JP6729315B2 - 噴霧装置および紙製品の生産方法 - Google Patents
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Description
このような製品では、帯状体の搬送軌道が安定しないと、薬剤の塗布品質が低下し、帯状体の破断(紙の帯状体であればいわゆる「断紙」)によって操業の停止や資材の損失を招くおそれがある。
そこで、帯状体を安定して搬送させるための技術が提案されている。たとえば、薬剤の流下される帯状体を下方に吸引することで、帯状体を安定して搬送させながら薬剤を塗布する装置が検討されている(特許文献1参照)。
後者のように、噴霧器で薬剤を帯状体へ噴霧した場合には、その噴霧圧で帯状体がばたつくおそれがある。これにより、帯状体に塗布された薬剤の量(単位面積あたりに塗布される薬剤の塗布量)のばらつきや、帯状体の破断によって操業の停止や資材の損失を招くおそれがある。
(3)または、前記規制部材は、回転ローラに巻き掛けられて前記帯状体の搬送方向に周回する無端ベルトであることが好ましい。
(4)さらに、前記搬送方向に向かう前記無端ベルトの周回速度は、前記帯状体の搬送速度と等しいまたはほぼ等しいことが好ましい。
(6)さらに、前記帯状体の搬送方向に対して前記規制部材が前記幅方向に傾斜する角度を「θ」とし、前記帯状体における前記噴霧器からの薬剤の噴霧領域のうち前記搬送方向の寸法を「W1」とし、前記規制部材のうち前記幅方向の寸法を「W2」としたときに、不等式I「arctan(W2/W1)≦θ」を満たすことが好ましい。
(8)さらに、前記間隔調節機構は、前記所定搬送軌道に対する前記帯状体の逸脱を検出するセンサと、前記センサで検出された前記帯状体の逸脱に基づいて、前記規制部材の前記間隔を変更する変更部とを有することが好ましい。
(9)そのほか、前記帯状体に対向する前記規制部材の表面は、前記帯状体に対する摩擦係数が抑えられることが好ましい。
さらに、本実施形態の帯状体は、多孔質状であり、空気が通過することのできる性質(通気性)をもつ。この帯状体は、張力が印加された状態でロールに架け渡されて鉛直方向に搬送される。また、帯状体への薬剤の噴霧装置および紙製品の生産方法では、帯状体の厚み方向に沿って一方から薬剤が噴霧され、帯状体に対して面状に薬剤を付着させる。
はじめに、第一実施形態の噴霧装置および紙製品の生産方法を述べる。
[1.噴霧装置]
まず、図1を参照して、帯状体2を薬剤Aの噴霧対象とする噴霧装置1の基本的な構成を説明する。
この噴霧室10の内部100には、帯状体2へ薬剤Aを噴霧する噴霧器9が設けられている。
帯状体2が鉛直方向に搬送されることから、通過口191,192は、同一の仮想的な鉛直平面上に配置される。
通過口191,192を通過して噴霧室10を縦断する帯状体2により、噴霧室10は、薬剤Aが帯状体2に噴霧される側(X1方向側)の第一噴霧室11とこの第一噴霧室11とは反対側(X2方向側)の第二噴霧室12とに区分される。
ここでは、第一噴霧室11の内部110に噴霧器9が設けられている。
噴霧される薬剤Aとしては、保湿剤や芳香剤をはじめ、医療成分,清涼剤,顔料といったさまざまな液剤が挙げられる。たとえば、グリセリンやソルビトールを保湿剤として薬剤Aに用いることができる。
そこで、本噴霧装置1には、第二噴霧室12の内部120へ進入する方向(X2方向)の帯状体2のばたつきを抑えるために、帯状体2の搬送軌道を規制する部材(以下「規制部材」という)20が設けられている。
規制部材20は、噴霧室10の内部100で搬送される帯状体2を挟んで噴霧器9と対向して配置される。すなわち、第二噴霧室12の内部120に規制部材20が配備されている。
この規制部材20は、ばたついていない帯状体2に対しては非接触であり、ばたついている帯状体2に対しては接触しうる位置に設けられている。なお、図1には、理想的な軌道でばたつかずに搬送される帯状体2を例示する。
なお、図3では五つの規制部材20を例示するが、規制部材20の数は、四つ以下や六つ以上の複数であってもよい。
まず、図4を参照して、規制部材20の基本的な構造を説明する。なお、ここで説明する規制部材20は、第二噴霧室12に取り付けられた姿勢であるものとする。
規制部材20は、第二噴霧室12に嵌め合わせられる嵌合部21,22と、これらの嵌合部21,22どうしを接続するように延びて設けられる延在部23(平板部)とに大別される。延在部23の下端部から第二噴霧室12の内部120に向かう方向(X2方向)に第一嵌合部21が突出して設けられる。同様に、延在部23の上端部から第二噴霧室12の内部120に向かう方向(X2方向)に第二嵌合部22が突出して設けられる。
規制部材20の取り付け時には、延在部23を撓ませた状態で嵌合部21,22が第二噴霧室12に挿入されて、嵌め合わせられる。規制部材20の取り外し時には、取り付け時と同様に延在部23を撓ませて、第二噴霧室12に対する嵌合部21,22の嵌め合わせが解除される。
図2に示すように、延在部23の表面23aは、帯状体2の所定搬送軌道PPに対して、第二噴霧室12の内部120に向かう側(X2方向側)に所定寸法LPだけ離隔して対面(対向)して配置される。
所定搬送軌道PPとは、噴霧室10の内部100における理想的な帯状体2の搬送軌道である。この所定搬送軌道PPは、鉛直方向(YZ平面)に沿っており、たとえば、噴霧器9から薬剤Aが噴霧されていない状態で搬送される帯状体2の軌道に設定される。
上記の所定搬送軌道PPおよび所定寸法LPは、予め実験的または経験的に設定される。
そのうえ、延在部23の表面23aに対して噴霧領域Rの最も下端部で厚み方向に重複する領域の帯状体2は、噴霧領域Rの上端部に搬送されると規制部材20に対して厚み方向に重複しなくなるように、表面23aが幅方向に傾斜されている。
たとえば、搬送方向寸法「W1」に比較して幅方向寸法「W2」が小さければ、上記した傾斜角度「θ」の最小値も小さくなる。
なお、規制部材20に関する「長尺」とは、搬送方向寸法「W1」よりも長く延びることを意味する。
この傾斜角度「θ」の上限は、搬送される帯状体2が延在部23の表面23aに接触した際の抵抗の増大を抑えるため、あるいは、延在部23で厚み方向に延びる面に薬剤Aや紙粉が堆積するのを抑えるために、「π/4(45°)」以下であることが好ましく、「π/6(30°)」以下であることが更に好ましい。
そのほか、規制部材20の表面23aは、帯状体2に対する摩擦係数が抑えられている。たとえば、規制部材20の表面23aは、ポリ四フッ化エチレンのテープ貼着や加工によって形成され、あるいは、表面粗さ(Ra)の抑えられた滑面に加工され、搬送される帯状体2への動摩擦係数が抑えられる。
つづいて、上述した噴霧装置1を用いて帯状体2へ薬剤Aを噴霧し、紙製品を生産する方法を述べる。
この方法では、帯状体2を搬送する搬送工程と、搬送工程で搬送される帯状体2へ薬剤Aを噴霧する噴霧工程とが前提として実施される。そのうえで、搬送工程で搬送される帯状体2が噴霧工程における薬剤Aの噴霧圧で所定搬送軌道PPから逸脱した際に、この逸脱を規制する規制工程が実施される。
また、規制部材20が幅方向に傾斜して設けられることから、帯状体2の移動にともなって、帯状体2が規制部材20により逸脱を規制される箇所が幅方向に移動する。したがって、帯状体2の規制部材20に対向する面は、帯状体2の移動にともなって、一時的に規制部材20で覆われるものの、他のタイミングでは規制部材20に覆われることなく開放状態になる。
なお、帯状体2への噴霧圧の印加時に所定搬送軌道PPから帯状体2が逸脱していなければ、規制部材20が帯状体2に対して非接触であり、帯状体2の軌道は規制されない。
本実施形態の噴霧装置1は、上述のように構成されるため、以下のような作用および効果を得ることができる。
(1)規制部材の設けられていない従来装置の帯状体は、所定搬送軌道から逸脱してばたつくと、搬送速度が変動し、周辺構造に接触し、搬送方向とは逆向きのブレーキ作用により、その引っ張り強度よりも大きな張力によって破断する。
これに対し、本噴霧装置1の規制部材20は、帯状体2を挟んで噴霧器9と対向して配置されることから、噴霧器9からの薬剤Aの噴霧方向に帯状体2が押圧されたとしても、この押圧による帯状体2の変位が規制部材20で規制される。したがって、帯状体2のばたつきを規制部材20で抑えることができる。
そのほか、一体のプレートにスリットが形成された部材が規制部材として設けられた噴霧装置に比較して、複数の規制部材20が設けられることから、規制部材20どうしの間隔を容易に調節することができる。よって、種々の周辺構造やさまざまな幅寸法の帯状体2に対応することができ、汎用性に優れる。
これに対し、規制部材20の延在部23が幅方向に傾斜していることから、薬剤Aの噴霧領域Rで搬送中の帯状体2は、規制部材20に対して厚み方向に重複しつづける領域が抑えられる。そのため、帯状体2への薬剤Aの浸透を促進させることができ、帯状体2への薬剤Aの塗布量が幅方向位置によってばらつくのを抑えることができる。
たとえば、帯状体2が薄くなるほど、あるいは、噴霧器9の噴霧圧が高くなるほど規制部材20どうしの間隔を狭めることで、規制部材20どうしの間への帯状体2の潜り込みを抑えることができる。これにより、帯状体2の損傷を抑えることができ、薬剤Aの塗布量のばらつきも抑えることができる。
このように帯状体2の挙動に関する各種のパラメータに応じて、規制部材20の間隔あるいは本数を調節することで、帯状体2を所望の状態で搬送させることができる。
そのほか、延在部23の表面23aがポリ四フッ化エチレンのテープを貼着された構成であれば、帯状体2に対する摩擦係数の抑制構造を容易に後付けすることができる。
つぎに、図5を参照して、第一実施形態の変形例を説明する。
本変形例の噴霧装置1′には、規制部材20′どうしの間隔を手動ではなく自動で調節する間隔調節機構30′が設けられている。なお、ここでいう相違点を除いては上述した第一実施形態と同様の構成であり、これらについての詳細な説明は省略する。
間隔調節機構30′には、センサ31′の検出結果に基づいて規制部材20′の間隔を自動的に変更する変更部32′が設けられている。この変更部32′には、センサ31′が入力側に接続されたコントローラ32a′と、コントローラ32a′の出力側に接続されたアクチュエータ32b′とが設けられている。
さらに、規制部材20′の嵌合部21′,22′が嵌め合わせられる第二噴霧室12′の上下の壁部101′,102′には、嵌合部21′,22′を幅方向に摺動させるスライドレール33′が設けられている。
上記のセンサ31′で検出された情報は、コントローラ32a′に伝達される。
アクチュエータ32b′は、各規制部材20′を幅方向に移動させる駆動装置である。このアクチュエータ32b′は、規制部材20′のそれぞれに連結され、コントローラ32a′から出力される駆動信号に応じて作動する。
あるいは、規制部材20′どうしの間隔のそれぞれを等しく保持しつつこれらの間隔を規制部材20′の幅方向位置に応じて拡縮させるように規制部材20′どうしを連結するリンク機構やギヤ機構といった連結機構を設けてもよい。この場合には、一つのアクチュエータ32b′で一つの規制部材20′を幅方向に移動させることで、規制部材20′どうしの間隔のそれぞれを保持しつつこれらの間隔を拡縮することができる。
上述したように間隔調節機構30′が構成されることから、薬剤A′が噴霧されながら搬送される帯状体2′の挙動に応じて、規制部材20′どうしの間隔を自動的に調節することができる。
具体的には、所定搬送軌道PP′から逸脱した帯状体2′を自動的にセンサ31′で検出して、その逸脱に応じた間隔に規制部材20′の相対配置を変更部32′で自動的に変更することができる。よって、帯状体2′の安定搬送および破損抑制を自動的かつ適切に両立することができる。
さらに、噴霧室10′の内部100′における帯状体2′の搬送状態は視認不能あるいは視認しにくいことから、上記した間隔調節機構30′による規制部材20′どうしの間隔調節の自動化が有効である。
つぎに、図6および図7を参照して、第二実施形態を説明する。
本実施形態の噴霧装置1″は、搬送方向に周回する無端ベルト20″が規制部材として設けられている。なお、ここでいう相違点を除いては上述した第一実施形態およびその変形例と同様の構成であり、これらについての詳細な説明は省略する。
無端ベルト20″は、駆動源290″(図7参照)によって回転駆動される駆動ローラ291″および従動する従動ローラ292″からなる一対の回転ローラ29″に巻き掛けられている。この無端ベルト20″は、駆動源290″で駆動ローラ291″が駆動されて回転することで、搬送される帯状体2″に対面する部位(以下「対面部」という)23″が搬送方向に周回する。
なお、図7には、駆動ローラ291″のそれぞれに連結された駆動源290″を例示する。これらの駆動源290″は、同期して等速で回転するものとする。ただし、各駆動ローラ291″どうしが等速に回転するようにギヤ機構やリンク機構などを介して連結したうえで、一つの駆動源を用いてもよい。
このように周回速度VRを設定するのは、後述するように対面部23″が帯状体2″に接触した際に、この接触が搬送抵抗となるのを抑制するためである。搬送方向に沿う速度成分VRYと帯状体2″の搬送速度VCとの速度差が小さいほど、搬送抵抗が生じにくいが、必ずしもこれらの速度差(VC−VRY)は、ゼロ(VRY=VC)でなくてもよい。
上述したように無端ベルト20″の対面部23″が搬送方向に周回することから、対面部23″に帯状体2″が接触した際に、搬送方向の抵抗を低減させることができる。そのため、帯状体2″の損傷を抑えることができる。詳細には、対面部23″の周回速度VRのうち搬送方向に沿う速度成分VRYが帯状体2″の搬送速度VCと等しいまたはほぼ等しいことから、上記した作用および効果を確実に得ることができる。
最後に、その他の変形例について述べる。
規制部材のそれぞれは、図3に例示するように幅方向の一方(Z1方向側)に傾斜する配向に限らず、幅方向の他方(Z2方向側)に傾斜して配向されてもよいし、幅方向の一方および他方に傾斜する配向が混在していてもよい。たとえば、幅方向に隣接する規制部材がV字状をなすように、幅方向の一方および他方に交互に傾斜して配向されてもよい。規制部材をV字状に配向する場合には、帯状体のシワの発生や紙切れのリスクを抑えるために、傾斜角度「θ」を小さくすることが好ましい。このように幅方向における規制部材の傾斜方向を混在させることによっても、帯状体のばたつきを抑えることができる。
また、上述した規制部材は、少なくとも単数が設けられていればよい。この場合には、規制部材の数を抑えて簡素な構造とすることができ、装置の組立コストや製造コストの低減に寄与する。
また、噴霧室を省略し、開放された空間で薬剤が帯状体に噴霧されてもよい。この場合には、噴霧された薬剤が飛散しうるものの、装置構成を簡素にすることができ、装置コストを低減させることができる。
そのほか、搬送方向は、鉛直方向に限定されず、たとえば水平方向であってもよい。この場合には、搬送方向に応じて、幅方向や厚み方向をはじめ、通過口の配設箇所や規制部材の配置が設定される。
2 帯状体
9 噴霧器
10 噴霧室
101,101′ 下壁部(壁部)
102,102′ 上壁部(壁部)
19 通過口
20,20′ 規制部材
20″ 無端ベルト(規制部材)
201 搬送方向に沿って配置された規制部材
21,21′,22,22′ 嵌合部
23 延在部(平板部)
23a 表面
23″ 対面部
29″ 回転ローラ
30,30′ 間隔調節機構
31′ センサ
32′ 変更部
A,A′ 薬剤
LP 所定寸法
PP,PP′ 所定搬送軌道
PD 所定搬送軌道PPから最も逸脱して搬送される軌道
R 噴霧領域
VC 搬送速度
VR 周回速度
VRY 周回速度の搬送方向成分
W1 噴霧領域Rの搬送方向寸法
W2 規制部材20の幅方向寸法
θ 規制部材20が搬送方向に対して幅方向に傾斜する角度
Claims (8)
- 搬送される帯状の原紙へ薬剤を噴霧する噴霧器と、
前記原紙を挟んで前記噴霧器と対向し、前記原紙の所定搬送軌道に対して所定寸法だけ離隔して対向し、間隔をあけて配置された複数の規制部材とを備え、
前記所定寸法は、前記規制部材が設けられていない場合に前記噴霧器から前記薬剤が噴霧された前記原紙が前記所定搬送軌道から最も逸脱して搬送されうる軌道までの最大変位量よりも小さい寸法であり、
前記規制部材は、回転ローラに巻き掛けられて前記原紙の搬送方向に周回する無端ベルトである
ことを特徴とする噴霧装置。 - 搬送される帯状の原紙へ薬剤を噴霧する噴霧器と、
前記原紙を挟んで前記噴霧器と対向し、前記原紙の所定搬送軌道に対して所定寸法だけ離隔して対向し、間隔をあけて配置された複数の規制部材と、
前記規制部材どうしの前記間隔を調節する間隔調節機構とを備え、
前記所定寸法は、前記規制部材が設けられていない場合に前記噴霧器から前記薬剤が噴霧された前記原紙が前記所定搬送軌道から最も逸脱して搬送されうる軌道までの最大変位量よりも小さい寸法である
ことを特徴とする噴霧装置。 - 前記規制部材は、前記原紙に対面する平板部を有する
ことを特徴とする請求項2に記載された噴霧装置。 - 前記規制部材は、回転ローラに巻き掛けられて前記原紙の搬送方向に周回する無端ベルトである
ことを特徴とする請求項2に記載された噴霧装置。 - 前記搬送方向に向かう前記無端ベルトの周回速度は、前記原紙の搬送速度と等しいまたはほぼ等しい
ことを特徴とする請求項1または4に記載された噴霧装置。 - 前記間隔調節機構は、
前記所定搬送軌道に対する前記原紙の逸脱を検出するセンサと、
前記センサで検出された前記原紙の逸脱に基づいて、前記規制部材の前記間隔を変更する変更部と
を有することを特徴とする請求項2〜4の何れか1項、または、請求項4に従属する請求項5に記載された噴霧装置。 - 前記原紙に対向する前記規制部材の表面は、前記原紙に対する摩擦係数が抑えられた
ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載された噴霧装置。 - 請求項1〜7の何れか1項に記載された噴霧装置で前記原紙に前記薬剤を噴霧して紙製品を生産する方法であって、
前記原紙を搬送する搬送工程と、
前記搬送工程で搬送される前記原紙へ前記薬剤を噴霧する噴霧工程と、
前記搬送工程で搬送される前記原紙が前記噴霧工程における前記薬剤の噴霧圧で前記所定搬送軌道から逸脱した際に、前記原紙の前記逸脱を間欠的に規制する規制工程と
を有することを特徴とする紙製品の生産方法。
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JP2016221857A JP6729315B2 (ja) | 2016-11-14 | 2016-11-14 | 噴霧装置および紙製品の生産方法 |
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