果に基づいた指紋認証を行わずに、当該所定操作に応じた所定処理を行う工程と、ハードウェアボタンが指でさわられたとき、指紋認証を行わずに、指紋認証を行うか、所定処理を行うかのユーザの意思を確認するための確認画面を表示した後に、電子機器に対して、指紋認証の実行指示が行われたとき指紋認証を行い、所定処理の実行指示が行われたとき所定処理を行う工程とを備える。
また、一の実施の形態では、電子機器の動作方法は、ハードウェアボタンと、ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器の動作方法である。電子機器の動作方法は、電子機器の状態が、ハードウェアボタンが指でさわられたときに指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行う認証実行状態に変化したときにハードウェアボタンが指でさわられている場合、指紋認証を行わない。
電子機器の利便性が向上する。
電子機器の外観の一例を示す斜視図である。 電子機器の外観の一例を示す前面図である。 電子機器の外観の一例を示す背面図である。 電子機器の構成の一例を示すブロック図である。 電子機器の表示の一例を示す図である。 電子機器の表示の一例を示す図である。 電子機器の表示の一例を示す図である。 ユーザが電子機器を持つ様子の一例を示す図です。 ユーザが電子機器を持つ様子の一例を示す図です。 電子機器の表示の一例を示す図である。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の表示の一例を示す図である。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の表示の一例を示す図である。 電子機器の表示の一例を示す図である。 電子機器の動作の一例を説明するための図である。 電子機器の表示の一例を示す図である。 電子機器の表示の一例を示す図である。 電子機器の表示の一例を示す図である。 電子機器の動作の一例を説明するための図である。 電子機器の表示の一例を示す図である。
<電子機器の外観>
図1〜3は、それぞれ、電子機器1の外観の一例を示す斜視図、前面図及び背面図である。図1〜3に示されるように、電子機器1は、例えば、平面視で略長方形の板状の機器ケース2を備えている。機器ケース2は電子機器1の外装を構成している。電子機器1の前面1a、つまり機器ケース2の前面には、文字、記号、図形等の各種情報が表示される表示領域20が位置している。表示領域20の背面側には後述するタッチパネル130が位置している。これにより、ユーザは、表示領域20を指等で操作することによって、電子機器1に対して各種情報を入力することができる。なお、ユーザは、指以外の操作子、例えば、スタイラスペンなどのタッチパネル用ペンで表示領域20を操作することによっても、電子機器1に対して各種情報を入力することができる。
電子機器1は、右側側面1c、左側側面1d、上側側面1e及び下側側面1fを有している。機器ケース2の右側側面、左側側面、上側側面及び下側側面が、電子機器1の右側側面1c、左側側面1d、上側側面1e及び下側側面1fをそれぞれ構成している。
電子機器1の前面1a(機器ケース2の前面)の上側端部にはレシーバ穴21が位置している。電子機器1の前面1aの下側端部にはスピーカ穴22が位置している。電子機器1の下側側面1fにはマイク穴23が位置している。
電子機器1の前面1aの上側端部からは、後述する第1カメラ180が有するレンズ181が視認可能となっている。図3に示されるように、電子機器1の背面1bの上側端部からは、後述する第2カメラ190が有するレンズ191が視認可能となっている。
電子機器1は複数の操作ボタン3を備えている。各操作ボタン3は、ハードウェアボタンである。具体的には、各操作ボタン3は押しボタンである。操作ボタンは「ハードウェアキー」、「操作キー」あるいは「キー」と呼ばれることがある。各操作ボタン3には機能が割り当てられる。各操作ボタン3には、電子機器1が実行する処理が対応付けられているとも言える。
操作ボタン3に対する操作の種類として、例えば、短押し操作と長押し操作とがある。短押し操作とは、操作ボタン3が押圧されてオン状態になった後すぐに当該操作ボタン3の押圧が解除されて当該操作ボタン3がオフ状態になる操作である。長押し操作とは、操作ボタン3が押圧されてしばらくオン状態になった後、当該操作ボタン3の押圧が解除されて当該操作ボタン3がオフ状態になる操作である。
以後、特に断らない限り、操作ボタン3が押圧されるとは、操作ボタン3がオン状態になるまで押圧されることを意味する。また、特に断らない限り、操作ボタン3に対する押圧が解除されるとは、操作ボタン3に対する押圧が解除されて当該操作ボタン3がオフ状態になることを意味する。また、短押し操作及び長押し操作を総称して単に「押圧操作」と呼ぶことがある。
複数の操作ボタン3には、操作ボタン3a〜3eが含まれている。操作ボタン3aは、例えば電源ボタンである。電源ボタンは、電子機器1において、一部の機能を停止したり、停止している機能を復帰(起動)したりするための操作ボタンである。操作ボタン3aは、例えば、電子機器1の右側側面1cに位置している。ユーザが操作ボタン3aを押圧操作することよって、電子機器1において、一部の機能が停止したり、停止している機能が復帰したりする。後述するように、電子機器1は、操作ボタン3aが短押し操作された場合と、操作ボタン3aが長押し操作された場合とで、異なった処理を実行する。以後、操作ボタン3aを「電源ボタン3a」と呼ぶことがある。
操作ボタン3bは、例えば、それに割り当てられているアプリケーション(アプリケーションプログラム)を実行するための操作ボタンである。操作ボタン3bは、例えば、電子機器1の左側側面1dに位置している。ユーザが操作ボタン3bを押圧操作することよって、電子機器1では、操作ボタン3bに割り当てられているアプリケーションが実行される。ユーザは、表示領域20を操作することによって、操作ボタン3bに割り当てるアプリケーションを電子機器1に変更させることが可能である。
操作ボタン3cは、例えばバックボタンである。バックボタンは、表示領域20の表示を一つ前の表示に切り替えるための操作ボタンである。操作ボタン3cは、例えば、電子機器1の前面の下側端部に位置している。ユーザが操作ボタン3cを押圧操作することよって、表示領域20の表示が一つ前の表示に切り替わる。以後、操作ボタン3cを「バックボタン3c」と呼ぶことがある。
操作ボタン3dは、例えばホームボタンである。ホームボタンは、表示領域20にホーム画面を表示させるための操作ボタンである。操作ボタン3dは、例えば、電子機器1の前面の下側端部に位置している。ユーザが操作ボタン3dを押圧操作することよって、表示領域20にホーム画面が表示される。以後、操作ボタン3dを「ホームボタン3d」と呼ぶことがある。
操作ボタン3eは、例えば履歴ボタンである。履歴ボタンは、電子機器1で実行されたアプリケーションの履歴を表示領域20に表示させるための操作ボタンである。操作ボタン3eは、例えば、電子機器1の前面の下側端部に位置している。ユーザが操作ボタン3eを押圧操作することよって、表示領域20には、電子機器1で実行されたアプリケーションの履歴が表示される。
<電子機器の電気的構成>
図4は電子機器1の電気的構成の一例を主に示すブロック図である。図4に示されるように、電子機器1は、制御部100、無線通信部110、表示部220、タッチパネル130、操作ボタン群30及び指紋センサ140を備えている。さらに電子機器1は、レシーバ150、スピーカ160、マイク170、第1カメラ180、第2カメラ190及び電池200を備えている。電子機器1が備えるこれらの構成要素は、機器ケース2内に収められている。
制御部100は、電子機器1の他の構成要素を制御することによって、電子機器1の動作を統括的に管理することが可能である。制御部100は制御装置とも言える。制御部100は、以下にさらに詳細に述べられるように、種々の機能を実行するための制御及び処理能力を提供するために、少なくとも1つのプロセッサを含む。
種々の実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサは、単一の集積回路(IC)として、又は複数の通信可能に接続された集積回路IC及び/又はディスクリート回路(discrete circuits)として実行されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、種々の既知の技術に従って実行されることが可能である。
1つの実施形態において、プロセッサは、例えば、関連するメモリに記憶された指示を実行することによって1以上のデータ計算手続又は処理を実行するように構成された1以上の回路又はユニットを含む。他の実施形態において、プロセッサは、1以上のデータ計算手続き又は処理を実行するように構成されたファームウェア(例えば、ディスクリートロジックコンポーネント)であってもよい。
種々の実施形態によれば、プロセッサは、1以上のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号処理装置、プログラマブルロジックデバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又はこれらのデバイス若しくは構成の任意の組み合わせ、又は他の既知のデバイス及び構成の組み合わせを含み、以下に説明される機能を実行してもよい。
本例では、制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、DSP(Digital Signal Processor)102及び記憶部103を備えている。記憶部103は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などの、CPU101及びDSP102が読み取り可能な非一時的な記録媒体を含む。記憶部103が有するROMは、例えば、不揮発性メモリであるフラッシュROM(フラッシュメモリ)である。記憶部103には、電子機器1を制御するための複数の制御プログラム103a等が記憶されている。制御部100の各種機能は、CPU101及びDSP102が記憶部103内の各種制御プログラム103aを実行することによって実現される。
なお、制御部100の全ての機能あるいは制御部100の一部の機能は、その機能の実現にソフトウェアが不要なハードウェア回路によって実現されてもよい。また、記憶部103は、ROM及びRAM以外の、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体を備えていてもよい。記憶部103は、例えば、小型のハードディスクドライブ及びSSD(Solid State Drive)などを備えていてもよい。
記憶部103内の複数の制御プログラム103aには、様々なアプリケーション(アプリケーションプログラム)が含まれている。記憶部103には、例えば、音声通話及びビデオ通話を行うための通話アプリケーション、ウェブサイトを表示するためのブラウザ、電子メールの作成、閲覧及び送受信を行うためのメールアプリケーションが記憶されている。また記憶部103には、第1カメラ180及び第2カメラ190を利用して被写体を撮影するためのカメラアプリケーション、記憶部103に記録されている静止画及び動画を表示するための記録画像表示アプリケーション、記憶部103に記憶されている音楽データの再生制御を行うための音楽再生制御アプリケーションなどが記憶されている。記憶部103内の少なくとも一つのアプリケーションは、記憶部103内にあらかじめ記憶されているものであってよい。また、記憶部103内の少なくとも一つのアプリケーションは、電子機器1が他の装置からダウンロードして記憶部103内に記憶したものであってよい。
無線通信部110は、アンテナ111を有している。無線通信部110は、アンテナ111を用いて、制御部100による制御よって無線通信を行うことが可能である。無線通信部110は、電子機器1とは別の携帯電話機からの信号、あるいはインターネットに接続されたウェブサーバ等の通信装置からの信号を、基地局等を介してアンテナ111で受信することが可能である。無線通信部110は、受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバートを行って制御部100に出力することが可能である。制御部100は、入力される受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれるユーザデータ及び制御データ等を取得することが可能である。また無線通信部110は、制御部100で生成された、ユーザデータ及び制御データ等を含む送信信号に対してアップコンバート及び増幅処理を行って、処理後の送信信号をアンテナ111から無線送信することが可能である。アンテナ111からの送信信号は、基地局等を通じて、電子機器1とは別の携帯電話機、あるいはインターネット等に接続された通信装置で受信される。
表示部220は、電子機器1の前面1aに位置する表示領域20と、表示パネル120とを備えている。表示部220は、表示領域20に各種情報を表示することが可能である。表示パネル120は、例えば、液晶表示パネルあるいは有機ELパネルである。表示パネル120は、制御部100によって制御されることによって、文字、記号、図形などの各種情報を表示することが可能である。表示パネル120は、機器ケース2内において、表示領域20と対向している。表示パネル120に表示される情報は表示領域20に表示される。
タッチパネル130は、表示領域20に対する指等の操作子による操作を検出することが可能である。タッチパネル130は、例えば、投影型静電容量方式のタッチパネルである。タッチパネル130は、例えば、表示領域20の裏側に位置する。ユーザが指等の操作子によって表示領域20に対して操作を行ったとき、その操作に応じた電気信号をタッチパネル130は制御部100に入力することが可能である。制御部100は、タッチパネル130からの電気信号(出力信号)に基づいて、表示領域20に対して行われた操作の内容を特定することが可能である。そして制御部100は、特定した操作内容に応じた処理を行うことが可能である。
操作ボタン群30の各操作ボタン3は、押圧されると、押圧されたことを示すオン信号を制御部100に出力することが可能である。また各操作ボタン3は、押圧が解除されると、押圧が解除されたことを示すオフ信号を制御部100に出力することが可能である。制御部100は、操作ボタン3からオン信号を受け取ってからの経過時間を、当該操作ボタン3からオフ信号を受け取るまで計測することが可能である。制御部100は、操作ボタン3について求めた経過時間が、長押し判定用しきい値以上になれば、当該操作ボタン3が長押し操作されたと判定する。一方で、制御部100は、操作ボタン3について求めた経過時間が長押し判定用しきい値以上になる前に、当該操作ボタン3からオフ信号を受け取ると、当該操作ボタン3が短押し操作されたと判定する。なお、制御部100は、操作ボタン3について求めた経過時間が長押し判定用しきい値よりも大きくなれば、当該操作ボタン3が長押し操作されたと判定してもよい。以後、当該経過時間を「操作時間」と呼ぶことがある。
制御部100は、操作ボタン3が押圧操作されると、その押圧操作に応じた処理を実行することが可能である。制御部100が、操作ボタン3の押圧操作に応じて他の構成要素を制御することによって、電子機器1では、押圧操作された操作ボタン3に対応付けられた処理(機能)が実行される。
マイク170は、電子機器1の外部から入力される音を電気的な音信号に変換して制御部100に出力することが可能である。電子機器1の外部からの音は、マイク穴23から電子機器1の内部に取り込まれてマイク170に入力される。
スピーカ160は、例えばダイナミックスピーカである。スピーカ160は、制御部100からの電気的な音信号を音に変換して出力することが可能である。スピーカ160から出力される音はスピーカ穴22から外部に出力される。ユーザは、スピーカ穴22から出力される音を、電子機器1から離れた場所でも聞くことが可能である。
レシーバ150は受話音を出力することが可能である。レシーバ150は例えばダイナミックスピーカである。レシーバ150は、制御部100からの電気的な音信号を音に変換して出力することが可能である。レシーバ150から出力される音はレシーバ穴21から外部に出力される。レシーバ穴21から出力される音の音量は、スピーカ穴22から出力される音の音量よりも小さくなっている。ユーザは、レシーバ穴21から出力される音を、当該レシーバ穴21に耳を近づけることによって聞くことができる。なお、レシーバ150の代わりに、機器ケース2の前面部分を振動させる、圧電振動素子等の振動素子を設けてもよい。この場合には、音は、当該前面部分の振動によりユーザに伝達される。
電池200は電子機器1の電源を出力することが可能である。電池200は例えば充電式の電池である。電池200から出力される電源は、電子機器1が備える制御部100及び無線通信部110などの各種構成に対して供給される。
第1カメラ180は、レンズ181及びイメージセンサなどを備えている。第2カメラ190は、レンズ191及びイメージセンサなどを備えている。第1カメラ180及び第2カメラ190のそれぞれは、制御部100による制御に基づいて被写体を撮影し、撮影した被写体を示す静止画像あるいは動画像を生成して制御部100に出力することが可能である。
第1カメラ180のレンズ181は、電子機器1の前面1aから視認可能となっている。したがって、第1カメラ180は、電子機器1の前面1a側(表示領域20側)に存在する被写体を撮影することが可能である。このような第1カメラ180は「インカメラ」と呼ばれることがある。第2カメラ190のレンズ191は、電子機器1の背面1bから視認可能となっている。したがって、第2カメラ190は、電子機器1の背面1b側に存在する被写体を撮影することが可能である。このような第2カメラ190は、「アウトカメラ」と呼ばれることがある。
指紋センサ140は、電子機器1をさわる指の指紋を検出することが可能である。指紋センサ140は、例えば、電源ボタン3aをさわる指の指紋を検出することが可能である。
ここで、操作ボタン3をさわることには、操作ボタン3がオン状態とならないように操作ボタン3をさわることと、操作ボタン3がオン状態になるように操作ボタン3をさわることの両方を含む。
指紋センサ140は、電源ボタン3aのうち、機器ケース2から露出する部分をさわる指の指紋を検出することが可能である。電源ボタン3aのうち、機器ケース2から露出する部分が、指紋検出領域となっている。後述するように、制御部100は、指紋センサ140での指紋検出結果に基づいて指紋認証を行う。指紋センサ140は、指紋検出結果として、例えば、検出した指紋を示す指紋画像を出力する。指紋センサ140での検出方式は、例えば静電容量方式である。なお、指紋センサ140での検出方式は、静電容量方式以外の方式、例えば光学式であってもよい。以後、指紋センサ140で検出された指紋を「検出指紋」と呼ぶことがある。
<電子機器の動作モード>
電子機器1は多数の動作モードを有している。電子機器1の動作モードには、例えば、通常モード、スリープモード及びシャットダウンモードが含まれる。シャットダウンモードでは、電子機器1がシャットダウンし、電子機器1のほとんどの機能が停止する。スリープモードでは、電子機器1における、表示機能を含む一部の機能が停止する。通常モードは、電子機器1がスリープモード及びシャットダウンモード以外で動作している状態を意味する。制御部100が、設定すべき動作モードに応じて電子機器1の所定の構成を制御することによって、電子機器1の動作モードが設定される。
スリープモードでは、例えば、表示パネル120、タッチパネル130及び指紋センサ140等の、電子機器1の一部の構成が動作しない。シャットダウンモードでは、表示パネル120、タッチパネル130及び指紋センサ140等を含む、電子機器1のほとんどの構成が動作しない。スリープモード及びシャットダウンモードでは、表示領域20には情報が表示されない。スリープモードでは、通常モードよりも電子機器1の消費電力が低減する。シャットダウンモードでは、スリープモードよりも電子機器1の消費電力が低減する。
通常モードにおいて、電子機器1に対して一定時間以上操作が行われなければ、通常モードからスリープモードに遷移する。また、通常モードにおいて、電源ボタン3aが短押し操作されたとき、通常モードからスリープモードに遷移する。
一方で、スリープモードにおいて、電源ボタン3aが短押し操作されたとき、スリープモードから通常モードに遷移する。つまり、スリープモードにおいて、電源ボタン3aが短押し操作されたとき、電子機器1では、スリープモードに遷移するときに停止された機能が復帰する。また、スリープモードにおいて、ホームボタン3dが短押し操作されたとき、スリープモードから通常モードに遷移する。ホームボタン3dは、スリープモードでは、スリープモードを解除するための操作ボタンとして機能する。
なお、以下に説明する、シャットダウンモード及びスリープモード以外の電子機器1の動作モードは、特に説明しなくても、通常モードに含まれる。また、単に動作モードと言えば、電子機器1の動作モードを意味する。
<表示領域に表示される画面>
通常モードにおいては、様々な画面が表示領域20に表示される。表示領域20には、例えば、ホーム画面及びロック画面が表示される。図5はホーム画面300の一例を示す図である。図6はロック画面350の一例を示す図である。
図5に示されるように、ホーム画面300には、電池200の現在の容量を示す電池残量アイコン301と、現在の時刻302と、無線通信部110での電波の受信状況を示す受信状況アイコン(電波状況アイコンとも呼ばれる)303とが示される。さらに、ホーム画面300には、アプリケーションに対応し、対応するアプリケーションを実行するためのアイコン(以後、「アプリケーションアイコン」と呼ぶ)305が示される。図6の例では、10個のアプリケーションアイコン305が示されている。ユーザがアプリケーションアイコン305に対して所定の操作(例えばタップ操作)を行うと、制御部100は、操作されたアプリケーションアイコン305に対応するアプリケーションを記憶部103から読み出して実行する。これにより、ユーザは、アプリケーションアイコン305を操作することによって、操作されたアプリケーションアイコン305に対応するアプリケーションを電子機器1に実行させることができる。例えば、ユーザが、ブラウザに対応するアプリケーションアイコン305をタップ操作すると、電子機器1ではブラウザが実行される。またユーザが、カメラアプリケーションに対応するアプリケーションアイコン305をタップ操作すると、電子機器1ではカメラアプリケーションが実行される。アプリケーションアイコン305は、表示領域20に表示されるソフトウェアボタンである。
図6に示されるように、ロック画面350には、ホーム画面300と同様に、電池残量アイコン301及び受信状況アイコン303が示される。またロック画面350には、現在の時刻306と、現在の日付307と、現在の曜日308とが示される。ロック画面350において、時刻306は、ホーム画面300での時刻302とは異なる位置において、当該時刻302よりも大きく示される。
ここで、通常モードには、記憶部103内の複数のアプリケーションのうち、特定のアプリケーション(例えば通話アプリケーション及びカメラアプリケーション)以外のアプリケーションを、ユーザが電子機器1に実行させることができないロックモードが含まれる。ロックモードでは、ユーザは、記憶部103内の複数のアプリケーションのうち、特定のアプリケーション以外の各アプリケーションについて、当該アプリケーションの実行を電子機器1に指示することができない。ロック画面350は、電子機器1がロックモードであることを通知する画面であって、電子機器1がロックモードのときに表示領域20に表示される。なお、ロックモードでは、記憶部103内のすべてのアプリケーションをユーザが電子機器1に実行させることができなくてもよい。
スリープモードにおいて、電源ボタン3aが短押し操作されたときと、ホームボタン3dが短押し操作されたとき、スリープモードが解除されて、電子機器1の動作モードはロックモードとなる。これにより、表示領域20にロック画面350が表示される。
また、電子機器1の動作モードが通常モードであって、ロックモードでない場合に、ホームボタン3dが短押し操作されると、表示領域20にはホーム画面300が表示される。
表示領域20がロック画面350を表示している場合に、ユーザが電子機器1に対して所定の操作を行うと、電子機器1ではロックモードが解除されて、表示領域20の表示はロック画面350から他の画面、例えばホーム画面300に遷移する。以後、通常モードにおいて、ロックモードが解除されている状態を「非ロックモード」と呼ぶことがある。
また、電源ボタン3aが長押し操作されると、表示領域20にはシャットダウン用のダイアログボックス360が表示される。図7はダイアログボックス360の一例を示す図である。
図7の例では、ダイアログボックス360は、ロック画面350に重ねて表示されている。動作モードがロックモードである場合に、電源ボタン3aが長押し操作されると、図7に示されるように、ロック画面350に重ねてダイアログボックス360が表示される。また、動作モードがスリープモードである場合に、電源ボタン3aが長押し操作されると、動作モードがロックモードになって表示領域20にロック画面350が表示された後に、当該ロック画面350に重ねてダイアログボックス360が表示される。ダイアログボックス360は、電源ボタン3aの長押し操作に応じて表示される情報であると言える。
ダイアログボックス360には複数のボタン361〜363,367が含まれる。ボタン361は、動作モードをシャットダウンモードに設定するためのソフトウェアボタンである。ボタン361に対して例えばタップ操作が行われると、動作モードがシャットダウンモードに設定される。
ボタン362は、電子機器1を再起動するためのソフトウェアボタンである。ボタン362に対して例えばタップ操作が行われると、電子機器1は再起動する。電子機器1が再起動する場合には、動作モードは、一旦シャットダウンモードとなった後に、ロックモードになる。
ボタン363は、動作モードを機内モードに設定するためのソフトウェアボタンである。ボタン363に対して例えばタップ操作されると、動作モードが機内モードに設定される。機内モードでは、電子機器1の通信機能が停止する。
ボタン367は、ダイアログボックス360の表示を消去するためのソフトウェアボタンである。ボタン367に対して例えばタップ操作されると、ダイアログボックス360の表示が消去される。
さらに、ダイアログボックス360には、通話及び電子メール等の着信の通知に関する設定を行うためのボタン364〜366が含まれている。ボタン365は、動作モードをバイブレーションモードに設定するためのソフトウェアボタンである。ボタン365に対して例えばタップ操作が行われると、動作モードがバイブレーションモードに設定される。バイブレーションモードでは、通話及び電子メール等の着信が、電子機器1の機器ケース2が振動することによってユーザに通知される。また、バイブレーションモードでは、通話及び電子メール等の着信音がスピーカ160から出力されない。電子機器1は振動素子(図示せず)を備えており、当該振動素子が振動することによって機器ケース2が振動する。
ボタン364は、動作モードをミュートモードに設定するためのソフトウェアボタンである。ボタン364に対して例えばタップ操作が行われると、電子機器1の動作モードがミュートモードに設定される。ミュートモードでは、通話及び電子メール等の着信音がスピーカ160から出力されない。またミュートモードでは、通話及び電子メール等の着信があったとしても、機器ケース2は振動しない。
ボタン366は、動作モードをスピーカオンモードに設定するためのソフトウェアボタンである。ボタン366に対して例えばタップ操作が行われると、動作モードがスピーカオンモードに設定される。スピーカオンモードでは、通話及び電子メール等の着信音がスピーカ160から出力される。またスピーカオンモードでは、通話及び電子メール等の着信があったとしても、機器ケース2は振動しない。
なお、表示領域20にホーム画面300が表示されている状態で電源ボタン3aが長押し操作されると、ホーム画面300に重ねてダイアログボックス360が表示される。
<指紋認証>
通常モードには、指紋認証モードが含まれている。指紋認証モードにおいて、制御部100は、電源ボタン3aが指でさわられているか否かを判定する。制御部100は、電源ボタン3aが指でさわられていると判定すると、指紋センサ140での指紋検出結果に基づいて、指紋認証を行う。指紋認証モードでは、制御部100は、指紋センサ140の出力信号に基づいて、電源ボタン3aが指でさわられているか否かを繰り返し判定する。
制御部100は、例えば、電子機器1がロックモードのときに指紋認証を行う。動作モードがロックモードに設定されている場合には、動作モードは指紋認証モードにも設定される。したがって、制御部100は、ロック画面350が表示されている場合に、電源ボタン3aが指でさわられていると判定すると、指紋認証を行う。指紋認証が成功すると、ロックモード及び指紋認証モードは解除される。制御部100は、電源ボタン3aが指でさわられたと判定すると、指紋認証を開始することから、電源ボタン3aが指でさわられることが、電子機器1に対する指紋認証の実行指示であると言える。
制御部100は、指紋認証を行う際、まず、指紋センサ140から指紋検出結果として出力される指紋画像から、当該指紋画像が示す検出指紋の特徴を示す特徴点を抽出する。特徴点としては、例えば、指紋の稜線(凸部)の端点及び分岐点の位置と、当該稜線の太さなどが使用される。そして、制御部100は、抽出した特徴点と、記憶部103に記憶されている基準特徴点とを比較する。基準特徴点は、正規のユーザ(例えば電子機器1の所有者)の指紋を示す指紋画像から抽出された特徴点である。制御部100は、抽出した特徴点と基準特徴点とを比較した結果、両者が類似する場合には、指紋認証が成功であると判定する。指紋認証はユーザ認証の一種であると考えることができることから、制御部100は、抽出した特徴点と基準特徴点とが類似する場合には、指紋センサ140が検出した指紋を有するユーザが正規のユーザであると判定すると言える。一方で、制御部100は、抽出した特徴点と基準特徴点とが類似しない場合には、指紋認証に失敗したと判定する。つまり、制御部100は、指紋センサ140が検出した指紋を有するユーザが非正規のユーザであると判定する。
通常モードには、ユーザの指紋を電子機器1に登録するための指紋登録モードが含まれる。電子機器1は、非ロックモードにおいて、表示領域20に対して所定の操作が行われると、指紋登録モードで動作する。指紋登録モードにおいて、正規のユーザが自身の手の指を電源ボタン3a上に置くと、指紋センサ140は当該指の指紋を検出し、検出指紋を示す指紋画像を出力する。制御部100は、指紋センサ140からの指紋画像から特徴点を抽出し、抽出した特徴点を基準特徴点として記憶部103に記憶する。これにより、正規のユーザの指紋の特徴を示す基準特徴点が記憶部103に記憶される。つまり、正規のユーザの指紋が電子機器1に登録される。
なお、記憶部103には、複数の基準特徴点が記憶されることもある。この場合には、制御部100は、抽出した特徴点と、記憶部103に記憶されている複数の基準特徴点のそれぞれとを比較する。制御部100は、複数の基準特徴点の中に、抽出した特徴点と類似するものがある場合には、指紋認証が成功であると判定する。一方で、制御部100は、複数の基準特徴点の中に、抽出した特徴点と類似するものが無い場合には、指紋認証に失敗したと判定する。
このように、電子機器1では、ロックモードのときに、電源ボタン3aをさわる指の指紋認証が行われることから、正規のユーザは、ロック画面350が表示されているときに、電源ボタン3aを指でさわることによって、電子機器1にロックモードを解除させることができる。例えば、記憶部103に、正規のユーザの右手親指800RTの指紋に対応する基準特徴点が記憶されている場合には、図8に示されるように、正規のユーザは、右手800Rで持つ電子機器1の電源ボタン3aを右手親指800RTでさわることによって、電子機器1にロックモードを解除させることができる。
また、記憶部103に、正規のユーザの左手人差し指800LIの指紋に対応する基準特徴点が記憶されている場合には、図9に示されるように、正規のユーザは、左手800Lで持つ電子機器1の電源ボタン3aを左手人差し指800LIでさわることによって、電子機器1にロックモードを解除させることができる。
表示領域20にロック画面350が表示されているときにロックモードが解除されると、表示領域20にはロック画面350以外の画面(例えばホーム画面など)が表示される。
制御部100は、指紋認証に失敗すると、指紋認証の失敗をユーザに通知する通知情報である認証失敗情報380を表示部220に表示させる。図10は認証失敗情報380の表示例を示す図である。表示領域20にロック画面350が表示されている場合に指紋認証に失敗すると、ロックモードは解除されずに、図10に示されるように、ロック画面350に認証失敗情報380が示される。図10の例では、認証失敗情報380は、指紋認証の失敗を通知するとともに、電源ボタン3aを再度指でさわることを通知する。
認証失敗情報380が表示された後、ユーザが電源ボタン3aから指を離して電源ボタン3aを再度さわると、制御部100は指紋認証を実行する。
なお、電子機器1では、電源ボタン3a以外の操作ボタン3をさわる指の指紋認証が行われてもよい。例えば、指紋センサ140がホームボタン3dをさわる指の指紋を検出することができる場合を考える。この場合、制御部100は、指紋センサ140での指紋検出結果に基づいて、ホームボタン3dをさわる指の指紋認証をおこなってもよい。また、指紋センサ140が操作ボタン3bをさわる指の指紋を検出することができる場合を考える。この場合、制御部100は、指紋センサ140での指紋検出結果に基づいて、操作ボタン3bをさわる指の指紋認証をおこなってもよい。また、指紋センサ140が複数の操作ボタン3のそれぞれについて、当該操作ボタン3をさわる指の指紋を検出することができる場合には、制御部100は、当該複数の操作ボタン3のそれぞれについて、当該操作ボタン3をさわる指の指紋認証をおこなってもよい。
以後、電源ボタン3aのように、指紋センサ140がそれにさわる指の指紋を検出し、制御部100が、それにさわる指の指紋認証を行う操作ボタン3を、「認証ボタン」と呼ぶことがある。
<電源ボタンの押圧操作時の指紋認証>
動作モードがロックモードの場合に、ユーザが電源ボタン3aをさわり始めてからすぐに短押し操作するときには、制御部100は、指紋認証を開始するものの、指紋認証が完了するまでに動作モードがスリープモードになる。
動作モードがロックモードの場合に電源ボタン3aが長押し操作されるときには、制御部100は、操作時間が長押し判定用しきい値以上になるまでに指紋認証を完了する。したがって、指紋認証に成功すると、ロックモードが解除されて、シャットダウン用のダイアログボックス360は表示領域20に表示されない。一方で、制御部100は、指紋認証が失敗したと判定した場合、その後に操作時間が長押し判定用しきい値以上になると、シャットダウン用のダイアログボックス360を表示部220に表示させる。このとき、制御部100は、指紋認証に失敗していることから、ダイアログボックス360だけではなく、認証失敗情報380も表示部220に表示させることになる。本例では、制御部100は、認証失敗情報380の表示を表示部220に開始させた後に、ダイアログボックス360の表示を表示部220に開始させる。指紋認証は、その開始から例えば0.5秒未満で完了する。長押し判定用しきい値は例えば2秒あるいは3秒に設定される。
図11は、動作モードがロックモードの場合に電源ボタン3aが長押し操作されるときの電子機器1の動作の一例を示すフローチャートである。図11に示されるように、動作モードがロックモードである場合に(動作モードは指紋認証モードでもある)(ステップs1)、電源ボタン3aが押圧されると、ステップs2において、制御部100は、指紋センサ140の出力信号に基づいて、電源ボタン3aが指でさわられていると判定する。そして、ステップs3において、制御部100は指紋認証を開始する。その後、ステップs4において、指紋認証が完了すると、制御部100は、ステップs5において、指紋認証が成功したか否かを判定する。制御部100が指紋認証が成功したと判定すると、ステップs6においてロックモードが解除される(指紋認証モードも解除される)。一方で、制御部100は、指紋認証に失敗したと判定すると、ステップs7において、上述の図10に示されるように、認証失敗情報380を表示部220に表示させる。これにより、認証失敗情報380の表示が開始する。その後、ステップs8において、制御部100は、操作時間が長押し判定用しきい値以上になったと判定すると、電源ボタン3aに対して長押し操作が行われたと判定する。そして、制御部100は、ステップs9において、図12に示されるようにダイアログボックス360を表示部220に表示させる。これにより、認証失敗情報380の表示が開始した後に、電源ボタン3aの長押し操作に応じたダイアログボックス360の表示が開始する。つまり、表示領域20の表示は、図10のような表示になった後に、図12のような表示となる。本例では、認証失敗情報380の表示が開始した後、例えば1秒以上経過した後に、ダイアログボックス360の表示が開始する。動作モードがロックモードであっても、表示領域20にダイアログボックス360が表示される場合には、例外的に、指紋認証モードが解除される。したがって、図12に示される状態において、ユーザが再度電源ボタン3aをさわったとしても指紋認証は開始しない。
なお、電源ボタン3aが指でさわられ始めてからすぐに短押し操作される場合には、ステップs3とステップs4の間において、電源ボタン3aの押圧が解除されて動作モードがスリープモードに設定される。
動作モードがスリープモードである場合に電源ボタン3aが長押し操作される際にも、指紋認証が行われる。そして、指紋認証に失敗すると、認証失敗情報380の表示が開始した後に、電源ボタン3aの長押し操作に応じたダイアログボックス360の表示が開始する。図13は、動作モードがスリープモードである場合に電源ボタン3aが長押し操作される際の電子機器1の動作の一例を示すフローチャートである。
図13に示されるように、動作モードがスリープモードである場合に(ステップs11)、ステップs12において、制御部100は、電源ボタン3aが押圧されたと判定すると、言い換えれば、電源ボタン3aがオン状態になったと判定すると、ステップs13において、動作モードがロックモードに設定される。これにより、表示領域20にはロック画面350が表示される。また、指紋センサ140が動作を開始し、動作モードが指紋認証モードにも設定される。
ステップs13の後、ステップs14において、制御部100は、指紋センサ140の出力信号に基づいて、電源ボタン3aが指でさわられていると判定すると、上述のステップs3を実行して指紋認証を開始する。以後、電子機器1は同様に動作する。
なお、動作モードがスリープモードである場合に電源ボタン3aが短押し操作される際には、ステップs4が実行される前に、電源ボタン3aの押圧が解除されて動作モードがスリープモードに設定される。
以上のように、電子機器1では、電源ボタン3aが長押し操作される場合には、指紋認証が行われる。そして、指紋認証が失敗したときには、認証失敗情報380の表示が開始した後に(図10参照)、電源ボタン3aの長押し操作に応じたダイアログボックス360の表示が開始する(図12参照)。
ここで、ユーザは、電源ボタン3aがオン状態とならない程度に電源ボタン3aをさわることによって、電子機器1にロックモードを解除させる場合が多い。しかしながら、ユーザは、電子機器1にロックモードを解除させるつもりで、電源ボタン3aを長押し操作する可能性もある。この場合に指紋認証が失敗すると、認証失敗情報380及びダイアログボックス360の両方が表示される状況が発生する。このとき、ダイアログボックス360が認証失敗情報380よりも先に表示されると、ユーザは、ロックモードの解除に必要な指紋認証の失敗に気付かない可能性がある。また、ダイアログボックス360の表示の開始と認証失敗情報380の表示の開始とが同時である場合にも、ユーザは、指紋認証の失敗に気付かない可能性がある。
本例では、認証失敗情報380の表示の開始が、ダイアログボックス360の表示の開始よりも先であることから、ユーザは、ダイアログボックス360よりも先に認証失敗情報380を確認することができる。したがって、ユーザは、指紋認証の失敗に気付きやすくなる。その結果、電子機器1の利便性が向上する。
なお、認証失敗情報380の表示が開始するときには、その後にダイアログボックス360の表示が開始するときよりも認証失敗情報380が目立つように表示されてもよい。例えば、図14に示されるように、認証失敗情報380の表示が開始するときには、その後にダイアログボックス360の表示が開始するときよりも認証失敗情報380が大きく表示されてもよい。これにより、ユーザは、指紋認証の失敗にさらに気付きやすくなる。
また、長押し判定用しきい値は、上記の例には限られない。長押し判定用しきい値を小さくした場合には、上述の図11,13において、ステップs7の前にステップs8が実行される可能性がある。この場合には、ステップs8の後にすぐにステップs9が実行されるのではなく、ステップs7が実行された後、例えば1秒程度経過した後にステップs9が実行される。
また、動作モードが指紋認証モードに設定されている場合に使用される長押し判定用しきい値が、動作モードが指紋認証モードに設定されていない場合に使用される長押し判定用しきい値よりも大きな値に設定されてもよい。言い換えれば、電源ボタン3aが長押し操作されるときに指紋認証が行われる場合に使用される長押し判定用しきい値が、電源ボタン3aが長押し操作されるときに指紋認証が行われない場合に使用される長押し判定用しきい値よりも大きな値に設定されてもよい。
ここで、制御部100が、電源ボタン3aに対して長押し操作が行われる場合、指紋認証を行い、当該指紋認証に失敗したときには、当該指紋認証の失敗を通知する通知情報(認証失敗情報380)の表示を表示部220に開始させた後に、当該長押し操作に応じた情報(ダイアログボックス360)の表示を表示部220に開始させるような制御部100の状態を「第1状態」と呼ぶ。動作モードが指紋認証モードに設定されている場合に、制御部100は第1状態となる。また、制御部100が、電源ボタン3aに対して長押し操作が行われる場合、指紋認証を行わずに、当該長押し操作に応じた情報(ダイアログボックス360)を表示部220に表示させるような制御部100の状態を「第2状態」と呼ぶ。動作モードが指紋認証モードに設定されていない場合に、制御部100は第2状態となる。
動作モードが指紋認証モードに設定されている場合に使用される長押し判定用しきい値は、制御部100が第1状態のときに使用される長押し判定用しきい値であると言える。また、動作モードが指紋認証モードに設定されていない場合に使用される長押し判定用しきい値は、制御部100が第2状態のときに使用される長押し判定用しきい値であると言える。第1状態で使用される長押し判定用しきい値は、例えば2〜3秒に設定される。第2状態で使用される長押し判定用しきい値は、例えば0.5秒に設定される。
このように、第1状態で使用される長押し判定用しきい値が、第2状態で使用される長押し判定用しきい値よりも大きく設定されることによって、ユーザは、制御部100が第2状態のときに(動作モードが指紋認証モードに設定されていないときに)、ダイアログボックス360を電子機器1に表示させるために電源ボタン3aを長く押圧する必要がなくなる。よって、電子機器1の操作性が向上する。例えば、ホーム画面300が表示領域20に表示される場合に、ユーザは、電源ボタン3aをそれほど長く押圧することなく、電子機器1にダイアログボックス360を表示させることができる。
また、制御部100は、電源ボタン3a以外の操作ボタン3が押圧操作されると、指紋認証を行い、当該指紋認証に失敗したとき、認証失敗情報380と、当該押圧操作に応じた情報とを表示部220に表示させてもよい。
例えば、上記の例とは異なり、操作ボタン3bが認証ボタンであり、操作ボタン3bが長押し操作されると、未読の受信メールの一覧が表示領域20に表示される場合を考える。このような場合、動作モードがロックモードである際に操作ボタン3bが長押し操作されると、電子機器1は上述の図11と同様に動作する。ただし、ステップs2では、制御部100は、指紋センサ140の出力信号に基づいて、操作ボタン3bが指がさわられていると判定する。そして、ステップs9では、制御部100は、未読の受信メールの一覧を表示部220に表示させる。また、動作モードがスリープモードである際に操作ボタン3bが長押し操作されると、電子機器1は上述の図13と同様に動作する。ただし、制御部100は、ステップs12において、操作ボタン3bが押圧されたと判定し、ステップs14において、操作ボタン3bが指がさわられていると判定する。そして、ステップs9では、制御部100は、未読の受信メールの一覧を表示部220に表示させる。
このような例では、認証失敗情報380の表示が開始した後に、操作ボタン3bの長押し操作に応じた情報、つまり未読の受信メール一覧の表示が開始する。したがって、ユーザは、未読の受信メールの一覧よりも先に認証失敗情報380を確認することができる。したがって、ユーザは、指紋認証の失敗に気付きやすくなる。
<各種変形例>
以下に電子機器1の各種変形例について説明する。
<第1変形例>
電子機器1は、アプリケーション及び音楽データ等のコンテンツをウェブサイトを利用してサーバから有料あるいは無料でダウンロードすることがある。このとき、電子機器1は、指紋認証を実行し、当該指紋認証が成功すれば、コンテンツをダウンロードすることができる場合がある。図15は、電子機器1がコンテンツをダウンロードする直前の表示領域20の表示例を示す図である。図15では表示領域20を拡大して示している。
電子機器1は、ユーザが指定するウェブサイトを提供するウェブサーバに無線通信部110を用いてアクセスする。そして、電子機器1は、アクセスしたウェブサーバから提供されるウェブサイトを受信して表示領域20に表示する。その後、ユーザは表示領域20に対して各種操作を行うことによって、ダウンロードするコンテンツ(アプリケーションなど)を電子機器1に指定する。電子機器1は、ユーザから指定されたコンテンツをダウンロードすることを、各種コンテンツを記憶するサーバに通知する。その後、動作モードが指紋認証モードに設定され、表示領域20の表示は例えば図15に示される表示となる。
図15に示されるように、表示領域20には、ウェブページ(図示せず)に重ねて認証画面400及び注意画面410が表示される。認証画面400は、コンテンツのダウンロードに指紋認証が必要であることをユーザに通知する画面である。注意画面410は、ユーザが電源ボタン3aを押圧操作して電子機器1に動作モードをスリープモードあるいはシャットダウンモードに設定させる場合に注意を促す画面である。
認証画面400及び注意画面410が表示領域20に表示された後、制御部100は、電源ボタン3aが指でさわられていると判定すると、指紋認証を開始する。指紋認証に成功すると、電子機器1は、ユーザが指定したコンテンツを所定のサーバからダウンロードして記憶部103に保存する。一方で、指紋認証に失敗した場合には、制御部100は、認証失敗情報380を表示部220に表示させる。
ここで、認証画面400が表示されている状態で、言い換えれば、動作モードが指紋認証モードに設定されている状態で、ユーザは、電子機器1にコンテンツをダウンロードさせることを取りやめて、電子機器1に動作モードをスリープモードに設定させたいことがある。この場合、ユーザが電源ボタン3aをさわり始めてからすぐに短押し操作する際には、指紋認証が完了せずに動作モードがスリープモードに設定されるものの、すぐに短押し操作しない場合(電源ボタン3aがオン状態とならないようにしばらくさわられている場合)には、動作モードがスリープモードに設定される前に指紋認証が完了する可能性がある。その結果、ユーザの意図に反して電子機器1がコンテンツをダウンロードする可能性がある。また、ユーザは、電子機器1にコンテンツをダウンロードさせることを取りやめて、電子機器1に動作モードをシャットダウンモードに設定させたいことがある。この場合、ユーザが電源ボタン3aを長押し操作する際には、上述のように、表示領域20にシャットダウン用のダイアログボックス360が表示されて指紋認証モードが解除される前に、指紋認証が完了する。その結果、ユーザの意図に反して電子機器1がコンテンツをダウンロードする可能性がある。
そこで、本変形例では、ユーザの意図に反してコンテンツがダウンロードされる可能性を低減するために、認証画面400とともに注意画面410が表示領域20に表示される。注意画面410は、ユーザが電子機器1に動作モードをスリープモードあるいはシャットダウンモードに設定させる場合にコンテンツが意図せずにダウンロードされないようにするための注意事項を示している。言い換えれば、注意画面410は、ユーザが電子機器1に動作モードをスリープモードあるいはシャットダウンモードに設定させる場合に指紋認証の成功が発生しないようにするための注意事項を示している。
図15の例では、注意画面410には、ユーザが、電子機器1に動作モードをスリープモードあるいはシャットダウンモードに設定させる場合には、上述の指紋登録モードで電子機器1に登録された指紋を有する指とは異なる指で電源ボタン3aを押下操作すべきであることが示されている。電子機器1に登録された指紋を有する指とは異なる指で電源ボタン3aがさわれる場合には、指紋認証に失敗することから、コンテンツが意図せずにダウンロードされる可能性を低減することができる。さらに、注意画面410には、ユーザが、電子機器1に動作モードをスリープモードあるいはシャットダウンモードに設定させる場合には、バックボタン3cを押下操作して表示領域20の表示を一つ前の表示に戻した後、電源ボタン3aを押下操作すべきであることが示されている。バックボタン3cが押下されて表示領域20の表示が一つ前の表示に戻ると、認証画面400の表示が消去されて指紋認証モードが解除されることから、電源ボタン3aがさわられても指紋認証は行われない。よって、コンテンツが意図せずにダウンロードされる可能性を低減することができる。その結果、電子機器1の利便性が向上する。
なお、認証画面400が表示されている状態で、ユーザは、電子機器1にコンテンツをダウンロードさせることを取りやめて、電子機器1にホーム画面300を表示させたいことがある。この場合、ホームボタン3dが認証ボタンであるとき、ユーザがホームボタン3dをさわることによりコンテンツが意図せずにダウンロードされる可能性がある。このような場合にも、注意画面410を表示することによって、コンテンツが意図せずにダウンロードされる可能性を低減することができる。
また、注意画面410は、電子機器1がコンテンツをダウンロードするたびに表示されてもよいし、電子機器1が出荷された後のコンテンツの最初のダウンロードのときだけ表示されてもよい。また、注意画面410は、各ウェブサイトについて、そのウェブサイトを利用してはじめてコンテンツをダウンロードするときだけ表示されてもよい。
また、注意画面410とともに、注意画面410を電子機器1が今後表示するか否かをユーザが選択するための選択画面が表示されてもよい。この場合、ユーザは、選択画面に対して所定の操作を行うことによって、注意画面410を電子機器1が今後表示するか否かを電子機器1に対して指定することができる。
<第2変形例>
本変形例では、電子機器1は、認証画面400を表示している状態で電源ボタン3aがさわられても指紋認証を行わずに、ユーザの意思を確認するための確認画面500を表示することによって、コンテンツが意図せずにダウンロードされる可能性を低減する。以下の本変形例について説明する。
電子機器1は、上記と同様に、ユーザが指定するウェブサイトを提供するウェブサーバに無線通信部110を用いてアクセスする。そして、電子機器1は、アクセスしたウェブサーバが提供するウェブページを受信して表示領域20に表示する。その後、ユーザは表示領域20に対して各種操作を行うことによって、ダウンロードするコンテンツ(アプリケーションなど)を電子機器1に指定する。電子機器1は、ユーザから指定されたコンテンツをダウンロードすることを、各種コンテンツを記憶するサーバに通知する。その後、電子機器1は、図16の上側に示されるように、認証画面400を表示部220に表示させる。このとき、動作モードは、指紋認証モードには設定されない。動作モードは、制御部100が、電源ボタン3aが指でさわられているか否かを繰り返し判定する指操作判定モードに設定される。
表示領域20に認証画面400が表示されている状態で、電源ボタン3aが指でさわられると、制御部100は電源ボタン3aが指でさわられていると判定する。そして、制御部100は、例えば、図16の下側に示されるような確認画面500を、認証画面400の替りに表示部220に表示させる。このとき、動作モードは指紋認証モードに設定されていないことから、指紋認証は行われない。
確認画面500は、指紋認証を行うか、動作モードをスリープモードに設定するか、シャットダウン用のダイアログボックス360を表示するかのユーザの意思を確認するための画面である。確認画面500には、例えばボタン501〜503が含まれている。
ボタン501は、電子機器1に指紋認証を実行させるためのボタンである。ボタン502は、電子機器1に動作モードをスリープモードに設定させるためのボタンである。ボタン503は、電子機器1にダイアログボックス360を表示させるためのボタンである。
確認画面500を表示する電子機器1は、動作モードをスリープモードに設定するという処理の実行指示であるスリープ実行指示が入力されると、動作モードをスリープモードに設定する。本変形例では、確認画面500に対する所定の操作が、スリープ実行指示となっている。具体的には、ボタン502に対する所定の操作(例えばタップ操作)が、スリープ実行指示となっている。したがって、ユーザがボタン502に対してタップ操作を行うと、動作モードがスリープモードに設定される。
ここで、上述のように、制御部100が電子機器1の所定の構成を制御することによって、動作モードがスリープモードに設定される。したがって、スリープ実行指示は、制御部100が動作モードをスリープモードに設定するために行う処理の実行指示であると言える。以後、制御部100が動作モードをスリープモードに設定するために行う処理を「スリープ対応処理」と呼ぶことがある。また、スリープ実行指示を「スリープ対応処理実行指示」と呼ぶことがある。
確認画面500を表示する電子機器1は、ダイアログボックス360の表示の実行指示であるダイアログ表示実行指示が入力されると、ダイアログボックス360を表示する。本変形例では、確認画面500に対する所定の操作が、ダイアログ表示実行指示となっている。具体的には、ボタン503に対する所定の操作(例えばタップ操作)が、ダイアログ表示実行指示となっている。したがって、ユーザがボタン503に対してタップ操作を行うと、表示領域20にダイアログボックス360が表示される。
確認画面500を表示する電子機器1は、指紋認証の実行指示である認証実行指示が入力されると、指紋認証を実行する。本変形例では、確認画面500に対して所定の操作が行われた後に電源ボタン3aが指でふれられることが、認証実行指示となっている。具体的には、ボタン501に対して所定の操作(例えばタップ操作)が行われた後に電源ボタン3aが指でふれられることが、認証実行指示となっている。したがって、ユーザが、ボタン501に対してタップ操作を行った後に電源ボタン3aを指でふれると、指紋認証が実行される。
制御部100での指紋認証が成功すると、電子機器1は、ユーザが指定したコンテンツを所定のサーバからダウンロードして記憶部103に保存する。一方で、指紋認証が失敗した場合には、制御部100は、認証失敗情報380を表示部220に表示させる。
このように、本変形例では、制御部100は、電源ボタン3aが指でふれられたとき、指紋認証を行わずに確認画面500を表示部220に表示させた後に、電子機器1に対して、認証実行指示が行われたとき指紋認証を行い、スリープ対応処理実行指示が行われたときスリープ対応処理を行い、ダイアログ表示実行指示が行われたときにダイアログボックス360を表示するという状態を有している。
なお、ユーザが、ボタン501に対して例えばタップ操作を行うと、制御部100は、例えば図17に示される通知画面510を表示部220に表示させてもよい。通知画面510は、ユーザに対して、電源ボタン3aを再度さわるように通知する画面である。
また、認証画面400が表示されている状態で(図16の上側)で、電源ボタン3aが短押し操作される場合には、確認画面500が表示された後にあるいは表示される前に、動作モードがスリープモードに設定される。また、同様の状態で、電源ボタン3aが長押し操作される場合には、確認画面500が表示された後に、シャットダウン用のダイアログボックス360が表示される。
また、確認画面500が表示されている状態で(図16の下側)、電源ボタン3aが短押し操作される場合には、動作モードがスリープモードに設定される。つまり、電源ボタン3aの短押し操作もスリープ実行指示となる。また、同様の状態で、電源ボタン3aが長押し操作される場合には、ダイアログボックス360が表示される。つまり、電源ボタン3aの長押し操作も、ダイアログ表示実行指示となる。
以上のように、本変形例では、認証画面400が表示されている場合に電源ボタン3aが指でふれられたとき、指紋認証が行われずに確認画面500が表示される。そして、電子機器1に対して認証実行指示が行われたとき、指紋認証が行われる。したがって、認証画面400が表示されている場合に、ユーザが無意識に電源ボタン3aをさわったとしても、あるいはユーザがコンテンツのダンロードとは別の目的のために電源ボタン3aをさわったとしても、コンテンツが意図せずにダウンロードされる可能性を低減することができる。よって、電子機器1の利便性が向上する。
なお、ボタン502に対して所定の操作が行われたとき、図18に示される通知画面520が表示されてもよい。通知画面520は、電源ボタン3aに対して短押し操作を行うことを通知する画面である。この場合、通知画面520の表示後、電源ボタン3aが短押し操作されると、動作モードがスリープモードに設定される。この例では、ボタン502に対する所定の操作後の電源ボタン3aの短押し操作がスリープ実行指示となる。
また、ボタン504に対して所定の操作が行われたときに、図19に示される通知画面530が表示されてもよい。通知画面530は、電源ボタン3aに対して長押し操作を行うことを通知する画面である。この場合、通知画面530の表示後、電源ボタン3aが長押し操作されると、ダイアログボックス360が表示される。この例では、ボタン503に対する所定の操作後の電源ボタン3aの長押し操作が、ダイアログ表示実行指示となる。
また、確認画面500は、電子機器1がコンテンツをダウンロードするたびに表示されてもよいし、電子機器1が出荷された後のコンテンツの最初のダウンロードのときだけ表示されてもよい。また、確認画面500は、各ウェブサイトについて、そのウェブサイトを利用してはじめてコンテンツをダウンロードするときだけ表示されてもよい。コンテンツのダウンロード時に確認画面500が表示されない場合には、認証画面400が表示されているときに、第1変形例と同様に動作モードが指紋認証モードに設定される。
また、確認画面500とともに、確認画面500を電子機器1が今後表示するか否かをユーザが選択するための選択画面が表示されてもよい。この場合、ユーザは、選択画面に対して所定の操作を行うことによって、確認画面500を電子機器1が今後表示するか否かを電子機器1に対して指定することができる。
<第3変形例>
上述の第1変形例のように、認証画面400が表示されている場合に動作モードが指紋認証モードに設定される際には、電子機器1が認証画面400を表示する状態に変化したときに電源ボタン3aが指でさわられていると、指紋認証が実行されて、コンテンツが意図せずにダウロードされる可能性がある。
そこで、本変形例では、認証画面400が表示されている場合には、制御部100は、電源ボタン3aが指でさわられたときに指紋認証を行う。つまり、制御部100は、認証画面400が表示されている場合、電源ボタン3aが指でさわられていない状態から指でさわられている状態に変化したと判定したときに、指紋認証を行う。そして、制御部100は、認証画面400が表示される状態に変化したときに電源ボタン3aが指でさわられている場合、指紋認証を実行しない。つまり、制御部100は、その状態が、電源ボタン3aが指でさわられたときに指紋認証を行う状態に変化したときに電源ボタン3aが指でさわられている場合、指紋認証を実行しない。以下に具体例を挙げて本変形例について説明する。
図20は本変形例の電子機器1の動作を説明するための図である。例えば、認証画面400が表示されている状態で電源ボタン3aが短押し操作されて動作モードがスリープモードになっている状況を考える。この状況において電源ボタン3aが短押し操作されると、動作モードがロックモードになって、ロック画面350が表示される(図20の上側)。そして、ロック画面350が表示される状態で、電源ボタン3aが指でさわられると指紋認証が行われる。指紋認証に成功すると、電子機器1は、ロック画面350を表示する状態から、認証画面400を表示する状態に変化する(図20の下側)。
制御部100は、ロック画面350が表示される状態から、認証画面400が表示される状態に変化したときに電源ボタン3aが指でさわられている場合、指紋認証を実行しない。そして、制御部100は、認証画面400が表示されるようになった後、電源ボタン3aが指でさわれると、指紋認証を実行する。これにより、ユーザが、電子機器1にロックモードを解除させた後も引き続き電源ボタン3aを指でふれている場合でも、コンテンツが意図せずダウンロードされる可能性を低減することができる。よって、電子機器1の利便性が向上する。認証画面400が表示されるときに電源ボタン3aを指でさわっていたユーザは、認証画面400が表示された後、電源ボタン3aから指を一度はなして、電源ボタン3aを再度指でさわることによって、電子機器1に指紋認証を実行させることができる。
制御部100は、ロック画面350以外の画面が表示されている状態から、認証画面400が表示される状態に変化したときに電源ボタン3aが指でふれられている場合にも、指紋認証を行わない。例えば、実行されているアプリケーションに応じた画面が表示されている場合に、バックボタン3cが押圧操作されて、認証画面400が表示されることがある。このような場合、アプリケーションに応じた画面が表示される状態から、認証画面400が表示される状態に変化したときに電源ボタン3aが指でふれられている場合、制御部100は指紋認証を行わない。
以上のように、本変形例では、制御部100は、その状態が、電源ボタン3aが指でさわられたときに指紋認証を行う状態に変化したときに電源ボタン3aが指でさわられている場合、指紋認証を実行しない。これにより、指紋認証が意図せずに実行される可能性を低減することができる。
なお、認証画面400が表示される状態に変化したときに電源ボタン3aが指で触られている場合には、図21に示されるような注意画面550が表示されてもよい。注意画面550には、指紋認証の実行のためには電源ボタン3aから一度指を離した後に電源ボタン3aを指で再度触れる必要があることが示されている。注意画面550は、指紋認証の実行のためには電源ボタン3aから一度指を離した後に電源ボタン3aを指で再度触れる必要があることを通知する通知情報であると言える。
<その他の変形例>>
上述の第2及び第3変形例では、電子機器1がコンテンツをダウンロードするための指紋認証について説明したが、上記内容は他の目的で指紋認証が利用される場面でも適用することができる。
例えば、それを実行するためには指紋認証が必要なアプリケーションが存在する場合を考える。このような場合、上述のホーム画面300に含まれる、そのアプリケーションを実行するためのアプリケーションアイコン305に対して例えばタップ操作が行われると、表示領域20には、上述の認証画面400と同様の、アプリケーションの実行に指紋認証が必要であることをユーザに通知するアプリ実行認証画面が表示される。その後、指紋認証に成功すると、制御部100は、タップ操作されたアプリケーションアイコンに応じたアプリケーションを記憶部103から読み出して実行する。このような場合、第2変形例では、アプリ実行認証画面とともに注意画面410が表示される。これにより、意図せず指紋認証の成功が発生する可能性を低減することができる。また、第3変形例では、例えばロック画面350が表示されている状態から、アプリ実行認証画面が表示される状態に変化したときに電源ボタン3aが指でさわられている場合には指紋認証が実行されない。これにより、意図せずに指紋認証が実行される可能性を低減することができる。
上記の例では、電子機器1は、スマートフォン等の携帯電話機であったが、他の種類の電子機器であってよい。電子機器1は、例えば、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ウェアラブル機器などであってよい。電子機器1として採用されるウェアラブル機器は、リストバンド型あるいは腕時計型などの腕に装着するタイプであってもよいし、ヘッドバンド型あるいはメガネ型などの頭に装着するタイプであってもよいし、服型などの体に装着するタイプであってもよい。
以上のように、電子機器1は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この開示がそれに限定されるものではない。また、上述した各種変形例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の変形例が、この開示の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 電子機器
3a 電源ボタン
3b 操作ボタン
3d ホームボタン
100 制御部
140 指紋センサ

Claims (23)

  1. 表示部と、
    ハードウェアボタンと、
    前記ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサと、
    前記指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行い、前記ハードウェアボタンに対する指による所定操作が行われたと判定したときに当該所定操作に応じた情報を前記表示部に表示させる処理部と
    を備え、
    前記処理部は、前記所定操作が行われる場合、前記指紋認証を行い、当該指紋認証に失敗したときには、当該指紋認証の失敗を通知する通知情報の表示を前記表示部に開始させた後に、前記所定操作に応じた前記情報の表示を前記表示部に開始させる第1状態を有する、電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記処理部は、前記所定操作が行われる場合、前記指紋認証を行わずに、当該所定操作に応じた前記情報を前記表示部に表示させる第2状態をさらに有し、
    前記処理部は、前記第1及び第2状態のそれぞれにおいて、前記ハードウェアボタンに対する操作時間がしきい値以上あるいはしきい値よりも大きくなると、前記所定操作が行われたと判定し、
    前記第1状態で使用される前記しきい値は、前記第2状態で使用される前記しきい値よりも大きい、電子機器。
  3. 電子機器であって、
    表示部と、
    ハードウェアボタンと、
    前記ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサと、
    前記指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行う処理部と
    を備え、
    前記処理部は、
    前記ハードウェアボタンに対する指による第1操作が行われたと判定すると、前記指紋認証を行わずに、当該第1操作に応じた第1処理を行う第1状態と、
    前記ハードウェアボタンが指でさわられたとき、前記指紋認証を行わずに、前記指紋認証を行うか、前記第1処理を行うかのユーザの意思を確認するための確認画面を前記表示部に表示させた後に、前記電子機器に対して、前記指紋認証の実行指示が行われたとき前記指紋認証を行い、前記第1処理の実行指示が行われたとき前記第1処理を行う第2状態と
    を有する、電子機器。
  4. 請求項3に記載の電子機器であって、
    前記第1処理の実行指示は、前記確認画面に対する第2操作を含む、電子機器。
  5. 請求項3及び請求項4のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記第1処理の実行指示は、前記ハードウェアボタンに対する前記第1操作を含む、電子機器。
  6. 請求項3に記載の電子機器であって、
    前記第1処理の実行指示は、前記確認画面に対して第2操作が行われた後の前記ハードウェアボタンに対する前記第1操作を含む、電子機器。
  7. 請求項6に記載の電子機器であって、
    前記第2状態の前記処理部は、前記確認画面に対して前記第2操作が行われたとき、前記ハードウェアボタンに対して前記第1操作を行うことを通知する第1通知情報を前記表示部に表示させる、電子機器。
  8. 請求項3乃至請求項7のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記電子機器に対する前記指紋認証の実行指示は、前記確認画面に対して第3操作が行われた後に前記ハードウェアボタンが指でふれられることを含む、電子機器。
  9. 請求項8に記載の電子機器であって、
    前記第2状態の前記処理部は、前記確認画面に対して前記第3操作が行われたとき、前記ハードウェアボタンを指でふれることを通知する第2通知情報を前記表示部に表示させる、電子機器。
  10. 請求項3乃至請求項9のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記処理部は、前記ハードウェアボタンに対する指による第4操作が行われたと判定すると、前記指紋認証を行わずに、当該第4操作に応じた第2処理を行う第3状態をさらに有し、
    前記第2状態の前記処理部は、前記ハードウェアボタンが指でさわられたとき、前記指紋認証を行わずに、前記指紋認証を行うか、前記第1処理を行うか、前記第2処理を行うかのユーザの意思を確認するための前記確認画面を前記表示部に表示させた後に、前記電子機器に対して、前記指紋認証の実行指示が行われたとき前記指紋認証を行い、前記第1処理の実行指示が行われたとき前記第1処理を行い、前記第2処理の実行指示が行われたとき前記第2処理を行う、電子機器。
  11. 請求項3乃至請求項10のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記第2状態の前記処理部は、第3処理の実行に前記指紋認証が必要であることを通知する画面を前記表示部が表示している場合に前記ハードウェアボタンが指でさわられたとき、前記指紋認証を行わずに、前記確認画面を前記表示部に表示させた後に、前記電子機器に対して、前記指紋認証の実行指示が行われたとき前記指紋認証を行い、前記第1処理の実行指示が行われたとき前記第1処理を行い
    前記第2状態の前記処理部が前記指紋認証の実行指示に応じて行った前記指紋認証が成功したとき、前記第3処理が行われる、電子機器。
  12. ハードウェアボタンと、
    前記ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサと、
    前記指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行う処理部と
    を備え、
    前記処理部は、前記ハードウェアボタンが指でさわられたときに前記指紋認証を行う認証実行状態を有し、
    前記処理部は、前記処理部の状態が、前記認証実行状態が解除されている状態から前記認証実行状態に変化したときに前記ハードウェアボタンが指でさわられている場合、前記指紋認証を行わない、電子機器。
  13. 請求項12に記載の電子機器であって、
    表示部をさらに備え、
    前記処理部は、前記処理部の状態が、前記認証実行状態が解除されている状態から前記認証実行状態に変化したとき、前記指紋認証の実行のためには前記ハードウェアボタンから指を離した後に当該ハードウェアボタンを指で再度さわる必要があることを通知する通知情報を前記表示部に表示させる、電子機器。
  14. 請求項12及び請求項13のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記処理部は、前記処理部の状態が、前記認証実行状態が解除されている状態から前記認証実行状態に変化した後に前記ハードウェアボタンが指でさわられた場合、前記指紋認証を実行する、電子機器。
  15. 表示部と、ハードウェアボタンと、前記ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器が備える、当該電子機器の動作を制御する制御装置であって、
    前記指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行い、前記ハードウェアボタンに対する指による所定操作が行われたと判定したときに当該所定操作に応じた情報を前記表示部に表示させる処理部を備え、
    前記処理部は、前記所定操作が行われる場合、前記指紋認証を行い、当該指紋認証に失敗したときには、当該指紋認証の失敗を通知する通知情報の表示を前記表示部に開始させた後に、前記所定操作に応じた前記情報の表示を前記表示部に開始させる状態を有する、制御装置。
  16. 表示部と、ハードウェアボタンと、前記ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器が備える、当該電子機器の動作を制御する制御装置であって、
    前記指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行う処理部を備え、
    前記処理部は、
    前記ハードウェアボタンに対する指による所定操作が行われたと判定すると、前記指紋認証を行わずに、当該所定操作に応じた所定処理を行う第1状態と、
    前記ハードウェアボタンが指でさわられたとき、前記指紋認証を行わずに、前記指紋認証を行うか、前記所定処理を行うかのユーザの意思を確認するための確認画面を前記表示部に表示させた後に、前記電子機器に対して、前記指紋認証の実行指示が行われたとき前記指紋認証を行い、前記所定処理の実行指示が行われたとき前記所定処理を行う第2状態と
    を有する、制御装置。
  17. ハードウェアボタンと、前記ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器が備える、当該電子機器の動作を制御する制御装置であって、
    前記指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行う処理部を備え、
    前記処理部は、前記ハードウェアボタンが指でさわられたときに前記指紋認証を行う認証実行状態を有し、
    前記処理部は、前記処理部の状態が、前記認証実行状態が解除されている状態から前記認証実行状態に変化したときに前記ハードウェアボタンが指でさわられている場合、前記指紋認証を行わない、制御装置。
  18. ハードウェアボタンと、前記ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器を制御するための制御プログラムであって、
    前記電子機器に、
    前記ハードウェアボタンに対する指による所定操作が行われる場合、前記指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行い、当該指紋認証に失敗したときには、当該指紋認証の失敗を通知する通知情報の表示を開始した後に、前記所定操作に応じた情報の表示を開始する工程を実行させるための制御プログラム。
  19. ハードウェアボタンと、前記ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器を制御するための制御プログラムであって、
    前記電子機器に、
    前記ハードウェアボタンに対する指による所定操作が行われたと判定すると、前記指紋センサでの指紋検出結果に基づいた指紋認証を行わずに、当該所定操作に応じた所定処理を行う工程と、
    前記ハードウェアボタンが指でさわられたとき、前記指紋認証を行わずに、前記指紋認証を行うか、前記所定処理を行うかのユーザの意思を確認するための確認画面を表示した後に、前記電子機器に対して、前記指紋認証の実行指示が行われたとき前記指紋認証を行い、前記所定処理の実行指示が行われたとき前記所定処理を行う工程と
    を実行させるための制御プログラム。
  20. ハードウェアボタンと、前記ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器を制御するための制御プログラムであって、
    前記電子機器は、前記ハードウェアボタンが指でさわられたときに前記指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行う認証実行状態を有し、
    前記電子機器に、
    前記電子機器の状態が、前記認証実行状態が解除されている状態から前記認証実行状態に変化したときに前記ハードウェアボタンが指でさわられている場合、前記指紋認証を行わせないようにするための制御プログラム。
  21. ハードウェアボタンと、前記ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器の動作方法であって、
    前記ハードウェアボタンに対する指による所定操作が行われる場合、前記指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行い、当該指紋認証に失敗したときには、当該指紋認証の失敗を通知する通知情報の表示を開始した後に、前記所定操作に応じた情報の表示を開始する工程を備える、電子機器の動作方法。
  22. ハードウェアボタンと、前記ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器の動作方法であって、
    前記ハードウェアボタンに対する指による所定操作が行われたと判定すると、前記指紋センサでの指紋検出結果に基づいた指紋認証を行わずに、当該所定操作に応じた所定処理を行う工程と、
    前記ハードウェアボタンが指でさわられたとき、前記指紋認証を行わずに、前記指紋認証を行うか、前記所定処理を行うかのユーザの意思を確認するための確認画面を表示した後に、前記電子機器に対して、前記指紋認証の実行指示が行われたとき前記指紋認証を行い、前記所定処理の実行指示が行われたとき前記所定処理を行う工程と
    を備える、電子機器の動作方法。
  23. ハードウェアボタンと、前記ハードウェアボタンをさわる指の指紋を検出する指紋センサとを備える電子機器の動作方法であって、
    前記電子機器は、前記ハードウェアボタンが指でさわられたときに前記指紋センサでの指紋検出結果に基づいて指紋認証を行う認証実行状態を有し、
    前記電子機器の状態が、前記認証実行状態が解除されている状態から前記認証実行状態に変化したときに前記ハードウェアボタンが指でさわられている場合、前記指紋認証を行わない、電子機器の動作方法。

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