JP6731556B2 - 照明ネットワークの分散制御 - Google Patents

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Description

本発明は、照明ネットワークの分散制御、すなわち、照明内の照明器具が、中央コントローラを全く必要とせずに、互いに制御するように協働する、分散制御に関する。
「コネクテッド照明」とは、ライト(照明器具)が、Zig−Bee、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi、Ethernetなどのネットワーク通信プロトコル、又は、そのようなプロトコルの組み合わせに準拠した、ネットワーク技術を使用する、ライトと制御デバイス(スマートフォン、タブレット、スマートスイッチなど)との間のデータの通信に基づいて制御されることが可能な、照明システムのクラスを指す。このようにして、照明器具は、照明ネットワークを形成し、その場合、照明器具は、照明ネットワークのノードである。このことにより、コネクテッド照明システムは、従来の照明システムよりも豊富な機能を提供することが可能となり、例えば、ユーザが、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、又は他のユーザデバイス上で実行されるアプリケーション(アプリ)を使用して、ライトを直接制御することを可能にし、照明ネットワーク内に、光スイッチ又はセンサなどの新たな制御点を、レガシーシステムでは必要とされるであろう再配線を伴うことなく、容易に組み込むことを可能にする。
「インテリジェント照明器具」とは、当該用語が本明細書で使用されるとき、照明ユニット(すなわち、照明源)と、占有を検出するための1つ以上のセンサと、インテリジェントに挙動するように構成されている、マイクロコントローラなどの制御ロジックと、通信インタフェース、すなわち、照明ネットワーク内の他のデバイスと(直接、又は照明ネットワーク内の1つ以上の他の照明器具を介して)通信して、メッセージが照明ネットワークから受信されること、及びセンサデータがネットワーク内の他のデバイスに通信されることを可能にするための、何らかの通信手段とを備える、照明ネットワーク内で使用するための照明器具を指す。
照明器具は、ルータとして機能するように構成されることができ、それにより、照明を供給するだけではなく、照明器具はまた、照明ネットワーク内の他のデバイス間のメッセージもルーティングする。ZigBeeネットワークの文脈では、そのようなデバイスは、ZigBeeルータ(ZigBee Router;ZR)と称される。
照明ネットワークは、中央コントローラによって制御されてもよい。ZigBeeネットワークでは、ZigBeeコーディネータ(ZigBee Coordinator;ZC)として指定されるデバイスは、例えば、他のネットワークへのゲートウェイ(ブリッジ)としても機能することが可能な、集中型エリアコントローラの役割を果たす。このアーキテクチャでは、コマンドは、或る1つの照明器具から別の照明器具に中継されることができるが、それらのコマンドは、中央コントローラから発信される。
D1(欧州特許第2595456(A2)号)は、送信機、受信機、及び無線照明システムを開示しており、この場合、送信機が、センサから起動信号を受信して、送信機IDと、受信ライトがオン又はオフになるべき時間Tの長さを指示するデータとを含む、無線信号を送信する。受信機は、ライトに制御信号を送信する出力、タイマー、及び無線受信機を含む。
集中制御は、照明ネットワークを単純化することができるが、それはまた、単一障害点も導入するものであり、エリアコントローラが故障した場合には、照明ネットワーク内の照明器具は、故障が補正されるか、又は新たなエリアコントローラが割り当てられるまで、もはや制御されることができない。この理由から、この単一障害点を取り除くために、照明器具を分散制御で(すなわち、中央エリアコントローラを使用せずに)動作させることを選択することができる。
これらの照明器具が、ますます複雑になるにつれて、これらの照明器具を制御するために必要とされる制御ロジック(ハードウェア及びソフトウェア)もまた、ますます複雑になる。制御ロジックが、より複雑になるにつれて、必要とされる通信もまた、より複雑になる。適切に管理されない限り、特に大規模ネットワーク及び制限された帯域幅(例えば、ZigBee)においては、分散制御によって課される通信要件の増大を、もはやネットワークが処理することができなくなるという強いリスクが存在する。
本発明の発明者らは、占有の監視に基づく(すなわち、占有が検出されると、照明器具の照明源が自動的にオンに切り替えられ、最近占有が検出されていない場合に、自動的にオフに切り替えられる)分散制御に関する特定の問題点、すなわち、照明器具間の協調を必要とする、占有関連のイベントが発生すると、複数の照明器具が、占有メッセージをブロードキャストすることによって、このイベントに応答することにより、このことを処理するためのネットワーク帯域幅が不十分である場合に、ネットワークの「フラッディング」を引き起こし得るという点を認識している。特にZigBeeでは、メッセージをブロードキャストすることは、ブロードキャストメッセージを受信する全てのノードが、(少なくとも1回)メッセージを再ブロードキャストしなければならないため不経済であり、それゆえ、フラッディングが容易に発生する恐れがある。
したがって、本発明の第1の態様は、照明器具のための照明器具コントローラであって、照明器具の少なくとも1つの占有感知デバイスからセンサ信号を受信するように構成されている、センサ入力と、照明ネットワークと通信するための通信インタフェースと、センサ信号と照明ネットワークから受信された着信占有メッセージとの組み合わせに基づいて、照明器具に関する動作モードのセットのうちの1つを選択するように構成されている、モードセレクタと、選択された動作モードに従って、照明器具の照明源を制御するように構成されている、ローカル制御コンポーネントと、動作モードのうちの第1の動作モードが選択されている場合に、開始イベントが発生すると、分散制御プロシージャを開始することによって、照明ネットワークを介して、発信占有メッセージを選択的にブロードキャストするように構成されている、分散制御コンポーネントとを備える、照明器具のための照明器具コントローラを目的とする。
分散制御プロシージャは、開始されると、照明ネットワークから着信占有メッセージが受信されることなく、分散制御プロシージャの開始のタイミングに対して、ランダム化された待機時間間隔(randomized wait interval)が経過する場合には、照明ネットワークを介して発信占有メッセージをブロードキャストすることによって応答し、当該時間間隔が経過する前に、着信占有メッセージが受信される場合には、発信占有メッセージはブロードキャストされないように実行される。すなわち、当該時間間隔が経過する前に、照明ネットワークから着信占有メッセージが受信される場合には、照明器具からブロードキャストは発生せず、受信されない場合には、発信占有メッセージがブロードキャストされる。
本発明の第2の態様は、第1の態様による照明器具コントローラと、少なくとも1つの占有感知デバイスと、それらに結合されている照明源とを備える、照明器具を目的とする。
このように構成されている複数の照明器具を有する照明ネットワークでは、待機時間間隔のランダム化は、第1の動作状態にある照明器具のうちの1つ(すなわち、待機時間間隔が最初に経過する照明器具)のみが、発信占有メッセージをブロードキャストすることによって、開始イベントに応答することを確実にするものであり、このことは、照明器具が、発信メッセージ内で他の照明器具に任意の必要な情報を伝達することを可能にするばかりではなく、他の照明器具からの発信占有メッセージ(重複メッセージ又は不適切なメッセージなど)の送信もまた抑制する。不適切なメッセージの一例は、継続的な占有が検出されている間に、占有通知が定期的にブロードキャストされる場合である。一部の実装形態では、これらの占有通知は、少なくとも1つの照明器具が依然として占有を検出している場合には不適切であろう、任意選択的なオフ切り替え命令(switch-off instruction)がブロードキャストされることを防止する(以下を参照されたい)。
実施形態では、開始イベントは、モードセレクタによる第1の動作モードの選択、又は、第1の動作モードが選択されている時点での、照明ネットワークからの着信占有メッセージの受信であってもよい。
動作モードのセットは、
− センサ信号内の占有のインディケーション(indication)を検出することに応答して、モードセレクタが選択するように構成されている、タスクモードと、
− 非占有モードと、
− バックグラウンドモードと、を含み、モードセレクタは、着信占有メッセージに応答して、非占有モードからバックグラウンドモードに切り替えるように構成されている。
ローカル制御コンポーネントは、バックグラウンドモード又はタスクモードが選択される場合に、非占有モードが選択される場合よりも大きい強度で光を放出するべく、照明源を制御するように構成されてもよい。例えば、ローカル制御コンポーネントは、バックグラウンドモードが選択される場合に、非占有モードが選択される場合よりも大きい強度で、及び、タスクモードが選択される場合に、更に大きい強度で光を放出するべく、照明源を制御するように構成されてもよい。
モードセレクタは、保持時間間隔(hold interval)にわたって、センサ信号内で占有のインディケーションが検出されなかった場合に、タスクモードからバックグラウンドモードに切り替えるように構成されてもよい。
分散制御プロシージャは、通知プロシージャであって、第1の動作モードが選択されたまま維持されている間に、
− 照明ネットワークから着信占有通知が受信されることなく、通知プロシージャの開始のタイミングに対して、ランダム化された通知待機時間間隔(randomized notification wait interval)が経過するときは常に、照明ネットワークを介して発信占有通知をブロードキャストして、通知プロシージャを再開することによって応答し、
− 開始のタイミングに対して、ランダム化された通知待機時間間隔が経過する前に、着信占有通知が受信されるときは常に、発信占有通知をブロードキャストせずに、通知プロシージャを再開することによって応答するように、繰り返し実行される通知プロシージャであってもよく、
第1の動作モードから、動作モードのうちの異なる1つへの切り替えが発生する場合に、通知プロシージャが終了される。
第1の動作モードは、タスクモードであってもよく、それにより、通知プロシージャは、タスクモードが選択されたまま維持されている間に繰り返し実行される。
通知プロシージャは、第2の動作モードから第1の動作モードへの変化に応答して開始されてもよい。
分散制御コンポーネントはまた、当該変化の発生時(最近の着信占有通知(存在する場合には)と、その後の変化までの時間が、所定の時間間隔未満であるという点で)照明器具で最近の着信占有通知が、受信されていない限り、第2の動作モードから第1の動作モードへの変化に即時に応答して、照明ネットワークを介して、最初の占有メッセージをブロードキャストするように構成されてもよい。
分散制御コンポーネントは、通知プロシージャの終了時に、最終占有メッセージをブロードキャストするように構成されてもよい。あるいは、このことは、図5Dを参照して以下で説明されるように、ブロードキャストトラフィックを更に低減するために省略されてもよい。
通知プロシージャは、タスクモードからバックグラウンドモードへの切り替えに応答して終了されてもよい。
モードセレクタは、オフ切り替え待機時間間隔(switch-off wait interval)にわたって占有通知が受信されていない場合に、又は、照明ネットワークからの着信オフ切り替え命令に応答して、バックグラウンドモードから非占有モードに切り替えるように構成されてもよい。
オフ切り替え待機時間間隔は、ランダム化されてもよく、分散制御コンポーネントは、当該時間間隔が経過する前に着信オフ切り替え命令が受信されない限り、ランダム化されたオフ切り替え待機時間間隔が経過すると、照明ネットワークを介して、発信オフ切り替え命令をブロードキャストするように構成されている。
オフ切り替え待機時間間隔は、通知待機時間間隔よりも長くてもよい。
別の実施例として、分散制御プロシージャは、命令プロシージャであって、第1の動作モードが選択されたまま維持されている間に、
− 照明ネットワークから着信占有通知が受信されることなく、命令プロシージャの開始のタイミングに対して、ランダム化された命令待機時間間隔が経過する場合には、照明ネットワークを介して発信命令をブロードキャストすることによって応答し、ローカル制御コンポーネントは、その場合に照明源によって放出される光の強度を調節するように構成され、
− 開始のタイミングに対して、ランダム化された命令待機時間間隔が経過する前に、着信占有通知が受信されるときは常に、発信命令をブロードキャストせずに、命令プロシージャを再開することによって応答し、ローカル制御コンポーネントは、その場合に光強度を調節せず、
着信占有通知が停止された場合にのみ、強度が調節されるように、繰り返し実行される命令プロシージャであってもよい。
照明ネットワークから着信占有通知が受信されることなく、命令プロシージャの開始のタイミングに対して、ランダム化された命令待機時間間隔が経過する場合には、モードセレクタは、動作モードのうちの異なる1つに切り替えることによって応答して、命令プロシージャが終了される。
第1の動作モードは、バックグラウンドモードであってもよい。
異なる動作モードは、非占有モードであってもよく、命令は、(他の照明器具も同様に非占有に移行させる)オフ切り替え命令であってもよい。
分散制御コンポーネントは、タスクモードにおいて通知プロシージャを実行し、バックグラウンドモードにおいて命令プロシージャを実行するように構成されてもよい。
分散制御プロシージャが再開されるたびに、新たなランダム化された待機時間間隔が使用されてもよい。
ランダム化された待機時間間隔は、ランダムに生成されたジッタ時間で、所定の待機時間間隔を調節することによって、計算されてもよい。
本発明の第2の態様は、照明ネットワーク内の複数の照明器具を制御する方法を目的とし、方法は、照明器具のそれぞれにおいて、照明器具の少なくとも1つの占有感知デバイスから、センサ信号を受信するステップと、センサ信号と照明ネットワークから照明器具において受信された着信占有メッセージとの組み合わせに基づいて、照明器具に関する動作モードのセットのうちの1つを選択するステップと、選択された動作モードに従って、照明器具の照明源を制御するステップと、動作モードのうちの第1の動作モードが選択されている場合に、開始イベントが発生すると、分散制御プロシージャを開始することによって、照明ネットワークを介して、発信占有メッセージを選択的にブロードキャストするステップであって、分散制御プロシージャは、開始されると、照明ネットワークから着信占有メッセージが受信されることなく、分散制御プロシージャの開始のタイミングに対して、ランダム化された待機時間間隔が経過する場合には、照明ネットワークを介して発信占有メッセージをブロードキャストすることによって応答し、当該時間間隔が経過する前に、着信占有メッセージが受信される場合には、発信占有メッセージはブロードキャストされないように実行されるステップとを、実施することを含む。
実施形態では、第1の態様の任意の実施形態の、任意の特徴が実施されてもよい。
本発明の第3の態様は、コンピュータ可読記憶媒体上に記憶されているコードであって、照明器具において実行されると、第2の態様の方法又は第2の態様の方法の任意の実施形態のステップを実施するように構成されているコードを含む、コンピュータプログラム製品を目的とする。
より良好に本発明を理解するために、及び、どのようにして本発明の実施形態が遂行され得るかを示すために、以下の図が参照される。
照明ネットワーク内の照明器具の機能ブロック図を示す。 照明ネットワーク内でメッセージをブロードキャストするための例示的メカニズムを示す。 照明器具に関する状態図を示す。 状態図の更なる詳細を示す。 検出された動きに対する照明器具の例示的な反応の様子を示す。 照明器具のセットによって照明される空間の斜視図を示す。 検出された動きに応答する照明器具のセットの、協調された挙動の実施例を示す。 検出された動きに応答する照明器具のセットの、協調された挙動の実施例を示す。 代替的な協調された照明器具の挙動の一実施例を示す。 グローバルタイマーに基づく協調された挙動の実施例を示す。 グローバルタイマーに基づく協調された挙動の実施例を示す。
占有の監視に基づく分散制御で動作する照明ネットワークでは、理想的には、全ての光制御メッセージ及び占有メッセージが、領域内の全てのデバイスと共有されることが望まれる。本発明の実施形態は、ZigBeeネットワークの文脈で説明され、これらのメッセージは、以下となる。
− 特定の調光(薄暗い)レベルに移行する、特定の事前設定に移行するなどのように、他の照明器具に命令する、ブロードキャスト光制御メッセージ(「命令」)。
− それ自体は占有を検出しない照明器具が(例えば、バックグラウンド照明を供給するために)アクティブなまま維持されることを確実にするための、占有を検出する全てのノードによる、ブロードキャスト動き同期(同調)メッセージ(「占有通知」)。
言及されたように、特にZigBeeでは、ブロードキャストメッセージは、ブロードキャストメッセージを受信する全てのノードが(少なくとも1回)メッセージを再ブロードキャストしなければならないため、極めて不経済である。このことは、ZigBeeブロードキャストの数を、最大で毎秒約1つのメッセージに制限する、システム要件をもたらす。特に、大規模ネットワーク、例えば数百個のZigBeeノードのネットワークでは、追加的な対策が一切施されなければ、この制限を超過してネットワークのフラッディングを引き起こす、高いリスクが存在する。
説明される実施形態は、分散型の光制御を実行し、占有情報を共有する、堅牢で確実な方法を依然として維持しつつも、ZigBeeネットワーク内でのブロードキャストメッセージの数が低減されることを可能にする。
図1は、照明ネットワーク100内の照明器具L、すなわち照明デバイスの、機能ブロック図を示す。照明器具は、照明器具コントローラ102、並びに、照明器具コントローラ102に接続されている、少なくとも1つの占有感知デバイス110(占有センサ)及び照明源112を備える。
占有センサ110は、占有を検出するために好適な任意のデバイス、すなわち、モーションセンサ、例えば、受動型赤外線(passive-infrared;PIR)センサ、カメラなどの、占有センサ110によって感知される領域内にユーザが存在し得るというインディケーションを検出するために好適な、任意のデバイスとすることができる。
照明源112は、照明を放出することが可能な任意のデバイス、すなわち、結果として、照明器具Lの近傍のユーザが自身の周囲を見ることが可能な十分な強度の光を、十分な領域にわたって放出することが可能な、LEDランプ、ガス放電又はフィラメント電球などの、任意のデバイスとすることができる。
照明器具Lは、天井若しくは壁に取り付けられた照明器具、自立型照明器具(例えば、テーブルランプ、デスクランプ、又はフロアランプなど)、ウォールウォッシャ、又は、LEDストリップなどの従来とはやや異なる形態、表面若しくは家具に組み込まれた照明器具、又は、空間を照射するように空間内に照明を放出するための、任意の他のタイプの照明デバイスなどの、任意の好適な形態を取ることができる。
照明器具コントローラ102は、照明ネットワーク100内の他の照明器具に対して、直接、又は、照明ネットワーク100内の1つ以上の他の照明器具を介して間接的に、メッセージが送信及び受信されることが可能な、通信インタフェース114を備える。メッセージは、好ましくは、無線信号、例えば、無線周波数(radio-frequency;RF)信号として送信及び受信される、無線メッセージである。
照明器具コントローラ102の様々な機能コンポーネント、すなわち、モードセレクタ104、ローカル制御コンポーネント106、及び分散制御コンポーネント108が示されている。これらは、照明器具コントローラ102によって実装されている、対応の制御機能を表す。好ましくは、照明器具コントローラ102は、プロセッサ(例えば、単一のCPU、又は、複数のCPU)及びメモリを備え、これらの機能は、メモリ内に保持されている実行可能命令によって(メモリからフェッチされ、プロセッサによって実行される際に)、実施される。これらの命令は、例えば、組み込みソフトウェア(ファームウェア)、高レベルソフトウェア、又はそれらの組み合わせなどとすることができる。すなわち、コンポーネント104〜108は、対応の制御機能を実施するためにプロセッサ上で実行される、ソフトウェアコンポーネントであってもよい。プロセッサ及びメモリは、例えば、照明器具コントローラ102のマイクロコントローラとして具現化されることができる。
ローカル制御コンポーネント106は、照明器具自身の照明源112を制御し、分散制御コンポーネントは、照明ネットワーク100を介してメッセージを送信することによって、他の照明器具を制御する。双方とも、モードセレクタ104によって選択された、照明器具Lの現在の状態に対応する動作モードに従って動作する。説明される実施例では、後に図3A及び図3Bを参照して説明されるように、モードセレクタ104は、異なる状態に対応する異なる動作モード間で選択するための、状態マシンを実装する。
モードセレクタ104は、通信インタフェース114から着信メッセージを受信するように接続されている第1の入力と、占有センサ110からセンサ信号を受信するように接続されている第2の入力と、ローカル制御コンポーネント106の入力に接続されている第1の出力と、分散制御コンポーネント108の入力に接続されている第2の出力とを有するように示されている。ローカル制御コンポーネント106及び分散制御コンポーネント108もまた、それぞれ、照明源112を制御するために、及び、発信メッセージを送信するために、それぞれ、照明源112に接続されている出力、及び通信インタフェース114に接続されている出力を有するように示されている。これらの様々な入力及び出力は、照明器具Lの様々なコンポーネント間の高レベルの相互作用を示すものであり、必ずしも、いずれかの特定の物理的接続又は論理的接続の配置に対応するものではない点に留意されたい。
これらの詳細は、図1では1つの照明器具のみに関して示されているが、照明ネットワーク100内の複数の照明器具が、このように構成されることができ、それにより、照明ネットワーク100を介して、照明器具間でメッセージが送信及び受信されることができる点が理解されるであろう。
例として、図2は、図1の照明器具Lの構成をそれぞれが有する、6つの照明器具L1〜L6を備える、照明ネットワーク100の例示的平面図を示す。これらの照明器具は、3つの照明器具の2つの平行な列として配置されている。
しかしながら、これは単なる一実施例であり、照明ネットワークは、より少ない照明器具又はより多くの照明器具を(大規模ネットワークでは、数百個以上の照明器具さえも)、任意の好適な物理的配置で備えることができる点が理解されるであろう。
図2は、L1がメッセージをブロードキャストしていることを示しており、メッセージは、L1の直接通信範囲R1内の照明器具の全て(当該実施例では、L2及びL4)によって受信される。メッセージは、メッセージが、同様の時間に送信される任意の他のメッセージと区別されることを可能にする、L1のソースアドレス及びシーケンス番号(又は、メッセージが複数のパケットとして送信される場合には、複数のシーケンス番号)、メッセージのヘッダデータ内の特注メッセージIDなどの、メッセージ識別子(ID)を含む。メッセージはまた、メッセージが、特定の照明器具のみを対象としたメッセージではなく、ネットワーク100内の全ての照明器具に送信されることが意図されている、ブロードキャストメッセージであるというインディケーションを含んでもよい。メッセージIDから、L2及びL4は、これらのブロードキャストメッセージを以前に受信していないことを判定することができ、それゆえ、それらの対応の直接通信範囲R2、R4内の任意の照明器具(この実施例では、それぞれ、L1、L3、L5、及びL1、L5)によって受信するために、メッセージを再ブロードキャストすることができる。このことは同様に、L3及びL5に、メッセージを再ブロードキャストさせ、L1は、メッセージを受信した場合であっても、メッセージIDから、メッセージを既にブロードキャストしていることを判断することができるため、メッセージをブロードキャストしない。L5は、メッセージの2つのコピーを受信し得るが、メッセージIDから、それらのコピーを重複として認識することができる。最終的に、L6が(この実施例では、L3及びL5から)メッセージを受信し、このことは、ネットワーク100内の全ての照明器具が、そのメッセージを現時点で受信していることを意味する。L6は、このことを知る手段を有さないため、この時点でまた、メッセージを再ブロードキャストすることになるが、メッセージを受信するいずれの照明器具も、メッセージIDから、メッセージを既にブロードキャストしていることを理解することになるため、更なる再ブロードキャストが発生することはない。
ネットワーク100内の照明器具のうちの任意の1つが、このようにして、ネットワーク100内の他の照明器具によって受信するための発信メッセージをブロードキャストすることができ、このことが、本明細書で説明される分散制御メカニズムの基礎を提供する。
分散制御は、本明細書では「占有メッセージ」と称されるものをブロードキャストすることに基づく。例として、占有メッセージは、特定の状況下で、他の照明器具に、それらの光(すなわち、照明)レベル、すなわち(発光)強度を調節させる(例えば、占有が検出される場合に、オンに切り替えるか、又は、占有が検出されない場合に、オフに切り替える)命令、及び/又は、他の照明器具が、それらの光レベルを調節することを防止するための、占有通知を含み得る。
例えば、説明される実施例では、占有通知は、占有を検出している照明器具によって送信され、それにより、占有を検出していない同じ領域内の他の照明器具がオフに切り替わることを防止して、それら占有を検出していない照明器具からのバックグラウンド照明を維持する。すなわち、自身の占有センサ110を介して、現在占有を検出している照明器具は、照明を供給するための唯一の照明器具ではなく、照明ネットワーク内の他の照明器具もまた、照明を(実装形態に応じて、同じ強度又はより低い強度で)供給するように起動される。
本明細書では、照明器具は、占有センサ110を介して、動き(又は、センサ信号内の、何らかの他の占有のインディケーション)を現在感知している場合に、又は、動き(又は、センサ信号内の、何らかの他の占有のインディケーション)を現在は感知していないが、保持時間/保持時間間隔tholdと称される一定量の時間が、動きを感知してから経過していない場合に、「占有を検出している」と言われる。直近の占有のインディケーションのタイミングに対して、保持時間間隔tholdが満了すると、照明器具は、もはや占有を検出していないと言われるか、又は同等に、「空きを検出」していると言われる。
照明ネットワーク100内で、照明器具は、領域へと細分化されることができる。例えば、各照明器具は、複数の領域IDのうちの1つ(必要に応じて、それらが位置する物理的領域に一致するように選択され得るもの)と関連付けられてもよい。所与の領域内の照明器具にブロードキャストされるメッセージは、当該領域に関するIDのみを含むことができ、当該領域の外側のいずれの照明器具も、メッセージを無視する(すなわち、メッセージに対して作用しない)。コンフィギュレーションに応じて、自身の領域の外側からメッセージを受信する照明器具は、メッセージを再ブロードキャストしてもよく、又は再ブロードキャストしなくてもよい(例えば、或る1つの領域内の照明器具は、それ自体がそれらのメッセージに対して作用しない場合であっても、依然として、別の領域内の照明器具間でメッセージをルーティングするために使用されてもよい)。この場合には、照明器具は、一般に、同じ領域内の照明器具からの占有通知及び命令にのみ応答することになる(また、それらを再ブロードキャストしてもよく、又は再ブロードキャストしなくてもよい)。
それゆえ、本明細書で説明される技術は、照明ネットワーク内の全ての照明器具に、又は照明器具のサブセットのみに適用され得る点が理解されるであろう。
照明器具Lに関する状態図を示す、図3A及び図3Bを参照すると、照明ネットワーク100は、照明器具が占有を検出していない場合に、(同じ領域内の)全ての照明器具が非占有状態302にあるようにコンフィギュレーションされている。1つ以上の照明器具が、占有を検出すると、全ての照明器具は、(全体的)占有状態301に切り替わり、占有を検出しているデバイスは、タスク(サブ)状態302に移行し、全ての他のデバイスは、バックグラウンド(サブ)状態304に移行し、各状態は、対応する光レベルを有する。例えば、
− タスク状態302に関する最高光レベル(タスクレベル)(例えば、最大レベル)、
− 非占有状態306に関する最低レベル(これは、照明源112がオフに切り替えられているゼロレベル(すなわち、実質的にゼロの光度)、又は、例えば緊急照明を供給するための低レベルとすることができる。)
− バックグラウンド状態304に関する、最高と最低との間の中間光レベル(バックグラウンドレベル)(あるいは、一部の状況では、タスク状態302及びバックグラウンド状態304に関して、同じ光レベルが使用されることも可能である。)
照明器具Lの動作は、照明器具Lが現在、タスク状態302、バックグラウンド状態304、及び非占有状態306のうちのいずれにあるかに応じて変化する。それゆえ、これらの状態は、照明器具Lの異なる動作モードを構成する。言及されたように、これらの異なる動作モード間の切り替えは、以下で説明される方式で、モードセレクタ104によって、照明器具Lにおいてローカルで管理される。
非占有状態306は、照明器具のいずれもが、最近ローカルで占有を検出していない場合、すなわち、全体的空きが存在する場合にのみ選択される、全体的占有の1つの状態である。原則として、いずれの時点においても、(少なくとも所与の領域内の)照明器具の全てが、この状態にあるか、又は、照明器具のいずれも、この状態にはないかの、いずれかであるはずである。
照明器具は、局所占有センサ110で占有を検出すると(すなわち、局所的占有が存在する場合)、非占有状態306からタスク状態302に移行することになり、また、(それ自体がローカルで占有を検出することなく)別の照明器具から占有通知を受信すると(すなわち、全体的占有が存在するが、照明器具における局所的空きが存在する場合)、非占有状態306からバックグラウンド状態302に移行することになる。
バックグラウンド状態304では、スイッチオフタイマーがアクティブにされ、タイマーは、満了すると、照明器具に、全ての他の照明器具に「オフ」に切り替わるように命令させ、すなわち、全ての他の照明器具を非占有状態306に移行させ、また、照明器具自体も非占有状態306に復帰させる。単一のデバイスのみがそれを行うことを確実にするための、措置が講じられる(以下を参照)。一方で、好ましくは、オフ切り替え命令が省略されることができる(以下を参照)。
このようにして、バックグラウンド状態304の各照明器具は、もはや照明器具のいずれにおいても占有が検出されない場合に、最終的に照明器具の全てを非占有状態306に復帰させることになる、オフ切り替えプロシージャである、命令プロシージャを実行する。
バックグラウンド状態304の照明器具は、局所占有センサ110で局所的占有を検出すると、タスク状態302に移行することになる。
タスク状態302では、通知タイマーがアクティブにされ、タイマーは、満了すると、そのデバイスに、依然として占有が存在することを(占有通知をブロードキャストすることによって)全ての他のデバイスに対して通知させ、全てのデバイスは、それらのタイマー(通知タイマー及びスイッチオフタイマー)をリセットすることになる。この場合も、単一のデバイスのみがそれを行うことを確実にするための、措置が講じられる(以下を参照)。
本明細書では、タイマーは、アクティブなタイマーが満了した場合に、それに応答して照明器具が占有メッセージ(タスク状態302における占有通知、及びバックグラウンド状態304におけるオフ切り替え命令)を送信することによって、その満了が作用を受けるという点で、アクティブにされると言われる。タイマーは、適用可能な状態(スイッチオフタイマーに関するバックグラウンド状態304、通知タイマーに関するタスク状態302)に入った時点で、タイマーを開始させることによって、アクティブにされることが可能であり、又は、タイマーは、それ以前に既に作動されていてもよいが、その間、非アクティブであり、作用を受けない。
例えば、通知タイマーは、バックグラウンド状態にあるものを含めた各デバイス上の、グローバルタイマーとして使用されてもよい(ただし、この時間が満了すると、タスク状態302のデバイスのみが占有通知を送信することになる)。このことの一実施例が、図6A及び図6Bを参照して以下で説明される。
照明器具は、もはやローカルで占有を検出していない場合に、すなわち、直近の検出された占有のインディケーション(例えば、直近に検出された動き)に対して、保持時間tholdが満了すると、タスク状態302からバックグラウンド状態302に移行することになる。
照明システム100は、領域内の占有を検出する最初のデバイスが、ブロードキャストメッセージによって、全ての他のデバイスに占有を通知するようにコンフィギュレーションされている。このことは、領域内の全てのライトが、(少なくとも)バックグラウンドレベルであることを保証する。占有を検出するデバイス上で、通知タイマーがアクティブにされ、領域内の他のデバイスに対して通知を繰り返すことにより、それらの他のデバイスが(少なくとも)バックグラウンドレベルのまま維持されることになる。
このようにして、タスク状態302にある各照明器具は、通知プロシージャを実行して、それらが依然として占有を検出していることを、他の照明器具に通知する。
分散制御プロシージャという用語が本明細書で使用されるとき、オフ切り替えプロシージャ及び通知プロシージャは、分散制御プロシージャの例である。
領域内の1つのデバイスのみが、そのような通知又は命令を送信することを保証するために、ジッタ時間(t)が、デフォルトのタイマー値に追加されることにより、通知時間及びオフ切り替え時間を、ネットワーク全体において一意にさせる。すなわち、通知タイマー及びスイッチオフタイマーに関しては、所定の通知待機時間間隔tnotify及び(より長い)所定のオフ切り替え時間間隔toffが、ランダムジッタtによって調節される。例えば、通知待機時間間隔に関しては、一部の状況では、5分程度が適切であり、オフ切り替え待機時間間隔は、それよりも多少長くてもよい。
ジッタ時間は、各ノードが、少なくともネットワーク全体にわたってメッセージをブロードキャストするために十分な時間を有するように選択される。
ジッタの算出は、以下の擬似コードによって定義される、ランダム発生器を使用して実行されることができる。
ジッタ=rand(min,max)
式中、
min=0
max=ネットワーク内の予想されるデバイス数
t=ブロードキャストメッセージのネットワーク送信時間
すなわち、ネットワーク100内の予想される照明器具の数、及びブロードキャストメッセージの予想されるネットワーク送信時間に従って選択された、(ゼロを含む)値の範囲から、ジッタ時間をランダムに選択することによるものである。
これは単なる一実施例であり、所定の時間間隔は、他の方式のジッタによってオフセットされることができる。例えば、当該時間間隔「の前後で」、
Figure 0006731556
変動させることができる。
ジッタは、各デバイスによって、デバイスのタイマーをリセットするたびに算出される。
この通知メッセージを受信すると、タスク状態にあるデバイス(占有を検出するデバイス)上で、通知タイマーがリセットされることになり、また、全ての他のデバイス上で(バックグラウンド状態にあるデバイスに関して)スイッチオフタイマーがリセットされ、それらのデバイスが領域全体をオフに切り替えることを防止することになる。すなわち、占有通知を受信すると、全てのデバイスが、それらのタイマーをリセットすることになる。通知タイマーがグローバルタイマーとして使用される場合、照明ネットワーク内の全てのデバイスは、通知メッセージを受信すると、通知タイマーをリセットすることになる。
占有を検出するが、既に通知されている他のデバイスは、他のノードに通知することはない(ブロードキャストメッセージを低減する)。すなわち、タスク状態302に移行する、バックグラウンド状態304の照明器具は、その時点で、十分に最近、占有通知を受信していない場合にのみ、占有通知を送信することになり、この実施例では、最後の着信占有通知からtnotifyを超えて(例えば、5分を超えて)経過している場合には、この時点で更なる占有通知が必要とされるが、これは、さもなければ、一部の照明器具がオフに切り替わり得るリスクが存在するためであり、経過していない場合には、最近の占有通知が、他の照明器具がオフに切り替わることを防止することになるため、更なる占有通知は必要とされない(このことを説明する実施例に関しては、以下を参照されたい)。
デバイスが、ローカルで占有を検出しない場合(すなわち、デバイスが、バックグラウンド状態304又は非占有状態306にある場合)、デバイスは通知を発信することがない。ネットワーク100内のデバイスが占有を検出せず、バックグラウンド状態304にある1つ以上のデバイスが存在している場合、それらのデバイスのうちの1つが、スイッチオフタイマー(最短のジッタ時間を有するもの)を最初に満了させることになり、次いで、このデバイスは、好適な命令を有するブロードキャストメッセージを使用して、領域全体をオフに切り替える(例えば、薄暗いレベルに移行する、事前設定に移行する...)ように続行することになる。
典型的には、このことは、以下の数のブロードキャストをもたらすことになる。
− ユーザが領域に入るとライトをオンに切り替えるために、1つのブロードキャスト
− 例えば、占有が検出されている限り5分ごとに、1つのブロードキャスト。
− ユーザが領域から出て行くとライトをオフに切り替えるために、1つのブロードキャスト
このスキームは、様々な利点を有するものであり、すなわち、完全な分散制御を提供し、全ての照明器具が同一のコンフィギュレーションで動作することができ、一方で、ピーク(ブロードキャスト)負荷が防止されるように、ネットワークトラフィックを低減することができる。
更に説明を補助するために、図4は、このスキームに従った、照明器具の可能な挙動を例示しており、種々の事前設定コマンド及び動作中のタイマーを示している。
動き(この場合には、持続時間tにわたって持続する、制限された動き)を検出すると、動きを検出する照明器具Lは、ネットワーク100内の他のデバイスに、バックグラウンドレベル(バックグラウンド事前設定)に移行するように命令することになり、それ自体はタスクレベルに移行することになる(タスク事前設定ミュート、ここで「ミュート」という用語は、タスク状態へのこの変化が、それゆえ、ネットワーク100上でブロードキャストされないことを意味する)。状況に応じて、全ての通知タイマー及びスイッチオフタイマーが他の照明器具において同期されるように、占有通知が送信されてもよい。すなわち、占有通知は、この時点で選択的にブロードキャストされる(以下を参照)。
コンフィギュレーションされているジッタtに応じて、占有を検出し、通知タイマーを(最も低いジッタのために)最初に満了させたノードが、同期メッセージを発信する、最初で唯一のデバイスとなる。占有を検出する他のノードは、それらのタイマーを即座にリセットするため、この同期メッセージを発信することはない。
保持時間tholdが満了すると、デバイスは、同期メッセージの発信を停止することになり、バックグラウンド状態(バックグラウンドレベル−ミュート)に移行して、最後の同期メッセージが送信されることになる。
スイッチオフタイマーが満了すると、領域は、オフ(非占有事前設定)コマンドを発信するデバイスによって、オフに切り替えられることになる。
このことが実際の文脈でどのように機能し得るかを例示するために、ここで、図5A〜図5Cを参照して、更なる実施例が説明される。
図5Aは、(図2の)照明器具L1〜L6を有する部屋であって、それらの照明器具が、下方の部屋を照明するように天井に配置されている、空間502を示す。各照明器具L1〜L6は、対応の感知領域(それぞれ、A1〜A6)を有し、それにより、ユーザ504が領域に入ると、照明器具の占有センサ110によって感知される。以下の実施例では、占有センサ110は、感知領域内の動きを感知することが可能なモーションセンサであるが、言及されたように、本技術は、他の形態の占有センサにも適用される。図5Aは、ユーザ504が、部屋に入り、部屋から出て行く前に、感知領域A1、A2、及びA5を順番に(それぞれ数分間にわたり中に留まって)通過する際に辿られる、例示的な経路を示す。それゆえ、照明器具L1、L2、及びL5は、1つずつローカルで占有を検出するが、一方で、照明器具L3、L4、及びL6は検出しない。
図5Bは、照明器具L1、L2、L5、及びL3が、この状況でどのように応答するかを(x軸に沿って示される時間と共に)示す。L4及びL6は省略されているが、これらは、L3と同じように応答することが理解されるであろう。
ユーザ504が、領域A1に入る前に、照明器具の全ては、最近いずれの動きも検出していないため、非占有状態306(図5Bの状態U)にある。したがって、それらの照明源の全てが、この実施例では、オフに切り替えられている。
ユーザ504が、領域A1に入ると、L1が、ローカルで動きを検出する。状態Uで動きを検出するいずれの照明器具も、他の照明器具に通知して、それらに起動するように命令する必要があり、それゆえ、検出された動きに即時に応答して、L1は、オン切り替え命令を有する占有通知をブロードキャストすることにより、他の照明器具の全てを、バックグラウンド状態304(状態B)に入らせる。L1もまた、それ自体をタスク状態302(状態T)に移行させる。したがって、照明器具の全てが、この時点で、(実装形態に応じて、全てが同じ照明レベルで、又は、L1が残りの照明器具よりも高いレベルで)アクティブに放出している。
この結果、(実線として示されている)L1における通知タイマー、及び(点線として示されている)L2〜L6におけるスイッチオフタイマーが、全て本質的に同時にトリガされる(文脈上、ネットワークを介して伝搬するために要する時間は、無視し得るものと想定される)。L1における通知タイマーは、ランダム化された通知待機時間、すなわち、ランダムジッタtによって調節されたtnotifyに設定され、L2〜L6におけるスイッチオフタイマーは、ランダム化されたオフ切り替え待機時間、すなわち、個々のランダムジッタtによって調節されたtoffに設定され、これらの待機時間は、多かれ少なかれ、異なるものであることが保証されており、toffは、全ての占有通知が停止した場合にのみ、照明器具がオフに切り替わることを確実にするために、tnotifyよりも大きくなるように選択される。
次に発生するイベントは、ユーザが領域A2に入る際の、L2による動きの検出である。L2は、最近、(L1から)占有通知を既に受信しているため、すなわち、最後の占有通知から経過している時間が、tnotify未満であるため、この時点では占有通知をブロードキャストせず、単に状態Tに入る(このことは同様に、一部の実装形態では、この時点でL2もまた、照明レベルを増大させることを意味し得る)。
領域A1からユーザ504が出て行くため、この直後に、L1は、動きを検出することを停止する。このことは、保持時間tholdに設定されている、L1における保持タイマーを、作動開始させるように設定する。このタイマーの満了時に、状態BにL1が切り替わることを防止する唯一のことは、領域A1内での動きの検出である。
次に発生するイベントは、L1における通知タイマーの満了である。このことは、L1に、別の占有通知をブロードキャストさせ、それにより、L3、L4、L5、及びL6(全てが状態Bにある)におけるスイッチオフタイマーをリセットして、それら自体が占有通知をブロードキャストすることが可能となる前に、L2(現在、同じく状態Tにある)における通知タイマーをリセットする。通知タイマーは、また、L1においても同時にリセットされる。
それゆえ、この時点で、それぞれに関してランダムに選択された異なるジッタtを有する、ランダム化された異なる値tnotify+tに設定されている、L1及びL2の通知タイマーの双方が、作動を開始する。この実施例では、L2が、最短のジッタを有する。
前に進み、ユーザ504が領域A5に入り、A2から出て行く際、L5及びL2は、同じように応答することになり、L5は、領域A5内での動きを検出すると、状態Tに切り替わるが、L1からの最近の占有通知により、占有通知をブロードキャストせず、A2内での検出された動きが停止すると、L2において保持時間tholdが作動を開始する。同様に、ユーザ504が領域A5から出て行くと、その時点から、L5において保持時間tholdが作動を開始する。
次に発生するイベントは、L2における通知タイマーの満了である(このタイマーが、最短のジッタを偶然有するため)。それゆえ、この時点で、L1、L2、及びL5(現在、全てが状態Tにある)における通知タイマーがリセットされ、L3、L4、及びL6において、スイッチオフタイマーがリセットされる。
この後、照明器具のうちのいずれにおいても、更なる動きは検出されず、そのため、通知プロセスは、L1、L2、L5において継続し、それらの照明器具のうち、それらの通知タイマーを最初に満了させるものが、占有通知をブロードキャストすることにより、全ての通知タイマー(重複占有通知を防止するため)及びスイッチオフタイマー(照明器具をオフに切り替えることになる、オフ切り替え命令のあらゆる競合を防止するため)をリセットする。ランダムジッタは毎回再計算されるため、占有通知は、L1、L2、及びL5のうちの、いずれか1つに由来することができる。
最終的に、L1において保持時間tholdが経過する。このことは、L1に、最終占有通知を発信させると同時に、(L1が、最近いずれの動きも検出していないため)状態Bに移行させる。このことは、他のタイマーの全てをリセットすることにより、同期を維持する。同様に、L2及びL5において保持時間tholdが、経過すると、それらもまた、対応の占有通知を発信して、状態Bに切り替わる。この最後の通知は、図5Bから明らかであるように、ノードがバックグラウンドに維持される期間が、≒toff(ジッタの影響を無視)未満にならないことを確実にする。
この最後の通知はオプションであり、ブロードキャストトラフィックを更に低減するために、取り除くことが可能である点に留意されたい。
図5Dは、この最終占有通知を使用せずに、どのようにして挙動が協調され得るかの、一実施例を示す。この場合、スイッチオフタイマーは、タスク状態における各占有通知から作動して、バックグラウンド状態でのみ、オフ切り替えを引き起こすことができるが、これは、タスクにおいては、通知タイマーが常に最初に満了することになるためである(及び、いずれにせよ、スイッチオフタイマーのいずれの満了も、タスクにおいては無視されることが可能である)。L1、L2、及びL5におけるtholdの満了は、ここでは局所的なイベントであり、効果は、照明器具が、占有通知をブロードキャストせずに、バックグラウンド状態に入ることである。それゆえ、通知タイマーは、作動し続けている場合であっても、(上記の意味で)非アクティブにされる。すなわち、作動し続けている場合であっても、非アクティブな通知タイマーの満了は、作用を受けることがない。各照明器具におけるスイッチオフタイマーは、少なくとも1つの照明器具がタスク状態にある限り、リセットされ続けるが、全ての照明器具がバックグラウンド状態に入ると、各照明器具におけるスイッチオフタイマーは、直近の占有通知から作動を継続することになる。この実施例では、最初にスイッチオフタイマーが満了する照明器具(L3)は、それに応答してオフ切り替え命令をブロードキャストする(このことは、好ましいものであるが、オプションであり、以下を参照されたい)。
結果として、ネットワーク内のタイマーは、それぞれがタスクからバックグラウンドに移行すると、もはや同期されないため、占有を検出したノードは、コンフィギュレーションされた時間よりも短い時間、すなわちtoff未満にわたって、バックグラウンド状態に維持され得る。これは、スイッチオフタイマーが、最後の占有通知から作動するためであり、最後の通知が、ここでは、ノードの、タスクからバックグラウンドへの移行よりも早いものであり得るためである。このことは、図5Dの実施例では、L2及びL5に関して当てはまる。それにもかかわらず、ノードがバックグラウンド状態にある最短時間が、tmin≒toff−tnotify(ジッタを考慮すると、どのようにジッタが適用されるかに応じて(上記を参照)、
Figure 0006731556
又はtmin=toff−(t+tnotify))であるため、当該挙動は、依然として合理的に予測可能である。
L5の状態Bへの移行に続いて、全ての照明器具は、同期されて、状態Bとなり、それらのスイッチオフタイマーは、同じくランダム化されたジッタを有する、toff+tから作動する。この時点で、状態Tにある照明器具は存在せず、占有通知は停止する。
スイッチオフ時間を満了させる最初の照明器具(偶然L3である)は、その時点で、オフ切り替え命令をブロードキャストして、状態Uに入り、それらの照明源112を作動停止させることになる。オフ切り替え命令に応答して、全ての他の照明器具もまた、それら自体はオフ切り替え命令を一切ブロードキャストすることなく、状態Uに入る。
オフ切り替え命令もまた任意選択的であり、代替的に、各ノードは、それ自身のスイッチオフタイマーが満了すると、単にオフに切り替わることも可能である。しかしながら、この場合には、それらのマイクロコントローラにおける、時間ドリフトなどの要因によって引き起こされる同期が、非同期的に照明器具がオフに切り替わる結果をもたらす可能性がある。それゆえ、本質的に同時のオフ切り替えを確実にするために、オフ切り替え命令をブロードキャストすることが好ましい。
完全を期すために、図5Cは、照明器具の全てが状態Bに切り替わった後、スイッチオフタイマーが満了する前に、L2において更なる動きが検出されることにより、L2を状態Tに戻して切り替えさせる、代替的実施例を考察する。この場合、その動きは、tnotifyを超過する、直近の占有通知後の時間に開始し、それゆえ、L2は、この時点で即座に占有通知を送信して、他の照明器具におけるスイッチオフタイマーをリセットし、それにより、他の照明器具がオフに切り替わることを防止する。
このことを実施する簡便な方法は、グローバルタイマーとして通知器を使用することであり、すなわち、グローバルタイマーは、バックグラウンド状態でも作動及びリセットされるが、タスク状態でのみ占有通知をブロードキャストさせ(上記を参照)、その場合には、バックグラウンドからタスクに移行すると、照明器具は、通知タイマーが満了しているか否かを確認することができる。満了していない場合には、図5B及び図5Dの、L2及びL5の場合と同様に、その時点で占有通知をブロードキャストしない。しかしながら、当該移行の発生時に満了していた場合には、照明器具は、図5Cの照明器具L2の場合と同様に、占有通知をブロードキャストする。
このことは、図6A及び図6Bに示されている。
図6Aは、L1が最初に動きを検出することにより、L2をバックグラウンドに入らせる実施例を示す。L2の通知タイマーは、この時点でリセットされ、バックグラウンドで作動するが、この時点ではアクティブではない。その後の時点で、L2が依然としてバックグラウンドにあり、L1が依然としてタスクにある(それゆえ、L2の通知タイマーが定期的にリセットされることを保証する)間に、L2が動きを検出して、タスクに移行する。L2の通知タイマーは、この時点で満了していないため、L2は、発信占有通知をブロードキャストしない。
対照的に、図6Bは、図5Cと同様の実施例を示す。図5Cと同様に、全ての照明器具は、最初にバックグラウンドにある(しかしながら、L2のみが示されている)。L2の通知タイマーは、バックグラウンドで満了し、全ての他の照明器具もまたバックグラウンドにある(それゆえ、いずれの占有通知もブロードキャストされていない)ため、満了したまま維持される。その後L2は、オフ切り替えタイマーが満了する前に、動きを検出して、タスクに移行して戻り、この時点までに通知タイマーが満了しているため、L2は、移行時に発信占有通知をブロードキャストする。
上記の実施形態は、単に例として説明されている点が理解されるであろう。図面、本開示、及び添付の請求項の検討によって、開示される実施形態に対する他の変形形態が、当業者により理解されることができ、また、特許請求される発明を実施する際に実行されることができる。
別の例として、上記の実施例では、照明器具コントローラ102の機能は、ソフトウェアとして実装されているが、代替的には、専用ハードウェアの機能の一部又は全てが、あるいは、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit;ASIC)、FPGAなどの、照明器具コントローラ102の専用ハードウェアとして実装されてもよい。それゆえ、一般に、用語「コンポーネント」は、問題としている機能を遂行するように構成されている、ソフトウェア、ハードウェア、又はそれらの任意の組み合わせを指す。
また、ZigBeeの文脈で説明されているが、本技術は、他のネットワークプロトコルに従って動作する照明ネットワークにも適用されることができる。
請求項では、単語「備える(comprising)」は、他の要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「1つの(a)」又は「1つの(an)」は、複数を排除するものではない。単一のプロセッサ又は他のユニットが、請求項において列挙される、いくつかの項目の機能を果たすことができる。特定の手段が、互いに異なる従属請求項内に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが、有利に使用され得ないことを示すものではない。コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に、又は他のハードウェアの一部として供給される、光学記憶媒体又は半導体媒体などの、好適な媒体上に記憶/分散されてもよいが、また、インターネット、又は他の有線若しくは無線の電気通信システムなどを介して、他の形態で分散されてもよい。請求項中のいかなる参照符号も、範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (15)

  1. 照明器具のための照明器具コントローラであって、
    前記照明器具の少なくとも1つの占有感知デバイスからセンサ信号を受信するように構成されている、センサ入力と、
    照明ネットワークと通信するための通信インタフェースと、
    前記センサ信号と前記照明ネットワークから受信された着信占有メッセージとの組み合わせに基づいて、前記照明器具に関する動作モードのセットのうちの1つを選択するように構成されている、モードセレクタと、
    選択された前記動作モードに従って、前記照明器具の照明源を制御するように構成されている、ローカル制御コンポーネントと、
    前記動作モードのうちの第1の動作モードが選択されている場合に、開始イベントが発生すると、分散制御プロシージャを開始することによって、前記照明ネットワークを介して、発信占有メッセージを選択的にブロードキャストするように構成されている、分散制御コンポーネントであって、前記分散制御プロシージャは、開始されると、
    前記照明ネットワークから着信占有メッセージが受信されることなく、前記分散制御プロシージャの開始のタイミングに対して、ランダム化された待機時間間隔が経過する場合には、前記照明ネットワークを介して発信占有メッセージをブロードキャストすることによって応答するように、さもなければ、
    前記開始の前記タイミングに対して、前記ランダム化された待機時間間隔が経過する前に、着信占有通知が受信される場合には、発信占有メッセージをブロードキャストせずに、前記分散制御プロシージャを再開することと、そのような前記分散制御プロシージャの再開ごとに、新たなランダム化された待機時間間隔を使用することとによって応答するように実行される、分散制御コンポーネントと、を備える、照明器具コントローラ。
  2. 前記開始イベントは、
    前記モードセレクタによる前記第1の動作モードの選択、又は、
    前記第1の動作モードが選択されている時点での、前記照明ネットワークからの着信占有メッセージの受信である、請求項1に記載の照明器具コントローラ。
  3. 前記動作モードのセットは、
    前記センサ信号内の占有のインディケーションを検出することに応答して、前記モードセレクタが選択するように構成されている、タスクモードと、
    非占有モードと、
    バックグラウンドモードと、を含み、前記モードセレクタが、着信占有メッセージに応答して、前記非占有モードから前記バックグラウンドモードに切り替えるように構成されている、請求項1又は2に記載の照明器具コントローラ。
  4. 前記ローカル制御コンポーネントは、前記バックグラウンドモード又は前記タスクモードが選択される場合に、前記非占有モードが選択される場合よりも大きい強度で光を放出するべく、前記照明源を制御するように構成されている、請求項3に記載の照明器具コントローラ。
  5. 前記ローカル制御コンポーネントは、前記バックグラウンドモードが選択される場合に、前記非占有モードが選択される場合よりも大きい強度で、及び、前記タスクモードが選択される場合に、更に大きい強度で光を放出するべく、前記照明源を制御するように構成されている、請求項4に記載の照明器具コントローラ。
  6. 前記モードセレクタは、保持時間間隔にわたって、前記センサ信号内で占有のインディケーションが検出されなかった場合に、前記タスクモードから前記バックグラウンドモードに切り替えるように構成されている、請求項3、4、又は5に記載の照明器具コントローラ。
  7. 前記第1の動作モードが、前記タスクモードであり、前記分散制御プロシージャは、通知プロシージャであって、タスク動作モードが選択されたまま維持されている間に、
    前記照明ネットワークから着信占有通知が受信されることなく、前記通知プロシージャの開始のタイミングに対して、ランダム化された通知待機時間間隔が経過するときは常に、前記照明ネットワークを介して発信占有通知をブロードキャストして、前記通知プロシージャを再開することによって応答し、
    前記開始の前記タイミングに対して、前記ランダム化された通知待機時間間隔が経過する前に、着信占有通知が受信されるときは常に、発信占有通知をブロードキャストせずに、前記通知プロシージャを再開することによって応答するように、繰り返し実行される通知プロシージャであり、
    前記タスクモードから前記バックグラウンドモードへの切り替えが発生する場合に、前記通知プロシージャが終了される、請求項乃至6のいずれか一項に記載の照明器具コントローラ。
  8. 前記通知プロシージャが、第2の動作モードから前記タスクモードへの変化に応答して開始される、請求項7に記載の照明器具コントローラ。
  9. 前記分散制御コンポーネントが、最近の着信占有通知が、前記変化の発生時に、当該照明器具において受信されていない限り、前記第2の動作モードから前記タスクモードへの前記変化に即時に応答して、前記照明ネットワークを介して、最初の占有メッセージをブロードキャストするように構成されている、請求項8に記載の照明器具コントローラ。
  10. 前記モードセレクタが、オフ切り替え待機時間間隔にわたって占有通知が受信されていない場合に、又は、前記照明ネットワークからの着信オフ切り替え命令に応答して、前記バックグラウンドモードから前記非占有モードに切り替えるように構成されている、請求項7、8、又は9に記載の照明器具コントローラ。
  11. 前記オフ切り替え待機時間間隔がランダム化されており、前記分散制御コンポーネントが、当該時間間隔が経過する前に着信オフ切り替え命令が受信されない限り、前記ランダム化されたオフ切り替え待機時間間隔が経過すると、前記照明ネットワークを介して、発信オフ切り替え命令をブロードキャストするように構成されている、請求項10に記載の照明器具コントローラ。
  12. 前記分散制御プロシージャが、命令プロシージャであって、前記第1の動作モードが選択されたまま維持されている間に、
    前記照明ネットワークから着信占有通知が受信されることなく、前記命令プロシージャの開始のタイミングに対して、ランダム化された命令待機時間間隔が経過する場合には、前記照明ネットワークを介して発信命令をブロードキャストすることによって応答し、前記ローカル制御コンポーネントは、その場合に前記照明源によって放出される光の強度を調節するように構成され、
    前記開始の前記タイミングに対して、前記ランダム化された命令待機時間間隔が経過する前に、着信占有通知が受信されるときは常に、発信命令をブロードキャストせずに、前記命令プロシージャを再開することによって応答し、前記ローカル制御コンポーネントが、その場合に光強度を調節せず、
    着信占有通知が停止された場合にのみ、前記強度が調節されるように、繰り返し実行される命令プロシージャである、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の照明器具コントローラ。
  13. 前記照明ネットワークから着信占有通知が受信されることなく、前記命令プロシージャの前記開始の前記タイミングに対して、前記ランダム化された命令待機時間間隔が経過する場合には、前記モードセレクタは、前記動作モードのうちの異なる1つに切り替えることによって応答して、前記命令プロシージャが終了される、請求項12に記載の照明器具コントローラ。
  14. 照明ネットワーク内の複数の照明器具を制御する方法であって、前記照明器具のそれぞれにおいて、
    前記照明器具の少なくとも1つの占有感知デバイスから、センサ信号を受信するステップと、
    前記センサ信号と前記照明ネットワークから前記照明器具において受信された着信占有メッセージとの組み合わせに基づいて、前記照明器具に関する動作モードのセットのうちの1つを選択するステップと、
    選択された前記動作モードに従って、前記照明器具の照明源を制御するステップと、
    前記動作モードのうちの第1の動作モードが選択されている場合に、開始イベントが発生すると、分散制御プロシージャを開始することによって、前記照明ネットワークを介して、発信占有メッセージを選択的にブロードキャストするステップであって、前記分散制御プロシージャは、開始されると、
    前記照明ネットワークから着信占有メッセージが受信されることなく、前記分散制御プロシージャの開始のタイミングに対して、ランダム化された待機時間間隔が経過する場合には、前記照明ネットワークを介して発信占有メッセージをブロードキャストすることによって応答するように、さもなければ、
    前記開始の前記タイミングに対して、前記ランダム化された待機時間間隔が経過する前に、着信占有通知が受信される場合には、発信占有メッセージをブロードキャストせずに、前記分散制御プロシージャを再開することと、そのような前記分散制御プロシージャの再開ごとに、新たなランダム化された待機時間間隔を使用することとによって応答するように実行される、ステップと、を実施することを含む、方法。
  15. コンピュータ可読記憶媒体上に記憶されているコードであって、照明器具において実行されると、請求項14に記載のステップを前記照明器具において実施するように構成されているコードを含む、コンピュータプログラム。
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