JP6729620B2 - データ送信装置、移動体、データ保管システム、データ保管方法及びプログラム - Google Patents

データ送信装置、移動体、データ保管システム、データ保管方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、データ送信装置、移動体、データ保管システム、データ保管方法及びプログラムに関する。
監視拠点が移動体の運行状態や車内外の映像を映像データにより監視する技術が知られている。例えば、車両に搭載されたドライブレコーダに記録されている映像データを、無線通信網を用いて基地局に送信するシステムが知られている(特許文献1−3参照。)。
特開2009−020877号 特開2010−072845号 特開2012−164218号
特許文献1,2の技術では、複数の車両が同時に基地局のサーバへドライブレコードを送信すると、ネットワーク上で輻輳が発生する可能性がある。その結果、有効なドライブレコードを基地局のサーバに蓄積することができない虞がある。
特許文献3の技術では、ネットワーク上の輻輳を回避するために、データレコードを送信する送信間隔や送信時刻を制御している。しかし、複数移動体から頻繁に監視拠点への通信が行われると、通信が集中することによるデータ受信の遅延が起こる、データ容量が肥大化する、といった課題が生じる。これらの課題は、とりわけ、監視拠点が参照する映像データが高品質である場合に顕著となる。これらの課題があるため、監視拠点が確認したいタイミングで高品質の映像データを取得し参照することが困難となる。
本発明は上述の課題を解決するデータ送信装置、移動体、データ保管システム、データ保管方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、データ送信装置は、移動体の運行状態を監視するための映像データを撮影して録画する録画手段と、前記録画手段が録画した映像データを保管する保管手段と、前記移動体の運行状態を監視する監視拠点とモバイル通信網を介して通信可能なモバイル通信手段と、無線LAN通信体と無線LANを介して通信可能な無線LAN通信手段と、前記監視拠点が前記映像データを参照するために用いる識別子であるインデックス情報を生成するインデックス情報生成手段と、前記移動体から無線LAN通信可能な範囲内における前記無線LAN通信体の存否に基づき、前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信するか否かを判定する判定手段と、を備え、前記判定手段が前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信すると判定した場合は、前記映像データを、前記無線LAN通信手段を介して前記無線LAN通信体へ送信し、かつ、当該送信に係る前記映像データの前記インデックス情報を、前記モバイル通信手段を介して前記監視拠点へ送信する。
本発明の第2の態様によれば、移動体は、データ送信装置を備える移動体であって、前記データ送信装置は、前記移動体の運行状態を監視するための映像データを撮影して録画する録画手段と、前記録画手段が録画した映像データを保管する保管手段と、前記移動体の運行状態を監視する監視拠点とモバイル通信網を介して通信可能なモバイル通信手段と、無線LAN通信体と無線LANを介して通信可能な無線LAN通信手段と、前記監視拠点が前記映像データを参照するために用いる識別子であるインデックス情報を生成するインデックス情報生成手段と、前記移動体から無線LAN通信可能な範囲内における前記無線LAN通信体の存否に基づき、前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信するか否かを判定する判定手段と、を備え、前記判定手段が前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信すると判定した場合は、前記映像データを、前記無線LAN通信手段を介して前記無線LAN通信体へ送信し、かつ、当該送信に係る前記映像データの前記インデックス情報を、前記モバイル通信手段を介して前記監視拠点へ送信する。
本発明の第3の態様によれば、データ保管システムは、移動体と、前記移動体の運行状態を監視する、モバイル通信網を介して通信可能な監視拠点と、無線LANを介して通信可能な無線LAN通信体と、を備え、前記移動体は、運行状態を監視するための映像データを撮影して録画する録画手段と、前記録画手段が録画した映像データを保管する保管手段と、前記移動体の運行状態を監視する監視拠点とモバイル通信網を介して通信可能なモバイル通信手段と、無線LAN通信体と無線LANを介して通信可能な無線LAN通信手段と、前記監視拠点が前記映像データを参照するために用いる識別子であるインデックス情報を生成するインデックス情報生成手段と、前記移動体から無線LAN通信可能な範囲内における前記無線LAN通信体の存否に基づき、前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信するか否かを判定する判定手段と、を備え、前記判定手段が前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信すると判定した場合は、前記映像データを、前記無線LAN通信手段を介して前記無線LAN通信体へ送信し、かつ、当該送信に係る前記映像データの前記インデックス情報を、前記モバイル通信手段を介して前記監視拠点へ送信するデータ送信装置を備える。
本発明の第4の態様によれば、データ保管方法は、移動体の運行状態を監視するための映像データを撮影して録画することと、録画した映像データを保管することと、前記移動体の運行状態を監視する監視拠点が前記映像データを参照するために用いる識別子であるインデックス情報を生成することと、前記移動体から無線LAN通信可能な範囲内における無線LAN通信体の存否に基づき、無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信するか否かを判定することと、前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信すると判定した場合は、前記映像データを、前記無線LAN通信手段を介して前記無線LAN通信体へ送信し、かつ、当該送信に係る前記映像データの前記インデックス情報を、モバイル通信手段を介して前記監視拠点へ送信することと、を含む。
本発明の第5の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、移動体の運行状態を監視するための映像データを撮影して録画することと、録画した映像データを保管することと、前記移動体の運行状態を監視する監視拠点が前記映像データを参照するために用いる識別子であるインデックス情報を生成することと、前記移動体から無線LAN通信可能な範囲内における無線LAN通信体の存否に基づき、無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信するか否かを判定することと、前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信すると判定した場合は、前記映像データを、前記無線LAN通信手段を介して前記無線LAN通信体へ送信し、かつ、当該送信に係る前記映像データの前記インデックス情報を、モバイル通信手段を介して前記監視拠点へ送信することと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、移動体の監視拠点が確認したいタイミングで高品質の映像データを取得し参照することを可能とするデータ送信装置、移動体、データ保管システム、データ保管方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るデータ保管システムの概略図である。 本発明の一実施形態に係る移動体のデータ送受信に係るフローを示す図である。 本発明の一実施形態に係るターミナルのデータ送受信に係るフローを示す図である。 本発明の一実施形態に係る分散保管拠点のデータ送受信に係るフローを示す図である。 本発明の一実施形態に係る監視拠点のデータ送受信に係るフローを示す図である。 本発明の一実施形態に係る移動体の最小構成を示す図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
<データ保管システム>
以下、図1を用いて、本発明の一実施形態に係るデータ保管システムについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るデータ保管システムの概略図である。図1に示すように、データ保管システム1は、移動体100と、ターミナル200と、分岐保管拠点300と、監視拠点400と、を備える。
<移動体>
移動体100は、監視拠点400が運行状態や車内外の映像を監視する対象コンポーネントである。移動体100は、データ送信装置10を備える。
<データ送信装置>
データ送信装置10は、高品質映像データの録画、一時保管を行う。加えてデータ送信装置10は、高品質映像データの送信に関し、送信単位での映像データ切り出し、ならびに送信タイミング、送信手段、送信内容、および送信先の判断を行う。送信単位とは、例えば、車内/車外前方/車外後方のように、撮影された場所で識別される映像の区分である。
データ送信装置10は、カメラ101と、モバイル通信端末102と、無線LAN端末103と、サーバ装置104と、を備える。
カメラ101は、移動体100の運行状態を監視するための映像データを撮影する。カメラ101は、移動体100内で映像を録画するサーバ装置104に、通信可能に接続される。カメラ101は、撮影した映像を、サーバ装置104に送信して録画する。
モバイル通信端末102は、モバイル通信網を介して通信を行う。モバイル通信端末102は、移動体100と監視拠点400との間の通信と、移動体100と分散保管拠点300との間の通信と、を行う。モバイル通信端末102は、移動体100から監視拠点400へ、映像データに係るインデックス情報(ルート、ダイヤ、区間、時間情報)と、低品質の映像データと、を送信するために必要な通信を行う。インデックス情報は、監視拠点400が映像データを参照するために用いる識別子である。モバイル通信端末102は、移動体100から分散保管拠点300へ、高品質の映像データを送信するために必要な通信を行う。
無線LAN端末103は、無線LANを介して通信を行う。無線LAN端末103は、移動体100とターミナル200との間の通信と、異なる2つの移動体100の間の通信と、を行う。無線LAN端末103は、移動体100からターミナル200へ、高品質の映像データを送信するために必要な通信を行う。無線LAN端末103は、監視の対象となっている移動体(以下、「対象移動体」という。)100から、当該移動体100に先行する他の移動体100(以下、「先行移動体」という。)100へ、高品質の映像データを送信するために必要な通信を行う。
サーバ装置104は、カメラ101が撮影した映像データを録画して保管する。サーバ装置104は、インデックス情報の生成と、インデックス情報の監視拠点400への送信と、を行う。サーバ装置104は、送信単位での映像データの切り出しを行う。サーバ装置104は、データ送信タイミング、送信先、および送信内容の判断を行う。
サーバ装置104は、映像記録用ストレージ105と、GPSナビゲーションアプリ106と、映像データ送信タイミング判断および生成ロジック107と、映像データ送信先・送信方法・送信内容判断および実行ロジック108と、対象ルートの運行ダイヤおよび配車情報109と、移動体運行ルート、運行便名、および区間情報110と、ターミナル位置地図情報111を、備える。
映像記録用ストレージ105は、移動体100のカメラ101が撮影した映像データを一時保管する。映像記録用ストレージ105は、他の移動体100から送信された映像データを一時保管する。
GPSナビゲーションアプリ106は、GPSナビゲーション機能を有するアプリケーションである。GPSナビゲーションアプリ106は、GPS受信機を有する。GPSナビゲーションアプリ106は、測位精度を高めるために、ジャイロセンサやスピードセンサを有していてもよい。
GPSナビゲーションアプリ106は、移動体100の現在位置と、ターミナル200の位置と、を把握する。GPSナビゲーションアプリ106は、移動体100が映像データを送信する送信先となるターミナル200が、無線LANの通信範囲に入ったことを把握する。
GPSナビゲーションアプリ106が把握した情報に基づき、移動体100は、移動体100が予め定められた設定区間を通過したか否かを判断する。GPSナビゲーションアプリ106が把握した情報に基づき、映像データ送信先・送信方法・送信内容判断および実行ロジック108が、無線LAN通信を行うと判断した場合、移動体100は、送信先となるターミナル200との無線LAN通信を開始する。
映像データ送信タイミング判断および生成ロジック107は、動作ロジックである。映像データ送信タイミング判断および生成ロジック107は、移動体100から送信先(ターミナル200または分散保管拠点300)への映像データの送信に関し、映像データを送信するタイミングの判断、および送信する映像データ送信単位の判断を実行する。映像データ送信タイミング判断および生成ロジック107は、インデックス情報の生成を実行する。映像データ送信タイミング判断および生成ロジック107は、送信単位での映像データ切り出しを実行する。
映像データ送信タイミング判断および生成ロジック107は、GPSナビゲーションアプリ106が把握した位置情報と、経過時間を測定するタイマと、に基づき、映像データを送信するタイミングの判断を実行する。
映像データ送信タイミング判断および生成ロジック107は、GPSナビゲーションアプリ106が把握した位置情報と、移動体運行ルート、運行便名、および区間情報110と、に基づき、送信する映像データ送信単位の判断と、インデックス情報の生成と、を実行する。
映像データ送信タイミング判断および生成ロジック107は、送信する映像データ送信単位の判断に基づき、送信単位での映像データ切り出しを実行する。
映像データ送信先・送信方法・送信内容判断および実行ロジック108は、動作ロジックである。映像データ送信先・送信方法・送信内容判断および実行ロジック108は、移動体100からの映像データの送信に関し、送信先(ターミナル200、先行移動体100、分散保管拠点300)・送信方法(無線LAN通信、モバイル通信)・送信内容(一部、全て)を判断する。
映像データ送信先・送信方法・送信内容判断および実行ロジック108は、ターミナル200との無線LAN通信の状態と、先行移動体100との無線LAN通信の状態と、に基づき、送信内容の判断と、データの送信と、を実行する。
映像データ送信先・送信方法・送信内容判断および実行ロジック108は、移動体100から無線LAN通信可能な範囲内における無線LAN通信体(ターミナル200又は先行移動体100)の存否に基づき、無線LAN通信手段103を介して映像データを送信するか否かを判定する。映像データ送信先・送信方法・送信内容判断および実行ロジック108は、無線LAN通信手段103を介して映像データを送信すると判定した場合は、映像データを、無線LAN通信手段103を介して無線LAN通信体(ターミナル200又は先行移動体100)へ送信し、かつ、当該送信に係る映像データのインデックス情報を、モバイル通信手段102を介して監視拠点400へ送信する。
この構成により、監視拠点400に高品質の映像データが集中して送信されるために生じる、データ受信の遅延やデータ容量の肥大化を低減することができる。その結果、監視拠点400が、確認したいタイミングで高品質の映像データを取得し参照することができる。
対象ルートの運行ダイヤおよび配車情報109は、先行移動体100がターミナル200と無線LAN通信を行っている場合に、対象移動体100から先行移動体100に対して無線LAN通信を試みるために使用される。対象ルートの運行ダイヤおよび配車情報109により、先行移動体100の無線LAN端末103の情報が明確になる。これにより、対象移動体100は、先行移動体100との間の無線LAN通信を確立することができる。
移動体運行ルート、運行便名、および区間情報110は、移動体100の運行ルート、走行する時間(ダイヤ)、運行ルートの各区間を明確にする。移動体100が定められた区間を通過した場合、映像データ送信タイミング判断および生成ロジック107は、移動体運行ルート、運行便名、および区間情報110を用いて、インデックス情報の生成を実行する。
対象ルートの運行ダイヤおよび配車情報109と、移動体運行ルート、運行便名、および区間情報110と、は、運行ルート上の複数の地点(例えばバス停)を通過することが予定された時刻に関する固定データを含んでいてもよい。対象ルートの運行ダイヤおよび配車情報109と、移動体運行ルート、運行便名、および区間情報110と、は、リアルタイムに把握される移動体100の運行状況に応じて、定期的に更新されてもよい。
ターミナル位置地図情報111は、運行エリアに配置されたターミナル200の位置を示す。ターミナル位置地図情報111を用いて、GPSナビゲーションアプリ106は、移動体100の現在位置と、ターミナル200の位置と、を明確に把握する。
[ターミナル]
ターミナル200は、移動体100からの映像データを一時的に保存する。ターミナル200は、定められた容量を超えたときに、映像データを随時、分散保管拠点300に送る。
ターミナル200は、監視イベント発生時に、監視拠点400からの要求に応じた映像データを提供する。ターミナル200は、監視拠点400からの運行終了通知を受けた場合に、ターミナル200内に残っている映像データを、監視拠点400の映像保管ストレージ408に送信する。
ターミナル200は、無線LAN端末201と、サーバ装置202と、を備える。
無線LAN端末201は、ターミナル200と移動体100との間の無線LAN通信を行う。無線LAN端末201は、移動体100から映像データを受信する。
サーバ装置202は、移動体100から受信した映像データを保管する。サーバ装置202は、分散保管拠点300および監視拠点400へ、保管した映像データを送信する。
サーバ装置202は、有線LAN203と、映像保管ストレージ204と、を備える。
有線LAN203は、ターミナル200と分散保管拠点300との間の通信と、ターミナル200と監視拠点400との間の通信と、を行う。有線LAN203は、分散保管拠点300および監視拠点400へ、映像データを送信する。有線LAN203は、監視拠点400からの運行終了通知を受け取る。
映像保管ストレージ204は、移動体100から送信された映像データを、一時的に保管する。映像保管ストレージ204が保管する映像データは、定められた閾値を超えたタイミングで、有線LAN203を経由して、分散保管拠点300に送信される。映像保管ストレージ204が保管する映像データは、監視拠点400からの運行終了通知を受けたタイミングで、有線LAN203を経由して、監視拠点400に送信される。
なお、後述する図3のフローの説明では、ターミナル200が2つの映像保管ストレージ204(以下、各々の保存容量を、「保存容量1」、「保存容量2」という。)を利用可能である例を示しているが、映像保管ストレージ204は、この構成に限られない。
ターミナル200は、監視拠点400と異なる位置に複数設けられる。前述のように、GPSナビゲーションアプリ106が、移動体100が映像データを送信する送信先となるターミナル200が、無線LANの通信範囲に入ったことを把握すると、移動体100が送信先となるターミナル200との無線LAN通信を開始する。
この構成により、移動体100は、運行する区間に応じて、複数のターミナル200のうち、無線LANの通信範囲に入った送信先となるターミナル200に、高品質の映像データを送信することができる。このため、高品質の映像データを複数のターミナル200に分散して保管することができる。その結果、監視拠点400に高品質の映像データが集中して送信されるために生じる、データ受信の遅延やデータ容量の肥大化を、より低減することができる。その結果、監視拠点400が、確認したいタイミングで高品質の映像データを取得し参照することが、より容易になる。
[分岐保管拠点]
分岐保管拠点300は、運行時間帯内に、ターミナル200および移動体100から送信された映像データを保管する。分岐保管拠点300は、監視イベント発生時に、監視拠点400からの要求に応じた映像データを提供する。分岐保管拠点300は、監視拠点400からの運行終了通知を受けた場合に、ターミナル200内に残っている映像データを監視拠点400の映像保管ストレージ408に送信する。
分岐保管拠点300は、サーバ装置301を備える。
サーバ装置301は、ターミナル200または移動体100から送信された映像データを受信する。サーバ装置301は、映像データを保管する。サーバ装置301は、監視拠点400へ映像データを送信する。
サーバ装置301は、有線LAN302と、映像保管ストレージ303と、を備える。
有線LAN302は、分散保管拠点300とターミナル200との間の通信と、分散保管拠点300と監視拠点400との間の通信と、を行う。有線LAN302は、映像データの送受信を行う。有線LAN302は、監視拠点400からの運行終了通知を受け取る。
映像保管ストレージ303は、移動体100およびターミナル200から送信された映像データを、一時的に保管する。映像保管ストレージ303が保管する映像データは、監視拠点400からの運行終了通知を受けたタイミングで、有線LAN302を経由して、監視拠点400に送信される。
なお、後述する図2,4のフローの説明では、分散保管拠点300が移動体100とモバイル通信可能である例を示しているが、分散保管拠点300はこの構成に限られず、移動体100と通信可能であればよい。
[監視拠点]
監視拠点400は、移動体(対象移動体)100の運行状況を監視する。監視拠点400は、移動体100から送られた映像データのインデックス情報を管理する。監視拠点400は、監視イベント発生時に、インデックス情報から映像データの参照先(ターミナル200、分散保管拠点300)を特定する。監視拠点400は、運行終了時に、ターミナル200および分散保管拠点300に対して、運行終了の通知を発行し、かつ、監視拠点400内の映像データ保管ストレージ408にデータを送る指示をする。
監視拠点400は、監視コンソール401と、第1のサーバ装置402と、第2のサーバ装置407と、を備える。
監視コンソール401は、移動体100の映像データを確認する監視に用いられる。
第1のサーバ装置402は、移動体100の映像データのインデックス情報管理と、映像データの確認と、運行終了の判断および通知と、を行うために用いられる。第1のサーバ装置402は、映像データインデックス情報403と、映像データインデックス管理ソフトウェア/アプリ404と、全ルートの運行ダイヤ情報405と、有線LAN406と、を備える。
映像データインデックス情報403は、移動体100から送信される、各運行ルート、区間の映像データを特定するために用いられる。
映像データインデックス管理ソフトウェア/アプリ404は、移動体100から送信される、各運行ルート、区間の映像データを特定するためのインデックス情報を管理する。
全ルートの運行ダイヤ情報405は、移動体100からのインデックス情報とともに、全てのルートで運行が終了したことを判断するために用いられる。
有線LAN406は、監視拠点400と、分散保管拠点300、ターミナル200および移動体100の各々と、の間の通信を行う。有線LAN406は、移動体100からのインデックス情報入手、監視イベント発生時の映像データの入手、および運行終了の通知を行う。
第2のサーバ装置407は、運行終了後に映像データを保管するために用いられる。第2のサーバ装置407は、映像保管ストレージ408と、有線LAN409と、を備える。
映像保管ストレージ408は、運行終了後の映像データを保管する。
有線LAN409は、監視拠点400と、分散保管拠点300、ターミナル200および移動体100の各々と、の間の通信を行う。有線LAN409は、運行終了後の映像データを受信する。
<データ保管方法>
以下、図2〜5を用いて、本発明の一実施形態に係るデータ保管方法について説明する。
<移動体のフロー>
図2は、本発明の一実施形態に係る移動体100のデータ送受信に係るフローを示す図である。
移動体100は、図2のフローに従い、映像データの送信タイミング、送信単位、送信先、送信方法、および送信内容の判断、ならびに映像データの送信を行う。移動体100は、運行を開始した時点で、移動体100に設置したカメラ101を使い映像データの記録を開始する。移動体100は、低品質のストリーミング映像を、モバイル通信端末102を使用して監視拠点400に送信する。
まず、移動体100は、映像データの録画を開始する(ステップS101)。
次に、移動体100は、録画された映像データを、モバイル通信を用いて、監視拠点400に送信する(ステップS102)。このとき送信される映像データは、リアルタイムで、かつ、低品質のストリーミング映像である。
[映像データ送信タイミング判断]
次に、移動体100は、移動体100の現在位置と、ターミナル200の位置と、を把握する。移動体100は、移動体100が予め定められた設定区間を通過したか否かを判断する(ステップS103)。
ステップS103で移動体100が設定区間を通過したと判断された場合、移動体100は、インデックス情報の生成を実行する。移動体100は、生成したインデックス情報を、モバイル通信を用いて、監視拠点400に送信する(ステップS104)。映像データ送信タイミング判断および生成ロジック107は、GPSナビゲーションアプリ106が把握した位置情報に基づき、映像データを送信するタイミングの判断を実行する。
ステップS103で移動体100が設定区間を通過していないと判断された場合、移動体100は、前回インデックス情報が生成された時点から、予め定められた設定時間が経過したか否かを判断する(ステップS105)。
ステップS105で設定時間が経過したと判断された場合、移動体100は、インデックス情報の生成を実行する。移動体100は、生成したインデックス情報を、モバイル通信を用いて、監視拠点400に送信する(ステップS106)。映像データ送信タイミング判断および生成ロジック107は、経過時間を測定するタイマに基づき、映像データを送信するタイミングの判断を実行する。
ステップS105で設定時間が経過していないと判断された場合は、ステップS103に戻る。
ステップS104またはステップS106でインデックス情報が送信された後、移動体100は、送信単位での映像データ切り出しを実行する(ステップS107)。
[映像データ送信先・送信方法・送信内容判断]
次に、移動体100は、移動体100が映像データを送信する送信先となるターミナル200を探索する(ステップS108)。GPSナビゲーションアプリ106は、ターミナル位置地図情報111を用いて、移動体100の現在位置と、ターミナル200の位置と、を把握する。GPSナビゲーションアプリ106は、送信先となるターミナル200が、無線LANの通信範囲に入ったことを把握する。
次に、移動体100は、送信先となるターミナル200との間で、無線LAN通信の確立を試みる(ステップS109)。
ステップS109で、送信先となるターミナル200との間で無線LAN通信が確立した場合、移動体100は、送信先となるターミナル200の保存容量を確認する(ステップS110)。
ステップS110で、保存容量が充分あると確認されたときは、移動体100は、すべての映像データ(例えば、車内/車外前方/車外後方といった送信単位のすべてにわたる映像データ)を、送信先となるターミナル200へ送信する。このとき送信される映像データは、高品質の映像である。
ステップS110で、保存容量が充分ではないと確認されたときは、後述するステップS116に移る。
ステップS109で、送信先となるターミナル200との間で無線LAN通信が確立しなかった場合、移動体100は、送信先となる先行移動体100を探索する(ステップS111)。先行移動体100がターミナル200と無線LAN通信を行っている場合に、移動体(対象移動体)100は先行移動体100に対して無線LAN通信を試みる。対象ルートの運行ダイヤおよび配車情報109により、先行移動体100の無線LAN端末103の情報が明確になる。これにより、移動体(対象移動体)100は、先行移動体100との間の無線LAN通信を確立することができる。
次に、移動体100は、送信先となる先行移動体100との間で、無線LAN通信の確立を試みる(ステップS112)。
ステップS112で、送信先となる先行移動体100との間で無線LAN通信が確立した場合、移動体(対象移動体)100は、映像データを先行移動体100へ送信する(ステップS113)。このとき送信される映像データは、高品質の映像である。
この構成により、移動体(対象移動体)100自身がターミナル200と無線LAN通信を確立できなかった場合であっても、ターミナル200と無線LAN通信を確立している先行移動体100を経由して、ターミナル200へ映像データを送信することができる。このため、映像データの分散保管が促進されるので、データ受信の遅延やデータ容量の肥大化をさらに低減することができる。その結果、監視拠点400が、確認したいタイミングで高品質の映像データを取得し参照することが、さらに容易になる。
ステップS113で、移動体(対象移動体)100は、先行移動体100の有する映像データと情報が重複するような、一部の映像データを省略して、先行移動体100へ送信してもよい。例えば、送信単位が、車内/車外前方/車外後方と区分されている場合、移動体(対象移動体)100の車外前方の映像データは、先行移動体100の車外後方の映像と、情報が重複する。したがって、移動体(対象移動体)100は、車内/車外後方のみの映像データを、送信先となる先行移動体100へ送信してもよい。
この構成により、移動体(対象移動体)100と先行移動体100との間で通信される映像データを削減し、無線LAN通信網への負担を低減することができる。
次に、移動体100は、送信先となるターミナル200との間で、無線LAN通信の確立を試みる(ステップS114)。
ステップS114で、送信先となるターミナル200との間で無線LAN通信が確立した場合、移動体100は、送信先となるターミナル200の保存容量を確認する(ステップS115)。
ステップS115で、保存容量が充分あると確認されたときは、移動体(対象移動体)100は、先行移動体100へ送信した一部の映像データ(上述の例では、車内/車外後方の映像データ)を、送信先となるターミナル200へ送信する。このとき送信される映像データは、高品質の映像である。逆に、移動体(対象移動体)100は、先行移動体100への送信を省略した一部の映像データ(上述の例では、車外前方の映像データ)を、送信先となるターミナル200へ送信してもよい。
ステップS114で、送信先となるターミナル200との間で無線LAN通信が確立しなかった場合、または、ステップS115で、保存容量が充分ではないと確認されたときは、後述するステップS116に移る。
ステップS116で、移動体100は、移動体100からのモバイル通信帯域が利用可能か否かを判定する。通信量が閾値外である帯域制限がかけられている場合は、再びステップS116に戻る。通信量が閾値内であるため帯域制限がかけられていない場合は、ステップS117に移る。
ステップS117で、移動体100は、分散保管拠点300の帯域占有率、空き容量から、送信先となる分散保管拠点300がどこであるかを判断する。その後、移動体100は、送信先となる分散保管拠点300へ、モバイル通信を介して、すべての映像データを送信する。このとき送信される映像データは、高品質の映像である。
この構成により、仮にターミナル200や先行移動体100との間で無線LAN通信に成功しなかった場合であっても、モバイル通信を用いて、高品質の映像データを分散保管拠点300に送信することができる。このため、映像データの分散保管が促進されるので、データ受信の遅延やデータ容量の肥大化をさらに低減することができる。その結果、監視拠点400が、確認したいタイミングで高品質の映像データを取得し参照することが、さらに容易になる。
<ターミナルのフロー>
図3は、本発明の一実施形態に係るターミナル200のデータ送受信に係るフローを示す図である。
[移動体からのアクセスを受けて開始されるフロー]
図3(a)は、アクセス待ちの状態にあるターミナル200が移動体100からのアクセスを受けることにより開始されるフロー示す図である。
まず、ターミナル200は、移動体100との通信を確立する(ステップS201)。ここでターミナル200は、移動体100が送信しようとする映像データのサイズを取得する。
次に、ターミナル200は、ステップS201で取得した映像データのサイズの情報に基づき、保存容量1に当該映像データを保存する余裕があるか否かを確認する(ステップS202)。ステップS202で余裕がないと判定されれば、ステップS207に移り、保存容量2の空きの有無を確認する。
ステップS202で余裕があると判定されれば、次に、ターミナル200は、保存可能である旨を移動体100に通知する。ターミナル200は、移動体100から映像データを受信して保存する(ステップS203)。
次に、ターミナル200は、保存容量1が定められた閾値を超えたか否かを確認する(ステップS204)。ステップS204で閾値を超えていないと判定されれば、アクセス待ちの状態に戻る。
ステップS204で閾値を超えたと判定されれば、次に、ターミナル200は、帯域占有率や空き容量に基づき、送信先となる分散保管拠点300を判断する(ステップS205)。次に、ターミナル200は、ステップS205で送信先であると判断した分散保管拠点300に、有線LAN203を経由して、高品質の映像データを送信する(ステップS206)。次に、ターミナル200は、アクセス待ちの状態に戻る。
ステップS207では、ターミナル200は、保存容量2に映像データを保存する余裕があるか否かを確認する。ステップS207で余裕がないと判定されれば、ステップS209に移り、ターミナル200は、保存不可である旨を移動体100に通知する。次に、ターミナル200は、無線LAN通信を終了する。
ステップS207で余裕があると判定されれば、次に、ターミナル200は、保存可能である旨を移動体100に通知する。ターミナル200は、移動体100から映像データを受信して保存する(ステップS208)。
次に、ターミナル200は、保存容量1が定められた閾値を超えたか否かを確認する(ステップS210)。ステップS210で閾値を超えていないと判定されれば、アクセス待ちの状態に戻る。
ステップS210で閾値を超えたと判定されれば、次に、ターミナル200は、帯域占有率や空き容量に基づき、送信先となる分散保管拠点300を判断する(ステップS211)。次に、ターミナル200は、ステップS205で送信先であると判断した分散保管拠点300に、有線LAN203を経由して、高品質の映像データを送信する(ステップS212)。次に、ターミナル200は、アクセス待ちの状態に戻る。
[監視拠点からの終了通知を受けて開始されるフロー]
図3(b)は、アクセス待ちの状態にあるターミナル200が監視拠点400からの終了通知を受けることにより開始されるフロー示す図である。
まず、ターミナル200は、監視拠点400の映像保管ストレージ408に、映像データを送信する(ステップS221)。次に、ターミナル200は、ターミナル200の映像データを削除する(ステップS222)。次に、ターミナル200は、アクセス待ちの状態に戻る。
<分散保管拠点のフロー>
図4は、本発明の一実施形態に係る分散保管拠点300のデータ送受信に係るフローを示す図である。
[移動体からのアクセスを受けて開始されるフロー]
図4(a)は、アクセス待ちの状態にある分散保管拠点300が移動体100からのアクセスを受けることにより開始されるフロー示す図である。
まず、分散保管拠点300は、帯域占有率や空き容量を確認し、移動体100の送信しようとする映像データが保存可能であるか否かを判定する(ステップS301)。保存可能と判定されれば、分散保管拠点300は、移動体100から映像データを受信して保存し(ステップS302)、アクセス待ちの状態に戻る。保存不可と判定されれば、分散保管拠点300は、その旨を移動体100に通知し(ステップS303)、ステップS301に戻る。
[監視拠点からの終了通知を受けて開始されるフロー]
図4(b)は、アクセス待ちの状態にある分散保管拠点300が監視拠点からの終了通知を受けることにより開始されるフロー示す図である。
まず、分散保管拠点300は、監視拠点400の映像保管ストレージ408に、映像データを送信する(ステップS311)。次に、分散保管拠点300は、分散保管拠点300の映像データを削除する(ステップS312)。次に、ターミナル200は、アクセス待ちの状態に戻る。
<監視拠点のフロー>
図5は、本発明の一実施形態に係る監視拠点400のデータ送受信に係るフローを示す図である。
[移動体からのアクセスを受けて開始されるフロー]
図5(a)は、アクセス待ちの状態にある監視拠点400が移動体100からのアクセスを受けることにより開始されるフロー示す図である。監視拠点400は、移動体100から映像データのインデックス情報を入手して、第1のサーバ装置402に保存した後、アクセス待ちの状態に戻る。
[映像確認イベント発生により開始されるフロー]
図5(b)は、アクセス待ちの状態にある監視拠点400において、映像確認イベント発生により開始されるフロー示す図である。まず、監視拠点400は、第1のサーバ装置402から、確認した映像データのインデックス情報を参照する(ステップS411)。次に、監視拠点400は、インデックス情報をもとに映像データを確認/入手先を判断する(ステップS412)。次に、監視拠点400は、映像データを確認/入手を行う。
[運行ルートごとの最終便、最終区間のインデックス情報入手により開始されるフロー]
図5(b)は、アクセス待ちの状態にある監視拠点400において、運行ルートごとの最終便、最終区間のインデックス情報入手により開始されるフロー示す図である。監視拠点400は、運行ダイヤ情報と照合して、移動体100の運行終了を確認する(ステップS421)。次に、監視拠点400は、ターミナル200および分散保管拠点300に、運行終了を通知する。
図6は、本発明の一実施形態に係る移動体の最小構成を示す図である。
図6に示すように、データ送信装置10は、カメラ101と、モバイル通信端末102と、無線LAN端末103と、サーバ装置104と、を備える。
図1で説明したように、カメラ101は、移動体100の運行状態を監視するための映像データを撮影して録画する録画手段である。
モバイル通信端末102は、移動体100の運行状態を監視する監視拠点400とモバイル通信網を介して通信可能なモバイル通信手段である。
無線LAN端末103は、無線LANを介して通信可能な無線LAN通信手段である。
映像記録用ストレージ105は、カメラ101が録画した映像データを保管する保管手段である。
映像データ送信タイミング判断および生成ロジック107は、監視拠点400が映像データを参照するために用いる識別子であるインデックス情報を生成するインデックス情報生成手段である。
映像データ送信先・送信方法・送信内容判断および実行ロジック108は、移動体100から無線LAN通信可能な範囲内における無線LAN通信体の存否に基づき、無線LAN端末103を介して映像データを送信するか否かを判定する判定手段である。
1…データ保管システム
10…データ送信装置
100…移動体
101…カメラ(録画手段)
102…モバイル通信端末(モバイル通信手段)
103…無線LAN端末(無線LAN通信手段)
105…映像記録用ストレージ(保管手段)
107…映像データ送信タイミング判断および生成ロジック(インデックス情報生成手段)
108…映像データ送信先・送信方法・送信内容判断および実行ロジック(判定手段)

Claims (10)

  1. 移動体の運行状態を監視するための映像データを撮影して録画する録画手段と、
    前記録画手段が録画した映像データを保管する保管手段と、
    前記移動体の運行状態を監視する監視拠点とモバイル通信網を介して通信可能なモバイル通信手段と、
    無線LAN通信体と無線LANを介して通信可能な無線LAN通信手段と、
    前記監視拠点が前記映像データを参照するために用いる識別子であるインデックス情報を生成するインデックス情報生成手段と、
    前記移動体から無線LAN通信可能な範囲内における前記無線LAN通信体の存否に基づき、前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信するか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記判定手段が前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信すると判定した場合は、前記映像データを、前記無線LAN通信手段を介して前記無線LAN通信体へ送信し、かつ、当該送信に係る前記映像データの前記インデックス情報を、前記モバイル通信手段を介して前記監視拠点へ送信する
    データ送信装置。
  2. 前記無線LAN通信体は、前記監視拠点と異なる位置に設けられた、複数の中継拠点を含み、
    前記移動体は、前記移動体の現在位置と、複数の前記中継拠点と、の位置に関する情報を取得する地理的情報取得手段を備え、
    前記判定手段は、前記地理的情報取得手段の取得する情報に基づき、前記映像データを送信可能な前記中継拠点を決定し、
    前記無線LAN通信手段は、前記判定手段が決定した前記中継拠点に向けて通信を確立する
    請求項1に記載のデータ送信装置。
  3. 前記無線LAN通信体は、前記監視拠点が監視する前記移動体とは異なる他の前記移動体を含み、
    前記移動体は、前記他の前記移動体の現在位置に関する情報を取得する移動体運行情報取得手段を備え、
    前記判定手段は、前記移動体運行情報取得手段の取得する情報に基づき、前記映像データを送信可能な前記他の前記移動体を決定し、
    前記判定手段が前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信すると判定した場合に、前記無線LAN通信手段が、前記判定手段が決定した前記中継拠点との間で通信を確立できなかったときは、前記無線LAN通信手段は、前記判定手段が決定した前記他の前記移動体に向けて通信を確立する
    請求項2に記載のデータ送信装置。
  4. 前記判定手段が前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信すると判定した場合に、前記無線LAN通信手段が、前記判定手段が決定した前記中継拠点と、前記判定手段が決定した前記他の前記移動体と、の両方の間で通信を確立できなかったときは、前記判定手段は、前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信しないと判定し、
    前記判定手段が前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信しないと判定した場合は、前記映像データを、前記モバイル通信手段を介して、前記監視拠点と通信可能に接続された保管拠点へ送信し、かつ、当該送信に係る前記映像データの前記インデックス情報を、前記モバイル通信手段を介して前記監視拠点へ送信する
    請求項3に記載のデータ送信装置。
  5. 前記録画手段が録画した前記映像データを複数の映像単位に切り出す映像分割手段を備え、
    前記無線LAN通信手段が、前記判定手段が決定した前記他の前記移動体に向けて通信を確立したとき、前記判定手段は、前記映像分割手段が切り出した複数の前記映像単位のうち、前記他の前記移動体の保管する前記映像データと情報が重複しない前記映像単位を、送信する映像単位として選択する
    請求項3または4に記載のデータ送信装置。
  6. 前記判定手段は、前記監視拠点が監視する前記移動体の前方を走行する前記移動体を、前記他の前記移動体に決定し、
    前記映像分割手段が切り出す複数の前記映像単位は、前記録画手段が録画した前記映像データから、前記移動体の外部前方を撮影した映像に係る映像単位である、外部前方映像単位を含み、
    前記無線LAN通信手段が、前記判定手段が決定した前記他の前記移動体に向けて通信を確立したとき、前記判定手段は、前記映像分割手段が切り出した複数の前記映像単位のうち、前記外部前方映像単位を除く前記映像単位を、送信する映像単位として選択する
    請求項5に記載のデータ送信装置。
  7. データ送信装置を備える移動体であって、
    前記データ送信装置は、
    前記移動体の運行状態を監視するための映像データを撮影して録画する録画手段と、
    前記録画手段が録画した映像データを保管する保管手段と、
    前記移動体の運行状態を監視する監視拠点とモバイル通信網を介して通信可能なモバイル通信手段と、
    無線LAN通信体と無線LANを介して通信可能な無線LAN通信手段と、
    前記監視拠点が前記映像データを参照するために用いる識別子であるインデックス情報を生成するインデックス情報生成手段と、
    前記移動体から無線LAN通信可能な範囲内における前記無線LAN通信体の存否に基づき、前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信するか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記判定手段が前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信すると判定した場合は、前記映像データを、前記無線LAN通信手段を介して前記無線LAN通信体へ送信し、かつ、当該送信に係る前記映像データの前記インデックス情報を、前記モバイル通信手段を介して前記監視拠点へ送信する
    移動体。
  8. 移動体と、
    前記移動体の運行状態を監視する、モバイル通信網を介して通信可能な監視拠点と、
    無線LANを介して通信可能な無線LAN通信体と、を備え、
    前記移動体は、
    前記移動体の運行状態を監視するための映像データを撮影して録画する録画手段と、
    前記録画手段が録画した映像データを保管する保管手段と、
    前記移動体の運行状態を監視する監視拠点とモバイル通信網を介して通信可能なモバイル通信手段と、
    無線LAN通信体と無線LANを介して通信可能な無線LAN通信手段と、
    前記監視拠点が前記映像データを参照するために用いる識別子であるインデックス情報を生成するインデックス情報生成手段と、
    前記移動体から無線LAN通信可能な範囲内における前記無線LAN通信体の存否に基づき、前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信するか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記判定手段が前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信すると判定した場合は、前記映像データを、前記無線LAN通信手段を介して前記無線LAN通信体へ送信し、かつ、当該送信に係る前記映像データの前記インデックス情報を、前記モバイル通信手段を介して前記監視拠点へ送信するデータ送信装置を備える
    データ保管システム。
  9. 移動体の運行状態を監視するための映像データを撮影して録画することと、
    録画した映像データを保管することと、
    前記移動体の運行状態を監視する監視拠点が前記映像データを参照するために用いる識別子であるインデックス情報を生成することと、
    前記移動体から無線LAN通信可能な範囲内における無線LAN通信体の存否に基づき、無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信するか否かを判定することと、
    前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信すると判定した場合は、前記映像データを、前記無線LAN通信手段を介して前記無線LAN通信体へ送信し、かつ、当該送信に係る前記映像データの前記インデックス情報を、モバイル通信手段を介して前記監視拠点へ送信することと、を含む
    データ保管方法。
  10. コンピュータに、
    移動体の運行状態を監視するための映像データを撮影して録画することと、
    録画した映像データを保管することと、
    前記移動体の運行状態を監視する監視拠点が前記映像データを参照するために用いる識別子であるインデックス情報を生成することと、
    前記移動体から無線LAN通信可能な範囲内における無線LAN通信体の存否に基づき、無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信するか否かを判定することと、
    前記無線LAN通信手段を介して前記映像データを送信すると判定した場合は、前記映像データを、前記無線LAN通信手段を介して前記無線LAN通信体へ送信し、かつ、当該送信に係る前記映像データの前記インデックス情報を、モバイル通信手段を介して前記監視拠点へ送信することと、を実行させるための
    プログラム。
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