JP6733243B2 - プライマー組成物 - Google Patents

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Description

本発明はプライマー組成物に関する。
一般的に、建築用シーリング材(例えば防水材)をモルタルのような無機系硬質素材等の被着体と接着させるためには、被着体にプライマーを塗布することが必要である。
現在、環境汚染をできるだけ少なくし、作業者への安全衛生をより一層向上させるために水系プライマーの開発が求められている。
本出願人はこれまでに水系プライマー組成物として例えば特許文献1を提案した。
特許文献1には、アクリル粒子を含有する、アクリル系エマルジョンであって、
前記アクリル粒子の平均粒子径が、0.6μm以下であり、
前記アクリル粒子が、(メタ)アクリロイル基を有する重合性モノマー(A)を重合開始剤である過硫酸塩(B)の存在下で重合させて得られるポリマーの粒子であり、
前記重合性モノマー(A)が、(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー(A1)と、ヒドロキシ基を有するヒドロキシ基含有重合性モノマー(A2)とを含み、
前記(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー(A1)に対する前記過硫酸塩(B)のモル比(B/A1)が、0.007以上であり、
前記(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー(A1)に対する前記ヒドロキシ基含有重合性モノマー(A2)が有するヒドロキシ基(OH)のモル比(OH/A1)が、0.05以上であり、
固形分が15質量%以上40質量%未満である、アクリル系エマルジョンを含有するシーリング材用水系プライマー組成物が記載されている。
特開2014−172992号公報
本発明者らは特許文献1を参考にしてプライマー組成物を調製し評価したところ、このようなプライマー組成物は耐水性が低い場合があることが明らかとなった。
そこで、本発明は耐水性に優れる、プライマー組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、アルコキシシリル基を有するポリ(メタ)アクリレートとアルコキシシリル基を有する自己乳化型の(メタ)アクリル系ポリマーとを特定の合計含有量で含有することによって所望の効果が得られることを見出し、本発明に至った。
本発明は上記知見等に基づくものであり、具体的には以下の構成により上記課題を解決するものである。
1. (メタ)アクリル系エマルジョンと、第3級アミン類とを含有し、
前記(メタ)アクリル系エマルジョンが、アルコキシシリル基1を有するポリ(メタ)アクリレート、及び、アルキル基とヒドロキシ基とカルボキシ基とアルコキシシリル基2とを有する自己乳化型の(メタ)アクリル系ポリマーを含み、
前記ポリ(メタ)アクリレート及び前記(メタ)アクリル系ポリマーの合計含有量が、15〜60質量%である、防水材用のプライマー組成物。ただし、前記ポリ(メタ)アクリレートは、ヒドロキシ基又はカルボキシ基を有さない。
2. 前記(メタ)アクリル系ポリマーに対する前記ポリ(メタ)アクリレートの質量比が、0.01〜0.2である、上記1に記載のプライマー組成物。
3. 前記ポリ(メタ)アクリレートが1分子あたり前記アルコキシシリル基1を0.2個以上有する、上記1又は2のプライマー組成物。
4. 前記ポリ(メタ)アクリレートの重量平均分子量が、1,000〜15,000である、上記1〜3のいずれかに記載のプライマー組成物。
5. 前記(メタ)アクリル系ポリマーが、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(B1)、ヒドロキシ基を有するヒドロキシ基含有重合性化合物(B2)、(メタ)アクリル酸(B3)及び(メタ)アクリル系シランカップリング剤(B4)により形成される繰り返し単位を有する、上記1〜4のいずれかに記載のプライマー組成物。
6. 前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル(B1)に対する前記ヒドロキシ基含有重合性化合物(B2)のモル比が、0.01〜0.3である、上記5に記載のプライマー組成物。
7. 前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル(B1)に対する前記(メタ)アクリル酸(B3)のモル比が、0.05〜0.49である、上記5または6に記載のプライマー組成物。
8. 前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル(B1)に対する前記(メタ)アクリル系シランカップリング剤(B4)のモル比が、0.01〜0.12である、上記5〜7のいずれかに記載のプライマー組成物。
9. 前記(メタ)アクリル酸(B3)に対する前記第3級アミン類のモル比が、0.1〜1.0である、上記5〜8のいずれかに記載のプライマー組成物。
10. 前記防水材が、ウレタン防水材である、上記1〜9のいずれかに記載のプライマー組成物。
本発明のプライマー組成物は耐水性に優れる。
本発明について以下詳細に説明する。
なお、本明細書において、(メタ)アクリレートはアクリレートまたはメタクリレートを表し、(メタ)アクリロイルはアクリロイルまたはメタクリロイルを表し、(メタ)アクリルはアクリルまたはメタクリルを表す。
また、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
本明細書において、特に断りのない限り、各成分はその成分に該当する物質をそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。成分が2種以上の物質を含む場合、成分の含有量は、2種以上の物質の合計の含有量を意味する。
[プライマー組成物]
本発明のプライマー組成物(本発明の組成物)は、
(メタ)アクリル系エマルジョンと、第3級アミン類とを含有し、
前記(メタ)アクリル系エマルジョンが、アルコキシシリル基1を有するポリ(メタ)アクリレート、及び、アルキル基とヒドロキシ基とカルボキシ基とアルコキシシリル基2とを有する自己乳化型の(メタ)アクリル系ポリマーを含み、
前記ポリ(メタ)アクリレート及び前記(メタ)アクリル系ポリマーの合計含有量が、15〜60質量%である、防水材用のプライマー組成物である。ただし、前記ポリ(メタ)アクリレートは、ヒドロキシ基又はカルボキシ基を有さない。
本発明の組成物はこのような構成をとるため、所望の効果が得られるものと考えられる。その理由は明らかではないが、およそ以下のとおりと推測される。
本発明の組成物は、ポリ(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリル系ポリマーを含有し、両者がアルコキシシリル基を有し、上記アルコキシシリル基が加水分解及び縮合反応することによって、ポリ(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル系ポリマーとの間に結合が形成され、生成するプライマー膜の耐水性が向上すると推測される。
以下、本発明の組成物に含有される各成分について詳述する。
<(メタ)アクリル系エマルジョン>
本発明の組成物は(メタ)アクリル系エマルジョンを含有する。
本発明において、エマルジョンは分散媒と分散質とを含み、分散質が分散媒に分散する状態のものを意味する。
分散媒は特に制限されない。例えば、水、水溶性有機溶媒が挙げられる。
(メタ)アクリル系エマルジョンは分散質として所定のポリ(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリル系ポリマーを含む。分散質は粒子状であることが好ましい態様の1つとして挙げられる。所定のポリ(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリル系ポリマーは、本発明の組成物において、例えば、それぞれ別の粒子であってもよく、又は、コアシェル構造を形成してもよい。
本発明の組成物は水系プライマー組成物であることが好ましい態様の1つとして挙げられる。
<ポリ(メタ)アクリレート>
本発明の組成物に含有されるポリ(メタ)アクリレートは、アルコキシシリル基(これをアルコキシシリル基1と称する。)を有し、主骨格が(メタ)アクリル酸エステルにより形成される繰り返し単位を有する化合物である。ただし、上記ポリ(メタ)アクリレートは、ヒドロキシ基又はカルボキシ基を有さない。
<アルコキシシリル基1>
ポリ(メタ)アクリレートが有するアルコキシシリル基1は、ケイ素原子にアルコキシ基が結合する基である。
アルコキシ基は特に制限されない。例えば、メトキシ基、エトキシ基が挙げられる。
1個のアルコキシシリル基1が有するアルコキシ基の数は3個が好ましい。
1個のアルコキシシリル基1が有するアルコキシ基が2個以下である場合、上記アルコキシシリル基に結合する、アルコキシ基以外の基は特に制限されない。例えば、炭化水素基とすることができる。炭化水素基は特に制限されない。例えば、メチル基、エチル基のようなアルキル基が挙げられる。
ポリ(メタ)アクリレートは、耐水性により優れ、接着性に優れるという観点から、1分子あたりアルコキシシリル基1を0.2個以上有することが好ましく、0.2〜1.0個がより好ましい。
アルコキシシリル基1はポリ(メタ)アクリレートの末端及び側鎖のうちのいずれかに結合することができる。
アルコキシシリル基1は主骨格と直接又は有機基を介して結合することができる。有機基は特に制限されない。例えば、ヘテロ原子を有してもよい、炭化水素基が挙げられる。
炭化水素基としては、例えば、脂肪族炭化水素基(直鎖状、分岐状、環状を含む。)、芳香族炭化水素基、又はこれらの組合せが挙げられる。炭化水素基は不飽和結合を有してもよい。
ヘテロ原子としては、例えば、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン等が挙げられる。ヘテロ原子は別のヘテロ原子、炭素原子又は水素原子と結合して官能基を構成してもよい。
(アルキル基)
ポリ(メタ)アクリレートはアルキル基を更に有することが好ましい態様の1つとして挙げられる。
アルキル基の炭素数は1〜20が好ましい。アルキル基は、直鎖状、分岐状又は環状のうちの何れであってもよい。
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基が挙げられる。
アルキル基は主骨格と有機基を介して結合することができる。有機基は特に制限されない。例えば、エステル結合が挙げられる。
アルキル基は、例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステルによってポリ(メタ)アクリレートに導入することができる。
(主骨格)
ポリ(メタ)アクリレートの主骨格は、(メタ)アクリレートで形成される繰り返し単位を有するものであれば特に制限されない。
(メタ)アクリレートは(メタ)アクリル酸のエステルであれば特に制限されない。(メタ)アクリレートとしては例えば(メタ)アクリル酸アルキルエステルが好ましい態様の1つとして挙げられる。
(重量平均分子量)
ポリ(メタ)アクリレートの重量平均分子量は、耐水性により優れ、接着性に優れるという観点から、1,000〜15,000が好ましく、2,000〜10,000がより好ましい。
ポリ(メタ)アクリレートの重量平均分子量(Mw)は、テトラヒドロフランを溶媒とするゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)によりポリスチレン換算で表わされる重量平均分子量である。
ポリ(メタ)アクリレートはその製造方法について特に制限されない。例えば、従来公知のものが挙げられる。
ポリ(メタ)アクリレートが1分子あたりアルコキシシリル基1を1個未満有する場合、ポリ(メタ)アクリレートは、アルコキシシリル基1を有するポリ(メタ)アクリレート以外に、アルコキシシリル基1を有さないポリ(メタ)アクリレートを更に含むことができる。
アルコキシシリル基1を有さないポリ(メタ)アクリレートは、アルコキシシリル基1を有さないこと以外は、上記ポリ(メタ)アクリレートと同様とすることができる。
<(メタ)アクリル系ポリマー>
本発明の組成物に含有される(メタ)アクリル系ポリマーは、アルキル基とヒドロキシ基とカルボキシ基とアルコキシシリル基2とを有し、主骨格がポリ(メタ)アクリルであり、自己乳化型である。上記(メタ)アクリル系ポリマーはカルボキシ基を有することによって自己乳化型となることができる。
<アルキル基>
上記(メタ)アクリル系ポリマーが有するアルキル基は特に制限されない。例えば、上記ポリ(メタ)アクリレートが有することができるアルキル基と同様のものが挙げられる。
アルキル基は主骨格と有機基を介して結合することができる。有機基は特に制限されない。例えば、エステル結合が挙げられる。
アルキル基は、例えば、後述する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(B1)によって(メタ)アクリル系ポリマーに導入することができる。
<ヒドロキシ基>
上記(メタ)アクリル系ポリマーが有するヒドロキシ基は、主骨格と直接又は有機基を介して結合することができる。有機基は上記と同様である。ヘテロ原子が構成できる官能基としては、例えば、エステル結合が挙げられる。有機基としては例えば、エステル結合と炭化水素基(例えばアルキレン基)との組合せが挙げられる。
ヒドロキシ基は、例えば、後述するヒドロキシ基含有重合性化合物(B2)によって(メタ)アクリル系ポリマーに導入することができる。
<カルボキシ基>
上記(メタ)アクリル系ポリマーが有するカルボキシ基は、主骨格と直接又は有機基を介して結合することができる。有機基は上記と同様である。
カルボキシ基は、例えば、後述する(メタ)アクリル酸(B3)によって(メタ)アクリル系ポリマーに導入することができる。
<アルコキシシリル基2>
上記(メタ)アクリル系ポリマーが有するアルコキシシリル基2は、上記ポリ(メタ)アクリレートが有するアルコキシシリル基1と同様である。アルコキシシリル基2はアルコキシ基を2個又は3個有することが好ましい態様として挙げられる。
アルコキシシリル基2は、例えば、後述する(メタ)アクリル系シランカップリング剤(B4)によって(メタ)アクリル系ポリマーに導入することができる。
(主骨格)
(メタ)アクリル系ポリマーの主骨格は、(メタ)アクリロイル基を有する化合物で形成される繰り返し単位を有するものであれば特に制限されない。(メタ)アクリロイル基は(メタ)アクリロイルオキシ基であってもよい。
(重量平均分子量)
(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、耐水性により優れ、接着性に優れるという観点から、10,000以上が好ましく、10,000〜100,000がより好ましい。
(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量(Mw)は、テトラヒドロフランを溶媒とするゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)によりポリスチレン換算で表わされる重量平均分子量である。
(製造方法)
(メタ)アクリル系ポリマーはその製造方法について特に制限されない。例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(B1)、ヒドロキシ基を有するヒドロキシ基含有重合性化合物(B2)、(メタ)アクリル酸(B3)及び(メタ)アクリル系シランカップリング剤(B4)を、AIBN(2,2′−アゾビスイソブチロニトリル)のような重合開始剤の存在下で重合させることによって製造することができる。
・(メタ)アクリル酸アルキルエステル(B1)
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(B1)としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、へキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、t−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、n−ペンチル(メタ)アクリレート、イソペンチル(メタ)アクリレート、シクロペンチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、シクロオクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、n−ドデシル(メタ)アクリレート、イソミリスチル(メタ)アクリレート、n−トリデシル(メタ)アクリレート、n−テトラデシル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
・ヒドロキシ基含有重合性化合物(B2)
ヒドロキシ基含有重合性化合物はヒドロキシ基と(メタ)アクリロイル基とを有する化合物であれば特に制限されない。ヒドロキシ基と(メタ)アクリロイル基とは有機基を介して結合することができる。
ヒドロキシ基含有重合性化合物としては、例えば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートが挙げられる。
・(メタ)アクリル系シランカップリング剤(B4)
(メタ)アクリル系シランカップリング剤(B4)は例えば、アルコキシシリル基と(メタ)アクリロイル基とを有する化合物が挙げられる。アルコキシシリル基と(メタ)アクリロイル基とは有機基を介して結合することができる。
(メタ)アクリル系シランカップリング剤(B4)としては、例えば、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリプロポキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジプロポキシシラン等が挙げられる。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(B1)に対するヒドロキシ基含有重合性化合物(B2)のモル比(B2/B1)は、耐水性により優れ、接着性に優れるという観点から、0.01〜0.3が好ましく、0.06〜0.2がより好ましい。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(B1)に対する(メタ)アクリル酸(B3)のモル比(B3/B1)は、耐水性により優れ、接着性に優れるという観点から、0.05〜0.49が好ましく、0.1〜0.3がより好ましい。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(B1)に対する(メタ)アクリル系シランカップリング剤(B4)のモル比(B4/B1)は、耐水性により優れ、接着性に優れるという観点から、0.01〜0.12が好ましく、0.01〜0.1がより好ましい。
<合計含有量>
本発明において、ポリ(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリル系ポリマーの合計含有量は、本発明の組成物全量に対して、15〜60質量%である。
上記合計含有量は、耐水性により優れ、接着性に優れるという観点から、本発明の組成物全量に対して、30〜60質量%が好ましい。
(質量比)
(メタ)アクリル系ポリマーに対するポリ(メタ)アクリレートの質量比(ポリ(メタ)アクリレート/(メタ)アクリル系ポリマー)は、耐水性により優れ、接着性に優れるという観点から、0.01〜0.2が好ましく、0.06〜0.15がより好ましい。
<第3級アミン類>
本発明の組成物に含有される第3級アミン類は、窒素原子に有機基(炭素原子)が3個結合する化合物であれば特に制限されない。
第3級アミン類は、プライマー組成物中において、(メタ)アクリル系ポリマーが有するカルボキシ基と反応してカルボン酸塩を形成してもよい。
有機基は特に制限されない。例えば、上記と同様のものが挙げられる。具体的には例えば、ヒドロキシ基を有してもよい脂肪族炭化水素基が挙げられる。
第3級アミン類としては、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリブチルアミン、トリエタノールアミンが挙げられる。
(メタ)アクリル系ポリマーが有するカルボキシ基に対する第3級アミン類のモル比(第3級アミン類/カルボキシ基)、又は、上記(メタ)アクリル酸モノマー(B3)に対する第3級アミン類のモル比(第3級アミン類/B3)は、耐水性により優れ、接着性に優れるという観点から、0.1〜1.0が好ましく、0.3〜0.9がより好ましい。
(添加剤)
本発明の組成物は本発明の目的および効果を損なわない範囲で、必要に応じて更に添加剤を含有することができる。添加剤としては、例えば、所定の(メタ)アクリル系エマルジョン以外のエマルジョン;上記ポリ(メタ)アクリレート及び上記(メタ)アクリル系ポリマー以外のポリマー;第3級アミン類以外のアミン;充填剤、顔料、ブロッキング防止剤、分散安定剤、揺変剤、粘度調節剤、レベリング剤、ゲル化防止剤、光安定剤、老化防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、補強材、難燃剤、触媒、消泡剤、増粘剤、分散剤、有機溶剤が挙げられる。
(製造方法)
本発明の組成物の製造方法は特に制限されない。
例えば、上記ポリ(メタ)アクリレートと上記(メタ)アクリル系ポリマーと第3級アミン(B)と水と必要に応じて使用することができる添加剤とを混合することによって製造することができる。
本発明の組成物は、例えば、製造過程又は貯蔵中において、ポリ(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル系ポリマーとが反応してもよい。
(用途)
本発明の組成物は防水材用のプライマー組成物として使用することができる。
防水材としては、例えば、シリコーン系、変成シリコーン系、ウレタン系、ポリサルファイド系、ポリイソブチレン系防水材が挙げられる。なかでも、ウレタン防水材、特に、建築用ウレタン防水材に好適に用いることができる。ウレタン防水材はポリウレタン又はウレタンプレポリマーを含有する防水材用組成物であれば特に制限されない。
本発明の組成物を適用できる被着体としては、例えば、ガラス;アルミニウム、陽極酸化アルミニウム、鉄、亜鉛鋼板、銅、ステンレスなどの金属;モルタル、石材などの無機系硬質素材(下地);モルタルのような多孔質部材;フッ素電着、アクリル電着、フッ素塗装、ウレタン塗装、アクリルウレタン塗装された部材;塩化ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂のような樹脂;NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)などのゴム類等が挙げられる。
本発明の組成物に含有される上記ポリ(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリル系ポリマーはいずれもアルコキシシリル基を有するため、本発明の組成物は下地と防水材との接着性(密着力)に優れる。
(使用方法)
本発明の組成物の使用方法としては、例えば、上述した被着体に本発明の組成物を塗布し、任意で乾燥し、その上に防水材組成物を塗布した後、本発明の組成物および防水材組成物を硬化させる方法が挙げられる。
本発明の組成物を乾燥させる温度は、本発明の効果がより優れ、作業性に優れる点で、20℃以上が好ましい。
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明する。ただし本発明はこれらに限定されない。
((メタ)アクリル系ポリマーの調製)
下記第1表に示す、第3級アミン類又は乳化剤以外の各成分を同表に示す量(モル比)で用いて、これらを80℃の条件下で5時間攪拌して重合させ、(メタ)アクリル系ポリマーを得た。
第1表に示した各成分の詳細は以下のとおりである。
・MMA:メチルメタクリレート
・2EHA:2−エチルヘキシルアクリレート
・HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート
・MAA:メタクリル酸
・KBE−502:γ−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン(下記構造)、商品名KBE−502、信越化学工業社製。
・AIBN(2,2′−アゾビスイソブチロニトリル)
・TEA:トリエチルアミン
・乳化剤:ラウリル硫酸ナトリウム(エマール10PT、花王社製)
<プライマー組成物の製造>
下記第2表に示す各成分を同表に示す量(質量比)で用い、これらと蒸留水と第1表に示す第3級アミン類又は乳化剤とを混合し、プライマー組成物を製造した。なお、第3級アミン類又は乳化剤は、第1表に示す量(モル比)で、上記のとおり得られた各(メタ)アクリル系ポリマーと組合せて使用された。
第2表に示す固形分は、プライマー組成物全量に対する、ポリ(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリル系ポリマーの合計含有量である。
<評価>
上記のとおり製造された各プライマー組成物を以下のとおり評価した。結果を下記第2表に示す。
・初期試験片の調製
各プライマー組成物を、被着体であるモルタル(縦50mm×横50mm、パルテック社製)上に、刷毛を用いて、50g/m2の膜厚となるように塗布し、25℃で3時間乾燥させてプライマー層とした。次に、上記プライマー層の上にウレタン防水材(商品名ハマタイト アーバンルーフ U−8000、横浜ゴム株式会社製、ウレタン防水材)を厚さ5mmとなるように流し込み、25℃、45%相対湿度の条件下で3日間ウレタン防水材を硬化させ、初期試験片を得た。
(耐水性)
・耐水剥離試験
上記と同様に作製した初期試験片を、25℃の水に一週間浸漬させ、試験片を水中から取り出し、これを耐水性評価用試験片として使用した。
(耐水剥離試験)
上記のとおり得られた耐水性評価用試験片のウレタン防水材の端部を手でつかみ、23℃の条件下で、耐水性評価用試験片からウレタン防水材を180℃の角度で剥離する耐水剥離試験を行った。上記耐水剥離試験の結果を下記の評価基準で評価した。
・耐水性の評価基準
耐水試験後の接着界面の破壊形態が全てプライマーの凝集破壊(CF100)であった場合、耐水性に非常に優れると評価してこれを「A」と表示した。なお「CF」の後の数値は、接着が破壊した面積全体に対する凝集破壊(CF)が占める面積の百分率である(以下同様)。
破壊形態がCF80以上100未満であった場合、耐水性にやや優れると評価してこれを「B」と表示した。
破壊形態がCF60以上80未満であった場合、耐水性がやや劣ると評価してこれを「C」と表示した。
ウレタン防水材が耐水性評価用試験片から容易に剥がれた、又は、破壊形態がCF60未満であった場合、耐水性が悪いと評価してこれを「D」と表示した。
(接着性)
・常態剥離試験
上記のとおり得られた初期試験片のウレタン防水材の端部を手でつかみ、23℃の条件下で、初期試験片からウレタン防水材を180℃の角度で剥離する常態剥離試験を行った。上記常態剥離試験の結果を下記の評価基準で評価した。
・接着性の評価基準
常態剥離試験後の接着界面の破壊形態が全部プライマーの凝集破壊であった場合、接着性に優れると評価してこれを「A」と表示した。
常態剥離試験後の接着界面の破壊形態が、プライマーの凝集破壊と部分的な界面剥離とを有した場合、接着性が悪いと評価してこれを「B」と表示した。
(乳化)
上記のとおり得られた各プライマー組成物の外観を目視で観察した。
プライマー組成物が均一である場合、乳化が十分であると評価して、これを「A」と表示した。
プライマー組成物に一部沈殿が生じた場合、乳化がやや不十分であると評価して、これを「B」と表示した。
プライマー組成物に沈殿が多く生じた場合、乳化しなかったと評価して、これを「C」と表示した。
第2表に示した各成分の詳細は以下のとおりである。
・ポリ(メタ)アクリレート1:1分子中にトリアルコキシシリル基を0.2個有するポリ(メタ)アクリレート。商品名ARUFON US−6100、東亜合成社製。重量平均分子量2,500。ポリ(メタ)アクリレート1は、ヒドロキシ基又はカルボキシ基を有さない。
・ポリ(メタ)アクリレート2:1分子中にトリアルコキシシリル基を0.5個有するポリ(メタ)アクリレート。商品名ARUFON US−6170、東亜合成社製。重量平均分子量3,500。ポリ(メタ)アクリレート2は、ヒドロキシ基又はカルボキシ基を有さない。
・比較ポリ(メタ)アクリレート:アルコキシシリル基を有さないポリ(メタ)アクリレート。商品名ARUFON US−1000、東亜合成社製。重量平均分子量3,000。
・(メタ)アクリル系ポリマー1〜2:上記のとおり調製した(メタ)アクリル系ポリマー1〜2
・比較(メタ)アクリル系ポリマー1〜3:上記のとおり調製した比較(メタ)アクリル系ポリマー1〜3
第2表に示す結果から明らかなように、所定のポリ(メタ)アクリレートを含有せず代わりにアルコキシシリル基を有さないポリ(メタ)アクリレートを含有する比較例1は、耐水性が悪かった。
また、所定の(メタ)アクリル系ポリマーを含有せず代わりにアルコキシシリル基又はヒドロキシ基を有さない比較(メタ)アクリル系ポリマー1、2を含有する比較例2、3は、耐水性が悪かった。
所定の(メタ)アクリル系ポリマーを含有せず代わりにカルボキシ基を有さない(メタ)アクリル系ポリマー3及び乳化剤を含有する比較例4は、耐水性が悪かった。
これに対して、本発明の組成物は耐水性に優れた。
また、本発明の組成物は、乳化することができ分散性に優れ、接着性に優れた。

Claims (10)

  1. (メタ)アクリル系エマルジョンと、第3級アミン類とを含有し、
    前記(メタ)アクリル系エマルジョンが、アルコキシシリル基1を有するポリ(メタ)アクリレート、及び、アルキル基とヒドロキシ基とカルボキシ基とアルコキシシリル基2とを有する自己乳化型の(メタ)アクリル系ポリマーを含み、
    前記ポリ(メタ)アクリレート及び前記(メタ)アクリル系ポリマーの合計含有量が、15〜60質量%である、防水材用のプライマー組成物。ただし、前記ポリ(メタ)アクリレートは、ヒドロキシ基又はカルボキシ基を有さない。
  2. 前記(メタ)アクリル系ポリマーに対する前記ポリ(メタ)アクリレートの質量比が、0.01〜0.2である、請求項1に記載のプライマー組成物。
  3. 前記ポリ(メタ)アクリレートが1分子あたり前記アルコキシシリル基1を0.2個以上有する、請求項1又は2のプライマー組成物。
  4. 前記ポリ(メタ)アクリレートの重量平均分子量が、1,000〜15,000である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のプライマー組成物。
  5. 前記(メタ)アクリル系ポリマーが、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(B1)、ヒドロキシ基を有するヒドロキシ基含有重合性化合物(B2)、(メタ)アクリル酸(B3)及び(メタ)アクリル系シランカップリング剤(B4)により形成される繰り返し単位を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のプライマー組成物。
  6. 前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル(B1)に対する前記ヒドロキシ基含有重合性化合物(B2)のモル比が、0.01〜0.3である、請求項5に記載のプライマー組成物。
  7. 前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル(B1)に対する前記(メタ)アクリル酸(B3)のモル比が、0.05〜0.49である、請求項5または6に記載のプライマー組成物。
  8. 前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル(B1)に対する前記(メタ)アクリル系シランカップリング剤(B4)のモル比が、0.01〜0.12である、請求項5〜7のいずれか1項に記載のプライマー組成物。
  9. 前記(メタ)アクリル酸(B3)に対する前記第3級アミン類のモル比が、0.1〜1.0である、請求項5〜8のいずれか1項に記載のプライマー組成物。
  10. 前記防水材が、ウレタン防水材である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のプライマー組成物。
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