JP6733528B2 - 回転支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、回転支持構造に関するものである。
シートに装着されるアームレストやヘッドレストには、角度を可変にする構成が採用されている(特許文献1−4参照)。特許文献1には、ロック用のコイルばねを用いて、無段階の角度に調整可能なアームレスト装置が記載されている。このアームレスト装置において、アームレストの角度を大きくする方向(アームレストの先端を上側に向ける方向)への動作は可能となっている。しかし、アームレストの角度を小さくする場合には、アームレストを最上位置に移動させて下方動作のロックが解除される必要がある。つまり、一旦アームレストを最上位置に移動させなければ、アームレストの角度を小さくすることができない。
これに対して、特許文献2−4に記載のアームレスト装置は、簡単な動作で、アームレースとの角度を保持しているロック機構を解除することができる。特許文献2に記載のアームレスト装置は、アームレストの先端に設けられているノブを押圧操作することで、角度を保持している係止爪同士の係合を解除する。特許文献3に記載のアームレスト装置は、アームレストの側面に設けられた調整用レバーを操作することで、角度を保持しているラチェット歯と回転ポールとの係合を解除する。
特許文献4に記載のアームレスト装置は、アームレストを僅かに持ち上げて変位させることにより、ロック解除レバーを操作窓に係合させることで、コイルばねを用いたロック機構を解除する。
特開2010−46339号公報 実公昭63−12772号公報 特許第5239503号公報 実開平5−28249号公報
特許文献1に記載のアームレスト装置では、最上位置までアームレストを移動させなければ、アームレストの角度を小さくすることができない。そのため、アームレストの角度を大きくする場合も小さくする場合も、簡単な操作で調整できることが望まれている。
特許文献2,3に記載のアームレスト装置では、ロック解除のための部材(ノブ、調整用レバー)を操作しなければならず、さらに簡単な操作で調整できることが望まれる。さらに、外部にロック解除のための部材が存在しているため、意匠上かつ形状設計上で制約がある。特許文献4に記載のアームレスト装置では、アームレストを僅かに上昇させる程度で、ロック機構を解除できる。しかし、特許文献2−4に記載のアームレスト装置は、ロック機構を解除するための専用部材を備える必要がある。ロック解除のための専用部材を有することにより、非常に複雑な構造を有しており、部品点数が多くなり、かつ、質量が大きくなってしまう。
本発明は、簡易かつ軽量な構造で、かつ、簡易な操作によって角度調整が可能な回転支持構造を提供することを目的とする。
本発明に係る回転支持構造は、基軸部材と、前記基軸部材に片持ち支持されると共に、基端が前記基軸部材に回転可能に支持される回転体とを備える。前記回転体は、前記基軸部材に平行に設けられた偏心軸部材と、前記基軸部材に回転可能に支持され、かつ、前記偏心軸部材に支持される第一部材と、前記偏心軸部材に支持され、前記第一部材に対して前記偏心軸部材の軸まわりに回転可能に設けられる第二部材とを備える。
前記第一部材は、前記基軸部材を挿通した状態で前記基軸部材に回転可能に支持される第一支持部と、前記第一支持部に一体に設けられ、かつ、前記偏心軸部材を挿通した状態で前記偏心軸部材に支持される第一偏心部とを備える。
前記第二部材は、前記偏心軸部材を挿通した状態で前記偏心軸部材に支持され、前記第一部材に対して前記偏心軸部材の軸まわりに回転可能に設けられる第二支持部と、前記第二支持部に一体に設けられ、前記第二支持部の回転に伴って前記基軸部材の外周面に対して当接状態と離間状態とを切り替えられる第二当接部と、前記第二支持部に一体に設けられ、前記第二支持部から前記回転体の自由端側に延在する第二本体部とを備える。
そして、前記第一支持部と前記第二当接部の少なくとも一方は、前記基軸部材に当接する部位に摩擦係合面を有する。前記第一支持部と前記第二当接部とが前記基軸部材を挟み込むことにより、前記回転体の前記基軸部材に対する姿勢が維持される。前記第二部材が前記第一部材に対して前記偏心軸部材の軸まわりに回転されることで、前記回転体の前記基軸部材に対する姿勢を調整可能となる。
本発明によれば、第二部材と第一部材とが偏心軸部材の軸まわりに相対的に回転することにより、回転体の姿勢を維持する状態(ロック状態)と回転体の姿勢を調整可能な状態(ロック解除状態)とを切り替えることができる。つまり、回転体の姿勢を調整可能な状態にするための操作は、非常に簡易である。詳細には、第二部材を僅かに移動させることにより、回転体の姿勢を調整可能な状態にすることができる。
また、回転体は、偏心軸部材、第一部材、および、第二部材を少なくとも備える。これらの部材が、回転体の姿勢を維持するために機能すると共に、回転体の姿勢を調整可能とするために機能している。つまり、本発明に係る回転支持構造においては、従来のように回転体の姿勢を維持するための機構(ロック機構)とは別にロック解除機構を構成する部材が必要ない。従って、回転支持構造は、構造が簡易となり、部品点数が低減し、かつ、質量の低減を図ることができる。また、回転支持構造は、回転体の姿勢を調整するための専用部材を必要としないことから、意匠上および形状設計上、非常に良好となる。
アームレスト装置の斜視図である。 第一実施形態のアームレストの内部構造を示す正面図(図1の右前から見た図)である。 図2のIII方向矢視図である。 図2のIV方向矢視図である。 図2のV方向矢視図である。 図2のVI−VI断面図である。 図2のVII−VII断面図である。 図2に示すアームレストを構成する第一部材の正面図である。 図8に示す第一部材の平面図である。 図8に示す第一部材の底面図である。 図8に示す第一部材の右側面図である。 図8に示す第一部材の左側面図である。 図2に示すアームレストを構成する第二部材の正面図である。 図13に示す第二部材の平面図である。 図13に示す第二部材の底面図である。 図13に示す第二部材の右側面図である。 図2に示すアームレストに延在方向の引張力を付与した場合のアームレストの変形状態を示す図である。二点鎖線は、変形前のアームレストの外形を示す。 図2に示すアームレストに回転方向の力を付与した場合のアームレストの変形状態を示す図である。二点鎖線は、変形前のアームレストの外形を示す。 図2に示すアームレストに折り曲げ力を付与した場合のアームレストの変形状態を示す図である。二点鎖線は、変形前のアームレストの外形を示す。 第二実施形態のアームレストの内部構造を示す断面図であって、図21のXX−XX断面図に相当する。 図20のXXI方向矢視図である。 第三実施形態のアームレストの内部構造を示す正面図である。 第四実施形態のアームレストの内部構造を示す正面図である。 第五実施形態のアームレストの内部構造を示す正面図である。 第六実施形態のアームレストの内部構造を示す正面図である。 第七実施形態のヘッドレストの内部構造を示す側面図である。
(1.第一実施形態)
(1−1.アームレスト装置1の構成)
回転支持構造を適用したアームレスト装置1について図1を参照して説明する。図1の左前側が、シートの前方であり、図1の右奥側が、シートの後方であり、図1の上方が、シートの上方である。
アームレスト装置1は、基軸部材2と、基軸部材2に回転可能に支持される回転体としてのアームレスト3とを備える。基軸部材2は、円柱状または円筒状に形成されている。基軸部材2は、シート(図示せず)のシートバック(図示せず)の側方に配置される。例えば、基軸部材2は、シートバック、シートクッションまたはシートの近傍の部材に固定される。
基軸部材2がシートバックに固定される場合には、基軸部材2は、シートバックの側面に直接固定される。基軸部材2がシートクッションに固定される場合には、例えば、シートクッションの側面から上方に延びたブラケット(図示せず)に固定される。また、基軸部材2がシートの近傍の部材に固定される場合には、当該近傍の部材は、例えば、シートが設置される床面などである。そして、基軸部材2は、床面から上方に延びたブラケットに固定される。アームレスト3は、シートバックの側方に配置され、シートバック、シートクッションまたはシートの近傍の部材に固定される基軸部材2に回転可能に支持される。
アームレスト3は、長尺状に形成されている。アームレスト3は、基軸部材2に片持ち支持されている。アームレスト3の基端(図1の右奥端)が、基軸部材2に回転可能に支持される。アームレスト3は、ほぼ水平状態と、先端が上方を向く立状態との間で、回転する。
(1−2.アームレスト3の内部構造)
アームレスト3の内部構造について、図2−図16を参照して説明する。ここで、図2−図7は、アームレスト3の内部構造を示す図であって、二点鎖線にてアームレスト3の外形を示す。図8−図12は、アームレスト3を構成する第一部材20を示す図である。図13−図16は、アームレスト3を構成する第二部材30を示す図である。
アームレスト3は、偏心軸部材10、第一部材20、第二部材30、および、発泡体により形成される被覆材40を備える。偏心軸部材10、第一部材20および第二部材30が、アームレスト3の芯材を構成する。ここで、図2において、基軸部材2とアームレスト3の自由端とを結ぶ方向を、延在方向L1(回転体延在方向に相当する)と定義する。また、延在方向に直交しかつ基軸部材2に直交する方向を、直交方向L2(回転体直交方向に相当する)と定義する。
偏心軸部材10は、金属により円柱状または円筒状に形成されている。偏心軸部材10は、基軸部材2に平行に設けられている。偏心軸部材10は、基軸部材2と同程度の外径と同程度か、僅かに小さい外径を有する。偏心軸部材10は、基軸部材2に対してアームレスト3の自由端側(図2の左側)にずれて配置されている。さらに、偏心軸部材10は、基軸部材2とアームレスト3の自由端とを結ぶ面(L1を通る面)に対して、直交方向L2にずれて配置されている。特に、偏心軸部材10は、当該結ぶ面に対して上側にずれて配置されている。
第一部材20は、金属により形成されている。第一部材20は、アームレスト3の全長に対して、半分以下の長さを有する。第一部材20は、図2に示すように、基軸部材2に回転可能に支持され、かつ、偏心軸部材10にも回転可能に支持される。
第一部材20は、図8−図12に示すように、第一支持部21を備える。第一支持部21は、円孔を有する円環部21aを備える。円環部21aの円孔には、基軸部材2が挿通されている。つまり、第一支持部21は、基軸部材2を挿通した状態で基軸部材2に回転可能に支持されている。
第一支持部21は、円環部21aの両側面(円環部21aの円孔の軸方向の両端面)に設けられる扇状の受部21b,21cをさらに備える。扇状の受部21b,21cは、円環部21aの円孔の内周面の一部分と同一面上に位置する円弧凹面を有する。扇状の受部21b,21cは、円環部21aのほぼ上側半分の範囲に相当する位置に位置する。つまり、扇状の受部21b,21cは、基軸部材2の外周面において周方向の一部のみに当接する。
第一部材20は、図8−図12に示すように、さらに、第一偏心部22を備える。第一偏心部22は、第一支持部21に一体に設けられている。第一偏心部22は、円孔を有する円環状に形成されている。第一偏心部22の円孔は、第一支持部21の円環部21aの円孔と平行に設けられている。第一偏心部22の円孔は、延在方向L1において、アームレスト3の中央より基端側(図2の右側)に位置する。第一偏心部22の円孔には、偏心軸部材10が挿通される。つまり、第一偏心部22は、偏心軸部材10を挿通した状態で偏心軸部材10に支持されている。第一偏心部22は、第一支持部21の外径より小さな外径に形成されている。第一偏心部22の側面(第一偏心部22の円孔の軸方向の端面)は、第一支持部21の円環部21aの側面より僅かに突出している。ただし、第一偏心部22の突出量は、第一支持部21の扇状の受部21b,21cの突出量より小さい。
第二部材30は、図2に示すように、金属または樹脂により形成されており、アームレスト3の全長に近い長さを有しており、延在方向L1においてアームレスト3の大部分を占める長尺部材である。第二部材30は、偏心軸部材10に支持され、第一部材20に対して偏心軸部材10の軸まわりに回転可能に設けられる。
第二部材30は、図13−図16に示すように、相互に対向する第二支持部31,31を備える。第二支持部31,31は、同軸状に円孔を有している。また、第二支持部31,31の円孔は、第一偏心部22の円孔と同径かつ同軸状に配置される。第二支持部31,31の円孔には、偏心軸部材10の端側のそれぞれが挿通される。つまり、第二支持部31,31は、偏心軸部材10を挿通した状態で偏心軸部材10に支持されている。
さらに、第二支持部31,31が相互に対向する面は、第一部材20の第一偏心部22の両側面の全面に対向する。詳細には、第二支持部31,31が相互に対向する面は、第一偏心部22に相対移動可能な程度の隙間を有して、第一偏心部22を軸方向に挟み込む。第二支持部31,31は、偏心軸部材10を挿通した状態で偏心軸部材10に支持され、第一部材20に対して偏心軸部材10の軸まわりに回転可能に設けられる。つまり、第二支持部31,31が第一偏心部22に対して回転する際に、第二支持部31,31が相互に対向する面は、第一偏心部22の両側面(図7の左右面)と摺動する。
第二部材30は、図13−図16に示すように、さらに、第二当接部32,32を備える。第二当接部32,32は、第二支持部31,31に一体に設けられ、第二支持部31,31から延在方向L1方向に位置する。詳細には、第二当接部32,32は、第二支持部31,31からアームレスト3の自由端とは反対側に位置する。
第二当接部32,32は、第二支持部31,31の偏心軸部材10の軸まわりの回転に伴って、基軸部材2の外周面に対して当接状態と離間状態とを切り替えられる。第二当接部32,32は、基軸部材2の外周面において、直交方向L2の一方側(図2の下側)の面に当接する。そして、第二当接部32,32は、扇状の受部21b,21cが当接する面(図2の上面)とは反対側の面に当接する。ここで、偏心軸部材10は、図2の上側にずれているため、第二当接部32,32は、基軸部材2の外周面において偏心軸部材10が直交方向L2にてずれている方向とは反対側の面に当接している。つまり、第二当接部32,32と扇状の受部21b,21cとは、基軸部材2を挟む関係に位置する。
さらに、第二当接部32,32は、基軸部材2との当接し得る面に、凹凸状の複数の歯を有する。つまり、複数の歯は、基軸部材2の外周面との関係から、摩擦係合面となる。ただし、第二当接部32,32の基軸部材2との当接し得る面は、歯に代えて、大きな摩擦係数を有する材料により形成されるようにしてもよい。
第二部材30は、図13−図16に示すように、さらに、第二本体部33を備える。第二本体部33は、第二支持部31,31に一体に設けられており、第二部材30の延在方向の大部分を占める。第二本体部33は、第二支持部31,31からアームレスト3の自由端側に延在する。つまり、第二本体部33は、第二支持部31,31を基準とした場合に、第二当接部32,32とは反対側に延在する。
発泡体により形成される被覆材40は、発泡ポリウレタン、発泡ポリオレフィン等の発泡樹脂により形成される。被覆材40は、アームレスト3の芯材としての偏心軸部材10、第一部材20および第二部材30の外側を覆う。被覆材40は、容易に変形可能であると共に、形状復帰力を有する。従って、被覆材40は、第一部材20と第二部材30とが図2に示す状態から移動した場合に、図2に示す状態に戻す力を発揮する。なお、アームレスト3は、被覆材40の外表面に表皮を有するようにしてもよい。
(1−3.アームレスト3の姿勢維持状態)
次に、アームレスト3の姿勢を維持する状態について、図2を参照して説明する。姿勢維持状態では、偏心軸部材10は、基軸部材2とアームレスト3の自由端とを結ぶ面(L1を通る面)に対して、直交方向L2の一方側(図2の上側)にずれて配置されている。このとき、第二部材30の第二当接部32,32は、基軸部材2の外周面に当接している。つまり、第一支持部21の扇状の受部21b,21cと第二当接部32,32とが基軸部材2を挟み込む。
第二当接部32,32は、摩擦係合面を有するため、挟み込みによって、第二当接部32,32と基軸部材2との相対回転が規制される。その結果、第一部材20と第二部材30との偏心軸部材10の軸まわりの相対回転が規制される。このようにして、アームレスト3の姿勢が維持される。
ここで、アームレスト3の上面に人の腕が載置された状態(通常状態)では、第二部材30の先端側に下方への力が作用する。つまり、第二部材30には、通常状態において、偏心軸部材10を中心とした一方回転方向(図2の反時計回り)への力が付与される。この力が作用する通常状態において、扇状の受部21b,21cと第二当接部32,32とが基軸部材2を挟み込むことにより、第二当接部32,32と基軸部材2と摩擦係合力が大きくなる。そのため、第二当接部32,32と基軸部材2との相対回転が確実に規制される。従って、アームレスト3の姿勢が確実に維持される。
そして、図2に示す第一部材20および第二部材30の姿勢の状態が、基準となる状態である。この基準となる状態が、被覆材40の形状復帰力の基準の状態である。
(1−4.アームレスト3の姿勢変更時の動作)
次に、アームレスト3の姿勢を変更する際の動作について、図17−図19を参照して説明する。第二部材30が第一部材20に対して偏心軸部材10の軸まわりに回転されることで、第二当接部32,32が基軸部材2から離間する状態になる。この状態で、アームレスト3の基軸部材2に対する姿勢が調整可能となる。調整方法は、以下の3種類ある。
第一の調整方法は、図17に示すように、第二部材30に対して、延在方向L1の引張力を付与する。引張力とは、第二部材30の先端を基軸部材2から遠ざける方向に移動させる力である。
ここで、偏心軸部材10は、基軸部材2とアームレスト3の自由端とを結ぶ面(L1を通る面)から上側にずれている。従って、引張力が付与されることで、第一部材20と第二部材30とが、偏心軸部材10の軸まわりに回転して、偏心軸部材10が、当該結ぶ面に近づく方向へ移動する。つまり、第一部材20が、基軸部材2の軸まわりにおける図17の反時計回りに回転する。その結果、第二部材30の第二当接部32,32は、基軸部材2から離間する。
この状態において、アームレスト3を基軸部材2に対して任意の方向に回転することができる。ここで、被覆材40は、第二当接部32,32が基軸部材2から離間した状態において、第二当接部32,32を基軸部材2側へ付勢する付勢部材としても機能する。そのため、任意の角度で引張力を解除することで、被覆材40の付勢力(形状復帰力)によって、第二部材30の第二当接部32,32が基軸部材2に当接する状態に戻る。つまり、引張力が解除された時のアームレスト3の姿勢が維持される。
第二の調整方法は、図18に示すように、第二部材30に対して、偏心軸部材10を中心とした他方回転方向(図18の時計回り)への力を付与する。すなわち、第二部材30の先端側を上方へ押し上げる力を付与する。このとき、第一部材20は動作しないため、第二部材30が第一部材20に対して偏心軸部材10の軸まわりに回転する。その結果、第二当接部32,32が基軸部材2から離間する。この状態において、上記同様に、アームレスト3の姿勢が調整可能となる。
第三の調整方法は、図19に示すように、偏心軸部材10に対して、第二当接部32,32が基軸部材2の外周面に当接している側(図19の下側)への力を付与する。この力によって、第一部材20と第二部材30とは、偏心軸部材10の軸まわりに回転する。その結果、第二部材30の第二当接部32,32は、基軸部材2から離間する。この状態において、上記同様に、アームレスト3の姿勢が調整可能となる。
(1−5.効果)
上述したように、第二部材30と第一部材20とが偏心軸部材10の軸まわりに相対的に回転することにより、アームレスト3の姿勢を維持する状態(ロック状態)とアームレスト3の姿勢を調整可能な状態(ロック解除状態)とを切り替えることができる。つまり、アームレスト3の姿勢を調整可能な状態にするための操作は、非常に簡易である。詳細には、第二部材30を図17−図19に示すような僅かな移動によって、アームレスト3の姿勢を調整可能な状態にすることができる。
また、アームレスト3は、偏心軸部材10、第一部材20、および、第二部材30を少なくとも備える。これらの部材10,20,30が、アームレスト3の姿勢を維持するために機能すると共に、アームレスト3の姿勢を調整可能とするために機能している。つまり、第一実施形態におけるアームレスト装置1においては、従来のようにアームレスト3の姿勢を維持するための機構(ロック機構)とは別にロック解除機構を構成する部材が必要ない。従って、アームレスト装置1は、構造が簡易となり、部品点数が低減し、かつ、質量の低減を図ることができる。また、アームレスト装置1は、アームレスト3の姿勢を調整するための専用部材を必要としないことから、意匠上および形状設計上、非常に良好となる。
(1−6.変形態様)
上記第一実施形態においては、第二当接部32,32が摩擦係合面を有することとしたが、第二当接部32,32に代えて、扇状の受部21b,21cが摩擦係合面を有するようにしてもよい。この場合、扇状の受部21b,21cの円弧凹面が、凹凸状の複数の歯を有するようにしてもよい。また、扇状の受部21b,21cの円弧凹面が、歯に代えて、大きな摩擦係数を有する材料により形成されるようにしてもよい。さらに、第二当接部32,32と扇状の受部21b,21cの両者が、摩擦係合面を有するようにしてもよい。この場合、摩擦係合力は非常に高くなる。
(2.第二実施形態)
第二実施形態のアームレスト100について、図20および図21を参照して説明する。第一実施形態のアームレスト3では、第二部材30が、二股状に形成され、第一部材20を挟み込む構造とした。これに対して、第二実施形態のアームレスト100では、第一部材20が、二股状に形成され、第二部材30を挟み込む構造とする。第二実施形態のアームレスト100も、第一実施形態のアームレスト3と実質的に同様の構造となる。
(3.第三実施形態)
第三実施形態のアームレスト200について、図22を参照して説明する。アームレスト200は、さらに付勢部材240を備える。付勢部材240は、第一部材20の第一支持部21と第二部材30の第二当接部32,32とを連結する弾性体である。例えば、弾性体は、バネやゴムなどを用いることができる。また、付勢部材240は、第一支持部21と第二部材30の第二支持部31,31とを連結するようにしてもよい。
付勢部材240は、第一部材20と第二部材30とが図22に示す状態から移動した場合に、図22に示す状態に戻す力を発揮する。つまり、被覆材40と付勢部材240との両者が、アームレスト200の姿勢を維持する力を発揮すると共に、第二当接部32,32が基軸部材2から離間した状態で調整のための力が解除された時に、第二当接部32,32を基軸部材2に当接する状態に戻す力を発揮する。
(4.第四実施形態)
第四実施形態のアームレスト300について、図23を参照して説明する。第一実施形態のアームレスト3では、偏心軸部材10が、基軸部材2とアームレスト3の自由端とを結ぶ面(L1を通る面)に対して、直交方向L2の上側にずれて配置した。これに対して、第四実施形態のアームレスト300では、偏心軸部材10が、基軸部材2とアームレスト300の自由端とを結ぶ面(L1を通る面)に対して、直交方向L2の下側にずれて配置している。
この場合、アームレスト300の基軸部材2に対する姿勢の第一の調整方法は、第二部材30に対して、延在方向L1の押込力を付与する。押込力とは、第二部材30の先端を基軸部材2に近づける方向に移動させる力である。上述したように、偏心軸部材10は、基軸部材2とアームレスト300の自由端とを結ぶ面から下側にずれている。従って、押込力が付与されることで、第一部材20と第二部材30とが偏心軸部材10の軸まわりに回転して、偏心軸部材10は、当該結ぶ面から離れる方向へ移動する。つまり、第一部材20が、基軸部材2の軸まわりにおける図23の反時計回りに回転する。その結果、第二部材30の第二当接部32,32が、基軸部材2から離間する。この状態において、アームレスト300の姿勢が調整可能となる。
また、第四実施形態のアームレスト300では、第一実施形態における第二の調整方法および第三の調整方法が、同様に適用される。
(5.第五実施形態)
第五実施形態のアームレスト400について、図24を参照して説明する。第五実施形態のアームレスト400では、偏心軸部材10が、基軸部材2に対してアームレスト400の自由端とは反対側(図24の右側)にずれて配置されている。つまり、第二部材30の基端は、基軸部材2よりも、アームレスト400の基端側に位置する。従って、第二部材30が、アームレスト400の全長とほぼ同程度の長さを有する。さらに、偏心軸部材10は、基軸部材2とアームレスト400の自由端とを結ぶ面(L1を通る面)に対して、直交方向L2の上側にずれて配置されている。
この場合、アームレスト400の基軸部材2に対する姿勢の第一の調整方法は、第二部材30に対して、延在方向L1の引張力を付与する。上述したように、偏心軸部材10は、基軸部材2とアームレスト400の自由端とを結ぶ面から上側にずれている。さらに、偏心軸部材10は、基軸部材2よりも、アームレスト400の自由端とは反対側に位置する。
従って、引張力が付与されることで、第一部材20と第二部材30とが偏心軸部材10の軸まわりに回転して、偏心軸部材10は、当該結ぶ面から離れる方向(図24の上側)へ移動する。つまり、第一部材20が、基軸部材2の軸まわりにおける図24の反時計回りに回転する。その結果、第二部材30の第二当接部32,32が、基軸部材2から離間する。この状態において、アームレスト400の姿勢が調整可能となる。また、第五実施形態のアームレスト400では、第一実施形態における第二の調整方法が、同様に適用される。
(6.第六実施形態)
第六実施形態のアームレスト500について、図25を参照して説明する。第六実施形態のアームレスト500では、偏心軸部材10が、基軸部材2に対してアームレスト500の自由端とは反対側(図25の右側)にずれて配置されている。つまり、第二部材30の基端は、基軸部材2よりも、アームレスト500の基端側に位置する。従って、第二部材30が、アームレスト500の全長とほぼ同程度の長さを有する。さらに、偏心軸部材10は、基軸部材2とアームレスト500の自由端とを結ぶ面(L1を通る面)に対して、直交方向L2の下側にずれて配置されている。
この場合、アームレスト500の基軸部材2に対する姿勢の第一の調整方法は、第二部材30に対して、延在方向L1の押込力を付与する。上述したように、偏心軸部材10は、基軸部材2とアームレスト500の自由端とを結ぶ面から下側にずれている。さらに、偏心軸部材10は、基軸部材2よりも、アームレスト500の自由端とは反対側に位置する。
従って、押込力が付与されることで、第一部材20と第二部材30とが偏心軸部材10の軸まわりに回転して、偏心軸部材10は、当該結ぶ面に近づく方向(図25の上側)へ移動する。つまり、第一部材20が、基軸部材2の軸まわりにおける図25の反時計回りに回転する。その結果、第二部材30の第二当接部32,32が、基軸部材2から離間する。この状態において、アームレスト500の姿勢が調整可能となる。また、第六実施形態のアームレスト500では、第一実施形態における第二の調整方法が、同様に適用される。
(7.第七実施形態)
次に、回転支持構造を適用したヘッドレスト装置600について図26を参照して説明する。図26の左側が、シートの前方であり、図26の右側が、シートの後方であり、図26の上方が、シートの上方である。
ヘッドレスト装置600は、シートバックに装着されるU字形状に形成されたヘッドレスト用ステー602と、ヘッドレスト用ステー602に回転可能に支持される回転体としてのヘッドレスト603とを備える。
ヘッドレスト用ステー602における両脚を連結する部位(符号2)が、第六実施形態のアームレスト500における基軸部材2に相当する。ヘッドレスト603は、基軸部材2に回転可能に支持されている。ヘッドレスト603は、第六実施形態のアームレスト500の構成を適用する。ただし、ヘッドレスト603は、第一実施形態から第五実施形態のアームレスト3,100,200,300,400の構成を適用することもできる。被覆材40は、アームレスト500と同様に、発泡体により形成されている。さらに、ヘッドレスト603は、被覆材40の外表面に表皮を有するようにしてもよい。
この場合、ヘッドレスト603の基軸部材2に対する姿勢の調整方法は、ヘッドレスト603全体に対して、前方への引張力(図26の白抜き矢印)を付与する。例えば、操作者は、ヘッドレスト603の上端および下端を把持して、ヘッドレスト603全体を前方へ移動させる。また、操作者は、ヘッドレスト603の左右端を把持して、ヘッドレスト603を前方へ移動させてもよい。第二部材30全体が前方へ移動すると、第一部材20と第二部材30とが偏心軸部材10の軸まわりに回転して、第二部材30の第二当接部32,32が、基軸部材2から離間する。この状態において、ヘッドレスト603の姿勢が調整可能となる。
また、第六実施形態のアームレスト500における調整方法と同様に、ヘッドレスト603の自由端に対して、延在方向L1の押込力を付与することもできる。この場合も、第一部材20と第二部材30とが偏心軸部材10の軸まわりに回転して、第二部材30の第二当接部32,32が、基軸部材2から離間する。この状態において、ヘッドレスト603の姿勢が調整可能となる。
さらに、ヘッドレスト603の自由端に対して、前方に移動させる力を付与する。すなわち、第二部材30に対して、偏心軸部材10を中心とした回転方向(図26の反時計回り)への力を付与する。このとき、第一部材20は動作しないため、第二部材30が第一部材20に対して偏心軸部材10の軸まわりに回転する。その結果、第二当接部32,32が基軸部材2から離間する。この状態において、上記同様に、ヘッドレスト603の姿勢が調整可能となる。
(8.その他)
第一実施形態における一対の第二支持部31,31および一対の第二当接部32,32は、片方のみでもよい(図4参照)。同様に、第二実施形態における第一支持部21および第一偏心部22は、一対存在するが、片方のみでもよい(図21参照)。つまり、これらの場合、アームレスト3は、第一支持部21、第一偏心部22、第二支持部31および第二当接部32をそれぞれ1つずつ有することになる。ただし、図4および図21に示すように、第一支持部21および第一偏心部22の組と第二支持部31および第二当接部32の組の一方が幅方向の中央に位置し、当該一方の組を他方の組により挟み込む構造とする方が、非常に安定している。
上記には、回転支持構造として、アームレスト装置およびヘッドレスト装置を例に挙げて説明した。この他に、片持ち支持された回転体の姿勢(角度)の調整が必要な装置には、同様に適用可能である。
1:アームレスト装置(回転支持構造)、 3,100,200,300,400:アームレスト(回転体)、 2:基軸部材、 10:偏心軸部材、 20:第一部材、 21:第一支持部、 21a:円環部、 21b,21c:扇状の受部、 22:第一偏心部、 30:第二部材、 31:第二支持部、 32:第二当接部、 33:第二本体部、 40:被覆材(付勢部材、発泡体)、 240:付勢部材、 600:ヘッドレスト装置(回転支持構造)、 602:ヘッドレスト用ステー(基軸部材)、 603:ヘッドレスト(回転体)、 L1:延在方向、 L2:直交方向

Claims (12)

  1. 基軸部材と、
    前記基軸部材に片持ち支持されると共に、基端が前記基軸部材に回転可能に支持される回転体と、
    を備える回転支持構造であって、
    前記回転体は、
    前記基軸部材に平行に設けられた偏心軸部材と、
    前記基軸部材に回転可能に支持され、かつ、前記偏心軸部材に支持される第一部材と、
    前記偏心軸部材に支持され、前記第一部材に対して前記偏心軸部材の軸まわりに回転可能に設けられる第二部材と、
    を備え、
    前記第一部材は、
    前記基軸部材を挿通した状態で前記基軸部材に回転可能に支持される第一支持部と、
    前記第一支持部に一体に設けられ、かつ、前記偏心軸部材を挿通した状態で前記偏心軸部材に支持される第一偏心部と、
    を備え、
    前記第二部材は、
    前記偏心軸部材を挿通した状態で前記偏心軸部材に支持され、前記第一部材に対して前記偏心軸部材の軸まわりに回転可能に設けられる第二支持部と、
    前記第二支持部に一体に設けられ、前記第二支持部の回転に伴って前記基軸部材の外周面に対して当接状態と離間状態とを切り替えられる第二当接部と、
    前記第二支持部に一体に設けられ、前記第二支持部から前記回転体の自由端側に延在する第二本体部と、
    を備え、
    前記第一支持部と前記第二当接部の少なくとも一方は、前記基軸部材に当接する部位に摩擦係合面を有し、
    前記第一支持部と前記第二当接部とが前記基軸部材を挟み込むことにより、前記回転体の前記基軸部材に対する姿勢が維持され、
    前記第二部材が前記第一部材に対して前記偏心軸部材の軸まわりに回転されることで、前記回転体の前記基軸部材に対する姿勢を調整可能となる、回転支持構造。
  2. 前記回転体は、前記第二当接部が前記基軸部材から離間した状態において前記第二当接部を前記基軸部材側へ付勢する付勢部材をさらに備える、請求項1に記載の回転支持構造。
  3. 前記付勢部材は、前記第一部材および前記第二部材の外側を覆う発泡体である、請求項2に記載の回転支持構造。
  4. 前記付勢部材は、前記第一支持部と前記第二部材とを連結する弾性体である、請求項2に記載の回転支持構造。
  5. 前記基軸部材と前記回転体の自由端とを結ぶ方向を回転体延在方向と定義し、
    前記回転体延在方向に直交しかつ前記基軸部材に直交する方向を回転体直交方向と定義し、
    前記偏心軸部材は、前記基軸部材と前記回転体の自由端とを結ぶ面に対して、前記回転体直交方向にずれて配置されており、
    前記偏心軸部材は、前記基軸部材に対して前記回転体の自由端側にずれて配置されており、
    前記第二当接部は、前記基軸部材の外周面において前記偏心軸部材が前記回転体直交方向にてずれている方向とは反対側の面に当接し、
    前記第二部材に対して前記回転体延在方向の引張力が付与されることにより、前記第二当接部が前記基軸部材から離間した状態となる、請求項1−4の何れか一項に記載の回転支持構造。
  6. 前記基軸部材と前記回転体の自由端とを結ぶ方向を回転体延在方向と定義し、
    前記回転体延在方向に直交しかつ前記基軸部材に直交する方向を回転体直交方向と定義し、
    前記偏心軸部材は、前記基軸部材と前記回転体の自由端とを結ぶ面に対して、前記回転体直交方向にずれて配置されており、
    前記偏心軸部材は、前記基軸部材に対して前記回転体の自由端側にずれて配置されており、
    前記第二当接部は、前記基軸部材の外周面において前記偏心軸部材が前記回転体直交方向にてずれている方向の面に当接し、
    前記第二部材に対して前記回転体延在方向の押込力が付与されることにより、前記第二当接部が前記基軸部材から離間した状態となる、請求項1−4の何れか一項に記載の回転支持構造。
  7. 前記基軸部材と前記回転体の自由端とを結ぶ方向を回転体延在方向と定義し、
    前記回転体延在方向に直交しかつ前記基軸部材に直交する方向を回転体直交方向と定義し、
    前記偏心軸部材は、前記基軸部材と前記回転体の自由端とを結ぶ面に対して、前記回転体直交方向にずれて配置されており、
    前記偏心軸部材は、前記基軸部材に対して前記回転体の自由端とは反対側にずれて配置されており、
    前記第二当接部は、前記基軸部材の外周面において前記偏心軸部材が前記回転体直交方向にてずれている方向の面に当接し、
    前記第二部材に対して前記回転体延在方向の引張力が付与されることにより、前記第二当接部が前記基軸部材から離間した状態となる、請求項1−4の何れか一項に記載の回転支持構造。
  8. 前記基軸部材と前記回転体の自由端とを結ぶ方向を回転体延在方向と定義し、
    前記回転体延在方向に直交しかつ前記基軸部材に直交する方向を回転体直交方向と定義し、
    前記偏心軸部材は、前記基軸部材と前記回転体の自由端とを結ぶ面に対して、前記回転体直交方向にずれて配置されており、
    前記偏心軸部材は、前記基軸部材に対して前記回転体の自由端とは反対側にずれて配置されており、
    前記第二当接部は、前記基軸部材の外周面において前記偏心軸部材が前記回転体直交方向にてずれている方向とは反対側の面に当接し、
    前記第二部材に対して前記回転体延在方向の押込力が付与されることにより、前記第二当接部が前記基軸部材から離間した状態となる、請求項1−4の何れか一項に記載の回転支持構造。
  9. 前記第二部材には、通常状態において、前記偏心軸部材を中心とした一方回転方向への力が付与され、
    前記通常状態において、前記第一支持部と前記第二当接部とが前記基軸部材を挟み込むことにより、前記回転体の前記基軸部材に対する姿勢が維持され、
    前記第二部材に対して前記偏心軸部材を中心とした他方回転方向への力が付与されることにより、前記第二当接部が前記基軸部材から離間した状態となる、請求項1−4の何れか一項に記載の回転支持構造。
  10. 前記基軸部材と前記回転体の自由端とを結ぶ方向を回転体延在方向と定義し、
    前記回転体延在方向に直交しかつ前記基軸部材に直交する方向を回転体直交方向と定義し、
    前記偏心軸部材は、前記基軸部材に対して前記回転体の自由端側にずれて配置されており、
    前記第二当接部は、前記基軸部材の外周面において前記回転体直交方向の一方側の面に当接し、
    前記偏心軸部材に対して前記第二当接部が前記基軸部材の外周面に当接している側への力が付与されることにより、前記第二当接部が前記基軸部材から離間した状態となる、請求項1−4の何れか一項に記載の回転支持構造。
  11. 前記回転体は、シートのシートバックの側方に配置されるアームレストであり、
    前記基軸部材は、前記シートバックの側方に配置され、前記シートバック、前記シートのシートクッションまたは前記シートの近傍の部材に固定される、請求項1−10の何れか一項に記載の回転支持構造。
  12. 前記回転体は、シートのシートバックの上端に回転可能に支持されるヘッドレストであり、
    前記基軸部材は、前記シートバックの上端に固定されるヘッドレスト用ステーである、請求項1−10の何れか一項に記載の回転支持構造。
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